JP2000275900A - 静電荷像現像用トナー及び画像形成方法 - Google Patents
静電荷像現像用トナー及び画像形成方法Info
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Abstract
性を有する静電荷像現像用カラートナーを提供する。 【解決手段】 少なくとも結着樹脂、着色剤、帯電制御
剤を主成分とする母体トナーと、外添加剤からなるカラ
ートナーにおいて、該外添加剤が、下記(a)、(b)
及び(c)成分からなることを特徴とする静電荷像現像
用カラートナー。 (a)1次粒子径0.01〜0.03μmの疎水化処理
されたシリカ (b)1次粒子径0.01〜0.03μmで、比表面積
60〜140m2/gの疎水化処理された酸化チタン (c)比表面積20〜50m2/g、嵩密度100〜2
50g/1の疎水化処理されたシリカ
Description
録、静電印刷のような画像形成方法における静電荷像を
顕像化するためのトナーに関する。
いたハードコピーの技術は、白黒からフルカラーへの展
開が急速になりつつあり、フルカラーの市揚は特に拡大
している。フルカラー電子写真法によるカラー画像形成
は、一般に3原色であるイエロー、マゼンタ、シアンの
3色のカラートナー又はそれに黒色を加えた4色を用い
て全ての色の再現を行なうものである。そのフルカラー
電子写真法の一般的なものは、先ず原稿からの光をトナ
ーの色と補色の関係にある色分解光透過フィルターを通
して光導電層上に静電潜像を形成する。次いで現像、転
写工程を経てトナーを支持体に保持させる。続いて前述
の工程を順次複数回行い、レジストレーションを合わせ
つつ、同一支持体上に各色トナーを重ね合わせ、ただ一
回のみの定着によって最終のフルカラー画像を得る。
現像剤を用いた二成分現像方式と、キャリアを用いずト
ナーのみからなる一成分現像剤を用い、現像ローラーに
該トナーを薄層化して担持させ、これで静電荷像を現像
する一成分現像方式とがある。二成分現像剤では現像装
置の中で、トナーとキャリアが攪拌され、トナーが適切
な帯電量になるように帯電し、現像に寄与する。特にカ
ラートナーにおいては、一般に使用される結着樹脂は低
軟化温度のものを用い、熱定着時に十分な溶融を行い、
定着されたトナーを均一な薄い層とし、画像の色発色性
を良好にし、光沢を付与する必要がある。また、トナー
の現像装置内への補給性や、転写性を良好なものとする
為に、トナーの流動性を向上する目的で、トナーの表面
に流動性向上剤(硬質微粉末など)を塗布する事が効果
的である。しかし、現像装置内でのキャリアとの強い攪
拌により、特にカラートナーの様な低軟化温度の柔らか
い結着樹脂を用いたトナーでは、トナー表面の流動性向
上剤がトナーの内部に埋まりやすく、トナーに必要な流
動性を低下させ、現像性、転写性、補給性などを悪化さ
せやすい。
現像方式には、トナーに磁性材料を添加して、現像ロー
ラー中に磁石を組み込み、磁力でトナーが現像ローラー
に供給される磁性一成分現像方式と、トナーに磁性材料
を添加せず、トナーをトナー供給部材等から、当接する
現像ローラーへ供給する非磁性一成分現像方式とがあ
る。また、一般にトナーに添加する磁性材料は、黒色〜
着色力の強い有色である事から、カラートナーの色調を
損ないやすく、カラー画像形成に使用する事が困難であ
り、このため、カラー画像形成には通常は非磁性トナー
が非磁性一成分現像方式に用いられる。
は、現像ローラーへのトナーの補給性や、現像ローラー
のトナー保持性が悪いため、現像ローラーへトナーを強
制的に擦りつけたり、ブレードにより現像ローラー上の
トナー量を規制したりする。その結果、現像ローラーヘ
トナーがフィルミングしやすくなり、現像ローラーの寿
命が短くなったり、トナーの帯電量が不安定になるとい
う問題が生じる。また、これにより良好な現像が行なわ
れなくなる。従って、非磁性一成分現像用のカラートナ
ーにおいては、一般のトナーに必要とされる特性に加え
て、現像ローラーへのトナーのフィルミング防止などが
要求される。
決すべく、各種の現像用トナーが提案されている。例え
ば、特開平5−53369号公報には、BET比表面積
が1〜150m2/gで、炭素数5以上の飽和又は不飽
和の環状又は非環状有機基を有するカップリング剤で処
理された無機微粉体と、BET比表面積が160〜40
0m2/gで疎水化度30以上の無機微粉体とを着色粒
子表面に付着させたトナーが提案されている。しかしな
がら、該トナーは、二成分現像方式での使用において
は、トナーの帯電量が変化しやすく、また一成分現像方
式での使用においては、現像ローラー上のトナーの帯電
特性が不安定となり、トナーが現像ローラーからこぼれ
たり、飛散したりする場合がある等の欠点を有する。
粒子表面に平均粒径が30nm以上、100nm未満の
無機微粒子を付着させてなる非磁性一成分トナーが提案
されている。しかしながら、該トナーは、トナーの流動
性が十分でなく、トナーの補給性が不十分になる場合が
ある等の欠点を有する。
径4〜9μmのトナー粒子と、小粒径(7〜20nm)
および大粒径(20〜80nm)の外添加剤とから成
り、小粒径外添加剤を1〜2%有する一成分現像剤が提
案されている。しかしながら、該トナーは、現像ローラ
ー上のトナーの帯電特性が不安定であり、トナーが現像
ローラーからこぼれたり、飛散したりする場合がある等
の欠点を有する。
粒径1〜9μmのトナー粒子と、疎水化された無機微粉
末(10〜90nm)および疎水化されたケイ素化合物
微粉末(30〜120nm)の外添加剤とから成るトナ
ーが提案されている。しかしながら、該トナーは、二成
分現像方式では、トナーの帯電量が変化しやすく、一成
分現像方式では、現像ローラー上のトナーの帯電特性が
不安定であり、トナーが現像ローラーからこぼれたり、
