JP2000277029A - カラー陰極線管 - Google Patents

カラー陰極線管

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JP2000277029A
JP2000277029A JP11077595A JP7759599A JP2000277029A JP 2000277029 A JP2000277029 A JP 2000277029A JP 11077595 A JP11077595 A JP 11077595A JP 7759599 A JP7759599 A JP 7759599A JP 2000277029 A JP2000277029 A JP 2000277029A
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electron gun
screen
lens
cathode ray
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Mamoru Kurokuzuhara
守 黒葛原
Kenichi Watanabe
健一 渡辺
Masaji Shirai
正司 白井
Shinichi Kato
真一 加藤
Takeshi Uchida
剛 内田
Hirotsugu Sakamoto
博次 坂元
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Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
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Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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    • E04FFINISHING WORK ON BUILDINGS, e.g. STAIRS, FLOORS
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    • E04F15/20Separately-laid insulating layers; Other additional insulating measures; Floating floors for sound insulation
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    • E04F2290/04Specially adapted covering, lining or flooring elements not otherwise provided for for insulation or surface protection, e.g. against noise, impact or fire
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Abstract

(57)【要約】 【課題】全長を短くしてモニター装置をコンパクトにし
ながら、かつ画面全体にわたってフォーカス特性の優れ
たカラー陰極線管を得る。 【解決手段】蛍光面の有効画面対角寸法:Deと画面中
央の蛍光面から電子銃の主レンズ中心までの距離:Lg
との比:De/Lg>1.5なる関係を有し、電子銃の
主レンズ部の開口寸法がネック部外径の68%以上、垂
直方向の開口寸法が同じく32%以上の単一の長円形状
の開口部を持つ2個の電極6、7を設けて、電子ビーム
が通過する管軸方向に前記開口の端面を対向させた電子
銃を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー陰極線管に
係り、特にフォーカス特性に優れたインライン型電子銃
を具備した広偏向角のカラー陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ受像機や情報端末のモニター管と
して用いられているカラー陰極線管は、真空外囲器の一
端に複数の電子ビームを出射する電子銃を収容し、他端
の内面に複数色の蛍光体膜を塗布した蛍光面(スクリー
ン画面)を有している。そして、真空外囲器の外部に電
子銃からの電子ビームを蛍光面上に二次元走査して所要
の画像を表示する偏向ヨークを備えている。
【0003】また、多くのカラー陰極線管では、蛍光面
に近接させて設置した色選択電極であるシャドウマスク
を備え、電子銃から出射する複数の電子ビームをそれぞ
れの蛍光体膜に射突させてカラー画像を形成するように
構成されている。
【0004】蛍光面に形成されるカラー画像を、スクリ
ーン画面全域にわたって良好なものとするために、陽極
電圧以外の高電圧を電子ビームを集束する複数の電極に
印加する方式とした電子銃を具備するカラー陰極線管が
知られている。
【0005】上記電子銃としては、3本の電子ビームを
一平面上に平行に出射する所謂インライン型電子銃が主
流を占めている。
