JP2000274363A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

密閉型圧縮機

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JP2000274363A
JP2000274363A JP11081156A JP8115699A JP2000274363A JP 2000274363 A JP2000274363 A JP 2000274363A JP 11081156 A JP11081156 A JP 11081156A JP 8115699 A JP8115699 A JP 8115699A JP 2000274363 A JP2000274363 A JP 2000274363A
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Akira Hayashi
陽 林
Hironari Akashi
浩業 明石
Akio Yagi
章夫 八木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉型圧縮機に関し、吸入マフラーから透過
する騒音を低減し、低騒音化を図る。 【解決手段】 吸入マフラー22と、シリンダーヘッド
23と一端が吸入マフラー22内に開口し他端がシリン
ダー6内に連通する吸入流路24と、シリンダーヘッド
23内で吸入流路24に設けられた共鳴器25とから構
成しているので、冷媒ガスの脈動等に伴い発生する騒音
を発生源近傍で低減できるので、吸入流路を伝達し吸入
マフラーから透過する騒音も低減できるので、低騒音な
密閉型圧縮機とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍冷蔵装置等に
使用される密閉型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍冷蔵装置等に使用される密閉型圧縮
機は効率向上が強く望まれている。そのため、シリンダ
ー内に吸入する冷媒ガスの温度をできるだけ低くした
り、あるいは圧力をできるだけ高くすることにより、冷
媒ガスの密度を大きくして冷媒循環量を大きくし、効率
を高める方法が従来から提案されている。例えば、冷媒
ガスの温度をできるだけ低くするために、吸入流路に吸
入マフラーを設け、更に外部冷却回路から戻ってくる冷
媒ガスを密閉容器内に開放せずにほぼ直接的に吸入マフ
ラー内に吸入させるものについて、実開昭58−352
84号公報に示されているような密閉型圧縮機がある。
【0003】以下、図面を参照しながら上記従来の密閉
型圧縮機の一例について説明する。
【0004】図4は従来の密閉型圧縮機の正面図で、図
5は図4のA−A線における側面図で、図6は図5のB
−B線における要部断面図である。
【0005】図4、図5、図6において、1は密閉容器
で、2は機械部で、3はモーター部で、機械部2とモー
ター部3は一体となってコイルばね4にて密閉容器1に
弾性支持されている。機械部2は、ブロック5と一体に
設けられたシリンダー6、シリンダーヘッド7、ピスト
ン8、クランクシャフト9、コンロッド10、ベアリン
グ11等により構成されている。モーター部3は、クラ
ンクシャフト9に固定されたローター12、ステーター
13により構成されており、ステーター13はブロック
5にねじ止め固定されている。14は潤滑油で、密閉容
器1の下部に貯溜している。15は吸入マフラーであ
り、16は吸入マフラー15内に開口するマフラー入口
流路であり、17は吸入マフラー15とシリンダー6と
を連通する吸入流路である。18は吸入マフラー15内
に設けられた共鳴室であり、19は共鳴室18の底部に
設けられた排油穴である。20は密閉容器1に固定され
た吸入管であり、21は吸入管20とマフラー入口流路
16を連通する密着コイルばねである。
【0006】以上のように構成された密閉型圧縮機につ
いて、以下その動作を説明する。
【0007】モーター部3によって機械部2のクランク
シャフト9、コンロッド10、ピストン8等が駆動さ
れ、外部冷却回路(図示せず)から吸入管17、密着コ
イルばね21、マフラー入口流路16を介し吸入マフラ
ー15内へ冷媒ガスが吸い込まれる。この冷媒ガスはシ
リンダーヘッド7内を介して、シリンダー6内に間欠的
に吸入される。
【0008】その際冷媒ガスは、密着コイルばね21の
隙間がほとんどないため、密閉容器1内にほとんど漏れ
ることなく、比較的温度が低いまま吸入マフラー15内
