JP2000275506A - 対物レンズ支持装置および対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ支持装置および対物レンズ駆動装置

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JP2000275506A
JP2000275506A JP11077948A JP7794899A JP2000275506A JP 2000275506 A JP2000275506 A JP 2000275506A JP 11077948 A JP11077948 A JP 11077948A JP 7794899 A JP7794899 A JP 7794899A JP 2000275506 A JP2000275506 A JP 2000275506A
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JP11077948A
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Makoto Nagasato
誠 永里
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズ支持部材の接着部分剛性不足およ
び接着位置決め精度不足を解消して副共振の無い良好な
振動特性を有する対物レンズ駆動装置を実現するととも
に、対物レンズ支持部材の接着組立作業を無くすことが
出来る対物レンズ支持装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係る対物レンズ支持装置は、少
なくとも対物レンズを保持する保持体2と、前記保持体
2を移動可能に支持するための支持部材3a、3bと、
前記支持部材3a、3bを固定するための固定部材4
と、を備え、前記支持部材3a、3bの一端側は前記保
持体2に接続され、前記支持部材3a、3bの他端側は
前記固定部材4に接続されており、前記保持体2、前記
支持部材3a、3bおよび前記固定部材4が一体射出成
型されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク等の光
記録媒体に対して情報信号の記録および/または再生を
行う光学的情報記録/再生装置に関し、特に、少なくと
も対物レンズを所望の方向に駆動できるアクチュエータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置、すなわち回転操作され
る光ディスクの信号記録面に光ビームを照射して光ディ
スクに記録された情報信号を読み取ったり、あるいは光
ディスクに情報信号を書き込む装置では、情報信号の書
き込み(記録)/読み取り(再生)のための手段とし
て、光学ヘッドが用いられている。この光学ヘッドは、
半導体レーザ素子等の光源と、コリメータレンズやビー
ムスプリッタなどの光学素子と、対物レンズおよび光検
出器を主たる要素として構成され、光源から出射される
光ビームをコリメータレンズやビームスプリッタ等の光
学素子を介して対物レンズに導き、対物レンズにより光
ディスクの記録面上に集光させ、記録面により反射され
た光ビームを光検出器により検出して、情報信号の記録
や再生を行うように構成される。
【0003】対物レンズは、対物レンズ駆動装置によっ
て電磁的な駆動力で光軸方向(フォーカシング方向)お
よび光軸方向と直交する方向(トラッキング方向)の2
軸方向に変位駆動される。これにより、光ビームが光デ
ィスクの記録面に合焦して記録トラックを正確に走査す
る。対物レンズのみを駆動する対物レンズ駆動装置によ
る対物レンズの可動範囲は、一般的に、光学系一体型の
光学ヘッドおよび光学系のみを分離して固定した光学系
分離型の光学ヘッドともに、フォーカシング方向が±
0.6mm、トラッキング方向が±0.4mm程度であ
る。
【0004】以下図面を参照しながら、従来の対物レン
ズ支持装置について説明する。従来の対物レンズ支持装
置の斜視図を図16に示す。51は対物レンズである。
52はレンズ保持体で、対物レンズ51を保持する。5
3a〜53dは弾性部材としての金属線である。金属線
53a〜53dの一端の各々は、レンズ保持体52を支
持するために、接着部材54a、54bによりレンズ保
持体52に接着固定されている。また、金属線53a〜
53dの他端の各々は、接着部材54c、54dにより
固定部材55に接着固定されている。
【0005】対物レンズ51を取り付けたレンズ保持体
52は、一端をレンズ保持体52に他端を固定部材55
