JP2000267543A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000267543A
JP2000267543A JP11073899A JP7389999A JP2000267543A JP 2000267543 A JP2000267543 A JP 2000267543A JP 11073899 A JP11073899 A JP 11073899A JP 7389999 A JP7389999 A JP 7389999A JP 2000267543 A JP2000267543 A JP 2000267543A
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gravity
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Kazuo Okunishi
一雄 奥西
Takeshi Minami
猛 南
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な方法でレジストパターンの位置検出の
精度を向上して、高品質の画像を形成することができる
画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 レジストパターンの検出波形から重心位
置を求めるために、閾電圧をV1〜Vnまで順に変化さ
せて、各閾電圧V1〜Vn以上の部分の波形についての
重心位置P1〜Pnをそれぞれ算出する(ステップS1
〜S4)。そして、隣接する閾電圧に対応する重心位置
が当該閾電圧の変化量に対してどれだけ移動したかを示
す変化率D2〜Dnをそれぞれ算出する(ステップS6
〜S8)。変化率が所定範囲内にある重心位置のデータ
を平均化して、これを当該検出波形の位置情報とする
(ステップS9、S10)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やレーザプ
リンタなどの画像形成装置に関し、特に画像の位置ずれ
を補正する際に転写体上に形成される基準パターンの位
置情報を正確に取得する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像用の画像形成装置では、一般
的に形成する画像をシアン(C)、マゼンタ(M)、イ
エロー(Y)、ブラック(Bk)の各色に分解し、各色
ごとにトナー画像を形成した後に、これらを多重転写す
ることによりカラー画像を形成している。従って、各色
で形成された画像間で書き込み位置のずれが生じると色
ずれとなり画像品位が極端に悪くなってしまう。
【0003】特に、各色の画像を形成する作像ユニット
を転写ベルト上を搬送される転写材の搬送方向に並列に
設け、各色の画像形成タイミングをずらしながら転写材
上に各色の画像を多重転写してカラー画像を得る、いわ
ゆるタンデム型の画像形成装置では色ずれが生じやす
く、これをいかに低減させるかが最大の課題である。従
来よりタンデム型の画像形成装置においては色ずれを防
止するために、各作像ユニットにより所定形状をした基
準パターン(レジストパターン)を転写ベルト上の所定
位置に形成し、これを光学センサで検知して位置ずれ量
を算出して画像形成位置を補正するレジスト補正が行わ
れている。
【0004】このようなレジスト補正において、色ずれ
を防いで画像の品質を維持するためにはレジストパター
ンの位置検出に高い精度が要求される。従来よりレジス
トパターンの位置検出方法として、フォトダイオードを
受光部とする光学センサを用いて、レジストパターンを
構成する線分が、センサの検出位置を通過した時に形成
される検出信号の波形(サンプリング波形)を取得し、
この検出波形に基づいて、次のような方法でレジストパ
ターンの位置を確定していた。
【0005】上記検出波形の最大値の点(ピーク)を
求めその位置をレジストパターンの位置とする(以下、
「ピーク位置法」という。)。 サンプリング点間を補完して得られた検出波形の所定
の閾値以上の部分について、当該部分波形の左右の裾野
から順次面積を積算していき、最後に左右の面積が等し
くなったときの位置を重心として、その重心位置をレジ
ストパターンの位置とする(以下、「重心法」とい
う。)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作像条
件や装置環境などの影響により、感光体ドラム上のレジ
ストパターンを転写ベルトへ転写する際に、中抜けやト
ナーの飛び散りが生じると、きれいな山形のサンプリン
グ波形が得られず、レジストパターンの位置を上記の従
来方法で正確に取得するのは困難となる。
