JP2000272013A - プラスチックシート材料の接続方法 - Google Patents
プラスチックシート材料の接続方法Info
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- JP2000272013A JP2000272013A JP7721199A JP7721199A JP2000272013A JP 2000272013 A JP2000272013 A JP 2000272013A JP 7721199 A JP7721199 A JP 7721199A JP 7721199 A JP7721199 A JP 7721199A JP 2000272013 A JP2000272013 A JP 2000272013A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造工程内での材料の歩留りを改善すると共
に、各種長さのプラスチックシート材料の準備が不要で
あるため、その在庫管理に手間がかからず、容易にエン
ボスキャリアテープの長尺化に対応することができるプ
ラスチックシート材料の接続方法を提供する。 【解決手段】 基材プラスチックシートの少なくとも一
方の面に導電層を有するプラスチックシート材料の接続
方法において、プラスチックシート材料の重ね代に当た
る接合部の導電層を除去して基材プラスチックシートを
露出させ、露出した基材プラスチックシート同士を重ね
合わせて溶着した後、溶着した接合部を非接合部と同じ
厚さになるまで加熱圧着し、次いで接合部の両側にはみ
出した部分をトリミングする。
に、各種長さのプラスチックシート材料の準備が不要で
あるため、その在庫管理に手間がかからず、容易にエン
ボスキャリアテープの長尺化に対応することができるプ
ラスチックシート材料の接続方法を提供する。 【解決手段】 基材プラスチックシートの少なくとも一
方の面に導電層を有するプラスチックシート材料の接続
方法において、プラスチックシート材料の重ね代に当た
る接合部の導電層を除去して基材プラスチックシートを
露出させ、露出した基材プラスチックシート同士を重ね
合わせて溶着した後、溶着した接合部を非接合部と同じ
厚さになるまで加熱圧着し、次いで接合部の両側にはみ
出した部分をトリミングする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体搬送用エン
ボスキャリアテープ等の製造に使用されるプラスチック
シート材料の接続方法に関するものである。
ボスキャリアテープ等の製造に使用されるプラスチック
シート材料の接続方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体搬送用エンボスキャリアテープ等
の製造に使用されるプラスチックシート材料は、基材プ
ラスチックシートにカーボンを練り込んだもの及び基材
プラスチックシートの少なくとも一方の面に、カーボン
系インク、金属系含有インク、あるいは有機導電体等の
導電材料を塗布して導電層を形成したものが主流になっ
ている。また、エンボスキャリアテープ・メーカーから
半導体メーカーに供給される半導体搬送用エンボスキャ
リアテープ製品の巻長さは、半導体メーカーの製造工程
合理化に伴い、長尺化される傾向にある。
の製造に使用されるプラスチックシート材料は、基材プ
ラスチックシートにカーボンを練り込んだもの及び基材
プラスチックシートの少なくとも一方の面に、カーボン
系インク、金属系含有インク、あるいは有機導電体等の
導電材料を塗布して導電層を形成したものが主流になっ
ている。また、エンボスキャリアテープ・メーカーから
半導体メーカーに供給される半導体搬送用エンボスキャ
リアテープ製品の巻長さは、半導体メーカーの製造工程
合理化に伴い、長尺化される傾向にある。
【0003】従来、エンボスキャリアテープは、所定長
さのプラスチックシート材料に別のプラスチックシート
材料をテープ等で接続して成形し、成形後に、テープ等
で接続した部分を不良部分として取り除いて製造してい
る。なお、テープ等で接続した不良部分をリールに巻き
取ることは、半導体メーカー側の損失が大きくなるため
行われていない。テープ等によるプラスチックシート材
料の接続は、上記したように、成形後にテープ等で接続
した部分を不良部分として取り除く必要があるので、必
然的に材料の歩留りが低下するという問題がある。
さのプラスチックシート材料に別のプラスチックシート
材料をテープ等で接続して成形し、成形後に、テープ等
で接続した部分を不良部分として取り除いて製造してい
る。なお、テープ等で接続した不良部分をリールに巻き
取ることは、半導体メーカー側の損失が大きくなるため
行われていない。テープ等によるプラスチックシート材
料の接続は、上記したように、成形後にテープ等で接続
した部分を不良部分として取り除く必要があるので、必
然的に材料の歩留りが低下するという問題がある。
【0004】材料の歩留りを改善するためには、生産す
るエンボスキャリアテープの長さに対応したプラスチッ
クシート材料を揃えればよいが、エンボスキャリアテー
プの長尺化により、その種類が増えると、それに対応し