飛散したりする場合がある等の欠点を有する。
T比表面積20〜50m2/g、pH6〜8、疎水率8
5%以上のシリカ微粒子を含有するトナーが提案されて
いる。しかしながら、該トナーは、トナーの流動性が十
分でなく、トナーの補給性が不十分になる場合がある等
の欠点を有する。
は、軟化点(Sp)が90〜115℃、ガラス転移点
(Tg)との関係が、Sp+110≦4Tg≦Sp+1
70のポリエステル樹脂を有するトナー表面に、BET
比表面積70m2/gの微粒子を有する非磁性一成分ト
ナーが提案されている。しかしながら、該トナーも、ト
ナーの流動性が十分でなく、トナーの補給性が不十分に
なる場合がある等の欠点を有する。
は、平均粒径4〜12μmのトナー粒子と無機微粉体
(1〜50nm)と樹脂粒子(0.1〜2μm)と金属
酸化物(0.3〜3μm)の外添加剤からなるトナーが
提案されている。しかしながら、該トナーは、トナーの
流動性が十分でなく、トナーの補給性が不十分になる場
合がある等の欠点を有する
した帯電特性、流動性をもち、長期の撹拌においても安
定した優れた現像性を有する静電荷像現像用トナー及び
これを用いる画像形成方法を提供することである。本発
明の他の目的は、特にカラー画像形成方法に有用な静電
荷像現像用カラートナーを提供することである。
に、少なくとも結着樹脂、着色剤、帯電制御剤を主成分
とする母体着色粒子と、外添加剤とからなる静電荷像現
像用トナーにおいて、該外添加剤として下記(a)成
分、(b)成分及び(c)成分の3種類のものを組み合
わせ含有させることを特徴とする静電荷像現像用トナー
が提供される。 (a)1次粒子径0.01〜0.03μmの疎水化処理
されたシリカ (b)1次粒子径0.01〜0.03μmで、比表面積
60〜140m2/gの疎水化処理された酸化チタン (c)比表面積20〜50m2/g、嵩密度100〜2
50g/1の疎水化処理されたシリカ
(c)成分の含有量が、前記母体着色粒子100重量部
に対し、各々0.2〜1.0重量部、0.2〜0.8重
量部及び0.5〜2.0重量部であることを特徴とする
上記第一に記載の静電荷像現像用トナーが提供される。
成分及び前記(b)成分とを混合した後、前記(c)成
分を添加し混合することにより、該母体着色粒子を、該
(a)成分、(b)成分及び(c)成分で被覆したもの
であることを特徴とする上記第一又は第二に記載の静電
荷像現像用トナーが提供される。
が4〜10μmであることを特徴とする上記第一〜三の
いずれかに記載の静電荷像現像用トナーが提供される。
導体の金属塩化合物であることを特徴とする上記第一〜
四のいずれかに記載の静電荷像現像用トナーが提供され
る。
合物が、下記一般式(I)で示される化合物であること
を特徴とする上記第五に記載の静電荷像現像用トナーが
提供される。
1〜10のアルキル基あるいはアリル基であるが、特に
水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基あるいはアリル
基が望ましい。ここでR1、R2及びR3は同時に同じで
あっても異なっていても良い。また、Meは亜鉛、ニッ
ケル、コバルト、銅及びクロムから選ばれるいずれかの
金属である。)
I)
x、yは正の整数であり、その和の平均値は2〜16で
ある)で示されるジオール成分と、2価以上の多価カル
ボン酸、その無水物及びその低級アルキルエステルから
なる群から選ばれる多価カルボン酸成分とを縮合重合し
て得られるポリエステル樹脂であることを特徴とする上
記第一〜六のいずれかに記載の静電荷像現像用トナーが
提供される。
と、2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物若し
くはそのグリシジルエーテルと、エポキシ基と反応する
活性水素を分子中に1価有する化合物と、エポキシ樹脂
基と反応する活性水素分子中に2個以上有する化合物と
を反応して得られるポリオール樹脂であることを特徴と
する上記第一〜六のいずれかに記載の静電荷像現像用ト
ナーが提供される。
ダ、シアン又はブラックであることを特徴とする上記第
一〜八のいずれかに記載の静電荷像現像用トナーが提供
される。
アントナー、イエロートナー又はこれにブラックトナー
を加えたフルカラー用のものであることを特徴とする上
記第一〜九のいずれかに記載の静電荷像現像用カラート
ナーが提供される。
ともマゼンダ、シアン、イエローのトナー像を重ねるこ
とにより多色画像を形成する画像形成方法において、該
トナーが上記第十に記載するカラートナーであることを
特徴とする画像形成方法が提供される。
明する。従来の静電荷像現像用トナーの欠点を解消し、
本発明の目的を達成するためには、トナーの特性が下記
の要件を満足することが必要である。特に、トナーがカ
ラートナーである場合にはその要件を確実に満たすこと
が必要である。
攪拌により必要なトナーの帯電量が付与されること。 2.キャリア表面のトナーが、長期的な消費及び供給を
されても、帯電量、流動性等の特性が、常に安定してい
ること。
ーラー上のトナー層が均一に形成されること。 2.現像ローラー上のトナーが充分に帯電し、その帯電
量のレベルが現像ローラーの長期的な撹拌や、使用環境
によっても変化が少ないこと。 3.現像ローラーの長期的な撹拌によっても、現像ロー
ラーや、トナーを薄層化させる部材に、トナーが融着す
ることによるスジ等が発生しないこと。
電荷像現像用トナーにおいて、その外添加剤として、前
記(a)成分、(b)成分、(c)成分の特定なシリカ
及び酸化チタンを組み合わせて用いることにより、従来
のトナー(特にカラートナー)の欠点を解消し、上記ト
ナーの特性の要件を満足うることを見い出し、本発明を
完成するに至った。
の外添加剤の(a)成分は、1次粒子径0.01〜0.