【0006】図7は本発明に係るカラー陰極線管の概略
構成を説明する模式断面図であり、内面に塗布した蛍光
面23に近接してシャドウマスク24を配置したパネル
部20と、インライン型電子銃28を収容するネック部
21と、パネル部20とネック部21とを連接するファ
ンネル部22とで構成される真空外囲器からなる。
【0007】シャドウマスク24はマスクフレーム25
に保持され、スプリング懸架機構27でパネル部20の
側壁内面に植立したスタッドに懸架支持される。なお、
マスクフレーム25には地磁気等の外部磁界を遮蔽する
インナーシールド26が取り付けてある。
【0008】ネック部21に収容されたインライン型電
子銃28の陽極電極には真空外囲器の内壁に塗布された
内部導電膜32から最高電圧である陽極電圧がコンタク
トスプリング10を介して供給される。この最高電圧は
ファンネル部の壁面に貫通して形成したアノードボタン
(図示せず)を介して外部から印加される。
【0009】ネック部21とファンネル部22の遷移領
域には偏向ヨーク29が外装されており、電子銃28か
ら出射される電子ビームB(センタービームBc,サイ
ドビームBs×2)を水平方向と垂直方向の2方向に偏
向して蛍光面23で形成される画面に二次元画像を再現
する。
【0010】ネック部21の外部には電子ビームのセン
タリングや色純度を調整するための外部補正磁気装置3
0が取り付けてある。符号31はゲッターであり、マス
クフレーム25に取り付けられて外部加熱手段で加熱さ
れ、真空外囲器内部の真空度を上げるようになってい
る。
【0011】なお、ネック部の端部にはステムピン34
が植立されており、外部回路からの映像信号あるいは動
作電位を電子銃28に供給する。符号33はパネル部2
0とファンネル部22の接合部近傍を緊締して真空外囲
器の爆縮を防止するための防爆バンドである。
【0012】図8は従来のインライン型電子銃の概略構
造を説明する模式断面図であって、(a)はインライン
方向に直角な方向からみた水平断面図、(b)はインラ
イン方向からみた垂直断面図を示す。
【0013】この電子銃は、蛍光面方向に配列された3
つのカソード1、第1電極(制御電極)2、第2電極
(加速電極)3で構成される電子ビーム発生部と、第1
電極2、第2電極3とでプリフォーカスレンズを形成す
る第3電極4と、さらに第4電極5と分割された第1の
第5電極61と第2の第5電極62で構成される第5電
極6と続き、第4電極5は第2電極3と電気的に接続さ
れて同電位となって、それより高電圧の集束電圧が印加
される第3電極4と第5電極6に挟まれた構成で一段目
の集束レンズ(UPF:Uni−Potential
Focusing)を形成している。
【0014】さらに、第5電極6と最高電圧である陽極
電圧Ebが印加される第6電極7を有し、第5電極6と
第6電極7とで二段目の集束レンズ(BPF:Bi−P
otential Focusing)、すなわち、こ
れらのUPFレンズとBPFレンズを組合せた主レンズ
はU−Bレンズと称し、多段集束型電子銃として広く普
及している。
【0015】符号8は第6電極7に連接されたシールド
カップである。なお、以降の主レンズは便宜上、上記の
二段目の集束レンズを指すことにする。また、第5電極
6は二分割されており、第3電極4に連なる第1の第5
電極61と第6電極7に対面して主レンズを形成する第
2の第5電極62から構成される。
【0016】さらに、第1の第5電極61と第2の第5
電極62にはそれぞれ、第1の第5電極61の第2の第
5電極62側に3本の電子ビームを個別に水平方向から
挟むように配置された垂直補正板6Vが設置され、第2
の第5電極62の第1の第5電極61側に3本の電子ビ
ームを垂直方向から挟むように配置された水平補正板6
Hが設置されている。この垂直補正板6Vと水平補正板
6Hとにより静電四重極レンズが構成される。
【0017】上記構成のインライン型電子銃では、第1
の第5電極61には一定の集束電圧Vfsが印加され、
第2の第5電極62には画面中央の最良集束電圧Vfd
と電子ビームの偏向量に応じて増大するダイナミック電
圧dVfを重畳させたVfd+dVfが印加される。
【0018】なお、この種の従来技術を開示したものと
して、特開平2−189842号公報を挙げることがで
きる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
垂直補正板6Vと水平補正板6Hとで形成される静電四
重極レンズを設置し、垂直補正板6VにVfsを印加
し、水平補正板6HにVfd+dVfを印加し、かつV
fs<Vfd+dVfなる関係とすることによって電子
ビームの水平方向に対しては集束レンズとして作用さ
せ、垂直方向に対しては発散レンズとして作用させる。
【0020】この作用により、画面周辺で生じるビーム
スポットの横つぶれとなる偏向収差が補正される。ま
た、電子ビームを画面中央で集束させたとき、画面周辺
では過集束となる像面湾曲(像面湾曲収差、像面湾曲
歪)が存在する。
【0021】これも画面周辺ではVfs<Vfd+dV
fなる関係から第6電極(陽極)7に対向している第2
の第5電極62の集束電圧が高くなるので、主レンズの