てプラスチックシート材料を揃える必要があるので、プ
ラスチックシート材料の在庫管理に手間がかかる。
るエンボスキャリアテープの長さに対応したプラスチッ
クシート材料を揃えればよいが、エンボスキャリアテー
プの長尺化により、その種類が増えると、それに対応し
てプラスチックシート材料を揃える必要があるので、プ
ラスチックシート材料の在庫管理に手間がかかる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本願発明は、
製造工程内での材料の歩留りを改善すると共に、各種長
さのプラスチックシート材料を準備する必要がないた
め、その在庫管理に手間がかからないことから、容易に
エンボスキャリアテープの長尺化に対応することができ
るプラスチックシート材料の接続方法を提供することを
目的とする。
製造工程内での材料の歩留りを改善すると共に、各種長
さのプラスチックシート材料を準備する必要がないた
め、その在庫管理に手間がかからないことから、容易に
エンボスキャリアテープの長尺化に対応することができ
るプラスチックシート材料の接続方法を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材プラスチ
ックシートの少なくとも一方の面に導電層を有するプラ
スチックシート材料の接続方法において、プラスチック
シート材料の重ね代に当たる接合部の導電層を除去して
基材プラスチックシートを露出させ、露出した基材プラ
スチックシート同士を重ね合わせて溶着した後、溶着し
た接合部を非接合部と同じ厚さになるまで加熱圧着し、
次いで接合部の両側にはみ出した部分をトリミングする
ことを特徴とするプラスチックシート材料の接続方法で
ある。
ックシートの少なくとも一方の面に導電層を有するプラ
スチックシート材料の接続方法において、プラスチック
シート材料の重ね代に当たる接合部の導電層を除去して
基材プラスチックシートを露出させ、露出した基材プラ
スチックシート同士を重ね合わせて溶着した後、溶着し
た接合部を非接合部と同じ厚さになるまで加熱圧着し、
次いで接合部の両側にはみ出した部分をトリミングする
ことを特徴とするプラスチックシート材料の接続方法で
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。本発明の対象となるプラスチック
シート材料は、基材プラスチックシートの少なくとも一
方の面に導電層を有するものである。図1はプラスチッ
クシート材料の1例を示す断面図であり、基材プラスチ
ックシート1の両面に導電層2を設けたプラスチックシ
ート材料3の例である。基材プラスチックシート1の材
質としては、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリスチ
レン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート
等の熱可塑性プラスチックが好ましい。また、導電層2
は基材プラスチックシート1の表面に、カーボン系イン
ク、金属系含有インクあるいは有機導電体等の導電材料
を塗布することにより形成される。通常、導電層2の厚
みは1〜30μm、表面抵抗値は1×104 〜1×1
0 9 Ω程度とする。また、基材プラスチックシート1
の幅は8〜56mm、厚みは0.2〜0.4mm程度で
あり、長さは使用目的や対象によって異なるが、特にエ
ンボスキャリアテープとして使用する場合には、作業の
効率化、自動化のため、さらには電子部品の挿入工程、
搬送距離等から割り出された仕様に基づいた長さに調整
する。
して詳細に説明する。本発明の対象となるプラスチック
シート材料は、基材プラスチックシートの少なくとも一
方の面に導電層を有するものである。図1はプラスチッ
クシート材料の1例を示す断面図であり、基材プラスチ
ックシート1の両面に導電層2を設けたプラスチックシ
ート材料3の例である。基材プラスチックシート1の材
質としては、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリスチ
レン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート
等の熱可塑性プラスチックが好ましい。また、導電層2
は基材プラスチックシート1の表面に、カーボン系イン
ク、金属系含有インクあるいは有機導電体等の導電材料
を塗布することにより形成される。通常、導電層2の厚
みは1〜30μm、表面抵抗値は1×104 〜1×1
0 9 Ω程度とする。また、基材プラスチックシート1
の幅は8〜56mm、厚みは0.2〜0.4mm程度で
あり、長さは使用目的や対象によって異なるが、特にエ
ンボスキャリアテープとして使用する場合には、作業の
効率化、自動化のため、さらには電子部品の挿入工程、
搬送距離等から割り出された仕様に基づいた長さに調整
する。
【0008】本発明の接続方法は、まず、上記プラスチ
ックシート材料の重ね代に当たる接合部の導電層を除去
して基材プラスチックシートを露出させ、露出した基材
プラスチックシート同士を重ね合わせて溶着する。図2
