JP2000271655A - 曲げ加工方法及び曲げ加工装置 - Google Patents

曲げ加工方法及び曲げ加工装置

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JP2000271655A
JP2000271655A JP11087031A JP8703199A JP2000271655A JP 2000271655 A JP2000271655 A JP 2000271655A JP 11087031 A JP11087031 A JP 11087031A JP 8703199 A JP8703199 A JP 8703199A JP 2000271655 A JP2000271655 A JP 2000271655A
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bending
bent
angle
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Kiyoshi Imai
潔 今井
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Amada Engineering Center Co Ltd
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの特性値等のばらつきに影響されず
に、また試し曲げをすること無しに、該ワークを所望の
曲げ角度とする。 【解決手段】 下板押えブロック5を、サーボモータ3
7によるボールネジ35によって相対的に上板押えブロ
ック3に対して接近させて、ワークWの折曲げ加工時に
おける該ワークWの曲げ角度を角度検出センサー15に
よって検出しながら該ワークWを折曲げ加工するに際し
て、少なくとも前記ワークWを適宜の曲げ角度にするに
至るまでのボールネジ35の位置情報及び該ワークWが
曲げられるときのサーボモータ37の負荷である曲げ圧
力データと、前記適宜曲げ角度とされた状態からさらに
一定量折り曲げたときの曲げ圧力データと、ワークWの
材質、板厚及び幅のデータとからオーバーベンドする量
を求め、前記量だけ該ワークWをオーバーベンドさせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、曲げ加工方法及び
曲げ加工装置に関し、詳細には、素材(ワーク)の特性
等に影響されることなく且つ試し曲げをせずに高精度に
ワークを折り曲げることのできる曲げ加工方法及び曲げ
加工装置を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】従来より曲げ加工装置におけるワークの
曲げ角度は、種々の要因から目的とする曲げ角度とする
ことは非常に困難である。その要因としては、素材メー
カの違いやロットの違いにより、ワークの板厚、ヤング
率、降伏点等がばらつくこと、または、一枚の板材の中
でも場所により残留応力、板厚等がばらつくこと等が原
因である。
【0003】その他、油圧シリンダーをラムの駆動源と
している場合や室温の変化が激しい場合は、一日の内で
も加工装置のフレームに撓みが生じ、曲げ角度がばらつ
く。また、素材のロール目によっても曲げ角度がばらつ
く。
【0004】このため、画像処理を応用して曲げ角度を
検出する手法や、曲げ荷重を検出し、これが特定の値に
なるように駆動軸を制御する手法が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像処
理を使用する手法では、画像処理時間がかかるため加工
効率が悪く、また画像処理装置が高価であるという問題
がある。一方、駆動軸を制御する手法では、素材によっ
て所望の曲げ角度における曲げ荷重が異なるため、曲げ
角度の精度アップに対して限定的な効果しか望めない。
【0006】そこで本発明は、上述の課題を解決するた
めに提案されたものであって、素材の特性値等のばらつ
きに影響されることなく、また試し曲げをせずに高精度
の曲げ加工を効率良く行うことができる曲げ加工方法及
び曲げ加工装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の曲げ加工方法
は、上型又は下型の何れか一方を、金型を支持する可動
部を備えた駆動手段によって相対的に接近させて、ワー
