JP2000270011A - 問い合わせ受付システム - Google Patents

問い合わせ受付システム

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JP2000270011A
JP2000270011A JP6992799A JP6992799A JP2000270011A JP 2000270011 A JP2000270011 A JP 2000270011A JP 6992799 A JP6992799 A JP 6992799A JP 6992799 A JP6992799 A JP 6992799A JP 2000270011 A JP2000270011 A JP 2000270011A
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telephone
customer
mail
terminal device
inquiry
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JP6992799A
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Hiroko Uesugi
裕子 上杉
Yumi Kimura
由美 木村
Naoki Hoshino
直樹 星野
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話及び電子メールのいずれを用いた問い合
わせに対しても効率よく受付処理することができる問い
合わせ受付システムを提供する。 【解決手段】 外部電話回線からの電話信号に対して応
答する電話受付手段では、電話信号から顧客識別コード
及びパスワードを得てその顧客識別コード及びパスワー
ドがデータベースに保存されたいずれか1の顧客の顧客
識別コード及びパスワードと一致するとき複数の端末装
置のいずれか1の端末装置の電話機に電話信号を転送す
ることが行われ、電子メールを受信する電子メール受付
手段では、電子メールを受信したときその電子メールか
ら顧客識別コード及び顧客メールアドレスを読み取り、
その顧客識別コード及び顧客メールアドレスがデータベ
ースに保存されたいずれか1の顧客の顧客識別コード及
び顧客メールアドレスと一致するとき上記の複数の端末
装置のいずれか1の端末装置に電子メールを転送するこ
とが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、顧客からの電話や
電子メールによる問い合わせを受け付ける問い合わせ受
付システムに関する。
【0002】
【従来の技術】メーカや販売店においては、多くの顧客
からの製品やサービスについての問い合わせに効率よく
対処するために問い合わせ受付システムを導入すること
がある。従来の問い合わせ受付システムとしては電話に
よる問い合わせに対するものが知られている。電話によ
る問い合わせ受付システムは、電話受信後、その電話が
契約を交わした顧客からのものであるか否かを確認する
処理を行う。そして、適当な担当者を選定し、その担当
者の電話機に電話回線を接続し、同時に担当者の端末装
置のディスプレイに電話問い合わせがある旨の表示をす
るものであった。
【0003】近時、顧客からの製品やサービスについて
の問い合わせを電話の他に電子メールで受け付けるメー
カや販売店もある。この電子メールによる問い合わせで
は、送られてきた電子メールはメールボックスに蓄えら
れ、そのメールボックスに担当者が端末装置からアクセ
スして電子メールの内容を読み取り、それに対処するこ
とが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電話に
よる問い合わせと電子メールによる問い合わせとは個別
に処理されており、双方が共に効率的に受付処理されて
はいなかった。特に、電子メールの場合には担当者がメ
ールボックスに対してアクセスしなければ、処理されな
いので、問い合わせに対する応答遅れの原因となってい
た。
【0005】そこで、本発明の目的は、電話及び電子メ
ールのいずれを用いた問い合わせに対しても効率よく受
付処理することができる問い合わせ受付システムを提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の問い合わせ受付
システムは、外部電話回線からの電話信号に対して応答
する電話受付手段と、電子メールを受信する電子メール
受付手段と、各々が電話機を含む複数の端末装置と、顧
客各々の顧客識別コード、パスワード及び電子メールア
ドレスの情報が保存されたデータベースと、を備えた問
い合わせ受付システムであって、電話受付手段は、電話
信号から顧客識別コード及びパスワードを得てその顧客
識別コード及びパスワードがデータベースに保存された
