JP2000271643A - 条材巻取設備 - Google Patents
条材巻取設備Info
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- JP2000271643A JP2000271643A JP11081699A JP8169999A JP2000271643A JP 2000271643 A JP2000271643 A JP 2000271643A JP 11081699 A JP11081699 A JP 11081699A JP 8169999 A JP8169999 A JP 8169999A JP 2000271643 A JP2000271643 A JP 2000271643A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 敷地利用効率の向上。
【解決手段】 条材直送用のガイドパイプ1の上方にあ
ってそれよりもx方向でそれから離れる方向に突出しし
かも中心軸がx方向に延びる横型ベンダドラム2;それ
よりも条材入側にあって、条材に、ドラム周面を周回す
る方向に廻わるル−プを形成するための巻き癖を与える
横型ベンダ3;ドラム2を周回してx方向に移動する螺
旋状の条材を垂直z方向に案内する巻取ガイド4;ガイ
ドパイプ1の直下よりもx方向にずれた位置に形成さ
れ、y方向に長い長方形の開口を有するピット7;その
中にあってy方向に移動可の台車6;その上の、垂直軸
を中心に回動可の、y方向に並んだ少くとも2個の回動
台11a,11b;これを回動駆動する機構12;およ
び、各回動台に搭載される巻取キャリア5a,5b;を
備える。ドラム2と巻取ガイド4の間に、電動油圧式カ
ッタ10とこれに条材を運ぶエア−シリンダ9および誘
導具8を備える。
ってそれよりもx方向でそれから離れる方向に突出しし
かも中心軸がx方向に延びる横型ベンダドラム2;それ
よりも条材入側にあって、条材に、ドラム周面を周回す
る方向に廻わるル−プを形成するための巻き癖を与える
横型ベンダ3;ドラム2を周回してx方向に移動する螺
旋状の条材を垂直z方向に案内する巻取ガイド4;ガイ
ドパイプ1の直下よりもx方向にずれた位置に形成さ
れ、y方向に長い長方形の開口を有するピット7;その
中にあってy方向に移動可の台車6;その上の、垂直軸
を中心に回動可の、y方向に並んだ少くとも2個の回動
台11a,11b;これを回動駆動する機構12;およ
び、各回動台に搭載される巻取キャリア5a,5b;を
備える。ドラム2と巻取ガイド4の間に、電動油圧式カ
ッタ10とこれに条材を運ぶエア−シリンダ9および誘
導具8を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管材,棒材,帯板
等(以下条材と称す)をル−プ状に曲げて巻取キャリア
に集積する条材巻取設備に関する。
等(以下条材と称す)をル−プ状に曲げて巻取キャリア
に集積する条材巻取設備に関する。
【0002】
【従来の技術】条材を連続的に移送しつつ一連の加工を
施す条材加工ラインにおいては、前後工程間の条材張力
あるいは速度変動の干渉防止,焼鈍,冷却,別製品分
離,別加工等々の目的で、ラインの途中で、一部の条材
を巻取キャリアに集積することがある。例えば、溶接に
使用されるフラックス入りワイヤの製造においては、コ
イル巻帯鋼板をアンコイラで巻き戻して、図8に示すよ
うに、管成形機PMに供給する。1コイルの巻戻しが終
るときその帯板の尾端に次コイルの先端を溶接し、管成
形機PMには連続して一続きの帯板を供給する。管成形
機PMは、帯板を平板から横断面U形へそして丸形へと
成形し、U形から丸形に成形する間にフラックスを充填
し、丸形の継目を高周波誘導溶接により溶接し、この溶
接による外面ビ−ドをカッタ−で削除してフラックス入
りパイプを製造する(例えば特開昭63−132797
号公報)。このパイプは切断することなく一次圧延機P
Rに供給されて細径化される。そして一次焼鈍装置PA
を通り、更に徐冷(100)を経て、水冷装置WCを通
り、パイプカッタPCで切断されてコイラ−CORで巻
取キャリアに集積される。これは太径の製品の場合であ
る。
施す条材加工ラインにおいては、前後工程間の条材張力
あるいは速度変動の干渉防止,焼鈍,冷却,別製品分
離,別加工等々の目的で、ラインの途中で、一部の条材
を巻取キャリアに集積することがある。例えば、溶接に
使用されるフラックス入りワイヤの製造においては、コ
イル巻帯鋼板をアンコイラで巻き戻して、図8に示すよ
うに、管成形機PMに供給する。1コイルの巻戻しが終
るときその帯板の尾端に次コイルの先端を溶接し、管成
形機PMには連続して一続きの帯板を供給する。管成形
機PMは、帯板を平板から横断面U形へそして丸形へと
成形し、U形から丸形に成形する間にフラックスを充填
し、丸形の継目を高周波誘導溶接により溶接し、この溶
接による外面ビ−ドをカッタ−で削除してフラックス入
りパイプを製造する(例えば特開昭63−132797
号公報)。このパイプは切断することなく一次圧延機P
Rに供給されて細径化される。そして一次焼鈍装置PA
を通り、更に徐冷(100)を経て、水冷装置WCを通
り、パイプカッタPCで切断されてコイラ−CORで巻
取キャリアに集積される。これは太径の製品の場合であ
る。
【0003】細径製品の場合には、コイラ−CORの巻
取設備を素通りして、二次圧延機SRにて更に細径化さ
れる。この後二次焼鈍,水冷,酸洗,水洗,メッキ処
理,洗浄,乾燥等の工程を経て、切断されコイル巻きさ
れる。生産効率を高くするためには帯板からこのコイル
巻きまでの工程を連続に行なうのが好ましいが、その場
合、一次圧延によりパイプの移送速度が帯板の移送速度
よりも上昇し、二次圧延により移送速度が更に上昇す
る。
取設備を素通りして、二次圧延機SRにて更に細径化さ
れる。この後二次焼鈍,水冷,酸洗,水洗,メッキ処
理,洗浄,乾燥等の工程を経て、切断されコイル巻きさ