クの折曲げ加工時における該ワークの曲げ角度をセンサ
ーによって検出しながら該ワークを折曲げ加工するに際
して、少なくとも前記ワークを適宜の曲げ角度にするに
至るまでの前記可動部の位置データ及び該ワークが曲げ
られるときの前記駆動手段の負荷データと、前記適宜曲
げ角度とされた状態からさらに一定量折り曲げたときの
前記負荷データと、前記ワークの材質、板厚及び幅のデ
ータとからオーバーベンドする量を求め、前記量だけ該
ワークをオーバーベンドさせることを特徴とする。
【0008】本発明の曲げ加工装置は、何れか一方を相
対的に接近させてワークを所望の曲げ角度に折曲げ加工
する上型及び下型と、前記上型又は前記下型のうち前記
ワークが曲げられる側に設けられ、前記ワークに接触又
は非接触で該ワークの折曲げ時における該ワークの曲げ
角度を検出するセンサーと、前記上型又は前記下型の何
れかを他方の型へと接近させる、金型を支持する可動部
を備えた駆動手段と、前記可動部の位置を検出する位置
検出手段と、前記ワークが曲げられるときの前記駆動手
段の負荷データを検出する負荷検出手段と、前記ワーク
が適宜の曲げ角度にされた状態から所定量だけオーバー
ベンドさせるべく前記駆動手段を駆動制御する制御部と
を備えたことを特徴とする。
【0009】本発明では、少なくともワークを適宜の曲
げ角度にするに至るまでの可動部の位置データ及び該ワ
ークが曲げられるときの駆動手段の負荷データと、前記
適宜曲げ角度とされた状態からさらに一定量折り曲げた
ときの負荷データと、ワークの材質、板厚及び幅のデー
タとからオーバーベンドする量を求め、その求めた量だ
け該ワークをオーバーベンドさせているため、素材の特
性値等のばらつきに影響されずに、また試し曲げをする
こと無しに、前記ワークを所望の曲げ角度となし得る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】本実施形態の曲げ加工装置1は、図1に示
すように、何れか一方を相対的に接近させてワークWを
所望の曲げ角度に折曲げ加工する上型である上板押えブ
ロック3と、下型である下板押えブロック5と、ワーク
Wの折曲げ時における該ワークWの曲げ角度を検出する
センサーである曲げ角度検出装置7とを備えている。上
板押えブロック3は、図1に示すように、ベースブロッ
ク9を介して曲げ加工装置1の装置本体(図示は省略す
る)に取り付けられている。このベースブロック9に
は、下板押えブロック5へと垂下する支持部材11が取
り付けられており、その支持部材11の先端に上板押え
金型13が取り付けられている。
【0012】上板押え金型13には、図1及び図2に示
すように、ワークWの曲げ角度を検出するための曲げ角
度検出装置7を構成する角度検出センサー15が設けら
れている。かかる角度検出センサー15には、上板押え
金型13の先端POに対する水平方向(図1中左右方
向)位置を検出するための検出子17が設けられてい
る。
【0013】検出子17は、図1に示すように、絶縁体
19により上板押え金型13から電気的に絶縁されてい
てスプリングバネ21により常時右方向に付勢されてい
る。そして、この検出子17は、図2に示すように、ネ
ジ23の回動動作によって上板押え金型13の先端PO
に対する突出量DO(すなわち、初期位置)を調整自在
となしている。
【0014】また、検出子17が上記スプリングバネ2
1の付勢力に抗して図1中左方向へ押し込まれる量に比
例して電気的抵抗値が変化するようになっており、この
電気的抵抗値の変化により検出子17の先端PSの上記
上板押え金型13の先端POに対する位置関係を検出す
ることができる。そして、この位置関係から上記ワーク
Wの曲げ角度が検出できるようになっている。
【0015】一方、下板押えブロック5の上部には、図
1に示すように、上に開口する矩形状のフレーム25が
設けられている。このフレーム25の内部には、下板押
え金型27と曲げ金型であるベンドビーム29が、該フ
レーム25に対して固定されない状態で設けられてい
る。また、フレーム25の内面には、後述するように下
板押え金型27の上下動をガイドするためのガイドレー
ル31が上下方向に設けられている。
【0016】そして、上記フレーム25の下面には、図
1に示すように、該フレーム25を支持するための中央
部分が空洞とされた支持部材33が固定されている。こ
