JP2000271143A - バッテリ式手術装置 - Google Patents

バッテリ式手術装置

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JP2000271143A
JP2000271143A JP11082199A JP8219999A JP2000271143A JP 2000271143 A JP2000271143 A JP 2000271143A JP 11082199 A JP11082199 A JP 11082199A JP 8219999 A JP8219999 A JP 8219999A JP 2000271143 A JP2000271143 A JP 2000271143A
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JP
Japan
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battery
sheet
treatment
unit
ultrasonic
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JP11082199A
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English (en)
Inventor
Takeaki Nakamura
剛明 中村
Shinji Hatta
信二 八田
Akira Shiga
明 志賀
Katsumi Sasaki
勝巳 佐々木
Masaru Karasawa
勝 唐澤
Takeo Usui
健夫 碓井
Tomohisa Sakurai
友尚 櫻井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 把持操作部を軽量化でき、操作性の良いバッ
テリ式手術装置を提供する。 【解決手段】 バッテリ式手術装置としての超音波切開
凝固装置1では先端に処理部7を設けた挿入部2の後端
に設けた把持操作部3のハンドル部4内にその内面に沿
ってほぼ四角筒状にシート状バッテリ13を収納し、そ
のシート状バッテリ13の電気エネルギを駆動部を構成
する発振回路16,増幅器17等に供給し、増幅器17
の出力を超音波振動子15に印加してこの超音波振動子
15による超音波振動を振動伝達部材21により処置部
7を構成する固定刃8aに伝達する構成にし、電源とし
て薄型で軽量かつ高エネルギ密度のシート状バッテリ1
3を採用することにより、把持操作部3を軽量化し、良
好な操作性を確保した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシート状バッテリを
駆動電源としたバッテリ式手術装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、腹腔内あるいは関節腔内に挿入し
て観察、処置をする手段として光学視管と併用して電気
的、超音波的手術装置が広く用いられている。また、経
内視鏡的ではない手術装置として電気メスあるいは超音
波手術装置も広く用いられている。
【0003】一般に1人の患者を手術する時は、前記電
気的、超音波的手術具を複数用いることが多いので、そ
れぞれの手術具を駆動する装置が手術室に運び込まれ、
それでなくとも狭い部屋がこれら装置で多くのスペース
が奪われ、術者の処置がスムースに出来ないといった不
具合があった。これを解決したものとして、特公平2−
43501号がある。
【0004】特公平2−43501号の技術は、刺入案
内用トラカールに処置用のドリル装置が挿入され、前記
ドリル装置のチャンネルには光学視管が挿抜自在に装着
出来るようになっている。ドリル装置の挿入軸には先端
に傘状の切削刃が取り付けられたドリルシャフト及びフ
レキシブルな駆動軸が設けられ、駆動用モータにより回
転出来るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記駆動用モータは、
ドリル装置の把持操作部内に設けられているバッテリで
駆動される。この手術装置によると、前記不具合は解消
されるが、把持操作部に比較的重量のあるバッテリが組
み込まれるので、手術装置の重量は重くなり、長時間の
手術を行うと、術者にかかる負担が多く、精度を要する
手術または長時間の手術が出来なかった。
【0006】また、バッテリが手術装置の把持操作部に
設けられているので、手術中にバッテリが消耗し、手術
が不可能になった時、バッテリを交換するには手術装置
を一度術部から取り出し、交換しなければならないとい
う不具合もあった。
【0007】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたもので、把持操作部を軽量化でき、操作性
