JP2000269174A - 半導体ウェーハの再生方法 - Google Patents

半導体ウェーハの再生方法

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JP2000269174A
JP2000269174A JP11071749A JP7174999A JP2000269174A JP 2000269174 A JP2000269174 A JP 2000269174A JP 11071749 A JP11071749 A JP 11071749A JP 7174999 A JP7174999 A JP 7174999A JP 2000269174 A JP2000269174 A JP 2000269174A
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grinding
semiconductor wafer
rpm
grinding means
wheel
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JP11071749A
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Kenichiro Matsuzaka
謙一郎 松坂
Takeshi Kanesaka
剛 金坂
Toshiyuki Sakai
敏行 酒井
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Disco Corp
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Disco Abrasive Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 拡散工程、CVD工程等によって膜が積層さ
れた半導体ウェーハの表面から、簡易かつ効率的な方法
で環境を汚染することなく積層された膜を除去して再生
する。 【解決手段】 膜が形成された表面を上にして半導体ウ
ェーハWをチャックテーブル17に吸引保持させ、研削
ホイール30を回転可能に支持する研削手段とチャック
テーブル17とを互いが接近する方向に相対移動させ、
回転する研削ホイール30と半導体ウェーハWとを接触
させ、加工水を供給しながら半導体ウェーハWの表面を
所用深さ研削除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面に膜を積層し
て回路を形成する工程の途中または完了後にラインアウ
トされた半導体ウェーハから、積層された膜を除去して
半導体ウェーハの再利用を可能とする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェーハの処理工程においては、
その表面に金属膜、酸化膜、ボロン、リン等の物質が幾
多の工程を経て積層されてLSI等の回路が形成される
が、これらを積層する工程、例えば、拡散工程、CVD
工程等においては、不良品が発生したり、各工程におい
て抜き出して検査をしたりする等のために、工程の途中
または完了後にラインアウトされる半導体ウェーハもあ
り、最終的に完成品になるのは当初の70パーセント程
である。従って、30パーセント程は廃棄処分されるこ
とになり、歩留まりが悪く、単価の高い半導体ウェーハ
を30パーセントも廃棄するのは極めて不経済である。
【0003】そこで、廃棄の対象となる半導体ウェーハ
から積層された膜を除去すれば、積層される前の状態と
なって再生できることに着目し、積層された膜を化学的
エッチングによって除去し、その後にエッチング面をポ
リッシングし、再生して再利用することが試みられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、化学的
なエッチング処理には相当な時間を要する上に、エッチ
ング液の処理が環境破壊につながるおそれがある。ま
た、化学的エッチングによる再生は外部の専門業者に依
頼する場合が多く、その場合は積層状態から回路パター
ンが流出し、機密情報が外部に漏れてしまうという問題
もある。
【0005】このように、半導体ウェーハの表面から積
層物質を除去して再生する場合においては、簡易かつ効
率的な方法で環境を汚染することなく再生を可能とする
ことに解決すべき課題を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の具体的手段として本発明は、表面に膜を積層して回路
を形成する工程の途中または完了後にラインアウトされ
た半導体ウェーハから積層された膜を除去して再生する