の支持部材33は、下板押え金型27及びベンドビーム
29を上板押え金型13に対して接近させる駆動手段に
よって、上記フレーム25と一体的に上下動するように
なされている。駆動手段としては、例えばボールネジ3
5をサーボモータ37によって駆動させてフレーム25
を上下動させる昇降機構を駆動手段として使用する。
【0017】上記サーボモータ37には、可動部である
上記フレーム25、支持部材33又はボールネジ35の
何れかの移動量を常時検出するための位置検出手段であ
る位置検出器39が設けられている。かかる位置検出器
39は、例えばアブソリュート式のロータリーエンコー
ダーからなり、その検出結果を制御部であるNC装置6
1に入力するようになっている。
【0018】上記支持部材33の内部には、図1に示す
ように、ガスバネ41が設けられており、このガスバネ
41の先端には上記した下板押え金型27が固定されて
いて、常に一定の上向きの力を該下板押え金型27に付
勢している。なお、下板押え金型27は、上記したガイ
ドレール31に沿って上下移動自在とされているが、図
示しないストッパーにより上記フレーム25から飛び出
して外れないようになされている。
【0019】上記サーボモータ37を駆動しボールネジ
35を進出させて上記支持部材33を上昇させると、こ
の支持部材33に設けられたガスバネ41も上昇するの
で、該ガスバネ41の先端に固定された下板押え金型2
7が上昇して、当該下板押え金型27と上記上板押え金
型13との協働で上記ワークWがクランプされる。さら
に、ワークWをクランプした後も支持部材33を上昇さ
せると、上記ガスバネ41が圧縮され、このガスバネ4
1による付勢力によって、上記ワークWが一定の押圧力
でクランプされることになる。
【0020】また、下板押え金型27の下側には、図1
に示すように、ベンドビーム29の移動を制御する押さ
えブロック43が設けられている。この押さえブロック
43には、ベンドビーム29に設けられる車輪51が当
接する曲面切欠き45が設けられている。
【0021】上記ベンドビーム29の上部は、図1に示
すように、下板押え金型27に設けられているローラ4
7とフレーム25の内面に設けられているローラ49に
より挟まれて、上下方向の移動及び若干の回動が許容さ
れている。また、上記ベンドビーム29の下方左側に
は、上記フレーム25の底面及び上記曲面切欠き45を
転動する車輪51が設けられている。
【0022】さらに、上記フレーム25の内面下部に
は、図示省略のバネにより上記ベンドビーム29の下部
右側を常に一定の力で図1中左方向へ押すローラ53が
内方向に突設されている。上記ベンドビーム29は、上
記車輪51が上記押さえブロック43の曲面切欠き45
により上方に持ち上がらないように押さえられているた
め、フレーム25の内部から脱落しないように保持され
ている。
【0023】従って、上板押え金型13と下板押え金型
27によりワークWをクランプした後、さらに支持部材
33を上昇させると、ベンドビーム29が押えブロック
43に対して相対的に上昇することになるので、押えブ
ロック43の曲面切欠き45により車輪51が右方向に
押されると共に上昇する。これに伴い、ベンドビーム2
9の先端PBは、図1中左上方へ曲線を描きながら上昇
してワークWに対して曲げ加工を行う。
【0024】また、この曲げ加工装置には、図1に示す
ように、角度検出センサー15と下板押えブロック5と
の間に電源スイッチ55及び電源57が設けられてお
り、これらに接続される形態で比較器59が設けられて
いる。この比較器59に入力された信号は、NC装置7
に入力されるようになっている。
【0025】上記比較器59は、角度検出センサー15
と下板押えブロック5との間の電圧を基準電圧、すなわ
ち検出子17にワークWが接触していない初期状態にお
ける電圧と比較して変化が生じたときに、該ワークWが
角度検出センサー15に接触したと判断して信号をNC
装置61に出力するようになっている。
【0026】また、この曲げ加工装置には、ワークWが
曲げられるときの負荷、例えばモータのトルクやワーク
の曲げ加工に要する圧力、すなわち負荷を検出する負荷
検出手段である曲げ圧力検出装置63が設けられてい
る。かかる曲げ圧力検出装置63は、ワーク曲げ時にお
ける曲げ圧力を常時検出するようになっており、その結
果をNC装置61に入力している。
【0027】次に、上記構成の曲げ加工装置を用いてワ
