JP2000269797A - サイクルスリップ検出回路 - Google Patents

サイクルスリップ検出回路

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JP2000269797A
JP2000269797A JP11072675A JP7267599A JP2000269797A JP 2000269797 A JP2000269797 A JP 2000269797A JP 11072675 A JP11072675 A JP 11072675A JP 7267599 A JP7267599 A JP 7267599A JP 2000269797 A JP2000269797 A JP 2000269797A
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value
counter
cycle slip
circuit
signal
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JP11072675A
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Yuji Ando
雄二 安藤
Hiroshi Ichibagase
広 一番ヶ瀬
Kazuo Kubo
和夫 久保
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較対象である2つのクロックが非同期であ
っても安定にスリップを検出すること。 【解決手段】 受信クロックS11をフリップフロップ
回路2にて自走クロックS10によりサンプリングし、
エッジ検出回路3により、フリップフロップ回路2の出
力信号S12の立ち上がりエッジを検出する。2つのカ
ウンタ回路4,5をそれぞれ自走クロックS10および
受信クロックS11で動作させ、それら2つのカウンタ
回路4,5の各カウント値の最大値をそれぞれ2つのラ
ッチ回路6,7でラッチする。判定回路8により、ラッ
チ回路6,7の出力どうしの差分と、予め設定されたし
きい値mとを比較し、その差分がしきい値mを超える場
合にスリップ検出とし、しきい値m以下である場合にス
リップ解除とすることによって、非同期時でもサイクル
スリップを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2種類のクロック
信号の周波数誤差を検出するサイクルスリップ検出回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サイクルスリップ回路として、例
えば特開平2−296411号公開公報に開示された受
信クロック断検出回路がある。図18は、この受信クロ
ック断検出回路の構成を示すブロック図である。この受
信クロック断検出回路は、自走クロックを発するクロッ
ク源101と、自走クロックで動作する第1のカウンタ
102と、受信クロックで動作する第2のカウンタ10
3と、第1のカウンタ102および第2のカウンタ10
3のそれぞれのカウント値を比較する比較器104とか
ら構成されている。
【0003】つぎに、この受信クロック断検出回路の作
用について説明する。第1のカウンタ102は自走クロ
ックのクロック数を計数し、また第2のカウンタ103
は受信クロックのクロック数を計数する。比較器104
は、これら2つのカウンタ102,103からそれぞれ
出力されたカウント値を比較する。そして比較器104
は、2つのカウント値の差分が、予め設定されたしきい
値を超えた時にクロック断信号を発出し、またその差分
がしきい値以内である時にはクロック断信号を解除す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の検出回路では、2つのクロックが非同期である時、
比較器に入力される2つのカウント値が非同期となり、
比較器において安定してスリップ判定を行うことができ
ないという問題点がある。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、比較対象である2つのクロックが非同期
であっても安定にスリップを検出することができるサイ
クルスリップ検出回路を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、受信クロックを自走クロックでサンプリ
ングするサンプリング手段と、前記サンプリング手段か
ら出力された周期信号のエッジを検出するエッジ検出手
段と、前記エッジ検出手段の出力信号によりリセットさ
れ、かつ前記自走クロックで動作する第1のカウンタ
と、前記エッジ検出手段の出力信号によりリセットさ
れ、かつ前記受信クロックで動作する第2のカウンタ
と、前記第1のカウンタの値を前記エッジ検出手段の出
力信号により保持する第1のラッチ手段と、前記第2の
カウンタの値を前記エッジ検出手段の出力信号により保
持する第2のラッチ手段と、前記第1のラッチ手段およ
び前記第2のラッチ手段によりそれぞれ保持された各カ
ウンタ値の差分と、予め設定されたしきい値とを比較
し、前記差分がしきい値を超えた場合にサイクルスリッ
プ検出信号を発生し、前記差分がしきい値以下となる場
合にサイクルスリップ検出信号を解除する判定手段と、
を具備することを特徴とする。
【0007】この発明によれば、受信クロックをサンプ
リング手段にて自走クロックによりサンプリングし、エ
ッジ検出手段により、サンプリング手段の出力信号のエ
ッジを検出し、2つのカウンタをそれぞれ自走クロック
および受信クロックで動作させ、それら2つのカウンタ
の各カウント値の最大値をそれぞれ2つのラッチ手段で
ラッチし、判定手段により、各ラッチ手段の出力どうし
の差分と、予め設定されたしきい値とを比較し、その差
分がしきい値を超える場合にサイクルスリップ検出と
し、しきい値以下である場合にサイクルスリップ解除と
する。
【0008】また本発明は、受信クロックを自走クロッ
クでサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプ
リング手段から出力された周期信号のエッジを検出する
エッジ検出手段と、前記エッジ検出手段の出力信号によ
りリセットされ、かつ前記自走クロックで動作するカウ
ンタと、前記カウンタの値を前記エッジ検出手段の出力
信号により保持するラッチ手段と、前記ラッチ手段によ
り保持されたカウンタ値と、予め設定されたしきい値と
を比較し、前記カウンタ値がしきい値以下である場合に
サイクルスリップ検出信号を発生し、前記カウンタ値が
しきい値を超えた場合にサイクルスリップ検出信号を解
除する判定手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】この発明によれば、受信クロックをサンプ
リング手段にて自走クロックによりサンプリングし、エ
ッジ検出手段により、サンプリング手段の出力信号のエ
ッジを検出し、カウンタを自走クロックで動作させ、ラ
ッチ手段により、カウンタのカウント値の最大値をラッ
チし、判定手段により予め設定されたしきい値とカウン
ト値の最大値とを比較し、カウント値の最大値がしきい
値以下の場合にはサイクルスリップ検出とし、しきい値
を超えた場合にサイクルスリップ解除とする。
【0010】この発明において、前記エッジ検出手段
は、前記サンプリング手段より出力された周期信号の正
相および逆相の両エッジを検出する構成としてもよい。
【0011】この発明によれば、エッジ検出手段が両相
エッジ検出を行うようになっているため、サイクルスリ
ップの監視周期が上述した発明の1/2となる。
【0012】またこの発明において、前記判定手段から
所定回数のサイクルスリップ検出信号が出力された時に
サイクルスリップ検出警報を出力する保護手段と、前記
判定手段から出力されるサイクルスリップ検出信号、お
よび前記保護手段から出力されるサイクルスリップ検出
警報のいずれか一方を選択して出力する選択手段と、外
部回路からクロック断信号が入力されるとサイクルスリ
ップ検出信号を発出する強制発出手段と、をさらに具備
する構成としてもよい。
【0013】この発明によれば、保護手段により、1監
視区間にサイクルスリップ検出信号が所定回数連続で発
出された場合にサイクルスリップ検出警報が発出され
る。また、強制発出手段により、カウンタが動作しない
場合でもサイクルスリップ検出警報が発出される。
【0014】また本発明は、受信クロックを自走クロッ
クでサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプ
リング手段から出力された周期信号のエッジを検出する
エッジ検出手段と、前記エッジ検出手段の出力信号によ
りリセットされるとともに、前記受信クロックによりカ
ウント方向が制御され、かつ前記自走クロックで動作す
るアップダウンカウンタと、前記アップダウンカウンタ
の値を前記エッジ検出手段の出力信号により保持するラ
ッチ手段と、前記ラッチ手段により保持されたカウンタ
値と、予め設定されたしきい値とを比較し、前記カウン
タ値が、監視区間値からしきい値を減じた値以下または
監視区間値にしきい値を加えた値以上である場合にサイ
クルスリップ検出信号を発生し、前記カウンタ値が、監
視区間値からしきい値を減じた値以上で、かつ監視区間
値にしきい値を加えた値以下である場合にサイクルスリ
ップ検出信号を解除する判定手段と、を具備することを
特徴とする。
【0015】この発明によれば、アップダウンカウンタ
を自走クロックで動作させ、受信クロックにより、その
アップダウンカウンタのアップダウンを制御し、判定手
段により、カウンタ回路38の最大値Qが、監視区間値
からしきい値を減じた値以下、または監視区間値にしき
い値を加えた値以上である場合にはサイクルスリップ検
出とし、一方監視区間値からしきい値を減じた値以上
で、かつ監視区間値にしきい値を加えた値以下である場
合にはサイクルスリップ解除とする。
【0016】また本発明は、監視区間を計数するバイナ
リカウンタと、前記バイナリカウンタのキャリー信号の
パルス幅を変換するパルス幅変換手段と、一監視区間内
のスリップ許容数の2倍の容量を有するとともに、前記
パルス幅変換手段の出力信号により初期値1にリセット
され、かつ前記自走クロックで動作する第1のリングカ
ウンタと、一監視区間内のスリップ許容数の2倍の容量
を有するとともに、前記パルス幅変換手段の出力信号に
より初期値として前記スリップ許容数にリセットされ、
かつ前記受信クロックで動作する第2のリングカウンタ
と、前記第1のリングカウンタの値と前記第2のリング
カウンタの値とを比較し、一監視区間内に両リングカウ
ンタの値が一致した場合にサイクルスリップ検出信号を
発生し、一監視区間内に両リングカウンタの値が一致し
ない場合にサイクルスリップ検出信号を解除する判定手
段と、を具備することを特徴とする。
【0017】この発明によれば、自走クロックで動作す
る第1のリングカウンタのカウント値と、受信クロック
で動作する第2のリングカウンタのカウント値とは、監
視区間内に所定回数以上のサイクルスリップが生じると
一致し、その場合にスリップ検出となり、一方サイクル
スリップ発生回数が所定回数以下であると両カウント値
は一致せず、その場合にスリップ解除となる。
【0018】また本発明は、受信クロックを自走クロッ
クでサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプ
リング手段から出力された周期信号の正相および逆相の
両方エッジを検出するエッジ検出手段と、自走クロック
で動作し、そのカウント値があるしきい値よりも大きい
場合に前記エッジ検出手段の出力信号によりリセットさ
れるカウンタと、前記カウンタの値を前記エッジ検出手
段の出力信号により保持するラッチ手段と、前記ラッチ
手段により保持されたカウンタ値と、予め設定されたし
きい値とを比較し、前記カウンタ値がしきい値以下であ
る場合にサイクルスリップ検出信号を発生し、前記カウ
ンタ値がしきい値を超えた場合にサイクルスリップ検出
信号を解除する判定手段と、を具備することを特徴とす
る。