03μmの疎水化処理されたシリカであり、その添加量
は母体着色粒子100重量部に対し、0.2〜1.0重
量部である。このように、(a)成分のシリカを母体着
色粒子100重量部に対し、0.2〜1.0重量部、好
ましくは0.4〜0.8重量部を母体着色粒子の表面に
付着させることにより、トナーに必要な流動性と帯電性
が付与され、二成分現像剤においては、キャリア表面へ
のトナーの供給性が良好になると共に、トナーに必要な
帯電性が付与される。また、非磁性一成分トナーにおい
ては、現像ローラー上へのトナー供給性及び現像ローラ
ーから感光体への現像性が良好となる。
シリカの1次粒子径が0.01μmより小さいと現像ロ
ーラの長期的撹拌により、シリカがトナーの表面に埋ま
り、流動性が悪化する場合があり、逆に0.03μmよ
り大きいとトナーに充分な流動性を付与することが出来
ない場合がある。また、(a)成分のシリカの添加量
が、母体着色粒子100重量部に対して0.2重量部よ
り少ない場合には、現像ローラーに必要な量のトナーが
供給されなかったり、必要なトナーの帯電量が得られな
い場合がある。逆に1.0重量部より多く添加した場合
にはトナーの帯電性が高すぎて十分なトナーの現像が行
われなかったり、トナーが現像ユニットから飛散する場
合がある。
添加剤の(b)成分は、1次粒子径0.01〜0.03
μmで比表面積60〜140m2/g(特に好ましくは
80〜120m2/g)の疎水化処理された酸化チタン
であり、その添加量は母体着色粒子100重量部に対し
て0.2〜0.8重量部である。このように、(b)成
分の酸化チタンを母体着色粒子100重量部に対し、
0.2〜0.8重量部、好ましくは0.3〜0.6重量
部をトナーの表面に付着させることにより、トナーの帯
電性の安定化し、及び特に帯電立ち上がり性とチャージ
アップが防止される。
酸化チタンの1次粒子径が0.01μmより小さいと現
像ローラの長期的撹拌により、酸化チタンがトナーの表
面に埋まり、流動性が悪化する場合があり、逆に0.0
3μmより大きいとトナーに充分な流動性を付与するこ
とが出来ない場合がある。また(b)成分の疎水化処理
された酸化チタンの添加量が、母体着色粒子100重量
部に対して0.2重量部より少ない場合には、トナーの
帯電性が高すぎて十分なトナーの現像が行われない場合
がある。逆に0.8重量部より多く添加した場合にはト
ナーの帯電性が低すぎてトナーが現像ユニットから飛散
したり、地肌汚れの原因となる場合がある。また、
(b)成分の疎水化処理された酸化チタンの比表面積が
60m2/gより小さいとトナーに充分な流動性を付与
することができない場合があり、逆に140m2/gよ
り大きいと現像ローラーの長期攪拌により酸化チタンが
トナーの表面に埋まり、トナーの流動性が悪化する場合
がある。なお、比表面積はBET法により測定を行った
値である。
の外添加剤の(c)成分は、比表面積20〜50m2/
gであり、特に好ましくは25〜45m2/gであり、
嵩密度100〜250g/lの疎水化処理されたシリカ
であり、その添加量は母体着色粒子100重量部に対
し、0.5〜2.0重量部である。このように、(c)
成分のシリカを母体着色粒子100重量部に対し、0.
5〜2.0重量部を母体着色粒子の表面に付着させるこ
とにより、二成分現像剤においては、キャリアとの長期
の攪拌によっても、トナーの帯電性、流動性等のトナー
特性の変化が少なく、現像性や転写性の劣化を防止出来
る。また、一成分現像剤においてはトナーの現像ローラ
ー上での薄層が均一となり、薄層のムラが大幅に改善さ
れ、更に長期の現像ローラーの撹拌により、撹拌現像剤
塗布ブレードヘのトナーの融着による白スジの発生を防
止しうる。
シリカの比表面積が20m2/gより小さいとトナー表
面からシリカが脱離しやすくなり、添加する効果が薄れ
る場合があり、逆に50m2/gより大きいと二成分現
像剤においては、キャリアとの長期の攪拌により、トナ
ーの帯電性、流動性等のトナー特性の変化が発生する場
合があり、また、一成分現像においてはトナーの薄層ム
ラが発生する場合がある。なお、比表面積は前記と同様
に、BET法により測定を行った値である。また嵩密度
が100g/lより小さいとトナーの流動性を悪化させ
る場合があり、逆に250g/lより大きいと、二成分
現像方式においては、キャリアとの長期の攪拌により、
トナーの帯電性、流動性等のトナー特性が変化する場合
があり、また、一成分現像方式においてはトナーの薄層
ムラが発生する場合がある。
着色粒子100重量部に対して0.5重量部より少ない
場合には、二成分現像剤においては、キャリアとの長期
の攪拌により、トナーの帯電性、流動性等のトナー特性
が変化する場合があり、また、一成分現像剤においては
トナーの現像ローラー上での薄層が不均一となり、トナ
ーの均一な現像及び画像が得られない場合や、撹拌現像
剤塗布ブレードヘのトナーの融着による白スジの発生す
る場合がある。逆に2.0重量部より多く添加した場合
には該シリカが過剰に存在し、トナーの表面に付着され
ず、トナーの帯電安定性を阻害する場合がある。
色粒子と、本発明の3種類の外添加剤との構成から成る
静電荷像現像用トナーは、従来からは存在していなかっ
たし、又このトナーはカラートナーとして極めて有用で
ある。
(c)成分の原料シリカは、一般に湿式法もしくは乾式
法で生成されたものであるが、特に乾式法(ケイ素化ハ
ロゲン化合物の蒸気相酸化)により生成された、いわゆ
るヒュームドシリカと称されるものが、流動性の面から
好ましい。これは、従来公知の技術によって製造される
ものである。例えば、四塩化ケイ素ガスの酸水素焔中に
おける熱分解酸化反応を利用するもので、基礎となる反
応式を下記に示す。 SiCl4 + 2H2 + O2 → SiO2 + 4
HCl また、この製造工程において、例えば、塩化アルミニウ
ム、又は塩化チタンなど他の金属ハロゲン化合物をケイ
素ハロゲン化合物と共に用いることによってシリカと他
の金属酸化物の複合微粉体を得ることも可能であり、本
発明においては、それらも使用しうる。
が、該疎水化処理する方法としては、シリカ微粉末の表
面をシラン系化合物等で表面処理する方法が挙げられ
る。即ち、シリカ微粉末に結合している水酸基にシラン
化合物を反応させ、水酸基をシロキシル基等に置換する
ことにより行われる。疎水化処理は、シリカ微粉末にシ
ラン化合物、例えばジアルキルジハロゲン化シラン、ト
リアルキルハロゲン化シラン、ヘキサアルキルジシラザ
ン、アルキルトリハロゲン化シラン等を高温下で反応さ
せることにより行なわれる。
化前に存在した水酸基のうち上記反応により消失した水
酸基の割合である。そして、前記シリカ微粉末の“疎水
化度”は、次の方法により測定することができる。20
0mlのビーカーに水50mlを入れ、更に0.2gの
シリカ微粉末を添加する。そして、マグネットスターラ
ーでゆるやかに撹拌しつつ、滴下時に先端が水中に浸漬
されたピュレットからメタノールを加え、浮かんでいる
シリカ微粉末が沈み始め、完全に沈んだ時の滴下メタノ
ールのml数を読み、下記式から求められる。 疎水化度={滴下メタノールのml数/(50+滴下メ