ークWを折曲げ加工する曲げ加工方法について、図3に
示すフローチャート及び図4に示す加工工程図を参照し
ながら詳細に説明する。
【0028】先ず、ステップS0において、電源を入れ
てスタートし、NC装置61の制御によりサーボモータ
37を駆動しボールネジ35を回転させることにより、
該ボールネジ35を上方に進出させる。すると、ステッ
プS1において、図4(a)に示すように、このボール
ネジ35に押されて下板押えブロック5が上昇して上記
下板押え金型27と上記上板押え金型13とによって上
記ワークWがクランプされる。このとき、NC装置61
は、ステップS2において、下板押え金型27側の可動
部(例えばボールネジ35、支持部材33またはフレー
ム25)の位置D を位置検出器39より取得しメモ
リーに記憶する。
【0029】次に、ステップS3において、図4(b)
に示すように、角度検出センサー15の検出子17とワ
ークWとが接触する手前まで(適宜の曲げ角度となるま
で)下板押えブロック5を上昇させ、該角度検出センサ
ー15の電源スイッチ55をオンさせる(ステップS
4)。そして、ステップS5において、NC装置61の
制御によりスキップ送りで下板押えブロック5を上昇さ
せ、ステップS6でワークWが角度検出センサー15に
接触したか否かを判定する。接触していない場合(N
O)は、ステップS5に戻り、、ワークWが角度検出セ
ンサー15に接触したことを検出するまで該下板押えブ
ロック5を上昇させる。
【0030】角度検出センサー15がワークWに接触し
たことを比較器59からの信号により検出したら(YE
S)、ステップS7において、図4(c)に示すよう
に、上記下板押えブロック5のスキップ送りを停止す
る。そして、ステップS8において、NC装置61は、
このときのボールネジ35の位置D を位置検出器3
9より取得しメモリーに記憶する。また、曲げ圧力検出
装置63によって、このときの曲げ圧力値P を取得
する。
【0031】次に、ステップS9において、図5(a)
に示すように、角度検出センサー15にワークWが接触
したことを検出してから一定量D (この一定量と
は、具体的にどの程度の量であるのか?また、一定量上
昇させる理由は?)だけ下板押えブロック5を上昇させ
る。そして、ステップS10において、NC装置61
は、曲げ圧力検出装置63からそのときの曲げ圧力値P
を取得しメモリーに格納する。次に、ステップS1
1において、NC装置61は、(D −D )、(P
−P )、ワークWの材質、板厚、曲げ幅、金型な
どの各種データから、オーバーベンド量Dを計算す
る。
【0032】なお、ここに言うオーバーベンド量とは、
角度検出センサー15にワークWが接触して一定量曲げ
加工してからのストローク量をいう。
【0033】次に、ステップS12において、図5
(b)に示すように、オーバーベンド量Dだけ下板
押えブロック5を上昇させる。この結果、ワークWは、
所望の曲げ角度に折曲げられることになる。そして、ス
テップS13において、図5(c)に示すように、下板
押えブロック5を下降させ、次のステップS14で角度
検出センサー15の検出子17がスプリングバネ21の
復帰力により原点位置まで戻り、電源スイッチ55をオ
フにし、ステップS15で曲げ加工を終了する。
【0034】以上のように、本実施形態では、ワークを
適宜の曲げ角度にするに至るまでの可動部の位置データ
と、該ワークが曲げられるときの曲げ圧力データと、前
記状態からさらに一定量折り曲げたときの曲げ圧力デー
タと、ワークの材質、板厚及び幅のデータとから求めた
量をオーバーベンド量として、さらにこの量だけオーバ
ーベンドさせていることから、メーカやロットの違いに
よる素材の特性値等のばらつき、ロール目方向の違いに
よるばらつき、一枚のシート上の加工場所による特性値
のばらつき等に影響されずに、また試し曲げをすること
無しに、前記ワークを所望の曲げ角度とすることができ
る。また、曲げ加工のDNC運転(DNC運転について
説明して下さい)が可能となり、24時間の無人運転シ
ステムが実現でき、曲げ加工装置のコストを安価なもの
とすることができる。
【0035】図6及び図7には、別の実施形態が示され
ている。すなわち、図6及び図7においては、上述した
曲げ加工装置と同様の考えを、上型としてのパンチ65
と下型としてのダイ67との協働によりワークWを所望
