JP2000276606A - 画像作成装置 - Google Patents

画像作成装置

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JP2000276606A
JP2000276606A JP11079290A JP7929099A JP2000276606A JP 2000276606 A JP2000276606 A JP 2000276606A JP 11079290 A JP11079290 A JP 11079290A JP 7929099 A JP7929099 A JP 7929099A JP 2000276606 A JP2000276606 A JP 2000276606A
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JP11079290A
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English (en)
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Naoki Kawai
直樹 河合
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作成画像に配置する素材画像、マスク画像の
指定が容易であり、指定した内容に基づく作成画像の状
態が即座に確認できるような画像作成装置を提供する。 【解決手段】 画像表示手段4に表示されたパラメータ
設定領域の内容を見ながら、パラメータ設定手段1より
作成画像、素材画像等の仕様を決定するためのパラメー
タの設定を行うと、シーケンス生成手段2により作成画
像上における素材画像の位置、回転角度、変倍率等のシ
ーケンスが生成される。次に、描画手段3が生成された
シーケンスに従って、素材画像をマスク画像を用いてマ
スク処理して、素材画像の貼り込み処理を行った後、画
像表示手段4に間引き作成画像を表示する。画像表示手
段4に表示された間引き作成画像を確認し、修正の必要
がなければ、画像作成手段5によりシーケンスに従って
作成画像を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスク画像により素材
画像から絵柄を切り出し、その切り出した絵柄を自動的
にレイアウトする画像作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】壁紙等に用いる画像を作成する場合に
は、通常、サイズの小さな複数の素材画像を適宜な位置
に、回転や変倍を施しながら貼り付けてレイアウトする
ことにより行われている。このような処理は古くはフィ
ルム処理によって、最近では適宜な画像処理を行うソフ
トウェアを搭載したパーソナルコンピュータやワークス
テーションを用い、素材画像から適宜な絵柄を切り出
し、それらの切り出した絵柄をモニタ画面上で適宜な位
置に貼り込んでいく手法によって行われている。その
際、作成した画像において絵柄の粗密感が略一様になる
ように、すなわち絵柄がある部分に集中したり、あるい
は逆にある部分には絵柄が少なくなったりしないよう
に、且つ、同じ素材画像が並ばないように注意しながら
行わなければならないので面倒であり、作業者の負担も
大きいものであった。
【0003】上記のような問題を解決するため、本出願
人は、特願平11-13990において、素材画像とマスク画像
をそれぞれ選択すると、選択されたマスク画像に従って
素材画像を切り出し、作成画像上に素材画像を自動的に
貼り込む方法および装置について提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記出
願に記載の発明では、マスク画像の回転、変倍の指定等
は直接数値を指定し、指定された内容でバッチ処理を行
って作成画像を作成する処理を行っていたので、オペレ
ータは作成画像ができあがるまで、その状態を確認する
ことができなかった。
【0005】本発明は上記のような点に鑑み、作成画像
に配置する素材画像、マスク画像の指定が容易であり、
指定した内容に基づく作成画像の状態が即座に確認でき
るような画像作成装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明では、パラメータ設定画面を
表示する画像表示手段と、作成画像を作成するための種
々のパラメータを設定するパラメータ設定手段と、設定
されたパラメータに従ってシーケンスを生成するシーケ
ンス生成手段と、生成されたシーケンスに基づいて素材
画像をマスク画像を用いて背景画像上に貼り込み、前記
画像表示手段に表示する描画手段と、前記シーケンスに
基づいて前記素材画像を前記マスク画像を用いて貼り込
んだ作成画像を作成する画像作成手段を有することを特