タノールのml数)}×100(%) メタノールはこの場合界面活性剤の役割をし、メタノー
ルの滴下に伴って浮いているシリカ微粉末がメタノール
を介して水中に分散するので、上記式で求められる疎水
化度の値が大きいほどシリカ微粉末の疎水化度(疎水化
前に存在した見ず酸基のうち前記反応により消失した水
酸基の割合)は高い。
化チタン微粒子としては、硫酸法と塩素法により製造さ
れたものがあり、ルチル型、アナターゼ型、アモルファ
ス及びその混合型のいずれでもよい。表面の疎水化処理
については、上記のシリカの場合と同様の化合物で行な
うことができる。
としては、母体着色粒子と外添加剤を各種のミキサーな
どで機械的に混合する方法が挙げられる。特に母体着色
粒子と(a)成分の1次粒子径0.01〜0.03μm
の疎水化処理されたシリカと、(b)成分の1次粒子径
0.01〜0.03μmで比表面積60〜140m2/
gの疎水化処理された酸化チタンを混合した後、(c)
成分の比表面積20〜50m2/g、嵩密度100〜2
50g/lの疎水化処理されたシリカを添加して混合す
ることにより、トナーの表面から外添加剤の脱離が防止
され、二成分現像剤においては、キャリア表面にトナー
表面から外添加剤が移行する事で発生する帯電付与効果
の低下が防止され、一成分現像剤においては、現像ロー
ラーと現像剤塗布ブレードの間に外添加剤が存在するこ
とによるトナー薄層ムラが改善される。すなわち、母体
着色粒子とすべての外添加剤を同時に混合した場合に
は、外添加剤同士が凝集しやすく、トナーの表面に均一
に付着されなくなる場合があり、前述のような現象が発
生する場合があるが、このような混合被覆方法により、
改善することができる。
電制御剤として、前記一般式(I)で示されるサリチル
酸誘導体の金属塩化合物を用いることにより、二成分現
像剤においては、キャリアとの安定したトナーの帯電特
性を得る事ができ、また、一成分現像剤では一成分現像
装置における現像ローラー上での均一なトナーの薄層を
得つつ、安定した帯電特性を得ることが出来る。
物は、CLARK,J,L,Kao,H(1948)
J.Amer.Chem.Soc.70,2151に記
載された方法によって容易に合成することができる。例
えば、溶媒中に2モルのサリチル酸ナトリウム塩(サリ
チル酸誘導体のナトリウム塩を含む)と、1モルの塩化
亜鉛とを添加し混合し、加温して撹拌することにより亜
鉛塩として得ることができる。この金属塩は白色を呈す
る結晶であり、トナーバインダー中に分散させた場合に
も着色を示さないものである。金属塩が亜鉛塩以外のも
のについても、上記の方法に準じて製造することができ
る。
上記サリチル酸誘導体の金属塩化合物の配合量は、結着
樹脂100重量部に対し、通常0.1〜10重量部、好
ましくは0.5〜5重量部程度である。
塩化合物の具体例を、以下の表1に示す。
平均粒径は特に4〜10μmであることが好ましい。こ
の範囲よりも小さい場合には、二成分現像剤において
は、キャリアとの長期攪拌により、トナーがキャリア表
面に融着し、トナーに十分な帯電量を付与出来なくなる
場合があり、また、一成分現像剤においては、現像ロー
ラー上での十分なトナー量を得ることが難しくなった
り、長期の現像ローラーの撹拌により、現像ローラーや
現像剤塗布ブレードにトナーが融着する場合がある。逆
にこの範囲よりも大きい場合には、二成分現像剤におい
ては、トナーに十分な帯電量を付与出来なくなる場合が
あり、また、一成分現像剤においては、現像ローラー上
のトナー層が不均一となったり、長期の撹拌により現像
ローラー上でのトナー量が変化する場合がある。
脂としては、各種のものを用いることができるが、カラ
ートナーとして必要な定着性、光沢、透明性、更には帯
電の安定性を付与するために、ポリエステル樹脂や、ポ
リオール樹脂を用いることが特に好ましい。
プのものが使用できるが、本発明に用いるものとしては
前記一般式(II)で示されるジオール成分と多価カルボ
ン酸成分とを縮合して得られるポリエステル樹脂が特に
好ましい。
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フ
マル酸及びそれらの無水物、及びそれらの低級アルキル
エステル、トリメリット酸もしくはその無水物、n−ド
デセニルこはく酸、n−ドデシルこはく酸、n−ブチル
こはく酸、イソ−ドデセニルこはく酸、イソ−オクチル
こはく酸等のこはく酸誘導体等が挙げられる。これらの
内、こはく酸誘導体を導入することにより、トナーとし
ての低温時の定着性が十分で、更に光沢も向上する。
ル成分の例としては、ポリオキシプロピレン(2.2)
−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
ポリオキシエステル(2)−2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(6)
−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
ポリオキシプロピレン(16)−2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン等が挙げられる。
能以上のポリヒドロキシ化合物を、約5モル%以下使用
することもできる。エチレングリコール、プロピレング
リコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメ
チロールプロパン、水素添加ビスフェノールA、ソルビ
トール、又はそれらのエーテル化ポリヒドロキシル化合
物等。
分と多価カルボン酸成分とを不活性ガス雰囲気中で18
0〜250℃の温度な縮合重合することによって製造す
ることができる。
種のタイプのものが使用できるが、本発明においては、
特にポリオール樹脂として、エポキシ樹脂と、2価
フェノールのアルキレンオキサイド付加物若しくはその
グリシジルエーテルと、エポキシ基と反応する活性水
素を分子中に1価有する化合物と、エポキシ樹脂基と
反応する活性水素分子中に2個以上有する化合物を反応
してなるポリオールを用いることが好ましい。更にま
た、のエポキシ樹脂は、数平均分子量の相異する少な
くとも2種以上のビスフェノールA型エポキシ樹脂であ
ることが特に好ましい。このようなポリオール樹脂を用
いることにより、良好な光沢、透明性を付与し、耐オフ
セット性に効果がある。
は、好ましくはビスフェノールAやビスフェノールF等
のビスフェノールとエピクロロピドリンを結合して得ら
れたものである。
のアルキレンオキサイド付加物としては、エチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド及
びこれらの混合物とビスフェノールAやビスフェノール
F等のビスフェノールとの反応生成物が挙げられる。得
られた付加物をエピクロロヒドリンやβ−メチルエピク
ロロヒドリンでグリシジル化して用いてもよい。特に下
記一般式(III)で表わされるビスフェノールAのアル
キルオキサイド付加物のジグリシジルエーテルが好まし
い。
