JP2000268749A - 平板状画像表示装置 - Google Patents

平板状画像表示装置

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JP2000268749A
JP2000268749A JP6813099A JP6813099A JP2000268749A JP 2000268749 A JP2000268749 A JP 2000268749A JP 6813099 A JP6813099 A JP 6813099A JP 6813099 A JP6813099 A JP 6813099A JP 2000268749 A JP2000268749 A JP 2000268749A
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JP
Japan
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electrode substrate
container
display device
electrode
back electrode
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Application number
JP6813099A
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English (en)
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Hiroshi Aono
博 青野
Kenji Fujishiro
憲二 藤代
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱歪および外力による影響を吸収、除去した
高性能な平板状画像表示装置を提供する。 【解決手段】 表容器9と裏容器10とからなる真空容
器と、裏容器10の内面上に順次配置した、導電材から
なる背面電極基板37、架張した複数の線陰極2および
薄板状の複数の電極板からなる電極ユニット11とを備
えた平板状画像表示装置において、背面電極基板37
は、線陰極2の架張方向Xに対して直角方向の断面が波
状に形成されると共に背面電極基板37の中央部を裏容
器10の内面上に固定されており、さらに背面電極基板
37の波状の凸部上には電極ユニット11を載置したも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビジョン受像
機、コンピュータ端末ディスプレイ装置等に用いられる
平板状画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー画像表示装置の薄型化に関
する開発が積極的に行われ、特に従来の陰極線管(CR
T)方式の陰極から陽極までの距離を著しく短くしたビ
ーム走査方式の平板状画像表示装置が特開平3−674
44号公報等によって提案されている。これは蛍光体ス
クリーン上の画面を垂直方向に複数の区分に分割してそ
れぞれの区分毎に電子ビームを垂直方向に偏向して複数
のラインを表示し、さらに水平方向にも複数の区分に分
割して各区分毎にR、G、Bの蛍光体を順次発光させる
ようにし、且つそのR、G、Bの蛍光体への電子ビーム
照射量を、受信するカラー映像信号によって制御するよ
うにして、全体としてテレビジョン画像を表示するもの
である。
【0003】かかる平板状画像表示装置は、図3に示す
ように、背面電極1、水平に架張した線陰極2、電子ビ
ーム引出し電極3、信号電極4、集束電極5,6、水平
偏向電極7、および垂直偏向電極8が順次配置されてい
る。これら薄板状の電極3〜8を絶縁体とスペーサを介
して重ね合せて、電極ユニット11が構成される。平箱
型の前面ガラス容器である表容器9の内側の蛍光体スク
リーン部14〜16等には、R、G、B蛍光体およびメ
タルバック層が形成されている。電子ビーム引出し電極
3には電子ビーム引出し孔12が設けられている。ま
た、図4に示すように、表容器9と裏容器10とを低融
点ガラス29で焼成封着した後、その内部を真空状態に
している。17は容器内を真空に引くための排気管、1
8は陽極の高圧端子、19は電極ユニットを構成する各
種電極のコントロール用外部引出し端子である。
【0004】そして、線陰極2から放出された電子ビー
ム13は、電子ビーム引出し孔12により導き出され、
各電極4〜8により、制御され集束され、偏向されなが
ら陽極の蛍光体スクリーン部の小区画14を走査する。
その時、メタルバック層に高電圧が印加されているた
め、電子ビームは高エネルギーに加速されてメタルバッ
ク層に射突し、蛍光体を励起発光させる。電子ビーム1
3は蛍光体スクリーン部の小区画14に画像の部分を発
光映出させ、同様に他の電子ビームは、他の小区画16
等、全小区画を発光映出させて蛍光体スクリーン全面に
所望の画像を映出するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の平板状画像表示