徴とする。請求項1に記載の発明では、特に、設定され
たパラメータに従って、シーケンスを生成し、このシー
ケンスに基づいて描画手段により素材画像を背景画像上
に貼り込んで表示し、さらにこのシーケンスに基づい
て、作成画像を作成するようにしたので、作成画像を作
成する前に、シーケンスを用いて解像度の粗い画像で貼
り込み状態を確認することができる。このため、時間の
かかる作成画像の作成処理を1回で済ませることが可能
になる。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の前記画像表示手段が、作成画像中に割付けられる素
材画像の密度の指定部と、前記素材画像の基本割付け角
度の指定部と、基本割付け角度からの振幅角度範囲の指
定部と、前記素材画像の最小変倍率の指定部と、前記素
材画像の最大変倍率の指定部を有する素材画像貼り込み
仕様設定領域と、作成画像の仕様を設定する作成画像仕
様設定領域と、複数の素材画像を並べて表示する素材画
像表示領域と、作成画像における素材画像の割付け状態
を表示する作成画像表示領域とを備えていることを特徴
とする。請求項2に記載の発明では、特に、請求項1に
記載の画像表示手段が、パラメータの種類毎にパラメー
タ設定のための領域を設けたので、パラメータ設定手段
によるオペレータの設定作業の際、従来の数値指定に比
べ、画面を見ながら直感的に行うことが可能になり、オ
ペレータの作業負荷が軽減される。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の前記シーケンスが、前記背景画像上における各素材
画像を貼り込む位置、各素材画像の回転角度、各素材画
像の変倍率であり、前記描画手段および前記画像作成手
段は、前記シーケンスに基づいて、前記マスク画像に設
定されたブレンド値を用いて前記背景画像と前記素材画
像を透かし合成することにより前記作成画像を作成する
ものであることを特徴とする。請求項3に記載の発明で
は、特に、各素材画像の貼り込み位置、回転角度、変倍
率により構成されるシーケンスに基づいて、マスク画像
に設定されたブレンド値を用いて前記背景画像と前記素
材画像を透かし合成するようにしたので、各素材画像毎
に所望の状態で背景画像上に貼り付けることが可能にな
る。
【0009】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明において、前記背景画像上で複数の素材画像が
重なる場合は、先に貼り付けられた素材画像と前記背景
画像を透かし合成して得られる画像を新たな背景画像と
して、マスク画像に設定されたブレンド値を用いて前記
新たな背景画像と後で貼り付けられる素材画像を透かし
合成することにより前記作成画像を作成するものである
ことを特徴とする。請求項4に記載の発明では、特に、
複数の素材画像が重なる場合に、先に貼り付けられた素
材画像と背景画像を透かし合成して得られる画像を新た
な背景画像として、マスク画像に設定されたブレンド値
を用いて前記新たな背景画像と後で貼り付けられる素材
画像を透かし合成するようにしたので、後から貼り込ま
れた素材画像の影響がより強く作成画像に反映されるこ
とになり、後から貼り込まれる画像程、上に貼られてい
る様子で作成画像を作成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は、本発明による画像作
成装置の一実施形態を示すブロック図である。図1にお
いて、1はパラメータ設定手段、2はシーケンス生成手
段、3は描画手段、4は画像表示手段、5は画像作成手
段、6は素材画像入力手段、7はマスク画像入力手段で
ある。
【0011】パラメータ設定手段1は、マウス、キーボ
ード等により構成され、画像表示手段4に表示された内
容を見ながら必要な設定が行えるようになっている。シ
ーケンス生成手段2は、パラメータ設定手段1により画
像表示手段4上で設定された仕様に従って、素材画像を
作成する画像(以下、「作成画像」という。)に貼り込
むための演算を行い、シーケンス情報(詳細は後述)を
生成する。描画手段3は、生成されたシーケンスに基づ
いて、間引き処理を行った低解像度の作成画像を画像表
示手段4の作成画像表示領域に表示する機能を有する。
画像表示手段4は、本装置により作成する画像の設定の
ための仕様設定領域、読み込んだ素材画像を表示する素
材画像表示領域、素材画像を割り付けた作成画像を表示
する作成画像表示領域等を同時に表示可能であり、カラ
ーCRTディスプレイ等で実現できる。画像作成手段5
は、生成されたシーケンスに基づいて、実画像データを
用いた作成画像を作成する機能を有する。素材画像入力
手段6は、素材画像を入力可能なものであり、入力され
る素材画像の形態に合わせて、スキャナ等の光学式入力
装置、またはFD、MO等のデジタルデータ読み取り装
置を用いることにより実現される。マスク画像入力手段