れる。生産効率を高くするためには帯板からこのコイル
巻きまでの工程を連続に行なうのが好ましいが、その場
合、一次圧延によりパイプの移送速度が帯板の移送速度
よりも上昇し、二次圧延により移送速度が更に上昇す
る。
【0004】一次圧延機PRと二次圧延機SRの間で加
工対象のパイプを切断しないで連続移送を行なうと、徐
冷(100)のためのパイプ移送距離を長く(例えば1
00m前後)とる必要がある。また、一次圧延機PRお
よび二次圧延機SRでは、パイプ張力がパイプ肉厚等に
影響するので、一次圧延機PRと二次圧延機SRとの間
では、一次圧延機PRおよび二次圧延機SRにパイプ張
力を与えないように、張力緩衝を行なう必要がある。そ
のためアキュムレ−タ100がある。
工対象のパイプを切断しないで連続移送を行なうと、徐
冷(100)のためのパイプ移送距離を長く(例えば1
00m前後)とる必要がある。また、一次圧延機PRお
よび二次圧延機SRでは、パイプ張力がパイプ肉厚等に
影響するので、一次圧延機PRと二次圧延機SRとの間
では、一次圧延機PRおよび二次圧延機SRにパイプ張
力を与えないように、張力緩衝を行なう必要がある。そ
のためアキュムレ−タ100がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8に示すように、太
径製品をコイル巻きするコイラ−CORは、更に細径の
製品に加工するための二次圧延機SRの上流にあり、細
径製品の製造では、一次圧延材をコイラ−CORでは素
通しして、つまりコイラ−CORの機能である巻取りは
行なわないで、二次圧延機に直送する必要があり、直送
は搬送トラブルを避けるために極力一直線状にするのが
好ましい。
径製品をコイル巻きするコイラ−CORは、更に細径の
製品に加工するための二次圧延機SRの上流にあり、細
径製品の製造では、一次圧延材をコイラ−CORでは素
通しして、つまりコイラ−CORの機能である巻取りは
行なわないで、二次圧延機に直送する必要があり、直送
は搬送トラブルを避けるために極力一直線状にするのが
好ましい。
【0006】ところで、コイラ−CORの機能である巻
取りすなわちコイル巻き集積するために、条材に曲げ癖
を付けるベンダを曲げの中心線を垂直線とする竪型のも
のとすると、該ベンダの直下にル−プ状に条材が落下
し、その直下の、床面より低いピット(床穴又は上開口
の地下空間)に巻取キャリアを置いて条材ル−プをコイ
ル状に受けるが、コイルの集積が終わった巻取キャリア
は、水平駆動してベンダ直下からずれた位置でクレ−ン
にてピットから引上げて出荷場に運ぶ。
取りすなわちコイル巻き集積するために、条材に曲げ癖
を付けるベンダを曲げの中心線を垂直線とする竪型のも
のとすると、該ベンダの直下にル−プ状に条材が落下
し、その直下の、床面より低いピット(床穴又は上開口
の地下空間)に巻取キャリアを置いて条材ル−プをコイ
ル状に受けるが、コイルの集積が終わった巻取キャリア
は、水平駆動してベンダ直下からずれた位置でクレ−ン
にてピットから引上げて出荷場に運ぶ。
【0007】ところが、細径製品とするために二次圧延
機に太径材を直送するガイド、例えばガイドパイプが、
上記ベンダの上方又は下方にあると、コイルを集積した
巻取キャリアのピットからの引上げ時や出荷場へのクレ
−ン搬送時に、ガイドパイプが巻取キャリアの行路をふ
さぐ。したがって、巻取キャリアを置くピットを、床に
開いた円筒空間状として、その底にて、巻取キャリアを
載置したタ−ンテ−ブル型の台車を、該円筒空間の中心
軸(垂直軸)を中心に廻わして、二次圧延機SRへの条
材のy方向搬送ラインと直交するx方向にずらしてか
ら、巻取キャリアを引上げる必要があり、円形広開口の
ピットが必要となる。
機に太径材を直送するガイド、例えばガイドパイプが、
上記ベンダの上方又は下方にあると、コイルを集積した
巻取キャリアのピットからの引上げ時や出荷場へのクレ
−ン搬送時に、ガイドパイプが巻取キャリアの行路をふ
さぐ。したがって、巻取キャリアを置くピットを、床に
開いた円筒空間状として、その底にて、巻取キャリアを
載置したタ−ンテ−ブル型の台車を、該円筒空間の中心
軸(垂直軸)を中心に廻わして、二次圧延機SRへの条
材のy方向搬送ラインと直交するx方向にずらしてか
ら、巻取キャリアを引上げる必要があり、円形広開口の
ピットが必要となる。
【0008】ところで、図8に示すように各種設備が例
えばy方向に一直線状に並ぶ条材加工ラインでは、条材
の搬送ラインと平行な方向yに長いが、直交する方向x
には狭いピットを形成することは比較的に容易である
が、一直線状の条材加工ライン(y)上の一点にあるベ
ンダを、円周壁面の接点とする広開口の円筒空間状のピ
ットは、ラインに直交する方向xの広がりが大きいの
で、工場のレイアウト上、又は工場内のライン配置上、
形成が困難なことが多い。また、空間的には形成しえて
も、ピットが大きいため敷地利用面では不経済になる。
えばy方向に一直線状に並ぶ条材加工ラインでは、条材
の搬送ラインと平行な方向yに長いが、直交する方向x
には狭いピットを形成することは比較的に容易である
が、一直線状の条材加工ライン(y)上の一点にあるベ
ンダを、円周壁面の接点とする広開口の円筒空間状のピ
ットは、ラインに直交する方向xの広がりが大きいの
で、工場のレイアウト上、又は工場内のライン配置上、
形成が困難なことが多い。また、空間的には形成しえて
も、ピットが大きいため敷地利用面では不経済になる。
【0009】本発明は、空間使用効率が高い条材巻取設
備を提供することを目的とする。
備を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の条材巻取
設備は、水平方向yに分布する、条材直送用の条材ガイ
ド(1)の上方にあって該条材ガイド(1)よりもx方向でそ
れから離れる方向に突出ししかも中心軸がx方向に延び
る横型ベンダドラム(2);該ドラム(2)よりも、条材の入
