JP2000275733A - 照明装置および投写型表示装置 - Google Patents

照明装置および投写型表示装置

Info

Publication number
JP2000275733A
JP2000275733A JP11086007A JP8600799A JP2000275733A JP 2000275733 A JP2000275733 A JP 2000275733A JP 11086007 A JP11086007 A JP 11086007A JP 8600799 A JP8600799 A JP 8600799A JP 2000275733 A JP2000275733 A JP 2000275733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
wavelength
component
mirror
refractive index
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11086007A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Mito
真也 三戸
Yuusaku Shimaoka
優策 島岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11086007A priority Critical patent/JP2000275733A/ja
Publication of JP2000275733A publication Critical patent/JP2000275733A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Projection Apparatus (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Optical Filters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不要光成分の中で特に比視感度及びエネルギ
ーが高いイエロー光成分と、光源から出力される赤外光
成分とを除去することにより、異常発熱がなく、フレア
やゴースト等のない高品位な投写画像を実現できる照明
装置および投写型表示装置を提供する。 【解決手段】 可視光成分から赤外光成分までの波長成
分を連続的に発光するランプ1と、前記ランプ1から出
力される光を集光する楕円面鏡2と、前記楕円面鏡2か
らの出力光のうちのイエロー光成分以外の可視光成分を
反射し、赤外光成分およびイエロー光成分を透過する波
長選択性ミラー3とを備え、波長選択性ミラー3によっ
て反射される光5のみを、照明装置の出力光として用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長選択性ミラー
を有する照明装置、およびライトバルブを用いた投写型
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大画面映像を得るために、ライトバルブ
に映像信号に応じた光学像を形成し、その光学像に光を
照射し、投写レンズによりスクリーン上に拡大投写する
方法が従来よりよく知られている。ライトバルブとして
反射型のライトバルブを用いれば、高解像度化と高い画
素開口率とを両立でき、光利用効率の高い高輝度の投写
画像を表示できる。
【0003】反射型ライトバルブを用いた従来の投写型
表示装置の構成の一例を、図11に示す。この構成にお
いて、ランプ101および凹面鏡102で構成される光
源から出た光は、リレーレンズ103に入射する。リレ
ーレンズ103を出射した光は、全反射ミラー104に
よって反射され、フィールドレンズ105をへて照明光
導入プリズム106に入射する。
【0004】照明光導入プリズム106は、入射光を色
分解合成プリズム107へ導く。色分解合成プリズム1
07では、ダイクロイックミラー面108・109に入
射した光が、赤(以下、Rと表記する)、青(以下、B
と表記する)、緑(以下、Gと表記する)の3原色に分
解される。
【0005】分解された3原色光は、それぞれ対応する
反射型ライトバルブ110・111・112側へ進行
し、これらの反射型ライトバルブによって反射され、再
び色分解合成プリズム107のダイクロイックミラー面
108・109へ入射して1つに合成される。合成され
た光は、照明光導入プリズム106を透過し、投写レン
ズ116によってスクリーン上(図示せず)に拡大投写
される。
【0006】ライトバルブ110・111・112は、
映像信号に応じて光の進行方向を制御して反射角を変化
させることにより、光学像を形成する。進行方向を制御
された反射光のうち、白表示に相当する光が投写レンズ
116の方向へ進行し、黒表示に相当する光は投写レン
ズ116に入射しない方向へ進行することによってスク
リーン上に画像を形成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図11に示した従来の
投写型表示装置の色分解合成プリズム107中を進行す
る光のうち、3原色光の中間色成分であるシアン光成分
とイエロー光成分は不要光となり、ダイクロイックミラ
ー面108・109によって反射または透過される過程
で、光線113・114・115の方向に進行する。
【0008】この不要光成分は、ライトバルブ110・
111・112のそれぞれの有効表示領域または非有効
表示領域に再び入射して、ライトバルブの異常発熱、投
写画像上でのフレア、ゴーストなど、悪影響の原因とな
る。
【0009】ライトバルブに入射する前に、不要光とな
るシアン光成分とイエロー光成分をカットするフィルタ
を用いることにより、投写画像の色純度を向上させた投
写型表示装置が高原らにより提案され、特開平7−32
5214号公報に開示されている。
【0010】前記公報に開示された投写型表示装置に用
いられているフィルタは、シアン光成分とイエロー光成
分を反射させ、その他の可視光成分を透過させる性能を
有する。
【0011】シアン光成分とイエロー光成分とを反射さ
せるフィルタの分光特性の例を図12に示す。図12に
示すタイプは、500nm付近のシアン光成分と575
nm付近のイエロー光成分で高い反射率を示し、必要な
R・G・B成分を透過させ、R・G・Bの色純度を高め
る点では有効である。
【0012】但し、シアン光成分とイエロー光成分の前
後の波長領域においても比較的広い帯域で反射され、か
つR・G・Bの透過帯域においても透過率を100%に
近づけることは困難であるという問題は未解決である。
【0013】本発明は、このような問題を解決するため
に、不要光成分の中で特に比視感度及びエネルギーが高
いイエロー光成分と、光源から出力される赤外光成分と
を除去することにより、異常発熱がなく、フレアやゴー
スト等のない高品位な投写画像を実現できる照明装置お
よび投写型表示装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明にかかる第1の照明装置は、所定の方向へ
光を出力する照明装置であって、可視光成分から赤外光
成分までの波長成分を連続的に発光する光発生手段と、
前記光発生手段から出力される光を集光する集光手段
と、前記集光手段からの出力光のうちの前記イエロー光
成分以外の可視光成分を前記所定の方向へ反射し、赤外
光成分およびイエロー光成分を透過する波長選択性ミラ
ーとを備えたことを特徴とする。
【0015】この構成によれば、イエロー光成分以外の
可視光成分は、波長選択性ミラーによって所定の方向へ
反射されて本照明装置の出力光として利用される一方、