【0019】この発明によれば、カウンタは、そのカウ
ント値があるしきい値よりも大きい場合にエッジ検出手
段の出力信号によりリセットされる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるサイクルス
リップ検出回路の実施の形態を、添付図面を参照して詳
細に説明する。
【0021】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1にかかるサイクルスリップ検出回路の構成を示すブ
ロック図である。このサイクルスリップ検出回路は、ク
ロック源1、フリップフロップ回路(FF)2、エッジ
検出回路3、2つのカウンタ回路4,5、2つのラッチ
回路6,7および判定回路8を備えている。
【0022】クロック源1は、自走クロックS10を出
力する。フリップフロップ回路(FF)2は、自走クロ
ックS10をサンプリングパルスとして、受信クロック
S11をサンプリングする。エッジ検出回路3は、フリ
ップフロップ回路2の出力信号S12の立ち上がりエッ
ジを検出する。
【0023】第1のカウンタ回路4および第2のカウン
タ回路5は、それぞれ自走クロックS10および受信ク
ロックS11をカウントし、ともにエッジ検出回路3の
出力信号S13によりリセットされる。第1のラッチ回
路6および第2のラッチ回路7は、エッジ検出回路3の
出力信号S13をイネーブルとして、それぞれ第1のカ
ウンタ回路4および第2のカウンタ回路5の最大値をラ
ッチする。判定回路8は、第1のラッチ回路6の出力信
号S14と第2のラッチ回路7の出力信号S15との差
分と、予め設定されたしきい値mとを比較し、サイクル
スリップ検出信号S16を出力する。
【0024】つぎに、実施の形態1の作用について、図
2に示すタイムチャートを参照しながら説明する。受信
クロックS11は、フリップフロップ回路2にて自走ク
ロックS10によりサンプリングされる。フリップフロ
ップ回路2の出力信号S12、すなわちエッジ検出回路
3の入力信号は、自走クロックS10に同期しており、
その信号S12の1周期分がサイクルスリップ1回分に
相当する。第1のカウンタ回路4は、エッジ検出回路3
の出力信号S13の入力によりリセットされ、自走クロ
ックS10のカウントをその初期値(ゼロ)から開始す
る。従って、第1のカウンタ回路4の、リセットされる
までの最大カウント値が、サイクルスリップ1回分のカ
ウント数(周期)となる。
【0025】第2のカウンタ回路5は、エッジ検出回路
3の出力信号S13の入力によりリセットされ、受信ク
ロックS11のカウントをその初期値(ゼロ)から開始
する。第1のカウンタ回路4および第2のカウンタ回路
5のそれぞれの最大値は、第1のラッチ回路6および第
2のラッチ回路7によりラッチされ、判定回路8に入力
される。判定回路8は、第1のカウンタ回路4の最大値
と第2のカウンタ回路5の最大値との差分がしきい値m
を超えた場合にはサイクルスリップ検出とし、一方、そ
の差分がしきい値m以下の場合にはサイクルスリップ解
除とするサイクルスリップ検出信号S16を生成し、そ
れを出力する。なお、図2において「保護出力」とある
のは、図1に示す構成に、後述するような保護回路を設
けた場合の出力を表している。
【0026】実施の形態1によれば、受信クロックS1
1をフリップフロップ回路2にて自走クロックS10に
よりサンプリングし、エッジ検出回路3により、フリッ
プフロップ回路2の出力信号S12の立ち上がりエッジ
を検出し、2つのカウンタ回路4,5をそれぞれ自走ク
ロックS10および受信クロックS11で動作させ、そ
れら2つのカウンタ回路4,5の各カウント値の最大値
をそれぞれ2つのラッチ回路6,7でラッチし、判定回
路8により、ラッチ回路6,7の出力どうしの差分と、
予め設定されたしきい値mとを比較し、その差分がしき
い値mを超える場合にサイクルスリップ検出とし、しき
い値m以下である場合にサイクルスリップ解除とするた
め、非同期時のサイクルスリップを検出することができ
る。
【0027】実施の形態2.図3は、本発明の実施の形
態2にかかるサイクルスリップ検出回路の構成を示すブ
ロック図である。このサイクルスリップ検出回路は、自
走クロックS20を出力するクロック源9、自走クロッ
クS20をサンプリングパルスとして、受信クロックS
21をサンプリングするフリップフロップ回路10、フ
リップフロップ回路10の出力信号S22の立ち上がり
エッジを検出するエッジ検出回路11を備えている。
【0028】また、サイクルスリップ検出回路は、自走
クロックS20をカウントし、かつエッジ検出回路11
の出力信号S23によりリセットされるカウンタ回路1
2、エッジ検出回路11の出力信号S23をイネーブル
として、カウンタ回路12の最大値をラッチするラッチ
回路13、およびラッチ回路13の出力信号S24の値
と、予め設定されたしきい値mとを比較し、サイクルス
リップ検出信号S25を出力する判定回路14を備えて
いる。
【0029】つぎに、実施の形態2の作用について、図
6に示すタイムチャートを参照しながら説明する。受信
クロックS21は、フリップフロップ回路10にて自走
クロックS20によりサンプリングされる。フリップフ
ロップ回路10から出力される信号S22、すなわちエ
ッジ検出回路11の入力信号は、自走クロックS20に
同期しており、その信号S22の1周期分がサイクルス
リップ1回分に相当する。エッジ検出回路11は、フリ
ップフロップ回路10の出力信号S22の立ち上がりエ
ッジを検出する。
【0030】カウンタ回路12は、エッジ検出回路11
の出力信号S23の入力によりリセットされ、自走クロ
ックS20のカウントをその初期値(ゼロ)から開始す
る。従って、カウンタ回路12の、リセットされるまで
の最大カウント値が、サイクルスリップ1回分のカウン
ト数(周期)となる。カウンタ回路12の最大値は、ラ
ッチ回路13によりラッチされ、判定回路14に入力さ
れる。判定回路14は、カウンタ回路12の最大値がし
きい値m以下の場合にはサイクルスリップ検出とし、一
方、しきい値mを超える場合にはサイクルスリップ解除
