JP2000276564A - 2次元コード - Google Patents

2次元コード

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JP2000276564A
JP2000276564A JP11084026A JP8402699A JP2000276564A JP 2000276564 A JP2000276564 A JP 2000276564A JP 11084026 A JP11084026 A JP 11084026A JP 8402699 A JP8402699 A JP 8402699A JP 2000276564 A JP2000276564 A JP 2000276564A
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JP11084026A
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English (en)
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Hisashi Shigekusa
久志 重草
Tomohito Omori
智史 大森
Sunao Fujimoto
直 藤本
Takahiro Kurobe
高広 黒部
Naoki Yamashita
直樹 山下
Junichiro Kiuchi
潤一郎 木内
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鏡面反射の影響を受けない斜め読みを行った場
合でも、適切な読み取りができ、且つ、なるべく小さな
サイズのセルを用いてコード全体のサイズダウンを図り
たいという基本的要求も実現できる2次元コードを提供
する。 【解決手段】2次元コード52を構成するセルは、横方
向、縦方向のセル寸法をそれぞれw、hすると、h>w
(≒1.2)という長方形形状にされている。横方向は
従来通りの正面寸法で、縦方向のみ正面寸法の約1.2
倍とされている。このように縦長のセル形状なので、2
次元コードを斜め読みしてセルが歪んだ状態で結像して
も、少なくとも縦方向のセルの長さは、正面寸法に近い
値を確保し易くなる。つまり、斜め読みを行った際に最
も歪み率が大きなセルにおいても、縦方向に(1/1.
2)倍までの縮小度合いであれば、正面寸法の場合と同
じ寸法を確保することができ、セルの中心位置を決定す
ることが容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次元コードに関
し、特に、光学情報読取装置がコード記録面における鏡
面反射の影響を受けないような姿勢での読取を行った場
合でも、適切な読み取りができるような工夫を施した2
次元コードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図9(a)にその一例を示す
がごとく、セルの分布パターンで情報を表現する2次元
コードが知られている。2次元コードは記録密度が大き
く、例えば図9(a)に例示した2次元コード(QRコ
ードと呼ばれている)においては、同一面積で比較する
とバーコードの20〜100倍程度の情報を記録できる
ため、多量の情報を小さなスペースで表現することがで
きる。
【0003】但し、構造は複雑なものとなっており、よ
り精密な読取処理が必要とされる。つまり、2次元コー
ドはセルの明(白)又は暗(黒)で情報を表すため、読
取装置側では2次元コードを正しく解読するためには、
2次元的に配列された各セルの明暗(白黒)の判別を正
確に行う必要がある。例えば2次元コードの一例として
図12(a)に示すようなQRコードがあるが、このよ
うなQRコードの読み取り処理においては、最初にパタ
ーンの特徴から3つの位置決め用シンボル(切り出しシ
ンボルとも呼ばれる)A,C,Dを検出し、次いで、こ
の位置決め用シンボルA,C,Dの間に存在する明、暗
のセルを交互に配列したタイミングセルE,Fを検出す
ることで、画像処理によって、位置決め用シンボルA,
C,DおよびタイミングセルE,Fの各セルの中心位置
を検出している。これらのセルの中心位置が決定される
と、これらのセルの中心位置の座標を利用して、他のセ
ルの中心位置が計算にて求められる。
【0004】このように、セルの明暗判別に際しては、
各セルの中心位置の決定が重要であり、正確な中心位置
決定がなされないと読取性能の低下につながってしま
う。この「各セルの正確な中心位置決定」の観点から
は、図7に示すように、光軸410と受光素子406と
が垂直に交わる構成では、記録票403と光軸410は
垂直に交わる(θi=0°)のが望ましい。セルの形状
が歪まずに受光素子406へ結像するため、中心位置決
定が容易になるからである。しかし、光源401と光軸
410との角度にもよるが、記録票403が例えば光沢
があるような場合には、鏡面反射の影響が大きくなり、
正常に読み取れない事態も生じる。例えば、図7におい
ては光源401からの照明光の内、破線方向の成分が鏡