いずれか1の顧客の顧客識別コード及びパスワードと一
致するとき複数の端末装置のいずれか1の端末装置の電
話機に電話信号を転送し、電子メール受付手段は、電子
メールを受信したときその電子メールから顧客識別コー
ド及び顧客メールアドレスを読み取り、その顧客識別コ
ード及び顧客メールアドレスがデータベースに保存され
たいずれか1の顧客の顧客識別コード及び顧客メールア
ドレスと一致するとき複数の端末装置のいずれか1の端
末装置に電子メールを転送することを特徴としている。
【0007】かかる本発明の問い合わせ受付システムに
よれば、電話及び電子メールのいずれを用いた問い合わ
せに対しても受付順に効率よく受付処理することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しつつ詳細に説明する。図1は本発明による問い合わ
せ受付システムを示している。この問い合わせ受付シス
テムは製品を購入した顧客に対するものである。図1に
示すように、問い合わせ受付システムには電話サーバ1
と電子メールサーバ2とが備えられている。電話サーバ
1と電子メールサーバ2とは共にネットワークケーブル
3に接続されている。ネットワークケーブル3には複数
の端末装置41〜4n及びルータ5が接続されている。端
末装置41〜4nはコンピュータであり、問い合わせに対
して対応する担当者用の装置である。端末装置41〜4n
各々は担当者毎のブース(図示せず)に設置されてい
る。これら電話サーバ1、電子メールサーバ2、ネット
ワークケーブル3、端末装置41〜4n及びルータ5はロ
ーカルネットワークを構成しており、例えば、イーサネ
ット(登録商標)規格に準じている。また、そのローカ
ルネットワークにおいては通信プロトコルとしてTCP
/IPが用いられている。
【0009】電話サーバ1は顧客の電話機111〜11m
との通話を可能にするために公衆電話回線12に接続さ
れている。図示はしていないが、電話サーバ1は公衆電
話回線12とはモデムを介して接続されている。また、
電話サーバ1は構内電話交換機としての機能も有し、端
末装置41〜4n各々に対応して上記のブースに設けられ
た電話機141〜14nと接続されている。
【0010】電子メールサーバ2は顧客から送信された
電子メールに対処するためのサーバであり、ルータ5を
介してインターネット6に接続されている。インターネ
ット6には顧客の端末装置81〜8rがルータ7を介して
接続されている。顧客の端末装置81〜8rは電子メール
の送受信機能を有している。端末装置81〜8r各々を操
作する顧客は電子メールアドレスを有している必要があ
る。
【0011】電話サーバ1及び電子メールサーバ2は共
通のデータベース10を有している。そのデータベース
10としては顧客の情報を保存した顧客データベース1
0aと、端末装置41〜4n及び電話機141〜14nにつ
いての使用状態を保存した端末状態管理データベース1
0bとがある。顧客データベース10には、各顧客毎の
アンサリングID(顧客識別コード)、パスワード、電
子メールアドレス、契約期間、アカウント残数等の情報
が記憶されている。また、端末状態管理データベース1
0bには、各端末装置41〜4n毎の担当者の担当分野、
本日の処理件数、担当者の問い合わせ待機、ラスト処理
終了時間等の情報が記憶されている。なお、各担当者の
操作する端末装置は予め定められており、各担当者と端
末装置4 1〜4nとの関係は付いているとする。電話サー
バ1及び電子メールサーバ2各々は顧客データベース1
0a及び端末状態管理データベース10bの情報を任意
に読み出して参照することができる。
【0012】なお、図1において破線で囲まれた部分が
問い合わせ受付システムである。かかる構成の問い合わ
せ受付システムの動作について次に説明する。電子メー
ルによる問い合わせの場合においては、顧客は問い合わ
せのために電子メールを作成する際に電子メールのサブ
ジェクト(Subject:題目)欄にはアンサリングIDを記入
する。アンサリングIDは顧客毎に予め割り当てられた
顧客識別情報であり、複数桁(例えば、10桁)のアル
ファベット及び数字からなる列である。また、アンサリ
ングIDの上位3桁は顧客に関係する製品の分類コード
を示している。このアンサリングIDの記入以外は通常
のインターネットを介した電子メールのフォーマット
(例えば、RFC822に定義された形式)が用いられ
る。顧客は送信元のアドレスとして自身のメールアドレ
スを記入し、送信先のアドレスとして電子メールサーバ
2が保有するメールアドレスを指定する。
【0013】電子メールが顧客の端末装置81〜8rのい
ずれか1の端末装置から送信されると、その電子メール
はルータ7、インターネット6、ルータ5、ケーブル3
を各々介して電子メールサーバ2に転送される。電子メ
ールサーバ2のプロセッサ(図示せず)は電子メールの
