JP2000273029A - 毛髪化粧料 - Google Patents
毛髪化粧料Info
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Abstract
触、優れた艶を付与し、かつ良好なセット保持性を有す
る毛髪化粧料を提供する。 【解決手段】エチルグリコシドと被膜形成能を有する高
分子化合物とを含有することを特徴とする毛髪化粧料。
Description
なやかな感触、優れた艶を付与し、かつ良好なセット保
持性を有する毛髪化粧料に関する。
感触や優れた艶を与える目的でシリコーン油、エステル
油、炭化水素油等の油分を、可溶化、乳化、溶解して用
いられている。特にシリコーン油はべたつきのなさにお
いて優れており、近年多用されている。しかしながら、
シリコーン油に代表される油分では、毛髪に対するセッ
ト保持性が乏しく、不十分である。
的で種々の被膜形成能を有する高分子化合物が用いられ
ている。特にジアルキルアミノエチルメタクリレート重
合体の酢酸両性化物、アクリル酸オクチルアクリルアミ
ド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチ
ルアミノエチル共重合体、ビニルピロリドン/ジメチル
アミノエチルメタクリレートの4級化物等が汎用されて
いる。しかしながら、ジアルキルアミノエチルメタクリ
レート重合体の酢酸両性化物、アクリル酸オクチルアク
リルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリ
ル酸ブチルアミノエチル共重合体等は、セット保持性に
優れているが、ごわつきがあり、艶がないという欠点も
あった。ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタ
クリレートの4級化物等は、しなやかな感触、艶に優れ
ているものの、吸湿性の高さに由来するべたつきがあっ
た。
の油分と高分子化合物と組み合わせた毛髪化粧料(特開
平2−111711号公報)が提案されているが、これ
は毛髪にしなやかな感触や優れた艶を与えるものの、セ
ット保持性を低下させるものであり、満足のゆくもので
はなかった。
的は、毛髪に対して、しなやかな感触、優れた艶を付与
し、かつ良好なセット保持性を有する毛髪化粧料を提供
することにある。
な状況に鑑み、鋭意研究した結果、エチルグリコシドと
被膜形成能を有する高分子化合物とを含有する毛髪化粧
料が上記の難点を解決することを見出し、本発明を完成
するに至った。
被膜形成能を有する高分子化合物とを含有することを特
徴とする毛髪化粧料である。
コース、ガラクトース、マンノース、アロース、アルト
ロース、グロース、インドース、タロース、キシロー
ス、アラビノース等の5炭糖及び6炭糖と、エタノール
とのエーテル化反応により得られるものである。例え
ば、エチルグルコース、エチルガラクトース、エチルマ
ンノース、エチルアロース、エチルアルトロース、エチ
ルグロース、エチルタロース、エチルキシロース、エチ
ルアラビノース等の公知の物質が挙げられるが市販され
ておらず、文献Rocznik chemi第49巻第
12号、第2113〜2115頁1975年等に記載の
合成方法によって得ることができる。
は、毛髪化粧料の総量を基準として、0.01〜5.0
重量%が好ましく、0.05〜3.0重量%が特に好ま
しい。配合量が0.01重量%未満ではしなやかさの面
で不十分になる場合があり、5.0重量%を超えて配合
した場合べたつき感を生じることがある。
化合物は、水溶性のものが好ましいが、これに限定され
るものではない。例えば、アクリル酸エステル/メタク
リル酸エステル共重合体(プラスサイズ、互応化学社
製)、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体(レジン28−
1310、NSC社製)、酢酸ビニル/クロトン酸/ビ
ニルネオデカネート共重合体(28−2930、NSC
社製)、メチルビニルエーテルマレイン酸ハーフエステ
ル(ガントレッツES、ISP社製)、t−ブチルアク
リレート/アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体
(ルビマー、BASF社製)、ビニルピロリドン/ビニ
ルアセテート/ビニルプロピオネート共重合体(ルビス
コールVAP、BASF社製)、ビニルアセテート/ク
ロトン酸共重合体(ルビセットCA、BASF社製)、
ビニルアセテート/クロトン酸/ビニルピロリドン共重
合体(ルビセットCAP、BASF社製)、ビニルピロ
リドン/アクリレート共重合体(ルビフレックス、BA
SF社製)、アクリレート/アクリルアミド共重合体
(ウルトラホールド、BASF社製)、ビニルアセテー
ト/ブチルマレアート/イソボルニルアクリラート共重
合体(アドバンテージ、ISP社製)、カルボキシビニ
ルポリマー(カーボポール、B.F.GOODRICH
社製)、架橋型ポリアクリル酸(ペミュレン、B.F.