集束作用が弱められ、像面湾曲も同時に補正することが
でき画面全体にわたって優れたフォーカス特性を得るこ
とができる。
【0022】ここで、上記の偏向収差も像面湾曲も電子
ビームの偏向角が大きくなるにつれて共に増大するの
で、従来から広く普及しているパーソナルコンピュータ
や電子計算機端末用ディスプレイモニターのカラー陰極
線管では電子ビームの偏向角は90°程度であった。
【0023】この偏向角90°をカラー陰極線管の形状
に置き換えると、有効画面の対角寸法をDeとし、画面
中央の蛍光面から電子銃の主レンズ中心までの距離をL
gとすると、De/Lg≒1.4となる。
【0024】このようなカラー陰極線管をディスプレイ
モニターの装置に実装することを考えた場合、カラー陰
極線管の全長はより短い方が好ましい。そのためには偏
向角を例えば100°に広げれば、同じ有効画面の対角
寸法:Deで電子銃の主レンズ中心までの距離:Lgを
ほぼ正接角(最大偏向角:Amaxとするとtan(A
max/2)に反比例して短くすることができる。
【0025】また、この偏向角を大きくすると、前記し
たダイナミック電圧dVfをより高くする必要が生じ、
実際の回路設計の制限から十分なダイナミック電圧を加
えられず、結局画面周辺のフォーカス劣化を招いてしま
うことになる。
【0026】また、ダイナミック電圧dVfを高くする
ことは駆動電源自体が高価になってしまうので、ダイナ
ミック電圧dVfを低く抑えることは重要な課題であ
る。
【0027】本発明では、画面中央でVfs>Vfd+
dVfなる関係として、画面中央で非点収差を比較的大
きく設定するとダイナミック電圧(dVf)は小さくな
るが、スクリーン上のビームスポット径が拡大し、フォ
ーカス特性が劣化してしまうことが分かった。
【0028】本発明の目的は、全長を短くしてモニター
装置をコンパクトにしながら、かつ画面全体にわたって
フォーカス特性の優れたカラー陰極線管を提供すること
にある。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では上記した従来のカラー陰極線管に用いら
れている電子銃のように、画面周辺でVfs<Vfd+
dVfなる関係とするのではなく、画面中央でVfs>
Vfd+dVfなる関係となるようなダイナミック電圧
の印加を行うようにしたものである。
【0030】本発明の代表的な構成を列挙すれば次のと
おりである。すなわち、 (1)少なくとも3色の蛍光体を塗布してなる蛍光面
と、この蛍光面に近接して設置されたシャドウマスクと
を内装したパネル部と、水平方向に配列されかつ制御さ
れた3本の電子ビームを発生する電子ビーム発生部と前
記3本の電子ビームをそれぞれ集束させかつ蛍光面に集
中させる主レンズ部とを有する電子銃を収容するネック
部と、前記パネル部とネック部を連接し前記電子銃から
発射される3本の電子ビームを蛍光面上で走査させるた
めの偏向ヨークを外装するファンネル部で構成した真空
外囲器からなり、前記蛍光面の有効画面対角寸法:De
と画面中央の蛍光面から電子銃の主レンズ中心までの距
離:Lgとの比:De/Lg>1.5なる関係を有し、
前記電子銃の主レンズ部の水平方向の開口寸法がネック
部外径の68%以上、垂直方向の開口寸法が同じく32
%以上の単一の開口部を持つ2個の電極を設けて、電子
ビームが通過する管軸方向に前記開口の端面を対向させ
たインライン型電子銃を具備することを特徴とする。
【0031】(2)(1)における前記電子銃の主レン
ズを形成する陽極電位が印加される陽極電極に隣接する
集束電極が管軸方向に分割されてなり、前記分割された
集束電極の陽極電極側に隣接する一方の電極には前記分
割された他方の電極に供給される一定の集束電圧に加え
て、電子ビームの偏向量に応じて変化するダイナミック
電圧が重畳されており、前記電子銃に前記ダイナミック
電圧の印加により強度の変化する静電四重極レンズを少
なくとも一個所に設け、更に前記静電四重極レンズの軸
方向の陽極電極側に前記ダイナミック電圧の増大に伴っ
て前記3本の電子ビームを水平方向および垂直方向の両
方向にそれぞれ集束させる像面湾曲補正レンズを設けた
インライン型電子銃を具備することを特徴とする。
【0032】(3)(1)における前記電子銃の主レン
ズを形成する陽極電位が印加される陽極電極に隣接する
集束電極が管軸方向に分割されてなり、前記分割された
集束電極の陽極電極に隣接する一方の電極には前記分割
された他方の電極に供給される一定の集束電圧に加え
て、電子ビームの偏向量に応じて変化するダイナミック
電圧が重畳されており、前記電子銃に前記ダイナミック
電圧の印加により強度の変化する一個の静電四重極レン
ズと、前記ダイナミック電圧の増大に伴って前記3本の
電子ビームを水平方向および垂直方向の両方向にそれぞ
れ集束させる像面湾曲補正レンズを設け、更に前記電子
ビーム発生部が前記陽極電極方向に配列されたカソード
と第1電極および第2電極で構成され、前記第2電極に
隣接して第3電極、第4電極を配置し、前記第3電極を
二分割して静電四重極レンズを形成したインライン型電
子銃を具備することを特徴とする。
【0033】(4)(1)(2)または(3)における
