JP2000267657A - 音響装置 - Google Patents

音響装置

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JP2000267657A
JP2000267657A JP11072393A JP7239399A JP2000267657A JP 2000267657 A JP2000267657 A JP 2000267657A JP 11072393 A JP11072393 A JP 11072393A JP 7239399 A JP7239399 A JP 7239399A JP 2000267657 A JP2000267657 A JP 2000267657A
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sound
beat
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tempo
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JP11072393A
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English (en)
Inventor
Susumu Ueki
享 植木
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚的効果を向上させる。 【解決手段】 低域側(100Hz〜300Hz)の第
1の周波数(例えば105Hz)の第1の音(ビート
音)が入力されたか否かを判断する。また、広域側(3
kHz〜15kHz)内の第の2周波数(例えば3.4
kHz)の第2の音(アタック音)が入力されたか否か
を判断する。ビート音が入力された場合、ビート音に対
応して定められた第1の効果音を出力し、ビート音に対
応して定められた表示箇所90Lを点滅させる。一方、
アタック音が入力された場合には、アタック音に対応し
て定められた第2の効果を出力し、アタック音に対応し
て定められた表示箇所90Hを点滅させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響装置に係り、
より詳しくは、音楽のテンポに沿って周期的に発生する
音に基づいて、所定の楽器の音声情報を出力する音響装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の音響装置は、図14に示すよう
に、音源(例えば、ミニディスクレコーダ14、CD再
生装置16、カセットテープレコーダ18、チューナー
20)からの音のうち、音楽のテンポに沿って周期的に
発生する音、例えば、高域側(3kHz〜15kHz)
の所定周波数(例えば3.4kHz)の音(アタック
音)、低域側(100Hz〜300Hz)の所定周波数
(例えば、105Hz)の音(ビート音)を検出するス
ペクトラムアナライザIC28を備えている。スペクト
ラムアナライザIC28はマイクロコンピュータ(以
下、マイコン26という)及びリズム専用マイコン35
に接続されている。マイコン26には、操作部24及び
表示部30が接続されている。リズム専用マイコン35
には、複数の楽器音を組み合わせて構成される複数のリ
ズムパターンを選択的に出力する音声出力IC32が接
続されている。音声出力IC32及び音源はアンプ22
に接続されている。
【0003】そして、従来の音響装置は、表示部30を
制御するマイコン28の他に、スペクトラムアナライザ
IC28からの出力に基づいて、音源からの音楽にリズ
ムパターンをミックスして出力するように、音声出力I
Cを双方向通信により制御する専用のリズム専用マイコ
ン35を備えている。即ち、リズム専用マイコン35
は、音源からの音楽のテンポを自動的に算出する。
【0004】このような音響装置では、音源からの音楽
のテンポに合わせて所定のリズムパターンを出力した
り、音源からの音楽のテンポに沿って周期的に発生する
音を検出する毎に、効果音を出力したりするものがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
所定のリズムパターンを出力したり効果音を出力したり
しても、視覚的効果は得られない。本発明は上記事実に
考えを成されたもので視覚的効果を向上させることの可
能な音響装置を提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明は、音源からの音楽から、該音楽のテン
ポに沿って周期的に発生する音を検出する検出手段と、