とするサイクルスリップ検出信号S25を生成し、それ
を出力する。なお、図6において「保護出力S26」と
あるのは、図3に示す構成に、後述するような保護回路
を設けた場合の出力を表している。
【0031】図4は、図3に示すサイクルスリップ検出
回路に保護回路21および選択回路22を付加した構成
を示すブロック図である。保護回路21は、K段シフト
レジスタで構成されており、判定回路14から出力され
た1監視区間のサイクルスリップ検出信号S25がk回
連続で発出した場合にサイクルスリップ検出警報を発出
する。また選択回路22は、判定回路14から出力され
たサイクルスリップ検出信号S25、および前記サイク
ルスリップ検出警報のいずれか一方を選択して出力す
る。
【0032】図5は、図3に示すサイクルスリップ検出
回路に保護回路を設けた場合の変形例である。このサイ
クルスリップ検出回路は、図3に示すサイクルスリップ
検出回路と同様に、受信クロックを自走クロックにより
サンプリングして得られた周期信号の立ち上がりエッジ
を検出する。そして、図5に示すサイクルスリップ検出
回路は、図3に示す回路のカウンタ回路12とラッチ回
路13と判定回路14の代わりに、自走クロックをカウ
ントし、かつエッジ検出結果によりリセットされるカウ
ンタ回路23と、その最大カウント値nに対して発出条
件(例えばn≦md(dは係数)とする)および解除条
件(例えばn≧mc(cは係数)とする)をそれぞれ設
定する発出手段24および解除手段25と、保護回路2
6と、論理和ゲート27と、JKフリップフロップ回路
28をさらに備えている。
【0033】発出手段24は、発出条件に合致した時に
保護回路26に信号を出力し、その出力信号、すなわち
保護回路26に入力される信号に対して、保護回路26
はK段の保護をとった後、JKフリップフロップ回路2
8から判定結果としてサイクルスリップ検出警報が出力
される。一方、解除手段25において解除条件に合致し
た信号が生成されると、JKフリップフロップ回路28
はサイクルスリップ検出警報を強制的に解除する。ま
た、このサイクルスリップ検出回路では、カウンタ23
が動作しない場合、図示しない外部回路から断検出結果
が入力され、JKフリップフロップ回路28においてサ
イクルスリップ検出警報を強制的に発出するようになっ
ている。従って、JKフリップフロップ回路28および
論理和ゲート27は、強制発出手段としての機能を備え
ている。
【0034】実施の形態2によれば、受信クロックS2
1をフリップフロップ回路10にて自走クロックS20
によりサンプリングし、エッジ検出回路11により、フ
リップフロップ回路10の出力信号の立ち上がりエッジ
を検出し、カウンタ回路12を自走クロックS20で動
作させ、ラッチ回路13により、カウンタ回路12のカ
ウント値の最大値をラッチし、判定回路14により予め
設定されたしきい値mとカウント値の最大値とを比較
し、カウント値の最大値がしきい値m以下の場合にはサ
イクルスリップ検出とし、しきい値mを超えた場合にサ
イクルスリップ解除とするため、非同期時のサイクルス
リップを検出することができる。
【0035】また実施の形態2において、保護回路2
1,26を設け、1監視区間のサイクルスリップ検出信
号がk回連続で発出した場合にサイクルスリップ検出警
報として発出するようにすれば、検出誤差を少なくする
ことができる。また、外部回路からの断検出結果で強制
的にサイクルスリップ検出警報を発出するようにすれ
ば、自走クロック計数用のカウンタ回路23が動作しな
い場合でもサイクルスリップ検出警報を発出することが
できる。
【0036】実施の形態3.つぎに、図3に示すサイク
ルスリップ検出回路において、エッジ検出回路11がフ
リップフロップ回路10の出力信号の立ち上がりと立ち
下がりの両方を検出する場合について説明する。サイク
ルスリップ検出回路の構成は図3に示す構成と同じであ
るので、説明を省略する。なお以下の作用の説明におい
ては、図3と同じ符号を用いて説明する。
【0037】つぎに、実施の形態3の作用について、図
3および図7に示すタイムチャートを参照しながら説明
する。受信クロックS121は、フリップフロップ回路
10にて自走クロックS120によりサンプリングされ
る。フリップフロップ回路10から出力される信号S1
22、すなわちエッジ検出回路11の入力信号は、自走
クロックS120に同期しており、その信号S122の
1周期分がサイクルスリップ1回分に相当する。エッジ
検出回路11は、フリップフロップ回路10の出力信号
S122の立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジを
検出する。
【0038】カウンタ回路12は、エッジ検出回路11
の出力信号S123の入力によりリセットされ、自走ク
ロックS120のカウントをその初期値(ゼロ)から開
始する。従って、カウンタ回路12の、リセットされる
までの最大カウント値が、サイクルスリップ1/2(2
分の1)回分のカウント数(周期)となる。カウンタ回
路12の最大値は、ラッチ回路13によりラッチされ、
判定回路14に入力される。判定回路14は、カウンタ
回路12の最大値がしきい値mの1/2の値(m/2)
以下の場合にはサイクルスリップ検出とし、一方、m/
2を超える場合にはサイクルスリップ解除とするサイク
ルスリップ検出信号S125を生成し、それを出力す
る。なお、図7において「保護出力S126」とあるの
は、上述したような保護回路を設けた場合の出力を表し
ている。
【0039】実施の形態3によれば、エッジ検出回路が
両相エッジ検出を行うようになっているため、監視周期
が上述した実施の形態1および実施の形態2の1/2と
なり、高速化を図ることができる。
【0040】実施の形態4.図8は、本発明の実施の形
態4にかかるサイクルスリップ検出回路の構成を示すブ
ロック図である。このサイクルスリップ検出回路は、図
3に示すサイクルスリップ検出回路において、カウンタ
回路12の代わりに、ダウンカウンタ32を用いたもの
であり、その他の構成は図3に示す構成と同じであるの