赤外光成分およびイエロー光成分は、前記波長選択性ミ
ラーを透過することによって前記出力光とは異なる方向
へ進行する。これにより、不要光成分の中で特に比視感
度およびエネルギーが高いイエロー光成分と、不要な発
熱の原因となる赤外光成分とを含まない光を出力する照
明装置を提供することが可能となる。
【0016】前記第1の照明装置において、前記波長選
択性ミラーは、イエロー成分を透過する波長帯域の透過
率ピークが560nm以上590nm以下の範囲にある
ことが好ましい。
【0017】この構成によれば、必要とする緑成分光や
赤成分光をカットしてしまうことがなく、色再現性のよ
い出力光を得ることができる。
【0018】また、前記第1の照明装置において、前記
波長選択性ミラーは、赤外光成分を透過する波長帯域
が、800nm以上1000nm以下の範囲を含むこと
が好ましい。
【0019】この構成によれば、可視光領域以外におい
て特に800nm以上1000nm以下の波長帯域が高
い発光スペクトルを有するため、この波長帯域をカット
することにより、出力光による不要な発熱を防止する上
で高い効果が得られる。
【0020】前記第1の照明装置において、前記波長選
択性ミラーは、ガラス基板と、前記ガラス基板に積層さ
れる誘電体多層膜とを有し、前記誘電体多層膜は、前記
ガラス基板より屈折率が高い高屈折率層と、前記ガラス
基板より屈折率が低い体屈折率層とが交互積層されてな
ることが好ましい。
【0021】さらに、前記高屈折率層の材料として、T
iO2、Ta25、およびNb23のいずれかを用いる
ことが好ましい。
【0022】また、前記低屈折率層の材料として、Si
2を用いることが好ましい。
【0023】また、前記誘電体多層膜は、所定の入射角
範囲におけるイエロー成分の透過ピーク波長が略一致す
るように、相対的膜厚を連続的に変化させて形成されて
いることが好ましい。
【0024】この構成では、光発生手段からの出力光は
集光手段によって集光されて波長選択性ミラーへ入射す
るので入射角は一定ではないが、誘電体多層膜の相対的
膜厚を連続的に変化させることにより、所定の入射角範
囲ではイエロー成分の透過ピーク波長が略一致してい
る。これにより、イエロー成分外の光がカットされてし
まうことがなく、色再現性のよい出力光を得ることがで
きる。
【0025】前記第1の照明装置において、前記波長選
択性ミラーに入射する光線の入射角は、15゜以上65
゜以下の範囲であることが好ましい。
【0026】この構成によれば、本照明装置を投写型表
示装置等に用いる場合の構成部品の物理的配置に余裕を
持たせることができると共に、イエロー光成分の透過率
およびイエロー光成分以外の可視光成分の反射率を向上
させることができる。
【0027】また、前述の目的を達成するために、本発
明にかかる第1の投写型表示装置は、照明装置と、反射
型のライトバルブと、投写レンズと、前記照明装置から
の出力光を各色成分に分解して前記ライトバルブへ出力
する一方前記ライトバルブで反射された光を合成する色
分解合成光学系と、前記照明装置からの出力光を前記色
分解合成光学系へ導く一方前記色分解合成光学系からの
出力光を前記投写レンズへ導く導光光学系とを備えた投
写型表示装置において、前記照明装置が、可視光成分か
ら赤外光成分までの波長成分を連続的に発光する光発生
手段と、前記光発生手段から出力される光を集光する集
光手段と、前記集光手段からの出力光のうちの前記イエ
ロー光成分以外の可視光成分を反射し、赤外光成分およ
びイエロー光成分を透過する波長選択性ミラーとを備
え、前記導光光学系が、前記照明装置の波長選択性ミラ
ーで反射された光成分のみを前記色分解合成光学系へ導
く位置に配置されたことを特徴とする。
【0028】この構成によれば、イエロー光成分以外の
可視光成分は、波長選択性ミラーによって反射された後
に導光光学系によって色分解合成光学系へ導かれる一
方、赤外光成分およびイエロー光成分は、前記波長選択
性ミラーを透過することによって前記出力光とは異なる
方向へ進行するので、色分解合成光学系へ導かれること
はない。これにより、不要光成分の中で特に比視感度お
よびエネルギーが高いイエロー光成分と、不要な発熱の
原因となる赤外光成分とがライトバルブへ入射すること
が防止される。この結果、ライトバルブの異常発熱を生
じず、フレアやゴースト等を含まない良好な投写画像を
実現する投写型表示装置を提供することが可能となる。
【0029】前記第1の投写型表示装置において、前記
ライトバルブは、映像信号に応じて光の進行方向を制御
することにより画像を形成する画像表示素子であること
が好ましい。
【0030】また、前記第1の投写型表示装置におい
て、前記ライトバルブは、映像信号に応じて光の偏光状
態を制御することにより画像を形成する画像表示素子で
あることが好ましい。
【0031】前記第1の投写型表示装置において、前記
波長選択性ミラーは、イエロー成分を透過する波長帯域
の透過率ピークが560nm以上590nm以下の範囲
にあることが好ましい。
【0032】この構成によれば、必要とする緑成分光や
赤成分光をカットしてしまうことがなく、色再現性のよ
い出力光を得ることができる。
【0033】前記第1の投写型表示装置において、前記
波長選択性ミラーにおける赤外光成分を透過する波長帯
域が、800nm以上1000nm以下の範囲を含むこ
とが好ましい。
【0034】この構成によれば、可視光領域以外におい
て特に800nm以上1000nm以下の波長帯域が高
い発光スペクトルを有するため、この波長帯域をカット
することにより、出力光による不要な発熱を防止する上
で高い効果が得られる。
【0035】前記第1の投写型表示装置において、前記
波長選択性ミラーは、ガラス基板と、前記ガラス基板に
積層される誘電体多層膜とを有し、前記誘電体多層膜
は、前記ガラス基板より屈折率が高い高屈折率層と、前
記ガラス基板より屈折率が低い体屈折率層とが交互積層
されてなることが好ましい。
【0036】前記第1の投写型表示装置において、前記
高屈折率層の材料として、TiO2、Ta25、および
Nb23のいずれかを用いることが好ましい。
【0037】前記第1の投写型表示装置において、前記
低屈折率層の材料として、SiO2を用いることが好ま
しい。
【0038】前記第1の投写型表示装置において、前記
誘電体多層膜は、所定の入射角範囲におけるイエロー成
分の透過ピーク波長が略一致するように、相対的膜厚を
連続的に変化させて形成されていることが好ましい。
【0039】この構成では、光発生手段からの出力光は
集光手段によって集光されて波長選択性ミラーへ入射す
るので入射角は一定ではないが、誘電体多層膜の相対的
膜厚を連続的に変化させることにより、所定の入射角範
囲ではイエロー成分の透過ピーク波長が略一致してい
る。これにより、イエロー成分外の光がカットされてし
まうことがなく、色再現性のよい投写画像を得ることが
できる。
【0040】前記第1の投写型表示装置において、前記
波長選択性ミラーに入射する光線の入射角は、15゜以
上65゜以下の範囲であることが好ましい。
【0041】この構成によれば、投写型表示装置におけ
る照明装置周りの構成部品の物理的配置に余裕を持たせ
ることができると共に、イエロー光成分の透過率および
イエロー光成分以外の可視光成分の反射率を向上させる
ことができ、色再現性のよい投写画像を得ることができ
る。
【0042】前述の目的を達成するために、本発明にか
かる第2の照明装置は、所定の方向へ光を出力する照明
装置であって、可視光成分から赤外光成分までの波長成
分を連続的に発光する光発生手段と、前記光発生手段か
らの出力光のうちの前記イエロー光成分以外の可視光成
分を前記所定の方向へ反射および集光し、赤外光成分お