面反射を生じさせる可能性がある。
【0005】この鏡面反射を防止するために、いわゆる
斜め読みを積極的に行う構成も考えられている。すなわ
ち、図8に示すように、コードが印刷されている記録票
303における照明の鏡面反射の防止の観点から、光学
情報読取装置のケース308の本体部分に対して、光軸
310(結像レンズの主軸)及び照明用光源301の方向
を所定の角度θi(≠0°)だけ傾けるのである。この
ようにすれば、例えば記録票303に記録されたコード
からの反射光を結像レンズ305にて受光素子306に
結像させる場合、鏡面反射の影響を受けずにコードの明
暗パターンが適切に得られ、その明暗パターンに基づい
て処理回路307がコードを正常に解読できることとな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに斜め読みを実行した場合には、上述した図9(a)
に例示する全体形状が矩形の2次元コードは、斜め読み
によって図9(b)に示すように台形状に歪んでしま
う。その際、台形の上底側に近いセルほど歪み率が高
く、縦方向にも横方向にも縮んでしまうこととなる。そ
のため、セル単位での明暗判定が難しくなる状況が生ま
れる。つまり、上述したセルの明暗判定の前提である
「セルの中心位置の決定」の精度が落ちてしまうのであ
る。
【0007】この不都合を防止するためには、1セルの
大きさを歪みに耐え得るだけの大きなサイズにすればよ
い。しかし、2次元コードは、元々、多量の情報を小さ
なスペースで表現することを目的として開発されたもの
であるため、なるべく小さなサイズのセルを用いて2次
元コード全体のサイズダウンを図りたいという基本思想
を阻害する原因となってしまう。
【0008】そこで、本発明は、光学情報読取装置が鏡
面反射の影響を受けないような姿勢での読取(斜め読
み)を行った場合でも、適切な読み取りができるように
しながら、なるべく小さなサイズのセルを用いてコード
全体のサイズダウンを図りたいという基本的要求も実現
できる2次元コードを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1記載の2次元コードは、縦方向及び
横方向に沿って2次元的にセルが配置されて構成され、
当該セルの分布パターンにより情報を表現するものであ
って、セルの形状を規定する要素である縦横2方向のセ
ル寸法の内、いずれか一方が、正面寸法よりも大きく設
定されている。この正面寸法とは、本2次元コードをコ
ード正面から捉えた状態で光学的に読み取る場合に必要
な寸法を意味する。例えば正面寸法ではセルの縦横比が
1:1の場合に、縦方向を大きくして、縦横比を1.
2:1にするといった具合である。
【0010】どの程度大きくするかに関しては、請求項
2に示すように、コード正面を基準として所定角度ずれ
た斜め位置から捉えたために歪んで結像した状態であっ
ても、セルを光学的に読み取り可能な寸法に設定するこ
とが好ましい。つまり、例えばこのような縦長のセル形
状とすることにより、その縦方向から2次元コードを斜
め読みしてセルが歪んだ状態で結像しても、少なくとも
縦方向のセルの長さは、正面寸法に近い値を確保し易く
なるからである。もちろん、斜め読みする場合の角度に
は制限がある。例えば30deg程度までの傾きを許容
するのであれば、30度傾いた場合の縦方向の縮小率
(=tan30°)が生じても、結像部分で正面寸法が
確保できるようにすればよい。具体的には、縮小率の逆
数(1/tan30°≒1.15)倍以上の長さに設定
すればよい。
【0011】一方、縦方向を正面寸法よりも長くした場
合の横方向については、あえて正面寸法よりも長くはし
ない。斜め読みによって歪んだ状態で結像したセルの形
状の内、縦横のいずれか一方において正面寸法程度の長
さが確保できれば、縦横が両方とも歪んでしまった場合
に比べて、セルの中心位置を決定することが容易になる
からである。そして、このような2次元コードにするこ
とで、鏡面反射の影響を受けないような斜め読みを光学
情報読取装置が行った場合でも、適切な読み取りができ
るようにしながら、なるべく小さなサイズのセルを用い
てコード全体のサイズダウンを図りたいという基本的要
求も実現できることとなる。
【0012】このような2次元コードとしては、例えば
請求項3に示すように、コード全体を四辺形に構成し、
且つ、正面寸法よりも大きくされている方向のセル寸法
を四辺形の対向辺間で漸増するようにしてもよい。これ
は、斜め読みによって歪んで結像する場合であっても、
全てのセルが同じ比率で歪むわけではないことに着目し
たものである。
【0013】つまり、斜め読みする場合の手前側(光軸
が傾いている側)に位置するセルは正面寸法に対してあ
まり歪まないが、反対の奥側に位置するセルは正面寸法
に対して相対的に大きく歪むこととなる。したがって、
請求項4に示すように、正面寸法よりも大きくされてい
る方向のセル寸法の内で最大値となるものを、斜め位置
から捉えた場合に最も歪むセルに対して設定する。つま
り、相対的な歪みが小→大となる方向(手前側→奥側)
へ向かってセル寸法が漸増するように設定するのであ
