JP2000270137A - ファクシミリ装置、その制御方法、及び記録媒体 - Google Patents

ファクシミリ装置、その制御方法、及び記録媒体

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JP2000270137A
JP2000270137A JP11074726A JP7472699A JP2000270137A JP 2000270137 A JP2000270137 A JP 2000270137A JP 11074726 A JP11074726 A JP 11074726A JP 7472699 A JP7472699 A JP 7472699A JP 2000270137 A JP2000270137 A JP 2000270137A
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Takehiro Yoshida
武弘 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PSTNまたはネットワーク経由でファクシ
ミリ画像の同報送信を行なう場合、無駄な同報送信を回
避し、通信コストを低減する。 【解決手段】 相手ファクシミリ装置(B、Cなど)に
対して、PSTNを介して電話番号を用いて発呼する
か、あるいはLAN33、またはプロバイダ50、52
にダイアルアップ接続し、インターネット56上のメー
ルサーバ(あるいはFAXサーバ)とSMTPプロトコ
ルを介してEメールにカプセル化したファクシミリ情報
を同報送信する。その際、宛先の中に同一の宛先アドレ
スが含まれ、かつ接続経路がPSTNである場合、同報
すべきファクシミリ画像を1通分当該宛先アドレスに送
信し、受信側で受信したファクシミリ画像を各宛先に配
布する作業を依頼するメッセージを出力させ、それ以外
の場合は全ての同報宛先に対して同報送信を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPSTNまたはネッ
トワーク経由でファクシミリ画像の同報送信を行なうフ
ァクシミリ装置、その制御方法、およびその制御プログ
ラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、同一の画像情報を複数の宛先
に送信するいわゆる同報送信を行なうファクシミリ装置
が知られている。このような同報送信は、所定の入力操
作に応じて、あるいはタイマ計時などに応じて実行され
る(時刻指定同報)。
【0003】同報宛先は、テンキーなどから複数の相手
局の電話番号などを順次入力したり、ワンタッチキーに
より複数の相手局の電話番号などを順次入力することに
より行なわれる。また、所定の(ワンタッチ)キーに複
数の同報宛先の組合せを登録しておき、このキーの操作
により、ワンタッチで同報送信を行なう構成も知られて
いる。また、予め同報宛先の組合せを登録しておく別の
構成としては、特定のサブアドレスを割り当てられたメ
ールボックスなどと呼ばれる仮想的な宛先を用意し、こ
れに予め同報宛先の組合せを登録しておき、受信時、こ
のメールボックスをサブアドレスにより指定された場合
受信した画像情報を登録された同報宛先に同報送信する
ような構成も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の同報送信可能な
ファクシミリ装置は、同報送信の中に同一宛先が含まれ
ていても、特別な処理をせず、異なる宛先と同じよう
に、指定された宛先に対応する部数ぶんだけ発呼して、
通信動作を実行していた。
【0005】しかしながら、上記従来例においては、同
報送信の宛先の中に同一の電話番号が含まれていて、そ
の宛先部数、発呼すると、通信時間が長くなり、通信費
が増大するという問題がある。
【0006】上述のような同報先の指定操作において、
ユーザが誤操作を行なうことは当然予想されるが、その
ような場合でも、従来技術では指定された宛先に逐一同
報を行なうため、無駄が大きい。特に、所定の(ワンタ
ッチ)キーやメールボックスに対して錯誤により同一の
宛先を含めて登録を行ってしまった場合には、毎回の同
報で無駄な送信が行われることとなり、問題である。
【0007】また、近年では、ファクシミリ画像の送受
信には、PSTNのみならず、ネットワーク経由でEメ
ールにカプセル化して送信することも行なわれており、
同報宛先アドレスとしてはPSTN上の電話番号のみな
らず、同報宛先のEメールアドレスを含めるようにする
ことが考えられる。このような構成において、ある同報
送信の同報宛先中に同一の宛先アドレス(たとえばA
氏、B氏、C氏が共通に用いている同一の電話番号、あ
るいは、D氏、E氏、F氏が用いている同一のEメール
アドレス、あるいはドメイン部分が同じEメールアドレ
ス、など)があった場合に、適切な通信制御を行なう技
術は今までのところ知られていない。
【0008】本発明の課題は、上記の問題を解決し、P
STNまたはネットワーク経由でファクシミリ画像の同
報送信を行なうファクシミリ装置、その制御方法、およ
びその制御プログラムを格納したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体において、無駄な同報送信を回避し、通
信コストを低減できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明においては、PSTNまたはネットワーク経
由でファクシミリ画像の同報送信を行なうファクシミリ
装置、その制御方法、およびその制御プログラムを格納
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、同
報送信の宛先の中に同一の宛先アドレスが含まれている
場合、接続経路が前記PSTNであるかネットワーク経
由のいずれであるかに応じて異なる通信制御を行なう構
成を採用した。
【0010】あるいはさらに、同報送信の宛先の中に同
一の宛先アドレスが含まれており、かつ接続経路が前記
PSTNである場合に、同報すべきファクシミリ画像を
1通分当該宛先アドレスに送信するとともに、受信側に
おいて受信したファクシミリ画像を各宛先に配布する作
業を依頼するメッセージを出力させ、それ以外の場合に
は全ての同報宛先に対して同報送信を行なう構成を採用
した。
【0011】あるいはさらに、前記ネットワーク経由の
同報送信において、ファクシミリ画像をEメールにカプ
セル化して送信する制御工程を有する構成を採用した。
【0012】あるいはさらに、前記ネットワーク経由の
同報送信を専用線を介した常時接続のLANを経由して
行なう構成を採用した。
【0013】あるいはさらに、前記ネットワーク経由の