【0007】すなわち、中抜けの発生によりレジストパ
ターンの印字濃度にむらが生じ、検出波形が変形してし
まう。そのため、そのピーク位置が大変不安定となるの
で、上記ピーク位置法では、レジスト補正を正確に行う
ことができないという問題がある。また、中抜けや飛び
散りの発生によって検出波形が左右非対称となるため、
その非対称の程度によって重心位置も大きく変動し、従
来の重心法の場合でもピーク位置法の場合と同様、レジ
スト補正を正確にできないという問題がある。
【0008】さらに、中抜けやトナーの飛び散りが生じ
ていない場合であっても、レジストパターンを形成すべ
き転写ベルトの表面に傷などによる濃度むらがあると、
その濃度むらがレジストパターンの検出結果に悪影響を
与えるため、これによっても正規な検出波形を得ること
ができず、レジスト補正を正確にできないという問題も
ある。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、簡易な方法でレジストパターンの位置検出
の精度を向上して、高品質の画像を形成することができ
る画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、像担持体から所定の転写体上に転写された
基準パターンの位置情報に基づき前記像担持体への画像
書込位置を補正する画像形成装置であって、前記転写体
上の基準パターンを検出する検出手段と、前記検出手段
の検出信号の内、所定の閾値以上の検出信号の波形につ
いて、その重心位置を求める重心位置取得手段と、前記
所定の閾値として複数の値を設定し、各閾値について前
記重心位置を求めるように、前記重心位置取得手段を制
御する制御手段と、前記求められた複数の重心位置に基
づき、前記基準パターンの位置情報を取得する位置情報
取得手段とを備えることを特徴とする。
【0011】なお、本発明において「重心位置」とは、
所定の閾値以上の検出信号の波形について、左右の裾野
から求めた面積が等しくなるような境界線の当該検出方
向における位置を意味する。また、前記位置情報取得手
段は、前記求められた複数の重心位置のばらつき量を求
め、そのばらつき量が所定の範囲内にあるものから一つ
選択して、これを前記位置情報とすることを特徴とす
る。
【0012】また、前記位置情報取得手段は、前記求め
られた複数の重心位置のばらつき量を求め、そのばらつ
き量が所定の範囲内にある複数の重心位置を選択し、こ
れらを平均して前記位置情報を求めることを特徴とす
る。また、複数の像担持体を備え、各像担持体から所定
の転写体上に転写された基準パターンの位置情報に基づ
き、前記各像担持体への画像書込位置を補正する画像形
成装置であって、前記転写体上の各基準パターンを検出
する検出手段と、それぞれの基準パターンについて、前
記検出手段の検出信号のうち、所定の閾値以上の検出信
号の波形の重心位置を求める重心位置取得手段と、前記
所定の閾値として複数の値を設定し、基準パターンごと
に、前記各閾値について、前記重心位置を求めるように
前記重心位置取得手段を制御する制御手段と、基準パタ
ーンごとに求められた複数の重心位置に基づき、各基準
パターンの位置情報を取得する位置情報取得手段とを備
えることを特徴とする。
【0013】また、前記重心位置取得手段は、前記重心
位置を所定の閾値以上の検出信号で形成される山形の波
形から求めることを特徴とする。また、本発明は、像担
持体から所定の転写体上に転写された基準パターンの位
置情報に基づき、前記像担持体への画像書込位置を補正
する画像形成装置であって、前記転写体上の基準パター
ンを検出する検出手段と、前記検出結果に基づき、当該
基準パターンの下地となる転写体の部分の濃度を推定す
る下地濃度推定手段と、前記下地濃度推定手段で推定し
た下地の濃度により前記基準パターンの検出値を補正す
る検出値補正手段と、前記補正された検出値に基づき、
当該基準パターンの位置情報を取得する位置情報取得手
段とを備えることを特徴とする。
【0014】また、前記下地濃度推定手段は、前記基準
パターンの検出開始時と、検出終了時におけるそれぞれ
の濃度検出値から、その間の勾配を求め、この濃度勾配
に基づき基準パターンの下地部分の濃度を推定すること
を特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の実施の形態を、タンデム型のデジタルカラー複写機
(以下、単に「複写機」という。)を例にして説明す
る。 <実施の形態1> (1)複写機全体の構成 図1は、本実施の形態に係る複写機の全体の構成を示す
図である。
【0016】同図に示すように、当該複写機は、大きく
分けて、原稿を自動的に搬送する原稿自動搬送装置10