る。
【0014】このようにすれば、斜め読みしてセルが歪
んだ状態で結像しても、各セルの長さが正面寸法に近い
値で確保し易くなる上、2次元コード全体のサイズダウ
ンにも寄与する。つまり、最も歪みの大きな奥側のセル
に合わせて手前側のセルの寸法も大きくしてしまうと、
その手前側のセルにおいては、セルの中心位置決定に必
要なサイズ以上の寸法となってしまう。正面寸法よりも
長くする場合であっても、各セルの位置に応じて必要最
低限の寸法に設定することで、コード全体のサイズダウ
ンを実現できる。
【0015】以上はセルの寸法について言及したが、セ
ルの形状としては、請求項5に示すように長方形とする
ことができる。この場合、その短辺方向のセル寸法は全
てのセルで同じ幅とすると共に、長辺方向については、
正面寸法よりもセル寸法を大きくする。そしてさらに、
コード全体としても長方形に構成する。
【0016】2次元コードは一般的にセル形状及び全体
形状も正方形とすることが多いので、そのような場合に
あっては、セルの1方向だけ長くして長方形とし、コー
ド全体としても長方形とするのである。また、請求項6
に示すように、セルの形状を台形とし、その台形の高さ
方向について正面寸法よりもセル寸法を大きくすると共
に、コード全体としても台形に構成してもよい。上述し
た請求項5の場合には、セル及びコード全体の形状が長
方形であるため、斜め読みによって結像した状態では、
それら(セル及びコード全体)はいずれも台形形状とな
る。したがって、本請求項6では、斜め読みによって結
像した状態でそれら(セル及びコード全体)がいずれも
矩形に近くなるようにするため、実際の2次元コードの
セル及びコード全体を台形形状としておくのである。こ
のように結像した状態でセル及びコード全体が矩形に近
い状態となれば、光学情報読取装置においてセルの中心
位置を決定する際の処理は容易になる。
【0017】また、この場合、請求項7に示すようにし
てもよい。すなわち、台形形状のセルの高さが、台形形
状のコードの上底と下底との間で漸増するようにされて
いる場合には、長さaの下底での縦方向セル寸法ha
と、長さbの上底での縦方向セル寸法hbとの関係を、
hb/ha≒b/aとするのである。図9に示す2次元
コードの場合には、下底の長さaよりも上底の長さbの
方が大きくされており、斜め読みする際には、下底側に
光軸を傾ける。
【0018】なお、2次元コードの種類にも様々ある
が、上述したQRコードをはじめとして、セルが、縦横
2方向に沿ってそれぞれ同数配置されているものが多
い。したがって、請求項8に示すように、セルが縦横2
方向に沿ってそれぞれ同数配置されている場合には、上
述したセル及びコード全体を長方形あるいは台形とする
手法が採用し易く、また本発明の効果も生じ易い。
【0019】以上は、2次元コードそのものの説明であ
り、読取時に鏡面反射を防止する目的で斜め読みをして
も読取性能の低下を防止できることを主な効果としてい
るが、次に示す副次的な効果もある。つまり、本2次元
コードは、コード全体の形状が従来に比べていわゆる
「縦長」となっている。もちろん、縦方向を必ず長くし
なくてはならないというものではないが、この場合に
は、斜め読みの際に光軸を傾ける方向に対応する方向を
縦方向と考える。2次元コードを記す対象としては特に
限定はされないが、このような縦長であるため、例えば
書籍の背表紙などに印刷する場合などに有効である。背
表紙は幅が限定されているが、縦方向に長くする分には
問題ない。そして、2次元コードが背表紙に印刷された
書籍が陳列棚などに配置されている場合には、このよう
に斜め読みができることは有効である。なぜなら、縦方
向に複数段の棚があった場合、特に高い位置や低い位置
に陳列されている書籍から2次元コードを読み取ろうと
した場合、必然的に斜め読みをせざるを得ないことが多
い。したがって、鏡面反射を防止する観点に加え、読取
作業が容易になる斜め読みをできることは、好ましいの
である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の
形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発
明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得るこ
とは言うまでもない。
【0021】[第1実施例]図1は、第1実施例として
の2次元コード52の概略構成を示している。本実施例
の2次元コード52は、いわゆるQRコードと呼ばれる
もので、白色の台紙53の上に印刷されており、3個の
位置決め用シンボル54A,54B,54C、データ領
域56、タイミングセル20a,20bなどから構成さ
れている。
【0022】データ領域56中の各セルは、光学的に異
なった2種類のセルから選ばれており、図および説明上
では白(明)・黒(暗)で区別して表す。なお、図1
(A)では便宜上、データ領域56のデータセルの白黒
のパターンは省略しているが、実際には、図1(C)に
一例として示すごとくである。
【0023】ところで、図1(B)に示すように各セル