所定の楽器の音声情報を出力する音声出力手段と、複数
の表示個所を選択的に点灯表示する表示手段と、前記検
出手段により検出された周期的に発生する音に基づい
て、前記音声情報が出力されるように前記音声出力手段
を制御すると共に複数の表示個所の内の前記検出手段に
よる前記周期的に発生する音の検出に対応して予め定め
られた表示個所が点灯するように前記表示手段を制御す
る制御手段と、を備えている。
【0007】即ち、本発明は、音楽のテンポに沿って周
期的に発生する音に基づいて、音声情報を出力すると共
に複数の表示個所の内の周期的に発生する音の検出に対
応して予め定められた表示個所を点灯するので、視覚的
効果を得ることができる。
【0008】ここで、音声出力手段により出力される音
声情報は、検出手段により検出される音に対応して予め
定められた楽器の音声情報及び複数の楽器により組み合
わされるリズムパターンの音声情報の少なくとも1つで
ある。
【0009】そして、制御手段は、音声出力手段により
前記予め定められた楽器の音声情報が出力される場合に
は、検出手段により前記音が検出される毎に、検出され
る音に対応して予め定められた表示個所が表示されるよ
うに前記表示手段を制御する。
【0010】また、制御手段は、音声出力手段によりリ
ズムパターンの音声情報が出力される場合には、検出手
段により検出された周期的に発生する音に基づいて音楽
のテンポが算出できた場合と音楽のテンポが算出できな
かった場合とで異なる表示態様となるように表示手段を
制御する。
【0011】なお、制御手段は、音源からの音楽を発生
させるため機器を制御する。このように、音源からの音
楽を発生させるための機器を制御する制御手段が、音声
出力手段を制御するので、単一の制御手段により、複数
の機能を兼用することができ、装置構成を簡略化するこ
とができる。また、制御手段は、音声出力手段を単方向
に制御する。このように、制御手段が音声出力手段を単
方向に制御するので、即ち、相方向通信しないので、処
理を簡単にすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0013】図1に示すように、音響装置(オーディオ
システム)10は一対のスピーカ12、ミニディスクレ
コーダ14、CD再生装置16、カセットテープレコー
ダ18、チューナー20、操作部24及び表示部30を
備えたアンプ22を備えている。
【0014】図2には、本実施の形態に係る音響装置の
主制御部が記載されている。図2に示すように、本制御
系は、音源(例えば、ミニディスクレコーダ14、CD
再生装置16、カセットテープレコーダ18、チューナ
ー20)からの音のうち、音楽のテンポに沿って周期的
に発生する音、例えば、高域側(3kHz〜15kH
z)の所定周波数(例えば3.4kHz)の音(アタッ
ク音)、低域側(100Hz〜300Hz)の所定周波
数(例えば、105Hz)の音(ビート音)を検出する
スペクトラムアナライザIC28を備えている。スペク
トラムアナライザIC28はマイクロコンピュータ(以
下、マイコン26という)に接続されている。マイコン
26には操作部24及び表示部30が接続されている。
更に、マイコン26には、所定の楽器音や図3に示すよ
うに、複数の楽器音を組み合わせて構成される複数のリ
ズムパターンを選択的に出力する音声出力IC32が接
続されている。音声出力IC32及び音源はアンプ22
に接続されている。マイコン26は音源(14〜20)
を制御する。このように、音源を制御するマイコンが音
声出力ICを制御するので、複数の機能を兼用すること
ができ、装置構成を簡略化することができる。即ち、従
来の音響装置のように専用のリズム専用マイコンを省略
している。
【0015】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0016】本実施の形態では、後述するように、上記
音源からの音楽から、ビート音を検出し、検出したビー
ト音から音楽のテンポを算出し、音楽のテンポに対応す
る1小節の時間内で、ユーザーによって予め選択された
リズムパターンを出力するように音声出力ICを、単方
向に制御する。即ち、マイコン26は、音声出力IC3
2の出力状態にかかわらず、リズムパターンを出力する
ように命令する。よって、音声出力IC32は、強制的
にリズムパターンを出力する。このようにマイコンが音
声出力ICを単方向に制御するので、双方向通信する場
合と比較すると、処理を簡易なものにすることができ
る。
【0017】以後、音声出力ICは、このマイコン26
からの命令に従って、上記テンポに対応する1小節の時