に接着固定され互いに平行に配置された4本の金属線5
3a〜53dによって支持されている。レンズ保持体5
2のフォーカス方向F及びトラッキング方向Tの駆動
は、図示されてない電磁駆動手段によって、金属線53
a〜53dを介して並進運動することによって得られ
る。
【0006】しかし、上述した従来の対物レンズ支持装
置の構成では、金属線53a〜53dは、接着部材54
a〜54dを用いてレンズ保持体52および固定部材5
5に接着固定されているので、接着部分の剛性不足が問
題であった。また、接着構成である為に、金属線53a
〜53dとレンズ保持体52との間の接着位置決め精度
が悪いという問題点があった。この様な接着部分の剛性
不足および接着位置決め精度不足は、対物レンズ駆動装
置の振動特性に制御上好ましくない共振(以下、副共振
という)を発生させていた。また、レンズ保持体52、
金属線53a〜53d、固定部材55および接着部材5
4a〜54dの間の接着作業は、対物レンズ支持装置の
組立作業を複雑化させていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の問題点に鑑みてなされたものであって、対物レンズ
支持部材の接着部分剛性不足および接着位置決め精度不
足を解消して副共振の無い良好な振動特性を有する対物
レンズ駆動装置を実現するとともに、対物レンズ支持部
材の接着組立作業を無くすことが出来る対物レンズ支持
装置を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアクチュエ
ータは、少なくとも対物レンズを保持する保持体と、前
記保持体を移動可能に支持するための一対の支持部材
と、前記一対の支持部材を固定するための固定部材と、
前記保持体を駆動するための駆動手段と、を備え、前記
一対の支持部材の各々の一端側は前記保持体に接続さ
れ、前記一対の支持部材の各々の他端側は前記固定部材
に接続されており、前記保持体、前記一対の支持部材お
よび前記固定部材が一体射出成型されていることを特徴
とする。
【0009】このような特徴を有する本発明に係る対物
レンズ支持装置および対物レンズ駆動装置は、対物レン
ズ保持体、対物レンズ支持部材および固定部材が一体射
出成型されているので、副共振の無い極めて良好な振動
特性を有する対物レンズ駆動装置を実現できるととも
に、極めて組立性に優れた対物レンズ駆動装置を実現で
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0011】図1は本発明に係わる第1の対物レンズ支
持装置の構成を示す斜視図である。図1に示すように、
この対物レンズ支持装置は、対物レンズ1を保持するレ
ンズ保持体2をフォーカシング方向F、トラッキング方
向T、ラジアルチルト方向RT(ディスク半径方向チル
ト)及びタンジェンシャルチルト方向TT(ディスク接
線方向チルト)の4軸方向に支持する装置である。本発
明に係わる第1の対物レンズ支持装置は、光ディスク
(不示図)に入射光束(不示図)を集光する対物レンズ
1を保持するレンズ保持体2と、前記レンズ保持体2を
フォーカシング方向F及びトラッキング方向Tに可動自
在に支持し、且つ、前記対物レンズ1の光軸5の2つの
直交する傾き方向すなわちラジアルチルト方向RT(デ
ィスク半径方向チルト)及びタンジェンシャルチルト方
向TT(ディスク接線方向チルト)に回動自在に支持す
る一端が前記レンズ保持体2に接続され他端が固定部材
4に接続された直角に折れ曲がった形状でその断面形状
が矩形である一対の支持部材3a、3bとから構成され
ており、前記レンズ保持体2、前記一対の支持部材3
a、3bおよび前記固定部材4が一体射出成型されてい
る。前記レンズ保持体2、前記一対の支持部材3a、3
bおよび前記固定部材4を一体射出成型する為の材料と
しては、エンジニアリングプラスチック等の樹脂材料お
よびマグネシウム合金等の金属材料などが適している。
本発明に係わる第1の対物レンズ支持装置は、レンズ保
持体2、一対の支持部材3a、3bおよび固定部材4が
一体射出成型されているので、副共振の無い極めて良好
な振動特性を有する対物レンズ支持装置を実現できると
ともに、極めて組立性に優れた対物レンズ支持装置を実
現できる。
【0012】次に、本発明に係わる第1の対物レンズ支
持装置の一対の支持部材3a、3bの変形実施例を図2
〜図5及び図12〜図15に示す。
【0013】図2は、直角に折れ曲がった一対の支持部
材3a、3bの直角に折れ曲がった部分を境に、断面形
状は矩形であるが、それぞれの矩形状断面の寸法が異な