の良いバッテリ式手術装置を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は生体組織に対して処置を行う処置部と、前
記処置部の後端側に形成され、処置部を操作するために
把持する把持操作部と、前記把持操作部に設けられ、前
記処置部を電気的に駆動するための駆動部と、前記把持
操作部に設けられ、前記駆動部を動作せせるために、電
気エネルギを供給するシート状バッテリと、を備えるこ
とにより、把持操作部をシート状バッテリにより電源部
分を軽量化でき、術者の負担を軽減でき、操作性を向上
した。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図6は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は本発明のバッテリ式手術装置
の第1の実施の形態の超音波切開凝固装置の外観を示
し、図2はハンドル部の内部にシート状バッテリが収納
されることをハンドルケースを外して示し、図3は超音
波切開凝固装置の内部構成を示し、図4はシート状バッ
テリの構成を示し、図5は他のシート状バッテリの構成
を示し、図6はシート状バッテリの容量検出表示手段の
構成を示す。
【0010】図1に示す本発明のバッテリ式手術装置の
第1の実施の形態の超音波切開凝固装置1は、生体内に
挿入される細長の挿入部2と、この挿入部2の後端(基
端)に設けられ、術者が把持して操作を行う把持操作部
3とから構成され、把持操作部3は術者が手で把持する
ハンドル部4と、把持した手の指を掛けて操作する操作
レバー5とが設けてあり、該ハンドル部4を把持した指
で操作レバー5を操作することにより、挿入部2の先端
の先端連結部6に設けた(超音波振動で生体組織に対し
て切開及び凝固の処置を行う)処置部7を構成する固定
刃8aに対して可動刃8bを開閉できるようにしてい
る。
【0011】挿入部2は、細長い筒状のシース11で形
成され、このシース11の基端部は把持操作部3の外装
ケース12の前端の開口で連結固定されている。この外
装ケース12内部には、図2に示すようにその外装ケー
ス12におけるハンドル部4内には、このハンドル部4
の内面形状に合わせて薄くて軽いシート状(或いはペー
パ状)バッテリ13が略四角筒形状にして収納される。
なお、図2では外装ケース12におけるハンドルケース
部14a,14bを縦に2等分して一方のハンドルケー
ス部14bを取り外して示している。
【0012】この把持操作部3の外装ケース12内には
図3に示すように例えば超音波振動を発生する超音波振
動子15が収納され、この超音波振動子15には発振回
路16で発振した発振信号を増幅器17で増幅した駆動
信号を超音波振動子15の電極に印加することにより、
電気的エネルギの供給により処置する駆動エネルギを生
成する。つまり、電気エネルギの供給を受けて処置部7
で処置する駆動エネルギを生成する駆動部が形成されて
いる。この駆動部を構成する発振回路16及び増幅器1
7には動作電源(電気エネルギ)がスイッチ18を介し
てシート状バッテリ13から供給されるようにしてい
る。
【0013】このスイッチ18は、例えば操作部3の上
部側に設けてあり、このスイッチ18をOFFからON
することにより、シート状バッテリ13から発振回路1
6等に動作電源が供給される。
【0014】超音波振動子15はテーパ状のホーン20
を介して挿入部2内に挿通された超音波を伝達する例え
ば棒状の振動伝達部材21と接続され、この振動伝達部
材21は先端連結部6で固定刃8aと連結されている。
【0015】なお、例えば振動伝達部材21の基端付近
で、該振動伝達部材21と外装ケース12の小径部との
間に介挿したOリング22でその後方側の把持操作部3
内部を水密構造にして、消毒等を行えるようにしてい
る。
【0016】また、先端連結部6には(固定刃8aと
で)開閉する可動刃8bがピン23を中心として回動自
在に支持され、この可動刃8bには挿入部2内に挿通さ
れた操作ワイヤ24の先端が固着され、この操作ワイヤ
24の後端は把持操作部3の外装ケース12の先端付近
で前後に移動自在に収納された操作ワイヤ支持部材25
に固着されている。
【0017】この操作ワイヤ支持部材25は中空部を有
し、中空部内部に振動伝達部材21が挿通されている。
また、この操作ワイヤ支持部材25の外周面には切り欠
きが設けてあり、この切り欠きには操作レバー5の基端
が係入され、かつ操作レバー5の基端付近に設けたピン
26は水平方向のガイド溝に係入されている。
【0018】そして、操作レバー5を回動させる操作を
行うと、操作ワイヤ支持部材25は前後に移動し、その
移動と共に、操作ワイヤ24も前後に移動し、可動刃8
bを開閉できるようにしている。