に吸入される。そのため、密着コイルばね21がなく、
冷媒ガスが一旦密閉容器1内に開放されてから吸入マフ
ラー15内に吸入される場合に比べて、最終的にシリン
ダー6内に吸入される冷媒ガスの温度は低く密度が大き
くなり、冷媒ガスの単位時間当たりの吸入質量(冷媒循
環量)は大きくなる。その結果、冷凍能力が向上して密
閉型圧縮機の効率が向上する。
【0009】また、シリンダー6付近で発生する騒音は
共鳴室18や吸入マフラー15内の空間により減衰さ
れ、マフラー入口流路16から吸入管20の方へ伝達す
る騒音は小さくなる。
【0010】また、冷媒ガスと共に運ばれてきた潤滑油
14は、吸入マフラー15内で流速が小さくなることに
より分離されて滴下する。共鳴室18内で分離された潤
滑油14は排油穴19から排出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、シリンダー6、ピストン8部付近での冷媒
ガスの脈動等に伴い発生する騒音は、あまり減衰されず
に吸入流路を伝達し、吸入マフラー15から騒音が透過
することで最終的に密閉容器1外に伝達する騒音が大き
くなる可能性があるという欠点があった。
【0012】本発明は従来の課題を解決するもので、冷
媒ガスの脈動等に伴い発生する騒音を発生源近傍で低減
し、密閉容器内空間に伝達しにくくして騒音の小さい密
閉型圧縮機を提供することを目的とする。
【0013】また、上記従来の構成は、吸入流路17内
を流れる冷媒ガスはシリンダーヘッド7からの熱伝導に
より過熱され、低い密度でシリンダー6内に吸入される
ため冷媒循環量が小さくなり、効率が低下してしまう可
能性があるという欠点があった。
【0014】本発明の他の目的は、シリンダー内に吸入
される冷媒ガスの密度低下を防止することで、効率の高
い密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
【0015】また、上記従来の構成は、吸入流路17を
流れる冷媒ガスはシリンダーヘッド7からの熱伝導によ
り過熱され、低い密度でシリンダー6内に吸入されるた
め冷媒循環量が小さくなり、効率が低下してしまう可能
性があると共に、排油穴19から騒音が密閉容器1内に
漏れて、騒音が増加する可能性があるという欠点があっ
た。
【0016】本発明の他の目的は、シリンダーに吸入さ
れる冷媒ガスの密度を高めることにより冷媒循環量を大
きくすると共に、排油穴からの騒音の漏れを防ぐこと
で、効率が高く、騒音が小さい密閉型圧縮機を提供する
ことを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、モーター部と、ピストン、シリンダー、シ
リンダーヘッド等の機械部と、前記モーター部と機械部
とを収納した密閉容器と、吸入マフラーと、一端が前記
吸入マフラー内に開口し他端が前記シリンダー内に連通
する吸入流路と、前記シリンダーヘッド内で前記吸入流
路に設けられた共鳴器とから構成したのである。
【0018】これにより、冷媒ガスの脈動等により発生
する騒音を発生源近傍で低減することができる。
【0019】また、本発明は、モーター部と、ピスト
ン、シリンダー、シリンダーヘッド等の機械部と、前記
モーター部と機械部とを収納した密閉容器と、吸入マフ
ラーと、一端が前記吸入マフラー内に開口し他端が前記
シリンダー内に連通する吸入流路と、前記シリンダーヘ
ッド内に設けられ一端が鉛直方向上方に開口するオイル
溜めと、前記吸入流路と前記オイル溜めを連通するオイ
ル流路とから構成したのである。
【0020】これにより、シリンダーヘッドからの熱伝
導による冷媒ガスの過熱を防止し、冷媒循環量を大きく
することで、効率を高くすることができる。
【0021】また、本発明は、モーター部と、ピスト
ン、シリンダー、シリンダーヘッド等の機械部と、前記
モーター部と機械部とを収納した密閉容器と、吸入マフ
ラーと、一端が前記吸入マフラー内に開口し他端が前記
シリンダーに連通すると共に少なくとも前記シリンダー
ヘッド内部分が二重構造である吸入流路と、前記吸入マ
フラー底部と前記吸入流路を連通する排油穴とから構成
したのである。
【0022】これにより、シリンダーに吸入される冷媒
ガスの密度を高め、冷媒循環量を大きくすると共に、排
油穴からの騒音の漏れを防ぐことで、効率を高く、騒音
を小さくすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、モーター部と、ピストン、シリンダー、シリンダー
ヘッド等の機械部と、前記モーター部と機械部とを収納
した密閉容器と、吸入マフラーと、一端が前記吸入マフ