で、同一の符号を付して説明を省略する。
【0041】つぎに、実施の形態4の作用について、図
9に示すタイムチャートを参照しながら説明する。受信
クロックS31は、フリップフロップ回路10にて自走
クロックS30によりサンプリングされる。フリップフ
ロップ回路10から出力された信号S32、すなわちエ
ッジ検出回路11の入力信号は、自走クロックS30に
同期しており、その信号S32の1周期分がサイクルス
リップ1回分に相当する。エッジ検出回路11は、フリ
ップフロップ回路10の出力信号S32の立ち上がりエ
ッジを検出する。
【0042】ダウンカウンタ回路32は、エッジ検出回
路11の出力信号S33の入力により、[m+n+1]
で表される初期値にプリセットされ、自走クロックS3
0に対してその初期値からカウントダウンを開始する。
ここで、mは監視周期であり、nは検出誤差である。ダ
ウンカウンタ回路32の最大値は、ラッチ回路13によ
りラッチされ、判定回路14に入力される。判定回路1
4は、ラッチ回路13の出力値(図9ではn1)がゼロ
になる(すなわちn1=0)か、または[2n+1]を
超える(すなわちn1>2n+1)場合にはサイクルス
リップ検出とし、一方、n1が1以上[2n+1]以下
である(すなわち1≦n1≦2n+1)場合にはサイク
ルスリップ解除とするサイクルスリップ検出信号S35
を生成し、それを出力する。なお、図9において「保護
出力」とあるのは、上述したような保護回路を設けた場
合の出力を表している。
【0043】実施の形態4によれば、受信クロックS3
1をフリップフロップ回路10にて自走クロックS20
によりサンプリングし、エッジ検出回路11により、フ
リップフロップ回路10の出力信号の立ち上がりエッジ
を検出し、ダウンカウンタ回路32を自走クロックS3
0で動作させ、ラッチ回路13により、ダウンカウンタ
回路32のカウント値の最大値をラッチし、判定回路1
4によりその最大値がゼロまたは[2n+1]を超える
場合(n:検出誤差)にはサイクルスリップ検出とし、
一方、1以上[2n+1]以下である場合にはサイクル
スリップ解除とするため、非同期時のサイクルスリップ
を検出することができる。
【0044】実施の形態5.図10は、本発明の実施の
形態5にかかるサイクルスリップ検出回路の構成を示す
ブロック図である。このサイクルスリップ検出回路は、
自走クロックS40を出力するクロック源35、自走ク
ロックS40をサンプリングパルスとして、受信クロッ
クS41をサンプリングするフリップフロップ回路3
6、フリップフロップ回路36の出力信号S42の立ち
上がりエッジを検出するエッジ検出回路37を備えてい
る。
【0045】また、サイクルスリップ検出回路は、自走
クロックS40をカウントし、かつエッジ検出回路11
の出力信号S43によりリセットされるとともに、受信
クロックS41によりアップダウンが制御されるアップ
ダウンカウンタ回路38、エッジ検出回路37の出力信
号S43をイネーブルとして、アップダウンカウンタ回
路38の最大値をラッチするラッチ回路39、およびラ
ッチ回路39の出力信号S44の値と、予め設定された
しきい値nとを比較し、サイクルスリップ検出信号S4
5を出力する判定回路40を備えている。
【0046】つぎに、実施の形態5の作用について、図
37に示すタイムチャートを参照しながら説明する。受
信クロックS41は、フリップフロップ回路36にて自
走クロックS40によりサンプリングされる。フリップ
フロップ回路36から出力される信号S42、すなわち
エッジ検出回路37の入力信号は、自走クロックS40
に同期しており、その信号S42の1周期分がサイクル
スリップ1回分に相当する。エッジ検出回路37は、フ
リップフロップ回路36の出力信号S42の立ち上がり
エッジを検出する。
【0047】アップダウンカウンタ回路38は、エッジ
検出回路37の出力信号S43の入力によりリセットさ
れ、自走クロックS40のカウントをその初期値(ゼ
ロ)から開始する。その際、アップダウンカウンタ回路
38は、受信クロックS41によりアップダウンが制御
され、図12に示すように、再度リセットされるまで減
算行程と加算行程を1回づつたどる。サイクルスリップ
1回分のアップダウンカウンタ回路38の最大値Qは、
ラッチ回路39によりラッチされ、判定回路40に入力
される。判定回路40は、監視区間mに対して、アップ
ダウンカウンタ回路38の最大値Qが[m−n]以下で
ある(すなわちQ≦m−n)か、または[m+n]以上
である(すなわちQ≧m+n)場合にはサイクルスリッ
プ検出とし、一方、[m−n]以上でかつ[m+n]以
下である(すなわちm−n≦Q≦m+n)場合にはサイ
クルスリップ解除とするサイクルスリップ検出信号S4
5を生成し、それを出力する。なお、図11において
「保護出力」とあるのは、上述したような保護回路を設
けた場合の出力を表している。
【0048】実施の形態5によれば、アップダウンカウ
ンタ回路38を自走クロックS40で動作させ、受信ク
ロックS41により、そのカウンタ回路38のアップダ
ウンを制御し、判定回路40により、しきい値nおよび
監視区間mに対して、カウンタ回路38の最大値Qが
[m−n]以下または[m+n]以上である場合にはサ
イクルスリップ検出とし、一方[m−n]以上[m+
n]以下である場合にはサイクルスリップ解除とするた
め、非同期時のサイクルスリップを検出することができ
る。
【0049】実施の形態6.図13は、本発明の実施の
形態6にかかるサイクルスリップ検出回路の構成を示す
ブロック図である。このサイクルスリップ検出回路は、
クロック源41、監視区間を計数するバイナリカウンタ
42、バイナリカウンタ42のキャリー信号のパルス幅
を変換するパルス幅変換手段である2ビットマスク生成
回路43、2つのフリップフロップ回路44,49、エ
ッジ検出回路45、自走クロックS50で動作する第1
のリングカウンタ回路46、受信クロックS51で動作
する第2のリングカウンタ回路47、および判定回路4
8を備えている。
【0050】つぎに、実施の形態6の作用について、図