【0019】また、本実施の形態では、シート状バッテ
リ13の電池残容量を検出して表示する容量検出表示手
段を設けている。具体的には把持操作部3内にはシート
状バッテリ13の電池残容量を検出(判断)する容量検
出回路28が設けてあり、この容量検出回路28により
検出された電池残容量を把持操作部3における例えば一
方の側部に設けた透明窓内側に取り付けた表示部29で
表示するようにしている。この容量検出回路28もスイ
ッチ18を介してシート状バッテリ13と接続されてお
り、スイッチがONされた状態で電池残容量を検出す
る。
【0020】本実施の形態ではシート状バッテリ13は
充電可能な2次電池であり、例えばハンドル部4の下端
よりの位置に外部から充電するための充電用端子31
a,31bが露出するように設けてある。
【0021】図2に示すように充電用端子31a、31
b部分に対向する外装ケース12部分は開口する孔が形
成され(るようにハンドルケース部14a,14bにそ
れぞれ切り欠き溝32a、32bが設けてあり)、充電
用端子31a、31bの周囲のシール部材33を介して
水密的にハンドル部4内に収納している。
【0022】なお、例えばハンドルケース部14bはハ
ンドルケース部14aに取り外し自在に嵌合固定され、
その際に図示しないシール部材で水密を保持できるよう
にしている。或いは、接着剤で水密的に固着しても良
い。
【0023】本実施の形態におけるシート状バッテリ1
3として図4に示す株式会社富士通研究所製のパワーフ
ィルムを採用することができる。シート状バッテリ13
を構成するパワーフィルムは基本構成は正極35と負極
36の間に高分子固体電解質(S・P・E)37を配置
し、一方の面の外装体の機能を兼ねる正極集電体38と
しての金属箔と、他方の外装体の機能を兼ねる負極集電
体39としての金属箔で両面を覆い、これら両金属箔の
周囲を封口材40でシールしたものである。
【0024】具体的構成は高分子固体電解質(S・P・
E)37の骨格となる高分子材料(マトリクスポリマ)
として植物から得られる多糖類高分子ポリマは背骨とな
る硬い部分(主鎮骨格)と、電気的極性が大きく、イオ
ンを運びやすい部分(極性側鎖)を有するため、しっか
りした固体を形成すると同時に高いイオン導電性を示
す。
【0025】また、マトリクスポリマは光により製造過
程においてはじめは液体状であった材料が光で硬化し、
必要な部分にのみ電解質を形成するといった機能を実現
したものである。このパワーフィルムは厚さが0.1〜
0.5mmに形成でき、シート状の薄型で小さい体積
で、非常に軽量にでき、かつ小さい体積当たりで高い電
気エネルギ(電池容量)を持つ。
【0026】また、本実施の形態におけるシート状バッ
テリ13として図5に示す構成のユアサ製のリチュウム
イオンポリマ電池を採用することもできる。図5に示す
リチュウムイオンポリマ電池は、図5(B)に示すよう
な電池素子41を図5(A)に示すように積層化してそ
の全体をアルミラミネートフィルム等の外装材42で覆
うようにしたものである。
【0027】各電池素子41は、例えばコバルト酸リチ
ウムを含む正極合剤43と炭素からなる負極合剤44と
の間に急減な反応を起こさないようにするためにポリマ
のゲル電解質のセパレータ45をシート状に配置し、正
極合剤43と負極合剤44の外側にはそれぞれアルミニ
ウム箔の正極集電体46と銅箔の負極集電体47とを配
置した構成にしている。
【0028】また、本実施の形態では、電池残容量の状
態を検出して表示する容量検出表示手段を設けあり、こ
の構成例を図6に示す。表示部29を構成するLED5
1a、LED51b、LED51cは、そのアノードが
スイッチ18を介してシート状バッテリ13の正極に接
続され、またカソードには容量検出回路28を構成する
抵抗R1、R2、R3(簡単化のため、その抵抗値もR
1、R2、R3とする)をそれぞれ介してシート状バッ
テリ13の負極に接続されている。
【0029】ここで、抵抗R1、R2、R3の抵抗値R
1、R2、R3はR1>R2>R3の関係を満たすよう
に設定され、ペーパ状バッテリ13の電圧が降下するに
つれ、LED51a、LED51b、LED51cが順
次消灯し、容量の残存状態を確認出来るようにしてい
る。なお、把持操作部3の外装ケース12は絶縁部材で
形成されている。この場合、シート状バッテリ13の上
部側の外装ケース12内面等に金属コートを施して、外
部に発振出力が漏れるのを防止等するシールド機能を高
めるようにしても良い。
【0030】このように構成された本実施の形態では、
把持操作部3内の電源として、軽量で単位体積(或いは
重量)当たり高いエネルギ密度を有するシート状バッテ
リ13を用いることにより、超音波切開凝固装置1を軽
量化して把持操作する術者の負担を軽減し、操作性を確
保している。
【0031】次に本実施の形態の作用を説明する。図1