半導体ウェーハの再生方法であって、研削ホイールを回
転可能に保持する研削手段と、該研削手段に対向して配
設され半導体ウェーハを吸引保持するチャックテーブル
とを少なくとも含む研削装置において、膜が形成された
表面を上にして半導体ウェーハをチャックテーブルに吸
引保持させる工程と、研削手段とチャックテーブルとを
互いが接近する方向に相対移動させ、回転する研削ホイ
ールと半導体ウェーハとを接触させ、加工水を供給しな
がら半導体ウェーハの表面を所用深さ研削除去する工程
とから少なくとも構成される半導体ウェーハの再生方法
を提供する。
【0007】そして、この半導体ウェーハの再生方法
は、研削手段に保持される研削ホイールには、ダイヤモ
ンド砥粒を電着して形成した研削刃が環状に複数配設さ
れていること、研削ホイールを構成する研削刃は、粒径
が10μm〜60μmのダイヤモンド砥粒がニッケルに
よって電鋳された電鋳研削刃であること、電鋳研削刃
は、肉厚が0.1mm〜1.0mm、外径が2mm〜5
mmのパイプ状に形成され、それぞれが環状基台の下部
から垂直方向に1mm〜10mm突出し、10個〜20
0個配設したこと、研削手段の回転数は1000rpm
〜6500rpmであり、研削水の供給量は1リットル
/分〜5リットル/分であり、除去される膜の所要深さ
は20μm〜50μmであること、チャックテーブル
は、10rpm〜300rpmの回転数で回転するこ
と、研削ホイールを半導体ウェーハに対して垂直方向に
送り込む送り込み速度は、0.1μm/秒〜0.5μm
/秒であること、研削手段は、第一の研削手段と第二の
研削手段とにより構成し、第一の研削手段には研削ホイ
ールを装着し、第二の研削手段にはダイヤモンド砥粒を
樹脂によって固めたレジノイド砥石が環状に複数配設さ
れた研磨ホイールを装着し、第一の研削手段を用いて上
記の研削を遂行した後、第二の研削手段を用いて第一の
研削手段による研削後の半導体ウェーハの表面を仕上げ
研磨すること、レジノイド砥石は、粒径が4μm〜6μ
mのダイヤモンド砥粒をフェノール樹脂によって固めた
砥石であること、第二の研削手段の回転数は1000r
pm〜6500rpmであり、加工水の供給量は1リッ
トル/分〜5リットル/分であり、半導体ウェーハの表
面の研磨量は10μm〜50μmであり、チャックテー
ブルの回転数は10rpm〜300rpmであり、研磨
ホイールの半導体ウェーハに対する送り込み速度は0.
1μm/秒〜0.5μm/秒であることを付加的要件と
する。
【0008】このような半導体ウェーハの再生方法によ
れば、従来のような化学的エッチングが不要となるた
め、煩雑な作業が不要となると共に、エッチング液を使
用せずに済むようになる。また、研削手段の精密制御が
可能となるため、半導体ウェーハの表面にムラがなくな
る。更に、半導体デバイスメーカー等においては、自社
内の研削装置を用いて積層された膜を除去することがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例とし
て、図1に示す研削装置10を用いて半導体ウェーハの
積層物質を除去して再生を行う方法について説明する。
【0010】研削装置10は、積層物質を除去する前の
半導体ウェーハを収容するカセット11と、積層物質を
除去した半導体ウェーハを収容するカセット12と、カ
セット11からの半導体ウェーハの搬出またはカセット
12への半導体ウェーハの搬入を行う搬出入手段13
と、半導体ウェーハの位置合わせを行うセンター合わせ
テーブル14と、半導体ウェーハを搬送する第一の搬送
手段15及び第二の搬送手段16と、半導体ウェーハを
吸引保持するチャックテーブル17と、回転可能なター
ンテーブル18と、チャックテーブル17に保持された
半導体ウェーハを研削する研削手段19と、研削後の半
導体ウェーハを洗浄する洗浄手段22とから構成され、
研削手段19は、第一の研削手段20と第二の研削手段
21とから構成される。
【0011】第一の研削手段20と第二の研削手段21
は、共に、起立して設けられた壁体23に対して上下動
可能となっている。ここで、スピンドルの先端に装着さ
れるホイール以外の部位については、研削手段20と研
削手段21とは同様に構成されるため、同様に構成され
る部位については共通の符号を付して説明すると、壁体
23の内側の面には一対のレール24が垂直方向に併設
され、レール24に沿ってスライド板26が上下動する
のに伴い、スライド板26に固定された研削手段20、
21が上下動するようになっている。
【0012】また、図2に示すように、チャックテーブ
ル17は、その下方に配設したサーボモータ50及びエ