側にあって、該条材に、該ドラム(2)の周面を周回する
方向に廻わるル−プを形成するための巻き癖をz方向に
与える横型ベンダ(3);前記ドラム(2)を周回してx方向
かつ前記条材ガイド(1)から離れる方向に繰出される螺
旋状の条材が水平x方向に移動しつつ垂直z方向に次第
に向きを変えて遂には垂直z方向で降下するように案内
する巻取ガイド(4);前記条材直送用の条材ガイド(1)よ
りもx方向で、前記巻取ガイド(4)が存在する側に、前
記螺旋状の条材を受けてコイル状に集積する少くとも2
個のy方向に配列した巻取キャリア(5a,5b)を載置する
台車(6)のx方向幅より広く巻取キャリア(5a,5b)の各々
を条材ガイド(1)の条材払出端の直下に置くための台車
(6)のy方向移動を妨げないy方向長さの開口、を有す
るピット(7);該ピット(7)内にあってy方向に移動可の
前記台車(6);該台車(6)に垂直軸を中心に回動可に、y
方向に並べられた少くとも2個の回動台(11a,11b);回
動台(11a,11b)を回動駆動する手段(12);および、各回
動台に搭載される前記巻取キャリア(5a,5b);を備える。
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示
し後述する実施例の対応要素の符号を、参考までに付記
した。
設備は、水平方向yに分布する、条材直送用の条材ガイ
ド(1)の上方にあって該条材ガイド(1)よりもx方向でそ
れから離れる方向に突出ししかも中心軸がx方向に延び
る横型ベンダドラム(2);該ドラム(2)よりも、条材の入
側にあって、該条材に、該ドラム(2)の周面を周回する
方向に廻わるル−プを形成するための巻き癖をz方向に
与える横型ベンダ(3);前記ドラム(2)を周回してx方向
かつ前記条材ガイド(1)から離れる方向に繰出される螺
旋状の条材が水平x方向に移動しつつ垂直z方向に次第
に向きを変えて遂には垂直z方向で降下するように案内
する巻取ガイド(4);前記条材直送用の条材ガイド(1)よ
りもx方向で、前記巻取ガイド(4)が存在する側に、前
記螺旋状の条材を受けてコイル状に集積する少くとも2
個のy方向に配列した巻取キャリア(5a,5b)を載置する
台車(6)のx方向幅より広く巻取キャリア(5a,5b)の各々
を条材ガイド(1)の条材払出端の直下に置くための台車
(6)のy方向移動を妨げないy方向長さの開口、を有す
るピット(7);該ピット(7)内にあってy方向に移動可の
前記台車(6);該台車(6)に垂直軸を中心に回動可に、y
方向に並べられた少くとも2個の回動台(11a,11b);回
動台(11a,11b)を回動駆動する手段(12);および、各回
動台に搭載される前記巻取キャリア(5a,5b);を備える。
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示
し後述する実施例の対応要素の符号を、参考までに付記
した。
【0011】例えば台車(6)が2個の巻取キャリア(5a,5
b)をy方向に並べて載置するものである場合、一方の巻
取キャリア(5a)を条材ガイド(1)の条材払出端の直下に
置くように台車(6)のy位置を定めて、巻取キャリア(5
a)に螺旋状の条材を受け、該巻取キャリア(5a)の条材集
積量が所定値になると条材を切断し、台車(6)をy方向
に駆動して他方の巻取キャリア(5b)を条材ガイド(1)の
条材払出端の直下に置くように台車(6)のy位置を定
め、該他方の巻取キャリア(5b)で螺旋状の条材を受けつ
つ、クレ−ンで条材を巻取った巻取キャリア(5a)を引き
上げてピット(7)の上方に出しそして所定の出荷場に搬
送する。そして先に巻取キャリア(5a)があった位置にも
う1つの巻取キャリア(例えば図示なしの5cとする)を
載置し、巻取中の巻取キャリア(5b)の巻取量が所定量に
なるのを待つ。所定量になると、上述と同様(だたし、
5aを5bに読み替え、また5bを5cに読み替える)
なキャリア交換が行なわれる。
b)をy方向に並べて載置するものである場合、一方の巻
取キャリア(5a)を条材ガイド(1)の条材払出端の直下に
置くように台車(6)のy位置を定めて、巻取キャリア(5
a)に螺旋状の条材を受け、該巻取キャリア(5a)の条材集
積量が所定値になると条材を切断し、台車(6)をy方向
に駆動して他方の巻取キャリア(5b)を条材ガイド(1)の
条材払出端の直下に置くように台車(6)のy位置を定
め、該他方の巻取キャリア(5b)で螺旋状の条材を受けつ
つ、クレ−ンで条材を巻取った巻取キャリア(5a)を引き
上げてピット(7)の上方に出しそして所定の出荷場に搬
送する。そして先に巻取キャリア(5a)があった位置にも
う1つの巻取キャリア(例えば図示なしの5cとする)を
載置し、巻取中の巻取キャリア(5b)の巻取量が所定量に
なるのを待つ。所定量になると、上述と同様(だたし、
5aを5bに読み替え、また5bを5cに読み替える)
なキャリア交換が行なわれる。
【0012】条材直送用の条材ガイド(1)が、ピット(7)
の開口からx方向にずれているので、螺旋状の条材を集
積した巻取キャリア(5a)をピット(7)から引き上げて出
荷場に運ぶとき、条材ガイド(1)はそのじゃまにならな
い。ピット(7)はラインの方向yに長く、それと直交す
るx方向には狭幅であるので、ピット(7)の空間専用効
率は高く、敷地利用の経済性が高く、条材加工ラインの
設定および条材巻取設備の設定が容易である。
の開口からx方向にずれているので、螺旋状の条材を集
積した巻取キャリア(5a)をピット(7)から引き上げて出
荷場に運ぶとき、条材ガイド(1)はそのじゃまにならな
い。ピット(7)はラインの方向yに長く、それと直交す
るx方向には狭幅であるので、ピット(7)の空間専用効
率は高く、敷地利用の経済性が高く、条材加工ラインの
設定および条材巻取設備の設定が容易である。
【0013】
【発明の実施の形態】(2)条材巻取設備は更に、横型
ベンダドラム(2)の巻取ガイド(4)側の端部に、前者から