前記蛍光面で形成される画面中央の電子ビームスポット
に関する主レンズの水平方向のジャストフォーカス電圧
と垂直方向のジャストフォーカス電圧の差である非点収
差電圧を1.4〜2.2kVとし、画面コーナー部での
ダイナミック電圧を600V以下とし、画面中央の電子
ビームスポットに関するダイナミック電圧を600V以
下に抑え、画面中央の電子ビームスポット径を0.6m
m以下としたインライン型電子銃を具備することを特徴
とする。
【0034】(5)(1)(2)(3)または(4)に
おける前記ネック部の外径寸法が実質的に29mmであ
り、前記電子銃の主レンズを構成する電極の水平方向の
開口寸法が20mm以上、垂直方向の開口寸法が9.5
mm以上の単一の長円形状の開口部をもつことを特徴と
する。
【0035】従来のカラー陰極線管の電子銃では主レン
ズの非点収差はほぼゼロ近辺として、画面中央では静電
四重極レンズの作用のないままで蛍光面に電子ビームを
集束させており、画面周辺では静電四重極レンズの作用
を最大として、偏向収差によるビームスポットの歪を補
正しているのに対し、本発明のカラー陰極線管に用いる
電子銃では、主レンズに所定の非点収差を設けておい
て、画面中央では静電四重極レンズの作用を最大になる
ようにして、主レンズの非点収差を補正してビームスポ
ットは真円に近づけるようしたものである。
【0036】画面周辺では静電四重極レンズの作用がな
いので、偏向収差が主レンズの非点収差と相殺するよう
にビームスポットの歪を補正する。また、本発明では静
電四重極レンズの他に、単独で像面湾曲を補正するため
に、ダイナミック電圧の印加時に電子ビームを垂直、水
平ともに集束させるスリットレンズを設けることでダイ
ナミック電圧を従来の電子銃よりも低減させた。
【0037】さらに、有効画面対角寸法:Deと画面中
央の蛍光面から電子銃の主レンズ中心までの距離:Lg
との比:De/Lg>1.5なる関係と電子銃の主レン
ズ部の構造が水平方向の開口寸法が20mm以上、垂直
方向の開口寸法が9.5mm以上の大口径寸法にしたこ
とにより、集束電圧が大口径主レンズによって低減さ
れ、かつ像面湾曲を補正するためのスリットレンズも設
けることで、ビームスポット径の径小化とより低いダイ
ナミック電圧とをもたらしている。
【0038】図9は電子銃に印加するダイナミック電圧
の波形図であり、(a)は従来のカラー陰極線管の電子
銃、(b)は本発明のカラー陰極線管の電子銃に印加す
るダイナミック電圧の波形を示す。なお、図中、1Hは
1水平期間、1Vは1垂直期間を示す。
【0039】また、図10は電子銃の光学モデルの説明
図で、(a)は従来のカラー陰極線管の電子銃、(b)
は本発明のカラー陰極線管の電子銃の光学モデルを示
す。
【0040】従来の電子銃では、ダイナミック電圧を主
レンズ(図10の(a)では垂直と水平ともに凸レン
ズ)に印加し、電子ビームが画面周辺に偏向されるとき
に主レンズ強度を弱める(図10の(a)では垂直方向
が画面中心の場合の主レンズよりも薄いレンズとして表
現している)ことで、像面湾曲収差を補正し、同時に静
電四重極レンズ(図10の(a)では垂直方向が凹レン
ズ、水平方向が凸レンズ)は非点収差を補正する。
【0041】一般に、静電四重極レンズの強度は比較的
容易に増大させることができるが、主レンズ強度は蛍光
面に電子ビームを集束させるために適性な強度に設定し
ているので、強度の増大は困難である。
【0042】したがって、非点収差の補正感度を静電四
重極レンズ強度の増大で向上させることができるが、像
面湾曲(像面湾曲収差)に対しては、主レンズ強度で決
まる補正感度以上に向上させることができない。
【0043】非点収差と像面湾曲収差の補正感度はバラ
ンスがとれていることが必要であり、非点収差補正の感
度だけを向上させることができないので、感度向上によ
るダイナミック電圧を低減する余地はほとんど無いこと
になる。
【0044】一方、本発明では、非点収差補正用の静電
四重極レンズの他に主レンズとは独立に像面湾曲収差補
正レンズ(図10の(b)は画面中央の場合の水平方向
の凸レンズのみで示す)を設けたことに特徴がある。
【0045】像面湾曲収差補正レンズは縦長(垂直方向
に長い)孔を対向させて形成する、所謂スリットレンズ
(図示せず)である。
【0046】画面のコーナーでは、図9の(b)のダイ
ナミック電圧波形でもみられるように、スリットレンズ
部には電位差が無いので、レンズは形成されない。画面
中央では静電四重極レンズ、像面湾曲収差補正レンズ
(=スリットレンズ)ともにレンズ強度は最大になり、
主レンズの非点収差を補正する。画面コーナーでは静電
四重極レンズ、像面湾曲収差補正レンズおよび主レンズ
強度が最小となる。
【0047】したがって、電子ビームに対する集束作用
が最小となって、像面湾曲収差を補正することができ
る。主レンズ電極に与えるダイナミック電圧によって像
面湾曲収差を補正する効果は前記従来の電子銃でも同様
であるが、上記のスリットレンズでの補正効果分、補正
効果が増大して低いダイナミック電圧で像面湾曲収差を
補正することができる。
【0048】本発明のカラー陰極線管に用いる電子銃の
主レンズは、水平方向の開口寸法が20mm以上、垂直