ンコーダ51によって駆動されて回転可能であり、その
回転は、サーボドライバ52を介して接続されたCPU
53によって制御される。また、壁体23の後部側には
各研削手段につきそれぞれ垂直方向にボールスクリュー
54が配設され、その上端はパルスモータ55に連結さ
れている。そして、CPU53の制御の下、パルスモー
タドライバ55aによってパルスモータ55が駆動され
るのに伴いボールスクリュー54が回転し、ボールスク
リュー54に螺合した可動部56が上下動するのに伴っ
て、壁体23を貫通して可動部56と連結された第一の
研削手段20、第二の研削手段21が上下動する構成と
なっている。更に、可動部56のZ軸方向の位置はリニ
アスケール57によって計測され、その計測値に基づい
てCPU53によって第一の研削手段20及び第二の研
削手段21の上下動が精密制御される。
【0013】カセット11には積層された膜を除去する
前のラインアウトされた半導体ウェーハが複数段に重ね
て収納されており、搬出入手段13によって1枚ずつピ
ックアップされてセンター合わせテーブル14に載置さ
れる。そしてここで半導体ウェーハWの位置合わせが行
われた後、第一の搬送手段15に吸着されると共に第一
の搬送手段15が旋回動することによって、チャックテ
ーブル17に吸引保持され、次に、ターンテーブル18
が所要角度回転して半導体ウェーハWが第一の研削手段
20の直下に位置付けられる。
【0014】第一の研削手段20においては、スピンド
ルハウジング27によって回転可能に支持されたスピン
ドル28の先端にマウンタ29を介して研削ホイール3
0が装着されており、この研削ホイール30はモータ2
5に駆動されて回転可能であり、図3に示すように、環
状基台31と、環状基台31の下部に配設した研削刃3
2と、環状基台31をマウンタ29に固定するためのボ
ルトが螺入するボルト螺入孔33と、スピンドル28か
ら供給される研削水が流入する研削水流入孔34とから
構成される。
【0015】研削刃32は、環状基台31の下部におい
てその外周に沿って1mm〜10mmほど垂直下方に突
出した状態で複数、例えば10個から200個配設され
ている。個々の研削刃32は、ダイヤモンド砥粒を電着
して形成したもので、例えば、粒径が10μm〜60μ
m(#800〜#320)のダイヤモンド砥粒がニッケ
ルによって電鋳された電鋳研削刃であり、図4に示すよ
うにパイプ状に形成されており、その外径は2mm〜5
mm、肉厚は0.1mm〜1.0mmである。研削ホイ
ール30をこのように構成することにより、薄い刃であ
って半導体ウェーハとの接触面積が小さいにもかかわら
ず、パイプ状としたことで強度が高いため、研削焼けや
むしれが生じることなく半導体ウェーハ上の積層物質を
除去することが可能となった。
【0016】図5に示すように、環状基台31の研削水
流入孔34は、環状基台31の内部において研削刃32
の空洞部35と貫通しており、研削水流入孔34から流
入した研削水は、空洞部35を通って研削刃32と半導
体ウェーハとの接触部に供給される。また、研削水流入
孔34から流入した研削水は、図5に示したように、全
部が空洞部35に流れるのではなく、研削刃32の外周
にも供給される。
【0017】一方、第二の研削手段21においては、ス
ピンドルハウジング27によって回転可能に支持された
スピンドル28の先端にマウンタ29を介して研磨ホイ
ール36が装着されており、この研磨ホイール36は、
図6に示すように、環状基台37と、環状基台37の下
部に配設したレジノイド砥石38と、環状基台37をマ
ウンタ29に固定するためのボルトが螺入するボルト螺
入孔39と、スピンドル28から供給される研削水が流
入する研削水流入孔40とから構成される。
【0018】レジノイド砥石38は、粒径が4μm〜6
μm(#2000)のダイヤモンド砥粒をフェノール樹
脂によって固めた直方体形状の砥石であり、環状基台3
7の下部においてその外周に沿って複数配設されてい
る。
【0019】ターンテーブル18の回転により半導体ウ
ェーハWが第一の研削手段20の直下に位置付けられる
と、スピンドル28を高速回転させながら、研削水を供
給すると共に第一の研削手段20を下降させていく。そ
して、複数の研削刃32が半導体ウェーハWの表面に積
層された物質に接触し、更に第一の研削手段20が下降
していくと、徐々に酸化膜や金属膜等の積層物質が除去
されていき、所要深さ、例えば20μm〜50μm研削
されると、膜が完全に除去される。
【0020】このとき、第一の研削手段20の回転数及
び研削水の供給量は積層物質の特性に応じて設定するこ
とができ、例えば、第一の研削手段の回転数は1000