よびイエロー光成分を透過する波長選択性集光手段とを
備えたことを特徴とする。
【0043】この構成によれば、イエロー光成分以外の
可視光成分は、波長選択性集光手段によって所定の方向
へ反射および集光されて本照明装置の出力光として利用
される一方、赤外光成分およびイエロー光成分は、前記
波長選択性集光手段を透過することによって前記出力光
とは異なる方向へ進行する。これにより、不要光成分の
中で特に比視感度およびエネルギーが高いイエロー光成
分と、不要な発熱の原因となる赤外光成分とを含まない
光を出力する照明装置を提供することが可能となる。
【0044】前記第2の照明装置において、前記波長選
択性集光手段は、イエロー成分を透過する波長帯域の透
過率ピークが560nm以上590nm以下の範囲にあ
ることが好ましい。
【0045】この構成によれば、必要とする緑成分光や
赤成分光をカットしてしまうことがなく、色再現性のよ
い出力光を得ることができる。
【0046】前記第2の照明装置において、波長選択性
集光手段は、赤外光成分を透過する波長帯域が800n
m以上1000nm以下の範囲を含むことが好ましい。
【0047】この構成によれば、可視光領域以外におい
て特に800nm以上1000nm以下の波長帯域が高
い発光スペクトルを有するため、この波長帯域をカット
することにより、出力光による不要な発熱を防止する上
で高い効果が得られる。
【0048】前記第2の照明装置において、前記波長選
択性集光手段は、ガラス基板からなる凹面鏡の凹面に誘
電体多層膜を積層してなる波長選択面を有し、前記誘電
体多層膜は、前記ガラス基板より屈折率が高い高屈折率
層と、前記ガラス基板より屈折率が低い体屈折率層とが
交互積層されてなることが好ましい。
【0049】さらに、前記高屈折率層の材料として、T
iO2、Ta25、およびNb23のいずれかを用いる
ことが好ましい。
【0050】また、前記低屈折率層の材料として、Si
2を用いることが好ましい。
【0051】さらに、前記第2の照明装置において、前
記誘電体多層膜は、所定の入射角範囲におけるイエロー
成分の透過ピーク波長が略一致するように、相対的膜厚
を連続的に変化させて形成されていることが好ましい。
【0052】この構成によれば、波長選択性集光手段に
おいてイエロー成分外の光がカットされてしまうことが
なく、色再現性のよい出力光を得ることができる。
【0053】また、前記第2の照明装置において、前記
凹面鏡が楕円面鏡であることが好ましい。また、この好
ましい構成において、波長選択面に入射する光線の入射
角は、15゜以上50゜以下の範囲であることがさらに
好ましい。
【0054】また、前記第2の照明装置において、前記
凹面鏡が、楕円面鏡と球面鏡とを組み合わせて構成され
たことがことが好ましい。また、この好ましい構成にお
いて、楕円面鏡部分の波長選択面に入射する光線の入射
角が15゜以上40゜以下の範囲であり、前記球面鏡部
分の波長選択面に入射する光線の入射角が略0゜である
ことがさらに好ましい。
【0055】また、前述の目的を達成するために、本発
明にかかる第2の投写型表示装置は、照明装置と、反射
型のライトバルブと、投写レンズと、前記照明装置から
の出力光を各色成分に分解して前記ライトバルブへ出力
する一方前記ライトバルブで反射された光を合成する色
分解合成光学系と、前記照明装置からの出力光を前記色
分解合成光学系へ導く一方前記色分解合成光学系からの
出力光を前記投写レンズへ導く導光光学系とを備えた投
写型表示装置において、前記照明装置が、可視光成分か
ら赤外光成分までの波長成分を連続的に発光する光発生
手段と、前記光発生手段からの出力光のうちの前記イエ
ロー光成分以外の可視光成分を反射および集光し、赤外
光成分およびイエロー光成分を透過する波長選択性集光
手段とを備え、前記導光光学系が、前記照明装置の前記
波長選択性集光手段で反射および集光された光成分のみ
を前記色分解合成光学系へ導く位置に配置されたことを
特徴とする。
【0056】この構成によれば、イエロー光成分以外の
可視光成分は、波長選択性集光手段によって反射および
集光された後に導光光学系によって色分解合成光学系へ
導かれる一方、赤外光成分およびイエロー光成分は、前
記波長選択性集光手段を透過することによって前記出力
光とは異なる方向へ進行するので、色分解合成光学系へ
導かれることはない。これにより、不要光成分の中で特
に比視感度およびエネルギーが高いイエロー光成分と、
不要な発熱の原因となる赤外光成分とがライトバルブへ
入射することが防止される。この結果、ライトバルブの
異常発熱を生じず、フレアやゴースト等を含まない良好
な投写画像を実現する投写型表示装置を提供することが
可能となる。
【0057】前記第2の投写型表示装置において、前記
ライトバルブは、映像信号に応じて光の進行方向を制御
することにより画像を形成する画像表示素子であること
が好ましい。
【0058】前記第2の投写型表示装置において、前記
ライトバルブは、映像信号に応じて光の偏光状態を制御
することにより画像を形成する画像表示素子であること
が好ましい。
【0059】前記第2の投写型表示装置において、前記
波長選択性集光手段は、イエロー成分を透過する波長帯
域の透過率ピークが560nm以上590nm以下の範
囲にあることが好ましい。
【0060】この構成によれば、必要とする緑成分光や
赤成分光をカットしてしまうことがなく、色再現性のよ
い投写画像を得ることができる。
【0061】前記第2の投写型表示装置において、前記
波長選択性集光手段は、赤外光成分を透過する波長帯域
が、800nm以上1000nm以下の範囲を含むこと
が好ましい。
【0062】この構成によれば、可視光領域以外におい
て特に800nm以上1000nm以下の波長帯域が高
い発光スペクトルを有するため、この波長帯域をカット
することにより、出力光による不要な発熱を防止する上
で高い効果が得られる。
【0063】前記第2の投写型表示装置において、前記
波長選択性集光手段は、ガラス基板からなる凹面鏡の凹
面に誘電体多層膜を積層してなる波長選択面を有し、前
記誘電体多層膜は、前記ガラス基板より屈折率が高い高
屈折率層と、前記ガラス基板より屈折率が低い体屈折率
層とが交互積層されてなることが好ましい。
【0064】さらに、前記高屈折率層の材料として、T
iO2、Ta25、およびNb23のいずれかを用いる
ことが好ましい。また、前記低屈折率層の材料として、
SiO2を用いることが好ましい。
【0065】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図10を用いて説明する。
【0066】(実施の形態1)図1に、本発明の実施の
形態1における照明装置の構成を示す。図1に示すよう
に、本照明装置は、光発生手段としてのランプ1と、集
光手段としての楕円面鏡2と、波長選択性ミラー3とを
備えている。
【0067】ランプ1は、アーク放電により発光するア
ークランプであり、特に本実施形態においてはキセノン
ランプを用いている。楕円面鏡2は、内面に全反射ミラ
ーが形成され、ランプ1から発光された光を集光させる
機能を有する。
【0068】楕円面鏡2によって集光かつ出力される光
4は、可視光成分から赤外光成分までの波長成分を連続
的に有し、波長選択性ミラー3に入射する。光4のう
ち、イエロー光成分を除く可視光成分は、光5として波
長選択性ミラー3によって反射され、イエロー光成分と
赤外光成分は光6として波長選択性ミラー3を透過して
直進する。
【0069】図2は、波長選択性ミラー3の構成および
動作に関する説明図である。波長選択性ミラー3は、透
明なガラス基板7上に誘電体多層膜8を積層して、所定