7は、マスク画像を入力可能なものであり、素材画像入
力手段6と同様に、光学式入力装置、または、デジタル
データ読み取り装置を用いることができる。
【0012】次に、本画像作成装置の処理動作につい
て、図2のフローチャ−トに従って説明する。最初に、
素材画像の入力を行う(ステップS1)。素材画像は1
つでも良いが、複数個入力するようにするのが望まし
い。この素材画像の入力は、素材画像入力手段6を用い
て、デザイナーが描いたオリジナルな画像をスキャナで
読み込んで画像ファイルとしたり、あるいは既に画像フ
ァイルとして登録されている画像を用いることで行うこ
とができる。
【0013】次に、マスク画像を作成する(ステップS
2)。このマスク画像は通常、素材画像1つに対して1
つ作成される。また、マスク画像のサイズは、対応する
素材画像と同サイズのものであることが好ましい。マス
ク画像の内部の各位置にはブレンド値α(0≦α≦1)
を設定する。マスク画像のどの位置にどのようなブレン
ド値を設定するかは任意である。従って、マスク画像は
多値画像となる。また、各マスク画像について代表点を
定める。この代表点は、マスク画像の重心を求めて、そ
の重心の位置を代表点としても良く、あるいはオペレー
タが手動により任意に定めても良い。マスク画像はあら
かじめ作成しておき、マスク画像入力手段7から入力す
ることも可能である。
【0014】続いて、パラメータの設定を行う(ステッ
プS3)。このパラメータの設定では、作成する画像
(以下、作成画像と称す)の設定、後の処理で使用する
種々のパラメータの設定等を行う。パラメータの設定は
図3に示すような画像表示手段4に表示される画面を見
ながら行われる。
【0015】図3の表示画面について説明する。図3の
最上部のメニューバーはファイルのオープン、クロー
ズ、コピー等の一般的なファイル編集を行うためのもの
である。これは、通常のコンピュータでユーザーインタ
ーフェースとして頻繁に利用されるものであり、本発明
に固有のものではない。左上の領域は、作成画像の仕様
を設定する作成画像仕様設定領域である。左中央の領域
は、貼り込む素材画像の仕様を設定する素材画像貼り込
み仕様設定領域である。左下の領域は、貼り込む素材画
像を設定する素材画像表示領域である。右側の領域は、
作成画像における素材画像の割付け状態を表示する作成
画像表示領域である。ここには画面左側の3つの領域に
より設定された内容に従って、作成画像の状態が表示さ
れることになる。このとき、表示される作成画像は、グ
ラフィクスAPI機能を有する描画手段3により画像表
示手段4の解像度に合わせて間引きされた状態で表示さ
れる。
【0016】図3の左側の3つの領域について、その詳
細を図4に示す。図4において(a)は作成画像仕様設
定領域、(b)は素材画像貼り込み仕様設定領域、
(c)は素材画像表示領域を示す。図4(a)に示す作
成画像仕様設定領域では、作成画像のサイズ、作成画像
の配置形式、背景の色/画像が設定できる。作成画像仕
様設定領域における「IMAGE SIZE」は作成画像のサイズ
を示し、「W」は幅方向、「H」は高さ方向を示す。
「W」、「H」それぞれの隣にある矩形領域には、キーボ
ードから数値入力が可能になっており、ここに入力され
た値をmm単位として作成画像のサイズが決定されるこ
とになる。「IMAGE SIZE」の下にある「SEAMLESS」は、
作成画像を多数配置することにより、製版用画像を作成
する際の作成画像の配置形式を設定するものであり、
「NONE」、「1DIR」、「STEP」、「HALF」の4種類が選
択可能である。「NONE」は継ぎ目処理を行わないことを
示し、「1DIR」は横方向だけ継ぎ目処理を行うことを示
し、「STEP」は縦横両方向の継ぎ目処理を行うことを示
し、「HALF」は作成画像を半分ずつ、ずらして多数配置
し、継ぎ目処理を行うことを示す。この継ぎ目処理につ
いては、後述する。「BACKGROUND」は作成画像の背景を
設定するものであり、「COLOR」と「IMAGE」のどちらか
が選択可能である。「COLOR」は背景に無地を使用する
ときに指定するものであり、選択すると、背景色を指定
するためのカラー選択ダイアログが現れ、色指定が可能
になる。「IMAGE」を選択すると、ハードディスク等に
あらかじめ作成画像の背景用として記憶されている画像
をサムネイル表示した背景画像選択ダイアログが現わ
れ、画像選択が可能になる。ここで、選択された画像は
強制的に「IMAGE SIZE」で設定されたサイズに変更され
る。
【0017】図4(b)に示す素材画像貼り込み仕様設
定領域では、素材画像を貼り込む密度、素材画像を貼り
込む角度、貼り込む素材画像の変倍率が設定できる。素
材画像貼り込み仕様設定領域における「DENSITY」は素
材画像を貼り込む密度を示し、設定バー上の設定マーク