14に示すタイムチャートを参照しながら説明する。監
視区間をm、しきい値をnとすると、第1のリングカウ
ンタ46は容量が2nであり、プリセット時に初期値1
が与えられる。また、第2のリングカウンタ47は容量
が2nであり、プリセット時に初期値nが与えられる。
これらリングカウンタ46,47およびバイナリカウン
タ42は同時にカウントを開始する。そして、サイクル
スリップ1回につき第1のリングカウンタ46の出力値
S52と第2のリングカウンタ47の出力値S53との
差は1ずつ減算される。
【0051】監視区間内のサイクルスリップの発生回数
がn回以下であると、2つのリングカウンタ46,47
の各出力値S52,S53は一致せずにリセットされ
る。この場合、判定回路48はサイクルスリップ警報を
発出しない。一方、監視区間内にn回以上のサイクルス
リップが発生する場合には、2つのリングカウンタ4
6,47の各出力値S52,S53が一致した時点で、
判定回路48からサイクルスリップ警報が発出される。
そして、その判定結果は、フリップフロップ回路49に
おいて自走クロックS50によりリタイミングされた後
に、サイクルスリップ検出信号S55として出力され
る。
【0052】実施の形態6によれば、監視区間をm、し
きい値をnとした場合、自走クロックS50で動作し、
容量が2nで初期値1のリングカウンタ46のカウント
値と、受信クロックS51で動作し、容量が2nで初期
値nのリングカウンタ47のカウント値とは、監視区間
m内にn回以上のサイクルスリップが生じると一致し、
その場合にサイクルスリップ検出となり、一方サイクル
スリップ発生回数がn回以下であると両カウント値は一
致せず、その場合にサイクルスリップ解除となるため、
非同期時のサイクルスリップを検出することができる。
【0053】実施の形態7.図15は、本発明の実施の
形態7にかかるサイクルスリップ検出回路の構成を示す
ブロック図である。このサイクルスリップ検出回路は、
自走クロックS60を出力するクロック源50、自走ク
ロックS60をサンプリングパルスとして、受信クロッ
クS61をサンプリングするフリップフロップ回路5
1、フリップフロップ回路51の出力信号S62の立ち
上がりエッジおよび立ち下がりエッジを検出する両相エ
ッジ検出回路52、自走クロックS60をカウントし、
かつ論理積ゲート53により両相エッジ検出回路52の
出力信号S63と自ら出力する制御信号S64との論理
積をとった信号によりリセットされるカウンタ回路5
4、論理積ゲート53の出力信号をイネーブルとして、
カウンタ回路54の最大値をラッチするラッチ回路5
5、およびラッチ回路55の出力信号S66の値と、予
め設定されたしきい値mとを比較し、サイクルスリップ
検出信号S67を出力する判定回路56を備えている。
【0054】つぎに、実施の形態7の作用について、図
16に示すタイムチャートを参照しながら説明する。受
信クロックS61は、フリップフロップ回路51にて自
走クロックS60によりサンプリングされる。両相エッ
ジ検出回路52は、フリップフロップ回路51の出力信
号S62の立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジを
検出する。カウンタ回路54は、自走クロックS60の
カウントをその初期値(ゼロ)から開始する。
【0055】カウンタ回路54は、そのカウンタ値がゼ
ロ〜nL(nL≪m)の時に相対的に電位レベルが低い
「L(ロー)」、それ以外の時に相対的に電位レベルが
高い「H(ハイ)」となる制御信号S64を出力するよ
うに論理構成されている。そして、カウンタ回路54の
プリセット入力S65は、両相エッジ検出回路52の出
力信号S63と、カウンタ回路54が出力した制御信号
S64との論理積をとる構成となっている。このように
論理積ゲート53を設けていることによって、例えば受
信クロックS61にジッタ等の周波数誤差成分が生じて
おり、それに起因して両相エッジ検出回路52の出力信
号S63が小間隔でパルス列を発生してしまっても、カ
ウンタ回路54が頻繁にリセットしまうのを防いでい
る。
【0056】カウンタ回路54の、リセットされるまで
の最大カウント値S66は、ラッチ回路55によりラッ
チされ、判定回路56に入力される。判定回路56は、
カウンタ回路54の最大値がしきい値mの1/2の値
(m/2)以下の場合にはサイクルスリップ検出とし、
一方、m/2を超える場合にはサイクルスリップ解除と
するサイクルスリップ検出信号S67を生成し、それを
出力する。
【0057】実施の形態7によれば、カウンタ回路54
は、そのカウント値がゼロ〜nL(nL≪m)の時に
「L」、それ以外の時に「H」となる制御信号S64を
出力し、その制御信号S64と、両相エッジ検出回路5
2の出力信号S63との論理積をカウンタ回路54のプ
リセット入力とするため、受信クロックS61にジッタ
等の周波数誤差成分が生じている場合であっても、安定
にサイクルスリップを検出することができる。
【0058】以上において本発明は、上述した各実施の
形態の構成に限定されず、種々設計変更可能であること
は勿論である。また、上述した各実施の形態において、
受信クロックの周波数が、クロック源57から出力され
た自走クロックの周波数のN倍である場合には、図17
に示すように、受信クロックの周波数を1/N分周器5
8により分周してから、上記各実施の形態のサイクルス
リップ検出回路59に入力させる構成としてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、受信クロックをサンプリング手段にて自走クロック
によりサンプリングし、エッジ検出手段により、サンプ
リング手段の出力信号のエッジを検出し、2つのカウン
タをそれぞれ自走クロックおよび受信クロックで動作さ
せ、それら2つのカウンタの各カウント値の最大値をそ
れぞれ2つのラッチ手段でラッチし、判定手段により、
各ラッチ手段の出力どうしの差分と、予め設定されたし
きい値とを比較し、その差分がしきい値を超える場合に
サイクルスリップ検出とし、しきい値以下である場合に