の角度に折り曲げる一般的なベンダーに適用し、パンチ
65の先端に角度検出センサー15と同様の角度検出セ
ンサー69を取り付け、スプリング71によって角度検
出センサー69を斜め下方へ付勢した構成としてあり、
パンチ65をダイ67に押し込むタイプの曲げ加工装置
とした例である。
【0036】図6(a)には、パンチ65とダイ67が
ワークWの表面に位置決めされた状態が示されており、
同図(b)には、角度検出センサー69とワークWが接
触する手前の状態が示されており、同図(c)には、角
度検出センサー69とワークWが接触した状態が示され
ている。図7(a)には、角度検出センサー69とワー
クWとが接触してから一定量だけパンチ65を押し込ん
だ状態が示されており、同図(b)には、計算によって
求めたオーバーベンド量分パンチ65を押し込んだ状態
が示されている。このような構成としても、上述した図
1に示す実施形態のものと同様の効果を得ることができ
る。
【0037】以上、本発明を適用した具体的な実施形態
について説明したが、本発明は上述の実施形態に制限さ
れることなく種々の変更が可能である。例えば、角度検
出センサー15としては、前述したようなものに限ら
ず、デジタルゲージのような接触式のものや、あるいは
非接触式の静電容量型、うず電流型等のセンサを使用す
ることができる。
【0038】また、位置検出器39には、リニアスケー
ルやレゾバル等を使用することもできる。曲げ角度検出
装置63には、ロードセルを使用するものやモータの電
流値変化によって検出するもの等が適用できる。
【0039】また、上述の実施形態では、位置検出器3
9で検出する位置は、上述したように上板押え金型13
及び下板押え金型27とによってワークWをクランプし
た位置の他に、ワークWをクランプする手前の位置、ク
ランプしてから一定量の位置、ある一定の曲げ圧力値に
なった位置であってもよい。
【0040】また、角度検出センサー15にワークWが
接触した後のデータ取得位置は、ある曲げ圧力だけ増加
したときの可動部の位置でもよい。また、曲げ幅の大き
い曲げ加工をする場合は、ワークWの長手方向に複数個
の角度検出センサー15を金型に装備することにより、
曲げの通り精度を高めることができる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0042】本発明の曲げ加工方法によれば、少なくと
もワークを適宜の曲げ角度にするに至るまでの可動部の
位置データ及び該ワークが曲げられるときの駆動手段の
負荷データと、前記適宜曲げ角度とされた状態からさら
に一定量折り曲げたときの負荷データと、ワークの材
質、板厚及び幅のデータとからオーバーベンドする量を
求め、その求めた量だけ該ワークをオーバーベンドさせ
ているため、素材の特性値等のばらつきに影響されず
に、また試し曲げをすること無しに、前記ワークを所望
の曲げ角度とすることができる。
【0043】また、本発明の曲げ加工装置によれば、可
動部の位置を検出する位置検出手段と、ワークが曲げら
れるときの駆動手段の負荷を検出する負荷検出手段とを
備えており、それらによって検出される位置データと、
負荷データと、ワークの材質、板厚及び幅のデータとか
らオーバーベンドさせる所定量を求めて、その量分オー
バーベンドさせるものであるから、素材の特性値等のば
らつきに影響されずに、また試し曲げをすること無し
に、前記ワークを所望の曲げ角度とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の曲げ加工装置の構成図である。
【図2】検出子の先端と上板押え金型の先端との位置関
係を示す要部拡大図である。
【図3】本実施形態の曲げ加工方法を示すフローチャー
トである。
【図4】本実施形態の曲げ加工方法における各工程をそ
れぞれ示す工程図であり、(a)はワーククランプ状
態、(b)は下板押えブロックの上昇状態、(c)は角
度検出センサーとワークとの接触状態である。
【図5】本実施形態の曲げ加工方法における各工程をそ
れぞれ示す工程図であり、(a)はワークとの接触を検
出してから一定量だけ下板押えブロックを上昇させた状
態、(b)は計算により求めたオーバーベンド量だけ下
板押えブロックを上昇させた状態、(c)は曲げ加工終
了状態である。
【図6】本実施形態の他の例を示す工程図であり、
(a)はパンチとダイによりワークを位置決めした状
