JP2000274131A - ドアラッチ装置 - Google Patents

ドアラッチ装置

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JP2000274131A
JP2000274131A JP11082097A JP8209799A JP2000274131A JP 2000274131 A JP2000274131 A JP 2000274131A JP 11082097 A JP11082097 A JP 11082097A JP 8209799 A JP8209799 A JP 8209799A JP 2000274131 A JP2000274131 A JP 2000274131A
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pawl
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tooth
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JP11082097A
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English (en)
Inventor
Shigeru Hayakawa
早川  茂
Kiichi Kobayashi
紀一 小林
Norio Kimoto
典夫 木本
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より静粛なドアラッチ装置を提供する。 【解決手段】 ラッチ3の外周面に径方向に突出形成さ
れラッチ3の回転によりポール4の爪部41と係合する
係合面32aを備えた歯部32と、歯部32の係合面3
2aとは反対側の背面に設けられポール4の爪部41の
先端が接触する外面71aに歯部32の先端からラッチ
3の周方向に連続的に延長された規制面71bを備えた
ダンパ部71を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両ドアを車両ボ
デーに対して閉状態で保持するドアラッチ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のドアラッチ装置として
は、実開平6−049674号公報に示されるものが知
られている。これは、車両ドアに取り付けられるボディ
と、ボディに回転自在に支持され回転動作により回転動
作により車両ドアに取り付けられるストライカと嵌合及
び嵌合解除自在なラッチと、ボディにラッチと略同一平
面内で回転自在に支持され回転動作によりラッチと係脱
自在なポールとを有するドアラッチ装置である。
【0003】このドアラッチ装置は、ラッチの外周面に
径方向に突出形成されラッチの回転によりポールの爪部
と係合する係合面を備えた第1及び第2の歯部を備えて
おり、ストライカがラッチに嵌合した状態において、ポ
ールの爪部と第1の歯部の係合面との係合でラッチの回
転を規制して車両ドアを車両ボデーに対して完全閉状態
で保持し、ポールの爪部と第2の歯部の係合面との係合
でラッチの回転を規制して車両ドアを車両ボデーに対し
て半閉状態で保持するようになっている。そして、ラッ
チがストライカに嵌合することでストライカがラッチを
押してラッチを回転させ、さらに、ラッチの回転により
ポールがその爪部がラッチの外周面で押されてラッチの
第1の歯部及び第2の歯部を順次乗り越えるように回転
することで、ポールの爪部が、適宜、ラッチの第1の歯
部の係合面及び第2の歯部の係合面と係合する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、ポールの爪部が
ラッチの第2の歯部を乗り越えると、ポールの爪部の先
端は、ラッチの第1の歯部の係合面とは反対側の背面と
一旦接触する。上記した従来装置では、この時の接触音
を低減するために第1の歯部の背面にダンパ部を設けて
いる。しかし、上記した従来装置のダンパ部は、その外
面が第1の歯部の先端からラッチの径方向に円弧状に延