と、搬送された原稿の画像を読み取るイメージリーダ部
20と、このイメージリーダ部20で読み取った画像を
記録シート上にプリントして再現するプリンタ部40と
から構成される。原稿自動搬送装置10は、原稿給紙ト
レイ11に載置された原稿を原稿搬送ベルト14によっ
てプラテンガラス21上の所定位置まで搬送し、イメー
ジリーダ部20のスキャナ22によって原稿がスキャン
された後、再び原稿搬送ベルト14によって同図の左方
向に送り、原稿排紙トレイ15上に排出する公知の装置
である。
【0017】イメージリーダ部20は、原稿を照射する
露光ランプ23や、その反射光をプラテンガラス21と
平行な方向に反射するミラー24を有するスキャナ2
2、ミラー24からの反射光を、集光レンズ28方向に
導く一対のミラー25、26、集光レンズ28、及び集
光レンズ28で集光された光を電気信号に変換するCC
Dセンサ29等を備え、原稿自動搬送装置10により原
稿がプラテンガラス21上の所定位置に搬送されると、
スキャナ22を矢印方向にスキャンさせて当該原稿の露
光走査を行う公知のものである。
【0018】露光ランプ23で照射された原稿の画像
は、CCDセンサ29において光電変換されて、赤
(R)、緑(G)、青(B)成分の電気信号となり、制
御部30に送られる。これにより得られたR、G、Bの
各色成分ごとの画像データは、制御部30において各種
のデータ処理を受け、更にシアン(C),マゼンタ
(M),イエロー(Y),ブラック(K)の各再現色の
画像データに変換される(以下、シアン、マゼンタ、イ
エロー、ブラックの各再現色を、それぞれC,M,Y,
Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこの
C、M、Y、Kを添字として付加する)。
【0019】画像データは、制御部30内の画像メモリ
33(図2参照)に各色ごとに一旦格納された後、記録
シートSの供給と同期して1走査ラインごとに読み出さ
れてレーザダイオードの駆動信号となる。プリンタ部4
0は、周知の電子写真方式により画像を形成するもので
あって、露光走査部50、画像プロセス部60、給紙部
90、定着部76とから構成される。
【0020】露光走査部50は、上記制御部30から出
力された駆動信号を受けて、図示しないレーザダイオー
ドからレーザ光を発し、このレーザ光をポリゴンミラー
51で偏向して、感光体ドラム62C〜62K上を主走
査方向に露光走査する。画像プロセス部60は、転写ベ
ルト65が駆動ローラ66、従動ローラ67、、71、
補助ローラ69とテンションローラ68に張架されてな
る記録シート搬送部64と、転写ベルト65に対向して
記録シート搬送方向上流側(以降、単に「上流側」とい
う)から搬送方向下流側(以降、単に「下流側」とい
う)に沿って所定間隔で配置されたC、M、Y、Kの各
色の画像形成ステーション61C〜61Kとからなる。
【0021】画像形成ステーション61C〜61Kは、
感光体ドラム62C〜62Kと、これを中心にしてその
周囲に配された、帯電チャージャ、現像器、クリーナお
よび転写ブレード63C〜63Kなどからなる公知のも
のである。給紙部90は、記録シートSを収納しておく
ための給紙カセット91a〜91dと、この記録シート
Sを給紙カセット91a〜91dから繰り出すためのピ
ックアップローラ92a〜92dと、転写ベルト65に
送り出すタイミングをとるためのタイミングローラ対9
3とからなる。
【0022】感光体ドラム62C〜62Kは、露光走査
部50による前記露光を受ける前にクリーナで表面の残
存トナーが除去された後、帯電チャージャにより一様に
帯電されており、このように一様に帯電した状態で上記
レーザ光による露光を受けると、感光体ドラム62C〜
62Kの表面に静電潜像が形成される。各静電潜像は、
各色の現像器によりそれぞれ現像され、これにより感光
体ドラム62C〜62K表面にC、M、Y、Kのトナー
像が形成され、転写ベルト65により搬送されてくる記
録シートS上に順次転写されていく。この際、各色の作
像動作は、搬送されてくる記録シートSの同じ位置にそ
のトナー像が重ね合わせて転写されるように、上流側か
ら下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
【0023】各色のトナー像が多重転写された記録シー
トSは、転写ベルト65により定着部76にまで搬送さ
れて、ここで高熱で加圧されて、その表面のトナー粒子
がシート表面に融着して定着し、その後排紙トレイ94
上に排出される。なお、記録シート搬送部64には、従
動ローラ67の回転軸を支点として上下に揺動可能に保
持された揺動フレーム70が備えられており、上記した