後者に進む条材をその周回を妨げずに支持する誘導具
(8);該誘導具(8)を前記ドラム(2)の半径方向外側に駆
動するためのエア−シリンダ(9);および、前記誘導具
(8)で支持され前記ドラム(2)の半径方向外側に駆動され
た条材を切断する切断具(10);を備える。
ベンダドラム(2)の巻取ガイド(4)側の端部に、前者から
後者に進む条材をその周回を妨げずに支持する誘導具
(8);該誘導具(8)を前記ドラム(2)の半径方向外側に駆
動するためのエア−シリンダ(9);および、前記誘導具
(8)で支持され前記ドラム(2)の半径方向外側に駆動され
た条材を切断する切断具(10);を備える。
【0014】これによれば、条材が、螺旋状であって前
方は巻取ガイド(4)で、後方は横型ベンダドラム(2)で、
それぞれ案内された状態で切断されるので、切断によっ
て生じた尾端は巻取ガイド(4)で案内されて巻取キャリ
ア(5a)に進み、切断によって生じた先端は、巻取ガイド
(4)に進んでそれによって案内される。切断を瞬間的に
行なうことにより、切断すべき部位を固定保持する必要
はなく、また、切断直後に切断により生じた先端を、ベ
ンダに再設定する作業が不要である。なお、後述の実施
例では、切断具(10)に、通称がス−パミニカッタである
電動油圧カッタを用いた。
方は巻取ガイド(4)で、後方は横型ベンダドラム(2)で、
それぞれ案内された状態で切断されるので、切断によっ
て生じた尾端は巻取ガイド(4)で案内されて巻取キャリ
ア(5a)に進み、切断によって生じた先端は、巻取ガイド
(4)に進んでそれによって案内される。切断を瞬間的に
行なうことにより、切断すべき部位を固定保持する必要
はなく、また、切断直後に切断により生じた先端を、ベ
ンダに再設定する作業が不要である。なお、後述の実施
例では、切断具(10)に、通称がス−パミニカッタである
電動油圧カッタを用いた。
【0015】本発明の他の目的および特徴は図面を参照
した以下の実施例の説明より明らかになろう。
した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0016】
【実施例】図1に本発明の一実施例の、床上部は正面
を、床下地下部は縦断面を示し、図2には地下部の水平
断面を示し、図3には、床上部は右側面を、床下地下部
は横断面を示す。この実施例は、図8に示す、y方向に
一直線状に分布する溶接ワイヤ製造ラインの、コイラ−
CORであり、一次圧延機PRにより圧延した太径溶接
ワイヤを二次圧延機SRに直送する細径溶接ワイヤの製
造のときには、一次圧延材が、直送ガイドパイプ1を、
図1,図2上では左から右に一直線状に通過する。ガイ
ドパイプ1は、入側に案内フランジ1aがありそれにパ
イプ1bが連続したものである。このガイドパイプ1
は、コイラ−CORの作業床(プラットホ−ム:略、2
階の床面に相当)に固定されている。
を、床下地下部は縦断面を示し、図2には地下部の水平
断面を示し、図3には、床上部は右側面を、床下地下部
は横断面を示す。この実施例は、図8に示す、y方向に
一直線状に分布する溶接ワイヤ製造ラインの、コイラ−
CORであり、一次圧延機PRにより圧延した太径溶接
ワイヤを二次圧延機SRに直送する細径溶接ワイヤの製
造のときには、一次圧延材が、直送ガイドパイプ1を、
図1,図2上では左から右に一直線状に通過する。ガイ
ドパイプ1は、入側に案内フランジ1aがありそれにパ
イプ1bが連続したものである。このガイドパイプ1
は、コイラ−CORの作業床(プラットホ−ム:略、2
階の床面に相当)に固定されている。
【0017】このガイドパイプ1のわずか上方に、図1
に示すように、横型ベンダドラム2があり、その上方か
つ一次圧延機PRにより圧延した太径溶接ワイヤの到来
側(図1上でドラム2より左側;ドラム2の上流側)に
ベンダ3がある。ベンダ3は、一次圧延機PRにより圧
延した太径溶接ワイヤを案内する入側ガイド3g,2対
のピンチロ−ラ3rおよび巻癖付与ユニット3bで構成
され、連続的に送給される太径溶接ワイヤを、ピンチロ
−ラ3rで挟持し巻癖付与ユニット3bでドラム2に向
けて折り曲げるように押して溶接ワイヤをル−プ状に曲
げる。
に示すように、横型ベンダドラム2があり、その上方か
つ一次圧延機PRにより圧延した太径溶接ワイヤの到来
側(図1上でドラム2より左側;ドラム2の上流側)に
ベンダ3がある。ベンダ3は、一次圧延機PRにより圧
延した太径溶接ワイヤを案内する入側ガイド3g,2対
のピンチロ−ラ3rおよび巻癖付与ユニット3bで構成
され、連続的に送給される太径溶接ワイヤを、ピンチロ
−ラ3rで挟持し巻癖付与ユニット3bでドラム2に向
けて折り曲げるように押して溶接ワイヤをル−プ状に曲
げる。
【0018】ドラム2は、円筒状の外周壁が回転駆動さ
れて、ドラム2の外周面に対する溶接ワイヤの螺旋状の
周回を助ける。ドラム2には、その円筒状の外周壁を回
動可に支持する静止した内胴があり、この内胴の先端
に、巻取ガイド4(図3)の一端が固定され、これによ
り、巻取ガイド4はドラム2の内胴で支持されている。
巻取ガイド4は、水平から垂直に大略くの字型に曲って
おり、ドラム2を周回してx方向かつガイドパイプ1か
ら離れる方向に繰出される螺旋状の太径溶接ワイヤが、
水平x方向に移動しつつ垂直z方向に次第に向きを変え
て遂には垂直z方向に降下するように、案内する。巻取
ガイド4の直下には、台車6上に、垂直軸を中心に回転
自在に載置されたタ−ンテ−ブル11a又は11bに装
着された巻取キャリア5a又は5bが位置し(図3)、
いわゆる輪投げの輪が輪受け棒を受入れてそれにからま
るように、螺旋状の太径溶接ワイヤが巻取キャリア5a
又は5bにからまる。このとき、巻取ガイド4直下のタ
−ンテ−ブル11a又は11bが、螺旋状の太径溶接ワ
イヤを巻取キャリア5a又は5bが巻取る方向に、回動
駆動機構12で、垂直軸を中心に回動駆動されるので、
巻取キャリア5a又は5bの中心に関して略対称に、す