をマウスでドラッグして左右に移動させることにより変
更できる。画面の設定マークの上側には対応する数値が
表示される。図4(b)の例では、貼り込む密度は20%
に設定されていることを示している。素材画像を貼り込
む角度は、素材画像貼り込み仕様設定領域における「AN
GLE」と「ANGLE RANGE」により設定できる。「ANGLE」
は素材画像を貼り込む基本割付け角度を設定するもので
あり、ダイヤルをマウスでドラッグして回転させること
により、360°指定可能である。「ANGLE RANGE」は、
「ANGLE」で設定された基本割付け角度からの振幅角度
範囲を設定するものであり、設定バー上の設定値をマウ
スでドラッグして左右に移動させることにより0°〜180
°の範囲で設定できる。図4(b)の例では、基本割付
け角度は0°、振幅角度範囲は180°と設定された状態を
示している。貼り込む素材画像の変倍率は「SCALE」に
ある2つのバー「MIN」「MAX」により、それぞれ最小変
倍率、最大変倍率が設定できる。図4(b)の例では、
最小変倍率は70%、最大変倍率は150%と設定された状
態を示している。
【0018】図4(c)に示す素材画像表示領域には、
素材画像入力手段6から入力された素材画像にマスク画
像を用いてマスク処理された素材画像がサムネイル表示
されている。素材画像表示領域には、5つの素材画像が
表示可能となっているが、複数選択する場合は、「LAYE
RED」欄をチェックしておくと、左上のものから順に作
成画像に貼り込まれることになる。つまり、左上のもの
ほど下地として作用することになる。「LAYERED」欄を
チェックしない場合は、ランダムな順序で貼り込まれる
ことになる。このとき、順序は乱数により決定される
が、乱数を用いて幾つかある中から1つを選択する手法
については周知であるので詳細な説明は省略する。
【0019】ステップS3では、パラメータの設定とし
て、図4に示す3つの領域において、必要な設定を行
う。また、この時点では、作成画像の描画は行えないた
め、図3の画面右側の作成画像表示領域は未表示となっ
ている。
【0020】次に、設定された内容に従ってシーケンス
生成手段2によりシーケンスを生成する(ステップS
4)。この処理は次のようである。まず、作成画像仕様
設定領域の「IMAGE SIZE」で設定された画像サイズw、
h、がそのまま、画像の横サイズwidth、縦サイズ
height、として認識される。また、素材画像貼り
込み仕様設定領域の「DENSITY」で設定された密度は、
貼り込み個数nに変換される。密度から素材画像の個数
に変換する方法は色々考えられるが、例えば、素材画像
を変倍しないときの縦または横のサイズのn倍が、作成
画像の横サイズwidthまたは縦サイズheight
に設定された密度(%)を乗じた値となるようにすれば
良い。素材画像貼り込み仕様設定領域の「ANGLE」と「A
NGLE RANGE」で設定された基本割り付け角度と、振幅角
度は最小回転角度Rmin、最大回転角度Rmaxに変
換される。素材画像貼り込み仕様設定領域の「SCALE」
で設定された最小変倍率、最大変倍率は、そのまま、最
小変倍率Smin、最大変倍率Smaxに変換される。
例えば、図4(b)に示すように「ANGLE」のダイアル
で基本割付け角度が0°、「ANGLE RANGE」のバーで、基
本割付け角度からの振幅角度範囲が180°と設定された
とすると、割り付け角度は−180°〜180°の範囲
で決定されることになる。すなわち、この場合、最小回
転角度Rmin=−180°、最大回転角度Rmax=
180°となる。次に、0から1までの乱数を生成する
関数RNDを使用して、i番目の素材画像の貼り込み位
置x(i)、y(i)、貼り込み倍率S(i)、貼り込
み角度R(i)をそれぞれ以下の(数式1)により決定
する。ここで、iは1≦i≦nを満たす整数である。こ
のとき、素材画像と同サイズのマスク画像も変倍回転さ
れることになる。
【0021】(数式1) x(i)=RND×width y(i)=RND×height S(i)=Smin+RND×(Smax−Smin) R(i)=Rmin+RND×(Rmax−Rmin) この4つの式により求まる全てのiに対するx(i)、
y(i)、S(i)、R(i)がシーケンスである。
【0022】続いて、ステップS5において、このシー
ケンスに従って、描画手段3により素材画像の割り付け
を行う。このとき、マスク画像に設定されているブレン
ド値αを用いて透かし合成を行う。例えば、作成画像上
の割り付け点に各素材画像の代表点を一致させた状態に
おいて、作成画像と素材画像が重なっているある位置に
注目したとき、当該位置での素材画像切り出しのために
用いたマスク画像のブレンド値がα0(0≦α0≦1)で
あり、作成画像の当該位置の色の値が(RU、GU
U)であり、今回作成画像に割り付ける素材画像の当