H3)−又は−CH2−CH 2−CH2−基であり、また
n、mは繰り返し単位の数であり、各々1以上であって
n+m=2〜6である。)
イド付加物若しくはそのグリシジルエーテルは、ポリオ
ール樹脂に対して10〜40%含まれていることが好ま
しい。ここで量が少ないと、カールが増すなどの不具合
が生じ、またn+mが7以上であったり、量が多すぎる
と、光沢が出すぎたり、更には保存性の悪化の可能性が
ある。
応する活性水素を分子中に1個有する化合物としては、
1価フェノール類、2級アミン類、カルボン酸類があ
る。1価フェノール類としては、フェノール、クレゾー
ル、イソプロピルフェノール、アミノフェノール、ノニ
ルフェノール、ドデシルフェノール、キシレノール、p
−クミルフェノール等が挙げられる。2級アミン類とし
ては、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルア
ミン、N−メチル(エチル)ピペラジン、ピペリジンな
どが挙げられる。また、カルボン酸類としては、プロピ
オン酸、カプロン酸などが挙げられる。
応する活性水素を分子中に2個以上有する化合物として
は、2価フェノール類、3価以上の多価フェノール類、
多価カルボン酸類が挙げられる。2価フェノールとして
は、ビスフェノールAやビスフェノールF等のビスフェ
ノール類が挙げられる。また、多価フェノール類として
は、オルソクレゾールノボラック類、フェノールノボラ
ック類、トリス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1
−[α−メチル−α−(4−ヒドロキシフェニル)エチ
ル]ベンゼンが挙げられる。更にまた、多価カルボン酸
類としては、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピ
ン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、テレフタル
酸、トリメット酸、無水トリメリット酸が挙げられる。
ルキレンオキサイド部を有するポリオール樹脂を得るた
めには、他の種々の原材料の組合せが可能である。例え
ば、両末端グリシジル基のエポキシ樹脂と両末端グリシ
ジル基の2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物
を、ジハライドやジイソシアネート、ジアミン、ジオチ
ール、多価フェノール、ジカルボン酸と反応させること
により得ることができる。このうち、2価のフェノール
を反応させるのが反応安定性の点で最も好ましい。ま
た、ゲル化しない範囲で多価フェノール類や多価カルボ
ン酸類を、2価フェノールと併用するのも好ましい。こ
こで、多価フェノール類、多価カルボン酸の量は、全量
に対し15%以下、好ましくは10%以下である。
脂は、高い架橋密度を持たせると、透明性や光沢度が得
られにくくなり、好ましくは非架橋若しくは弱い架橋
(THF不溶分5%以下)とすることが好ましい。ま
た、特にカラー画像に適切な光沢、透明性、定着性を得
るために、トナーに用いる結着樹脂の、1/2流出開始
温度は110〜130℃であることが好ましい。1/2
流出開始温度は以下のように測定できる。即ち、高架式
フローテスター(CTF−500:島津製作所製)を用
い、ダイス細孔の径1mm、圧力1.96×106P
a、昇温速度6℃/minの条件で1cm3の試料を溶
融流出させたときの流出開始点から流出終了点の高さの
1/2に相当する温度を示す。
色剤は、限定されないが、フルカラー画像を作用するた
めには、イエロー、マゼンタ、シアン、又はこれらにブ
ラックを加えた色のトナーを得ることが可能な染顔料が
使用できる。例えば、カーボンブラック、ランプブラッ
ク、群青、アニリンブルー、フタロシアニンブルー、フ
タロシアニングリーン、ハンザイエローG、ローダミン
6G、レーキ、カルコオイルブルー、クロムイエロー、
キナクリドン、ベンジジンイエロー、、ローズベンガ
ル、トリアリルメタン系染料等の染顔料など、従来公知
のいかなる染顔料をも単独あるいは混合して使用し得
る。これらの着色剤の使用量は、結着樹脂に対し、通常
1〜20%、好ましくは3〜20%である。
性を改善するために、ワックスを添加することができ
る。具体的には以下のようなものが挙げられる。マイク
ロワックス、キャンデリラワックス、カルナウバワック
ス、ライスワックス、モンタンワックス、パラフィンワ
ックス、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワック
スなどが使用できるが、これらに限られたものではな
い。
御剤は、前述のサリチル酸誘導体の金属塩を用いること
が特に好ましいが、必要に応じてカラートナーの色調を
損なうことのない透明もしくは白色の物質を添加して、
トナーの帯電性を安定的に付与することができる。具体
的には、有機ホウ素塩類、含フッ素四級アンモニウム塩
類、カリックスアレン系化合物等が用いられるが、これ
らに限られるものではない。
性を向上させる目的で、本発明に用いられる疎水性のシ
リカ及び酸化チタンの他に、アルミナ、更に必要に応じ
て脂肪酸金属塩類やポリフッ化ビニリデン等を添加して
も良い。
像剤として用いる場合、キャリア粒子は、適当な抵抗を
持った無機/金属粒子、比較的抵抗の低い粒子を分散さ
せた樹脂粒子や、これらを核とした芯材に対して被覆層
を設けた粒子等を用いることができる。この時、トナー
粒子との混合攪拌によるトナー摩擦帯電量が、本発明規
定の範囲となる様、キャリア粒子構成が選択される。こ
れらに使用される材料の例としては、以下の様なものが
挙げられる。
属粒子の例としては、従来より公知のものが使用でき、
例えば鉄、コバルト、ニッケル等の金属;マグネタイ
ト、ヘマタイト、フェライトなどの合金や化合物等が挙
げられる。
被覆層を形成する樹脂としては、例えばポリエチレン、
ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン、クロロスルホン
化ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂;ポリスチレ
ン、アクリル(例えばポリメチルメタクリレート)、ポ
リアクリロニトリル、ポリビニルアセテート、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニ
ル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルエーテル、ポ
リビリケトン等のポリビニル及びポリビニリデン系樹
脂;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体;オルガノシロキ
サン結合からなるシリコーン樹脂またはその変成品(例
えばアルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂、ポリウレタン等による変成品);ポリテトラフルオ
ロエチレン、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビニリデン、ポ