装置を構成する内部構成部品は、平板状画像表示装置の
組立・製造工程における封着時や、画像表示装置として
の駆動時において、繰返し高温の中にさらされる。すな
わち、組立・製造工程では、ガラス製の裏容器10上に
各種電極群を固着するための複数の固定台22a〜22
fを低融点ガラス30により固着する際に、また、表容
器および裏容器を合体し、焼成して、容器の外周接合部
の低融点ガラスにより封着する際に、いずれも約500
℃の高温にさらされ、更に、ガラス容器内部を封着後、
高真空化するための工程では約300〜350℃の加熱
炉中で行われる等により繰返し加熱を受ける。画像表示
装置としての駆動時にあっては、平面的に架張された多
数の線陰極2が、電子ビームを発生させるために600
〜700℃の高温まで加熱され、これらの放熱により各
種の内部電極群も同様に高温にさらされることになる。
【0006】前記のような組立・製造工程および駆動時
に高温にさらされても、蛍光体スクリーン14に対する
電子ビーム13の位置ずれのない高精細の画像表示を行
うためには、上記内部構成部品をミクロン単位の精度で
保持し、かつこれを維持しなければならない。
【0007】特に平板状画像表示装置においては、平板
状の形態でありながら、内部を高真空にして外気の耐圧
を得るために、表容器9および裏容器10が共に約10
mmもの厚いガラス板状箱体にする必要があり、前記高
温組立工程での熱応力は極めて大きくなる。
【0008】以下、解決すべき従来例の課題について図
5および図6を用いて説明する。
【0009】図5は従来の平板状画像表示装置の裏容器
内面に取付した各種電極ユニットを固着するための電極
支持板および電極固定板の配置の一例を示した平面図で
あり、併せて、前記熱プロセスにおける熱膨張・歪の発
生する状態を概略的に示したものである。図6は、図5
の平板状画像表示装置において、井桁状に組立てられた
前記電極支持板と前記電極固定板とを固定台に固着した
電極ユニット取付構造の概略を示した階段断面図であ
る。
【0010】図5において矢印A、B、C、・・、Pは
平面的に見た熱応力線を示し、一点鎖線は、裏容器1
0、電極支持板20および電極固定板21がその熱影響
を受けて膨張・変形した歪状況をやや誇張して示したも
のである。
【0011】また、裏容器10に電極支持板20等を固
着するための固定台22a〜22fは、ガラス板の裏容
器10の膨張・収縮に応じて変位する。これらの電極支
持装置の上に固着される電極ユニット11もまた同様で
ある。
【0012】これらの加熱による膨張と冷却による収縮
は、上記装置の構成部材全てが同一の熱膨張係数であれ
ば課題とはなり得ない。しかし、この装置は、容器がガ
ラスで、電極支持板20および電極固定板21が50N
i−Fe材で、電極ユニット11を構成する複数の電極
板が低熱膨張率の合金材(例、36Ni−Fe合金)で
あるから、それらの熱膨張係数の相違から熱変形による
歪差が生じ、弱い個所や熱応力の集中する個所にクラッ
クやそり曲りが生じてしまう問題があった。
【0013】図5において、裏容器10が10aで示し
た一点鎖線まで加熱膨張した場合、固定台22a〜22
fも同様に変位しようとするが、電極ユニット11が固
定ねじ23a〜23dによってそれぞれ間接的に固定台
22a〜22dに固着されているため裏容器10が変位
することはできない。一方、この電極ユニット11を構
成する電極板は、フォーカスされた電子ビーム13を制
御、供給すると共に表容器9の内面に微細に印刷された
R、G、B蛍光体に電子ビーム13を正確に当てなけれ
ばならない。そのため、蛍光体スクリーン14と電極ユ
ニット11における電極板の相互との熱変位が異なる
と、画像表示装置として高精細の画像が得られない結果
となる。
【0014】この高精細の画像を得るために、電極ユニ
ット11を熱変形の少ない36Ni−Fe合金を採用
し、図5に示すように、電極ユニット取付ねじ24a〜
24dにより電極支持板20に締付固着している。それ
に対して、電極支持板20および電極固定板21は、ガ
ラスの熱膨張係数に近い50Ni−Fe合金で形成して
いるため、電極ユニット11および裏容器10の変化に
先行して熱変形を起す。その結果、井桁状に組まれた電
極支持板20と電極固定板21との交点で36Ni−F
e合金の電極ユニット11が電極ユニット取付ねじ24
a〜24dにより一体化されているため、この一体化さ
れたものは変位できず、中間点でそれぞれ矢印A・B・
C・D方向に湾曲するように変位し、このポイントの固
定台22eおよび22fが最も影響を受けクラック等が
発生するという問題があった。また、このクラック等の
発生率は、電極支持板20および電極固定板21の寸法
精度や組立精度のばらつきが大きいと高くなる。
【0015】図6にその状況の一例を示す。電極固定板
21の熱変位方向を示す矢印Sの変位量と、裏容器10
の熱変位方向を示す矢印Rの変位量との差が破壊につな
がり、低融点ガラス30におけるクラック31等の好ま