ラー内に開口し他端が前記シリンダー内に連通する吸入
流路と、前記シリンダーヘッド内で前記吸入流路に設け
られた共鳴器とから構成したものであり、冷媒ガスの脈
動等に伴い発生する騒音を発生源近傍の共鳴器により低
減し、吸入マフラーからの騒音の透過を防止すること
で、密閉容器外に伝達する騒音を小さくできるという作
用を有する。
【0024】請求項2に記載の発明は、モーター部と、
ピストン、シリンダー、シリンダーヘッド等の機械部
と、前記モーター部と機械部とを収納した密閉容器と、
吸入マフラーと、一端が前記吸入マフラー内に開口し他
端が前記シリンダー内に連通する吸入流路と、前記シリ
ンダーヘッド内に設けられ一端が鉛直方向上方に開口す
るオイル溜めと、前記吸入流路と前記オイル溜めを連通
するオイル流路とから構成したものであり、オイル溜め
に溜まるオイルによりシリンダーヘッドが冷却されるこ
とで吸入流路内を流れる冷媒ガスの過熱を防止できるの
で、冷媒循環量が大きく、効率が高くなるという作用を
有する。
【0025】請求項3に記載の発明は、モーター部と、
ピストン、シリンダー、シリンダーヘッド等の機械部
と、前記モーター部と機械部とを収納した密閉容器と、
吸入マフラーと、一端が前記吸入マフラー内に開口し他
端が前記シリンダーに連通すると共に少なくとも前記シ
リンダーヘッド内部分が二重構造である吸入流路と、前
記吸入マフラー底部と前記吸入流路を連通する排油穴と
から構成したものであり、吸入流路の二重構造の部分に
おける冷媒ガスのシリンダーヘッドからの伝熱による過
熱を防ぎ、冷媒ガスは高い密度でシリンダー内に吸入さ
れるので冷媒循環量が大きく、効率が高くなる。また、
排油穴が密閉容器内に開口していないので、排油穴から
密閉容器内への騒音の漏れを防ぐことにより、騒音を小
さくできるという作用を有する。
【0026】
【実施例】以下、本発明による密閉型圧縮機の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。尚、従来と同一
構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0027】(実施例1)図1は本発明の実施例1によ
る密閉型圧縮機の吸入マフラー付近の断面図を示す。
【0028】図1において、22は吸入マフラーであ
り、23はシリンダーヘッドであり、24は一端が吸入
マフラー22内に開口し他端がシリンダー6内に連通す
る吸入流路であり、25はシリンダーヘッド23内で吸
入流路24に設けられた共鳴器である。
【0029】以上のように構成された密閉型圧縮機につ
いて、以下その動作を説明する。
【0030】シリンダー6、ピストン8部付近で冷媒ガ
スの脈動等に伴い発生する騒音は、騒音の発生源近傍に
設けられている共鳴器25により低減することができ
る。従って、吸入流路24を伝達し、吸入マフラー22
から透過する騒音も低減できることになるので、最終的
に密閉容器1外に伝達する騒音を小さくできる。
【0031】以上のように本実施例の密閉型圧縮機は、
吸入マフラー22と、シリンダーヘッド23と一端が吸
入マフラー22内に開口し他端がシリンダー6内に連通
する吸入流路24と、シリンダーヘッド23内で吸入流
路24に設けられた共鳴器25を有しているので、密閉
容器外に伝達する騒音を小さくすることができる。
【0032】なお、本実施例における吸入マフラー22
の形態は、共鳴室18付きの膨張型マフラーであるが、
マフラー形態として共鳴室18が付いていない場合や、
多段膨張型であっても同様の効果が得られることは言う
までもない。
【0033】また本実施例では、共鳴器25は吸入マフ
ラー22よりもシリンダー6近傍に設けられているた
め、共鳴器25内の冷媒ガスが吸入マフラー22内の冷
媒ガスよりも早くシリンダー6内へ吸入されるので、シ
リンダー6内の圧力低下が小さくなり、吸入損失を低減
することができるので効率が高くなる効果も有する。
【0034】(実施例2)図2は本発明の実施例2によ
る密閉型圧縮機の吸入マフラー付近の要部断面図を示
す。
【0035】図2において、26は吸入マフラーであ
り、27はシリンダーヘッドであり、28は一端が吸入
マフラー26内に開口し他端がシリンダー6内に連通す
る吸入流路であり、29はシリンダーヘッド27に設け
られ一端が鉛直方向上方に開口するオイル溜めであり、
30は吸入流路28とオイル溜め29を連通するオイル
流路である。
【0036】以上のように構成された密閉型圧縮機につ
いて、以下その動作を説明する。
【0037】密閉容器1内に飛散した潤滑油14の一部