は長方形とされている。すなわち、横方向(幅方向)の
セル寸法をw、縦方向(高さ方向)のセル寸法をhとす
ると、h>wである。なお、図1の例示したものはh/
w≒1.2である。従来は、h=wとしていたが、この
場合のセル寸法(h=w)は、2次元コード52をコー
ド正面から捉えた状態で光学情報読取装置1が読み取る
場合に必要な寸法を意味している。そして、図1に示す
場合には、横方向(w)は従来の正面寸法通りであり、
縦方向(h)のみが正面寸法の約1.2倍とされてい
る。
【0024】そして、図1(C)に示すように、この2
次元コード52全体は25セル×25セルで構成されて
いるため、2次元コード52の全体形状も長方形であ
る。したがって、図1(A)に示すように、横方向(幅
方向)の長さをW、縦方向(高さ方向)の長さをHとす
ると、H>Wであり、H/W≒1.2である。
【0025】また、3つの位置決め用シンボル54A,
54B,54Cは、2次元コード52の4つの頂点の
内、3つに配置されている。この位置決め用シンボル5
4A,54B,54Cのセルの明暗配置は、図2(A)
に示すごとく、1セル幅の黒部からなる枠状正方形55
a内の中心部分に、1セル幅の白部からなる縮小した枠
状正方形55bが形成され、その内側の中心部分に黒部
からなる3セル×3セルの大きさの正方形55cが形成
されているパターンである。
【0026】また、タイミングセル20a,20bは、
位置決め用シンボル54A,54B,54C間に配置さ
れており、白と黒とが交互に組み合わせられた各データ
セル位置の指標となる基準パターンとして用いられる。
ここで、上述した2次元コード52を読み取るための光
学情報読取装置1について説明する。図3に示すよう
に、光学情報読取装置1は、制御回路10と、照明発光
ダイオード(照明LED)11と、CCDエリアセンサ
12と、増幅回路13と、2値化回路14と、特定比検
出回路15と、同期パルス出力回路16と、アドレス発
生回路17と、A/D変換回路18と、画像メモリ20
と、ブザー30と、スイッチ群31と、液晶表示器32
と、通信I/F回路33と中心にして構成されている。
【0027】制御回路10は、CPU、ROM、RA
M、I/O等を備えたコンピュータシステムとして構成
され、ROMに記憶されているプログラムに従って後述
する読取処理等を実行し、光学情報読取装置1の各構成
を制御している。照明LED11は、読取対象の2次元
コード52に対して照明用の赤色光を照射するものであ
る。
【0028】CCDエリアセンサ12は、2次元的に配
列された複数の受光素子であるCCDを有しており、外
界を撮像してその2次元画像を水平方向の走査線信号と
して出力する。この走査線信号は増幅回路13によって
増幅されて2値化回路14及びA/D変換回路18に出
力される。
【0029】増幅回路13は、制御回路10から入力し
たゲインコントロール電圧に対応する増幅率で、CCD
エリアセンサ12から出力された走査線信号を増幅す
る。2値化回路14は、増幅回路13にて増幅された走
査線信号を、閾値に基づいて2値化し、特定比検出回路
15及び画像メモリ20に出力する。特定比検出回路1
5は、2値化回路14にて2値化された走査線信号の内
から読取対象の光学情報が持つ特定のパターンに対応す
る比を検出し、その検出結果は画像メモリ20に出力す
る。
【0030】一方、増幅回路13にて増幅された走査線
信号はA/D変換回路18にも出力される。A/D変換
回路18はアナログの走査線信号をディジタル信号に変
換して、画像メモリ20に出力する。CCDエリアセン
サ12では繰り返し画像を検出するので、その検出が繰
り返される度に、画像メモリ20内の画像データは更新
される。
【0031】同期パルス出力回路16は、CCDエリア
センサ12から出力される2次元画像データのパルスよ
り十分に細かい同期パルスを出力する。アドレス発生回
路17はこの同期パルスをカウントして、画像メモリ2
0に対するそれぞれのアドレスを発生させる。
【0032】一方、特定比検出回路15は、2値化回路
14からの信号における「1」から「0」への変化ある
いは「0」から「1」への変化を検出し、ある変化点か
ら次の変化点までの間に、同期パルス出力回路16から
出力された同期パルスをカウントすることにより、2次
元画像の中の明(1)の連続する長さ及び暗(0)の連
続する長さを求める。この長さの比から、読取対象の光
学情報が持つ特定のパターンに対応する比を検出する。
【0033】ブザー30は、例えば使用者に注意を促す
状況が生じた場合などに警告音を発声させるためのもの
である。スイッチ群31は、利用者が読取処理の開始を
指示するための読取スイッチや、テンキーあるいは各種
ファンクションキーを備えており、情報入力のために用
いられる。
【0034】液晶表示器32は、読み込んだ2次元コー
ド52などを表示するためなどに用いられる。通信I/
F回路33は、ホストコンピュータなどとの間で通信を
行うものであり、例えば図示しない通信用発光素子を介
してデータを外部装置に送信したり、図示しない通信用