の波長帯域を透過または反射させることによって波長選
択性の機能を持たせたものである。
【0070】誘電体多層膜8の具体的な構成例を表1に
示す。表中の光学的膜厚は、設計主波長をλ、屈折率を
n、物理的膜厚をdとした場合、ndがλ/4のときに
1となるような相対値で表している。
【0071】
【表1】
【0072】本実施形態の波長選択性ミラー3に用いら
れる誘電体多層膜8は、屈折率が1.52のガラス基板
上に、屈折率が2.30のTiO2層(高屈折率層)
と、屈折率が1.46のSiO2層(低屈折率層)とを
交互に重ねてなる合計33層の交互層により形成されて
いる。高屈折率層の材料としては、TiO2の他に、T
aO5、Nb23などを用いても良い。
【0073】波長選択性ミラー3に入射する光は、図1
で示した楕円面鏡2によって集光された光線束であり、
図2に示すように、光学軸上の光線が45゜(θ1)の
入射角で入射するように、波長選択性ミラー3が配置さ
れている。集光される光線束の最周辺の光線は、光学軸
上の光線の入射角(45゜)に対して±15°の角度で
進行し、波長選択性ミラー3への入射ポイント9・10
に入射する際には、それぞれ入射角60°(θ2)、3
0°(θ3)となる。
【0074】基準入射角となる、入射角が45°の場合
の分光反射率を図3に示す。図3からわかるように、本
実施形態の偏光選択性ミラー3としては、入射角45°
の場合のイエロー光成分のピーク波長を575nmと
し、少なくとも800nm以上1000nm以下の帯域
において、赤外光成分を透過させるものを用いる。
【0075】偏光選択性ミラー3は、イエロー光成分を
透過する波長のピークが560nm以上590nm以下
になるよう設定することが望ましい。560nmよりも
低い場合は必要となるG成分光を、590nmを超える
場合はR光成分がカットされてしまうため、出力光の色
再現性の点で望ましくない。
【0076】また、ランプ1として使用するキセノンラ
ンプは、可視光領域以外で特に800nm以上1000
nm以下の波長帯域に高い発光スペクトルを有するた
め、出力光による不必要な発熱防止のために、上記の波
長帯域を効率よくカットできるようにしている。
【0077】ここで、図13を参照しながら、従来の一
般的な波長選択性ミラーにおける光線入射角に対する分
光反射率特性の依存性について説明する。図13に示す
グラフは、0°入射の場合にイエロー光成分の透過ピー
クが575nmとなるように、誘電体多層膜の設計主波
長λを575nmに固定した場合の波長選択性ミラーの
分光反射率特性を、入射角が0°、15°、30°、4
5°、および60°のそれぞれについて示したものであ
る。
【0078】図13のグラフからわかるように、入射角
に依ってイエロー光の透過ピークは大きく変化し、本実
施形態のように集光された光が入射する場合は、入射角
によってイエロー成分以外の光がカットされることにな
り好ましくない。
【0079】そこで、本実施形態で用いる波長選択性ミ
ラー3は、入射角に応じて誘電体多層膜8の設計主波長
を変化させることにより、分光特性のピーク値を所定の
値に固定している。イエロー光成分の透過ピーク値を5
75nmに固定した場合の入射角と設計主波長の移動量
との関係を、表2および図4に示す。
【0080】
【表2】
【0081】本実施形態の波長選択性ミラー3の場合、
入射角範囲は30°以上60以下であるため、表2か
ら、設計主波長λは599nm以上654nm以下に設
定している。また、図2に示す入射ポイント9において
はλ=654nm、入射ポイント10においてはλ=5
99nmとなるように、各入射ポイント位置に応じて誘
電体多層膜8の相対的膜厚を変化させている。なお、基
準入射角が45°となる光学軸上の入射ポイントにおい
ては、設計主波長λが627nmとなるようにしてい
る。
【0082】このように、入射角に応じて設計主波長を
変化させた本実施形態にかかる波長選択性ミラー3の分
光反射率特性を図5に示す。グラフは0°入射から60
°入射までの特性図である。図5からわかるように、波
長選択性ミラー3のように設計主波長λを最適に設定す
れば、入射角が変化した場合でも、イエロー光の透過ピ
ーク波長を一定の値に固定することができる。
【0083】なお、上記の説明では、波長選択性ミラー
3の入射角範囲を30°以上60°以下としたが、基準
入射角の設定値および使用入射角範囲はこれに限定され
るものではない。但し、入射角範囲を15°以上65°
以下として用いることが望ましい。15°未満の場合、
波長選択性ミラーからの出力光が入射する後述の投写型
表示装置の構成部品と、照明装置を構成する楕円面鏡と
が干渉して、物理的に配置することが困難となる。ま
た、65°を超える場合、イエロー光の透過率およびそ
れ以外の可視光成分の反射率が著しく劣化する。
【0084】また、本実施形態においては、光発生手段
としてキセノンランプを用いたが、メタルハライドラン
プなどの他のアークや、他のタイプの発光源を用いても
同じ効果が得られる。これは、後述の実施形態において
も同様である。
【0085】次に、以上の照明装置を用いた投写型表示
装置の構成を図6に示す。
【0086】ランプ1、楕円面鏡2、および波長選択性
ミラー3からなる照明装置は、図1に示したものと同一
の構成である。楕円面鏡2によって集光されて進行する
光4は、波長選択性ミラー3によってイエロー光成分と
赤外光成分のみが光6として進行し、それ以外の可視光
成分は光5として進行する。
【0087】光5は、リレーレンズ11、全反射ミラー
12、フィールドレンズ13、および照明光導入プリズ
ム14を経て、色分解合成プリズム15に入射する。色
分解合成プリズム15の2つのダイクロイックミラー1
6・17によって、R・G・Bの3原色光に分解された
光は、それぞれ対応する反射型のライトバルブ18・1
9・20に入射し、ライトバルブ18・19・20によ
って反射された後、再び色分解合成プリズム15に入射
して、1つに合成される。合成された光は、照明光導入
プリズム14を透過後、投写レンズ21によってスクリ
ーン上(図示せず)に拡大投写される。
【0088】ライトバルブ18・19・20は、映像信
号に応じて光の進行方向を制御して反射角を変化させる
ことにより、光学像を形成するものであり、進行方向を
制御された反射光のうち、白表示に相当する光が投写レ
ンズ21の方向へ進行し、黒表示に相当する光は投写レ
ンズ21に入射しない方向へ進行することによってスク
リーン上に画像が形成される。
【0089】このとき、波長選択性ミラー3によってあ
らかじめイエロー光成分が光6の方向へ進行してカット
されていることにより、従来例を説明するために図11
に示した光線113・114・115のような不要イエ
ロー光成分がライトバルブ18・19・20へ再入射す
ることを防ぐことができる。これにより、不要イエロー
光成分の再入射に起因するライトバルブの異常発熱や、
再反射によるスクリーン上へのフレア、ゴースト等の発
生を除去することができ、ライトバルブの信頼性と投写
画像の表示品位を高めることができる。
【0090】(実施の形態2)図7に、本発明の実施の
形態2における投写型表示装置の構成を示す。図7にお
いて、ランプ1と、楕円面鏡2と、波長選択性ミラー3
とで構成される照明装置は、図6に示した実施の形態1
の構成と同じである。
【0091】本投写型表示装置が備えるライトバルブ3
8・39・40は、映像信号に応じて光の偏光状態を変
化させることにより光学像を形成する反射型のライトバ
ルブである。
【0092】照明装置の楕円面鏡2によって集光されて
進行する光4は、波長選択性ミラー3によってイエロー
光成分と赤外光成分のみが光6の方向に進行し、それ以
