JP2000275279A - 電流検出器 - Google Patents

電流検出器

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JP2000275279A
JP2000275279A JP11122835A JP12283599A JP2000275279A JP 2000275279 A JP2000275279 A JP 2000275279A JP 11122835 A JP11122835 A JP 11122835A JP 12283599 A JP12283599 A JP 12283599A JP 2000275279 A JP2000275279 A JP 2000275279A
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JP
Japan
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current detector
gap
signal processing
magnetic
magnetic core
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JP11122835A
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English (en)
Inventor
Junji Miyamoto
準二 宮本
Katsuhiro Murata
克浩 村田
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Kohshin Electric Corp
Original Assignee
Kohshin Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの電流検出器で上位システムから故障判
別を可能とし、コストアップを抑えながらシステムのフ
ェールセーフ性を向上させるとともにシステムの小型化
が可能な電流検出器を得る。 【解決手段】 ギャップ2を有する磁性体コア1と、前
記磁性体コア1のギャップ2内に配置された感磁素子3
と、前記感磁素子の信号処理回路4からなる電流検出器
において、前記磁性体コア1の一つのギャップ2に二つ
の感磁素子3aおよび3bを配置し、それぞれの感磁素
子に対して独立した信号処理回路4aおよび4bを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電流検出器に関
するものであり、さらに詳細には上位システムから故障
判別が可能な電流検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は例えば実開平4−8978号公報
に示された従来の電流検出器の構造図で、図において1
はギャップ2を有する磁性体コア、3はギャップ2に配
置された感磁素子、4は感磁素子3の信号処理回路、5
は磁性体コアを貫通する電流母線を示す。
【0003】このような従来の電流検出器においては、
電流母線5に被検出電流が流れると磁性体コア1に設け
られたギャップ2に被検出電流に比例した磁束が発生す
る。感磁素子3は印加された磁束に比例した信号を出力
するが、一般的に微少信号であるのと、同相成分やオフ
セット分を含んでいるため、これを信号処理回路4で処
理することで所望の電圧信号を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電流検出器は以
上のように構成されており、一つの磁性体コア1に対し
検出回路が一系統しかないため、感磁素子3あるいは信
号処理回路4のいずれかが故障すると入力に対し正しい
出力が出せなくなる。このとき、電流検出器の上位シス
テムでは電流検出器が故障したのか実際の電流が変化し
たのか判別することができないため、例えば電流検出器
をインバータの出力回路に使用していた場合、電流検出
器の出力が実際の電流より低く出力される故障モードの
ときは、不安定な制御となったり最悪の場合出力段の半
導体等を破壊してしまうことがあり、システムにフェー
ルセーフ性を持たせることができないという問題点があ
った。
【0005】また、システムにフェールセーフ性を持た
せようととすると、電流母線1に対し二つ以上の電流検
出器を接続し、それそれの出力を比較して故障を判別す
る必要があり、コストが高くなると同時に設置のスペー
スが大きくなるという問題点があった。
【0006】本発明は、上記のような問題を解決するも
のであり、一つの電流検出器で上位システムから故障判
別を可能とし、コストアップを抑えながらシステムのフ
ェールセーフ性を向上させるとともにシステムの小型化
が可能な電流検出器を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】ギャップを有する磁性体
コアと、前記磁性体コアのギャップ内に配置された感磁
素子と、前記感磁素子の信号処理回路からなる電流検出
器において、前記磁性体コアの一つのギャップに少なく
とも二つ以上の感磁素子を配置し、それぞれの感磁素子
に対して独立した信号処理回路を備える。または、磁性
体コアに少なくとも二つ以上のギャップを設け、それぞ
れのギャップに感磁素子を配置するとともに、それぞれ