は導電層2を除去した基材プラスチックシート1同士を
重ね合わせた状態(接合状態)を示す断面図である。プ
ラスチックシート材料の重ね代に当たる接合部は、通
常、プラスチックシート材料の端から幅1〜20mmの
間の部分とする。接合部の幅が1mm未満であると接合
強度が不十分であり、また、20mmを超えると加圧圧
着後のシート厚みを均一にすることが困難となる。接合
部を溶着するには、超音波溶着装置等を使用して行えば
よい。図3は超音波溶着装置4で接合部を溶着し、一体
化する工程を示した説明図である。接合部の導電層を除
去しないで、プラスチックシート材料を接合すると、接
合部は非接合部に比較して十分な物性(引張り強度、伸
び、耐折強度)が得られない。
ックシート材料の重ね代に当たる接合部の導電層を除去
して基材プラスチックシートを露出させ、露出した基材
プラスチックシート同士を重ね合わせて溶着する。図2
は導電層2を除去した基材プラスチックシート1同士を
重ね合わせた状態(接合状態)を示す断面図である。プ
ラスチックシート材料の重ね代に当たる接合部は、通
常、プラスチックシート材料の端から幅1〜20mmの
間の部分とする。接合部の幅が1mm未満であると接合
強度が不十分であり、また、20mmを超えると加圧圧
着後のシート厚みを均一にすることが困難となる。接合
部を溶着するには、超音波溶着装置等を使用して行えば
よい。図3は超音波溶着装置4で接合部を溶着し、一体
化する工程を示した説明図である。接合部の導電層を除
去しないで、プラスチックシート材料を接合すると、接
合部は非接合部に比較して十分な物性(引張り強度、伸
び、耐折強度)が得られない。
【0009】次に、溶着した接合部を加熱圧着して、非
接合部と同じ厚さにする。図4は加熱圧着治具5によ
り、ステンレス製フラット板6を介して、接合部を加熱
圧着する状態を示した断面図である。溶着した接合部を
加熱圧着する際は、接合部の光沢を上昇させないように
するため、加熱圧着治具5と接合部との間に、サンドブ
ラストした耐熱性ポリエステルフィルム7等を挟むと効
果的であり、これにより導電層の種類によっては、非接
合部と同じ導電材料を接合部に塗布しなくても、接合部
と非接合部が同一の外観と表面抵抗値を有するようにな
る。なお、加熱圧着する際の加熱温度、圧力、加熱圧着
時間は、基材プラスチックシート1の種類に応じて適宜
決定すればよい。
接合部と同じ厚さにする。図4は加熱圧着治具5によ
り、ステンレス製フラット板6を介して、接合部を加熱
圧着する状態を示した断面図である。溶着した接合部を
加熱圧着する際は、接合部の光沢を上昇させないように
するため、加熱圧着治具5と接合部との間に、サンドブ
ラストした耐熱性ポリエステルフィルム7等を挟むと効
果的であり、これにより導電層の種類によっては、非接
合部と同じ導電材料を接合部に塗布しなくても、接合部
と非接合部が同一の外観と表面抵抗値を有するようにな
る。なお、加熱圧着する際の加熱温度、圧力、加熱圧着
時間は、基材プラスチックシート1の種類に応じて適宜
決定すればよい。
【0010】次に、接合部の両側にはみ出した部分を、
プラスチックシート材料の幅に合わせて、カッター刃や
抜き金型等によりトリミングする。図5は接合部の両側
にはみ出した部分をトリミングする工程を示した説明図
であり、トリミング型8が下降し、スプリング10を介
してカッター刃9により、はみ出した部分がトリミング
される。
プラスチックシート材料の幅に合わせて、カッター刃や
抜き金型等によりトリミングする。図5は接合部の両側
にはみ出した部分をトリミングする工程を示した説明図
であり、トリミング型8が下降し、スプリング10を介
してカッター刃9により、はみ出した部分がトリミング
される。
【0011】必要により接合部の表面に、非接合部に塗
布した導電材料を塗布する。これにより、接合部の外観
が非接合部と比べて変わりがなく、また、接合部の引張
り強度、伸び及び耐折強度が非接合部の80〜100%
を有するようになる。したがって、接合部を成形して
も、エンボスキャリアテープとしての外観、寸法及び物
性の点で機能低下がなく、成形後に接合部を不良部分と
して取り除く必要がなくなる。図6は接合部にロール転
写で導電性インクを塗布し、スポット乾燥する工程を示
す説明図であり、11はインク転写ロール、12はピン
チロール、13は導電性インク、14は乾燥用エアーノ
ズルを示す。接合部の表面に非接合部と同じ導電材料を
塗布する工程は、接合部の両側にはみ出した部分をトリ
ミングする前に行ってもよいが、接合部の両側に導電材
料が付着するので、トリミング後に行うのが好ましい。
布した導電材料を塗布する。これにより、接合部の外観
が非接合部と比べて変わりがなく、また、接合部の引張
り強度、伸び及び耐折強度が非接合部の80〜100%
を有するようになる。したがって、接合部を成形して
も、エンボスキャリアテープとしての外観、寸法及び物
性の点で機能低下がなく、成形後に接合部を不良部分と
して取り除く必要がなくなる。図6は接合部にロール転
写で導電性インクを塗布し、スポット乾燥する工程を示
す説明図であり、11はインク転写ロール、12はピン