は機械部2やモータ部3を伝ってオイル溜め29に溜ま
り、その一部はオイル流路30から滴下してシリンダー
6内へと流れる。このオイル溜め29に溜まる潤滑油1
4によりシリンダーヘッド7は冷却されるので、密閉型
圧縮機の運転時に高温となるシリンダーヘッド7から吸
入流路28内を流れる冷媒ガスへの熱伝導量は減少す
る。また、オイル溜め29に溜まる潤滑油14によりシ
リンダーヘッド27と吸入流路28との間のシール性が
向上するのでシリンダーヘッド27と吸入流路28との
間からの騒音の漏れを防止できる。
【0038】従って、シリンダー6内へ吸入される冷媒
ガスの過熱を防ぐと共に、シリンダーヘッド27と吸入
流路28との間からの騒音の漏れを防止して、効率を高
く、騒音を小さくすることができる。
【0039】以上のように本実施例の密閉型圧縮機は、
吸入マフラー26と、シリンダーヘッド27と、一端が
吸入マフラー26内に開口し他端がシリンダー6内に連
通する吸入流路28と、シリンダーヘッド27に設けら
れ一端が鉛直方向上方に開口するオイル溜め29と、吸
入流路28とオイル溜め29を連通するオイル流路30
とから構成されているので、吸入流路28内を流れる冷
媒ガスのシリンダーヘッド7からの熱伝導による過熱を
防止すると共に、シリンダーヘッド27と吸入流路28
との間からの騒音の漏れを防止できるので、効率を高
く、騒音を小さくすることができる。
【0040】なお、本実施例においては、オイル溜め2
9をシリンダーヘッド27の吸入流路28挿入部と兼用
の構成としたが、オイル溜め29を吸入流路28挿入部
とは別に設けた場合でもほぼ同様の効果が得られる。
【0041】また本実施例においては、オイル溜め29
からシリンダー6内へ潤滑油14を供給できるので、従
来例で行っていたオイルキャピラリによる差圧給油の必
要がなくなり、部品点数の削減が可能となる。
【0042】更に、オイル溜め29とシリンダーヘッド
27外表面とを連通するオイル排出孔を設ければ、シリ
ンダー6内への潤滑油14の過剰供給を防ぐことができ
るので、シリンダー6内への潤滑油14の過剰供給によ
る効率低下を防止できる。
【0043】(実施例3)図3は本発明の実施例3によ
る密閉型圧縮機の吸入マフラー付近の断面図を示す。
【0044】図3において、31は吸入マフラーであ
り、32はシリンダーヘッドであり、33は一端が吸入
マフラー31内に開口し他端がシリンダー6に連通する
と共に少なくともシリンダーヘッド32内部分が二重構
造の吸入流路であり、34は吸入マフラー31底部に設
けられ吸入流路34と連通する排油穴である。
【0045】以上のように構成された密閉型圧縮機につ
いて、以下その動作を説明する。
【0046】密閉型圧縮機の運転時に高温となるシリン
ダーヘッド32からシリンダー6内に吸入される冷媒ガ
スへの伝熱は、シリンダーヘッド32内部分の吸入流路
33を二重構造とすることで防ぐことができる。よって
シリンダー6内に吸入される冷媒ガスの密度が高くなる
ことにより、冷媒循環量が大きく、効率が高くなる。ま
た、吸入マフラー31底部に設けられた排油穴34は吸
入流路33と連通しているので、排油穴34から密閉容
器1内への騒音の漏れを防止できる。
【0047】従って、冷媒ガスのシリンダーヘッド32
からの伝熱による過熱を防ぐと共に、排油穴34からの
騒音の漏れを防止して、効率を高く、騒音を小さくする
ことができる。
【0048】以上のように、本実施例の密閉型圧縮機
は、吸入マフラー31と、シリンダーヘッド32と、一
端が吸入マフラー31内に開口し他端がシリンダーヘッ
ド32内を通りシリンダー6内に連通すると共に少なく
ともシリンダーヘッド32内部分が二重構造である吸入
流路33と、吸入マフラー31底部に設けられ吸入流路
33と連通する排油穴36とから構成されているので、
吸入流路33内を流れる冷媒ガスのシリンダーヘッド3
2からの伝熱による過熱を防ぐと共に、排油穴34から
密閉容器1内への騒音の漏れを防止して、効率を高く、
騒音を小さくすることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、モーター部と、ピストン、シリンダー、シリンダ
ーヘッド等の機械部と、前記モーター部と機械部とを収
納した密閉容器と、吸入マフラーと、一端が前記吸入マ
フラー内に開口し他端が前記シリンダー内に連通する吸
入流路と、前記シリンダーヘッド内で前記吸入流路に設
けられた共鳴器とから構成されているので、騒音の発生
源であるシリンダー、ピストン部近傍で共鳴器により騒