転写ブレード63Kを除く転写ブレード63C〜63
Y、及び従動ローラ71はこの揺動フレーム70にそれ
ぞれ取り付けられている。揺動フレーム70は、図示し
ないスプリングにより上方に付勢され、一方で揺動フレ
ーム70の底面には、上方から装置本体のフレーム(図
示せず)に回動可能に軸支された軸73に取着された板
カム74の周面が当接しており、この軸73をステッピ
ングモータ等を駆動源とする駆動装置(不図示)により
回動させることにより、板カム74が回転して、揺動フ
レーム70が上下に揺動駆動されるようになっている。
【0024】このような構成において、カラーモードを
実行する際には、揺動フレーム70は、図のように水平
位置に維持され、全ての感光体ドラム62C〜62Kが
転写ベルト65に接触して各トナー像が記録シートS上
に転写されてカラー画像が形成される。一方、モノクロ
モードを実行する場合には、板カム74が図に示す位置
から180°回動されて、これにより揺動フレーム70
は従動ローラ67の回転軸を支点として下方に揺動駆動
され、転写ベルト65の補助ローラ69より右側(上流
側)の部分が下方に傾く。これにより感光体ドラム62
Kと転写ベルト65との接触性を維持したまま、感光体
ドラム62C〜62Yと転写ベルト65を離間させるこ
とができるので、モノクロ画像形成時に感光体ドラム6
2C〜62Yを停止させて、当該感光体ドラム62C〜
62Y及びその周辺部材の消耗を防止することができる
ようになっている。
【0025】また、記録シート搬送部64の最下流側に
は、光電センサ72が配設されている。本実施の形態で
は、転写ベルト65は、ポリエチレンテレフタレート
(PET)等の透明な合成樹脂材料で形成されており、
光電センサ72は、発光ダイオードなどの発光素子とフ
ォトダイオードなどの受光素子が転写ベルト65を挟ん
で対向配置される。光電センサ72の発光素子から出射
された検出光は、転写ベルト65の検出領域を透過して
受光素子で受光され、これにより転写ベルト65上に形
成される各色のレジストパターン80C〜80K(図3
参照)をそれぞれ検出する。そして、その検出波形から
当該波形の重心位置が算出され、算出された重心位置に
基づいてレジストパターンの位置ずれ量が算出されるよ
うになっている。この光電センサ72を用いて行われる
重心位置の算出処理については後述する。
【0026】なお、転写ベルト65が不透明な場合に
は、発光素子と受光素子が内蔵された反射型の光電セン
サを用いることができる。また、記録シート搬送部64
の給紙側下部には、転写ベルト65表面に付着した残留
トナーや紙粉等を除去するためのベルトクリーナ75が
設けられている。 (2)制御部30の構成 次に、図2を参照して上記制御部30の構成を説明す
る。
【0027】同図に示すように、制御部30は、CPU
31、画像処理部32、画像メモリ33、位置ずれ補正
部34、レーザダイオード駆動部35、RAM36、お
よびROM37などから構成される。画像処理部32
は、原稿をスキャンして得られたR,G,Bの電気信号
をそれぞれ変換して多値デジタル信号からなる画像デー
タを生成し、さらにシェーディング補正などの補正を施
した後、C,M,Y,Kの再現色の画像データを生成し
て画像メモリ33に出力し、上記画像データを各色ごと
に格納させる。
【0028】位置ずれ補正部34は、CPU31からの
指示に従って、画像メモリ33に格納された各色の画像
データの画素ごとの格納位置を変更して補正画像を生成
する(レジスト補正)。レーザダイオード駆動部35
は、上記補正された画像データに基づきレーザダイオー
ドを駆動する。
【0029】RAM36は、後述するサンプリング波形
の重心位置の算出処理において算出された重心位置のデ
ータや変動率のデータなどを格納する。ROM37に
は、自動原稿送り装置10における原稿の搬送動作、イ
メージリーダ部20におけるスキャン動作やプリンタ部
40における画像形成動作に関する制御プログラムおよ
び後述するレジストパターンの印字用データや当該レジ
ストパターンの位置情報を求める制御プログラムのほか
レジストパターンの位置ずれ量の算出や画像のレジスト
補正のためのプログラムなどが格納されている。
【0030】CPU31は、光電センサ72からのレジ
ストパターンの検出信号を一定時間ごとにサンプリング
してA/D変換すると共に、そのサンプリングされた信
号によって形成される波形の重心位置を求め、これを当
該レジストパターンの位置情報とする。そして、このレ
ジストパターンの位置情報に基づき各色のレジストパタ
ーンの相対的な位置ずれ量を算出し、これを位置ずれ補
正部34に送信する。
【0031】また、ROM37から必要なプログラムを