なわちかたよりなく、螺旋状の太径溶接ワイヤが巻取キ
ャリア5a又は5bに巻き取られる。
れて、ドラム2の外周面に対する溶接ワイヤの螺旋状の
周回を助ける。ドラム2には、その円筒状の外周壁を回
動可に支持する静止した内胴があり、この内胴の先端
に、巻取ガイド4(図3)の一端が固定され、これによ
り、巻取ガイド4はドラム2の内胴で支持されている。
巻取ガイド4は、水平から垂直に大略くの字型に曲って
おり、ドラム2を周回してx方向かつガイドパイプ1か
ら離れる方向に繰出される螺旋状の太径溶接ワイヤが、
水平x方向に移動しつつ垂直z方向に次第に向きを変え
て遂には垂直z方向に降下するように、案内する。巻取
ガイド4の直下には、台車6上に、垂直軸を中心に回転
自在に載置されたタ−ンテ−ブル11a又は11bに装
着された巻取キャリア5a又は5bが位置し(図3)、
いわゆる輪投げの輪が輪受け棒を受入れてそれにからま
るように、螺旋状の太径溶接ワイヤが巻取キャリア5a
又は5bにからまる。このとき、巻取ガイド4直下のタ
−ンテ−ブル11a又は11bが、螺旋状の太径溶接ワ
イヤを巻取キャリア5a又は5bが巻取る方向に、回動
駆動機構12で、垂直軸を中心に回動駆動されるので、
巻取キャリア5a又は5bの中心に関して略対称に、す
なわちかたよりなく、螺旋状の太径溶接ワイヤが巻取キ
ャリア5a又は5bに巻き取られる。
【0019】タ−ンテ−ブル11aおよび11bを装備
した台車6の車輪は、ピット7の底にy方向に沿って敷
設されたレ−ルに乗っており、2連式エアシリンダ13
(図1,図2)でy方向に往,復駆動される。図1に示
すようにドラム2の下方(巻取ガイド4直下)にタ−ン
テ−ブル11a(巻取キャリア5a)を置いている状態
で、2連式エアシリンダ13のピントンロッドを押し出
すと、台車6が図1上で左方に移動し、タ−ンテ−ブル
11b(巻取キャリア5b)がドラム2の下方(巻取ガ
イド4直下)に到達する直前に台車6が左端のダンパス
トッパに当り、該ストッパが衝撃を吸収する。同様に、
ドラム2の下方にタ−ンテ−ブル11b(巻取キャリア
5b)を置いている状態で、2連式エアシリンダ13の
ピントンロッドを引き込むと、台車6が図1上で右方に
移動し、タ−ンテ−ブル11a(巻取キャリア5a)が
ドラム2の下方に到達したときに台車6が右端のダンパ
ストッパに当り、該ストッパが衝撃を吸収する(図1に
示す状態)。
した台車6の車輪は、ピット7の底にy方向に沿って敷
設されたレ−ルに乗っており、2連式エアシリンダ13
(図1,図2)でy方向に往,復駆動される。図1に示
すようにドラム2の下方(巻取ガイド4直下)にタ−ン
テ−ブル11a(巻取キャリア5a)を置いている状態
で、2連式エアシリンダ13のピントンロッドを押し出
すと、台車6が図1上で左方に移動し、タ−ンテ−ブル
11b(巻取キャリア5b)がドラム2の下方(巻取ガ
イド4直下)に到達する直前に台車6が左端のダンパス
トッパに当り、該ストッパが衝撃を吸収する。同様に、
ドラム2の下方にタ−ンテ−ブル11b(巻取キャリア
5b)を置いている状態で、2連式エアシリンダ13の
ピントンロッドを引き込むと、台車6が図1上で右方に
移動し、タ−ンテ−ブル11a(巻取キャリア5a)が
ドラム2の下方に到達したときに台車6が右端のダンパ
ストッパに当り、該ストッパが衝撃を吸収する(図1に
示す状態)。
【0020】図4に、ドラム2と巻取ガイド4との接続
部を拡大して示す。この図4のように見る視線は、図3
のように見る視線と同じ方向である。ドラム2は、その
中心の静止胴に円筒状の回転壁を回転自在に支持し、円
筒状の回転壁に固着したリング状ギアに噛み合う平歯車
を、ギア列を介して、2対のピンチロ−ラ3rを回転駆
動するワイヤ送給駆動系で、ワイヤの搬送駆動と同時に
同期した速度で回転駆動するようにしている。
部を拡大して示す。この図4のように見る視線は、図3
のように見る視線と同じ方向である。ドラム2は、その
中心の静止胴に円筒状の回転壁を回転自在に支持し、円
筒状の回転壁に固着したリング状ギアに噛み合う平歯車
を、ギア列を介して、2対のピンチロ−ラ3rを回転駆
動するワイヤ送給駆動系で、ワイヤの搬送駆動と同時に
同期した速度で回転駆動するようにしている。
【0021】ドラム2の中心の静止胴の先端には、2段
式のエア−シリンダ9が固着されており、そのピストン
ロッドの先端に、断面がU型で側面図では円弧状に長い
ワイヤ誘導具8が固着されており、ドラム2からガイド
4に進む螺旋状の太径溶接ワイヤが該誘導具8のU型溝
内を進行する。1つの巻取キャリアに対する巻回が完了
するなど、太径溶接ワイヤの切断が必要なときには、エ
ア−シリンダ9のピストンロッドが押し出されて太径溶
接ワイヤを下支持するワイヤ誘導具8がドラム2の半径
方向で外側、z方向で上方、に移動して太径溶接ワイヤ
を電動油圧式カッタ10(株式会社 育良精機製作所が
製造販売するス−パミニカッタ)の受口に押し込む。ピ
ストンロッドの突出ストロ−クが、ワイヤ誘導具8が支
持した太径溶接ワイヤがカッタ10の受口内に入る値に
なったときに、カッタ10が付勢されて、受口の太径溶
接ワイヤを切断する。
式のエア−シリンダ9が固着されており、そのピストン
ロッドの先端に、断面がU型で側面図では円弧状に長い
ワイヤ誘導具8が固着されており、ドラム2からガイド
4に進む螺旋状の太径溶接ワイヤが該誘導具8のU型溝
内を進行する。1つの巻取キャリアに対する巻回が完了
するなど、太径溶接ワイヤの切断が必要なときには、エ
ア−シリンダ9のピストンロッドが押し出されて太径溶
接ワイヤを下支持するワイヤ誘導具8がドラム2の半径
方向で外側、z方向で上方、に移動して太径溶接ワイヤ
を電動油圧式カッタ10(株式会社 育良精機製作所が
製造販売するス−パミニカッタ)の受口に押し込む。ピ
ストンロッドの突出ストロ−クが、ワイヤ誘導具8が支
持した太径溶接ワイヤがカッタ10の受口内に入る値に
なったときに、カッタ10が付勢されて、受口の太径溶
