JP2000268919A - シールドコネクタ - Google Patents

シールドコネクタ

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JP2000268919A
JP2000268919A JP11067860A JP6786099A JP2000268919A JP 2000268919 A JP2000268919 A JP 2000268919A JP 11067860 A JP11067860 A JP 11067860A JP 6786099 A JP6786099 A JP 6786099A JP 2000268919 A JP2000268919 A JP 2000268919A
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JP
Japan
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shield
connector
terminal
shielded
core wire
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JP11067860A
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English (en)
Inventor
Tadashi Miyazaki
正 宮崎
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド電線の露出された芯線とシールド層
との間のリークを防ぎかつ小型化可能なシールドコネク
タを提供する。 【解決手段】 シールドコネクタ10の端子収容部15
の内部空間15Aは、シールド電線30のうち内部絶縁
層32の露出部分に嵌着された絶縁リング35によっ
て、芯線31の露出部分を収容する前端側と、シールド
層33の露出部分に臨む後端側とに隔絶されている。こ
れにより、従来のシールドコネクタ1に設けられてい
た、芯線31の露出部分の後方の大きなスペースKをな
くすことができ、コネクタが全体を小さくすることが可
能になると共に、芯線31の露出部分とシールド層33
の露出部分との間のリークを確実に防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールドコネクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】シールドコネクタの一例として、例えば
特開平7−245153号公報に掲載されたものが知ら
れている。このシールドコネクタ1は、図2に示されて
おり、絶縁樹脂製のコネクタハウジング2の内部に金属
製のシールドシェル3を備えると共に、前記シールドシ
ェル3の内側に、コネクタハウジング2の一部を筒状に
してなる端子収容部4を備えている。一方、シールド電
線30の端末部は、先端から芯線31、内部絶縁層3
2、シールド層33と順次に露出されており、前記芯線
31には前記端子収容部4に収容される端子金具5が固
着され、前記シールド層33にはシールドシェル3の後
端部が固着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シールドコ
ネクタ1では、JIS(例えば、JISC0704)の
規定に則り、芯線31及び端子金具5に対して、シール
ド層33及びシールドシェル3を、所定の沿面距離を介
した配置にしなければならない。上記した従来のシール
ドコネクタ1の場合には、図2に示した、S1+S2
と、L1と、L2とが前記した沿面距離に相当する。そ
して、従来のシールドコネクタ1は、端子金具5とシー
ルドシェル3との沿面距離L1と、端子金具5とシール
ド層33との沿面距離L2を確保するために、芯線31
の露出部分の後方に大きなスペースKを備えていたの
で、コネクタ全体が大きくなってしまうという問題があ
った。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、シールド電線の露出された芯線とシールド層との間
のリークを確実に防ぎかつ小型化可能なシールドコネク
タの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、絶縁樹脂製のコネクタハウ
ジングに収容したシールドシェルの内側に、コネクタハ
ウジングの一部を筒状にした端子収容部を形成し、端子
収容部内に配したシールド電線の端末部で、そのシール
ド電線に備えた芯線と内部絶縁層とシールド層とを先端
側から順次に露出させると共に、芯線に端子金具を取り
付け、さらに、シールド層とシールドシェルとを電気接
続したシールドコネクタにおいて、シールド電線の端末
部のうち内部絶縁層の外周面に嵌着されて、端子収容部
の内部を先端側と基端側とに隔絶する絶縁リングを備え
たところに特徴を有する。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1記載のシ
ールドコネクタにおいて、シールド電線のうち絶縁リン
グより基端側に配されて、シールド層に密着される導電
リングを設けると共に、その導電リングとシールドシェ
ルとの一方から突出して他方に弾性接触する弾性接触片
を備えたところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>本発明のシ