方向の開口寸法が9.5mm以上の大口径寸法としたこ
とにより、電子ビームの集束電圧:Vfを低くすること
ができるので、これに重畳するダイナミック電圧も低減
することになる。大口径の主レンズは、周知のとおり、
球面収差が低減されるので、電子ビームのスポット径を
径小化することができる。
【0049】なお、本発明は上記の構成および後述する
実施例に限定されるものではなく、本発明の技術思想を
逸脱することなく、種々の変更が可能である。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、実施例の図面を参照して詳細に説明する。
【0051】図1は本発明のカラー陰極線管の第1実施
例を説明するインライン型電子銃の模式断面図であり、
(a)はインライン方向に直角な方向からみた水平断面
図、(b)はインライン方向からみた垂直断面図を示
す。
【0052】図2は図1における第2の第5電極のA−
A矢印方向から見た断面図であり、611,621は開
口を示す。
【0053】図1において、1はカソード、2は第1電
極(制御電極)、3は第2電極(加速電極)、4は第3
電極であり、蛍光面方向に配列された第1電極2、第2
電極3、第3電極4でプリフォーカスレンズを形成す
る。
【0054】そして、第4電極5、第5電極6と続き、
第4電極5は第2電極3と電気的に接続して同電位とさ
れており、それより高電圧の集束電圧が印加される第3
電極4と第5電極6に挟まれている。さらに、第5電極
6と最高電圧(陽極電圧)が印加される陽極電極となる
第6電極7で構成されている。なお、第6電極7にはシ
ールドカップ8が取り付けてあり、陽極電圧Ebはこの
シールドカップ8を介して第6電極7に印加される。
【0055】本実施例では、第5電極6は4分割されて
おり、第3電極4と電気的に接続する第1の第5電極6
1と第3の第5電極63および第6電極7に対面して主
レンズを形成する第4の第5電極64と第2の第5電極
62が管軸方向に連続して配置されている。
【0056】ここで、第1の第5電極61と第2の第5
電極62の対向部には図2に示したように、第1の第5
電極61側に水平方向に長い開口611を設け、第2の
第5電極62側に垂直方向に長い開口621を設けて対
面させているので、前記したダイナミック電圧を印加す
ると、通過する電子ビームを横長に変形する作用を行う
静電四重極レンズ601を形成する。
【0057】また、第2の第5電極62の第3の第5電
極63側には3本の電子ビームを垂直方向から挟むよう
に位置する水平補正板6Hが設けられると共に、第3の
第5電極63の第2の第5電極62側には3本の電子ビ
ームを個別に水平方向から挟むように位置する垂直補正
板6Vが設けてある。
【0058】そして、垂直補正板6Vを水平補正板6H
で挟むように組み合わせてダイナミック電圧を印加する
ことで、通過する電子ビームを縦長に変形する作用を行
う静電四重極レンズ602が形成される。上記2つの静
電四重極レンズは、その形状から後者の静電四重極レン
ズ602の方が静電四重極レンズ601よりレンズ作用
が強い。
【0059】また、第3の第5電極63と第4の第5電
極64の間には、垂直方向に長い開口を両面に対向させ
て水平方向および垂直方向の両方向にそれぞれ大または
小の集束力をもつ像面湾曲収差補正機能をもつスリット
レンズ603を形成する。
【0060】このスリットレンズ603は主レンズのも
つ像面湾曲収差補正の機能を補助するために主レンズの
近傍に設ける方がより有効である。
【0061】図3は本発明のカラー陰極線管の第2実施
例を説明するインライン型電子銃の模式断面図であり、
(a)はインライン方向に直角な方向からみた水平断面
図、(b)はインライン方向からみた垂直断面図を示
す。図1と同一符号は同一機能部分に対応する。
【0062】本実施例が前記実施例と異なる構成は、前
記実施例では第5電極6を4分割してあるのに対し、3
分割とした点、および第3電極4を2分割し、第1の第
3電極41と第2の第3電極42とした点で異なる。
【0063】本実施例では、主レンズは第6電極7と第
3の第5電極63の対向部に形成され、第3の第5電極
63と第2の第5電極62の間で前記実施例と同様のス
リットレンズを603を形成している。また、第2の第
5電極62と第1の第5電極61の間には第1の実施例
と同様の静電四重極レンズ602が形成され、第1の第
3電極41と第2の第3電極42の間に第1実施例と同
様の静電四重極レンズ601が形成されている。
【0064】本実施例によれば、第1実施例と同様の効
果と共に、静電四重極レンズ601が、第1実施例より
も電子ビーム発生側により近い位置に形成されているた
め、そのレンズ作用の効果を強くすることが容易であ
る。
【0065】以上のように、画面中央で比較的大きな非
点収差電圧を設定して、ダイナミック電圧を印加する駆
動方式とした電子銃を備えたカラー陰極線管について、
当該カラー陰極線管の蛍光面の有効画面対角寸法:De
と画面中央の蛍光面から電子銃の主レンズ中心までの距
離:Lgとの比:De/Lg>1.5なる関係と、ネッ
ク部の外径寸法が実質的に29mm(正確には、29.