外の可視光成分は光5の方向に進行する。
【0093】光5は、リレーレンズ31、全反射ミラー
32、フィールドレンズ33、および偏光ビームスプリ
ッタプリズム34を経て、色分解合成プリズム35に入
射する。
【0094】色分解合成プリズム35に入射した光は、
2つのダイクロイクックミラー36・37によってR・
G・Bの3原色光に分解された後、それぞれ対応する反
射型のライトバルブ38・39・40に入射する。そし
て、ライトバルブ38・39・40によって反射された
後、再び色分解合成プリズム35に入射して、1つに合
成される。合成された光は、偏光ビームスプリッタプリ
ズム34を透過後、投写レンズ41によってスクリーン
上(図示せず)に拡大投写される。
【0095】色分解合成プリズム35にイエロー光成分
が残存する場合、このイエロー光成分がライトバルブ3
8・39・40に反射された後、ダイクロイックミラー
36・37によって透過または反射されて、対向するラ
イトバルブまたは隣のライトバルブへ再入射し、ライト
バルブ38・39・40の異常発熱や、投写画像へのフ
レア、ゴースト光の原因となるが、図7に示した本実施
形態の投写型表示装置では、波長選択性ミラー3によっ
て不要光となるイエロー光成分のみを除去しているの
で、このような問題は解決されている。
【0096】(実施の形態3)図8に、本発明の実施の
形態3における照明装置の構成を示す。
【0097】図8に示すように、本照明装置は、光発生
手段としてのランプ51と、集光手段としての楕円面鏡
52とを備えている。ランプ51は、アーク放電により
発光するアークランプであり、本実施形態では特にキセ
ノンランプを用いる。楕円面鏡52は、内面に波長選択
性ミラー面56が形成され、ランプ51から発光された
光のイエロー光成分と赤外光成分のみ透過させ、イエロ
ー光成分を除く可視光成分は集光させる機能を有する。
【0098】波長選択性ミラー面56は、楕円面を形成
したガラス基板上に誘電体多層膜を積層して、所定の波
長帯域を透過または反射させることによって波長選択性
の機能を持たせたものである。この波長選択性ミラー面
56の構成は、前述の実施の形態1で表1に示したもの
と同様であり、分光特性は、同じく実施の形態1で図3
で示したように、イエロー光成分透過のピーク波長を5
75nmとし、少なくとも800nm以上1000nm
以下の帯域において、赤外光成分を透過させるものを用
いる。
【0099】ランプ51から出力された光線53a・5
4a・55aは、波長選択性ミラー面56において、イ
エロー光成分と赤外光成分の不要光成分53b・54b
・55bが透過され、イエロー光成分を除く可視光成分
53c・54c・55cが反射及び集光される。
【0100】本実施形態で用いた楕円面鏡52の波長選
択性ミラー面56に入射する光線の入射角は、15゜以
上(光線53a)、50゜(光線53c)以下に設定さ
れている。光線の入射角が15゜未満の場合または50
゜を超える場合は、ランプ51の配向角度外となり、光
の入射量が少なくなる。但し、楕円面鏡52に入射する
角度に関しては、実施の形態1で図13〜図5を用いて
説明したように、最大65゜までに設定することも可能
である。
【0101】本実施形態の波長選択性ミラー面56は、
表2から、誘電体多層膜の設計主波長λが581nm以
上637nm以下となるように、入射角に応じて連続的
に相対的膜厚を変化させ、イエロー光成分の透過率のピ
ーク波長が575nmに固定されるようにしている。
【0102】この場合も、イエロー光成分を透過する波
長のピークは560nm以上590nm以下に設定する
ことが望ましい。560nm未満の場合は必要となるG
成分光を、590nmを超える場合はR光成分をカット
してしまうため、出力光の色再現性の点で望ましくな
い。
【0103】また、ランプ51として使用するキセノン
ランプは、可視光領域以外で特に800nm以上100
0nm以下の波長帯域は高い発光スペクトルを有するた
め、出力光による不必要な発熱防止のために上記波長帯
域を効率よくカットできるようにしている。
【0104】以上の照明装置を用いた投写型表示装置の
構成を図9に示す。
【0105】ランプ51および楕円面鏡52からなる照
明装置は、実施の形態2において図8に示したものと同
一である。ランプ51から出力された光は波長選択性を
有する楕円面鏡52によって、イエロー光成分と赤外光
成分の不要光成分が透過され、イエロー光成分を除く可
視光成分が反射及び集光される。
【0106】楕円面鏡52によって集光されて進行する
光は、リレーレンズ61、全反射ミラー62、フィール
ドレンズ63、および照明光導入プリズム64を経て、
色分解合成プリズム65に入射する。色分解合成プリズ
ム65に入射した光は、2つのダイクロイクックミラー
66・67によってR・G・Bの3原色光に分解され、
それぞれ対応する反射型のライトバルブ68・69・7
0に入射する。
【0107】そして、ライトバルブ68・69・70に
よって反射された後、再び色分解合成プリズム65に入
射して、1つに合成される。合成された光は、照明光導
入プリズム64を透過した後、投写レンズ71によって
スクリーン上(図示せず)に拡大投写される。
【0108】ライトバルブ68・69・70は、映像信
号に応じて光の進行方向を制御して反射角を変化させる
ことにより光学像を形成するものであり、進行方向を制
御された反射光のうち、白表示に相当する光が投写レン
ズ71の方向へ進行し、黒表示に相当する光は投写レン
ズ71に入射しない方向へ進行することによってスクリ
ーン上に画像が形成される。
【0109】この場合、楕円面鏡52の波長選択性ミラ
ー面56によってあらかじめイエロー光成分がカットさ
れていることにより、従来例を説明するために図11に
示した光線113・114・115のような不要イエロ
ー光成分がライトバルブ68・69・70へ再入射する
ことを防ぐことができる。これにより、不要イエロー光
成分の再入射に起因するライトバルブの異常発熱や、再
反射によるスクリーン上へのフレア、ゴースト等の発生
を除去することができ、ライトバルブの信頼性と投写画
像の表示品位を高めることができる。
【0110】なお、本実施形態で用いた照明装置の代わ
りに、実施の形態1で説明したランプ1、楕円面鏡2、
および波長選択性ミラー3により構成される照明装置を
用いても、同様の効果が得られる。
【0111】(実施の形態4)図10に、本発明の実施
の形態4における照明装置の構成を示す。図10に示す
ように、本照明装置は、光発生手段としてのランプ81
と、集光手段としての楕円面鏡82および球面鏡83を
備えている。
【0112】ランプ81は、アーク放電により発光する
アークランプであり、本実施例においてもキセノンラン
プを用いる。楕円面鏡82および球面鏡83は、それぞ
れ内面に波長選択性ミラー92・93が形成され、ラン
プ81から発光された光の中で、イエロー光成分と赤外
光成分のみを透過させ、イエロー光成分を除く可視光成
分は集光させる機能を有する。
【0113】波長選択性ミラー92・93は、楕円面お
よび球面にそれぞれ成形したガラス基板上に誘電体多層
膜を積層して、所定の波長帯域を透過または反射させる
ことによって波長選択性の機能を持たせたものであり、
前述の実施の形態1で表1に示した構成と同様である。
また、波長選択性ミラー92・93の分光特性は、同様
に実施の形態1で図3に示したように、イエロー光成分
透過のピーク波長を575nmとし、少なくとも800
nm以上1000nm以下の帯域において、赤外光成分
を透過させるものを用いる。
【0114】ランプ81から出力された光の中で、光線
84は楕円面鏡82に入射し、波長選択性ミラー92に
よって、イエロー光成分と赤外光成分の不要光成分85