同報送信をPSTNを介したダイヤルアップ接続により
行なう構成を採用した。
【0014】あるいはさらに、前記宛先アドレスがPS
TN上における電話番号、またはネットワーク上のEメ
ールアドレスである構成を採用した。
【0015】あるいはさらに、同報送信の宛先の中に同
一の宛先アドレスとして、少なくともそのドメイン名部
分が同一であるEメールアドレスが含まれており、かつ
これら宛先アドレスに対してそれぞれ別個のEメールと
してファクシミリ画像を送信する必要があり、しかもネ
ットワーク接続の経路としてダイヤルアップ接続を用い
る場合、同報すべきファクシミリ画像を1通分当該宛先
アドレスにEメールにカプセル化して送信するととも
に、受信側において受信したファクシミリ画像を各宛先
に配布する作業を依頼するメッセージを出力させ、それ
以外の場合には全ての同報宛先に対して同報送信を行な
う構成を採用した。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施形態に基づ
いて本発明を詳細に説明する。
【0017】[第1実施形態]図1に本発明を採用した
ファクシミリ装置の構成をブロック図として示してい
る。
【0018】図1において符号2は、NCU(網制御装
置)で、電話網をデータ通信等に使用するために、その
回線の端末に接続し、電話交換網の接続制御を行なった
り、データ通信路への切換えを行なったり、ループの保
持を行うものである。また、NCU2は、制御回路20
からの信号レベル(信号線20a)が「0」であれば、
電話回線2aを電話機側に接続し、信号レベルが「1」
であれば、電話回線2aをファクシミリ装置側に接続す
るものである。なお、通常状態では、電話回線2aは電
話機4側に接続されている。
【0019】符号6はハイブリッド回路で、送信系の信
号と受信系の信号とを分離し、加算回路12からの送信
信号をNCU2経由で電話回線2aに送出し、相手側か
らの信号をNCU2経由で受取り、信号線6a経由で変
復調器8に送るものである。
【0020】符号8は、ITU−T勧告V.8,V.2
1,V.27ter,V.29,V.17,V.34に
基づいた変調、及び復調を行う変復調器であり、信号線
20cにより、各伝送モードが指定される。8は信号線
20bに出力されている信号を入力し、変調データを信
号線8aに出力し、信号線6aに出力されている受信信
号を入力し、復調データを信号線8bに出力する。
【0021】10は、ANSam信号(ITU勧告の
V.8の信号)を送出する回路であり、信号線20dに
信号レベル「1」の信号が出力されている時には、信号
線10aにANSam信号を送出し、信号線20dに信
号レベル「0」の信号が出力されている時には、信号線
10aに何も信号を出力しないように動作する。
【0022】符号12は送信信号を加算する加算回路で
あり、信号線8a、10aおよび22aの情報を入力
し、加算した結果を信号線12aに出力する。
【0023】符号14は画像データの読取回路であり、
原稿搬送系、光学読み取り素子などから成る公知の構成
を有し、読取られた画像データは信号線14aに出力さ
れる。
【0024】符号16は画像データを記録する記録回路
であり、電子写真方式、インクジェット方式などの各種
の記録方式により構成される。ここでは記録回路16
は、信号線20eに出力されている情報を順次1ライン
毎にビットイメージに変換して記録するものとする。
【0025】符号18はメモリ回路であり、ROM、R
AM、あるいはハードディスクなどの任意の記憶装置か
ら構成され、種々のデータの記憶に用いられる。特に、
画像情報の記憶に関しては、メモリ回路18は読取り画
像データの生情報、あるいは符号化した画像情報を格納
したり、また、生の受信画像情報、あるいは復号化した
画像情報等を格納するために使用される。本実施形態の
場合、このメモリ回路18は、本発明の記録媒体に該当
する。
【0026】符号22は、発呼回路であり、信号線20
fに発呼命令パルスが発生すると信号線20gに出力さ
れている電話番号情報を入力し、信号線22aにDTM
F(あるいはダイヤルパルスやISDNのセットアップ
信号など)の選択信号を出力するよう動作する。
【0027】符号24は、操作部であり、ワンタッチダ
イヤル、短縮ダイヤル、テンキー、*・#キー、セット
キー、スタートキー、ストップキー、後述の電話番号/
Eメールアドレス登録回路28および電話番号登録回路
30に登録を行なうための登録キー、複数部数の原稿の
送信や記録(コピー動作)を制御するためのマルチ部数
出力キー、その他ファンクションキーが設けられてお
り、これらのキーの操作に関する情報は信号線24aに
出力される。
【0028】符号26は表示回路であり、信号線20h
に出力されている情報を入力し、ユーザに対して所定の
操作や作業を促すためのメッセージを表示するのに用い
られる。このメッセージの例としては、後述の処理にお
ける「通信番号1234をメモリ受信していますが、3
部出力し、A部長、B部長、C部長に配布して下さ
い」、などのものである。
【0029】符号28は、電話番号/Eメールアドレス
登録回路で、この電話番号/Eメールアドレス登録回路
28には、特定のワンタッチダイヤル操作に対応して電
話番号、およびE(電子)メールアドレスが登録され
る。登録処理は、信号線28aを介して制御回路20に
より行なわれる。
【0030】符号30は、電話番号登録回路であり、こ
の電話番号登録回路30には、ダイヤルアップにより他
のネットワーク(インターネットやイントラネット)接
続のための電話番号を登録する。登録処理は、信号線3
0aを介して制御回路20により行なわれる。
【0031】符号32は、ネットワークカードであり、
信号線20i(適当な仕様に基く拡張バスや入出力イン
ターフェース、たとえばバイセントロインターフェース
などから構成される)を介して制御回路20と接続され
ている。ネットワークカード32はたとえばイーサネッ
トカードであり、信号線32a(イーサネットワークケ
ーブル)を介してネットワーク33(LANあるいはW
AN)に接続される。
【0032】ネットワーク33には、符号34、36、
38、40、42、44で示す端末PC1〜PC6が接
続されている(台数はネットワーク構成に応じて任意で
ある)。これらの端末(たとえばパーソナルコンピュー
タやワークステーションなど)は、ネットワーク33に
ネットワークカード32と同様のネットワークインター
フェースを介して接続される。ネットワーク33(LA
NあるいはWAN)は、イーサネットなどによる単一の
ネットワークセグメントから構成されていてもよいし、
あるいは、さらに多数のネットワークセグメントをルー
タやブリッジで接続したものであってもよい。これらの