の感磁素子に対して独立した信号処理回路を備える。ま
たは、独立した信号処理回路の出力信号を比較する比較
回路を備える。
【0008】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態1である電流検出器のブロック図であり、図
において、1はギャップ2を有する磁性体コア、3a、
3bはこのギャップに配置された感磁素子、4a、4b
はそれぞれの感磁素子に対応して独立した信号処理回路
であり、5は磁性体コアを貫通する電流母線、6aは感
磁素子3aおよび信号処理回路4aで構成された第一の
回路、6bは感磁素子3bおよび信号処理回路4bで構
成された第二の回路を示す。
【0009】前記のように構成された電流検出器におい
ては、回路6aおよび6bの2系統で常に電流検出を行
っており、正常時にはそれぞれの出力端子からはほぼ同
じ信号が出力されている。電流検出器の上位システムは
回路6aおよび6bの出力を常時あるいは定期的に比較
して、そのずれがあらかじめ設定したある範囲を越えた
とき電流検出器が故障したと判別するように構成してお
くことによりシステムを安全に停止することができる。
【0010】実施の形態2.なお、実施の形態1では図
1に示すように、感磁素子3aおよび3bをギャップ2
に対し平行に並べて配置しているが、図2に示す実施の
形態2のように、感磁素子3aおよび3bをギャップ2
に対し垂直に並べて配置しても良い。
【0011】実施の形態3.また、実施の形態1では図
1に示すように、磁性体コア1に設けた一つのギャップ
2に感磁素子3aおよび3bを配置しているが、図3に
示す実施の形態3のように、磁性体コア1に二つのギャ
ップ2aおよび2bを設け、それそれのギャップに感磁
素子3aおよび3bを一つずつ配置しても良い。
【0012】実施の形態4.なお、実施の形態3では図
3に示すように、磁性体コア1の対向する2辺にそれそ
れギャップ2aおよび2bを設けているが、図4に示す
実施の形態4のように、磁性体コア1の一辺に二つのギ
ャップ2aおよび2bを設け、それぞれのギャップに感
磁素子3aおよび3bを一つずつ配置しても良い。
【0013】実施の形態5.なお、実施の形態1ないし
実施の形態4では独立した回路6aおよび6bの出力信
号をそのまま出力しているが、図5に示す実施の形態5
のように信号処理回路4aおよび4bの出力信号を比較
回路7にて比較し、その差があらかじめ設定したレベル
を越えた場合に異常信号を出力するように構成すれば、
上位システムでの処理が簡単になるので好ましい。
【0014】実施の形態6.また、実施の形態5では信
号処理回路4aおよび4bの出力を比較回路7にて比較
し、異常時のみ異常信号を出力するように構成している
が、信号処理回路4aおよび4bの出力の差分を常時出
力するように構成しても良い。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、一つの電流検出器で上位システムから電流検
出器の故障を判別することが可能となり、コストアップ
を抑えながらシステムのフェールセーフ性を向上させる
とともにシステムの小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態2を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態3を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態4を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態5を示すブロック図であ
る。
【図6】従来の電流検出器を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 磁性体コア 2、2a、2b ギャップ 3、3a、3b 感磁素子 4、4a、4b 信号処理回路 5 電流母線 6a 第一の回路 6b 第二の回路 7 比較回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップを有する磁性体コアと、前記磁
    性体コアのギャップ内に配置された感磁素子と、前記感
    磁素子の信号処理回路からなる電流検出器において、前
    記磁性体コアの一つのギャップに少なくとも二つ以上の
    感磁素子を配置し、それぞれの感磁素子に対して独立し
    た信号処理回路を備えたことを特徴とする電流検出器。
  2. 【請求項2】前記磁性体コアに少なくとも二つ以上のギ
    ャップを設け、それぞれのギャップに感磁素子を配置す
    るとともに、それぞれの感磁素子に対して独立した信号
    処理回路を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電
    流検出器。
  3. 【請求項3】前記独立した信号処理回路の出力を比較す
    る比較回路を備えたことを特徴とする請求項1および請
    求項2に記載の電流検出器。
JP11122835A 1999-03-24 1999-03-24 電流検出器 Pending JP2000275279A (ja)

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