サイクルスリップ解除とするため、非同期時のサイクル
スリップを検出することができる。
【0060】つぎの発明によれば、受信クロックをサン
プリング手段にて自走クロックによりサンプリングし、
エッジ検出手段により、サンプリング手段の出力信号の
エッジを検出し、カウンタを自走クロックで動作させ、
ラッチ手段により、カウンタのカウント値の最大値をラ
ッチし、判定手段により予め設定されたしきい値とカウ
ント値の最大値とを比較し、カウント値の最大値がしき
い値以下の場合にはサイクルスリップ検出とし、しきい
値を超えた場合にサイクルスリップ解除とするため、非
同期時のサイクルスリップを検出することができる。
【0061】つぎの発明によれば、エッジ検出手段が両
相エッジ検出を行うようになっているため、サイクルス
リップの監視周期が上述した発明の1/2となり、高速
化を図ることができる。
【0062】つぎの発明によれば、保護手段により、1
監視区間にサイクルスリップ検出信号が所定回数連続で
発出された場合にサイクルスリップ検出警報が発出され
るため、検出誤差を少なくすることができる。また、強
制発出手段により、カウンタが動作しない場合でもサイ
クルスリップ検出警報を発出することができる。
【0063】つぎの発明によれば、アップダウンカウン
タを自走クロックで動作させ、受信クロックにより、そ
のアップダウンカウンタのアップダウンを制御し、判定
手段により、カウンタ回路38の最大値Qが、監視区間
値からしきい値を減じた値以下、または監視区間値にし
きい値を加えた値以上である場合にはサイクルスリップ
検出とし、一方監視区間値からしきい値を減じた値以上
で、かつ監視区間値にしきい値を加えた値以下である場
合にはサイクルスリップ解除とするため、非同期時のサ
イクルスリップを検出することができる。
【0064】つぎの発明によれば、自走クロックで動作
する第1のリングカウンタのカウント値と、受信クロッ
クで動作する第2のリングカウンタのカウント値とは、
監視区間内に所定回数以上のサイクルスリップが生じる
と一致し、その場合にスリップ検出となり、一方サイク
ルスリップ発生回数が所定回数以下であると両カウント
値は一致せず、その場合にスリップ解除となるため、非
同期時のサイクルスリップを検出することができる。
【0065】つぎの発明によれば、カウンタは、そのカ
ウント値があるしきい値よりも大きい場合にエッジ検出
手段の出力信号によりリセットされるため、受信クロッ
クにジッタ等の周波数誤差成分が生じている場合であっ
ても、安定にサイクルスリップを検出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかるサイクルスリ
ップ検出回路の構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1のサイクルスリップ検出回路の
動作タイミングを示すタイムチャートである。
【図3】 本発明の実施の形態2にかかるサイクルスリ
ップ検出回路の構成を示すブロック図である。
【図4】 実施の形態2の変形例を示すブロック図であ
る。
【図5】 実施の形態2の変形例を示すブロック図であ
る。
【図6】 実施の形態2のサイクルスリップ検出回路の
動作タイミングを示すタイムチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態3にかかるサイクルスリ
ップ検出回路の動作タイミングを示すタイムチャートで
ある。
【図8】 本発明の実施の形態4にかかるサイクルスリ
ップ検出回路の構成を示すブロック図である。
【図9】 実施の形態4のサイクルスリップ検出回路の
動作タイミングを示すタイムチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態5にかかるサイクルス
リップ検出回路の構成を示すブロック図である。
【図11】 実施の形態5のサイクルスリップ検出回路
の動作タイミングを示すタイムチャートである。
【図12】 そのサイクルスリップ検出回路のアップダ
ウンカウンタ回路の作用を説明するためのタイムチャー
トである。
【図13】 本発明の実施の形態6にかかるサイクルス
リップ検出回路の構成を示すブロック図である。
【図14】 実施の形態6のサイクルスリップ検出回路
の動作タイミングを示すタイムチャートである。
【図15】 本発明の実施の形態7にかかるサイクルス
リップ検出回路の構成を示すブロック図である。
【図16】 実施の形態7のサイクルスリップ検出回路
の動作タイミングを示すタイムチャートである。
【図17】 本発明にかかるサイクルスリップ検出回路
の他の構成を示すブロック図である。
【図18】 従来における検出回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1,9,35,41,50,57 クロック源、2,1
0,36,51 フリップフロップ回路(サンプリング
手段)、44,49 フリップフロップ回路、3,1
1,37,45 エッジ検出回路(エッジ検出手段)、
4,5,12,23,54 カウンタ回路、6,7,1
3,39,55 ラッチ回路(ラッチ手段)、8,1
4,40,48,56 判定回路(判定手段)、21,
26 保護回路、22 選択回路、24 発出手段、2
5 解除手段、27 論理和ゲート(強制発出手段)、
28 JKフリップフロップ回路(強制発出手段)、3
2 ダウンカウンタ回路、38 アップダウンカウンタ
回路、42 バイナリカウンタ回路、43 2ビットマ
スク生成回路(パルス幅変換手段)、46,47 リン
グカウンタ回路、52 両相エッジ検出回路(エッジ検
出手段)、53 論理積ゲート、58 分周器、59
サイクルスリップ検出回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信クロックを自走クロックでサンプリ
    ングするサンプリング手段と、 前記サンプリング手段から出力された周期信号のエッジ
    を検出するエッジ検出手段と、 前記エッジ検出手段の出力信号によりリセットされ、か