ネットワークセグメントは、専用線などを介して相互に
接続されるものとする。
【0033】符号46は本装置と同様に構成された他の
ファクシミリ装置(FAXB)であり、信号線54aを
介して、PSTN(公衆回線)54に接続される。この
ファクシミリ装置(FAXB)46の接続方式は、通常
のPSTNに電話番号を用いて接続するものである。こ
のファクシミリ装置46に対して通信を行なうには、P
STN54上の電話番号を指定して発呼することにな
る。
【0034】符号48は本装置と同様に構成された他の
ファクシミリ装置(FAXC)であり、信号線56aを
介して適当な接続方式によりインターネット56に接続
されている。インターネット56にファクシミリ装置を
接続する方式は任意であるが、たとえばインターネット
上のFAXサーバ経由による接続などであってもよい
し、後述のようにファクシミリ装置そのものが、ダイヤ
ルアップPPPのような接続方式でインターネットに接
続し、SMTPやPOP、IMAPなどのインターネッ
ト上のデータ交換プロトコルを介してファクシミリ画像
データを送受信するような構成であってもよい。いずれ
にしても、ファクシミリ装置48は、インターネット上
においてEメールアドレス(あるいはIPアドレス)に
よりアドレス可能になっており、このファクシミリ装置
46に対して通信を行なうには、Eメールアドレス(あ
るいはIPアドレス)を用いてコネクションを形成する
ことになる。
【0035】符号50は、サービスプロバイダAであ
り、信号線50aを介してPSTN54に、また信号線
50bを介して、インターネット56に接続されてい
る。また、符号52は、サービスプロバイダBであり、
信号線52aを介してPSTN54に、また信号線52
bを介して、インターネット56に接続されている。
【0036】サービスプロバイダA、およびBは、公衆
回線上のアクセスポイントに接続した端末をインターネ
ット56に接続するサービスを提供するものである。図
1のファクシミリ装置は電話番号登録回路30に登録さ
れた電話番号を用いてサービスプロバイダA、あるいは
Bを発呼し、インターネット接続できるようになってい
る。このインターネット接続の場合は、通信には直接フ
ァクシミリプロトコルを用いることはできないので、S
MTPやPOP、IMAPなどのインターネット上のデ
ータ交換プロトコルを経由してファクシミリ画像データ
を送受信することになる。先に触れたように、本ファク
シミリ装置のアドレスはインターネット接続の場合は
(プロバイダAあるいはBのドメイン上の)Eメールと
なる。
【0037】符号20は、マイクロプロセッサ、メモリ
などから構成された制御回路であり、装置全体の動作を
制御する。制御回路20は、内部のROMなどのメモ
リ、あるいはメモリ回路18のROM部などに格納され
た後述のプログラムに基づき装置全体の動作を制御す
る。制御回路20が行なう制御は概略次のようなもので
ある。
【0038】すなわち、本装置は、PSTN、またはL
ANあるいはダイヤルアップネットワークなどのネット
ワーク経由で同報送信可能なファクシミリ装置である
が、制御回路20は、同報送信の宛先の中に同一の宛先
アドレスが含まれている場合、接続経路が前記PSTN
であるかネットワーク経由のいずれであるかに応じて異
なる通信制御を行なう。
【0039】より具体的には、ある同報送信の宛先アド
レスの中に、同一電話番号が含まれていれば、制御回路
20はPSTNを介して同報すべきファクシミリ画像を
1通分当該宛先電話番号に送信するとともに、受信側に
おいて受信したファクシミリ画像を各宛先に配布する作
業を依頼するメッセージを出力させ、それ以外の場合に
は全ての同報宛先の電話番号に対して発呼して同報送信
を行なう制御を行なう。
【0040】また、ある同報送信の宛先アドレスの中
に、同一Eメールアドレスが複数含まれていて、しかも
そのそれぞれに別個のEメールとして別々に画像データ
を送信し、しかも接続経路がダイヤルアップネットワー
クである場合、制御回路20はインターネットのファク
シミリサービスを介して同報すべきファクシミリ画像を
1通分当該宛先EメールアドレスにSMTPプロトコル
を用いて送信するとともに、受信側において受信したフ
ァクシミリ画像を各宛先に配布する作業を依頼するメッ
セージを出力させ、それ以外の場合には全ての同報宛先
に対して同報送信を行う制御を行なう(後述の第2実施
形態)。
【0041】次に図2〜図7を参照して、上記構成にお
ける動作につき説明する。図2〜7は、制御回路20が
実行する通信制御手順を示したもので、図示の手順は制
御回路20のプログラムとしてメモリ回路18のROM
部分などに格納される。図2〜7の同一番号の個所はそ
れぞれの位置で連続しているものとする。
【0042】図2において、ステップS0〜ステップS
6までは、所定のリセット操作などにより実行される初
期化処理である。実際の稼働時のイベントループはステ
ップS8から開始される。
【0043】まず、ステップS0は、所定のリセット操
作などにより開始される処理の始めを表わしている。
【0044】ステップS2では、信号線28aを介して
電話番号/Eメールアドレス登録回路28をクリアす
る。
【0045】ステップS4では、信号線30aを介し
て、ダイヤルアップ接続のための電話番号登録回路30
をクリアする。
【0046】ステップS6は、信号線20hを介して、
表示回路26のメッセージの表示を停止させる。
【0047】ステップS8では、信号線20aに信号レ
ベル「0」の信号を出力し、NCU2のCMLリレーを
オフとし、回線2aを電話機側に接続する。
【0048】ステップS10では、信号線20dに信号
レベル「0」の信号を出力し、ANSam信号送出回路
10からANSam信号を送信しないように設定する。
【0049】ステップS12では、信号線24aを介し
て操作部24の情報を入力し、電話番号/Eメールアド
レス登録回路28への登録が選択されたか否かが判断さ
れ、当該選択が行なわれると、ステップS14に進み信
号線28aを介して、電話番号/Eメールアドレス登録
回路28に所定のワンタッチダイヤル操作に対応する電
話番号あるいはEメールアドレスを登録し、当該選択が
行なわれていなければステップS16に進む。
【0050】ステップS16では、信号線24aを介し
て操作部24の情報を入力し、電話番号登録回路30へ
の登録が選択されたか否かが判断され、当該選択が行な
われると、ステップS18に進み、信号線30aを介し
て、電話番号登録回路30にダイヤルアップ接続の電話
番号を登録し、当該選択が行なわれていなければステッ
プS20に進む。
【0051】図3のステップS20では、信号線24a
を介して操作部24の情報を入力し、既にメモリ回路1