チロール、13は導電性インク、14は乾燥用エアーノ
ズルを示す。接合部の表面に非接合部と同じ導電材料を
塗布する工程は、接合部の両側にはみ出した部分をトリ
ミングする前に行ってもよいが、接合部の両側に導電材
料が付着するので、トリミング後に行うのが好ましい。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。ただし、本発明は実施例に限定されるものではな
い。
る。ただし、本発明は実施例に限定されるものではな
い。
【0013】(実施例)ポリ塩化ビニルからなる厚さ
0.28mmの基材プラスチックシートの両面にポリエ
ステル系樹脂100重量部に対して導電性カーボンを3
0重量部含有させたカーボン系インクを塗布して、厚さ
0.02mmの導電層を有する16mm幅のプラスチッ
クシートを作製し、次のように接続した。まず、両方の
プラスチックシートの重ね代:3mmに当たる接合部の
導電層をリューターで除去して、基材プラスチックシー
トを露出させ、露出した基材プラスチックシート面同士
を、超音波溶着装置Snopet450B(精電舎製、
商品名)を使用して、発振時間:1.5秒、加圧力:3
kgf/cm2 の条件で溶着させた。そして、溶着し
た接合部を、加熱圧着治具により、加熱温度:150
℃、加熱時間:30秒、加圧力:2.5kgf/cm2
の条件で0.29〜0.30mmの厚さとなるように
両面を加熱圧着して、プラスチックシートを接続した。
加熱圧着することによりプラスチックシート幅よりも広
がった左右の部分は、カッター刃で16mm幅となるよ
うにトリミングした。また、接合部の両面にはポリエス
テル系樹脂100重量部に対して導電性カーボンを30
重量部含有したカーボン系インクをロール転写方式で塗
布して、スポット乾燥を行い、0.01〜0.02mm
の導電層を形成させた。接続したプラスチックシートの
接合部と非接合部について、引張り強度、伸び、耐折強
度及び表面抵抗値を調べたところ、表1に示す結果が得
られた。その結果、接合部は非接合部の90%以上の物
性を有することが分かった。
0.28mmの基材プラスチックシートの両面にポリエ
ステル系樹脂100重量部に対して導電性カーボンを3
0重量部含有させたカーボン系インクを塗布して、厚さ
0.02mmの導電層を有する16mm幅のプラスチッ
クシートを作製し、次のように接続した。まず、両方の
プラスチックシートの重ね代:3mmに当たる接合部の
導電層をリューターで除去して、基材プラスチックシー
トを露出させ、露出した基材プラスチックシート面同士
を、超音波溶着装置Snopet450B(精電舎製、
商品名)を使用して、発振時間:1.5秒、加圧力:3
kgf/cm2 の条件で溶着させた。そして、溶着し
た接合部を、加熱圧着治具により、加熱温度:150
℃、加熱時間:30秒、加圧力:2.5kgf/cm2
の条件で0.29〜0.30mmの厚さとなるように
両面を加熱圧着して、プラスチックシートを接続した。
加熱圧着することによりプラスチックシート幅よりも広
がった左右の部分は、カッター刃で16mm幅となるよ
うにトリミングした。また、接合部の両面にはポリエス
テル系樹脂100重量部に対して導電性カーボンを30
重量部含有したカーボン系インクをロール転写方式で塗
布して、スポット乾燥を行い、0.01〜0.02mm
の導電層を形成させた。接続したプラスチックシートの
接合部と非接合部について、引張り強度、伸び、耐折強
度及び表面抵抗値を調べたところ、表1に示す結果が得
られた。その結果、接合部は非接合部の90%以上の物
性を有することが分かった。
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】本発明により、生産するエンボスキャリ
アテープの品種数が増えても、それに合わせて各種長さ
の原材料シートを準備する必要がなくなるので、在庫管
理に手間がかからず、容易にエンボスキャリアテープの
長尺化に対応することができる。また、接合した部分の
外観及び物性(引張り強度、伸び、耐折強度)は、非接
合部と大差がなく、従来のように接続部分を廃棄する必
要がないので、材料の歩留りが大幅に改善され、極めて
有用である。
アテープの品種数が増えても、それに合わせて各種長さ
の原材料シートを準備する必要がなくなるので、在庫管
理に手間がかからず、容易にエンボスキャリアテープの
長尺化に対応することができる。また、接合した部分の
外観及び物性(引張り強度、伸び、耐折強度)は、非接
合部と大差がなく、従来のように接続部分を廃棄する必
要がないので、材料の歩留りが大幅に改善され、極めて
有用である。
【図1】 プラスチックシート材料の1例を示す断面図
である。
である。
【図2】 導電層を除去した基材プラスチックシート同
士を重ね合わせた状態(接合状態)を示す断面図であ
る。
士を重ね合わせた状態(接合状態)を示す断面図であ
る。
【図3】 超音波溶着装置で接合部を溶着し、一体化す
る工程を示した説明図である。
る工程を示した説明図である。
【図4】 加熱圧着治具により接合部を加熱圧着する状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図5】 接合部の両側にはみ出した部分をトリミング