受信に応答してメール顧客チェック動作を行う。メール
顧客チェック動作においては、そのプロセッサは図2に
示すように、先ず、受信した電子メールのヘッダフィー
ルドからアンサリングIDと送信元のメールアドレスと
を読み取り(ステップS1)、その読み取ったアンサリ
ングID及び送信元のメールアドレスに対応する顧客が
存在するか否かを判別する(ステップS2)。顧客毎の
アンサリングID及び送信元のメールアドレスは顧客デ
ータベース10aに保存されているので、顧客データベ
ース10aを検索することにより読み取ったアンサリン
グID及び送信元のメールアドレスの両方に対応する顧
客が存在するか否かが判別される。
【0014】ステップS2において読み取ったアンサリ
ングID及び送信元のメールアドレスに対応する顧客が
存在しないと判別した場合には、返信メールを作成して
送信する(ステップS3)。この返信メールは読み取っ
た送信元のメールアドレスを送信先のアドレスとして顧
客ではないので受け入れられない旨を示す所定のメッセ
ージを含む電子メールである。返信メールはケーブル
3、ルータ5、インターネット6及びルータ7を経て上
記の1の端末装置で受信されることになる。
【0015】ステップS2において読み取ったアンサリ
ングID及び送信元のメールアドレスに対応する顧客が
存在すると判別した場合には、その顧客との契約期間が
残っている否かを判別し(ステップS4)、契約期間満
了前であるならば、アカウント残数が1以上であるか否
かを判別する(ステップS5)。顧客毎に契約期間及び
アカウント残数は顧客データベース10aに保存されて
いる。顧客が製品を購入した場合にその製品についてメ
ーカに問い合わせできる契約期間及びその回数が定めら
れているので、アカウント残数はその問い合わせできる
残り回数であり、顧客が問い合わせを行う毎に顧客デー
タベース10aのアカウント残数が1だけ減少されて更
新される。顧客データベース10aを検索することによ
り契約期間及びアカウント残数を得ることができる。顧
客データベース10aから得た契約期間に基づいてステ
ップS4の判別がされ、また同様に得たアカウント残数
に基づいてステップS4の判別がされる。顧客の契約期
間が既に切れている場合、或いはアカウント残数が0で
ある場合にはステップS3に進んで返信メールが送信さ
れる。
【0016】ステップS4にてその顧客との契約期間が
残っていると判別し、更にステップS5にてアカウント
残数が1以上であるかと判別した場合には、読み取った
アンサリングIDの上位3桁から製品の分類コードを取
り出す(ステップS6)。この分類コードを取り出した
後、電子メールサーバ2のプロセッサはメール担当者振
り分け動作に進む。なお、アンサリングIDの上3桁を
製品の分類コードとしたことにより、顧客の電子メール
作成時の入力操作の手間を簡略化することができる。
【0017】メール担当者振り分け動作においては、図
3に示すように、先ず、問い合わせ処理待機状態にある
担当者を端末装置41〜4nを操作する担当者のうちから
選択する(ステップS11)。端末状態管理データベー
ス10bには問い合わせに対して担当者が受け付け可能
な問い合わせ処理待機状態にあることが担当者毎に待機
フラグによって示されているので、この待機フラグの内
容から待機状態にある担当者が判別される。問い合わせ
処理待機状態にある担当者を判別すると、その待機状態
にある担当者から分類コードに対応する担当者を選択す
る(ステップS12)。端末状態管理データベース10
bには、各担当者毎の担当分野が記憶されているので、
端末状態管理データベース10bの担当分野情報に応じ
て待機状態にある担当者のうちから選択することが行わ
れる。更に、ステップS12で得られた分類コードに対
応する担当者のうちから処理回数が最小の回数の担当者
を選択する(ステップS13)。端末状態管理データベ
ース10bには、各担当者毎の本日の問い合わせ処理回
数が記録されているので、この処理回数情報を読み出し
て処理回数が最小の回数の担当者を選択することが行わ
れる。
【0018】ステップS13の実行後、最小の処理回数
の担当者が複数存在するか否かを判別し(ステップS1
4)、処理回数が最小の複数の担当者から1の担当者を
選択する(ステップS15)。この選択は本日の一番最
後に処理した時間であるラスト処理終了時間が端末状態
管理データベース10bに担当者毎に記録されているの
で、このラスト処理終了時間が最も古い時間の担当者が
1の担当者として選択される。すなわち、問い合わせ処
理待機状態にある担当者という第1の条件、ステップS
6で取り出した分類コードに対応する担当者という第2
の条件、そして本日の処理回数が最小の回数の担当者と
いう第3の条件を各々充足する担当者が1の担当者とし
て選択される。なお、本日の問い合わせ処理回数の初期
値は0であるので、最小の処理回数が初期値のままの担