8に受信済みのメモリ受信情報の出力が選択されたか否
かが判断され、メモリ受信情報の出力が選択されるとス
テップS22に進み、選択されていなければステップS
32に進む。
【0052】メモリ受信情報の出力が選択された場合
は、まずステップS22において、送信機からマルチ部
数出力が指定されたか否かが判断され、送信機からマル
チ部数出力が指定されていればステップS24に進み、
指定されていなければステップS30に進む。
【0053】ここで、例えば送信機からマルチ部数出力
が指定されたメモリ受信情報が通信番号1234のもの
であり、当該メモリ受信情報の出力が選択されていると
すれば、このような指定が行なわれた場合には、本実施
形態においては、表示回路26により、ユーザに所定の
操作を促す表示を行なう。
【0054】すなわち、ステップS24において、信号
線20hを介して表示回路26を制御し、例えば、「通
信番号1234をメモリ受信していますが、3部出力
し、A部長、B部長、C部長に配布して下さい」のよう
な表示を行なう。その後、この表示はユーザの何らかの
(キー)操作に応じて消去する。
【0055】ステップS26では、信号線24aを介し
て操作部24の情報を入力し、マルチ部数出力が選択さ
れたか否かが判断され、マルチ部数出力が選択されると
ステップS28に進み指定された部数のプリントをし
て、マルチ部数出力が選択されていなければステップS
30に進みメモリ受信情報を1部、プリントする。
【0056】ステップS32以降では、ユーザの操作や
網(ネットワーク)からの要求に応じて、PSTN54
あるいはインターネット56を介した受信あるいは送信
処理を行なう。
【0057】ステップS32では、ユーザ操作や網から
の呼出信号の受信によりPSTN54を介した受信が選
択されたか否かが判断され、当該受信が選択されるとス
テップS34に進み信号線20aに信号レベル「1」の
信号を出力しNCU2のCMLリレーをオンとし回線2
aをファクシミリ装置側に接続し、受信が選択されてい
なければステップS36に進む。
【0058】一方、ステップS36では、インターネッ
ト56を介した受信が選択されたか否かが判断され、当
該受信が選択されると図5のステップS50に進み、選
択されていなければ図5のステップS54に進む。
【0059】PSTN54による受信の場合、ステップ
S34の後、図4のステップS38においてファクシミ
リ前手順を実行する。ここでは、非標準手順信号などを
用いて相手局に本発明のマルチ部数出力可能を通知す
る。
【0060】ステップS40では、送信機から本発明の
マルチ部数出力が指定されたか否かを判断し、マルチ部
数出力が指定されるとステップS42に進み、マルチ部
数出力が指定されていなければステップS48に進む。
【0061】ステップS42では残りのファクシミリ前
手順を実行する。ここでは、通信番号に対応させて出力
部数、配布宛先をメモリ回路18に記憶する。
【0062】ステップS44は、メモリ受信、ステップ
S46は後手順、ステップS48は画信号の受信および
記録処理を表している。これらは公知のファクシミリ通
信におけるものと同様である。
【0063】一方、インターネット56を介した受信の
場合、図5のステップS50において、TCP/IPプ
ロトコルを実行する。
【0064】ここでは、インターネット56を介した受
信を行なうための手順の詳しい説明を省略するが、たと
えば図1の構成においては、インターネット56への接
続経路としては、ネットワークカード32〜LAN33
〜インターネット56の経路、あるいは、NCU2から
PSTN54を介してプロバイダ50ないし52〜イン
ターネット56の経路の2つが考えられる。また、TC
P/IPを介した通信であるため、通信プロトコルには
SMTP、POPやIMAPプロトコルを用いてEメー
ルとしてファクシミリデータを送受信する。
【0065】そして、ステップS50、S52における
受信では、図1の装置がインターネット上に常時IPを
割り当てられていれば、要求があった場合に即時かつ直
接にSMTPの接続を受け、データを受信できるが、通
常はプロバイダ50ないし52上のメールサーバや、L
AN33上の端末がメールサーバとして稼働していれば
そのサーバに対してPOPあるいはIMAPなどのプロ
トコルを介してEメールとして止め置きになっているフ
ァクシミリデータを受信する(このような受信処理は、
タイマ計時などに応じて所定時間おきなどに行なうこと
ができる)。
【0066】ステップS52は、Eメールによる受信処
理を示しており、ここでは、TIFF−fxフォーマッ
ト化されたMIME(Multipurpose In
ternet Mail Extensions)情報
の受信、および指定されたEメールアドレスの端末への
転送を表している。周知のようにTIFF(Tagge
d Image File Format)は画像デー
タ形式の1つであり、内部に種々のフォーマットの画像
データをカプセル化して格納することができるもので、
この場合はファクシミリのG3形式のデータなどが格納
される。一方、MIMEはEメールにより任意の(単数
ないし複数の)バイナリデータを送受信するためのエン
コーディングの規格であり、MIMEメールは、所定の
ヘッダおよびトレーラの間に必要に応じてUUENCO
DEやBASE64などの印字可能な文字コードのみで
エンコードされたバイナリデータが挿入されて構成され
る。ステップS52では、Eメールとして受信したデー
タをそのままEメールとして他のクライアントマシン
(あるいはメールサーバでもよい)に転送する処理を行
なうものとしているが、もちろん受信したデータをデコ
ードし、G3画像データを取り出して印刷したりメモリ
に格納したりする処理を行なうこともできる。
【0067】図3のステップS32、S36が否定され
た場合は、ステップS54において信号線24aを介し
て操作部24の情報を入力し、同報送信が選択されたか
否かが判断され、同報送信が選択されるとステップS5
8に進み、信号線24aの情報を入力し送信宛先の入力
をし、選択されていなければステップS56に進みその
他の処理(原稿のコピー、その他の通信管理に関する処
理など)をする。
【0068】ステップS60では、読取回路14による
画信号の読取り、およびG3符号化を行ない符号化され
たデータはメモリ回路18の所定領域に格納される。
【0069】ステップS62では、未送信の同報宛先の
中に同一電話番号があるか否かが判断され、未送信の同
報宛先の中に同一電話番号があれば図6のステップS6
4に進み、なければ図6のステップS78に進む。
【0070】図6のステップS64では、信号線20a
に信号レベル「1」の信号を出力し、NCU2のCML
リレーをオンとし回線2aをファクシミリ装置側に接続