接ワイヤを切断する。
【0022】この切断と同期して2連式のエア−シリン
ダが駆動されて、台車6をy方向に駆動し、これによ
り、空の巻取キャリア(5b)がガイド4の直下に位置
し、今巻取りを終えた巻取キャリア(5a)が、ガイド
4直下よりも太径溶接ワイヤの搬送方向で上流側(又は
下流側)に位置し、図示しないクレ−ンにて、ピット7
内の台車6上のタ−ンテ−ブル(11a)から引き上げ
られてピット7から引き上げられ、そして出荷場に搬送
される。
ダが駆動されて、台車6をy方向に駆動し、これによ
り、空の巻取キャリア(5b)がガイド4の直下に位置
し、今巻取りを終えた巻取キャリア(5a)が、ガイド
4直下よりも太径溶接ワイヤの搬送方向で上流側(又は
下流側)に位置し、図示しないクレ−ンにて、ピット7
内の台車6上のタ−ンテ−ブル(11a)から引き上げ
られてピット7から引き上げられ、そして出荷場に搬送
される。
【0023】ピット7は、図1〜3に示すように、床下
の立方体空間であり、床面における開口は、x方向の幅
が狭く、y方向に長い長方形であり、直送用のガイドパ
イプ1の直下からx方向に外れている。これにより、上
述のように、巻取りを終えた巻取キャリア(5a)をク
レ−ンにて、ピット7から引き上げて出荷場に搬送する
とき、ワイヤを巻回した巻取キャリア(5a)の、ピッ
ト7からの引上げのじゃまにならない。また、上述のコ
イラ−設備の各要素は、直送用のガイドパイプ1を通し
ての、太径溶接ワイヤの一直線状の直送に支障を来たさ
ない。
の立方体空間であり、床面における開口は、x方向の幅
が狭く、y方向に長い長方形であり、直送用のガイドパ
イプ1の直下からx方向に外れている。これにより、上
述のように、巻取りを終えた巻取キャリア(5a)をク
レ−ンにて、ピット7から引き上げて出荷場に搬送する
とき、ワイヤを巻回した巻取キャリア(5a)の、ピッ
ト7からの引上げのじゃまにならない。また、上述のコ
イラ−設備の各要素は、直送用のガイドパイプ1を通し
ての、太径溶接ワイヤの一直線状の直送に支障を来たさ
ない。
【0024】ピット7を円筒状空間にすると仮定する
と、その半径が図1,図3に示すピット7の幅(短辺)
程度となり、x方向の広がりが上述の実施例のピット7
の略2倍となる。
と、その半径が図1,図3に示すピット7の幅(短辺)
程度となり、x方向の広がりが上述の実施例のピット7
の略2倍となる。
【0025】図5および図6に、ベンダ3の巻癖付与ユ
ニット3bを拡大して示す。図5は図1と同様な正面
図、図6は図5のA5−A5線断面図である。太径溶接
ワイヤを曲げる癖付ロ−ラ31を支持した押え脚32の
上部には内空間があり、そこにナット33があって押え
脚32と一体に固着されている。このナット33にねじ
結合したねじ棒34がナット33を貫通している。押え
脚32は、スリ−ブ35に、回転は不可であるが、中心
軸に沿うz方向には昇降自在に支持されている。ねじ棒
34は、歯付プ−リおよび歯付ベルトを介して、電気モ
−タ36で回転駆動される。電気モ−タ36が正転する
と、ナット33に対してねじ棒34がねじ込み方向に回
転し、これにより押え脚32(癖付ロ−ラ31)が上昇
し、太経溶接ワイヤの曲げ半径が大きくなる。電気モ−
タ36が逆転すると、ナット33に対してねじ棒34が
ねじ緩め方向に回転し、これにより押え脚32(癖付ロ
−ラ31)が下降し、太経溶接ワイヤの曲げ半径が小さ
くなる。
ニット3bを拡大して示す。図5は図1と同様な正面
図、図6は図5のA5−A5線断面図である。太径溶接
ワイヤを曲げる癖付ロ−ラ31を支持した押え脚32の
上部には内空間があり、そこにナット33があって押え
脚32と一体に固着されている。このナット33にねじ
結合したねじ棒34がナット33を貫通している。押え
脚32は、スリ−ブ35に、回転は不可であるが、中心
軸に沿うz方向には昇降自在に支持されている。ねじ棒
34は、歯付プ−リおよび歯付ベルトを介して、電気モ
−タ36で回転駆動される。電気モ−タ36が正転する
と、ナット33に対してねじ棒34がねじ込み方向に回
転し、これにより押え脚32(癖付ロ−ラ31)が上昇
し、太経溶接ワイヤの曲げ半径が大きくなる。電気モ−
タ36が逆転すると、ナット33に対してねじ棒34が
ねじ緩め方向に回転し、これにより押え脚32(癖付ロ
−ラ31)が下降し、太経溶接ワイヤの曲げ半径が小さ
くなる。
【0026】押え脚32にはスイッチストライカ37が
固定されており、その昇降によって上リミットスイッチ
38a,38bおよび下リミットスイッチ39a,39
bが開(スイッチオフ),閉(スイッチオン)される。
上リミットスイッチ38aは、巻取設備(ドラム2およ
びガイド4ならびに巻取キャリア5a,5b)が適応で
きる螺旋ル−プ半径の最大値対応の脚位置にて、押え脚
32の上駆動を制限するものであり、ストライカ37が
上昇してそれによって上リミットスイッチ38aが閉か
ら開に切換わると、電気モ−タ36の正転通電回路が開
かれる。上リミットスイッチ38bは、上リミットスイ
ッチ38aが動作異常のときでも、押え脚32の上移動
をユニット3bの安全上限位置で止めるためのものであ
り、ストライカ37が上昇してそれによって上リミット
スイッチ38bが閉から開に切換わると、電気モ−タ3
6の正転通電回路が開かれる。
固定されており、その昇降によって上リミットスイッチ
38a,38bおよび下リミットスイッチ39a,39
bが開(スイッチオフ),閉(スイッチオン)される。
上リミットスイッチ38aは、巻取設備(ドラム2およ
びガイド4ならびに巻取キャリア5a,5b)が適応で
きる螺旋ル−プ半径の最大値対応の脚位置にて、押え脚
32の上駆動を制限するものであり、ストライカ37が
上昇してそれによって上リミットスイッチ38aが閉か
ら開に切換わると、電気モ−タ36の正転通電回路が開
かれる。上リミットスイッチ38bは、上リミットスイ
ッチ38aが動作異常のときでも、押え脚32の上移動