間内でリズムパターンを繰り返し出力する。
【0018】ここで、リズムパターンは、図3(A)〜
図3(D)に代表的に示されるように、各リズムパター
ンは複数の楽器を音を組み合わせて構成されている。各
リズムパターンは、1小節時間を例えばアクセント数
(図3(A)、図3(B)は16個、図3(C)、図3
(D)は12個)等で割った各分割時間ごとに、各楽器
音の出力タイミングが設定されている。図3には代表的
なリズムパターンが示されており、リズムパターンはこ
れらに限定されるものでない。また、これらリズムパタ
ーンは、選択手段を設けることにより、ユーザーによ
り、設定可能とする構成をとることもできる。
【0019】一方、音声出力ICは、上記テンポに対応
する1小節の時間内でリズムパターンを繰り返し出力す
るが、繰り返し出力するリズムパターンが音楽のテンポ
にずれる場合があるので、本実施の形態では、リズムパ
ターンを音楽のテンポに同期させるリズムパターン同期
処理を実行する。
【0020】以下、上記各処理を詳細に説明する。
【0021】最初に、図4を参照して、ビートを検出す
る処理を詳細に説明する。
【0022】例えば、CD再生操作によりある曲の再生
が開始される。そのとき、所定のスイッチ操作により図
4によるビートの検出処理が開始される。
【0023】図4のステップ112で、低域側の音(上
記ビート音)が入力されたか否かを判断し、ビート音が
入力された場合には、ステップ114で、前回ビート検
出時から所定時間U(例えば187msec)が経過し
たか否かを判断する。ここで、所定時間U(187ms
ec)は、一般的なテンポのうち、やや早い方の数値で
ある160(1分間に160拍)の曲の一拍の時間の半
分の時間である。
【0024】前回ビート音検出時から所定時間U経過し
たと判断した場合には、ステップ116で、今回入力し
たビート音のレベルがしきい値を超えてるか否かを判断
する。上記3つの条件の1つでも満たさない場合には、
ステップ112に戻る。よって、図5に示すように、サ
ンプリング値SX、SY等を対象外とすることができ
る。上記3の条件を満たす場合には、ステップ118
で、上記3つの条件(ステップ112、114、11
6)を満たすビート音の入力個数を表わす変数Cが0か
否かを判断する。変数Cが0の場合には、ステップ11
0、120で、変数1をインクリメントし、ステップ1
24で、領域Cに今回の音レベルを記憶して、ステップ
112に戻る。
【0025】一方、変数が0でない場合には、上記3条
件を満たすビート音が複数入力された場合であり、この
場合には、ステップ126で、領域Cに記憶されている
レベルより、今回入力したビート音のレベルが、一定量
大きいか否かを判断する。一定量大きくない場合には、
今回入力したビート音を無視して、ステップ112に戻
る。一方、一定量大きい場合には、ステップ128で、
変数CがC0(例えば4)より大きいか否かを判断す
る。変数CがC0以下の場合にはステップ130で、変
数Cを1インクリメントし、ステップ132で、領域C
に今回の音レベルを記憶して、ステップ112に戻る。
一方変数CがC0より大きいと判断された場合には、上
記3条件(ステップ112、114、116)を満足す
る音がC0個あった、即ち、図5に示すように、サンプ
リング値S1〜S4があったと判断できる。すなわちビ
ート音の立ち上がりを検出したと判断することができ
る。ステップ134で今回検出された音をビートとして
設定し、ステップ136で、各領域Cのデータをリセッ
トし、ステップ138で変数Cを初期化する。
【0026】なお、ビートの検出処理は、上記方法に限
定されず、次のようにビートを検出するようにしてもよ
い。即ち、所定時間毎にビート音をサンプリングし、今
回サンプリングしたビート音が前回ビートとして検出し
たときから上記所定時間U経過しているか否かを判断
し、上記所定時間U経過していない場合には、今回のサ
ンプリング値を保持する。一方、今回サンプリングした
ビート音が前回ビートとして検出したときから上記所定
時間U経過している場合には、今回のサンプリング値よ
りも所定個数、例えば、4個まえの全てのサンプリング
値を取り込み、今回のサンプリング値が、取り込んだ過
去所定個数(例えば、4個)の何れかのサンプリング値
よりも所定レベル大きいか否かを判断する。今回のサン
プリング値が、取り込んだ過去所定個数(例えば、4
個)の全てのサンプリング値よりも所定レベル大きくな
い場合には、今回のサンプリング値を保持する。一方、
今回のサンプリング値が、取り込んだ過去所定個数(例
えば、4個)の何れかのサンプリング値よりも大きい場