する。
【0071】ステップS66では、発呼回路22を用い
て、指定された宛先へ発呼する。
【0072】ステップS68は、ファクシミリ前手順を
実行する。ここでは、非標準手順信号などを用いて相手
受信機に通信番号と出力部数、配布宛先を通知する。
【0073】ステップS70ではメモリに格納された情
報の送信、ステップS72は後手順を実行する。
【0074】ステップS74では、信号線20aに信号
レベル「0」の信号を出力しNCU2のCMLリレーを
オフとし、回線2aを電話機側に接続する。
【0075】ステップS76では、不図示のタイマ回路
などを用い、10秒ウェイトする。
【0076】ステップS78では、指定された同報先の
中で未送信の電話番号があるか否かを判断し、未送信の
電話番号があればステップS80に進み、未送信の電話
番号がなければステップS84に進む。
【0077】ステップS80では、信号線20aに信号
レベル「1」の信号を出力し、NCU2のCMLリレー
をオンとし回線2aをファクシミリ装置側に接続する。
【0078】ステップS82ではファクシミリ前手順を
実行し、その後ステップS70に戻り、上述の手順によ
りファクシミリ送信を行なう。
【0079】一方、ステップS78において、指定され
た同報先の中で未送信の電話番号がなければステップS
84に進み、未送信のEメールアドレスがあるか否かを
判断する。未送信のEメールアドレスがあればステップ
S86に進み、なければステップS8に戻る。
【0080】ステップS86では、TCP/IPプロト
コルを実行し、ファクシミリ画像を前述のEメール形式
で送信するインターネット56上の相手ホストあるいは
メールサーバと接続する。このとき、たとえばネットワ
ークカード32(あるいはさらに専用線など)を介して
LAN33経由で、インターネット56上の相手ホスト
あるいはメールサーバと接続するか、あるいは前述のよ
うにプロバイダ50ないし52経由でインターネット5
6上の相手ホストあるいはメールサーバと接続する。
【0081】図7のステップS88では、あらかじめ読
取り、符号化してメモリ回路18に格納しておいた画像
情報をTIFF−fxフォーマット化されたMIMEエ
ンコードし、Eメールとしてインターネット56上の相
手ホストあるいはメールサーバにSMTPプロトコルを
用いて転送する。
【0082】以上のようにして、同報先として同一の宛
先アドレス(本実施形態の場合電話番号)が複数含まれ
ていた場合、接続経路に応じてそれぞれ異なる通信制御
を行なうことができる。
【0083】すなわち、同報先として同一の宛先が複数
含まれており、かつPSTN54経由の同報送信の場合
においては、画像データを一部のみ送信し受信側におい
て「通信番号1234をメモリ受信していますが、3部
出力し、A部長、B部長、C部長に配布して下さい」の
ような表示を行なわせる。一方、ネットワーク(常時イ
ンターネット56に接続されたLANあるいはダイヤル
アップネットワーク)経由の場合には、上記のような制
御を行わずに、同報先として同一の宛先アドレスが複数
含まれていても、全ての宛先に画像データをMIMEエ
ンコードされたEメールとして送信する。
【0084】したがって、PSTN54経由の場合は、
ユーザの錯誤などにより同報先として同一の宛先が複数
含まれていた場合には、無駄に複数の同一内容の画像デ
ータを送信してしまうのを回避するとともに、自動的に
受信側で適切なメッセージ表示を行なってユーザに所定
の処置を行なわせることができる。
【0085】なお、上記の構成では、ネットワーク経由
の場合は、同報先として同一の宛先アドレスが複数含ま
れていても全ての宛先に画像データをMIMEエンコー
ドされたEメールとして送信している。これは通常のイ
ンターネットメールの場合、Cc:、To: などの宛先を示
すヘッダに「To: 同報先1,同報先2,同報先3…」など
のように複数の宛先メールアドレスを列挙することによ
り、送信側メールクライアントが同一情報を複数送信す
ることなく、極めて低負荷でメールサーバの機能を利用
してそれぞれの宛先へ配信させることができるからであ
る。
【0086】[第2実施形態]通常、同報先が同一宛先
であるか否かは、接続経路がPSTNであれば上述のよ
うに同一電話番号か否か、また、ネットワーク接続の場
合はメールアドレスの全部または一部(通常ドメイン名
部分)を比較することにより行なえる(ただし上記実施
形態においてはネットワーク接続では同報先に同一の宛
先アドレスが複数含まれているかどうかの判定を行なっ
ていない)。
【0087】そして、ネットワーク経由では、ダイヤル
アップ接続であっても専用線接続のLANであっても、
多くの場合、第1実施形態のように複数宛先を列挙した
Eメールヘッダを生成するだけで同報が可能となるが、
これは宛先との間にEメールを配送可能なメールサーバ
が存在することが前提となる。しかし、近年ではメール
サーバがセキュリティを考慮してそのような配送を行な
わないように設定されているケースも増加しつつあり、
宛先によっては同報先ホストに直接SMTP接続した
り、あるいはその同報先の直近のメールサーバなどに個
別に直接SMTP接続しなければ通信を行なえない場合
もあり得る。
【0088】たとえば、極端なケースでは、ある同報通
信の宛先中に、ドメイン名が同一であるが、アドレス中
のホスト名は異なる宛先アドレスが複数含まれていたよ
うなケースにおいては、セキュリティ上の条件(たとえ
ばファイアウォールの設置状態など)から当該の各宛先
ホストに直接SMTP接続したり、あるいはそれぞれ異
なるメールサーバ(あるいはインターネット上のFAX
サーバなど)を経由して送信を行なわなければならない
事があり得る。すなわち、このような場合には、2つの
同報先のドメイン名が同一であっても、異なるメールサ
ーバ(あるいはインターネット上のFAXサーバなど)
に個別に接続し、同一内容のEメールを別々に送信しな
ければならない。
【0089】たとえそのような状況であっても、接続経
路として専用線を介して常時インターネットに接続され
たLAN20を介して送信を行なうのであれば、異なる
サーバに対して複数の同一内容のEメールを送信するこ
とはコスト面の問題を生じないが、図1のLAN20を
有していない環境に置かれたファクシミリ装置、あるい
はLAN20に接続があっても、何らかの障害によりL
AN20の経路が通信不能となっている場合にはプロバ
イダ50、あるいは52のアクセスポイントにダイヤル
アップ接続し、Eメールとして画像データを送信するこ
とになる。
【0090】このようなダイヤルアップ接続によるイン
ターネットの利用は、多くの場合接続時間に応じた課金
が行なわれるため、ダイヤルアップ接続の場合のみ、第