リクロロトリフルオロエチレン等の弗素樹脂;ポリアミ
ド;ポリエステル;ポリウレタン;ポリカーボネート;
尿素−ホルムアルデヒド樹脂等のアミノ樹脂;エポキシ
樹脂等が挙げられる。
覆層用の材料として好ましいのは、シリコーン樹脂また
はその変成品、弗素樹脂、特にシリコーン樹脂またはそ
の変成品である。シリコーン樹脂としては、従来から知
られているいずれのシリコーン樹脂であってもよく、オ
ルガノシロキサン結合のみからなるストレートシリコー
ンおよびアルキド、ポリエステル、エポキシ、ウレタン
などで変成したシリコーン樹脂が挙げられる。
に分散されてキャリア粒子の体積固有抵抗を制御するた
めに使用される低抵抗材料は、従来より公知のもので良
く、その例としては、鉄、金、銅等の金属;フェライ
ト、マグネタイト等の酸化鉄;カーボンブラック等の顔
料が挙げられる。この中でも特にカーボンブラックの一
つであるファーネスブラックとアセチレンブラックの混
合物を用いることにより、少量の低抵抗微粉末の添加で
効果的に導電性の調整が可能で、更に樹脂粒子/被覆層
の耐摩耗性に優れたキャリア粒子を得ることが可能とな
った。これらの低抵抗微粉末は、粒径0.01〜10μ
m程度のものが好ましく、樹脂粒子または被覆樹脂10
0重量部に対して2〜30重量部添加されることが好ま
しく、さらには5〜20重量部が好ましい。
体粒子との接着性を向上させたり導電性付与剤の分散性
を向上させる目的でシランカップリング剤、チタンカッ
プリング剤等を添加しても良い。
ャリア核体粒子の表面に被覆層形成液を噴霧法、浸漬法
等の手段で塗布すればよい。被覆層の厚さは0.1〜2
μmが好ましい。
知の二成分及び一成分の現像装置に用いることができ
る。
成る現像剤を攪拌する機構が設けられ、攪拌された現像
剤を、磁石の内蔵された回転する現像ローラーにドクタ
ーで供給現像剤量を制御しながら供給し、感光体近傍に
現像ローラーからの磁力により現像剤の穂立ちをさせな
がら供給する方式が一般的であるが、この方式に限られ
るものではない。
提案されており、本発明の静電荷像現像用トナーを適用
する事が可能であるが、特に本発明の電子写真用カラー
トナーを、少なくとも金属材質からなる現像ローラー
と、この現像ローラーに当接させたトナー薄層を得るた
めの表面がゴム材質からなる現像剤塗布ブレードや塗布
ローラーとを有する現像装置に用いることにより、本発
明のトナーは本発明の目的に対して多大な効果を発揮す
る。即ち、本発明のトナーを用いた場合に、金属材質の
現像ローラーを用いることにより、現像ローラー上のト
ナー薄層が均一となり、薄層のムラが大幅に改善される
と共に、現像ローラーの長期撹拌によっても現像ローラ
ー上のトナー量が安定化する。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。また、
以下に、非磁性一成分現像装置での本発明における特性
の評価方法を記載する。 <現像ローラー上トナー特性> (評価装置)図1に示す現像装置にトナー7を供給す
る。図1において、1は潜像担持体(ベルト感光体)、
2は現像ローラー、2−1は芯金、2−2は樹脂コート
層、3はトナー供給部材、4は現像剤塗布ブレード、5
はアジテーター及び6は現像領城である。具体的には、
現像ローラー2は、芯金2−1に樹脂コート2−2とし
てシリコーン樹脂を主成分とした表層を設けたものであ
り、現像ローラー2に当接するポリウレタン材質から成
るトナー供給ローラー3、更に現像ローラー2に当接す
るウレタン材質から成るブレード4を、図1に示すよう
に設定した。なお、図1は現像ローラー2が、芯金2−
1と樹脂コート層2−2を有するものを示したが、芯金
2−1と樹脂コート層2−2の代わりに、全体が金属材
質2−3からなる現像装置も使用した。
して、現像ローラー上のトナーを吸引し、ファラデーケ
ージ内にトラップされたトナーの比電荷を測定する吸引
法比電荷測定装置により、帯電量の測定を行なう。ま
た、同時にトラップされたトナーの重量と、吸引された
現像ローラーの面積との関係から、トナー付着量を算出
する。これらの特性の適正な値は、現像ローラーと感光
体の線速(比)などで異なるが、一般には以下の通りで
あり、特に多数枚のプリントによる現像ローラーの長期
撹拌によっても安定していることが、現像されるトナー
量が安定化する観点から好ましい。 帯電量 絶対値で10〜25(μc/g) 付着量 0.4〜1.2(mg/cm2) トナー薄層性 現像ローラー上トナーの薄層性は目視による観察を行な
った。また、現像ローラーの長期撹拌後に現像ユニット
を分解し、トナーを除去後、現像ローラー上のトナーの
フィルミング状態、現像剤塗布ブレードヘのトナーの固
着状態を目視により観察した。
ち、100〜110℃に加熱した2本ロールによって溶
融混凍した。混練り物を自然放冷後、カッターミルで粗
粉砕し、ジェット気流を用いた微粉砕機で粉砕後、風力
分級装置を用いて各色の母体着色粒子を得た。なお、各
色母体着色粒子の体積平均粒径は、以下の通りであっ
た。(体積平均粒径は、コールターエレクトロニクス社
製のコールターカウンターモデルTA−IIにより計測し
た。) イエロー:8.3(μm)、マゼンタ:8.1(μm) シアン :8.4(μm)、ブラック:8.5(μm) 次に、母体着色粒子100重量部に対して、まず、下記
外添加剤(b)を、ついで下記外添加剤(a)及び
(c)を添加混合して、ヘンシェルミキサーにて混合撹
拌を行い、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各
色のトナーを得た。 (a)疎水性シリカ(ヘキサメチルジシラザンでの表面処理品。 疎水化度80%、1次粒子径:0.02μm) 0.5重量部 (b)疎水性酸化チタン(イソブチルトリメトキシシランでの 表面処理品。疎水化度70%、比表面積100m2/g、 1次粒子径:0.02μm) 0.5重量部 (c)疎水性シリカ(ヘキサメチルジシラザンでの表面処理品。 疎水化度90%、比表面積40m2/g、嵩密度120 g/l) 1.5重量部 得られたトナーを、リコー社製マイリコピーM−5の改
造機にセットし、現像ローラー上のトナー層の特性評価
を行った。なお、現像ローラー上のトナー薄層は均一
で、3万枚プリント後においても変化が無く、帯電量と
トナー付着量の変化も少なかった。なお、評価結果を表
2に示す。
積平均粒径の母体着色粒子を得た。 イエロー:7.4(μm)、マゼンタ:7.3(μm) シアン :7.2(μm)、ブラック:7.3(μm) 次に、母体着色粒子100重量部に対して、まず、下記
外添加剤(a)及び(b)を、ついで下記外添加剤
(c)を添加混合して、ヘンシェルミキサーにて混合撹
拌を行い、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各