読み出して、画像処理部32でのデータ処理や、画像メ
モリ33における画像データの書込み/読出し、並びに
各色の位置ずれ検出動作などを制御し、あるいはイメー
ジリーダ部20、プリンタ部40などの動作をタイミン
グを取りながら統一的に制御して円滑な複写動作を実行
させる。
【0032】図3は、位置ずれ量の算出の際に転写ベル
ト65上に形成されるレジストパターンの一例を示す図
である。レジストパターン80C〜80Kは、V字形状
をしており、搬送方向と直交する第1直線部とこの第1
直線部と45°の角度をなす第2直線部を備え、各色毎
に転写ベルト65上に形成される。このレジストパター
ン80C〜80Kを形成するための印字用データは、予
めROM37(図2参照)に格納されており、この印字
用データに基づき露光走査部50および画像プロセス部
60により転写ベルト65上にレジストパターン80C
〜80Kが形成される。この際、各感光体ドラム62C
〜62Kにおける転写画像に色ずれが発生しない状態で
は、搬送方向と直交する方向(主走査方向)の位置が同
一で、かつ、搬送方向と平行な方向(副走査方向)にお
いて相互に距離Dをもって形成されるようになってい
る。
【0033】感光体ドラム62C〜62Kから転写ベル
ト65上に転写されて形成されたレジストパターン80
C〜80Kの各直線部は、転写ベルト65の回動と共
に、光電センサ72により図の破線部の検出ライン上で
所定のサンプリング間隔でそれぞれ検出され、その検出
信号がCPU31に送出される。CPU31は、当該サ
ンプリング信号をRAM36に格納し、その当該サンプ
リング値により形成される波形(サンプリング波形)の
重心位置を次のように求める。
【0034】図4は、レジストパターン80Kの第1直
線部81を図3の下流側から検出したときのサンプリン
グ波形の一例を示す図であって、横軸は時間(t)、縦
軸は検出結果を示す電圧値(V)をそれぞれ示す。ここ
で、電圧値が高いほど、検出されたレジストパターンの
濃度が高いことを示している。光電センサ72における
受光素子は、レジストパターンの線幅とほぼ同じセンシ
ング幅を有しているため、サンプリング波形810は、
同図に示すような山形となる。このサンプリング波形8
10の重心位置を求めるには、上記のピーク位置法や重
心法を用いることができるが、上述したように線分のエ
ッジ部よりも中央部の方が濃度がやや薄くなる現象、い
わゆる中抜け現象がレジストパターンに生じると、当該
波形810の頂上部分は、中抜けが発生していない場合
の波形(波線部分8111)がカットされてなまったよ
うな形状811(実線部分)となる。また、感光体ドラ
ム62C〜62K上に形成されたレジストパターン80
C〜80Kのトナー像の一部には、転写位置に到達する
直前に転写ベルト65に飛び出し始めるものがあり、そ
の飛び散ったトナーによって、実際の幅よりも広がって
トナーが転写され、トナーの飛び散りが生じない場合の
波形(波線部分8121)に比べて歪んだ形状812と
なったりして、左右対称な山形にならないことが多い。
【0035】従って、従来のピーク位置法や重心法によ
って重心位置を求めると、左右非対称成分が誤差因子と
なって、歪んでいないときの左右対称となる理想の波形
の重心位置Ptから大きくずれたものとなってしまう。
そこで、本実施の形態1では、複数の電圧値を閾値とし
て設定し、各閾値以上の検出信号から形成されるサンプ
リング波形についての重心位置を閾値ごとに算出し、そ
れらの中のばらつきの小さな重心位置からレジストパタ
ーンの位置情報を求めることで、波形の非対称成分の影
響をできるだけ排除して、位置検出の精度を高めてい
る。
【0036】図5は、図4のサンプリング波形810の
位置情報を、複数の閾値について得られた重心位置に基
づいて取得する処理を示すフローチャートである。CP
U31は、まず変数i(整数)を「1」に設定する(ス
テップS1)。この変数iは、予めROM37に記憶さ
れている複数の閾値(V1、V2‥‥Vn)の添え字に
対応して、1〜nまでの間で可変するものであって、例
えば、次のステップS2において、i=1になっている
ときには、重心位置を算出する際の閾値ViがV1にな
ることを示すものである。
【0037】なお、閾値V1〜Vnは、予め所定の電圧
間を等分して設定されており、本実施の形態1では、レ
ジストパターンを検出していないときの検出電圧を閾値
V1とし、ピーク値付近の検出電圧を閾値Vnとしてこ
の間の電圧を(n−1)等分して各閾値電圧を得てい
る。ステップS2では、閾値をViとしたときの当該V
i以上の検出信号から形成されるサンプリング波形につ
いての重心位置Piを算出する処理を行う。今、変数i
=1なので、閾値をV1にしたときの重心位置P1を算