しくない現象が起きる。
【0016】また、振動、落下等の外力が加わった場
合、図6に示すように、電極ユニット11は、両端の電
極支持板20で当接支持されているので、電極支持板2
0が支点となって固有の振動数で共振を起こし、その振
幅が中央部付近で最大となる。最悪の場合は、電極ユニ
ット11と線陰極2とが接触し線陰極2に塗布してある
トリプル炭酸塩が欠落するという問題があった。
【0017】さらに、特に上・下端の線陰極2は、電極
支持板20の近傍位置にあるため、他の線陰極2に比
べ、電界が乱れて電子ビ−ム13の放出量が変化する。
その結果、蛍光体スクリーン14の上下において輝度が
変化するという問題があった。
【0018】そこで、本発明は、上記従来の平板状画像
表示装置が有していた問題点を解決し、製造過程および
駆動時にさらされる高温によって生ずる熱歪みを吸収し
て所望する組立精度が実現かつ維持でき、外部要因によ
る振動・衝撃に対しても影響が少ない平板状画像表示装
置を提供することを目的とする。
【0019】また、本発明は、線陰極の電子ビーム放出
能力の差を解消し、画像の均一な平板状画像表示装置を
提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の平板状画像表示
装置は、表容器と裏容器とからなる真空容器と、前記裏
容器の内面上に順次配置した、導電材からなる背面電極
基板、架張した複数の線陰極および薄板状の複数の電極
板からなる電極ユニットとを備えた平板状画像表示装置
において、前記背面電極基板は、前記線陰極の架張方向
に対して直角方向の断面を波状に形成すると共に前記背
面電極基板の中央部を前記裏容器内面上に固定し、さら
に前記波状の凸部上に前記電極ユニットを載置したもの
である。
【0021】この構成、すなわち、背面電極基板の中央
部を裏容器内面上に固定したので、線陰極の架張方向側
における背面電極基板および電極ユニットの両端部が自
由端となり、高温によって生ずる背面電極基板および電
極ユニットの熱膨張による熱変形を吸収することがで
き、また、背面電極基板の波状部により、線陰極の架張
方向と直角方向側における高温によって生ずる熱歪みを
吸収することができ、さらに背面電極基板の波状部の凸
部上に電極ユニットを載置したので、振動、落下等の外
力が加わっても電極ユニットの振動の振幅を低減するこ
とができる。
【0022】また、本発明は、背面電極基板の波状の凸
部を隣り合う線陰極間の中央位置に設けている。
【0023】この構成により、線陰極と電極ユニットお
よび背面電極基板との距離を一定にすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。なお、理解しやすいように
上記説明した従来技術と同一部分は、同一符号を用いそ
の説明を省略する。
【0025】図1に示すように、本発明の実施の形態で
ある平板状画像表示装置は、内面に蛍光体スクリーン1
4を有するガラス製の表容器9とガラス製の裏容器10
とからなる真空容器と、裏容器10の内面上に順次配置
した、導電材からなる背面電極基板37、架張した複数
の線陰極2および薄板状の複数の電極板3〜8からなる
電極ユニット11(図3参照)とを備えている。
【0026】図2に示すように、背面電極基板37は、
1つの部材である金属板を折り曲げ、線陰極2の架張方
向Xに対して直角方向の断面が矩形波型の波状に形成さ
れている。また、前記波状の複数の凸部37aが等間隔
で形成され、背面電極基板37の4隅の所定箇所にはス
リット35a〜35dが形成されている。
【0027】電極取付板41aおよび電極取付板41b
は、背面電極基板37のスリット35a、35cおよび
スリット35b、35d側に設けられ、絶縁体40aを
介して電極ユニット11の4隅を例えば4つの取り付け
ねじ25によって固定するものであり、また背面電極基
板37のスリット35a〜35dと対応する位置に同一
形状のスリット35a〜35dを有している。
【0028】2個の補強板39は、裏容器10と背面電
極基板37との間に設けられ、背面電極基板37側に凸
とした円弧状部39a(そり量Qが0.1mm程度)を
有している。そして、この円弧状部39aを線陰極2の
架張方向Xに対して直角方向に配置し、この円弧状部3
9aに裏容器10側の背面電極基板37の面を沿わせて
溶接固定している。
【0029】一方、図2に示すように、裏容器10の内
面側には、例えば低融点ガラスにより焼成固着された6
個の金属製の固定台32a〜32f(固定台32cは図
示せず)が設けられ、固定台32b、32e上に背面電
極基板37が固定されている。また、中央部33a、3
3bの固定台32b、32eを除く他の固定台32a、
32c、32d、32fの位置には、背面電極基板37
のそれぞれスリット35a〜35dが対応している。
【0030】そして、背面電極基板37の各スリット3
5a〜35d部には、固定台32a、32c、32d、
32fに溶着された基板押えばね36a〜36d(基板
押えばね36a〜36cは図示せず)が設けられてい