合には、ビートとして設定する。なお、上記では保持す
るサンプリング値は4個としている。ビートが検出され
ると、それを基にテンポ算出を実行する。
【0027】次に、図6を参照して、テンポを算出する
処理を詳細に説明する。
【0028】図6のステップ142で、ビート時間を検
出する。即ち、前回ビートが検出された時から今回ビー
トが検出された時までの時間(ビート時間)を検出す
る。なお、本実施の形態では、図7に示すように、今回
のビート時間BT8を含めた過去8個のビート時間(B
T1〜BT8)を記憶する。
【0029】ステップ144で、過去のM個(例えば8
個)のビート時間(BT1〜BT8)を取り込み、ステ
ップ146で、今回のビート時間に近い(即ち、略同じ
値)の過去のビート時間の個数Kを検出する。即ち、過
去のM個のビート時間BT1〜BT8の中に今回のビー
ト時間BT8の±11msec内のビート時間の個数K
を検出する。
【0030】ステップ148で、個数KがN(例えば4
(半数)等)以上か否かを判断する。即ち、今回のビー
ト時間に近い過去のビート時間の個数がN以上か否かを
判断する。
【0031】今回のビート時間に近い過去のビート時間
の個数がN以上の場合には、ステップ150で、平均ビ
ート時間を算出する。即ち、今回のビート時間と今回の
ビート時間に近い過去のビート時間との平均ビート時間
を算出する。なお、今回のビート時間に近い過去のビー
ト時間の個数がN未満の場合には、ステップ152に進
む。
【0032】ところで、音源からの音楽のテンポは一定
とは限らず、図8(A)や図8(B)に示すように、過
去のビート時間の比が1対3である曲や3対1である曲
があるので、ステップ152でこれを判定する。ステッ
プ152で、過去のビート時間の比が1対3または3対
1の場合には、ステップ154で、一拍の時間を平均ビ
ート時間として再設定する。即ち、(1.5拍時間+
0.5拍時間)/2により求める。
【0033】ステップ156で、今回テンポが算出でき
たか否かを判断する。即ち、今回のビート時間に近いの
過去のビート時間の個数KがN未満か否かを判断する。
今回テンポが算出できた場合には、ステップ158で、
図9に示すように、表示部30の所定表示個所90H、
90Lを点灯し、今回テンポが算出できなかった場合に
は、ステップ160で、表示部30の所定表示個所90
H、90Lを点滅する。
【0034】ここで、ステップ158で点灯した表示部
30は、一度テンポ算出がなされた時点から同一曲演奏
中は続けて点灯するようにしてもよい。また、ステップ
160で表示部30を点滅させるが、ある曲の演奏でテ
ンポが算出できずに、曲が終了した場合に、点滅するよ
うにしてもよい。こうすることで、曲の途中で表示部3
0が点灯、点滅を繰り返す動作を防止できる。
【0035】次のステップ162で、テンポとして、6
0を平均ビート時間で割った値を算出する。そして、ス
テップ164で、前に記憶していたビート時間に換えて
今回のビート時間を記憶する。
【0036】以上の処理により、テンポを算出すること
ができる。そして、本処理により算出されたテンポを用
いて前述したリズムパターンの1小節時間Tを定める。
よって、リズムパターンの1小節時間を、音楽の実際に
テンポに変更(近づける)することができる。
【0037】また、テンポを算出する際、今回のビート
時間に近い過去のビート時間の個数がN個以上の場合
に、今回のビート時間と今回のビートに近い過去のビー
ト時間との平均ビート時間を算出して、テンポを算出す
る、即ち、細かいパターン(種々のリズム又は音楽ジャ
ンルに対応する)認識せずにテンポを算出するので、テ
ンポ算出時間を短縮することができる。
【0038】なお、テンポの算出処理は上記に限定され
るものでなく、次のようにテンポを算出してもよい。即
ち、上記のようにビート時間をM個検出する毎に、M個
のビート時間の中の何れかのビート時間、例えば、最も
古いビート時間と他のビート時間とを比較し、最も古い
ビート時間に近いビート時間の個数がN個ある場合、最
も古いビート時間に近いN個のビート時間から上記のよ
うに平均ビート時間を算出して、上記のようにテンポを
算出してもよい。
【0039】ところで、音声出力ICは、マイコンによ
って命令されてから、リズムパターンを繰り返し出力す
るが、リズムパターンのスタート時と音楽のビート発生
時とがずれる場合がある。図10(A)には、曲のテン
ポに沿って周期的に発生するビート音(低域側の音)の
発生の様子が示され、図10(B)には、音声出力IC
によりリズムパターンが出力された様子が示されてい
る。図10(A)及び図10(B)に示す例では、最初