をユニット3bの安全上限位置で止めるためのものであ
り、ストライカ37が上昇してそれによって上リミット
スイッチ38bが閉から開に切換わると、電気モ−タ3
6の正転通電回路が開かれる。
【0027】下リミットスイッチ39aは、巻取設備が
適応できる螺旋ル−プ半径の最小値対応の脚位置にて、
押え脚32の下駆動を制限するものであり、ストライカ
37が下降してそれによって下リミットスイッチ39a
が閉から開に切換わると、電気モ−タ36の逆転通電回
路が開かれる。下リミットスイッチ39bは、下リミッ
トスイッチ39aが動作異常のときでも、押え脚32の
下移動をユニット3bの安全下限位置で止めるためのも
のであり、ストライカ37が下降してそれによって下リ
ミットスイッチ39bが閉から開に切換わると、電気モ
−タ36の逆転通電回路が開かれる。
適応できる螺旋ル−プ半径の最小値対応の脚位置にて、
押え脚32の下駆動を制限するものであり、ストライカ
37が下降してそれによって下リミットスイッチ39a
が閉から開に切換わると、電気モ−タ36の逆転通電回
路が開かれる。下リミットスイッチ39bは、下リミッ
トスイッチ39aが動作異常のときでも、押え脚32の
下移動をユニット3bの安全下限位置で止めるためのも
のであり、ストライカ37が下降してそれによって下リ
ミットスイッチ39bが閉から開に切換わると、電気モ
−タ36の逆転通電回路が開かれる。
【0028】太径溶接ワイヤの巻取径は、電気モ−タ3
6を正,逆回転駆動させて上,下リミット位置間の領域
内で癖付ロ−ラ31の垂直位置を調整することにより、
調整することができる。
6を正,逆回転駆動させて上,下リミット位置間の領域
内で癖付ロ−ラ31の垂直位置を調整することにより、
調整することができる。
【0029】図7に、図4に示す誘導具8,2段式エア
−シリンダ9および電動油圧式カッタ10を拡大して示
す。図7の(a)は図1と同様な正面図、(b)が図
3,図4と同様な右側面である。エア−シリンダ9のピ
ストンロッドの先端に固着されている誘導具8は、ドラ
ム2を周回する太径溶接ワイヤのル−プに略整合するよ
うに、弧状でやや長く横断面がU型であり、U型の溝内
に太径溶接ワイヤを受入れる。エア−シリンダ9がピス
トンロッドを突出すと誘導具8が支持する太径溶接ワイ
ヤが、電動油圧式カッタ10の受口内に進入する。ただ
し、誘導具8が電動油圧式カッタ10の受口から、太径
溶接ワイヤのル−プの周方向にずれているので、誘導具
8は該受口には入らない。ピストンロッドの突出ストロ
−クが、ワイヤ誘導具8が支持した太径溶接ワイヤがカ
ッタ10の受口内に入る値になったときに、カッタ10
が付勢されて、受口の太径溶接ワイヤを切断する。
−シリンダ9および電動油圧式カッタ10を拡大して示
す。図7の(a)は図1と同様な正面図、(b)が図
3,図4と同様な右側面である。エア−シリンダ9のピ
ストンロッドの先端に固着されている誘導具8は、ドラ
ム2を周回する太径溶接ワイヤのル−プに略整合するよ
うに、弧状でやや長く横断面がU型であり、U型の溝内
に太径溶接ワイヤを受入れる。エア−シリンダ9がピス
トンロッドを突出すと誘導具8が支持する太径溶接ワイ
ヤが、電動油圧式カッタ10の受口内に進入する。ただ
し、誘導具8が電動油圧式カッタ10の受口から、太径
溶接ワイヤのル−プの周方向にずれているので、誘導具
8は該受口には入らない。ピストンロッドの突出ストロ
−クが、ワイヤ誘導具8が支持した太径溶接ワイヤがカ
ッタ10の受口内に入る値になったときに、カッタ10
が付勢されて、受口の太径溶接ワイヤを切断する。
【0030】電動油圧式カッタ10の切断時間が極く短
く瞬間であるので、また、カッタ10の上流で太径溶接
ワイヤが螺旋となっているのでその先端の一瞬の停止に
よってベンダ3部のワイヤに実質上張力変動を与えない
ので、太径溶接ワイヤの上述の切断のときにもベンダ3
は連続して運転できる。
く瞬間であるので、また、カッタ10の上流で太径溶接
ワイヤが螺旋となっているのでその先端の一瞬の停止に
よってベンダ3部のワイヤに実質上張力変動を与えない
ので、太径溶接ワイヤの上述の切断のときにもベンダ3
は連続して運転できる。
【0031】上記切断と同時にあるいはそれより少し前
に台車6の駆動を開始して巻取中の巻取キャリア5aを
待機位置に、空の巻取キャリア5bをガイド4の直下に
置くことにより、上記切断によって出来た先端がピット
7に入るときには、その直下に空の巻取キャリア5bが
あり、新たなコイルを受ける。したがって、ピット7内
での巻取キャリアの交換のために太径溶接ワイヤの搬
送,癖付けを止める必要はない。
に台車6の駆動を開始して巻取中の巻取キャリア5aを
待機位置に、空の巻取キャリア5bをガイド4の直下に
置くことにより、上記切断によって出来た先端がピット
7に入るときには、その直下に空の巻取キャリア5bが
あり、新たなコイルを受ける。したがって、ピット7内
での巻取キャリアの交換のために太径溶接ワイヤの搬
送,癖付けを止める必要はない。
【図1】 本発明の一実施例の正面図であり、床下部は
縦断面を示す。
縦断面を示す。
【図2】 図1に示す実施例の平面図である。
【図3】 図1に示す実施例の右側面図であり、床下部
は横断面を示す。
は横断面を示す。
【図4】 図3に示すドラム2およびガイド4の一部分
を拡大して示す断面図である。
を拡大して示す断面図である。
【図5】 図1に示す巻癖付与ユニット3bの拡大正面
図である。
図である。
【図6】 図5のA5−A5線断面図である。
【図7】 (a)は図4に示すエア−シリンダ9および
誘導具8の拡大正面図、(b)は拡大右側面図である。
誘導具8の拡大正面図、(b)は拡大右側面図である。
【図8】 条材を連続的に移送しつつ一連の加工を施す
条材加工ラインを示すブロック図である。
条材加工ラインを示すブロック図である。