受光素子を介して外部装置からの信号(例えばシステム
を動かすためのプログラムや送信を指示する命令等)を
受信する。もちろん、ホストコンピュータと有線で接続
する構成を採用してもよい。
【0035】このような構成を備えた本実施例の光学情
報読取装置1は、まず制御回路10の指示により、CC
Dエリアセンサ12にて2次元コード52の2次元画像
を検出する。CCDエリアセンサ12は、2次元画像を
検出すると、多段階のレベルからなる信号にて2次元画
像データを出力する。CCDエリアセンサ12から出力
される信号は増幅回路13によって増幅されて2値化回
路14に出力される。2値化回路14は制御回路10か
ら指示された閾値にて2値化して、1(ハイ)/0(ロ
ー)の2つのレベルからなる信号に変換する。そして、
2値化回路14からの2値データは、画像メモリ20の
2値データ記憶領域に記憶される。走査線信号はCCD
エリアセンサ12の画素列単位で走査され、同期パルス
は1画素に対応する間隔で出力されるので、結果とし
て、2次元画像は1画素単位で明暗度合いが検出される
こととなる。
【0036】一方、特定比検出回路15は、2値化回路
14からの信号における「1」から「0」への変化ある
いは「0」から「1」への変化タイミングを捉えて、2
次元画像の中の明(1)の連続する長さおよび暗(0)
の連続する長さを求める。この長さの比から、2次元コ
ード52の位置決め用シンボル54A,54B,54C
に該当するパターンを検出することができる。
【0037】図2(A)に示したごとく、位置決め用シ
ンボル54A,54B,54Cのほぼ中心を代表的な角
度で横切るCCD4の走査線(α),(β),(γ)で
の明暗パターンは、図2(B)に示すごとく、すべて同
じ明暗成分比を持つ構造になっている。すなわち、位置
決め用シンボル54A,54B,54Cの中心を横切る
それぞれの走査線(α),(β),(γ)の明暗成分比
は暗:明:暗:明:暗=1:1:3:1:1となってい
る。勿論、走査線(α),(β),(γ)の中間の角度
の走査線においても比率は1:1:3:1:1である。
また、図2(A)の図形を斜めから読み取ったとして
も、前記走査線(α),(β),(γ)の明暗成分比は
やはり、暗:明:暗:明:暗=1:1:3:1:1を維
持する。なお、図2(B)は、2値化回路14からの2
値化された信号に該当する。
【0038】このことにより、特定比検出回路15は、
この「1:1:3:1:1」なる明暗成分比を検出す
る。そして、検出した場合は、そのタイミングにアドレ
ス発生回路17にて発生されている画像メモリ20のア
ドレスをアドレス記憶領域に記憶する。
【0039】したがって、CCDエリアセンサ12が1
フレーム分の2次元画像データを検出すると、画像メモ
リ20の2値データ記憶領域には、2値化された2次元
画像データが記憶され、アドレス記憶領域には、検出さ
れた分の位置決め用シンボル54A,54B,54Cの
アドレスが記憶されている。
【0040】なお、最初の2次元画像の1フレーム分の
画像が得られると、制御回路10は、画像メモリ20内
のデータに基づいて後述する2次元コード読取処理を行
い、この処理が終了すれば、制御回路10は、続けて、
CCDエリアセンサ12に次の1フレームの2次元画像
の検出を指示する。したがって、CCDエリアセンサ1
2からは、再度、2次元画像が増幅回路13に出力さ
れ、上述したごとくの処理が繰り返される。
【0041】1フレーム分の2次元コード52の画像と
その位置決め用シンボル54A,54B,54Cのアド
レスが、画像メモリ20にそれぞれ記憶された後に、制
御回路10は、2次元コード52の読取処理を実行す
る。この読取処理について説明する。
【0042】まず、位置決め用シンボル54A,54
B,54Cの検出処理が行われる。この処理では、画像
メモリ20に対してアクセスし、その記憶内容から位置
決め用シンボル54A,54B,54Cが適切な位置
に、3つ存在しているか否かの判断と位置決め用シンボ
ル54A,54B,54Cの画像上での正確な形状と中
心位置とを決定する。そして、位置決め用シンボル54
A,54B,54Cの形状に応じて、各位置決め用シン
ボル54A,54B,54Cを構成する各セルの形状と
中心位置を計算する。
【0043】すなわち、まず、位置決め用シンボル54
A,54B,54Cについては、図2に示すごとく、黒
の枠状正方形55aの幅が1セル分、白の枠状正方形5
5bの幅が1セル分、および黒の正方形55cの幅が3
セル分の形状であることから、画像メモリ8内の各位置
決め用シンボル54A,54B,54C全体の高さと幅
とから、その高さと幅とをそれぞれ7で割ることによ
り、各位置決め用シンボル54A,54B,54Cの位
置におけるセルの高さと幅の値、すなわちセルの形状を
各3つ得る。
【0044】次に、このようにして求められた各位置決
め用シンボル54A,54B,54Cにおけるセルの高
さと幅に基づいて、各位置決め用シンボル54A,54
B,54Cにおける各セル位置を決定する。続いて、デ
ータ領域56内の全てのデータセルの中心位置を特定