に示す超音波切開凝固装置1は水密構造であり、手術に
使用する場合には消毒液等で消毒されたものを使用す
る。また、手術に使用する前には、図示しない充電器に
より、充電用端子31a,31bからシート状バッテリ
13を充電しておく。
【0032】そして、充電完了した状態で、この超音波
切開凝固装置1を手術に用いることができる。
【0033】そして、例えば内視鏡の観察等のもとで、
腹部内部のポリープを切除する場合には、図示しないト
ラカール等により、腹部内部に超音波切開凝固装置1の
挿入部2を挿入し、ハンドル部4を把持し、操作レバー
5に指を掛けてポリープを固定刃8aと可動刃8bで把
持し、スイッチ18をONすることにより、発振回路1
6の発振出力が増幅器17で増幅されて超音波振動子1
5に印加され、超音波振動子15による超音波振動が振
動伝達部材21で伝達され、固定刃8aが超音波振動し
て把持したポリープ部分を加熱して切除することができ
る。
【0034】この超音波切開凝固装置1は、把持操作部
3内に軽量で単位体積(或いは重量)当たり高いエネル
ギ密度を有するシート状バッテリ13を設けているの
で、術者は軽量であることから長時間の手術を行う場合
にも、(重い場合に比較して)術者の疲れ等の負担を大
幅に軽減でき、高い操作性を確保できる。また、軽量で
あるので、精度を要するような細かい手術も行い易い。
【0035】また、スイッチ18をONすると、表示器
29により、電池残量(電池残容量)が表示されるの
で、電池残量を確認することができる。
【0036】さらに、筒状にしたシート状バッテリ13
の内側に発振回路16及び増幅器17等を配置したの
で、シート状バッテリのシート状の正極或いは負極の部
分で発振信号を発生する部分を有効に遮蔽(シールド)
でき、この発振信号が外部にノイズとなって放射される
ことを防止できると共に、外部からノイズが侵入するこ
とも防止できる。従って、本実施の形態の超音波切開凝
固装置1によれば、軽量化でき、術者の負担を軽減して
高い操作性を確保できる効果を有する。
【0037】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図7を参照して説明する。本実施の形態は
第1の実施の形態をより軽量化するものであり、例えば
把持操作部の外装ケースをシート状バッテリで形成する
ようにしたものである。図7に示す第2の実施の形態の
超音波切開凝固装置61は、第1の実施の形態と同様に
挿入部62と把持操作部63とからなり、把持操作部6
3はハンドル部64と操作レバー65とを有する。
【0038】本実施の形態では把持操作部63の外装部
材は、挿入部62の後端が固着された外装ケース本体7
1と、該外装ケース本体71に着脱自在で、ハンドル部
64の外装ケースとしてのハンドルケースとからなり、
このハンドルケースはシート状バッテリ73を四角筒形
状にして構成されている。
【0039】この四角筒形状にされたシート状バッテリ
73の開口する上端は外装ケース本体71の下端に設け
た接続用開口端に押圧して着脱自在で装着することがで
きるようになっている。なお、接続(装着)した場合
に、両者の間に設けた0リング75で水密を確保できる
ようにしている。
【0040】また、この接続用開口端には接続用接点7
6a,76bが設けてあり、シート状バッテリ73を装
着した場合には、その上端の正極端子と負極端子に接続
される。接続用接点76a,76bの一方はスイッチ1
8を介して、他方は直接に発振回路16,増幅器17,
容量検出回路28に接続され、スイッチ18をONする
ことにより、発振回路16を発振等させて、超音波によ
る切開或いは凝固の処置を行えるようにしている。
【0041】また、本実施の形態では外装ケース本体7
1側に充電用端子77a,77bが設けてあり、該充電
用端子77a,77bに図示しない充電器を接続してこ
のシート状バッテリ73を充電することができるように
している。
【0042】なお、シート状バッテリ73は図4或いは
図5のいずれを用いて構成することもできる。本実施の
形態では例えば図4の方を採用した場合、外側となる面
に例えばテフロン(登録商標)等の耐薬品性、耐熱性、
絶縁性等の特性が良好なフッ素樹脂等の薄い保護膜79
をコートしている。
【0043】そして、洗浄はもとより消毒液による消
毒、或いは高温高圧の蒸気滅菌、滅菌用ガスでの滅菌等
を行えるようにしている。その他の構成は第1の実施の
形態と同様である。
【0044】本実施の形態による作用はほぼ第1の実施
の形態と同様であるが、ハンドル部64の外装ケース部
分をシート状バッテリ73で形成しているので、さらに
その外装ケース部分の重量を軽減できる。
【0045】また、仮に手術中にシート状バッテリ73
の電池が無くなった場合には、充電された別のシート状