っている変形実施例である。図3は、直角に折れ曲がっ
た一対の支持部材3a、3bの断面形状が円形である場
合の変形実施例である。図4は、直角に折れ曲がった一
対の支持部材3a、3bの直角に折れ曲がった部分を境
に、断面形状は円形であるが、それぞれの円形状断面の
寸法が異なっている変形実施例である。図5は、直角に
折れ曲がった一対の支持部材3a、3bの直角に折れ曲
がった部分を境に、前記レンズ保持体2に接続されてい
る側の断面形状が円形で、前記固定部材4に接続されて
いる側の断面形状が矩形である場合の変形実施例であ
る。
【0014】図12は、ストレート(直線的)な一対の
支持部材3a、3bで、その断面形状が矩形である場合
の変形実施例である。図13は、任意の曲率半径をもっ
て直角に折れ曲がった一対の支持部材3a、3bの断面
形状が矩形である場合の変形実施例である。図14は、
ストレート(直線的)な一対の支持部材3a、3bで、
その断面形状が円形である場合の変形実施例である。図
15は、任意の曲率半径をもって直角に折れ曲がった一
対の支持部材3a、3bの断面形状が円形である場合の
変形実施例である。図2〜図5及び図12〜図15に示
した変形例の他に一対の支持部材3a、3bの形状/断
面形状/寸法を本発明の主旨から逸脱しない範囲で種々
変形可能であることは言うまでもない。前記レンズ保持
体2、前記一対の支持部材3a、3bおよび前記固定部
材4を一体射出成型する為の材料としては、エンジニア
リングプラスチック等の樹脂材料およびマグネシウム合
金等の金属材料などが適している。本発明の主旨から逸
脱しない範囲で種々変形して実施することにより、本発
明に係わる第1の対物レンズ支持装置の少なくともフォ
ーカシング方向、トラッキング方向、ラジアルチルト方
向及びタンジェンシャルチルト方向のそれぞれの剛性を
任意に設定できる。対物レンズ支持装置のフォーカシン
グ方向、トラッキング方向、ラジアルチルト方向及びタ
ンジェンシャルチルト方向のそれぞれの剛性を最適に設
定することにより、良好な振動特性を有し、且つ、低消
費電力化が可能な対物レンズ駆動装置が実現できる。前
述した本発明に係わる第1の対物レンズ支持装置の一対
の支持部材3a、3bの変形実施例においても、レンズ
保持体2、一対の支持部材3a、3bおよび固定部材4
が一体射出成型されているので、副共振の無い極めて良
好な振動特性を有する対物レンズ支持装置を実現できる
とともに、極めて組立性に優れた対物レンズ支持装置を
実現できる。
【0015】次に、本発明に係わる第1の対物レンズ駆
動装置について説明する。図6は本発明に係わる第1の
対物レンズ駆動装置の構成を示す斜視図である。図7は
本発明に係わる第1の対物レンズ駆動装置の構成を示す
平面図、図8は本発明に係わる第1の対物レンズ駆動装
置の構成を示す側面図、図9は本発明に係わる第1の対
物レンズ駆動装置の構成を示す正面図である。図6〜図
9に示すように、この対物レンズ駆動装置は、対物レン
ズ1を保持するレンズ保持体2をフォーカシング方向
F、トラッキング方向T、ラジアルチルト方向RT(デ
ィスク半径方向チルト)及びタンジェンシャルチルト方
向TT(ディスク接線方向チルト)の4軸方向に駆動す
る装置である。本発明に係わる第1の対物レンズ駆動装
置は、光ディスク(不示図)に入射光束(不示図)を集
光する対物レンズ1を保持するレンズ保持体2と、前記
レンズ保持体2に取り付けられた4個のマグネット6
a、6b、6c、6dと、前記レンズ保持体2をフォー
カシング方向F及びトラッキング方向Tに可動自在に支
持し、且つ、前記対物レンズ1の光軸5の2つの直交す
る傾き方向すなわちラジアルチルト方向RT(ディスク
半径方向チルト)及びタンジェンシャルチルト方向TT
(ディスク接線方向チルト)に回動自在に支持する一端
が前記レンズ保持体2に接続され他端が固定部材4に接
続された直角に折れ曲がった形状で、直角に折れ曲がっ
た一対の支持部材3a、3bの直角に折れ曲がった部分
を境に、前記レンズ保持体2に接続されている側の断面
形状が円形で、前記固定部材4に接続されている側の断
面形状が矩形である一対の支持部材3a、3bと、前記
レンズ保持体2をフォーカシング方向F、トラッキング
方向T、ラジアルチルト方向RT(ディスク半径方向チ
ルト)及びタンジェンシャルチルト方向TT(ディスク
接線方向チルト)の4軸方向に駆動させるための前記マ
グネット6a、6b、6c、6dと磁気回路を形成する
磁性体7a、7bに接着剤等で固定されたフォーカシン
グ用コイル8a、8b、8c、8d、トラッキング用コ