該位置の色の値が(RT、GT、BT)であるとしたと
き、例えば次の(数式2)により新たな色の値(R、
G、B)を定める。
【0023】(数式2) R=α0・RT+(1−α0)・RU G=α0・GT+(1−α0)・GU B=α0・BT+(1−α0)・BU
【0024】以上の処理を今回割り付ける素材画像の全
ての位置について行う。これによって、作成画像と、今
回割り付ける素材画像との透かし合成を行うことができ
る。また、本装置では、複数の素材画像が重なって割り
付けることが可能になっている。このため、上記の式に
より演算された値は、その作成画像の当該位置の画素値
となり、別の素材画像が割り付けられるときは、再び上
記の(数式2)により新たな画素値が演算される。例え
ば、ある画素位置において、作成画像の上に、素材画像
A、素材画像Bが重なるものとする。このとき、上記の
(数式2)に対応させると、当該画素位置における作成
画像の画素値は(RU、GU、BU)、素材画像Aの当該
画素位置の色の値が(RT、GT、BT)とすると、新た
な作成画像の画素値は(R、G、B)となる。次に、素
材画像Bを割り付ける際には、この新たな作成画像の画
素値を(RU、GU、BU)と置き換え、素材画像Bの当
該画素位置の色の値が(RT、GT、BT)として上記の
(数式2)に当てはめて、新たな作成画像の画素値
(R、G、B)を得るのである。このようにして演算さ
れるので、後から割り付けられる素材画像ほど、作成画
像に与える影響が強くなることになる。
【0025】このようにして描画手段3により描画され
た画像データは画像表示手段4の作成画像表示領域に表
示される。オペレータは作成画像表示領域に表示された
作成画像を見て、設定を変更すべきかどうかを判断し、
変更の必要があれば、ステップS3に戻り、上記図4に
示す各設定領域においてパラメータの設定を変更し、再
度作成画像の表示の指示を行う。作成画像表示領域に表
示された作成画像で問題がなければ、作成画像を作成す
る指示を行う。
【0026】作成画像の作成が指示されたら、画像作成
手段5がシーケンス生成手段2により生成されたシーケ
ンスを用いて、描画手段3による処理と同様にして作成
画像の作成を行う。
【0027】このようにして作成された作成画像は、当
該作成画像の周辺部では割り付けた素材画像が作成画像
からはみ出す場合が生じる。このような場合、描画手段
による表示用の作成画像の描画処理の際には、はみ出し
た部分は表示しないだけであるが、作成画像の場合は、
作成された作成画像を多数並べて製版用画像を作成する
ので、はみ出した部分を削除してしまうと、並べたとき
に、継ぎ目が目立つことになる。そのため、はみ出した
場合には、はみ出した画像部分を、画像がはみ出した当
該辺の反対側の辺に送るようにする。
【0028】具体的には次のようである。例えば、図5
(a)のRで示す素材画像の割り付け点に、図5(b)
に示す素材画像を貼り込んだときに、図5(c)に示す
ように当該素材画像の一部が作成画像からはみ出したと
する。なお、図中、Qは今回割り付ける素材画像の代表
点を示し、Aは作成画像からはみ出した素材画像の一部
分を示している。このときには、図5(d)に示すよう
に、はみ出した素材画像の一部分Aを当該作成画像の反
対側の辺に送るようにするのである。そして、この後に
上述のように透かし合成を行うのである。このことによ
って、作成画像を横方向に隙間無く並べて接続したとき
に接続部で素材画像が繋がり、段差が生じることがなく
なる。つまり、このことによって作成画像をエンドレス
画像とすることができるのである。図5では今回割り付
ける絵柄が横方向にはみ出した場合について説明した
が、縦方向にはみ出した場合も同様である。以下、作成
画像をある方向に隙間無く並べて接続することをリピー
トと称することにする。
【0029】以上の処理を、所望の回数だけ繰り返す。
これによって、素材画像を種々な形態で割り付けた作成
画像が得られる。
【0030】そして、その後、この作成画像を横方向縦
方向に適宜な回数リピートして刷版のサイズとし、その
リピートした画像に基づいて刷版を作成して印刷を行え
ば、壁紙等が得られることになる。このリピートの形態
は、上述の図4(a)に示す作成画像仕様設定領域の
「SEAMLESS」で設定される内容に従って行われる。
【0031】以上、本発明の好適な実施形態について説
明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものでは
なく種々の変形が可能である。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
設定されたパラメータに従って、シーケンスを生成し、
このシーケンスに基づいて描画手段により素材画像を画
像を背景画像上に貼り込んで表示し、さらにこのシーケ
ンスに基づいて、作成画像を作成するようにしたので、