rpm〜6500rpm、研削水の供給量は1リットル
/分〜5リットル/分とする。また、チャックテーブル
17の回転数は、例えば10rpm〜300rpmと
し、研削ホイールを半導体ウェーハwに対して垂直方向
に送り込む送り込み速度は0.1μm/秒〜0.5μm
/秒とする。
【0021】こうして第一の研削手段20によって積層
物質が除去された後は、ターンテーブル18が回転し、
半導体ウェーハWが第二の研削手段21の直下に位置付
けられる。そして、スピンドル28を高速回転させなが
ら、研削水を供給すると共に第二の研削手段21を下降
させていくと、回転する複数のレジノイド砥石38が第
一の研削手段20によって研削された半導体ウェーハW
の表面に接触し、レジノイド砥石38によって仕上げ研
磨される。
【0022】このとき、第二の研削手段21の回転数は
1000rpm〜6500rpm、加工水の供給量は1
リットル/分〜5リットル/分、チャックテーブルの回
転数は10rpm〜300rpm、研磨ホイール36の
半導体ウェーハWに対する垂直方向の送り込み速度は
0.1μm/秒〜0.5μm/秒とすることが好まし
い。また、半導体ウェーハWの研磨量(仕上げ深さ)は
例えば10μm〜50μmである。
【0023】こうして第一の研削手段20により研削さ
れ、第二の研削手段21により研磨された半導体ウェー
ハWは、第二の搬送手段16によって洗浄手段22に搬
送され、ここで洗浄及び乾燥が行われた後、搬出入手段
13によってカセット12に収容される。そして、カセ
ット12に収容された半導体ウェーハWは、表面に積層
されていた膜がきれいに除去されているため、再び拡散
工程、CVD工程等において酸化膜、金属膜等を形成す
ることにより回路を形成して再利用することが可能とな
る。
【0024】このように、本発明においては、積層され
た膜の除去作業を自動化することができるため、自動化
が困難で煩雑な作業が必要となる化学的なエッチングや
ラッピング等による場合よりも効率的であり、生産性が
向上すると共にコストの低減を図ることができる。ま
た、エッチング液を使用しないため、環境に悪影響を及
ぼすこともない。
【0025】更に、研削装置10のような装置は、通常
は半導体ウェーハの製造工程において裏面研磨等に用い
られており、半導体デバイスメーカーにおいては既に設
置されている場合が多く、外部の専門業者に依頼せず自
社内で積層物質の除去を行うことができるため、機密情
報が外部に漏れることがない。また、専門業者に依頼す
る場合においても、最低限秘密にするべき情報さえ除去
しておけば、後の工程を専門業者に依頼しても機密情報
が漏洩することはない。
【0026】更に、第一の研削手段20及び第二の研削
手段21は、CPU53により上下動が精密制御される
ため、μm単位で研削量を調整することができる。従っ
て、化学的エッチングをする場合に比べてむらがなく精
度が増し、厚さ精度(TTV)を向上させることがで
き、品質が向上する。
【0027】なお、第二の研削手段21は、再生する半
導体ウェーハの品質向上のために設けるものであり、必
ずしも積層された膜を除去するために必須の要素ではな
い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る半導
体ウェーハの再生方法によれば、従来のような化学的エ
ッチングが不要となって煩雑な作業が不要となり、廃液
の処理もなくなるため、生産性の向上及びコストの低減
を図ることができると共に、エッチング液による環境へ
の悪影響を回避することができる。
【0029】また、研削手段の精密制御が可能となるた
め、半導体ウェーハの表面にムラがなくなり、加工の精
度が向上する。
【0030】更に、半導体デバイスメーカー等において
は、自社内で研削装置を用いて積層された膜を除去する
ことができるため、機密情報が外部に漏れるのを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体ウェーハの再生方法の実施
に用いる研削装置の一例を示す斜視図である。
【図2】同研削装置の構成を示す説明図である。
【図3】同研削装置の第一の研削手段を構成す研削ホイ
ールを示す斜視図である。
【図4】同研削ホイールを構成する研削刃を示す斜視図
である。
【図5】同研削ホイールの要部の内部構造を示す断面図
である。
【図6】研削装置の第二の研削手段を構成する研磨ホイ
ールを示す斜視図である。
【図7】同研磨ホイールの要部の内部構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