    つ前記自走クロックで動作する第1のカウンタと、 前記エッジ検出手段の出力信号によりリセットされ、か
    つ前記受信クロックで動作する第2のカウンタと、 前記第1のカウンタの値を前記エッジ検出手段の出力信
    号により保持する第1のラッチ手段と、 前記第2のカウンタの値を前記エッジ検出手段の出力信
    号により保持する第2のラッチ手段と、 前記第1のラッチ手段および前記第2のラッチ手段によ
    りそれぞれ保持された各カウンタ値の差分と、予め設定
    されたしきい値とを比較し、前記差分がしきい値を超え
    た場合にサイクルスリップ検出信号を発生し、前記差分
    がしきい値以下となる場合にサイクルスリップ検出信号
    を解除する判定手段と、 を具備することを特徴とするサイクルスリップ検出回
    路。
  2. 【請求項2】 受信クロックを自走クロックでサンプリ
    ングするサンプリング手段と、 前記サンプリング手段から出力された周期信号のエッジ
    を検出するエッジ検出手段と、 前記エッジ検出手段の出力信号によりリセットされ、か
    つ前記自走クロックで動作するカウンタと、 前記カウンタの値を前記エッジ検出手段の出力信号によ
    り保持するラッチ手段と、 前記ラッチ手段により保持されたカウンタ値と、予め設
    定されたしきい値とを比較し、前記カウンタ値がしきい
    値以下である場合にサイクルスリップ検出信号を発生
    し、前記カウンタ値がしきい値を超えた場合にサイクル
    スリップ検出信号を解除する判定手段と、 を具備することを特徴とするサイクルスリップ検出回
    路。
  3. 【請求項3】 前記エッジ検出手段は、前記サンプリン
    グ手段より出力された周期信号の正相および逆相の両エ
    ッジを検出することを特徴とする請求項2に記載のサイ
    クルスリップ検出回路。
  4. 【請求項4】 前記判定手段から所定回数のサイクルス
    リップ検出信号が出力された時にサイクルスリップ検出
    警報を出力する保護手段と、 前記判定手段から出力されるサイクルスリップ検出信
    号、および前記保護手段から出力されるサイクルスリッ
    プ検出警報のいずれか一方を選択して出力する選択手段
    と、 外部回路からクロック断信号が入力されるとサイクルス
    リップ検出信号を発出する強制発出手段と、 をさらに具備することを特徴とする請求項2または3に
    記載のサイクルスリップ検出回路。
  5. 【請求項5】 受信クロックを自走クロックでサンプリ
    ングするサンプリング手段と、 前記サンプリング手段から出力された周期信号のエッジ
    を検出するエッジ検出手段と、 前記エッジ検出手段の出力信号によりリセットされると
    ともに、前記受信クロックによりカウント方向が制御さ
    れ、かつ前記自走クロックで動作するアップダウンカウ
    ンタと、 前記アップダウンカウンタの値を前記エッジ検出手段の
    出力信号により保持するラッチ手段と、 前記ラッチ手段により保持されたカウンタ値と、予め設
    定されたしきい値とを比較し、前記カウンタ値が、監視
    区間値からしきい値を減じた値以下または監視区間値に
    しきい値を加えた値以上である場合にサイクルスリップ
    検出信号を発生し、前記カウンタ値が、監視区間値から
    しきい値を減じた値以上で、かつ監視区間値にしきい値
    を加えた値以下である場合にサイクルスリップ検出信号
    を解除する判定手段と、 を具備することを特徴とするサイクルスリップ検出回
    路。
  6. 【請求項6】 監視区間を計数するバイナリカウンタ
    と、 前記バイナリカウンタのキャリー信号のパルス幅を変換
    するパルス幅変換手段と、 一監視区間内のスリップ許容数の2倍の容量を有すると
    ともに、前記パルス幅変換手段の出力信号により初期値
    1にリセットされ、かつ前記自走クロックで動作する第
    1のリングカウンタと、 一監視区間内のスリップ許容数の2倍の容量を有すると
    ともに、前記パルス幅変換手段の出力信号により初期値
    として前記スリップ許容数にリセットされ、かつ前記受
    信クロックで動作する第2のリングカウンタと、 前記第1のリングカウンタの値と前記第2のリングカウ
    ンタの値とを比較し、一監視区間内に両リングカウンタ
    の値が一致した場合にサイクルスリップ検出信号を発生
    し、一監視区間内に両リングカウンタの値が一致しない
    場合にサイクルスリップ検出信号を解除する判定手段
    と、 を具備することを特徴とするサイクルスリップ検出回
    路。
  7. 【請求項7】 受信クロックを自走クロックでサンプリ
    ングするサンプリング手段と、 前記サンプリング手段から出力された周期信号の正相お
    よび逆相の両方エッジを検出するエッジ検出手段と、 自走クロックで動作し、そのカウント値があるしきい値
    よりも大きい場合に前記エッジ検出手段の出力信号によ
    りリセットされるカウンタと、 前記カウンタの値を前記エッジ検出手段の出力信号によ
    り保持するラッチ手段と、 前記ラッチ手段により保持されたカウンタ値と、予め設
    定されたしきい値とを比較し、前記カウンタ値がしきい
    値以下である場合にサイクルスリップ検出信号を発生
    し、前記カウンタ値がしきい値を超えた場合にサイクル
    スリップ検出信号を解除する判定手段と、 を具備することを特徴とするサイクルスリップ検出回
    路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7643598B2 (en) 2004-10-26 2010-01-05 Electronics And Telecommunications Research Institute Frequency lock detector

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