し、そのデータセルの中心位置付近の画素から記録され
ている値を読み取り、各セルの種類を決定しコード内容
を得る。次に、このコード内容が正常なものか否かが判
定する。例えば、白と黒とのセル数が予め決められてい
る特定の数になっているか否か、あるいは表されている
データを所定の計算方法で計算した結果が2次元コード
52内の所定範囲に表示されているチェック用データと
一致しているか否か等により、正常にコードが読み取ら
れているか否かが判定される。
【0045】正常なコードであれば、そのコード内容を
ホストコンピュータ等の他の装置へ出力したり、そのコ
ード内容を特定のメモリに記憶したり、そのコード内容
に対応した処理を実行したり、あるいはそのコード内容
に対応した指示を出力したりする処理を行う。
【0046】以上、2次元コード52の構成と、それを
読み取るための光学情報読取装置1の構成及び読取時の
動作について説明したが、この光学情報読取装置1を用
いて本実施例の2次元コード52を読み取る際には、鏡
面反射を防止する観点からすると「斜め読み」を行うこ
とが好ましい。この斜め読みについては、従来技術の説
明の際に図8を用いて詳しく説明したので、ここでは繰
り返さない。
【0047】但し、斜め読みを実行した場合には、次の
ような問題があった。すなわち、図9(a)に例示する
全体形状が矩形の2次元コードの場合には、斜め読みに
よって図9(b)に示すように台形状に歪んでしまう。
その際、台形の上底側に近いセルほど歪み率が高く、縦
方向にも横方向にも縮んでしまうこととなる。そのた
め、セル単位での明暗判定が難しくなる状況が生まれて
いた。
【0048】この不都合を防止するためには、1セルの
大きさを歪みに耐え得るだけの大きなサイズにすればよ
い。しかし、2次元コードは、元々、多量の情報を小さ
なスペースで表現することを目的として開発されたもの
であるため、なるべく小さなサイズのセルを用いて2次
元コード全体のサイズダウンを図りたいという基本思想
を阻害する原因となってしまう。
【0049】そこで、本実施例の2次元コード52で
は、図1(B)に示すように各セルを長方形とした。す
なわち、横方向セル寸法w、縦方向セル寸法hとする
と、h>w(具体的にはh/w≒1.2)である。これ
は、横方向は従来の正面寸法通りであり、縦方向のみ正
面寸法の約1.2倍としたものである。このように縦長
のセル形状とすることによって、その縦方向から2次元
コードを斜め読みしてセルが歪んだ状態で結像しても、
少なくとも縦方向のセルの長さは、正面寸法に近い値を
確保し易くなる。つまり、斜め読みを行った際に最も歪
み率が大きなセルにおいても縦方向に(1/1.2)倍
までの縮小度合いであれば、正面寸法における縦方向と
同じだけの寸法を確保することができる。したがって、
斜め読みによってセルの面積が過大に小さくなってしま
うことを防止できる。
【0050】一方、セルの横方向寸法wについては、正
面寸法と同じにしてある。斜め読みによって歪んだ状態
で結像したセルの形状の内、縦横のいずれか一方におい
て正面寸法程度の長さが確保できれば、縦横が両方とも
歪んでしまった場合に比べて、セルの中心位置を決定す
ることが容易になるからである。
【0051】そして、このような2次元コード52にす
ることで、鏡面反射の影響を受けないような斜め読みを
光学情報読取装置1が行った場合でも、適切な読み取り
ができるようにしながら、なるべく小さなサイズのセル
を用いてコード全体のサイズダウンを図りたいという基
本的要求も実現できることとなる。
【0052】このように、本実施例の2次元コード52
によれば、読取時に鏡面反射を防止する目的で光学情報
読取装置1が斜め読みをしても、読取性能の低下を防止
できるという利点があるが、次に示す副次的な効果もあ
る。つまり、本2次元コード52は縦長であるため、例
えば書籍の背表紙などに印刷する場合などに有効であ
る。書籍の背表紙は幅が限定されているが、縦方向に長
くする分には問題ない。そして、2次元コード52が背
表紙に印刷された書籍が陳列棚などに配置されている場
合には、このように斜め読みができることは有効であ
る。なぜなら、縦方向に複数段の棚があった場合、特に
高い位置や低い位置に陳列されている書籍から2次元コ
ードを読み取ろうとした場合、必然的に斜め読みをせざ
るを得ないことが多い。したがって、鏡面反射を防止す
る観点に加え、読取作業が容易になる斜め読みをできる
ことは好ましい。
【0053】[第2実施例]図4は、第2実施例として
の2次元コード152の概略構成を示している。この第
2実施例の2次元コード152は、セル寸法以外につい
ては図1に示した第1実施例の2次元コード52と同様
である。
【0054】つまり、第1実施例の2次元コード52に
おける各セルは、全て同一寸法(図1(B)に示すよう
に横方向セル寸法w、縦方向セル寸法hである。)とさ
れていたが、本第2実施例の2次元コード152の場合
には、縦方向セル寸法が2次元コード152の縦方向に
沿って漸増(反対から見れば漸減)するように構成され
ている。なお、横寸法セル寸法は全セルで同じである。