のリズムパターンP1は、そのスタート時はビート音B
1と同期しており、次の1リズムパターンP2のスター
ト時もビート音B2と同期しているが、次の1リズムパ
ターンP3のスタート時とビート音B3の出力タイミン
グが同期していない。このように、リズムパターンのス
タート時と音楽のビート発生時とがずれているとリズム
パターンが曲と合っていないように聞こえる。よって効
果音としてのリズムパターンが耳障りなものとなってい
る。よって、リズムパターンのスタート時を、ビート音
に同期させる必要がある。そこで、本実施の形態では、
図11に示すリズムパターン同期処理ルーチンを実行す
る。
【0040】図11のステップ52で、リズムパターン
を出力し始めた時から、算出されたテンポにより定まる
1小節時間Tから所定時間(例えば80msec)tを
引いた時間T−t経過したか否かを判断する。リズムパ
ターンを出力し始めた時から、時間T−t経過した場合
には、ステップ54でリズムパターンを出力し始めた時
から、1小節時間T経過したか否かを判断する。ステッ
プ54でリズムパターンを出力し始めた時から、1小節
時間T経過していないと判断した場合には、ステップ5
6で、低域側の音(ビート音)が入力された否かを判断
する。ビート音が入力された場合には、ステップ58以
降の処理を実行し、ビート音が入力されていない場合に
は、ステップ54に戻る。ステップ54でリズムパター
ンを出力し始めた時から1小節時間T経過したと判断し
た場合には、ステップ72で1小節時間Tに所定時間t
を加算した時間T+t経過したか否かを判断する。ステ
ップ72で時間T+t経過していないと判断した場合に
は、ステップ74で、低域側の音(ビート音)が入力さ
れたか否かを判断する。ビート音が入力された場合に
は、ステップ76以降の処理を実行し、ビート音が入力
されていない場合には、ステップ72に戻る。このよう
にステップ52、54、56、72、74は、リズムパ
ターンのスタート時の±所定時間t内にビート音が入力
されたか否かを監視している。
【0041】ステップ56でビート音が入力されたと判
断した場合は、一つのリズムパターンの出力が完了する
前に曲の次の1小節が始まる、即ち、リズムパターンの
時間が長い(算出したテンポにより定まる1小節時間が
長い)。つまり、算出したテンポが遅いと判断すること
ができる。この場合、ステップ58でビート音が入力さ
れた時から、1小節時間T経過するまでの時間ΔT(誤
差(ずれ量))を算出する。
【0042】誤差ΔTがしきい値ΔT0より大きいか否
かを判断する。誤差ΔTがしきい値ΔT0より大きい場
合には、算出したテンポが合っていない場合(許容範囲
外)であり、ステップ66に進む。一方、誤差ΔTがし
きい値ΔT0以下の場合には、テンポが合っている(許
容範囲内)と判断でき、ステップ54に戻る。
【0043】ステップ66で、誤差振分時間を算出す
る。誤差振分時間は、誤差ΔTを所定倍、例えば、2倍
した時間を、リズムパターン内の所定分割数(16また
は12)で割った時間である。そして、ステップ68
で、リズムパターンの各分割時間に、誤差振分時間を振
り分ける。即ち、算出したテンポが遅いので、各分割時
間を誤差振分時間分短くする。
【0044】ここで、誤差振分時間として誤差ΔTを所
定倍(例えば、2倍)しているのは次の通りである。即
ち、単に誤差ΔTから誤差振分時間を求めて上記のよう
に振分けると、マイコンの処理時間の遅れにより、この
遅れ時間が繰り返されてテンポを正確に実際の値にする
ことができない。一方、誤差ΔTを所定倍てし誤差振分
時間を求めて上記のように振分けると、マイコンの処理
時間の遅れがあっても、テンポを正確に実際の値にする
ことができる。そこで、誤差振分時間として誤差ΔTを
所定倍(例えば、2倍)している。なお、多数の実験か
ら誤差ΔTを2倍にすることがテンポを正確に実際の値
にすることができたことを発見した。
【0045】一方ステップ74でビート音が入力された
場合は、図10に示すように、一つのリズムパターンの
出力が完了した後(即ち、次のリズムパターンのスター
ト後)にビート音が検出されたと判断することができ
る。即ち、リズムパターンの時間が短い(算出したテン
ポにより定まる1小節時間が短い)。つまり、算出した
テンポが速いと判断することができる。
【0046】この場合には、ステップ76で1小節時間
T経過時から現在(ビート音入力時)までの時間ΔT
(誤差(ずれ量))を算出する。
【0047】次のステップ84で、前述した振分時間を
算出し、ステップ86でリズムパターンの各アクセント
間隔に誤差振分時間を振り分ける。即ち、リズムパター