1±0.7mm)、内径寸法は24mm(正確には、ガ
ラスの肉厚を2.54±0.13mm)のネック部に収
納した電子銃の主レンズ部の構造が、水平方向の開口寸
法が20.2mm、垂直方向の開口寸法が10mmの単
一の長円形状の開口部をもつ2個の電極を用いた電子銃
を具備した本発明によるカラー陰極線管と、水平方向の
開口寸法が19mm、垂直方向の開口寸法が8mmの単
一の長円形状の開口部をもつ2個の電極を用いた本発明
と同一の駆動方式による電子銃を具備するカラー陰極線
管の特性を確認した結果を図4に示す。
【0066】すなわち、図4は試作した本発明によるカ
ラー陰極線管と従来のカラー陰極線管における非点収差
電圧とダイナミック電圧および画面中央のビームスポッ
ト径との関係の説明図であり、図中、Aは本発明による
カラー陰極線管の特性を、Bは従来のカラー陰極線管の
特性を示す。
【0067】主レンズの非点収差電圧は、画面中央のビ
ームスポットに対して、水平方向のジャストフォーカス
電圧をVfs、垂直方向のジャストフォーカス電圧をV
fdとしたときのVfs−Vfdに相当する。
【0068】図4において、Aで示す本発明によるカラ
ー陰極線管では、その電子銃に印加するダイナミック電
圧が600V以下で、かつ画面中央のビームスポット径
(カソード電流Ik=300μA時)が0.6mmφ以
下を満足するには、非点収差電圧を1.4〜2.2kV
に設定すればよいことが分かる。
【0069】この画面中央のビームスポット径0.6m
mφは、画面サイズが51cmのカラーディスプレイ用
陰極線管で、画面輝度を100cd/m2 としたとき、
2Mピクセルの表示を行うために必要な条件である。
【0070】一方、図中Bで示した従来のカラー陰極線
管では、ダイナミック電圧を600V以下とするために
非点収差電圧が1.4kV以上に増大させると、ビーム
スポット径の増大で上記の画面中央のビームスポット径
0.6mmφ以下の条件を満足させることはできない。
【0071】ここにおいて、実験に用いたA,B電子銃
は、カラー陰極線管として大画面高精細のCRTに好適
なように、センターガン(中央の電子銃)に対するサイ
ドガンの位置:S寸法(図1(a)、図3(a)、図8
(a)に示した記号S)は5.5mmとしたものであ
る。すなわち、S寸法が小さいとシャドウマスクと蛍光
面の距離を大きくとらなければならないので、外部から
の磁気ノイズの影響を受け易くなる。
【0072】一般に、主レンズ部でのサイドガンの電子
ビーム中心と、電子銃主レンズ電極までの距離の最短値
が、サイドガンの電子ビームに対する実効的な主レンズ
口径を決定する。したがって、本発明の電子銃では、主
レンズの水平方向開口寸法を20mm未満とすると、水
平方向でサイドガンの電子ビームに対する主レンズ口径
は9mm以下となり、垂直方向の主レンズ口径9.5m
m以上に対して大差が生じるので、サイドガンの電子ビ
ームに対して水平方向寸法と垂直方向寸法のバランスを
とるため、水平方向の開口寸法を20mm以上とするこ
とが必要である。
【0073】ただし、垂直方向寸法については、図4の
Bに示した従来のカラー陰極線管の電子銃(垂直方向寸
法が8mm)と、同図のAに示した本発明のカラー陰極
線管の電子銃(垂直方向寸法が10mm)の特性から、
垂直方向寸法を9.5mm程度とした同図Cで示したカ
ラー陰極線管ても、ほぼAに示したものに匹敵するビー
ムスポット径となる。この場合は、非点収差電圧を1.