すなわち、図4における2次元コード152の下端の縦
方向セル寸法をh1、上端の縦方向セル寸法をh2とす
ると、h2>h1である。
【0055】具体的な縦横比については斜め読みの度合
いなどを考慮して設定する必要があるが、斜め読みを行
った際に最も歪み率が大きくなるセルの縦方向セル寸法
を上述したh2とすればよい。したがって、例えばh2
/w≒1.2とし、h1/w≒1とし、それらの間を漸
増(漸減)させればよい。当然であるが、この2次元コ
ード152を光学情報読取装置1にて斜め読みする際に
は、図4で言えば下端側に光軸を傾けて行う。
【0056】このように縦方向セル寸法を漸増(漸減)
させたのは、斜め読みによって歪んで結像する場合であ
っても、全てのセルが同じ比率で歪むわけではないこと
に着目したものである。つまり、斜め読みする場合には
手前側(光学情報読取装置1の光軸が傾いている側であ
り、図4で言えば2次元コード152の下端側)に位置
するセルは正面寸法に対してあまり歪まないが、反対の
奥側(図4で言えば2次元コード152の上端側)に位
置するセルは正面寸法に対して相対的に大きく歪むこと
となる。したがって、その歪みの度合い対応させて縦方
向セル寸法を漸増(漸減)させるのである。
【0057】この構成を採用すれば、斜め読みしてセル
が歪んだ状態で結像しても、各セルの長さが正面寸法に
近い値で確保し易くなる上、2次元コード152全体の
サイズダウンにも寄与する。つまり、最も歪みの大きな
奥側のセルに合わせて手前側のセルの寸法も大きくして
しまうと、その手前側のセルにおいては、セルの中心位
置決定に必要なサイズ以上の寸法となってしまう。正面
寸法よりも長くする場合であっても、各セルの位置に応
じて必要最低限の寸法に設定することで、コード全体の
サイズダウンを実現できる。
【0058】[第3実施例]図5は、第3実施例として
の2次元コード252の概略構成を示している。この第
3実施例の2次元コード252は、各セルを台形形状と
すると共に、第2実施例の2次元コード152の場合と
同様に、縦方向セル寸法を、2次元コード252の縦方
向に沿って漸増(反対から見れば漸減)するように構成
した。すなわち、図5における台形形状の2次元コード
252の下底の縦方向セル寸法をha、上底の縦方向セ
ル寸法をhbとすると、hb>haである。なお、この
場合は、コード全体としても台形形状とされており、下
底寸法をa、上底寸法をbとするとb>aである。そし
て、上述した縦方向セル寸法ha,hbとの関係につい
ても、hb/ha≒b/aとされている。
【0059】図5に示す2次元コード252を光学情報
読取装置1によって斜め読みする場合には、下底側に光
軸を傾ける。図9を参照して説明したように、方形の2
次元コードを光学情報読取装置1にて斜め読みすると、
結像した状態では、セル及びコード全体がいずれも台形
形状となる(図9(b)参照)。したがって、本第2実
施例のように2次元コード252のセル及びコード全体
を台形形状としておけば、斜め読みによって結像した状
態でそれら(セル及びコード全体)がいずれも矩形に近
づくこととなる。結像した状態でセル及びコード全体が
矩形に近ければ、光学情報読取装置1においてセルの中
心位置を決定する際の処理は容易になる。
【0060】なお、本実施例では、2次元コード252
の上底寸法b及び下底寸法aと、セルの縦方向セル寸法
ha,hbとの関係についてhb/ha≒b/aとし
た。実用的には、b/a=1.05〜1.3程度であ
り、実際の光学系においては30deg程度の傾きの斜
め読みに対応できる。但し、光学系の設計によって好適
な数値が相当範囲で変化するため、あくまでこの数値は
一例であることを付言しておく。
【0061】[その他] (1)上述した各実施例では、2次元コード52,15
2,252として位置決め用シンボルが2つのQRコー
ド(図1参照)を採用したが、それには限られず、例え
ば図6(A)に示すように、位置決め用シンボルが1個
のQRコード(マイクロQRコードとも呼ばれる。)を
採用してもよい。このマイクロQRコードについては、
例えば特開平10−214317号に詳しく開示されて
いる。また、QRコード以外のいわゆるマトリックス型
の2次元コード、例えば図6(B)に示すデータコード
などでも同様に適用可能である。
【0062】(2)また、上述した第1及び第2実施例
ではセル形状を長方形、第3実施例では台形としたが、
それ以外のセル形状であっても実現は可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は第1実施例の2次元コードの概略構
成説明図、(B)はセル形状の説明図、(C)は第1実
施例の2次元コードの詳細構成説明図である。
【図2】 第1実施例における2次元コード中の位置決
め用シンボルを走査した場合の明暗検出の説明図であ
る。
【図3】 光学情報読取装置のブロック図である。
【図4】 第2実施例の2次元コードの概略構成説明図
である。
【図5】 第3実施例の2次元コードの概略構成説明図
である。
【図6】 2次元コードの別態様の一例を示す説明図で
ある。