する工程を示した説明図である。
する工程を示した説明図である。
【図6】 接合部にロール転写で導電性インクを塗布し
スポット乾燥する工程を示した説明図である。
スポット乾燥する工程を示した説明図である。
1…基材プラスチックシート、2…導電層、3…プラス
チックシート材料、4…超音波溶着装置、5…加熱圧着
治具、6…ステンレス製フラット板、7…耐熱性ポリエ
ステルフィルム、8…トリミング型、9…カッター刃、
10…スプリング、11…インク転写ロール、12…ピ
ンチロール、13…導電性インク、14…乾燥用エアー
ノズル
チックシート材料、4…超音波溶着装置、5…加熱圧着
治具、6…ステンレス製フラット板、7…耐熱性ポリエ
ステルフィルム、8…トリミング型、9…カッター刃、
10…スプリング、11…インク転写ロール、12…ピ
ンチロール、13…導電性インク、14…乾燥用エアー
ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F211 AA13 AA15 AA24 AA28 AD08 AG01 AH33 TA01 TC09 TD11 TH02 TH16 TN22 TQ04 TW22 TW23 TW37
Claims (2)
- 【請求項1】 基材プラスチックシートの少なくとも一
方の面に導電層を有するプラスチックシート材料の接続
方法において、プラスチックシート材料の重ね代に当た
る接合部の導電層を除去して基材プラスチックシートを
露出させ、露出した基材プラスチックシート同士を重ね
合わせて溶着した後、溶着した接合部を非接合部と同じ
厚さになるまで加熱圧着し、次いで接合部の両側にはみ
出した部分をトリミングすることを特徴とするプラスチ
ックシート材料の接続方法。 - 【請求項2】 上記接合部の表面に非接合部と同じ導電
層を形成する導電材料を塗布する請求項1記載のプラス
チックシート材料の接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7721199A JP2000272013A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | プラスチックシート材料の接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7721199A JP2000272013A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | プラスチックシート材料の接続方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000272013A true JP2000272013A (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=13627507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7721199A Pending JP2000272013A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | プラスチックシート材料の接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000272013A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008087393A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-04-17 | Tadashi Haishi | ビニールシートの接合方法 |
JP2014526398A (ja) * | 2011-09-01 | 2014-10-06 | オーファウデー キネグラム アーゲー | 転写フィルムウェブまたは積層フィルムウェブを結合する方法及び装置 |
-
1999
- 1999-03-23 JP JP7721199A patent/JP2000272013A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008087393A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-04-17 | Tadashi Haishi | ビニールシートの接合方法 |
JP2014526398A (ja) * | 2011-09-01 | 2014-10-06 | オーファウデー キネグラム アーゲー | 転写フィルムウェブまたは積層フィルムウェブを結合する方法及び装置 |
US9782927B2 (en) | 2011-09-01 | 2017-10-10 | Ovd Kinegram Ag | Method and device for joining transfer or laminating film webs |
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