9kV程度以下にすればダイナミック電圧を満たしなが
ら目標のビームスポット径(0.6mmφ)以下を達成
することができる。
【0074】図5は本発明によるカラー陰極線管の実施
例に備えるインライン型電子銃の具体的な構造を説明す
るインライン方向からみた要部を断面で示す側面図、第
6図は図5の電子銃をインライン方向と直角な方向から
みた側面図である。なお、図5と図6は前記の第2実施
例で説明した電子銃に対応する。
【0075】図5と図6において、図3と同一符号は同
一部分に対応し、9はカソードおよび複数の電極を所定
の位置関係で固定するための絶縁杆(ビーディングガラ
ス)、10は図7に示した内部導電膜に接して陽極電圧
Ebを導入するためのコンタクトスプリングである。
【0076】この電子銃は、図3で説明したように、第
3電極4を二分割して第1の第3電極41と第2の第3
電極42とし、これらの対向部に静電四重極レンズを構
成し、また第5電極6を三分割して第1の第5電極61
と第2の第5電極62および第3の第5電極63とし、
第1の第5電極61と第2の第5電極62の対向部に静
電四重極レンズを、第2の第5電極62と第3の第5電
極63の対向部に像面湾曲補正レンズを形成してある。
【0077】この構成の電子銃を具備することによっ
て、全長を短くし、かつ画面全体にわたってフォーカス
特性の優れたカラー陰極線管を提供することができる。
【0078】上記したように、電子銃の主レンズの口径
拡大によって、一般的にフォーカス電圧そのものを低く
することができるので、相対的にダイナミック電圧を低
くすることができることや、第2電極3からの不要なス
トレーエミッションを誘発してしまうような不良ポテン
シャルを低減できる等の利点もある。
【0079】また、本発明の第1実施例および第2実施
例の電子銃では、その静電四重極レンズをQ、スリット
レンズをSと呼称した場合、カソード側から陽極電極に
向かってQQSと並べたものであるが、QSSあるいは
SQSと並べ替えたものなど、カラー陰極線管の蛍光面
の有効画面対角寸法:Deと画面中央から蛍光面電子銃
の主レンズ中心までの距離:Lgとの比:De/Lg>
1.5なる関係と電子銃の主レンズ部の構造が主レンズ
部の開口寸法がネック部外径の68%以上、垂直方向の
開口寸法が同じく32%以上の単一の長円形状の開口部
を持つ2個の電極を設けて、電子ビームが通過する管軸
方向に前記開口の端面を対向させた構成、すなわち水平
方向の開口寸法が20mm以上、垂直方向の開口寸法が
9.5mm以上の単一の長円形状の開口部をもつ2個の
電極を用いたものに、それぞれQおよびSを適宜組合せ
た形で応用できることは言うまでもない。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
全長が短く、画面全体にわたってフォーカス特性に優
れ、広偏向角に好適なフォーカス特性の優れたインライ
ン型電子銃を備えたカラー陰極線管を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー陰極線管の第1実施例を説明す
るインライン型電子銃の模式断面図である。
【図2】図1における第2の第5電極のA−A矢印方向
からみた断面図である。
【図3】本発明のカラー陰極線管の第2実施例を説明す
るインライン型電子銃の模式断面図である。
【図4】本発明によるカラー陰極線管と従来のカラー陰
極線管における非点収差電圧とダイナミック電圧および
画面中央のビームスポット径との関係の説明図である。
【図5】本発明によるカラー陰極線管の実施例に備える
インライン型電子銃の具体的な構造を説明するインライ
ン方向と直角な方向からみた要部を断面で示す側面図で
ある。
【図6】図5の電子銃をインライン方向と直角な方向か
らみた側面図である。
【図7】本発明に係るカラー陰極線管の概略構成を説明
する模式断面図である。
【図8】従来のインライン型電子銃の概略構造を説明す
る模式断面図である。
【図9】電子銃に印加するダイナミック電圧の波形図で
ある。
【図10】電子銃の光学モデルの説明図である。
【符号の説明】
1 カソード 2 第1電極(制御電極) 3 第2電極(加速電極) 4 第3電極 41 第1の第3電極 42 第2の第3電極 5 第4電極 6 第5電極 61 第1の第5電極 62 第2の第5電極 63 第3の第5電極 64 第4の第5電極 7 第6電極 8 シールドカップ 9 絶縁杆 10 コンタクトスプリング。