イル9a、9b、ラジアルチルト用コイル10a、10
b、及びタンジェンシャルチルト用コイル11a、11
b、11c、11dとから構成されおり、前記レンズ保
持体2、前記一対の支持部材3a、3bおよび前記固定
部材4が一体射出成型されている。マグネット6a、6
bと磁性体7a、マグネット6c、6dと磁性体7bは
それぞれ対になって閉磁路型の磁気回路を構成してい
る。よって、前記フォーカシング用コイル8a、8b、
8c、8d、トラッキング用コイル9a、9b、ラジア
ルチルト用コイル10a、10b、及びタンジェンシャ
ルチルト用コイル11a、11b、11c、11dにそ
れぞれ任意に所定の電流を流すことにより、前記フォー
カシング用コイル8a、8b、8c、8d、トラッキン
グ用コイル9a、9b、ラジアルチルト用コイル10
a、10b、及びタンジェンシャルチルト用コイル11
a、11b、11c、11dにそれぞれ所定のローレン
ツ力が発生し、同時にその反力が前記マグネット6a、
6b、6c、6dにそれぞれ発生するので、前記レンズ
保持体2を所望の前記4軸方向に任意に動かすことがで
きる。本実施例においては、図8に示すように、タンジ
ェンシャルチルト用コイル11a、11b、11c、1
1dが磁性体7a、7bに接着され、前記タンジェンシ
ャルチルト用コイル11a、11b、11c、11dに
ラジアルチルト用コイル10a、10bが接着され、前
記ラジアルチルト用コイル10a、10bにフォーカシ
ング用コイル8a、8b、8c、8dが接着され、前記
フォーカシング用コイル8a、8b、8c、8dにトラ
ッキング用コイル9a、9bが接着されている。そし
て、前記タンジェンシャルチルト用コイル11a、11
b、11c、11d、前記ラジアルチルト用コイル10
a、10b及び前記フォーカシング用コイル8a、8
b、8c、8dの一部が、マグネット6a、6b、6
c、6dと磁性体7a、7bから形成される前記磁気回
路のフォーカシング方向の実質的な磁気ギャップ領域か
らフォーカシング方向のディスク反対側に突出している
構成になっている。この様に、駆動コイルの一部をフォ
ーカシング方向の実質的な磁気ギャップ領域から突出さ
せることによりアクチュエータの駆動感度を向上させる
ことができる。ディスク反対側に突出させるのは、ディ
スク側に突出させるとディスクと物理的に干渉してしま
うからである。
【0016】また、本発明に係わる第1の対物レンズ駆
動装置においても、前述した本発明に係わる第1の対物
レンズ支持装置の一対の支持部材3a、3bの変形実施
例を発明の主旨から逸脱しない範囲で種々変形適用可能
であることは言うまでもない。前記レンズ保持体2、前
記一対の支持部材3a、3bおよび前記固定部材4を一
体射出成型する為の材料としては、エンジニアリングプ
ラスチック等の樹脂材料およびマグネシウム合金等の金
属材料などが適している。本発明の主旨から逸脱しない
範囲で種々変形して実施することにより、本発明に係わ
る第1の対物レンズ駆動装置の少なくともフォーカシン
グ方向、トラッキング方向、ラジアルチルト方向及びタ
ンジェンシャルチルト方向のそれぞれの剛性を任意に設
定できる。対物レンズ駆動装置のフォーカシング方向、
トラッキング方向、ラジアルチルト方向及びタンジェン
シャルチルト方向のそれぞれの剛性を最適に設定するこ
とにより、良好な振動特性を有し、且つ、低消費電力化
が可能な対物レンズ駆動装置が実現できる。本発明に係
わる第1の対物レンズ駆動装置は、レンズ保持体2、一
対の支持部材3a、3bおよび固定部材4が一体射出成
型されているので、副共振の無い極めて良好な振動特性
を有する対物レンズ駆動装置を実現できるとともに、極
めて組立性に優れた対物レンズ駆動装置を実現できる。
【0017】次に、本発明に係わる第2の対物レンズ支
持装置について説明する。図10は本発明に係わる第2
の対物レンズ支持装置の構成を示す斜示図である。図1
0に示すように、この対物レンズ支持装置は、対物レン
ズ1を保持するレンズ保持体2をフォーカシング方向
F、トラッキング方向Tの2軸方向に支持する装置であ
る。本発明に係わる第2の対物レンズ支持装置は、光デ
ィスク(不示図)に入射光束(不示図)を集光する対物
レンズ1を保持するレンズ保持体2と、前記レンズ保持
体2をフォーカシング方向F及びトラッキング方向Tに
可動自在に支持する一端が前記レンズ保持体2に接続さ
れ他端が固定部材4に接続された4本の支持部材20
a、20b、20c、20dとから構成されており、前
記レンズ保持体2、前記4本の支持部材20a、20
b、20c、20dおよび前記固定部材4が一体射出成
