JP2000271665A - ハイドロフォーミング用金型 - Google Patents

ハイドロフォーミング用金型

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JP2000271665A
JP2000271665A JP11086356A JP8635699A JP2000271665A JP 2000271665 A JP2000271665 A JP 2000271665A JP 11086356 A JP11086356 A JP 11086356A JP 8635699 A JP8635699 A JP 8635699A JP 2000271665 A JP2000271665 A JP 2000271665A
Authority
JP
Japan
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die
mold
pipe
hydroforming
holder
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11086356A
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English (en)
Inventor
Koichi Yamazaki
浩一 山崎
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイドロフォーミング用金型は、形状の異な
る製品一つ一つに対して、あるいは、複数工程の場合は
各工程ごとに専用上下金型を作製し、プレス機に固定さ
れる。そのため、特に試作や少量多品種の製品で部分的
に加工形状を変更したい場合や、加工途中でパイプに焼
鈍を施す等の理由により複数工程が必要となる場合は金
型の作製費用が大きくなってしまう。また、形状が異な
る度に金型交換が必要であるため、頻繁な金型交換は時
間的なロスも大きい。 【解決手段】 プレス機に取付けるための上下金型ホル
ダーと金型ホルダーに固定することなく保持され交換可
能である分割金型とから成るハイドロフォーミング用金
型とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属パイプのハイ
ドロフォーミングによる拡管や成形を行う際に用いる金
型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハイドロフォーミングによるパイプの拡
管等は、図1に示すように上金型をプレス機のスライド
に、下金型をボルスターにそれぞれ固定し、下金型上に
加工されるパイプを置き、上金型を下金型に押付け、水
あるいは油による内圧負荷と軸圧縮により行われる。ハ
イドロフォーミングに用いる金型は、形状の異なる製品
一つ一つに対して、また、複数工程を必要とする場合は
各工程ごとにそれぞれ専用の金型を作製している。金型
は通常、上下に分割され、それぞれ、プレス機のスライ
ド、ボルスターに直接あるいは金型ホルダーを介して固
定されており、製品形状が異なるごとにプレス機への金
型の交換取付け作業を行っている。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】ハイドロフォーミング
用金型は、形状の異なる製品一つ一つに対して、あるい
は、複数工程の場合は各工程ごとに専用の上下の金型を
作製し、プレス機に固定される。そのため、特に試作や
少量多品種の製品で部分的に加工形状を変更したい場合
や、加工途中でパイプに焼鈍を施す等の理由により複数
工程が必要となる場合は金型の作製費用が大きくなって
しまう。また、形状が異なる度に金型交換が必要である
ため、頻繁な金型交換は時間的なロスも大きい。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、試作や少量
多品種の製品で部分的に加工形状を変更したい場合や、
複数工程が必要な場合の金型作製費を低減するととも
に、金型交換取付け時間を短縮するために、プレス機に
取付けるための上下の金型ホルダーと金型ホルダーに固
定することなく保持され交換可能である組み合わせて使
用する分割金型とから成るハイドロフォーミング用金型
である。
【0005】
【発明の実施の形態】図2のように金型押付け時にパイ
プの偏平等の加工を行う場合は、上金型の下降によりパ
イプが徐々に加工される。そのため、特に上金型はプレ
スのスライドに固定されている必要が有る。それに対し
て、図3のように、金型押付け時にパイプの偏平等の加
工を行わず、金型押付け後にハイドロフォーミングによ
るパイプの外側方向への拡管やT字成形加工のみを行う
場合は、金型およびパイプの位置が移動しなければ、特
に金型をプレス機のスライドおよびボルスターに固定す
る必要は無い。
【0006】そこで、本発明ではプレス機のスライドお
よびボルスターにそれぞれ金型ホルダーを取付け、下金
型ホルダー上に金型をボルト等による固定は行わず、保
持するだけの構造とした。保持する方法としては、金型
の外形に合うように金型ホルダーに溝枠空間部を設けて
組み合わせて使用する分割金型をはめ込み、金型の位置
が移動しないようにした。なお、分割金型は通常、一体
の金型の所定部分を対象として、当該部分を上下に分割
するものであるが、加工後のパイプを取出すことさえで
きれば、特に上下での分割に限らず、左右に分割されて
いても問題は無い。また、金型はT字成形部や拡管部な
どの形状が変化する部分のみを交換できるように分割す