【図7】 従来の光学情報読取装置の概略構成図であ
る。
【図8】 従来の光学情報読取装置の概略構成図であ
る。
【図9】 (a)は2次元コードを例示する説明図であ
り、(b)は2次元コードが斜めに読み取られて歪みを
生じた状態を例示する説明図である。
【符号の説明】
1…光学情報読取装置 8…画像メモリ 10…制御回路 11…照明LE
D 12…CCDエリアセンサ 13…増幅回路 14…2値化回路 15…特定比検
出回路 16…同期パルス出力回路 17…アドレス
発生回路 18…A/D変換回路 20…画像メモ
リ 30…ブザー 31…スイッチ
群 32…液晶表示器 33…通信I/
F回路 52,152,252…2次元コード 20a,20b…タイミングセル 53…台紙 54A,54B,54C…位置決め
用シンボル 55a…枠状正方形 55b…枠状正方
形 55c…正方形 56…データ領
域 301,401…光源 302…照明レン
ズ 303,403…記録票 304…反射鏡 305…結像レンズ 306,406…受光素子 307…処理回路 308…ケース 310,410…光軸 A…位置決め用シンボル E…タイミン
グセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 直 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 黒部 高広 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 山下 直樹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 木内 潤一郎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5B035 BB08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦方向及び横方向に沿って2次元的にセル
    が配置されて構成され、当該セルの分布パターンにより
    情報を表現する2次元コードであって、 前記セルの形状を規定する要素である前記縦横2方向の
    セル寸法の内、いずれか一方が、コード正面から捉えた
    状態で光学的に読み取る場合に必要な寸法(以下、正面
    寸法と称す。)よりも大きく設定されていること、 を特徴とする2次元コード。
  2. 【請求項2】請求項1記載の2次元コードにおいて、 前記正面寸法よりも大きくされている方向のセル寸法
    は、コード正面を基準として所定角度ずれた斜め位置か
    ら捉えたために歪んで結像した状態であっても、当該セ
    ルを光学的に読み取り可能な寸法に設定されているこ
    と、 を特徴とする2次元コード。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の2次元コードにおい
    て、 コード全体としては四辺形に構成されており、 前記正面寸法よりも大きくされている方向のセル寸法
    は、前記四辺形の対向辺間で漸増するようにされている
    こと、 を特徴とする2次元コード。
  4. 【請求項4】請求項3記載の2次元コードにおいて、 前記正面寸法よりも大きくされている方向のセル寸法の
    内で最大値となるものは、前記斜め位置から捉えた場合
    に最も歪むセルに対して設定されていること、を特徴と
    する2次元コード。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか記載の2次元コー
    ドにおいて、 前記セルの形状は長方形で、その短辺方向のセル寸法は
    全てのセルで同じ幅であると共に、前記正面寸法よりも
    セル寸法が大きくされているのが長辺方向であり、 さらに、コード全体としても長方形に構成されているこ
    と、 を特徴とする2次元コード。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれか記載の2次元コー
    ドにおいて、 前記セルの形状は台形で、前記正面寸法よりもセル寸法
    が大きくされているのが台形の高さ方向であり、 さらに、コード全体としても台形に構成されているこ
    と、 を特徴とする2次元コード。
  7. 【請求項7】請求項6記載の2次元コードにおいて、 前記台形形状のセルの高さが、台形形状のコードの上底
    と下底との間で漸増又は漸減するようにされている場合
    には、長さbの上底でのセルの高さh1と、長さaの下
    底でのセルの高さh2との関係は、h2/h1≒a/b
    であること、 を特徴とする2次元コード。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれか記載の2次元コー
    ドにおいて、 前記セルは、縦横2方向に沿ってそれぞれ同数配置され
    ていること、 を特徴とする2次元コード。
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