当者が複数存在する場合にはステップS15ではその中
から無作為に1の担当者を選択することが行われる。
【0019】このように1の担当者を選択すると、電子
メールをその1の担当者が操作する端末装置に転送し
(ステップS16)、また、その1の担当者の操作端末
装置に対して電子メールを転送したことを知らせるため
に転送表示データを送出する(ステップS17)。よっ
て、1の担当者の操作端末装置においては、転送表示デ
ータによってその端末装置のディスプレイには電子メー
ルの転送を示す情報がポップアップ表示され、1の担当
者がそれに応答して電子メールの処理を行うことにな
る。
【0020】また、電子メールサーバ2のプロセッサは
ステップS17の実行後、1の担当者が待機中ではなく
問い合わせ処理中であることを示すために端末状態管理
データベース10b内の1の担当者に対応する待機フラ
グをセットする(ステップS18)。一方、電話による
問い合わせの場合には、電話サーバ1のプロセッサ(図
示せず)は顧客の電話機111〜11mのいずれか1の電
話機から呼出信号に応答して電話顧客チェック動作を行
う。電話顧客チェック動作においては、そのプロセッサ
は、図4に示すように、先ず、アンサリングIDの入力
を要求する音声信号を送信し(ステップS21)、アン
サリングIDの入力があったか否かを判別する(ステッ
プS22)。アンサリングIDの入力要求に対して顧客
が自分のアンサリングIDを1の電話機のボタン操作に
より入力を行う。入力されたアンサリングIDは電話サ
ーバ1にデータとして保持される。アンサリングIDの
入力があったならば、パスワードの入力を要求する音声
信号を送信し(ステップS23)、パスワードの入力が
あったか否かを判別する(ステップS24)。パスワー
ドの入力要求に対して顧客が自分のパスワードを1の電
話機のボタン操作により入力を行う。入力されたパスワ
ードは電話サーバ1にデータとして保持される。パスワ
ードはアンサリングIDと共に顧客毎に予め設定されて
いる。
【0021】パスワードの入力があったならば、それら
入力されたアンサリングID及びパスワードに対応する
顧客が存在するか否かを判別する(ステップS25)。
顧客毎のアンサリングID及びパスワードは顧客データ
ベース10aに保存されているので、顧客データベース
10aを検索することにより入力されたアンサリングI
D及びパスワードの両方に対応する顧客が存在するか否
かが判別される。
【0022】ステップS25において入力されたアンサ
リングID及びパスワードに対応する顧客が存在しない
と判別した場合には、3回目のアンサリングID及びパ
スワードの入力であったか否かを判別する(ステップS
26)。3回目のアンサリングID及びパスワードの入
力ではなかったならば、ステップS21に戻って再入力
が要求され、上記の動作が繰り返される。3回目のアン
サリングID及びパスワードの入力であったならば、1
の電話機との通話回線の接続を終了するために回線切断
処理を行う(ステップS27)。
【0023】ステップS25において入力されたアンサ
リングID及びパスワードに対応する顧客が存在すると
判別した場合には、その顧客との契約期間が残っている
か否かを判別し(ステップS28)、契約期間満了前で
あるならば、アカウント残数が1以上であるか否かを判
別する(ステップS29)。ステップS28及びステッ
プS29の判別はステップS4及びステップS5と同様
である。顧客との契約が既に切れている場合、或いはア
カウント残数が0である場合にはステップS27に進ん
で回線切断処理が行われる。この回線切断処理の際には
契約が切れている等のメッセージの音声信号を送出して
から実際の切断が行われる。
【0024】ステップS28にてその顧客は契約期間満
了前であると判別し、更にステップS29にてアカウン
ト残数が1以上であるかと判別した場合には、入力され
たアンサリングIDの上3桁から製品の分類コードを取
り出す(ステップS30)。この分類コードを取り出し
た後、電話担当者振り分け動作に進む。なお、アンサリ
ングIDの上3桁を製品の分類コードとしたことによ
り、顧客の入力操作の手間を簡略化することができ、ま
た担当者に電話回線を接続するまでの時間を短縮させる
ことができる。
【0025】電話担当者振り分け動作においては、図5
に示すように、先ず、問い合わせ処理待機状態にある担
当者を端末装置41〜4nを操作する担当者のうちから選
択する(ステップS31)。待機状態にある担当者を判
別すると、その待機状態にある担当者から分類コードに
対応する担当者を選択し(ステップS32)、得られた
分類コードに対応する担当者のうちから問い合わせ処理
回数が最小の回数の担当者を選択する(ステップS3
3)。更に、最小の処理回数の担当者が複数存在するか
否かを判別し(ステップS34)、複数の最小の処理回
数の担当者から1の担当者を選択する(ステップS3