1実施形態のPSTN接続の場合と同様に一部のみの送
信と受信側でのメッセージ表示(あるいは画像での記録
出力)を行なわせることが考えられ、これにより通信料
金を削減することができる。
【0091】すなわち、同報先に同一の宛先アドレス
(メールアドレス)が複数含まれている場合で、かつ、
それらのドメイン名が同一であっても上述のような理由
でそれぞれ別のEメールとして送信しなければならず、
しかもダイヤルアップ接続の経路しか利用できない場合
に、第1実施形態のPSTN接続の場合と同様に一部の
みの送信と受信側でのメッセージ表示を行なわせる。
【0092】図8にこのような制御の例を示す。図8
は、図2〜7の制御に対して必要な変更部分のみを示し
ている。
【0093】図8においてステップS90は図6のステ
ップS84のYesにより分岐する経路を表している。
【0094】ステップS92では、インターネット56
への接続経路として、専用線を介して常時接続されたL
AN20を利用できるか否かが判断され、LAN20を
利用できる場合にはステップS94(ステップS86)
に進み、LAN20を利用できなければステップS96
に進む。
【0095】ステップS96では、未送信の同報宛先
(Eメールアドレス)の中に同一のドメイン名があり、
しかも、これらの宛先ホストにファクシミリ画像を、
(各宛先に直接接続したり別のサーバを経由するなどし
て)それぞれ別のEメールとして送信すべきか否かを判
定する。ステップS96が肯定された場合にはステップ
S98に進み、否定された場合にはステップS110に
進む。
【0096】ステップS98では、信号線20aに信号
レベル「1」の信号を出力し、NCU2のCMLリレー
をオンとし、回線2aをファクシミリ装置側に接続す
る。
【0097】ステップS100では、信号線30aを介
して電話番号登録回路30の登録情報を入力し、発呼回
路22を用いてダイヤルアップ接続する。
【0098】ステップS102では、PPPプロトコル
を実行し、PPPリンクを形成し、さらにステップS1
04はTCP/IP上で所定のプロトコルを実行し、相
手ホストに直接、あるいは相手ホストへの接続経路にあ
るメールあるいはファクシミリサーバにSMTP接続す
る。
【0099】そしてステップS106において、メモリ
に格納されたファクシミリ情報に、同一ドメイン内で受
信原稿のコピーおよび転送依頼を行なうための制御情報
を付加し、TIFF−fxフォーマット化されたMIM
E情報として送信する。
【0100】ここで、受信原稿のコピーおよび転送依頼
を行なうための制御情報の付加は、単に「このファクシ
ミリ画像をA部長、B部長、C部長に配布して下さい」
のような文字によるメッセージをファクシミリ画像とし
て付加することにより行なってもよいし、あるいは送受
信装置の双方が認識可能な特定のMIMEヘッダを用い
て任意のデータフォーマットをMIMEエンコードして
転送することも考えられる。前者の方式では、受信後の
措置を促すメッセージはファクシミリ画像として記録さ
れるが、後者の方式によれば、メモリ受信を行なった
上、第1実施形態と同様に「通信番号1234をメモリ
受信していますが、3部出力し、A部長、B部長、C部
長に配布して下さい」のような表示を行なわせることも
できる。
【0101】ステップS108は、図6のステップS8
4に戻ることを示し、また、ステップS110は、上記
のステップS98からステップS104と同じ接続プロ
トコルの実行を示している。
【0102】ステップS112は、未送信の同報宛先
(Eメールアドレス)の中に同一のドメイン名が無い
か、あるいはあってもこれらの宛先にファクシミリ画像
をそれぞれ別のEメールとして送信すべきケースである
ため、ここでは単に予めメモリ回路18に格納された情
報をTIFF−fxフォーマット化されたMIME情報
に変換して送信する。
【0103】また、ステップS112では、未送信の同
報宛先アドレス中の同一のドメイン名の有無に関係な
く、Eメールヘッダを利用した同報機能を利用できれ
ば、各宛先へTo:やCc:などのヘッダを利用して同報送信
を行ない、一方、Eメールヘッダを利用した同報機能を
利用できず、それぞれ個別に転送処理を行なわなくては
ならない場合には、各宛先ホストあるいは対応するサー
バに対して個別にEメール化したファクシミリデータを
送信する。
【0104】以上のようにして、インターネット経由の
ファクシミリ送信において、未送信の同報宛先アドレス
中の同一のドメイン名があり、Eメールヘッダを利用し
た同報機能を利用できず、しかもダイヤルアップ接続し
か利用できない場合に、第1実施形態のPSTN接続の
場合と同様に無駄な通信を減らし、通信費を削減でき
る、という優れた効果がある。
【0105】
【発明の効果】以上より明らかなように、本発明によれ
ば、PSTNまたはネットワーク経由でファクシミリ画
像の同報送信を行なうファクシミリ装置、その制御方
法、およびその制御プログラムを格納したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体において、同報送信の宛先の中
に同一の宛先アドレスが含まれている場合、接続経路が
前記PSTNであるかネットワーク経由のいずれである
かに応じて異なる通信制御を行なう構成を採用すること
により、ユーザの錯誤などにより同報送信の宛先の中に
同一の宛先アドレスが含まれている場合の取り扱いを接
続経路に応じて変更することができる。
【0106】特に、同報送信の宛先の中に同一の宛先ア
ドレスが含まれており、かつ接続経路が前記PSTNで
ある場合に、同報すべきファクシミリ画像を1通分当該
宛先アドレスに送信するとともに、受信側において受信
したファクシミリ画像を各宛先に配布する作業を依頼す
るメッセージを出力させ、それ以外の場合には全ての同
報宛先に対して同報送信を行なう構成によれば、課金が
問題となるPSTN接続において、無駄なファクシミリ
情報の送信を回避し、通信費を削減することができる。
【0107】また、前記ネットワーク経由の同報送信に
おいて、ファクシミリ画像をEメールにカプセル化して
送信する制御工程を有する構成、あるいはさらに、前記
ネットワーク経由の同報送信を専用線を介した常時接続
のLANを経由して行なう構成によれば、異なる通信経
路を利用してファクシミリ情報を同報送信することがで
き、前記ネットワーク経由の同報送信をPSTNを介し
たダイヤルアップ接続により行なう構成によれば、常時
接続のLANを有していないファクシミリにおいてもネ
ットワーク経由のファクシミリ送信が可能となり、PS
TNないしネットワーク経由のいずれの接続方式である
かに応じて上記のように通信制御を変更し、通信の無駄
を回避し、通信費を削減することができる。