が透過され、イエロー光成分を除く可視光成分86が反
射及び集光される。
【0115】また、ランプ81から出力された光の中
で、光線87a・87bはまず球面鏡83に入射し、波
長選択性ミラー93によって、イエロー光成分と赤外光
成分の不要光成分88a・88bが透過され、イエロー
光成分を除く可視光成分87a・87bが反射される。
次に、可視光成分87a・87bは楕円面鏡82に入射
し、光線90a・90bとして反射及び集光される。
【0116】本実施形態で用いた楕円面鏡82の波長選
択性ミラー92面に入射する光線の入射角は、15゜以
上40゜以下の範囲に設定されている。また、球面鏡8
3の波長選択性ミラー93へ入射する光線の入射角は、
球面鏡83による最も高い集光効果を得るために、略0
゜となるように設定されている。なお、波長選択性ミラ
ー92面に入射する光線の入射角が40゜を超える場合
は、球面鏡83への入射面積が小さくなり、球面鏡83
の集光効果が十分に発揮されない。
【0117】このように、2つの凹面鏡(楕円面鏡82
および球面鏡83)を組み合わせて用いれば、1つの楕
円面鏡のみで構成した場合に比べ、開口径を大きくする
ことなく集光効率を高めることができる。しかも、波長
選択性ミラーに入射する角度範囲を比較的小さく設定す
ることができるため、不要光をより効率的にカットでき
る。
【0118】また、本実施形態の場合、表2から、楕円
面鏡82の波長選択性ミラー92を形成する誘電体多層
膜の設計主波長λが581nm以上617nm以下とな
るように、入射角に応じて連続的に相対的膜厚を変化さ
せ、また、球面鏡83の波長選択性ミラー93を形成す
る誘電体多層膜の設計主波長λは575nmで均一とな
っている。これにより、全ての波長選択性ミラー面にお
いてイエロー光線分の透過率ピーク波長が575nmに
固定されるようになっている。
【0119】なお、この場合も、イエロー光成分を透過
する波長のピークは560nm以上590nm以下に設
定することが望ましい。560nm未満の場合は必要と
なるG成分光を、590nmを超える場合はR光成分を
カットしてしまうため、出力光の色再現性の点で望まし
くない。
【0120】また、ランプ81として使用するキセノン
ランプは、可視光領域以外、特に800nm以上100
0nm以下の波長帯域は高い発光スペクトルを有するた
め、出力光による不必要な発熱防止のために上記の波長
帯域を効率よくカットできるようにしている。
【0121】本実施形態の照明装置も、図6または図7
に示したような投写型表示装置用の照明装置として用い
ることができ、その場合前述の実施形態と同様に、不要
イエロー光成分の再入射に起因するライトバルブの異常
発熱や、再反射によるスクリーン上へのフレア、ゴース
ト等の発生を除去することができ、ライトバルブの信頼
性と投写画像の表示品位を高めることができる。
【0122】なお、本実施形態の投写型表示装置に用い
たライトバルブは、映像信号に応じて光の進行方向また
は光の偏光状態を制御することにより光学像を形成する
タイプのものを用いたが、他に映像信号に応じて光の散
乱状態や回折状態などを制御することによって光学像を
形成するライトバルブを用いてもよく、同様の効果が得
られる。
【0123】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、不要光
成分の中で特に比視感度及びエネルギーが高く、イエロ
ー光成分を必要最小限の波長帯域でカットすると共に、
光源から出力される赤外光成分もカットすることによ
り、ライトバルブの異常発熱を生じず、フレアやゴース
ト等のない高品位な投写画像を得ることができる照明装
置および投写型表示装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる照明装置の概
略構成を示す説明図
【図2】 図1に示した照明装置が備える波長選択性ミ
ラーの構成を示す説明図
【図3】 入射角が45°の場合の、図2に示した波長
選択性ミラーの分光反射率特性を示すグラフ
【図4】 図2に示した波長選択性ミラーの入射角と主
波長との関係を示すグラフ
【図5】 入射角が0°〜60°の光に対する、図2に
示した波長選択性ミラーの分光反射率特性を示すグラフ
【図6】 図1に示した照明装置を用いた投写型表示装
置の概略構成を示す説明図
【図7】 本発明の実施の形態2にかかる投写型表示装
置の概略構成を示す説明図
【図8】 本発明の実施の形態3にかかる照明装置の概
略構成を示す説明図
【図9】 図8に示した照明装置を用いた投写型表示装
置の概略構成を示す説明図
【図10】 本発明の実施の形態4の照明装置の概略構
成を示す説明図
【図11】 従来の投写型表示装置の構成例を示す説明
【図12】 従来の投写型表示装置に用いる色フィルタ
の分光透過率特性を示すグラフ
【図13】 従来の波長選択性ミラーの分光反射率特性
を示すグラフ
【符号の説明】
1・51・81 ランプ 2・52・82 楕円面鏡 83 球面鏡 3・56・92・93 波長選択性ミラー 15・35・65 色分解合成プリズム 18〜20、38〜40、68〜70 ライトバルブ 21・31・71 投写レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H048 GA04 GA09 GA13 GA18 GA24 GA33 GA61 5C060 BA03 BA08 BC05 EA00 GA01 GB02 GB06 HC00 HC09 HC20 HC24 JA07 JB06

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の方向へ光を出力する照明装置であ
    って、可視光成分から赤外光成分までの波長成分を連続
    的に発光する光発生手段と、前記光発生手段から出力さ
    れる光を集光する集光手段と、前記集光手段からの出力
    光のうちの前記イエロー光成分以外の可視光成分を前記
    所定の方向へ反射し、赤外光成分およびイエロー光成分
    を透過する波長選択性ミラーとを備えたことを特徴とす
    る照明装置。
  2. 【請求項2】 前記波長選択性ミラーは、イエロー成分
    を透過する波長帯域の透過率ピークが560nm以上5
    90nm以下の範囲にある請求項1記載の照明装置。
  3. 【請求項3】 前記波長選択性ミラーは、赤外光成分を
    透過する波長帯域が、800nm以上1000nm以下
    の範囲を含む請求項1記載の照明装置。
  4. 【請求項4】 前記波長選択性ミラーは、ガラス基板
    と、前記ガラス基板に積層される誘電体多層膜とを有
    し、 前記誘電体多層膜は、前記ガラス基板より屈折率が高い
    高屈折率層と、前記ガラス基板より屈折率が低い体屈折
    率層とが交互積層されてなる請求項1記載の照明装置。
  5. 【請求項5】 前記高屈折率層の材料として、Ti
    2、Ta25、およびNb23のいずれかを用いる請
    求項4記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 前記低屈折率層の材料として、SiO2
    を用いる請求項4記載の照明装置。
  7. 【請求項7】 前記誘電体多層膜は、所定の入射角範囲
    におけるイエロー成分の透過ピーク波長が略一致するよ
    うに、相対的膜厚を連続的に変化させて形成されている
    請求項4記載の照明装置。
  8. 【請求項8】 前記波長選択性ミラーに入射する光線の
    入射角は、15゜以上65゜以下の範囲である請求項1
    記載の照明装置。
  9. 【請求項9】 照明装置と、反射型のライトバルブと、