ンの各アクセント時間を誤差振分時間分長くする。
【0048】ここで、前述するように、テンポを算出し
て1小節時間Tを定めるようにしているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、上記時間ΔTより1小節
時間Tを修正してもよい。
【0049】即ち、図10に示す例を更に詳細に説明す
ると、例えば、リズムパターンP3のスタート時よりビ
ート音B3が30msec遅かったとすると、リズムパ
ターンが速かったと判断し、その1リズムパターンP3
を出力する期間(シーケンス)を60msec遅らせ
る。この場合、ユーザーによって選択されているリズム
パターンが、図3(A)、図3(B)のような場合、6
0÷16=3.75msecを各アクセント間隔にプラ
スする。即ち、アクセント間隔にプラスする。なお、本
実施の形態では、1msec以下はカウントしないた
め、余りの時間を切り捨てる。
【0050】以上の方法により、ほぼ規則的にビートが
出でいるものは、所定時間(例えば、±80msec)
以内で補正され、リズムパターンと音楽との同期がとれ
る。
【0051】なお、テンポ値を81〜160としてお
り、81の半分のテンポから160の倍のテンポまで観
測することができるようにしているため、最小ビート間
隔は187msecと仮定している。よって監視時間を
±80msecという固定値にしている。
【0052】以上の処理により、図12(A)に示すよ
うに音楽信号から、図12(B)に示すようにビート音
が検出され、このビート音から算出されるテンポに従っ
て1リズムパターンを図12(C)、図12(D)に示
すように出力する。図12(C)に示すように、最初の
スタート時は同期していても、次のリズムパターンのス
タート時がビート音とずれるような場合があっても、前
述したように、リズムパターンのスタート時の前後所定
時間(±80msec)を監視し、リズムパターンのス
タート時とビート音検出時との誤差を、そのリズムパタ
ーン内で相殺しているため、同期させることができる。
【0053】ところで、図12(D)に示すように、リ
ズムパターンの1小節時間と音楽の1小節時間とが一致
していても、リズムパターンのスタートタイミングがず
れる場合がある。この場合には、±80msec以内に
なるべく入るように、テンポが算出された瞬間近くのビ
ートとリズムパターンのスタート時を同期させてスター
トするようにする。
【0054】次に、図13を参照して、操作部の所定の
操作によりスタートする効果音付加処理ルーチンを説明
する。
【0055】図13のステップ92で、低域側(100
Hz〜300Hz)の第1の周波数(例えば105H
z)の第1の音(ビート音)が入力されたか否かを判断
する。ビート音が入力されていない場合には、ステップ
94で高域側(3kHz〜15kHz)内の第の2周波
数(例えば3.4kHz)の第2の音(アタック音)が
入力されたか否かを判断する。アタック音が入力されて
いない場合には、ステップ92に戻る。
【0056】ビート音が入力されたと判断した場合に
は、ステップ96で、ビート音に対応して定められた第
1の効果音を出力するように音声出力IC32を制御
し、ステップ92で、第1の音(ビート音)に対応して
定められた表示箇所90Lを点滅させて、ステップ94
に進む。
【0057】一方、アタック音が入力された場合には、
ステップ100で、アタック音に対応して定められた第
2の効果音が出力するように音声出力IC32を制御
し、ステップ102で、アタック音に対応して定められ
た表示箇所90Hを点滅させて、ステップ92に進む。
【0058】このように、ビート音やアタック音が検出
される毎にこれらの音に対応して定められた効果音を出
力すると共にこれらの音に対応して定められた表示箇所
を点滅させるので、視覚的にも効果を発生させることが
できる。また、視覚的にもテンポを取ることができる。
【0059】以上はビート音を用いて、テンポを算出し
たりリズムパターンのスタート時を同期させたりしてい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、アタッ
ク音を用いて、テンポを算出したりリズムパターンのス
タート時を同期させたりしてもよく、更に、ビート音ば
かりでなくアタック音を用いて、テンポを算出したりリ
ズムパターンのスタート時を同期させたりし、ビート音
を用いて、テンポを算出したりリズムパターンのスター
ト時を同期させたりすることができない場合に、アタッ
ク音を用いて、テンポを算出したりリズムパターンのス