型されている。前記レンズ保持体2、前記一対の支持部
材3a、3bおよび前記固定部材4を一体射出成型する
為の材料としては、エンジニアリングプラスチック等の
樹脂材料およびマグネシウム合金等の金属材料などが適
している。
【0018】図10に示す本発明に係わる第2の対物レ
ンズ支持装置を用いた対物レンズ駆動装置を試作した。
この対物レンズ駆動装置のトラッキング方向の周波数特
性を図11に示す。また、前述の(従来の技術)で説明し
た図16に示す従来の対物レンズ支持装置を用いた対物
レンズ駆動装置を試作した。この従来の対物レンズ駆動
装置のトラッキング方向の周波数特性を図17に示す。
【0019】図17に示す従来の対物レンズ駆動装置の
トラッキング方向の周波数特性には、390[Hz]と
40[KHz]に副共振が発生している。この390
[Hz]の副共振は、金属線53a〜53dが接着部材
54a〜54dを用いてレンズ保持体52および固定部
材55に接着固定されている構成である為に、金属線5
3a〜53dとレンズ保持体52との間の接着位置決め
精度不足が原因と考えられていた。また、40[KH
z]の副共振は、金属線53a〜53dが接着部材54
a〜54dを用いてレンズ保持体52および固定部材5
5に接着固定されているので、この接着部分の剛性不足
が原因と考えられていた。
【0020】これに対して、図11に示す本発明に係わ
る第2の対物レンズ支持装置を用いた対物レンズ駆動装
置のトラッキング方向の周波数特性には、従来の対物レ
ンズ駆動装置のトラッキング方向の周波数特性に見られ
た390[Hz]と40[KHz]の副共振が発生して
いない。
【0021】よって、この両試作機の周波数特性評価結
果より、本発明に係わる第2の対物レンズ支持装置は、
対物レンズ支持部材の接着部分剛性不足および接着位置
決め精度不足を解消して副共振の無い良好な振動特性を
有する対物レンズ駆動装置を実現するとともに、対物レ
ンズ支持部材の接着組立作業を無くすことが出来る対物
レンズ支持装置を実現できることが確認できた。
【0022】これまで説明してきた本発明に係わる第1
の対物レンズ支持装置、第1の対物レンズ駆動装置およ
び第2の対物レンズ支持装置の実施例は、説明したもの
だけに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る対物
レンズ支持装置および対物レンズ駆動装置は、対物レン
ズ保持体、対物レンズ支持部材および固定部材が一体射
出成型されているので、対物レンズ駆動装置の振動特性
に制御上好ましくない共振(副共振)の無い極めて良好
な振動特性を有する対物レンズ駆動装置を実現できると
ともに、極めて組立性に優れた対物レンズ駆動装置を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1の対物レンズ支持装置の構
成を示す斜視図。
【図2】本発明に係わる第1の対物レンズ支持装置の一
対の支持部材3a、3bの変形実施例を示す斜視図。
【図3】本発明に係わる第1の対物レンズ支持装置の一
対の支持部材3a、3bの変形実施例を示す斜視図。
【図4】本発明に係わる第1の対物レンズ支持装置の一
対の支持部材3a、3bの変形実施例を示す斜視図。
【図5】本発明に係わる第1の対物レンズ支持装置の一
対の支持部材3a、3bの変形実施例を示す斜視図。
【図6】本発明に係わる第1の対物レンズ駆動装置の構
成を示す斜視図。
【図7】本発明に係わる第1の対物レンズ駆動装置の構
成を示す平面図。
【図8】本発明に係わる第1の対物レンズ駆動装置の構
成を示す側面図。
【図9】本発明に係わる第1の対物レンズ駆動装置の構
成を示す正面図。
【図10】本発明に係わる第2の対物レンズ支持装置の
構成を示す斜視図。
【図11】本発明に係わる第2の対物レンズ支持装置を
用いた対物レンズ駆動装置のトラッキング方向の周波数
特性。
【図12】本発明に係わる第1の対物レンズ支持装置の
一対の支持部材3a、3bの変形実施例を示す斜視図。
【図13】本発明に係わる第1の対物レンズ支持装置の
一対の支持部材3a、3bの変形実施例を示す斜視図。
【図14】本発明に係わる第1の対物レンズ支持装置の
一対の支持部材3a、3bの変形実施例を示す斜視図。
【図15】本発明に係わる第1の対物レンズ支持装置の
一対の支持部材3a、3bの変形実施例を示す斜視図。
【図16】従来の対物レンズ支持装置の斜視図。
【図17】従来の対物レンズ駆動装置のトラッキング方
向の周波数特性。
【符号の説明】