る。基板押えばね36a〜36dは、背面電極基板37
および電極取付板41a、41bを挟むようにして、電
極ユニット11を支持するものであり、図1にも示すよ
うに、電極ユニット11を隙間δを有して電子ビーム1
3の照射方向に位置決めする爪部36xと、スリット3
5a〜35bの中に縦・横共充分ゆとりを持ってはまり
込んでいる柱部36yとから構成されている。この時、
背面電極基板37の波状の凸部37aは、隣り合う線陰
極2間の中央に位置しており、この複数の凸部37a上
には絶縁体40bを介して電極ユニット11が載置され
ている。また、背面電極基板37には、電極ユニット1
1を構成する電子ビーム引出電極3より低い電圧を印加
している。
【0031】なお、表容器9および裏容器10について
は同程度の熱特性を有するガラス材で形成し、また背面
電極、電極ユニット11、背面電極基板37および電極
取付板4については同程度の熱特性を有する金属板で形
成することが望ましい。
【0032】次に、上記実施の形態の平板状画像表示装
置の作用効果について説明する。
【0033】本発明の実施の形態の平板状画像表示装置
は、背面電極基板37の中央部33a、33bが裏容器
10の内面上の固定台32b、32eに固定されている
ので、線陰極2の架張方向X側における背面電極基板3
7および電極ユニット11の両端部が自由端となり、高
温によって生ずる背面電極基板37および電極ユニット
11の熱膨張による熱変形を吸収することができる。
【0034】また、電極ユニット11が基板押えばね3
6a〜36dにより固定台32a、32c、32d、3
2fに支持されているので、製造工程での熱プロセスお
よび完成後の外部要因による振動や衝撃等による背面電
極基板37の浮上り変位を低減することができる。その
結果、真空容器内に背面電極基板37、複数の線陰極2
および電極ユニット11を高精度に安定して設置でき、
すなわち、所望の組立精度が実現かつ維持できるため、
高精細な画像を得ることができる。
【0035】また、補強板39の円弧状部39aに沿わ
せて、波状の複数の凸部37aを有する背面電極基板3
7を溶接固定しているので、形状的に凸部37a方向
(Z方向)の背面電極基板37の剛性を強くすることが
できる。その結果、振動等による背面電極基板37の変
形がなく、真空容器内に背面電極基板37、複数の線陰
極2および電極ユニット11を高精度に安定して設置す
ることができる。
【0036】また、背面電極基板37には波状の複数の
凸部37a部を有しているので、複数の線陰極2の架張
方向Xに対して直交する方向(Y方向)側における高温
によって生ずる熱歪みを吸収することができる。その結
果、真空容器内に背面電極基板37、複数の線陰極2お
よび電極ユニット11を高精度に安定して設置すること
ができる。
【0037】また、背面電極基板37における波状の凸
部37a上に電極ユニット11を載置しているので、振
動、落下等の外力が加わっても電極ユニット11の振動
の振幅を低減することができる。
【0038】また、背面電極基板37における波状の凸
部37aを隣り合う線陰極2間の中央位置に設けている
ので、線陰極2と電極ユニット11および背面電極基板
37との距離を一定にすることができる。その結果、各
々の陰極線2の電子ビームの放出量が一定となり、輝度
バラツキの少ない画像表示を行うことができ、そのうえ
管内の高圧放電も低減することができる。
【0039】また、背面電極基板37は1つの部材で形
成しているので、背面電極基板37の複数の凸部37a
において、凸部37aのピッチ等の加工精度が向上し、
背面電極基板37、線陰極2および電極ユニット11を
高精度に安定して設置することができる。
【0040】なお、上記本発明の実施の形態の平板状画
像表示装置では、背面電極基板37は、1つの部材であ
る金属板を折曲加工で形成したものであるが、これに限
らず、金属材料を押出加工等で形成したもの、導電性の
樹脂材料を各種成型法で形成したもの、或いは製造工数
が1工程増えるが、耐熱性又は絶縁性の樹脂材料を各種
成型法で形成した後、その表面に導電性樹脂を塗布した
ものまたはその表面に金属シートを貼付けたものでもよ
い。また、背面電極基板37の波状の断面が矩形波型の
もので説明したが、これに限らずsin波型、三角波型
等のものでもよい。また、背面電極基板37を固定台3
2a〜32fを介して裏容器10の内面上に載置したも
ので説明したが、これに限らず、直接、背面電極基板3
7を裏容器10の内面上に載置したものでもよい。ま
た、図2に示すように、線陰極2の架張方向X側におけ
る背面電極基板37の中央部33a、33bの2点を裏
容器10の内面上に固定したもので説明したが、これに
限らず、中央部33xの1点を裏容器10の内面上に固
定したもの、或いは線陰極2の架張方向Xに対して直角
方向(Y方向)側における背面電極基板37の破線で示
す中央部33yのある位置を裏容器10の内面上に固定
したもの(すなわち、少なくとも背面電極基板37の縦