タート時を同期させたりしてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、音楽のテ
ンポに沿って周期的に発生する音に基づいて、音声情報
を出力すると共に複数の表示個所の内の周期的に発生す
る音の検出に対応して予め定められた表示個所を点灯す
るので、視覚的効果を得ることができる、という効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る音響装置の外観図である。
【図2】本実施の形態に係る音響装置の主制御系を示し
たブロック図である。
【図3】複数のリズムパターンの表を示した図である。
【図4】ビート検出処理ルーチンを示したフローチャー
トである。
【図5】ビートの検出の様子を示す図である。
【図6】テンポ算出処理ルーチンを示したフローチャー
トである。
【図7】テンポが一定な曲のビート音の発生タイミング
を示した図である。
【図8】テンポが1対3または3対1の曲のビートの発
生の様子を示した図である。
【図9】表示部の詳細図である。
【図10】ビート音とリズムパターンのタイミングチャ
ートである。
【図11】リズムパターン同期処理ルーチンを示したフ
ローチャートである。
【図12】ビート音とリズムパターンのずれを示したタ
イミングチャートである。
【図13】効果音付加処理ルーチンを示した図である。
【図14】従来の音響装置の制御系の一部を示したブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 オーディオシステム 12 スピーカ 14 ミニディスクレコーダ 16 CD再生装置 18 カセットテープレコーダ 20 チューナ 22 アンプ 24 操作部 26 マイコン 28 スペクトラムアナライザIC 30 表示部 32 音声出力IC(楽器音、リズムパターン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04R 1/00 310 H04R 1/00 310E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音源からの音楽から、該音楽のテンポに
    沿って周期的に発生する音を検出する検出手段と、 所定の楽器の音声情報を出力する音声出力手段と、 複数の表示個所を選択的に点灯表示する表示手段と、 前記検出手段により検出された周期的に発生する音に基
    づいて、前記音声情報が出力されるように前記音声出力
    手段を制御すると共に複数の表示個所の内の前記検出手
    段による前記周期的に発生する音の検出に対応して予め
    定められた表示個所が点灯するように前記表示手段を制
    御する制御手段と、 を備えた音響装置。
  2. 【請求項2】 前記音声出力手段により出力される音声
    情報は、前記検出手段により検出される音に対応して予
    め定められた楽器の音声情報及び複数の楽器により組み
    合わされるリズムパターンの音声情報の少なくとも1つ
    である請求項1記載の音響装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記音声出力手段によ
    り前記予め定められた楽器の音声情報が出力される場合
    には、前記検出手段により前記音が検出される毎に、検
    出される音に対応して予め定められた表示個所が表示さ
    れるように前記表示手段を制御することを特徴とする請
    求項2記載の音響装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記音声出力手段によ
    りリズムパターンの音声情報が出力される場合には、前
    記検出手段により検出された周期的に発生する音に基づ
    いて前記音楽のテンポが算出できた場合と前記音楽のテ
    ンポが算出できなかった場合とで異なる表示態様となる
    ように前記表示手段を制御することを特徴とする請求項
    2記載の音響装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、音源からの音楽を発生
    させるため複数の機器を制御することを特徴とする請求
    項1乃至請求項4の何れか1に記載の音響装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記音声出力手段を単
    方向に制御することを特徴とする請求項1乃至請求項5
    の何れか1項に記載の音響装置。
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