色のトナーを得た。 (a)疎水性シリカ(ポリジメチルシロキサンでの表面処理品。 疎水化度70%、1次粒子径:0.015μm) 0.7重量部 (b)疎水性酸化チタン(メチルトリメトキシシランでの 表面処理品。疎水化度80%、比表面積70m2/g、 1次粒子径:0.015μm) 0.8重量部 (c)疎水性シリカ(ジメチルジクロロシランでの表面処理品。 疎水化度90%、比表面積35m2/g、嵩密度150 g/l) 2.0重量部 更に、実施例1と同様の評価を行ったところ、実施例1
と同様良好な結果を得た。評価結果を表2に示す。
積平均粒径の母体着色粒子を得た。 イエロー:8.6(μm)、マゼンタ:8.4(μm) シアン :8.8(μm)、ブラック:8.7μm) 次に、母体着色粒子100重量部に対して、まず、下記
外添加剤(a)及び(b)を、ついで下記外添加剤
(c)を添加混合して、ヘンシェルミキサーにて混合撹
拌を行い、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各
色のトナーを得た。 (a)疎水性シリカ(ジメチルジクロロシランでの表面処理品。 疎水化度70%、1次粒子径:0.02μm) 1.0重量部 (b)疎水性酸化チタン(テトラデシルトリクロロシランでの 表面処理品。疎水化度60%、比表面積120m2/g、 1次粒子径:0.03μm) 0.7重量部 (c)疎水性シリカ(ヘキサメチルジシラザンでの表面処理品。 疎水化度80%、比表面積25m2/g、嵩密度220 g/l) 1.0重量部 更に、実施例1と同様の評価を行ったところ、実施例1
と同様良好な結果を得た。評価結果を表2に示す。
積平均粒径の母体着色粒子を得た。 イエロー:8.0(μm)、マゼンタ:7.7(μm) シアン :7.8(μm)、ブラック:7.9(μm) 次に、母体着色粒子100重量部に対して、まず、下記
外添加剤(a)及び(b)を、ついで下記外添加剤
(c)を添加混合して、ヘンシェルミキサーにて混合撹
拌を行い、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各
色のトナーを得た。 (a)疎水性シリカ(ヘキサメチルジシラザンでの表面処理品。 疎水化度80%、1次粒子径:0.02μm) 0.6重量部 (b)疎水性酸化チタン(イソブチルトリメトキシシランでの 表面処理品。疎水化度50%、比表面積120m2/g、 1次粒子径:0.02μm) 0.3重量部 (c)疎水性シリカ(ヘキサメチルジシラザンでの表面処理品。 疎水化度80%、比表面積45m2/g、嵩密度170 g/l) 1.2重量部 更に、実施例1と同様の評価を行ったところ、実施例1
と同様良好な結果を得た。評価結果を表2に示す。
積平均粒径の母体着色粒子を得た。 イエロー:4.5(μm)、マゼンタ:4.8(μm) シアン :5.0(μm)、ブラック:4.7(μm) 次に、母体着色粒子100重量部に対して、まず、下記
外添加剤(a)及び(b)を、ついで下記外添加剤
(c)を添加混合して、ヘンシェルミキサーにて混合撹
拌を行い、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各
色のトナーを得た。 (a)疎水性シリカ(ポリジメチルシロキサンでの表面処理品。 疎水化度70%、1次粒子径:0.03μm) 0.7重量部 (b)疎水性酸化チタン(イソブチルトリメトキシシランでの 表面処理品。疎水化度60%、比表面積130m2/g、 1次粒子径:0.02μm) 0.4重量部 (c)疎水性シリカ(ポリジメチルシロキサンでの表面処理品。 疎水化度70%、比表面積40m2/g、嵩密度170 g/l) 0.7重量部 更に、実施例1と同様の評価を行ったところ、実施例1
と同様良好な結果を得た。評価結果を表2に示す。
積平均粒径の母体着色粒子を得た。 イエロー:7.7(μm)、マゼンタ:7.4(μm) シアン :7.6(μm)、ブラック:7.8(μm) 次に、母体着色粒子100重量部に対して、下記外添加
剤(a)及び(b)を添加混合して、ヘンシェルミキサ
ーにて混合撹拌を行い、イエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックの各色のトナーを得た。 (a)疎水性シリカ(ポリジメチルシロキサンでの表面処理品。 疎水化度50%、1次粒子径:0.02μm) 0.9重量部 (b)疎水性酸化チタン(イソブチルトリメトキシシランでの 表面処理品。疎水化度70%、比表面積100m2/g、 1次粒子径:0.02μm) 1.0重量部 更に、実施例1と同様の評価を行ったところ、3万枚プ
リント後こにおいて、現像ローラーにトナーがフィルミ
ングし、現像剤塗布ブレードにトナーが固着し、帯電量
とトナー付着量が低下し、トナーの薄層が不均一化し
た。評価結果を表2に示す。
積平均粒径の母体着色粒子を得た。 イエロー:7.1(μm)、マゼンタ:7.2(μm) シアン :7.0(μm)、ブラック:6.8(μm) 次に、母体着色粒子100重量部に対して、下記外添加
剤(a)及び(c)を添加混合して、ヘンシェルミキサ
ーにて混合撹拌を行い、イエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックの各色のトナーを得た。 (a)疎水性シリカ(ヘキサメチルジシラザンでの表面処理品。 疎水化度50%、1次粒子径:0.02μm) 0.7重量部 (c)疎水性シリカ(ヘキサメチルジシラザンでの表面処理品。 疎水化度90%、比表面積40m2/g、嵩密度150 g/l) 0.7重量部 更に、実施例1と同様の評価を行ったところ、3万枚プ
リント後において、帯電量が低下し、トナーの薄層が不
均一化し、現像ローラーからトナー落ちが発生した。評
価結果を表2に示す。
積平均粒径の母体着色粒子を得た。 イエロー:8.6(μm)、マゼンタ:8.4(μm) シアン :8.5(μm)、ブラック:8.5(μm) 次に、母体着色粒子100重量部に対して、下記外添加
剤(b)及び(c)を添加混合して、ヘンシェルミキサ
ーにて混合撹拌を行い、イエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックの各色のトナーを得た。 (b)疎水性酸化チタン(イソブチルトリメトキシシランでの 表面処理品。疎水化度70%、比表面積130m2/g、 1次粒子径:0.02μm) 0.7重量部 (c)疎水性シリカ(ヘキサメチルジシラザンでの表面処理品。 疎水化度50%、比表面積40m2/g、嵩密度150 g/l) 0.6重量部 更に、実施例1と同様の評価を行ったところ、初期より
帯電量が低く現像ローラーからトナー落ちが発生した。
評価結果を表2に示す。
載のキャリア95重量部を、ブレンダーで10分間混合
し、現像剤を作成した。 (キャリア) 芯材:平均粒径50μmの球形フェライト粒子 コート材構成材料:アミノシラン系カップリング材を分
散したシリコーン樹脂アミノシラン系カップリング材と
シリコーン樹脂をトルエンに分散させ、分散液を調整
後、加温状態にて芯材にスプレーコートし、焼成、冷却
後、平均コート樹脂膜厚み0.2μmのキャリアを得
た。また、現像剤の帯電量は−24μc/gであった。
なお、現像剤の帯電量は、ブローオフ法により、エレク
トロメーターを使用して測定した。この現像剤を、リコ
ー製プリテール650機に搭載し画像の評価を行ったと