び、しかも、比較的大きな楕円状の貫通孔が形成された
ものであるので、ポールの爪部の先端がダンパ部の外面
と接触する際、接触部位が第1の歯部の先端からラッチ
の径方向内側に大きく入り込んだ位置となる。このた
め、ポールの爪部が第1の歯部の係合面と係合するため
に第1の歯部を乗り越える際、ラッチの回転に対してポ
ールが大きな抵抗力となって働くので、ラッチの回転で
ポールを回転させるべくポールの爪部を押す力は、衝撃
力となってポールの爪部に働き、これにより、ポールが
大きく回転してしまう。この結果、ポールの爪部が第1
の歯部の係合面と係合する際のポールの回転も大きくな
り、ポールの爪部と第1の歯部の係合面とが係合する際
に大きな異音を発生させることになる。
【0005】故に、本発明は、より静粛なドアラッチ装
置を提供することを、その技術的課題とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた第1の技術的手段は、ラ
ッチの外周面に径方向に突出形成され前記ラッチの回転
によりポールの爪部と係合する係合面を備えた歯部と、
該歯部の係合面とは反対側の背面に設けられ前記ポール
の前記爪部の先端が接触する外面に前記歯部の先端から
前記ラッチの周方向に連続的に延長された規制面を備え
たダンパ部を有した、ことである。
【0007】この技術的手段によれば、規制面によりダ
ンパ部の外面が歯部の先端の回転軌跡により近づく。こ
れにより、ダンパ部とポールの爪部の先端との接触部位
をラッチの径方向においてラッチの歯部の先端付近に位
置させ得る。この結果、ポールの爪部がラッチの歯部を
乗り越える際のポールの回転量が最小限度に抑えられ、
ポールの爪部とラッチの歯部の係合面とが係合する際の
異音を低減し得る。
【0008】より好ましくは、前記規制面は、前記歯部
の先端の略回転軌跡上に位置する円弧面である、と良
い。
【0009】より好ましくは、前記ダンパ部は、複数の
円形貫通孔を備えた合成樹脂材料又は合成ゴム材料より
なる、と良い。
【0010】より好ましくは、前記ラッチを覆い且つ前
記ダンパ部が形成された被覆部を有する、と良い。
【0011】上記技術的課題を解決するために本発明に
おいて講じた第2の技術的手段は、ラッチの外周面に径
方向に突出形成され前記ラッチの回転によりポールの爪
部と係合する係合面を備えた第1及び第2の歯部と、該
第1の歯部の係合面とは反対側の前記第2の歯部の係合
面と対向する背面に設けられ前記ポールの前記爪部の先
端と接触する外面に前記第1の歯部の先端から前記ラッ
チの周方向に前記第2の歯部の先端に向かって連続的に
延長された規制面を備えたダンパ部を有した、ことであ
る。
【0012】この技術的手段によれば、規制面によりダ
ンパ部の外面が第1の歯部の先端の回転軌跡により近づ
く。これにより、ダンパ部とポールとの接触部位をラッ
チの径方向においてラッチの歯部の先端付近に位置させ
得る。この結果、ポールの爪部が第1の歯部を乗り越え
る際のポールの回転量が最小限度に抑えられ、ポールの
爪部と第1の歯部の係合面とが係合する際の異音を低減
し得る。
【0013】より好ましくは、前記第2の歯部の係合面
とは反対側の背面に設けられ前記歯部の先端から連続的
に徐々に傾斜するカム面を備え前記ラッチの回転により
前記ポールの前記爪部の先端と常に接触しながら前記ポ
ールの前記爪部を前記第2の歯部の係合面へと案内する
カム面を備えた案内部を有する、と良い。
【0014】より好ましくは、前記ボディに形成され前
記ラッチを収容する凹部と、前記ボディに形成され前記
凹部内に突出する突起部と、前記案内部の裏面に形成さ
れ前記ラッチの回転により前記突起部を収容して前記突
起部と係合する段部を有する、と良い。
【0015】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示されるように、
ドアラッチ装置1は、合成樹脂製のボディ2、金属製の
ラッチ3及び金属製のポール4よりなるものである。ボ
ディ2は、車両ドア(図示せず)に取り付けられるもの
であって、その裏面に凹部21が形成されている。又、