    投写レンズと、前記照明装置からの出力光を各色成分に
    分解して前記ライトバルブへ出力する一方前記ライトバ
    ルブで反射された光を合成する色分解合成光学系と、前
    記照明装置からの出力光を前記色分解合成光学系へ導く
    一方前記色分解合成光学系からの出力光を前記投写レン
    ズへ導く導光光学系とを備えた投写型表示装置におい
    て、 前記照明装置が、可視光成分から赤外光成分までの波長
    成分を連続的に発光する光発生手段と、前記光発生手段
    から出力される光を集光する集光手段と、前記集光手段
    からの出力光のうちの前記イエロー光成分以外の可視光
    成分を反射し、赤外光成分およびイエロー光成分を透過
    する波長選択性ミラーとを備え、 前記導光光学系が、前記照明装置の波長選択性ミラーで
    反射された光成分のみを前記色分解合成光学系へ導く位
    置に配置されたことを特徴とする投写型表示装置。
  10. 【請求項10】 前記ライトバルブは、映像信号に応じ
    て光の進行方向を制御することにより画像を形成する画
    像表示素子である請求項9記載の投写型表示装置。
  11. 【請求項11】 前記ライトバルブは、映像信号に応じ
    て光の偏光状態を制御することにより画像を形成する画
    像表示素子である請求項9記載の投写型表示装置。
  12. 【請求項12】 前記波長選択性ミラーは、イエロー成
    分を透過する波長帯域の透過率ピークが560nm以上
    590nm以下の範囲にある請求項9記載の投写型表示
    装置。
  13. 【請求項13】 前記波長選択性ミラーにおける赤外光
    成分を透過する波長帯域が、800nm以上1000n
    m以下の範囲を含む請求項9記載の投写型表示装置。
  14. 【請求項14】 前記波長選択性ミラーは、ガラス基板
    と、前記ガラス基板に積層される誘電体多層膜とを有
    し、 前記誘電体多層膜は、前記ガラス基板より屈折率が高い
    高屈折率層と、前記ガラス基板より屈折率が低い体屈折
    率層とが交互積層されてなる請求項9記載の投写型表示
    装置。
  15. 【請求項15】 前記高屈折率層の材料として、TiO
    2、Ta25、およびNb23のいずれかを用いる請求
    項14記載の投写型表示装置。
  16. 【請求項16】 前記低屈折率層の材料として、SiO
    2を用いる請求項14記載の投写型表示装置。
  17. 【請求項17】 前記誘電体多層膜は、所定の入射角範
    囲におけるイエロー成分の透過ピーク波長が略一致する
    ように、相対的膜厚を連続的に変化させて形成されてい
    る請求項14記載の投写型表示装置。
  18. 【請求項18】 前記波長選択性ミラーに入射する光線
    の入射角は、15゜以上65゜以下の範囲である請求項
    9記載の投写型表示装置。
  19. 【請求項19】 所定の方向へ光を出力する照明装置で
    あって、可視光成分から赤外光成分までの波長成分を連
    続的に発光する光発生手段と、前記光発生手段からの出
    力光のうちの前記イエロー光成分以外の可視光成分を前
    記所定の方向へ反射および集光し、赤外光成分およびイ
    エロー光成分を透過する波長選択性集光手段とを備えた
    ことを特徴とする照明装置。
  20. 【請求項20】 前記波長選択性集光手段は、イエロー
    成分を透過する波長帯域の透過率ピークが560nm以
    上590nm以下の範囲にある請求項19記載の照明装
    置。
  21. 【請求項21】前記波長選択性集光手段は、赤外光成分
    を透過する波長帯域が800nm以上1000nm以下
    の範囲を含む請求項19記載の照明装置。
  22. 【請求項22】 前記波長選択性集光手段は、ガラス基
    板からなる凹面鏡の凹面に誘電体多層膜を積層してなる
    波長選択面を有し、 前記誘電体多層膜は、前記ガラス基板より屈折率が高い
    高屈折率層と、前記ガラス基板より屈折率が低い体屈折
    率層とが交互積層されてなる請求項19記載の照明装
    置。
  23. 【請求項23】 前記高屈折率層の材料として、TiO
    2、Ta25、およびNb23のいずれかを用いる請求
    項22記載の照明装置。
  24. 【請求項24】 前記低屈折率層の材料として、SiO
    2を用いる請求項22記載の照明装置。
  25. 【請求項25】 前記誘電体多層膜は、所定の入射角範
    囲におけるイエロー成分の透過ピーク波長が略一致する
    ように、相対的膜厚を連続的に変化させて形成されてい
    る請求項22記載の照明装置。
  26. 【請求項26】 前記凹面鏡が楕円面鏡である請求項2
    2記載の照明装置。
  27. 【請求項27】 前記波長選択面に入射する光線の入射
    角は、15゜以上50゜以下の範囲である請求項26記
    載の照明装置。
  28. 【請求項28】 前記凹面鏡が、楕円面鏡と球面鏡とを
    組み合わせて構成された請求項22記載の照明装置。
  29. 【請求項29】 前記楕円面鏡部分の波長選択面に入射
    する光線の入射角が15゜以上40゜以下の範囲であ
    り、前記球面鏡部分の波長選択面に入射する光線の入射
    角が略0゜である請求項28記載の照明装置。
  30. 【請求項30】 照明装置と、反射型のライトバルブ
    と、投写レンズと、前記照明装置からの出力光を各色成
    分に分解して前記ライトバルブへ出力する一方前記ライ
    トバルブで反射された光を合成する色分解合成光学系
    と、前記照明装置からの出力光を前記色分解合成光学系
    へ導く一方前記色分解合成光学系からの出力光を前記投
    写レンズへ導く導光光学系とを備えた投写型表示装置に
    おいて、 前記照明装置が、可視光成分から赤外光成分までの波長
    成分を連続的に発光する光発生手段と、前記光発生手段
    からの出力光のうちの前記イエロー光成分以外の可視光
    成分を反射および集光し、赤外光成分およびイエロー光
    成分を透過する波長選択性集光手段とを備え、 前記導光光学系が、前記照明装置の前記波長選択性集光
    手段で反射および集光された光成分のみを前記色分解合
    成光学系へ導く位置に配置されたことを特徴とする投写
    型表示装置。
  31. 【請求項31】 前記ライトバルブは、映像信号に応じ
    て光の進行方向を制御することにより画像を形成する画
    像表示素子である請求項30記載の投写型表示装置。
  32. 【請求項32】 前記ライトバルブは、映像信号に応じ
    て光の偏光状態を制御することにより画像を形成する画
    像表示素子である請求項30記載の投写型表示装置。
  33. 【請求項33】 前記波長選択性集光手段は、イエロー
    成分を透過する波長帯域の透過率ピークが560nm以
    上590nm以下の範囲にある請求項30記載の投写型
    表示装置。
  34. 【請求項34】 前記波長選択性集光手段は、赤外光成
    分を透過する波長帯域が、800nm以上1000nm
    以下の範囲を含む請求項30記載の投写型表示装置。
  35. 【請求項35】 前記波長選択性集光手段は、ガラス基
    板からなる凹面鏡の凹面に誘電体多層膜を積層してなる
    波長選択面を有し、 前記誘電体多層膜は、前記ガラス基板より屈折率が高い
    高屈折率層と、前記ガラス基板より屈折率が低い体屈折
    率層とが交互積層されてなる請求項30記載の投写型表