態、(b)は角度検出センサーとワークが接触する手前
の状態、(c)は角度検出センサーとワークが接触した
状態である。
【図7】本実施形態の他の例を示す工程図であり、
(a)は角度検出センサーに接触してから一定量だけパ
ンチを押し込んだ状態、(b)は計算により求めたオー
バーベンド量だけパンチを押し込んだ状態である。
【符号の説明】
1 曲げ加工装置 3 上板押えブロック 5 下板押えブロック 7 曲げ角度検出装置 13 上板押え金型 15 角度検出センサー 17 検出子 29 ベンドビーム 35 ボールネジ 37 モータ 39 位置検出器 61 NC装置 63 曲げ圧力検出装置 65 パンチ 67 ダイ 69 角度検出センサー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型又は下型の何れか一方を、金型を支
    持する可動部を備えた駆動手段によって相対的に接近さ
    せて、ワークの折曲げ加工時における該ワークの曲げ角
    度をセンサーによって検出しながら該ワークを折曲げ加
    工するに際して、 少なくとも前記ワークを適宜の曲げ角度にするに至るま
    での前記可動部の位置データ及び該ワークが曲げられる
    ときの前記駆動手段の負荷データと、前記適宜曲げ角度
    とされた状態からさらに一定量折り曲げたときの前記負
    荷データと、前記ワークの材質、板厚及び幅のデータと
    からオーバーベンドする量を求め、前記量だけ該ワーク
    をオーバーベンドさせることを特徴とする曲げ加工方
    法。
  2. 【請求項2】 何れか一方を相対的に接近させてワーク
    を所望の曲げ角度に折曲げ加工する上型及び下型と、 前記上型又は前記下型のうち前記ワークが曲げられる側
    に設けられ、前記ワークに接触又は非接触で該ワークの
    折曲げ時における該ワークの曲げ角度を検出するセンサ
    ーと、 前記上型又は前記下型の何れかを他方の型へと接近させ
    る、金型を支持する可動部を備えた駆動手段と、 前記可動部の位置を検出する位置検出手段と、 前記ワークが曲げられるときの前記駆動手段の負荷デー
    タを検出する負荷検出手段と、 前記ワークが適宜の曲げ角度にされた状態から所定量だ
    けオーバーベンドさせるべく前記駆動手段を駆動制御す
    る制御部とを備えたことを特徴とする曲げ加工装置。
  3. 【請求項3】 前記所定量は、少なくとも前記ワークを
    所定の曲げ角度にするに至るまでの前記可動部の位置デ
    ータ及び該ワークが曲げられるときの前記駆動手段の負
    荷データと、前記適宜曲げ角度とされた状態からさらに
    一定量折り曲げたときの前記駆動手段の負荷データと、
    前記ワークの材質、板厚及び幅のデータとから求めた量
    としたことを特徴とする請求項2記載の曲げ加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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ES2257204A1 (es) * 2004-11-22 2006-07-16 Goiti, S.Coop Sistema de medicion de angulo de plegado en maquinas paneladoras.
JP2010284692A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Honda Motor Co Ltd ローラヘミング装置およびローラヘミング方法
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CN104624739A (zh) * 2014-12-24 2015-05-20 广东高鑫科技股份有限公司 基于plc的电容厚度检测与裂纹反馈的板件折弯机
CN107363126A (zh) * 2017-08-03 2017-11-21 合肥市华林模具有限公司 一种折弯机的折弯机构
KR20230010393A (ko) * 2021-07-12 2023-01-19 함강호 정밀성과 정확성이 향상된 차량 범퍼용 빔 밴딩장치

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