10…研削装置 11、12…カセット 13…搬出入手段 14…センター合わせテーブル 15…第一の搬送手段 16…第二の搬送手段 17…チャックテーブル 18…ターンテーブル 19…研削手段 20…第一の研削手段 21…第二の研削手段 22…洗浄手段 23…壁体 24…レール 26…スライド板 27…スピンドルハウジング 28…スピンドル 29…マウンタ 30…研削ホイール 31…環状基台 32…研削刃 33…ボルト螺入孔 34…研削水流入孔 35…空洞部 36…研削ホイール 37…環状基台 38…レジノイド砥石 39…ボルト螺入孔 40…研削水流入孔 50…サーボモータ 51…エンコーダ 52…サーボドライバ 53…CPU 54…ボールスクリュー 55…パルスモータ 55…パルスモータドライバ 56…可動部 57…リニアスケール

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に膜を積層して回路を形成する工程
    の途中または完了後にラインアウトされた半導体ウェー
    ハから積層された膜を除去して再生する半導体ウェーハ
    の再生方法であって、 研削ホイールを回転可能に保持する研削手段と、該研削
    手段に対向して配設され半導体ウェーハを吸引保持する
    チャックテーブルとを少なくとも含む研削装置におい
    て、 膜が形成された表面を上にして半導体ウェーハを該チャ
    ックテーブルに吸引保持させる工程と、 該研削手段と該チャックテーブルとを互いが接近する方
    向に相対移動させ、回転する該研削ホイールと該半導体
    ウェーハとを接触させ、加工水を供給しながら該半導体
    ウェーハの該表面を所用深さ研削除去する工程とから少
    なくとも構成される半導体ウェーハの再生方法。
  2. 【請求項2】 研削手段に保持される研削ホイールに
    は、ダイヤモンド砥粒を電着して形成した研削刃が環状
    に複数配設されている請求項1に記載の半導体ウェーハ
    の再生方法。
  3. 【請求項3】 研削ホイールを構成する研削刃は、粒径
    が10μm〜60μmのダイヤモンド砥粒がニッケルに
    よって電鋳された電鋳研削刃である請求項2に記載の半
    導体ウェーハの再生方法。
  4. 【請求項4】 電鋳研削刃は、肉厚が0.1mm〜1.
    0mm、外径が2mm〜5mmのパイプ状に形成され、
    それぞれが環状基台の下部から垂直方向に1mm〜10
    mm突出し、10個〜200個配設した請求項3に記載
    の半導体ウェーハの再生方法。
  5. 【請求項5】 研削手段の回転数は1000rpm〜6
    500rpmであり、研削水の供給量は1リットル/分
    〜5リットル/分であり、除去される膜の所要深さは2
    0μm〜50μmである請求項1乃至4に記載の半導体
    ウェーハの再生方法。
  6. 【請求項6】 チャックテーブルは、10rpm〜30
    0rpmの回転数で回転する請求項1乃至5に記載の半
    導体ウェーハの再生方法。
  7. 【請求項7】 研削ホイールを半導体ウェーハに対して
    垂直方向に送り込む送り込み速度は、0.1μm/秒〜
    0.5μm/秒である請求項6に記載の半導体ウェーハ
    の再生方法。
  8. 【請求項8】 研削手段は、第一の研削手段と第二の研
    削手段とにより構成し、第一の研削手段には研削ホイー
    ルを装着し、第二の研削手段にはダイヤモンド砥粒を樹
    脂によって固めたレジノイド砥石が環状に複数配設され
    た研磨ホイールを装着し、第一の研削手段を用いて請求
    項1乃至7に記載の研削を遂行した後、第二の研削手段
    を用いて第一の研削手段による研削後の半導体ウェーハ
    の表面を仕上げ研磨する半導体ウェーハの再生方法。
  9. 【請求項9】 レジノイド砥石は、粒径が4μm〜6μ
    mのダイヤモンド砥粒をフェノール樹脂によって固めた
    砥石である請求項8に記載の半導体ウェーハの再生方
    法。
  10. 【請求項10】 第二の研削手段の回転数は1000r
    pm〜6500rpmであり、加工水の供給量は1リッ
    トル/分〜5リットル/分であり、半導体ウェーハの表
    面の研磨量は10μm〜50μmであり、チャックテー
    ブルの回転数は10rpm〜300rpmであり、研磨
    ホイールの該半導体ウェーハに対する送り込み速度は
    0.1μm/秒〜0.5μm/秒である請求項8または
    9に記載の半導体ウェーハの再生方法。
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