    示装置。
  36. 【請求項36】 前記高屈折率層の材料として、TiO
    2、Ta25、およびNb23のいずれかを用いる請求
    項35記載の投写型表示装置。
  37. 【請求項37】 前記低屈折率層の材料として、SiO
    2を用いる請求項35記載の投写型表示装置。
JP11086007A 1999-03-29 1999-03-29 照明装置および投写型表示装置 Pending JP2000275733A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11086007A JP2000275733A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 照明装置および投写型表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11086007A JP2000275733A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 照明装置および投写型表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000275733A true JP2000275733A (ja) 2000-10-06

Family

ID=13874650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11086007A Pending JP2000275733A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 照明装置および投写型表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000275733A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002049068A1 (en) * 2000-12-15 2002-06-20 Fusion Lighting, Inc. Aperture lamp with infrared shedding
JP2002316580A (ja) * 2001-04-24 2002-10-29 Murakami Corp カメラ内蔵ミラー装置
WO2005040911A1 (ja) * 2003-10-22 2005-05-06 Kabushiki Kaisha Koransha 耐熱性リフレクター及びそれを搭載した光学装置
US7270427B2 (en) 2003-04-21 2007-09-18 Seiko Epson Corporation Display device, lighting device and projector
JP2016062013A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 コニカミノルタ株式会社 プリズムユニット及びプロジェクター
JP2016145964A (ja) * 2015-01-30 2016-08-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 投写型映像表示装置
US9740014B2 (en) 2015-01-30 2017-08-22 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Projection display apparatus

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002049068A1 (en) * 2000-12-15 2002-06-20 Fusion Lighting, Inc. Aperture lamp with infrared shedding
JP2002316580A (ja) * 2001-04-24 2002-10-29 Murakami Corp カメラ内蔵ミラー装置
WO2002090148A1 (fr) * 2001-04-24 2002-11-14 Murakami Corporation Retroviseur avec camera incorporee
US7270427B2 (en) 2003-04-21 2007-09-18 Seiko Epson Corporation Display device, lighting device and projector
US7325932B2 (en) 2003-04-21 2008-02-05 Seiko Epson Corporation Display device, lighting device and projector
WO2005040911A1 (ja) * 2003-10-22 2005-05-06 Kabushiki Kaisha Koransha 耐熱性リフレクター及びそれを搭載した光学装置
JP2016062013A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 コニカミノルタ株式会社 プリズムユニット及びプロジェクター
JP2016145964A (ja) * 2015-01-30 2016-08-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 投写型映像表示装置
US9740014B2 (en) 2015-01-30 2017-08-22 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Projection display apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100671254B1 (ko) 색선별 거울 및 투사형 표시 장치
KR20020032191A (ko) 액정 프로젝터의 광학계
JP4420087B2 (ja) 照明装置及びプロジェクタ
JPH1031425A (ja) 投射型表示装置
JP2000275733A (ja) 照明装置および投写型表示装置
JP2004252112A (ja) 映像投射装置及びこれに用いられる照明装置
JP2003029211A (ja) 投射型画像表示装置
JP2006018067A (ja) 色合成素子及びこれを用いた投影装置
JP2002365413A (ja) 色分解光学系
JPH05249408A (ja) 投写型液晶表示装置
JP4193369B2 (ja) 色分離装置,色合成装置,色分離合成装置およびプロジェクタ
JP3223702B2 (ja) 投影装置
US7390095B2 (en) Projector
JP6053275B2 (ja) 色分解光学系及びそれを有する撮像装置
JP5300330B2 (ja) 照明装置及びそれを用いた画像投射装置
JPH10311962A (ja) 光源装置
KR100871190B1 (ko) 파장선택성 편광변환소자, 투사 표시 광학계 및 화상투사장치
JP3984932B2 (ja) プロジェクタ
JP2000002859A (ja) 投射表示装置
US20230008760A1 (en) Projection image display device
JP2023011496A (ja) 投写型映像表示装置
JP2003066367A (ja) 投射型表示装置
KR100421859B1 (ko) 투사형 영상표시기기의 광학계
JP2004219727A (ja) 色補正フィルタ及び投写型表示装置
JP3169185B2 (ja) 液晶プロジェクタ装置