音を低減するので、吸入マフラーから透過する騒音を低
減でき、最終的に密閉容器外へ伝達する騒音を小さくす
ることができる。
【0050】また、請求項2に記載の発明は、モーター
部と、ピストン、シリンダー、シリンダーヘッド等の機
械部と、前記モーター部と機械部とを収納した密閉容器
と、吸入マフラーと、一端が前記吸入マフラー内に開口
し他端が前記シリンダー内に連通する吸入流路と、前記
シリンダーヘッド内に設けられ一端が鉛直方向上方に開
口するオイル溜めと、前記吸入流路と前記オイル溜めを
連通するオイル流路とから構成されているので、密閉容
器内に飛散した潤滑油の一部がオイル溜めに溜まる。オ
イル溜めに溜まる潤滑油によりシリンダーヘッドは冷却
され、吸入流路内を流れる冷媒ガスのシリンダーヘッド
からの熱伝導による過熱を防止でき、シリンダー内に吸
入される冷媒ガスの密度が高くなることにより、冷媒循
環量が大きく、効率が高くなる。
【0051】また、請求項3に記載の発明は、モーター
部と、ピストン、シリンダー、シリンダーヘッド等の機
械部と、前記モーター部と機械部とを収納した密閉容器
と、吸入マフラーと、一端が前記吸入マフラー内に開口
し他端が前記シリンダーに連通すると共に少なくとも前
記シリンダーヘッド内部分が二重構造である吸入流路
と、前記吸入マフラー底部と前記吸入流路を連通する排
油穴とから構成されているので、密閉型圧縮機の運転時
に高温となるシリンダーヘッドから二重構造の吸入流路
内を流れる冷媒ガスへの伝熱による受熱を防止でき、シ
リンダー内に吸入される冷媒ガスの密度が高くなること
により、冷媒循環量が大きく、効率が高くなる。また、
吸入マフラー底部に設けられた排油穴は密閉容器内に開
口していないので、排油穴から密閉容器内への騒音の漏
れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による密閉型圧縮機の実施例1の吸入マ
フラー付近の断面図
【図2】本発明による密閉型圧縮機の実施例2の吸入マ
フラー付近の要部断面図
【図3】本発明による密閉型圧縮機の実施例3の吸入マ
フラー付近の断面図
【図4】従来の密閉型圧縮機の正面図
【図5】図3の従来の密閉型圧縮機のA−A線における
側面図
【図6】図4の従来の密閉型圧縮機のB−B線における
要部断面図
【符号の説明】
1 密閉容器 2 機械部 3 モーター部 6 シリンダー 8 ピストン 22 吸入マフラー 23 シリンダーヘッド 24 吸入流路 25 共鳴器 26 吸入マフラー 27 シリンダーヘッド 28 吸入流路 29 オイル溜め 30 オイル流路 31 吸入マフラー 32 シリンダーヘッド 33 吸入流路 34 排油穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 章夫 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3H003 AA02 AC03 BA02 BA05 BD02 CE02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーター部と、ピストン、シリンダー、
    シリンダーヘッド等の機械部と、前記モーター部と機械
    部とを収納した密閉容器と、吸入マフラーと、一端が前
    記吸入マフラー内に開口し他端が前記シリンダー内に連
    通する吸入流路と、前記シリンダーヘッド内で前記吸入
    流路に設けられた共鳴器とを備えた密閉型圧縮機。
  2. 【請求項2】 モーター部と、ピストン、シリンダー、
    シリンダーヘッド等の機械部と、前記モーター部と機械
    部とを収納した密閉容器と、吸入マフラーと、一端が前
    記吸入マフラー内に開口し他端が前記シリンダー内に連
    通する吸入流路と、前記シリンダーヘッド内に設けられ
    一端が鉛直方向上方に開口するオイル溜めと、前記吸入
    流路と前記オイル溜めを連通するオイル流路とを備えた
    密閉型圧縮機。
  3. 【請求項3】 モーター部と、ピストン、シリンダー、
    シリンダーヘッド等の機械部と、前記モーター部と機械
    部とを収納した密閉容器と、吸入マフラーと、一端が前
    記吸入マフラー内に開口し他端が前記シリンダーに連通
    すると共に少なくとも前記シリンダーヘッド内部分が二
    重構造である吸入流路と、前記吸入マフラー底部と前記
    吸入流路を連通する排油穴とを備えた密閉型圧縮機。
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