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 健一 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 白井 正司 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 加藤 真一 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 内田 剛 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 坂元 博次 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5C041 AA03 AA12 AA14 AB07 AB17 AC04 AC26 AC35 AC38 AC41

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも3色の蛍光体を塗布してなる蛍
    光面と、この蛍光面に近接して設置されたシャドウマス
    クとを内装したパネル部と、水平方向に配列されかつ制
    御された3本の電子ビームを発生する電子ビーム発生部
    と前記3本の電子ビームをそれぞれ集束させかつ蛍光面
    に集中させる主レンズ部とを有する電子銃を収容するネ
    ック部と、前記パネル部とネック部を連接し、前記電子
    銃から発射される3本の電子ビームを蛍光面上で走査さ
    せるための偏向ヨークを外装するファンネル部とで構成
    した真空外囲器からなり、 前記蛍光面の有効画面対角寸法:Deと画面中央の蛍光
    面から電子銃の主レンズ中心までの距離:Lgとの比:
    De/Lg>1.5なる関係を有し、 前記電子銃の主レンズ部の水平方向の開口寸法がネック
    部外径の68%以上、垂直方向の開口寸法が同じく32
    %以上の単一の開口部を持つ2個の電極を設けて、電子
    ビームが通過する管軸方向に前記開口の端面を対向させ
    たインライン型電子銃を具備することを特徴とするカラ
    ー陰極線管。
  2. 【請求項2】前記電子銃の主レンズを形成する陽極電位
    が印加される陽極電極に隣接する集束電極が管軸方向に
    分割されてなり、前記分割された集束電極の陽極電極側
    に隣接する一方の電極には前記分割された他方の電極に
    供給される一定の集束電圧に加えて電子ビームの偏向量
    に応じて変化するダイナミック電圧が重畳されており、
    前記電子銃に前記ダイナミック電圧の印加により強度の
    変化する静電四重極レンズを少なくとも一個所に設け、
    更に前記静電四重極レンズの管軸方向の陽極電極側に前
    記ダイナミック電圧の増大に伴って前記3本の電子ビー
    ムを水平方向および垂直方向の両方向にそれぞれ集束さ
    せる像面湾曲補正レンズを設けたインライン型電子銃を
    具備することを特徴とする請求項1に記載のカラー陰極
    線管。
  3. 【請求項3】前記電子銃の主レンズを形成する陽極電位
    が印加される陽極電極に隣接する集束電極が管軸方向に
    分割されてなり、前記分割された集束電極の陽極電極に
    隣接する一方の電極には前記分割された他方の電極に供
    給される一定の集束電圧に加えて電子ビームの偏向量に
    応じて変化するダイナミック電圧が重畳されており、前
    記電子銃に前記ダイナミック電圧の印加により強度の変
    化する一個の静電四重極レンズと、前記ダイナミック電
    圧の増大に伴って前記3本の電子ビームを水平方向およ
    び垂直方向の両方向にそれぞれ集束させる像面湾曲補正
    レンズを設け、更に前記電子ビーム発生部が前記陽極電
    極方向に配列されたカソードと第1電極および第2電極
    で構成され、前記第2電極に隣接して第3電極、第4電
    極を配置し、前記第3電極を二分割して静電四重極レン
    ズを形成したインライン型電子銃を具備することを特徴
    とする請求項1に記載のカラー陰極線管。
  4. 【請求項4】前記蛍光面で形成される画面中央の電子ビ
    ームスポットに関する主レンズの水平方向のジャストフ
    ォーカス電圧と垂直方向のジャストフォーカス電圧の差
    である非点収差電圧を1.4〜2.2kVとし、画面中
    央部の電子ビームスポット径を0.6mm以下としたイ
    ンライン型電子銃を具備することを特徴とする請求項
    1、2、または3に記載のカラー陰極線管。
  5. 【請求項5】前記ネック部の外径寸法が実質的に29m
    mであり、前記電子銃の主レンズを構成する電極の水平
    方向の開口寸法が20mm以上、垂直方向の開口寸法が
    9.5mm以上の単一の長円形状の開口部をもつことを
    特徴とする請求項1、2、3または4に記載のカラー陰
    極線管。
  6. 【請求項6】前記蛍光面の画面コーナー部でのダイナミ
    ック電圧が600V以下であるインライン型電子銃を具
    備することを特徴とする請求項4に記載のカラー陰極線
    管。
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