るのが有効である。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を基に説明する。 「第一実施例」図4にパイプにT字部を付与する場合の
本発明による金型を示す。直径38mm、長さ300m
mの金属パイプの中心部に直径20、25、30mmの
3種類のT字部を付与するハイドロフォーミングにおい
て、金型をT字部を含む部分と直管ままの部分とに分割
し、かつ、それぞれの部分がパイプを挟むために分割
し、計6個の分割金型とした。それぞれの分割金型の寸
法は100mm×50mm×100mmとし、組合せた
状態での金型全体の寸法を100mm×100mm×3
00mmとした。上下の金型ホルダーには金型を保持す
るためにそれぞれ50mm×100mm×300mmの
溝部を設け、さらに、パイプの軸圧縮用シリンダーのた
めの空間を確保するために40mm×25mm×80m
mの凹部を設けた。上下金型ホルダーはそれぞれプレス
機のスライドおよびボルスターに固定し、パイプを挟ん
で組合せた金型を下金型ホルダーの溝に合わせてはめ込
んだ。T字部の加工形状を変える際は分割金型のうち、
T字部を含む部分のみを交換した。金型は金型ホルダー
の溝により保持されるため、成形中に位置がずれること
は無く、また、はめ込んだだけであるため交換は容易に
行える。
【0008】「第二実施例」図5にパイプ中心部を段階
的に拡管する場合の本発明による金型を示す。直径2
5.4mm、長さ500mmの金属パイプの中央部20
0mmの径を33.0mm(拡管率30%)、40.6
mm(拡管率60%)、50.8mm(拡管率100
%)の3段階で拡管するハイドロフォーミングにおい
て、プレス機のスライドおよびボルスターに固定する金
型ホルダーを拡管率100%用の上下分割金型とした。
拡管率30%および60%用の金型はそれぞれ外形5
0.8mm、内径33.0mmおよび外形50.8m
m、内径40.6mmとし、外形は拡管率100%用金
型の拡管部に合うように内挿金型とした。いずれの金型
も加工後のパイプを取り出すために2分割とした。拡管
率30%および60%の場合はそれぞれの内挿金型にパ
イプを挟んだ状態で拡管率100%用金型の拡管部にセ
ットした。拡管率30%および60%の内挿金型は拡管
率100%の金型により外周を保持されるため、固定せ
ずに置いただけの状態でも成形中に内挿金型は移動しな
い。拡管率100%の成形を行う場合は内挿用金型を取
り除いた状態で実施した。なお、本発明においては、交
換可能な分割金型を取り外した場合、上下金型ホルダー
自体も金型として使用できる。
【0009】
【発明の効果】本発明により、試作や少量多品種の製品
で部分的に加工形状を変更したい場合や、加工途中でパ
イプに焼鈍を施すため等のため複数工程の金型が必要と
なる場合でも、部分的な形状変更が可能で必要な部分の
みの交換用金型を作製すれば良く作製費用が抑えられ
る。また、金型ホルダーに金型を固定せずにセットする
だけのため、金型交換取付けのための時間を短縮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハイドロフォーミングによるパイプ加工例
【図2】金型押付け時にパイプ加工を行う場合の例
【図3】金型押付け時にパイプ加工を行わない場合の例
【図4】本発明によるハイドロフォーミング用金型
【図5】本発明によるハイドロフォーミング用金型
【符号の説明】
1 プレス機のスライド 2 プレス機のボルスター 3 上金型 4 下金型 5 軸圧縮用シリンダー 6 パイプ 7 水または油 11 加工前のパイプ 12 T字加工後のパイプ 13 金型(直管まま部分) 14 金型(T字部分) 15 金型ホルダー 21 加工前のパイプ 22 拡管加工後のパイプ 23 内挿金型 24金型兼用金型ホルダー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス機に取付けるための上下の金型ホ
    ルダーと、下金型ホルダーおよび上金型ホルダー内に設
    けた溝枠空間内に、嵌合設置する複数の交換可能な組み
    合わせ分割金型とから構成されるハイドロフォーミング
    用金型。
  2. 【請求項2】 交換可能な組み合わせ分割金型を取り外
    した場合、上下の金型ホルダー自体も金型として使用で
    きる請求項1記載のハイドロフォーミング用金型。
JP11086356A 1999-03-29 1999-03-29 ハイドロフォーミング用金型 Withdrawn JP2000271665A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006305577A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Toyota Motor Corp 液圧成形用金型及び部分強化成形製品の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006305577A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Toyota Motor Corp 液圧成形用金型及び部分強化成形製品の製造方法
JP4701814B2 (ja) * 2005-04-26 2011-06-15 トヨタ自動車株式会社 液圧成形用金型及び部分強化成形製品の製造方法

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