5)。このステップS31〜S35の動作はステップS
11〜S15と同様に実行される。
【0026】このように1の担当者を選択すると、上記
1の電話機からの電話回線をその1の担当者が操作する
端末装置のブースに配置された電話機に接続し(ステッ
プS36)、また、その1の担当者の操作端末装置に対
して電話を転送したことを知らせるために転送表示デー
タを送出する(ステップS37)。よって、1の担当者
の操作端末装置においては、転送表示データによってそ
の端末装置のディスプレイには電話の転送を示す情報が
ポップアップ表示される。
【0027】また、電話サーバ1のプロセッサはステッ
プS37の実行後、1の担当者が電話転送に所定時間
(例えば、15秒)内に応答したか否かを判別する(ス
テップS38)。すなわち、1の担当者が電話機で通話
状態になるように所定時間内に操作したか否かを判別す
る。転送表示データの送出から所定時間内に1の担当者
がそれに応答して電話通話状態として電話問い合わせの
処理を開始したならば、1の担当者が待機中ではなく問
い合わせ処理中であることを示すために端末状態管理デ
ータベース10b内の1の担当者に対応する待機フラグ
をセットする(ステップS39)。
【0028】1の担当者が席を外している等のために電
話転送に所定時間内に応答しない場合には、「ただ今、
回線が込み合っています。しばらくたってからもう一度
お掛け直し下さい。」という所定メッセージの音声信号
を1の電話機に対して送信する(ステップS40)。こ
の場合には、1の担当者の操作端末装置のディスプレイ
には電話の転送を示すポップアップ表示が残っているの
で、その操作端末装置に戻った1の担当者がコールバッ
クの電話を掛けることになる。コールバックの電話を掛
ける際には端末装置から電話サーバ1に対して問い合わ
せ処理を行うことを示す処理開始信号を送出し、それに
応答して電話サーバ1は端末状態管理データベース10
b内の1の担当者に対応する待機フラグをセットする。
【0029】ステップS40の実行により所定メッセー
ジの音声信号が1の電話機に対して送信されることによ
り、担当者不在時の顧客の不満を解消させることができ
る。また、コールバックの電話により顧客に対するサー
ビスを向上させることができる。電子メールによる問い
合わせ処理を行っている1の担当者はその問い合わせ処
理が終了すると、1の担当者の端末装置を操作し、電子
メールサーバ2に対して問い合わせ処理の終了を示す処
理終了信号を送出する。また、同様に電話による問い合
わせ処理が終了した場合にも、1の担当者の端末装置を
操作し、電話サーバ1に対して問い合わせ処理の終了を
示す処理終了信号を送出する。
【0030】電話サーバ1及び電子メールサーバ2各々
のプロセッサは、処理終了信号を受信すると、データベ
ース更新動作を行い、図6に示すように、その処理終了
信号を端末装置から送信した1の担当者に対応する端末
状態管理データベース10b内の待機フラグをリセット
し(ステップS51)、端末状態管理データベース10
b内の1の担当者の本日の処理件数を1だけ増加させ
(ステップS52)、更に、その時の時間をラスト処理
終了時間として端末状態管理データベース10b内に書
き込む(ステップS53)。また、ステップS2又はS
25で確認した顧客について顧客データベース10a内
のアカウント残数を1だけ減少させる(ステップS5
4)。
【0031】なお、上記した実施例においては、電話サ
ーバ1及び電子メールサーバ2において実行される顧客
チェック動作等の動作はアプリケーションプログラムに
応じて達成されるものである。また、上記した実施例に
おいては、アンサリングIDを電子メールのサブジェク
ト欄に記入するようにしたが、アンサリングIDを本文
メッセージ中に記入するようにしても良い。
【0032】更に、上記した実施例においては、電子メ
ール担当者振り分け動作及び電話担当者振り分け動作で
は電子メール又は電話による問い合わせに対して処理す
る1の担当者を設定しているが、サーバ1又は2として
はその担当者が操作する端末装置を選択しているのであ
る。
【0033】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、電話及び
電子メールのいずれを用いた問い合わせに対しても受付
順に効率よく受付処理することができる。また、担当者
は自身の操作端末装置を監視していれば、電話及び電子
メールのいずれの問い合わせに対しても均等に処理する
ことができ、担当者にとっては作業負荷の軽減となる。
特に、電子メールによる問い合わせに対しても直ちに処
理することになるので、応答の遅延を防止することがで
きる。更に、電子メールへの顧客のパスワードの記入を
不要としたので、重要な顧客情報であるパスワードがイ
ンターネット等の回線網で転送中の電子メールから外部