ころ、良好な画像を得た。更に、3万枚のプリント後の
現像剤の帯電量は−21μc/gで、更に初期と変わら
ぬ良好な画像が維持された。評価結果を表3に示す。
で作成したキャリア95重量部を、ブレンダーで10分
間混合し、現像剤を作成した。現像剤の帯電量は−28
μc/gであった。この現像剤を、実施例6と同様に画
像の評価を行ったところ、良好な画像を得た。更に、3
万枚のプリント後の現像剤の帯電量は−25μc/g
で、更に初期と変わらぬ良好な画像が維持された。評価
結果を表3に示す。
で作成したキャリア95重量部を、ブレンダーで10分
間混合し、現像剤を作成した。現像剤の帯電量は−27
μc/gであった。この現像剤を、実施例6と同様に画
像の評価を行ったところ、良好な画像を得た。更に、3
万枚のプリント後の現像剤の帯電量は−26μc/g
で、更に初期と変わらぬ良好な画像が維持された。評価
結果を表3に示す。
で作成したキャリア95重量部を、ブレンダーで10分
間混合し、現像剤を作成した。現像剤の帯電量は−29
μc/gであった。この現像剤を、実施例6と同様に画
像の評価を行ったところ、初期は良好な画像が得られた
が、3万枚のプリント後の現像剤の帯電量は−15μc
/gで、画像には地肌汚れが見られ、転写不良による画
像抜けが発生した。評価結果を表3に示す。
トナーは、少なくとも結着樹脂、着色剤、帯電制御剤を
主成分とする母体着色粒子に、本発明の3種類の外添加
剤を含有することにより、現像装置内でのトナーの特性
が長期に亘って安定化し、安定した優れた現像性を有す
る。 (2)請求項3の静電荷像現像用トナーは、請求項1に
示すトナー外添加剤の混合被覆方法を特定なものに規定
することにより、更にトナー特性の安定化維持を向上さ
せることができる。 (3)請求項4の静電荷像現像用トナーは、請求項1の
母体着色粒子の体積平均粒径を規定する事により、トナ
ー特性を更に安定化し、安定した現像性を付与できる。 (4)請求項5及び6の静電荷像現像用トナーは、請求
項1に示すトナーの帯電制御剤として、特にサリチル酸
誘導体の金属塩化合物を用いることにより、更にトナー
の帯電特性の安定化維持を向上させることができる。 (5)請求項7及び8の静電荷像現像用トナーは、請求
項1に示すトナーの結着樹脂として、特にポリエステル
樹脂又はポリオール樹脂を用いることにより、カラート
ナーとしての定着性、光沢、透明性、帯電安定性が良好
になる。 (6)請求項9及び10の静電荷像現像用トナーはカラ
ー画像形成に有用である。 (7)請求項11の画像形成方法は、良質のカラー画像
を得ることができる。
の一例を示す現像ローラー部を中心とした模式断面図で
ある。
Claims (11)
- 【請求項1】 少なくとも結着樹脂、着色剤、帯電制御
剤を主成分とする母体着色粒子と、外添加剤とからなる
静電荷像現像用トナーにおいて、該外添加剤として下記
(a)成分、(b)成分及び(c)成分の3種類のもの
を組み合わせ含有させることを特徴とする静電荷像現像
用トナー。 (a)1次粒子径0.01〜0.03μmの疎水化処理
されたシリカ (b)1次粒子径0.01〜0.03μmで、比表面積
60〜140m2/gの疎水化処理された酸化チタン (c)比表面積20〜50m2/g、嵩密度100〜2
50g/1の疎水化処理されたシリカ - 【請求項2】 前記(a)成分、(b)成分及び(c)
成分の含有量が、前記母体着色粒子100重量部に対
し、各々0.2〜1.0重量部、0.2〜0.8重量部
及び0.5〜2.0重量部であることを特徴とする請求
項1記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項3】 前記母体着色粒子と、前記(a)成分及
び前記(b)成分とを混合した後、前記(c)成分を添
加し混合することにより、該母体着色粒子を、該(a)
成分、(b)成分及び(c)成分で被覆したものである
ことを特徴とする請求項1又は2記載の静電荷像現像用
トナー。 - 【請求項4】 前記母体着色粒子の体積平均粒径が4〜
10μmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
かに記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項5】 前記帯電制御剤が、サリチル酸誘導体の
金属塩化合物であることを特徴とする請求項1〜4のい
ずれかに記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項6】 前記サリチル酸誘導体の金属塩化合物
が、下記一般式(I)で示される化合物であることを特
徴とする請求項5記載の静電荷像現像用トナー。 【化1】 (但し、式中、R1、R2及びR3は水素原子又は炭素数
1〜10のアルキル基あるいはアリル基であるが、特に
水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基あるいはアリル
基が望ましい。ここでR1、R2及びR3は同時に同じで
あっても異なっていても良い。また、Meは亜鉛、ニッ
ケル、コバルト、銅及びクロムから選ばれるいずれかの
金属である。) - 【請求項7】 前記結着樹脂が、下記一般式(II) 【化2】 (式中、R4は炭素数2〜4のアルキレン基であり、
x、yは正の整数であり、その和の平均値は2〜16で
ある)で示されるジオール成分と、2価以上の多価カル
ボン酸、その無水物及びその低級アルキルエステルより
なる群から選ばれる多価カルボン酸成分とを縮合重合し
て得られるポリエステル樹脂であることを特徴とする請
求項1〜6のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項8】 前記結着樹脂が、エポキシ樹脂と、2価
フェノールのアルキレンオキサイド付加物若しくはその
グリシジルエーテルと、エポキシ基と反応する活性水素
を分子中に1価有する化合物と、エポキシ樹脂基と反応
する活性水素分子中に2個以上有する化合物とを反応し
て得られるポリオール樹脂であることを特徴とする請求
項1〜6のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項9】 前記着色剤がイエロー、マゼンダ、シア
ン又はブラックであることを特徴とする請求項1〜8の
いずれかに記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項10】 前記トナーがマゼンダトナー、シアン
トナー、イエロートナー又はこれにブラックトナーを加
えたフルカラー用のものであることを特徴とする請求項
1〜9のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項11】 少なくともマゼンダ、シアン、イエロ
ーのトナー像を重ねることにより多色画像を形成する画
像形成方法において、該トナーが請求項10に記載する
カラートナーであることを特徴とする画像形成方法。
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