バッテリ73に交換すれば、手術を続行することができ
る。この場合、挿入部62を術部から引き出すことな
く、ハンドル部64を交換することで対処でき、交換作
業を簡単、かつ短時間に行うことができる。
【0046】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図8を参照して説明する。本実施の形態は
第2の実施の形態を変形或いは発展させたものである。
図8に示す超音波切開凝固装置61′は第2の実施の形
態において、ハンドル部64の他に、同じ外形で着脱自
在となる別のハンドル部64a,64bを有し、これら
から選択的に着脱して使用できるようにしたものであ
る。
【0047】例えば、ハンドル部64では該ハンドル部
64のシート状バッテリ73より、大きな電池残容量を
有する厚みを大きくしたシート状バッテリ73aが採用
されている。
【0048】また、ハンドル部64bでは該ハンドル部
64bを構成するシート状バッテリ73bとしてその底
部部分を側面部分より厚みを大きくしたものが採用さ
れ、超音波切開凝固装置として処置する場合に重心がハ
ンドル部64b側にくるような操作性を考慮したものに
なっている。
【0049】その他の構成は第2の実施の形態と同様で
ある。本実施の形態では、術者は複数のハンドル部6
4、64a、64bから選択して装着して使用する。例
えば、バッテリ充電を少なくして、1回で長い時間処置
を行いたいような場合には、ハンドル部64aを装着し
て使用すると良い。
【0050】また、把持して処置する際に重心の位置が
ハンドル部にあるような状態で行うことを強く望む場合
には、ハンドル部64bを装着して使用すると良い。ま
た、軽量であることを強く望む場合には、ハンドル部6
4を装着して使用すると良い。
【0051】このように本実施の形態によれば術者の好
み等により、その好み等をより満足できる状態での処置
を行うことが可能となり、使い勝手が向上する。
【0052】なお、ハンドル部64a、64bはハンド
ル部64と同じ外形としたが、さらに外形の異なるもの
を用意しても良く、術者はより広範囲のものから好み等
で選択使用できるようにしても良い。
【0053】また、本実施の形態では、ハンドル部の外
装ケースをシート状バッテリで形成したが、ハンドル部
の外装ケースの一部(1つの側面、底面等)を形成する
ようにしても良い。
【0054】また、例えば、ハンドル部の下方側の厚み
を増やすことにより、操作する場合にハンドル部側に重
心がくるようにする等しても良い。
【0055】また、重心を装置本体の前方になるように
する等のために、挿入部のシース部分をシート状バッテ
リで形成しても良い。例えば、第1の実施の形態におけ
る振動伝達部材21が配置された周囲を覆うシース11
を円筒状にしたシートバッテリで形成するようにしても
良い。尚、図示しないが、シート状バッテリ1の配置、
形状は上述した実施の形態に限定されるものではない。
【0056】[付記] 1.生体組織に対して処置を行う処置部と、前記処置部
の後端側に形成され、処置部を操作するために把持する
把持操作部と、前記把持操作部に設けられ、前記処置部
を電気的に駆動するための駆動部と、前記把持操作部に
設けられ、前記駆動部を動作せせるために、電気エネル
ギを供給するシート状バッテリと、を備えたことを特徴
とするバッテリ式手術装置。 2.前記シート状バッテリは前記把持操作部の内面の少
なくとも一部に沿って配設されることを特徴とする付記
1記載のバッテリ式手術装置。
【0057】3.生体組織に対して処置を行う処置部
と、前記処置部の後端側に形成され、処置部を操作する
ために把持する把持操作部と、前記把持操作部に設けら
れ、前記処置部を電気的に駆動するための駆動部と、前
記把持操作部の内部に設けられ、前記駆動部を動作せせ
るために、電気エネルギを供給するシート状バッテリ
と、を備え、前記シート状バッテリは少なくとも駆動部
を囲む面の一部を形成していることを特徴とするバッテ
リ式手術装置。
【0058】4.前記シート状バッテリを前記把持操作
部の空洞と略同一形状の筒状にしたことを特徴とする付
記1のバッテリ手術装置。 5.前記把持操作部の外周面には前記シート状バッテリ
を充電する端子が露出していることを特徴とする付記1
のバッテリ手術装置。 6.前記把持操作部は絶縁部材で構成されていることを
特徴とする付記1のバッテリ手術装置。
【0059】7.前記シート状バッテリは把持操作部を
把持した時、重量バランスを考慮し、厚さを変化させた
ことを特徴とする付記1のバッテリ手術装置。 8.前記シート状バッテリは把持操作部の空洞部及び駆
動部に接続され駆動源を処置部に伝達する伝達部材の空
洞部に設けたことを特徴とする付記1のバッテリ手術装
置。 9.さらに前記シート状バッテリの電池残容量を検出し
て表示する表示手段を有することを特徴とする付記1の