辺または横辺の2分する中央部を固定したもの)でもよ
い。
【0041】背面電極基板37の剛性を強くするため
に、背面電極基板37の面に円弧状の面を有する補強板
39を溶接固定したものであるが、これに限らず、補強
板39に代え、裏容器10上の一部に背面電極基板37
側に凸とした円弧状の面を形成し、背面電極基板37を
その円弧状の面に沿わせた後に、裏容器10の内面上に
固定してもよい。
【0042】蛍光体スクリーン14は、表容器9の内面
に直接設けたもので説明したが、これに限らず表容器9
の内面に他の部材を介して設けてもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、製造過程および駆動時
にさらされる高温によって生ずる平板状画像表示装置の
構成部品の熱変形を吸収できるので、所望する組立精度
が実現かつ維持でき、また外部要因による振動・衝撃に
対しても影響の少ない高精度、高画質の平板状画像表示
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における平板状画像表
示装置の要部構造を示す断面図
【図2】同平板状画像表示装置の背面電極基板および裏
容器の要部を示す分解斜視図
【図3】従来の平板状画像表示装置の概略構成を示す分
解斜視図
【図4】同平板状画像表示装置を示す外観斜視図
【図5】同平板状画像表示装置の裏容器内面に取付した
電極支持板および電極固定板の配置と、熱プロセスによ
る熱膨脹・熱歪の状態とを模式的に示す平面図
【図6】同平板状画像表示装置の要部構造を示す部分断
面拡大図
【符号の説明】
2 線陰極 9 表容器 10 裏容器 11 電極ユニット 37 背面電極基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C036 EE03 EE15 EE19 EF01 EF06 EF09 EG02 EG21 EG50 EH02 EH10 5C058 AA14 AB06 BA35

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表容器と裏容器とからなる真空容器と、
    前記裏容器の内面上に順次配置した、導電材からなる背
    面電極基板、架張した複数の線陰極および薄板状の複数
    の電極板からなる電極ユニットとを備えた平板状画像表
    示装置において、前記背面電極基板は、前記線陰極の架
    張方向に対して直角方向の断面を波状に形成すると共に
    前記背面電極基板の中央部を前記裏容器内面上に固定
    し、さらに前記波状の凸部上に前記電極ユニットを載置
    したことを特徴とする平板状画像表示装置。
  2. 【請求項2】 背面電極基板の波状の凸部を隣り合う線
    陰極間の中央位置に設けたことを特徴とする請求項1記
    載の平板状画像表示装置。
  3. 【請求項3】 背面電極基板は、1つの部材で形成した
    ものであることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の平板状画像表示装置。
  4. 【請求項4】 背面電極基板の波状の断面を矩形波型ま
    たはsin波型または三角波型に形成したことを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の平板状画像表示装
    置。
  5. 【請求項5】 裏容器内面上に固定された背面電極基板
    の中央部を挟む位置に、前記背面電極基板を前記裏容器
    内面側に押圧する基板押えばねを設けたことを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の平板状画像表示装
    置。
  6. 【請求項6】 電極ユニットは、背面電極基板の波状の
    凸部上に絶縁物を介して載置したことを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の平板状画像表示装置。
  7. 【請求項7】 裏容器の内面側に固定台を設け、前記固
    定台上に背面電極基板を設けたことを特徴とする請求項
    1〜6のいずれかに記載の平板状画像表示装置。
  8. 【請求項8】 裏容器と背面電極基板との間に前記背面
    電極基板側に凸とした円弧状の補強部材を設け、前記円
    弧状の部分を前記線陰極の架張方向に対して直角方向に
    配置し、この円弧状の部分に前記裏容器側の前記背面電
    極基板の面を沿わせて設けたことを特徴とする請求項1
    〜7のいずれかに記載の平板状画像表示装置。
  9. 【請求項9】 背面電極基板に、電極ユニットを構成す
    る電子ビーム引出電極より低い電圧を印加することを特
    徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の平板状画像表
    示装置。
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