【0108】また、前記宛先アドレスがPSTN上にお
ける電話番号、またはネットワーク上のEメールアドレ
スである構成によれば、同報通信の宛先アドレスとして
電話番号およびEメールアドレスの双方を含めることが
できる。
【0109】また、同報送信の宛先の中に同一の宛先ア
ドレスとして、少なくともそのドメイン名部分が同一で
あるEメールアドレスが含まれており、かつこれら宛先
アドレスに対してそれぞれ別個のEメールとしてファク
シミリ画像を送信する必要があり、しかもネットワーク
接続の経路としてダイヤルアップ接続を用いる場合、同
報すべきファクシミリ画像を1通分当該宛先アドレスに
Eメールにカプセル化して送信するとともに、受信側に
おいて受信したファクシミリ画像を各宛先に配布する作
業を依頼するメッセージを出力させ、それ以外の場合に
は全ての同報宛先に対して同報送信を行なう構成によれ
ば、ダイヤルアップ環境において、Eメール形式で送信
すべきファクシミリデータの数を削減し、通信の無駄を
回避し、通信費を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用したファクシミリ装置の構成を示
したブロック図である。
【図2】本発明による図1の制御回路20の通信制御を
示したフローチャート図である。
【図3】図1の制御回路20の通信制御を示したフロー
チャート図である。
【図4】図1の制御回路20の通信制御を示したフロー
チャート図である。
【図5】図1の制御回路20の通信制御を示したフロー
チャート図である。
【図6】図1の制御回路20の通信制御を示したフロー
チャート図である。
【図7】図1の制御回路20の通信制御を示したフロー
チャート図である。
【図8】本発明による異なる通信制御を示したフローチ
ャート図である。
【符号の説明】
2 NCU 4 電話機 6 ハイブリッド回路 8 変復調器 10 ANSam送出回路 12 加算回路 14 読取回路 16 記録回路 18 メモリ回路 20 制御回路 22 発呼回路 24 操作部 26 表示回路 28 電話番号/Eメールアドレス登録回路 30 電話番号登録回路 32 ネットワークカード 34 端末(PC1) 36 端末(PC2) 38 端末(PC3) 40 端末(PC4) 42 端末(PC5) 44 端末(PC6) 46 ファクシミリ装置(B) 48 ファクシミリ装置(C) 50 サービスプロバイダ(A) 52 サービスプロバイダ(B) 54 PSTN 56 インターネット
フロントページの続き Fターム(参考) 5C062 AA02 AA30 AA35 AC03 AC34 AE13 AF02 AF03 BC01 BD09 5C075 AB02 BA08 CA90 CD22 CF04 DD04 DD07 5K034 AA14 BB07 CC04 CC06 EE10 EE12 FF02 FF11 FF18 HH14 HH63 LL01 MM39 5K101 KK01 KK02 RR18

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PSTNまたはネットワーク経由でファ
    クシミリ画像の同報送信を行なうファクシミリ装置にお
    いて、 同報送信の宛先の中に同一の宛先アドレスが含まれてい
    る場合、接続経路が前記PSTNであるかネットワーク
    経由のいずれであるかに応じて異なる通信制御を行なう
    制御手段を有することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 同報送信の宛先の中に同一の宛先アドレ
    スが含まれており、かつ接続経路が前記PSTNである
    場合に、同報すべきファクシミリ画像を1通分当該宛先
    アドレスに送信するとともに、受信側において受信した
    ファクシミリ画像を各宛先に配布する作業を依頼するメ
    ッセージを出力させ、それ以外の場合には全ての同報宛
    先に対して同報送信を行なうことを特徴とする請求項1
    に記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記ネットワーク経由の同報送信におい
    て、ファクシミリ画像をEメールにカプセル化して送信
    することを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ネットワーク経由の同報送信を専用
    線を介した常時接続のLANを経由して行なうことを特
    徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 前記ネットワーク経由の同報送信をPS
    TNを介したダイヤルアップ接続により行なうことを特
    徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 前記宛先アドレスがPSTN上における
    電話番号、またはネットワーク上のEメールアドレスで
    あることを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装
    置。
  7. 【請求項7】 同報送信の宛先の中に同一の宛先アドレ
    スとして、少なくともそのドメイン名部分が同一である
    Eメールアドレスが含まれており、かつこれら宛先に対
    してそれぞれ別個のEメールとしてファクシミリ画像を
    送信する必要があり、しかもネットワーク接続の経路と
    してダイヤルアップ接続を用いる場合、同報すべきファ
    クシミリ画像を1通分当該宛先アドレスにEメールにカ
    プセル化して送信するとともに、受信側において受信し
    たファクシミリ画像を各宛先に配布する作業を依頼する
    メッセージを出力させ、それ以外の場合には全ての同報
    宛先に対して同報送信を行なうことを特徴とする請求項
    1に記載のファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 PSTNまたはネットワーク経由でファ
    クシミリ画像の同報送信を行なうファクシミリ装置の制
    御方法において、 同報送信の宛先の中に同一の宛先アドレスが含まれてい
    る場合、接続経路が前記PSTNであるかネットワーク
    経由のいずれであるかに応じて異なる通信制御を行なう
    制御工程を有することを特徴とするファクシミリ装置の
    制御方法。
  9. 【請求項9】 同報送信の宛先の中に同一の宛先アドレ
    スが含まれており、かつ接続経路が前記PSTNである
    場合に、同報すべきファクシミリ画像を1通分当該宛先
    アドレスに送信するとともに、受信側において受信した