1:直送ガイドパイプ 2:横型ベンダドラム 3:横型ベンダ 3g:入側ガイド 3r:ピンチロ−ラ 3b:巻癖付与ユニット 4:巻取ガイド 5a,5b:巻取キャリア 6:台車 7:ピット 8:ワイヤ誘導具 9:エア−シリンダ 10:電動油圧式カッタ 11a,11b:タ−ンテ−
ブル 12:回動駆動機構 13:エアシリンダ 31:癖付ロ−ラ 32:押え脚 33:ナット 34:ねじ棒 35:スリ−ブ 36:電気モ−タ 37:ストライカ 38a,38b:上リミット
スイッチ 39a,39b:下リミットスイッチ
ブル 12:回動駆動機構 13:エアシリンダ 31:癖付ロ−ラ 32:押え脚 33:ナット 34:ねじ棒 35:スリ−ブ 36:電気モ−タ 37:ストライカ 38a,38b:上リミット
スイッチ 39a,39b:下リミットスイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】水平方向yに分布する、条材直送用の条材
ガイドの上方にあって該条材ガイドよりもx方向でそれ
から離れる方向に突出ししかも中心軸がx方向に延びる
横型ベンダドラム;該ドラムよりも、条材の入側にあっ
て、該条材に、該ドラムの周面を周回する方向に廻わる
ル−プを形成するための巻き癖をz方向に与える横型ベ
ンダ;前記ドラムを周回してx方向かつ前記条材ガイド
から離れる方向に繰出される螺旋状の条材が水平x方向
に移動しつつ垂直z方向に次第に向きを変えて遂には垂
直z方向で降下するように案内する巻取ガイド;前記条
材直送用の条材ガイドよりもx方向で、前記巻取ガイド
が存在する側に、前記螺旋状の条材を受けてコイル状に
集積する少くとも2個のy方向に配列した巻取キャリア
を載置する台車のx方向幅より広く巻取キャリアの各々
を条材ガイドの条材払出端の直下に置くための台車のy
方向移動を妨げないy方向長さの開口、を有するピッ
ト;該ピット内にあってy方向に移動可の前記台車;該
台車に垂直軸を中心に回動可に、y方向に並べられた少
くとも2個の回動台;回動台を回動駆動する手段;およ
び、 各回動台に搭載される前記巻取キャリア;を備える条材
巻取設備。 - 【請求項2】更に、横型ベンダドラムの巻取ガイド側の
端部に、前者から後者に進む条材をその周回を妨げずに
支持する誘導具;該誘導具を前記ドラムの半径方向外側
に駆動するためのエア−シリンダ;および、前記誘導具
で支持され前記ドラムの半径方向外側に駆動された条材
を切断する切断具;を備える請求項1記載の条材巻取設
備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11081699A JP2000271643A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 条材巻取設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11081699A JP2000271643A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 条材巻取設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000271643A true JP2000271643A (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=13753638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11081699A Pending JP2000271643A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 条材巻取設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000271643A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102784855A (zh) * | 2012-07-30 | 2012-11-21 | 林淑琴 | 一种盘圆机 |
CN106315300A (zh) * | 2016-08-17 | 2017-01-11 | 厦门展锋机电有限公司 | 盘管机 |
CN109604373A (zh) * | 2019-01-25 | 2019-04-12 | 海盐鼎申标准件有限公司 | 一种紧固件盘料的拉丝自动下料装置 |
CN110315008A (zh) * | 2019-06-21 | 2019-10-11 | 湖北三江航天江北机械工程有限公司 | 钢丝合股机放线换盘装置及其方法 |
-
1999
- 1999-03-25 JP JP11081699A patent/JP2000271643A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102784855A (zh) * | 2012-07-30 | 2012-11-21 | 林淑琴 | 一种盘圆机 |
CN106315300A (zh) * | 2016-08-17 | 2017-01-11 | 厦门展锋机电有限公司 | 盘管机 |
CN109604373A (zh) * | 2019-01-25 | 2019-04-12 | 海盐鼎申标准件有限公司 | 一种紧固件盘料的拉丝自动下料装置 |
CN109604373B (zh) * | 2019-01-25 | 2024-02-06 | 海盐鼎申标准件股份有限公司 | 一种紧固件盘料的拉丝自动下料装置 |
CN110315008A (zh) * | 2019-06-21 | 2019-10-11 | 湖北三江航天江北机械工程有限公司 | 钢丝合股机放线换盘装置及其方法 |
CN110315008B (zh) * | 2019-06-21 | 2021-02-26 | 湖北三江航天江北机械工程有限公司 | 钢丝合股机放线换盘装置及其方法 |
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