ールドコネクタでは、絶縁リングによって、端子収容部
の内部が、芯線の露出部分を収容する前端側と、シール
ド層の露出部分に臨む後端側とに隔絶されて、双方間が
絶縁される。これにより、芯線の露出部分とシールド層
の露出部分との間のリークを確実に防ぐことができると
共に、芯線の露出部分とシールド層の露出部分との間の
沿面距離を考慮する必要がなくなるから、従来のシール
ドコネクタに設けられていた、芯線の露出部分の後方の
大きなスペースをなくして、コネクタが全体を小さくす
ることが可能となる。
【0008】<請求項2の発明>シールド電線のうち絶
縁リングより基端側では、シールド層に密着された導電
リングと、シールドシェルとが弾性接触片を介して電気
接続される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図1を参照して説明する。本実施形態のシールドコ
ネクタ10に備えた合成樹脂製のコネクタハウジング1
1(以下、「ハウジング11」という)には、筒状の基
部13が備えられ、その基部13の前側がフード部14
によって囲まれている。フード部14は、ハウジング1
1の前面に開放しており、ここに相手コネクタ(図示せ
ず)が嵌入される。基部13は、前側に配された小径筒
状の端子収容部15と、後側に配された大径筒部16と
を分部的に重ね、それらを周方向の複数箇所に配置した
連絡壁17(図1には、2つの連絡壁17の断面が示さ
れている)にて連絡した構造となっている。
【0010】端子収容部15は、その内部空間15Aに
端子金具24を収容し、その内部空間15Aの底面に設
けたランス27によって端子金具24を保持している。
また、端子収容部15の後端開口15Cは、断面円形を
なし、その奥側には段差面15Bが設けられている。
【0011】端子収容部15の外面と大径筒部16の内
面との隙間には、シールドシェル12が挿入して組み付
けられている。シールドシェル12は、導電性の金属板
を筒状に屈曲させて両端を突き合わせ状態に接合するこ
とにより形成され、その先端から長さ方向の中間位置に
亘って前記連絡壁17に対応した切欠溝18が延びてい
る。そして、シールドシェル12は、各切欠溝18の奥
部に各連絡壁17が位置するように、大径筒部16の後
端開口から挿入されている。
【0012】一方、上記シールドコネクタ10が取り付
けられるシールド電線30は、複数の素線を束ねた芯線
31の外側を内部絶縁層32で覆い、その外側を金属細
線を編み込んでなるシールド層33で覆い、更にその外
側を外部被覆34で覆った構造となっている。そして、
シールド電線30の端末部は、先端側から芯線31、内
部絶縁層32、シールド層33と階層的に露出される。
【0013】芯線31の露出部分には、雌型の端子金具
24が圧着される。端子金具24は、相手端子金具に接
続される箱形の接続部25の後側に断面U字状に形成さ
れたバレル部26を備え、このバレル部26がシールド
電線30の芯線31に圧着される。
【0014】シールド電線30の端末部のうちシールド
層33の露出部分には、導電リング20が取り付けられ
る。導電リング20は、例えば金属板を円環部21から
弾性接触片22を立ち上げた構成となっている。より詳
細には、弾性接触片22は、円環部21の長手方向の途
中部分から弧を描きつつ前方に立ち上がると共にU字状
に湾曲されて先端が後方に向けられた構造をなす。ま
た、円環部21の一部分は、シールド層33に食い込む
ようにかしめられ、もって導電リング20がシールド電
線30に固定される。
【0015】さて、シールド電線30の端末部のうち内
部絶縁層32には、本発明に係る絶縁リング35が嵌着
される。絶縁リング35は、例えば絶縁ゴム製の円板の
中心部に電線挿通孔35Aを貫通形成した構造をなす。
詳細については、以下の作用説明と共に述べる。
【0016】なお、外部被覆34のうち導電リング20
の後方には、ワッシャ36とゴム栓37とゴム栓押さえ
38とが嵌着されており、これらは前記大径筒部16の
後端側に嵌入されている。
【0017】次に、本実施形態のシールドコネクタ10
の作用について説明する。このシールドコネクタ10を
シールド電線30に取り付けるには、まず、シールド電
線30の端末部を先端側から芯線31、内部絶縁層3
2、シールド層33と階層的に露出させる。ここで、内
部絶縁層32の露出長さL3は、絶縁リング35の厚さ
程度に確保すれば足りるから、従来のものに比べて内部
絶縁層32の露出長さは断然短い。
【0018】ゴム栓押さえ38、ゴム栓37、ワッシャ
36を、シールド電線30の外部被覆34の外面に順番
に嵌合し、次いで、導電リング20をシールド層33の
露出部分まで挿通させる。そして、導電リング20の後
端面が外部被覆34の先端面に突き合わされたところ
で、導電リング20の円環部21の一部をシールド層3
3の露出部分に食い込ませる。これにより、導電リング
20はシールド層33に導通接続されると共に、シール
ド電線30に固定される。
【0019】次いで、絶縁リング35の電線挿通孔35
Aにシールド電線30を通していき、内部絶縁層32の
露出分部に嵌合させる。すると、絶縁リング35の内周
面が、内部絶縁層32の内周面に密着する。また、絶縁
リング35の後端面は、前記導電リング20の前端に突
き合わされて、絶縁リング35のシールド層33側への
移動が規制される。
【0020】端子金具24をシールド電線30の芯線3