1…対物レンズ 2…レンズ保持体 3a、3b…一対の支持部材 4…固定部材 5…光軸 6a、6b、6c、6d…マグネット 7a、7b…磁性体 8a、8b、8c、8d…フォーカシング用コイル 9a、9b…トラッキング用コイル 10a、10b…ラジアルチルト用コイル 11a、11b、11c、11d…タンジェンシャルチ
ルト用コイル 20a、20b、20c、20d…4本の支持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H044 AC02 AC03 AJ05 AJ06 BE06 DA01 DA03 DC08 EC07 5D118 AA06 AA23 BA01 BB02 BF02 BF03 DC03 EA03 ED08 ED09 EF03 EF09 FA25 FB20 FC10 5D119 AA38 BA01 JA43 JC04 JC06 NA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも対物レンズを保持する保持体
    と、前記保持体を移動可能に支持するための支持部材
    と、前記支持部材を固定するための固定部材と、を備
    え、前記支持部材の一端側は前記保持体に接続され、前
    記支持部材の他端側は前記固定部材に接続されており、
    前記保持体、前記支持部材および前記固定部材が一体射
    出成型されていることを特徴とする対物レンズ支持装
    置。
  2. 【請求項2】 少なくとも対物レンズを保持する保持体
    と、前記保持体を移動可能に支持するための支持部材
    と、前記支持部材を固定するための固定部材と、前記保
    持体を駆動するための駆動手段と、を備え、前記支持部
    材の一端側は前記保持体に接続され、前記支持部材の他
    端側は前記固定部材に接続されており、前記保持体、前
    記支持部材および前記固定部材が一体射出成型されてい
    ることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも対物レンズを保持する保持体
    と、前記保持体を移動可能に支持するための一対の支持
    部材と、前記一対の支持部材を固定するための固定部材
    と、を備え、前記一対の支持部材の各々の一端側は前記
    保持体に接続され、前記一対の支持部材の各々の他端側
    は前記固定部材に接続されており、前記保持体、前記一
    対の支持部材および前記固定部材が一体射出成型されて
    いることを特徴とする対物レンズ支持装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも対物レンズを保持する保持体
    と、前記保持体を移動可能に支持するための一対の支持
    部材と、前記一対の支持部材を固定するための固定部材
    と、前記保持体を駆動するための駆動手段と、を備え、
    前記一対の支持部材の各々の一端側は前記保持体に接続
    され、前記一対の支持部材の各々の他端側は前記固定部
    材に接続されており、前記保持体、前記一対の支持部材
    および前記固定部材が一体射出成型されていることを特
    徴とする対物レンズ駆動装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも対物レンズを保持する保持体
    と、前記保持体を移動可能に支持するための4本の支持
    部材と、前記4本の支持部材を固定するための固定部材
    と、を備え、前記4本の支持部材の各々の一端側は前記
    保持体に接続され、前記4本の支持部材の各々の他端側
    は前記固定部材に接続されており、前記保持体、前記4
    本の支持部材および前記固定部材が一体射出成型されて
    いることを特徴とする対物レンズ支持装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも対物レンズを保持する保持体
    と、前記保持体を移動可能に支持するための4本の支持
    部材と、前記4本の支持部材を固定するための固定部材
    と、前記保持体を駆動するための駆動手段と、を備え、
    前記4本の支持部材の各々の一端側は前記保持体に接続
    され、前記4本の支持部材の各々の他端側は前記固定部
    材に接続されており、前記保持体、前記4本の支持部材
    および前記固定部材が一体射出成型されていることを特
    徴とする対物レンズ駆動装置。
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