の第三者に漏れるという危険性が全くなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】メール顧客チェック動作を示すフローチャート
である。
【図3】メール担当者振り分け動作を示すフローチャー
トである。
【図4】電話顧客チェック動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】電話担当者振り分け動作を示すフローチャート
である。
【図6】データベース更新動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 電話サーバ 2 電子メールサーバ 41〜4n,81〜8r 端末装置 5,7 ルータ 6 インターネット 10 データベース 10a 顧客データベース 10b 端末状態管理データベース 111〜11m,141〜14n 電話機 12 公衆電話回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 3/58 101 G06F 15/40 380A (72)発明者 星野 直樹 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 5B075 ND04 PQ05 QM01 5B089 GA11 GA26 JA08 JA31 JB22 KA04 KB06 KC15 KC47 KC53 5K024 AA41 AA62 AA76 BB00 CC01 CC14 DD01 EE01 FF06 GG01 GG03 GG06 GG08 GG11 GG13 HH04 5K030 GA15 GA17 HA06 HC01 HD03 HD09 KA06 KA07 LB02 LD11 LD14 5K049 AA02 BB04 CC08 CC11 EE02 FF32 FF40 FF42 FF45 GG07 GG16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部電話回線からの電話信号に対して応
    答する電話受付手段と、 電子メールを受信する電子メール受付手段と、 各々が電話機を含む複数の端末装置と、 顧客各々の顧客識別コード、パスワード及び電子メール
    アドレスの情報が保存されたデータベースと、を備えた
    問い合わせ受付システムであって、 前記電話受付手段は、前記電話信号から顧客識別コード
    及びパスワードを得てその顧客識別コード及びパスワー
    ドが前記データベースに保存されたいずれか1の顧客の
    顧客識別コード及びパスワードと一致するとき前記複数
    の端末装置のいずれか1の端末装置の電話機に前記電話
    信号を転送し、 前記電子メール受付手段は、前記電子メールを受信した
    ときその電子メールから顧客識別コード及び顧客メール
    アドレスを読み取り、その顧客識別コード及び顧客メー
    ルアドレスが前記データベースに保存されたいずれか1
    の顧客の顧客識別コード及び顧客メールアドレスと一致
    するとき前記複数の端末装置のいずれか1の端末装置に
    前記電子メールを転送することを特徴とする問い合わせ
    受付システム。
  2. 【請求項2】 前記電話受付手段は、前記電話信号から
    製品分類コードを得て、前記複数の端末装置のうちの問
    い合わせ処理待機状態にある端末装置という第1の条件
    と、前記製品分類コードが示す製品についての問い合わ
    せ処理可能な端末装置という第2の条件と、問い合わせ
    処理回数の最小の端末装置という第3の条件とを充足す
    る1の端末装置を選択し、その1の端末装置の電話機に
    前記電話信号を転送し、 前記電子メール受付手段は、前記電子メールから前記製
    品分類コードを得て、前記複数の端末装置のうちの問い
    合わせ処理待機状態にある端末装置という第1の条件
    と、前記製品分類コードが示す製品についての問い合わ
    せ処理可能な端末装置という第2の条件と、問い合わせ
    処理回数の最小の端末装置という第3の条件とを充足す
    る1の端末装置を選択し、その1の端末装置に前記電子
    メールを転送することを特徴とする請求項1記載の問い
    合わせ受付システム。
  3. 【請求項3】 前記製品分類コードは前記顧客識別コー
    ドに含まれることを特徴とする請求項2記載の問い合わ
    せ受付システム。
  4. 【請求項4】 前記電話受付手段は、前記電話信号を前
    記1の端末装置の電話機に転送後、その電話機からの応
    答が所定時間に亘って得られない場合には、前記外部電
    話回線にメッセージ信号を送出することを特徴とする請
    求項1記載の問い合わせ受付システム。
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