凹部21には、ボディ2の側面に開口した挿通溝22が
形成されている。凹部21は、ボディ2にビス止めされ
る金属製のカバープレート5により閉塞され、ラッチ3
及びポール4を収容している。挿通溝22には、車両ド
アの開閉動作に応じて車両ボデー(図示せず)に取り付
けられた金属製のストライカ6が出入する。
【0016】ラッチ3及びポール4は、凹部21内に挿
通溝22を挟んで配置されており、それぞれボディ2及
びカバープレート5にかしめられたピン3a、4aに回
転自在に支持されている。ラッチ3の外周面には、ラッ
チ3の径方向内側に延びるU字溝31が形成されてい
る。このU字溝31は、ラッチ3の回転により、挿通溝
22を横切り、挿通溝22に進入してきたストライカ6
と嵌合するようになっている。又、ラッチ3の外周面に
は、ラッチ3の径方向に突出するフルラッチ歯32、及
びハーフラッチ歯33が形成されている。ポール4に
は、ラッチ3のフルラッチ歯32の係合面32a及びハ
ーフラッチ歯33の係合面33aと係脱自在な爪部41
が形成されている。
【0017】このような構成において、ラッチ3は、ボ
ディ2との間に配設されたスプリング34により図1示
時計方向に常時付勢されており、ラッチ3は、このスプ
リング34の付勢力を受けてストライカ6とU字溝31
との嵌合を解除すべく回転する。ポール4は、ボディ2
との間に配設されたスプリング42により図1示反時計
方向に常時付勢されており、ポール4は、このスプリン
グ42の付勢力を受けてその爪部41がラッチ3のフル
ラッチ歯32及びハーフラッチ歯33の係合面32a、
33aと係合すべく回転する。又、ボディ2には、ラッ
チ3の外周面と当接する弾性ストッパ35が固定されて
おり、ラッチ3は、この弾性ストッパ35との当接でス
プリング34の付勢力による図1示時計方向の回転が規
制され、ラッチ3のU字溝31がボディ2の挿通溝22
の開口と合致するよう位置する。これにより、車両ドア
の閉動作で挿通溝22に進入したストライカ6がラッチ
3のU字溝31に嵌合した状態でポール4の爪部41が
ラッチ3のフルラッチ歯32と係合することで、ポール
4によってラッチ3のスプリング34の付勢力による回
転を規制してストライカ6とラッチ3の嵌合を維持し、
車両ドアを完全閉状態で保持するドアラッチ装置1のフ
ルラッチ状態を成し、ストライカ6がラッチ3のU字溝
31に嵌合した状態でポール4の爪部41がラッチ3の
ハーフラッチ歯33と係合することで、ポール4によっ
てラッチ3のスプリング34の付勢力による回転を規制
してストライカ6とラッチ3の嵌合を維持し、車両ドア
を半閉状態で保持するドアラッチ装置1のハーフラッチ
状態を成す。又、ストライカ6とラッチ3との嵌合が解
除された状態が車両ドアを開状態としたドアラッチ装置
1のアンラッチ状態である。
【0018】ラッチ3は、合成樹脂製の被覆部7により
略全体が被覆されている。この被覆部7は、アウトサー
ト成形によりラッチ3に一体に成形されている。この被
覆部7には、ダンパ部71及び案内部72が一体に成形
されている。ダンパ部71は、ラッチ3のフルラッチ歯
32の係合面32aとは反対側の背面にその外面71a
がハーフラッチ歯33の係合面33aと対向するように
位置している。このダンパ部71は、全体として略台形
形状を呈するものであって、その外面71aには、フル
ラッチ歯32の先端からラッチ3の周方向に延長された
規制面71bを備えている。この規制面71bは、係合
面32aと略直交し、ラッチ3の回転時におけるフルラ
ッチ歯32の先端の移動軌跡上に位置した円弧形状を呈
している。又、ラッチ3のダンパ部71には、対の円形
貫通孔71cが形成されており、ポール4の爪部41が
ラッチ3のハーフラッチ歯33の係合面33aと係合す
る際にその外面71aで爪部41の先端と接触し、この
時の円形貫通孔71cによる弾性変形で衝撃を緩衝す
る。案内部72は、ラッチ3のハーフラッチ歯33の係
合面33aとは反対側の背面に位置している。この案内
部72には、ハーフラッチ歯33の先端から連続的に徐
々に傾斜するカム面72aが形成されており、案内部7
2は、ラッチ3が弾性ストッパ35と当接している状態