作成画像を作成する前に、シーケンスを用いて解像度の
粗い画像で貼り込み状態を確認することができる。この
ため、時間のかかる作成画像の作成処理を1回で済ませ
ることが可能になる。また、画像表示手段が、パラメー
タの種類毎にパラメータ設定のための領域を設けたの
で、パラメータ設定手段によるオペレータの設定作業の
際、従来の数値指定に比べ、画面を見ながら直感的に行
うことが可能になり、オペレータの作業負荷が軽減され
る。さらに、各素材画像の貼り込み位置、回転角度、変
倍率により構成されるシーケンスに基づいて、マスク画
像に設定されたブレンド値を用いて前記背景画像と前記
素材画像を透かし合成するようにしたので、各素材画像
毎に所望の状態で背景画像上に貼り付けることが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像作成装置の一実施形態を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の画像作成装置の処理動作を示すフロー
チャートである。
【図3】画像表示手段4の画面を示す図である。
【図4】図3に示す画像表示手段4の画面における左側
の設定領域を示す図である。
【図5】割り付けた素材画像が作成画像からはみ出した
場合の処理を説明するための図である。
【符号の説明】
1・・・パラメータ設定手段 2・・・シーケンス生成手段 3・・・描画手段 4・・・画像表示手段 5・・・画像作成手段 6・・・素材画像入力手段 7・・・マスク画像入力手段
フロントページの続き Fターム(参考) 2H095 AB11 AB15 AC02 AC03 AC04 AC07 AC09 5B050 BA18 CA07 EA03 EA12 EA14 EA19 FA02 FA13 5B057 BA26 CD03 CD05 CD07 CE08 CE09 5C076 AA02 AA12 AA21 AA22 AA24 BB06 CB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パラメータ設定画面を表示する画像表示手
    段と、作成画像を作成するための種々のパラメータを設
    定するパラメータ設定手段と、設定されたパラメータに
    従ってシーケンスを生成するシーケンス生成手段と、生
    成されたシーケンスに基づいて素材画像をマスク画像を
    用いて背景画像上に貼り込み、前記画像表示手段に表示
    する描画手段と、前記シーケンスに基づいて前記素材画
    像を前記マスク画像を用いて貼り込んだ作成画像を作成
    する画像作成手段を有することを特徴とする画像作成装
    置。
  2. 【請求項2】前記画像表示手段が、作成画像中に割付け
    られる素材画像の密度の指定部と、前記素材画像の基本
    割付け角度の指定部と、基本割付け角度からの振幅角度
    範囲の指定部と、前記素材画像の最小変倍率の指定部
    と、前記素材画像の最大変倍率の指定部を有する素材画
    像貼り込み仕様設定領域と、作成画像の仕様を設定する
    作成画像仕様設定領域と、複数の素材画像を並べて表示
    する素材画像表示領域と、作成画像における素材画像の
    割付け状態を表示する作成画像表示領域とを備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像作成装置。
  3. 【請求項3】前記シーケンスは、前記背景画像上におけ
    る各素材画像を貼り込む位置、各素材画像の回転角度、
    各素材画像の変倍率であり、前記描画手段および前記画
    像作成手段は、前記シーケンスに基づいて、前記マスク
    画像に設定されたブレンド値を用いて前記背景画像と前
    記素材画像を透かし合成することにより前記作成画像を
    作成するものであることを特徴とする請求項1に記載の
    画像作成装置。
  4. 【請求項4】前記背景画像上において複数の素材画像が
    重なる場合は、先に貼り付けられた素材画像と前記背景
    画像を透かし合成して得られる画像を新たな背景画像と
    して、マスク画像に設定されたブレンド値を用いて前記
    新たな背景画像と後で貼り付けられる素材画像を透かし
    合成することにより前記作成画像を作成するものである
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像作成装置。
JP11079290A 1999-03-24 1999-03-24 画像作成装置 Withdrawn JP2000276606A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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