GOODRICH社製)等のアニオン性高分子化合物
や、ジアルキルアミノエチルメタクリレート重合体の酢
酸両性化物(ユカフォーマー、三菱化学社製)、アクリ
ル酸オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプ
ロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体(A
MPHOMER、NSC社製)等の両性高分子化合物
や、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリ
レートの4級化物(GAFQUAT、ISP社製)、メ
チルビニルイミダゾリウムクロリド/ビニルピロリドン
共重合体(ルビコート、BASF社製)等のカチオン性
高分子化合物や、ポリビニルピロリドン(ルビスコール
K、BASF社製)、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共
重合体(ルビスコールVA、BASF社製)、ビニルピ
ロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合
体(コポリマー937、ISP社製)、ビニルカプロラ
クタム/ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタ
クリレート共重合体(コポリマーVC713、ISP社
製)等のノニオン性高分子化合物等がある。また、セル
ロース又はその誘導体、ケラチン及びコラーゲン又はそ
れらの誘導体等の天然由来高分子化合物も好適に用いる
ことができる。上記の高分子化合物はそれぞれ単独又は
2種以上を混合して使用することができる。
化合物の配合量は、毛髪化粧料の総量を基準として、
0.05〜10.0重量%が好ましく、0.1〜5.0
重量%が特に好ましい。配合量が0.05重量%未満で
はセット保持性において不十分になる場合がある。また
10.0重量%を超えて配合した場合、ごわつきが感じ
られ、しなやかさの面で不十分になる場合がある。
を損なわない範囲であれば、上記必須成分の他に、アル
コール類、油性物質、シリコーン及びその誘導体、界面
活性剤、噴射剤、防腐剤、キレート剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、pH調整剤、色素、香料等を配合すること
も可能である。
ル状、クリーム状、エアゾール状等の形態をとることが
でき、特に剤型にとらわれない。
する。本発明は、これらにより限定されるものではな
い。
能試験の試験方法は下記の通りである。なお、以下に示
す組成物の配合量は、それぞれ重量%で示す。
0.5gを均等に塗布し、直径2cmのロッドに巻き、
45℃の高温室内に6時間放置して、完全に乾燥させ
た。乾燥後、ロッドをはずして、毛束の見かけの長さ
(L)を測定した。次に温度25℃湿度90%の恒温恒
湿室に毛束を吊し、30分後に取り出し、再び毛束の見
かけの長さ(L0)を測定した。
(15−L)×100 (この値が100に近いほどセット保持性が高いことを
示す。)
施した。その後被験者本人が、しなやかさ(ごわつきの
なさ)、艶の良さについて官能評価した。評価基準は、
以下の通りである。
18人以上 ○:良好 ごわつきがないと答えた被験者の数が
12人以上、18人未満 △:やや悪い ごわつきがないと答えた被験者の数が
8人以上、12人未満 ×:悪い ごわつきがないと答えた被験者の数が
8人未満
以上 ○:良好 艶が良いと答えた被験者の数が12人
以上、18人未満 △:やや悪い 艶が良いと答えた被験者の数が8人以
上、12人未満 ×:悪い 艶が良いと答えた被験者の数が8人未
満
記各試験を実施した。その結果を表1に併せて示す。
を用いた実施例の毛髪化粧料はいずれも優れた性能を有
していた。
ではセット保持性、しなやかな感触、艶性の面で劣って
おり、本発明の目的を達成できなかった。
した。
スプレーの総量を基準とし、原液65重量%にジメチル
エーテル35重量%を加えヘアースプレーを調製した。
しなやかな感触、優れた艶を付与し、かつ良好なセット
保持性を有していた。
して、しなやかな感触、優れた艶を付与し、かつ良好な
セット保持性を有する毛髪化粧料を提供することができ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 エチルグリコシドと被膜形成能を有する
高分子化合物とを含有することを特徴とする毛髪化粧
料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11077351A JP2000273029A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 毛髪化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11077351A JP2000273029A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 毛髪化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000273029A true JP2000273029A (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=13631502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11077351A Pending JP2000273029A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 毛髪化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000273029A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8697143B2 (en) | 2002-10-22 | 2014-04-15 | L'oreal | Heat activated durable styling compositions comprising saccharide type compounds and film forming agents |
-
1999
- 1999-03-23 JP JP11077351A patent/JP2000273029A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8697143B2 (en) | 2002-10-22 | 2014-04-15 | L'oreal | Heat activated durable styling compositions comprising saccharide type compounds and film forming agents |
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