でそのカム面72aでポール4の爪部41の先端が接触
する。又、ラッチ3の案内部72のボディ2との対向面
には、段部72bが形成されており、ボディ2には、凹
部21内に突出する突起部23が形成されている。ラッ
チ3がスプリング34の付勢力に抗して図1示反時計方
向に回転すると、段部72b内に突起部23が収容さ
れ、段部72bの壁と突起部23とが係合する。この係
合によりラッチ3のスプリング34の付勢力に抗した回
転が規制される。このように、ラッチ3を被覆する被覆
部7にダンパ部71及び案内部72を一体に形成したの
で、部品点数の増加もなく、コスト的にも有利なもので
ある。尚、被覆部7は、合成ゴム材料より成るものとし
ても良い。
【0019】次に作動について説明する。
【0020】図1は、車両ドアが開状態となっているド
アラッチ装置1のアンラッチ状態を示す。このドアラッ
チ装置1のアンラッチ状態において、ラッチ3は、スプ
リング34の付勢力を受けてその外周面で弾性ストッパ
35と当接し、U字溝31が挿通溝22の開口と合致し
ている。又、ポール4は、スプリング42の付勢力を受
けてその爪部41の先端で案内部72のカム面72aと
接触している。
【0021】この状態において、車両ドアを閉動作する
と、ストライカ6が挿通溝22に進入してU字溝31に
嵌合する。これにより、ラッチ3がストライカ6により
押されて(ストライカ6を介してラッチ3に入力される
車両ドアの閉動作力により)スプリング34の付勢力に
抗して図1示反時計方向に回転していく。ラッチ3がス
プリング34の付勢力に抗して回転すると、その回転力
がポール4の爪部41の先端と案内部72のカム面72
aとが接触していることでポール4に伝えられる。これ
により、ポール4は、ラッチ3により押されて、爪部4
1の先端とカム面72aとの接触を維持しながらスプリ
ング42の付勢力に抗して図1示時計方向に回転し、爪
部41がラッチ3のハーフラッチ歯33を乗り越えてい
く。このように、ポール4の爪部41の先端とラッチ3
の案内部72のカム面72aとの接触でラッチ3の回転
力をポール4に伝えてポール4をスプリング42の付勢
力に抗して回転させているので、ポール4がスプリング
42の付勢力に抗して回転する際にラッチ3との間で生
じる初期打音が低減される。又、ポール4を回転させる
モーメントアームを大きく取ることができ、ポール4
は、ラッチ3の小さな回転力でスムーズにスプリング4
2の付勢力に抗して回転する。更に、ポール4のスプリ
ング42の付勢力に抗した回転がラッチ3の案内部72
に案内されて行われるので、ポール4は、ラッチ3のス
プリング34の付勢力に抗した回転に対して抵抗となり
にくく、ラッチ3及びポール4は、小さな回転力でスム
ーズに回転し、しかも、ポール4のスプリング42の付
勢力に抗した回転を最小限度にとどめる。
【0022】ポール4の爪部41がラッチ3のハーフラ
ッチ歯33を乗り越えると、ポール4がスプリング42
の付勢力により図1示反時計方向に回転して、図6に示
すように、爪部41の先端がラッチ3のダンパ部71の
外面71aと接触する。この際、前述したようにポール
4のスプリング42の付勢力に抗した回転が最小限度に
とどめられているので、ポール4のスプリング42の付
勢力による回転も最小限度となり、ダンパ部71の弾性
変形による緩衝作用と相まってラッチ3との間で生じる
打音が低減される。又、ダンパ部71とポール4の爪部
41の先端との接触部位は、ダンパ部71の外面71a
が規制面71bを備えているので、ラッチ3の径方向に
おいてラッチ3のフルラッチ歯32の先端付近となり、
接触部位のラッチ3に対する径方向内側への落ち込み量
Aが小さくなる。又、ダンパ部71は、対の円形貫通孔
71cによって弾性変形するので、その変形量は少な
く、これにより、接触部位のラッチ3に対する径方向内
側への落ち込み量Aをさらに小さくしている。
【0023】ストライカ6により押されてラッチ3がス
プリング34の付勢力に抗して図6示反時計方向にさら
に回転していくと、ポール4の爪部41は、ラッチ3の
フルラッチ歯32を乗り越える。そして、爪部41がフ