バッテリ手術装置。
【0060】10.前記シート状バッテリは前記把持操
作部から着脱自在であることを特徴とする付記1のバッ
テリ手術装置。 11.前記シート状バッテリは前記把持操作部の外装ケ
ースの少なくとも一部を兼ねることを特徴とする付記1
のバッテリ手術装置。
【0061】12.生体を処置する駆動部が内蔵された
ハンドピースが処置具本体の基端部、生体組織に対して
処置を行うための処置具が前記処置具本体の先端部にそ
れぞれ配設されるとともに、前記駆動部に接続され、駆
動源を前記処置部に伝達する伝達部材とを備えた手術装
置において、前記処置具本体の基端部を形成する把持部
の空洞部に重点的にポリマバッテリを配設したことを特
徴とするバッテリ手術装置。 13.前記ポリマバッテリは処置具本体の基端部を形成
する把持部の空洞と略同一形状にしたことを特徴とする
付記12のバッテリ手術装置。
【0062】14.前記把持部の外周面には、ポリマバ
ッテリを充電する端子が露出していることを特徴とする
付記12のバッテリ手術装置。 15.前記処置具本体の基端部を形成する把持部は絶縁
部材で構成されていることを特徴とする付記12のバッ
テリ手術装置。 16.前記ポリマバッテリは処置具本体の基端部を形成
する把持部の空洞部及び駆動部に接続され、駆動源を処
置部に伝達する伝達部材の空洞部に設けたことを特徴と
する付記12のバッテリ手術装置。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、生
体組織に対して処置を行う処置部と、前記処置部の後端
側に形成され、処置部を操作するために把持する把持操
作部と、前記把持操作部に設けられ、前記処置部を電気
的に駆動するための駆動部と、前記把持操作部に設けら
れ、前記駆動部を動作せせるために、電気エネルギを供
給するシート状バッテリと、を備えているので、把持操
作部をシート状バッテリによりその電源部分を軽量化で
き、術者の負担を軽減でき、操作性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の超音波切開凝固装
置の外観を示す斜視図。
【図2】ハンドル部の内部にシート状バッテリが収納さ
れることをハンドルケースを外して示す分解図。
【図3】超音波切開凝固装置の内部構成を示す断面図。
【図4】シート状バッテリの構成を示す図。
【図5】変形例のシート状バッテリの構成を示す図。
【図6】シート状バッテリの容量検出表示手段の構成を
示す回路図。
【図7】本発明の第2の実施の形態の超音波切開凝固装
置の構成を示す断面図。
【図8】本発明の第3の実施の形態の超音波切開凝固装
置の主要部の構成を示す図。
【符号の説明】
1…超音波切開凝固装置 2…挿入部 3…把持操作部 4…ハンドル部 5…操作レバー 6…先端連結部 7…処置部 8a…固定刃 8b…可動刃 11…シース 12…外装ケース 13…シート状バッテリ 14a,14b…ハンドルケース部 15…超音波振動子 16…発振回路 17…増幅器 18…スイッチ 21…振動伝達部材 28…容量検出回路 29…表示器 31a,31b…充電用端子 35…正極 36…負極 37…高分子固体電解質 38…正極集合体 39…負極集合体 40…封口体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志賀 明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 佐々木 勝巳 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 唐澤 勝 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 碓井 健夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 櫻井 友尚 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C060 JJ12 JJ22 5H020 AA06 AS00 CC01 CC37 CC41 CV07 DD01 HH03 MM32

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体組織に対して処置を行う処置部と、 前記処置部の後端側に形成され、処置部を操作するため
    に把持する把持操作部と、 前記把持操作部に設けられ、前記処置部を電気的に駆動
    するための駆動部と、 前記把持操作部に設けられ、前記駆動部を動作せせるた
    めに、電気エネルギを供給するシート状バッテリと、 を備えたことを特徴とするバッテリ式手術装置。
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