1に圧着してから、端子金具24をハウジング11に設
けた端子収容部15の内部空間15Aに押し込む。する
と、端子金具24が端子収容部15の奥まで入ったとこ
ろで、端子収容部15の後端開口15C内に絶縁リング
35が押し込まれると共に、シールドシェル12の後端
開口内に、導電リング20が入り込み、その導電リング
20に設けた弾性接触片22がシールドシェル12の内
周面に弾性的に接触する。
【0021】ここで、絶縁リング35が端子収容部15
内に押し込まれると、その絶縁リング35の外周面は端
子収容部15の内周面に密着され、さらに、前記したよ
うに絶縁リング35の内周面は、前記内部絶縁層32の
外周面に密着されているから、端子収容部15の内部
が、絶縁リング35によって、前端側の基端側とに隔絶
される。そして、端子金具24がランス27と係合する
と、絶縁リング35は、後方への移動を、シールド電線
30に固定された導電リング20との突き当てによって
規制され、前方への移動を、端子収容部15に設けた段
差面15Bによって規制される。なお、ゴム栓37等が
ハウジング11内に押し込まれてシールドコネクタ10
の組み付けが完了する。
【0022】このように本実施形態のシールドコネクタ
10によれば、絶縁リング35によって、端子収容部1
5の内部が、芯線31の露出部分を収容する前端側と、
シールド層33の露出部分に臨む後端側とに隔絶され
て、双方間が絶縁される。これにより、芯線31の露出
部分とシールド層33の露出部分との間のリークを確実
に防ぐことができると共に、芯線31の露出部分とシー
ルド層33の露出部分との間の沿面距離を考慮する必要
がなくなるから、従来のシールドコネクタに設けられて
いた、芯線31の露出部分の後方の大きなスペースKを
なくして、コネクタが全体を小さくすることが可能とな
る。
【0023】<他の実施形態>本発明は、実施形態に限
定されるものではなく、例えば、以下に説明するような
実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記
以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施す
ることができる。 (1)前記実施形態では、導電リング20から弾性接触
片22が延設された構成であったが、シールドシェル1
2から導電接触片を延設してもよい。
【0024】(2)前記実施形態では、雌型の端子金具
24を収容するシールドコネクタ10に本発明を適用し
たものを例示したが、雄型の端子金具を収容したものに
本発明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシールドコネクタの側
断面図
【図2】従来のシールドコネクタの側断面図
【符号の説明】
10…シールドコネクタ 11…コネクタハウジング 12…シールドシェル 15…端子収容部 20…導電リング 22…弾性接触片 30…シールド電線 31…芯線 32…内部絶縁層 33…シールド層 35…絶縁リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 正 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5E021 FA02 FB07 FC21 LA15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁樹脂製のコネクタハウジングに収容
    したシールドシェルの内側に、前記コネクタハウジング
    の一部を筒状にした端子収容部を形成し、 前記端子収容部内に配したシールド電線の端末部で、そ
    のシールド電線に備えた芯線と内部絶縁層とシールド層
    とを先端側から順次に露出させると共に、前記芯線に端
    子金具を取り付け、さらに、前記シールド層と前記シー
    ルドシェルとを電気接続したシールドコネクタにおい
    て、 前記シールド電線の端末部のうち前記内部絶縁層の外周
    面に嵌着されて、前記端子収容部の内部を先端側と基端
    側とに隔絶する絶縁リングを備えたことを特徴とするシ
    ールドコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記シールド電線のうち前記絶縁リング
    より基端側に配されて、前記シールド層に密着される導
    電リングを設けると共に、その導電リングと前記シール
    ドシェルとの一方から突出して他方に弾性接触する弾性
    接触片を備えたことを特徴とする請求項1記載のシール
    ドコネクタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007103101A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Toshiba Corp バックライト及び液晶表示装置
JP2009252682A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Hitachi Cable Ltd コネクタ
CN114144848A (zh) * 2019-08-08 2022-03-04 株式会社自动网络技术研究所 线束

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