ルラッチ歯32を乗り越えると、ポール4がスプリング
42の付勢力により図6示反時計方向に回転して、図4
に示されるように、爪部41がフルラッチ歯32の係合
面32aと係合する。これにより、ドアラッチ装置1
は、フルラッチ状態となって車両ドアを完全閉状態で保
持する。
【0024】ポール4の爪部41がラッチ3のフルラッ
チ歯32を乗り越える際、前述したように、ダンパ部7
1とポール4の爪部41の先端との接触部位の落ち込み
量Aが小さく、しかも、規制面71bがフルラッチ歯3
2の先端の移動軌跡上に位置した円弧形状を呈している
ので、ポール4がラッチ3のスプリング34の付勢力に
抗した回転に対して抵抗となりにくく、ラッチ3及びポ
ール4は、小さな回転力でスムーズに回転し、しかも、
爪部41がフルラッチ歯32を乗り越える際のポール4
のスプリング42の付勢力に抗する回転量が最小限度に
とどめられ、結果、ポール4のスプリング42の付勢力
による回転も最小限度となるので、ポール4の爪部41
とラッチ3のフルラッチ歯32の係合面32aとが係合
する際の係合音が低減される。
【0025】ドアの閉動作力が弱く、ラッチ3のスプリ
ング34の付勢力に抗する回転が、ポール4の爪部41
がラッチ3のハーフラッチ歯33を乗り越えただけの回
転であれば、図3に示されるように、爪部41は、ハー
フラッチ歯33の係合面33aと係合する。これによ
り、ドアラッチ装置1は、ハーフラッチ状態となって、
車両ドアを半閉状態で保持する。
【0026】ドアの閉動作力が強く、ラッチ3のスプリ
ング34の付勢力に抗する回転が、ポール4の爪部41
がラッチ3のフルラッチ歯32を乗り越えさらにオーバ
ーランするだけの回転であれば、図5に示されるよう
に、ラッチ3の段部72bにボディ2の突起部23が収
容され、段部72bの壁とボディ2の突起部23とが係
合する。これにより、ラッチ3のオーバーランした回転
を抑制し、ポール4の爪部41とラッチ3のフルラッチ
歯32の係合面32aとを確実に係合させる。このよう
に、ラッチ3のオーバーランは、段部72bに突起部2
3を収容することで成し、しかも、この段部72bは、
案内部72のボディ2との対向面に形成されているの
で、ラッチ3の外径は大きくならず、ドアラッチ装置1
の小型化に寄与できる。
【0027】上記したように、小さな回転力でラッチ3
及びポール4をスムーズに回転させるようにし、しか
も、ラッチ3とポール4の打音や係合音を低減している
ので、車両ドアを軽い操作力で且つ静粛に閉動作でき
る。
【0028】尚、ラッチ3の被覆部7は、ポール4の爪
部41とラッチ3のフルラッチ歯32の係合面32aと
を直に係合させてガタのない強固な係合を得るために、
係合面32aを露出される切り欠き73が設けられてい
る。又、被覆部7は、ダンパ部71及び案内部72に加
えてストライカ6とラッチ3との嵌合時における衝撃を
緩衝するためのダンパ部76やベースプレート5と当接
してラッチ3の軸方向におけるガタを防止するための舌
状部74や突起75を一体に備えている。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、ダンパ部の外面に歯部
の先端からラッチの周方向に連続的に延長した規制面を
設けたので、ポールの爪部が歯部を乗り越える際のポー
ルの回転量を最小限度に抑え、ポールの爪部とラッチの
歯部の係合面とが係合する際の異音を低減することがで
きる。又、ラッチの小さな回転力でポール及びラッチを
スムーズに回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドアラッチ装置のアンラッチ状態
での正面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】本発明に係るドアラッチ装置のハーフラッチ状
態での正面図である。
【図4】本発明に係るドアラッチ装置のフルラッチ状態
での正面図である。
【図5】本発明に係るドアラッチ装置のラッチがオーバ
ーランした状態での正面図である。
【図6】本発明に係るドアラッチ装置のハーフラッチ状
態とフルラッチ状態との間でのラッチ及びポールの状態