    ファクシミリ画像を各宛先に配布する作業を依頼するメ
    ッセージを出力させ、それ以外の場合には全ての同報宛
    先に対して同報送信を行なう制御工程を有することを特
    徴とする請求項8に記載のファクシミリ装置の制御方
    法。
  10. 【請求項10】 前記ネットワーク経由の同報送信にお
    いて、ファクシミリ画像をEメールにカプセル化して送
    信する制御工程を有することを特徴とする請求項8に記
    載のファクシミリ装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記ネットワーク経由の同報送信を専
    用線を介した常時接続のLANを経由して行なう制御工
    程を有することを特徴とする請求項8に記載のファクシ
    ミリ装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記ネットワーク経由の同報送信をP
    STNを介したダイヤルアップ接続により行なう制御工
    程を有することを特徴とする請求項8に記載のファクシ
    ミリ装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 前記宛先アドレスがPSTN上におけ
    る電話番号、またはネットワーク上のEメールアドレス
    であることを特徴とする請求項8に記載のファクシミリ
    装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 同報送信の宛先の中に同一の宛先アド
    レスとして、少なくともそのドメイン名部分が同一であ
    るEメールアドレスが含まれており、かつこれら宛先に
    対してそれぞれ別個のEメールとしてファクシミリ画像
    を送信する必要があり、しかもネットワーク接続の経路
    としてダイヤルアップ接続を用いる場合、同報すべきフ
    ァクシミリ画像を1通分当該宛先アドレスにEメールに
    カプセル化して送信するとともに、受信側において受信
    したファクシミリ画像を各宛先に配布する作業を依頼す
    るメッセージを出力させ、それ以外の場合には全ての同
    報宛先に対して同報送信を行なう制御工程を有すること
    を特徴とする請求項8に記載のファクシミリ装置の制御
    方法。
  15. 【請求項15】 PSTNまたはネットワーク経由でフ
    ァクシミリ画像の同報送信を行なうファクシミリ装置の
    制御プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体において、 同報送信の宛先の中に同一の宛先アドレスが含まれてい
    る場合、接続経路が前記PSTNであるかネットワーク
    経由のいずれであるかに応じて異なる通信制御を行なう
    制御工程をプログラムの一部として格納したことを特徴
    とするファクシミリ装置の制御プログラムを格納したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 同報送信の宛先の中に同一の宛先アド
    レスが含まれており、かつ接続経路が前記PSTNであ
    る場合に、同報すべきファクシミリ画像を1通分当該宛
    先アドレスに送信するとともに、受信側において受信し
    たファクシミリ画像を各宛先に配布する作業を依頼する
    メッセージを出力させ、それ以外の場合には全ての同報
    宛先に対して同報送信を行なう制御工程をプログラムの
    一部として格納したことを特徴とする請求項8に記載の
    ファクシミリ装置の制御プログラムを格納したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】 前記ネットワーク経由の同報送信にお
    いて、ファクシミリ画像をEメールにカプセル化して送
    信する制御工程をプログラムの一部として格納したこと
    を特徴とする請求項8に記載のファクシミリ装置の制御
    プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  18. 【請求項18】 前記ネットワーク経由の同報送信を専
    用線を介した常時接続のLANを経由して行なう制御工
    程をプログラムの一部として格納したことを特徴とする
    請求項8に記載のファクシミリ装置の制御プログラムを
    格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  19. 【請求項19】 前記ネットワーク経由の同報送信をP
    STNを介したダイヤルアップ接続により行なう制御工
    程をプログラムの一部として格納したことを特徴とする
    請求項8に記載のファクシミリ装置の制御プログラムを
    格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  20. 【請求項20】 前記宛先アドレスがPSTN上におけ
    る電話番号、またはネットワーク上のEメールアドレス
    であることを特徴とする請求項8に記載のファクシミリ
    装置の制御プログラムを格納したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  21. 【請求項21】 同報送信の宛先の中に同一の宛先アド
    レスとして、少なくともそのドメイン名部分が同一であ
    るEメールアドレスが含まれており、かつこれら宛先ア
    ドレスに対してそれぞれ別個のEメールとしてファクシ
    ミリ画像を送信する必要があり、しかもネットワーク接
    続の経路としてダイヤルアップ接続を用いる場合、同報
    すべきファクシミリ画像を1通分当該宛先アドレスにE
    メールにカプセル化して送信するとともに、受信側にお
    いて受信したファクシミリ画像を各宛先に配布する作業
    を依頼するメッセージを出力させ、それ以外の場合には
    全ての同報宛先に対して同報送信を行なう制御工程をプ
    ログラムの一部として格納したことを特徴とする請求項
    8に記載のファクシミリ装置の制御プログラムを格納し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6961137B1 (en) * 1999-05-20 2005-11-01 Ricoh Company, Ltd. Network facsimile communication control method

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