を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ドアラッチ装置 2 ボディ 3 ラッチ 4 ポール 6 ストライカ 7 被覆部 21 凹部 23 突起部 32 フルラッチ歯(歯部、第1の歯部) 33 ハーフラッチ歯(第2の歯部) 41 爪部 71 ダンパ部 72 案内部 71a 外面 71b 規制面 71c 円形貫通孔 72a カム面 72b 段部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両ドアに取り付けられるボディと、該
    ボディに回転自在に支持され回転動作により車両ドアに
    取り付けられるストライカと嵌合及び嵌合解除自在なラ
    ッチと、前記ボディに前記ラッチと略同一平面内で回転
    自在に支持され回転動作により前記ラッチと係脱自在な
    ポールとを有するドアラッチ装置において、前記ラッチ
    の外周面に径方向に突出形成され前記ラッチの回転によ
    り前記ポールの爪部と係合する係合面を備えた歯部と、
    該歯部の係合面とは反対側の背面に設けられ前記ポール
    の前記爪部の先端が接触する外面に前記歯部の先端から
    前記ラッチの周方向に連続的に延長された規制面を備え
    たダンパ部を有するドアラッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記規制面は、前記歯部の先端の略回転
    軌跡上に位置する円弧面である、請求項1記載のドアラ
    ッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記ダンパ部は、複数の円形貫通孔を備
    えた合成樹脂材料又は合成ゴム材料よりなる、請求項1
    記載のドアラッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記ラッチを覆い且つ前記ダンパ部が形
    成された被覆部を有する、請求項3記載のドアラッチ装
    置。
  5. 【請求項5】 車両ドアに取り付けられるボディと、該
    ボディに回転自在に支持され回転動作により回転動作に
    より車両ドアに取り付けられるストライカと嵌合及び嵌
    合解除自在なラッチと、前記ボディに前記ラッチと略同
    一平面内で回転自在に支持され回転動作により前記ラッ
    チと係脱自在なポールとを有するドアラッチ装置におい
    て、前記ラッチの外周面に径方向に突出形成され前記ラ
    ッチの回転により前記ポールの前記爪部と係合する係合
    面を備えた第1及び第2の歯部と、該第1の歯部の係合
    面とは反対側の前記第2の歯部の係合面と対向する背面
    に設けられ前記ポールの爪部の先端と接触する外面に前
    記第1の歯部の先端から前記ラッチの周方向に前記第2
    の歯部の先端に向かって連続的に延長された規制面を備
    えたダンパ部を有するドアラッチ装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の歯部の係合面とは反対側の背
    面に設けられ前記第2の歯部の先端から連続的に徐々に
    傾斜するカム面を備え前記ラッチの回転により前記ポー
    ルの前記爪部の先端と常に接触しながら前記ポールの前
    記爪部を前記第2の歯部の係合面へと案内する案内部を
    有する、請求項5記載のドアラッチ装置。
  7. 【請求項7】 前記ボディに形成され前記ラッチを収容
    する凹部と、前記ボディに形成され前記凹部内に突出す
    る突起部と、前記案内部の裏面に形成され前記ラッチの
    回転により前記突起部を収容して前記突起部と係合する
    段部を有する、請求項6記載のドアラッチ装置。
JP11082097A 1999-03-25 1999-03-25 ドアラッチ装置 Pending JP2000274131A (ja)

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