出することになる。CPU31は、重心位置P1を算出
後、ステップS3において、変数iがnに達したか否か
を判定する。ここでは、変数i=1であるので、ステッ
プS4に移り、変数iを「1」だけインクリメントした
後、ステップS2へ戻る。ステップS2において、変数
iは「2」になっているので、今度は閾値をV2とした
ときの重心位置P2を算出する。そして、ステップS3
において、変数iがnに達したか否かを判定し、達して
いなければステップS4において、変数iに「1」をイ
ンクリメントした後、ステップS2に戻る。この動作
を、ステップS3において変数iがnに達するまで繰り
返し実行し、各閾値V1〜Vnに対する重心位置P1〜
Pnを算出する。算出された重心位置P1〜Pnは、順
次RAM36に格納されていく。
【0038】ここで、特定の閾値以上のサンプリング波
形について、その重心位置を求める方法について説明し
ておく。図6は、図4の波形810における閾値Vi以
上の検出信号から形成されるサンプリング波形820を
示す図である。当該サンプリング波形820の曲線上の
点Q1〜Q16は、サンプリング点の例を示している。
実際は、例えば、2μm程度毎に、サンプリング点をと
っているので、仮にa−b間が約1mmであれば、サン
プリング点は約500点ということになるが、本図で
は、説明を解りやすくするためにこの範囲内にサンプリ
ング点が16個含まれている場合について示している。
【0039】なお、図6において、例えばS2とは、点
Q1、Q2、t1、t2で囲まれる部分の区間面積を意
味する。まず、左端の区間面積S1と右端の区間面積S
17を求め、両者の大きさを比較して少ない方にその隣
接する部分の区間面積を加算し、再度両者を比較する。
その結果面積の少ない方にその隣接する部分の区間面積
を加算する。このような面積加算と比較の処理を、加算
ずべき区間面積がなくなるまで繰り返し実行する。
【0040】今、この繰り返し操作が区間面積S9をそ
の右側の部分の面積に加算したときに最終になった場合
には、重心位置Piは、点t8とt9の間にあると推定
することができる。ここで、点Q8より左側の部分の区
間面積の総和をSa(=S1+S2+‥‥+S8)、点
Q9より右側の部分の区間面積の総和をSb(=S10
+‥‥+S17)としたときのSaとSbの差分ΔS
(=Sa−Sb)を求める。同図では、Sa>Sbとな
り、その差分ΔSは正となる。
【0041】図7は、図6の区間面積S9の部分を拡大
して示した図である。同図から、点Q8、Q18、P
i、t8で囲まれる部分の面積をS91、点Q9、Q1
8、Pi、t9で囲まれる部分の面積をS92としたと
きに、S92=S91+ΔSを満たすPiの位置を比例
配分により求める。なお、ここで、S91側にΔSを加
えているのは、SaがSbよりΔSだけ大きいので、最
後の区間面積S9を左右に配分する際にその差だけ右側
の面積が大きくなるように配慮する必要があるからであ
る。
【0042】従って、逆にSa<Sbであれば、S92
=S91−ΔSを満たすPiを求めることになる。同様
な方法により、閾値V1〜Vnに対する各重心位置P1
〜Pnが求められる。図5に戻って、CPU31は、変
数iがnに達したと判断したときは(ステップS3で
「Y」)、全ての閾値について重心位置が求められたこ
とになるので、次に、変数jを「2」に設定する(ステ
ップS5)。この変数jは、次のステップS6において
算出される重心位置の変化率Djの添え字に対応して、
2〜nまでの間で可変するものである。
【0043】ステップS6では、上記求められた重心位
置P(j−1)とPj間の変化率Dj(j=2、3、・
・・、n)を算出する処理を行う。当該変化率Djは次
式で表される。 Dj=|(P(j−1)−Pj)/(Vj−V(j−1)|・・・(1) ここで、(P(j−1)−Pj)は、隣接する重心位置P
(j−1)とPjとの間隔を、(Vj−V(j−1))
は、閾値の変化量を示し、例えば変化率D2とは、上記
により求められた重心位置P1とP2間の距離を閾値の
差分(V2−V1)で除したものとなる。
【0044】このようにして求められた変化率は、隣接
する閾値に対応する重心位置が、当該閾値の変化量に対
してどれだけ移動したかを示す値となるので、この値が
小さいということは、両重心位置がそれだけ接近したと
ころに位置していることを意味する。逆に、変化率が大
きいということは、隣接する重心位置が離れたところに
位置していることになり、これは重心位置が不安定でば
らついていることを意味することになる。
【0045】ステップS5において初期値として変数j
=2が設定されているので、ステップS6では、まず変
化率D2を算出する。CPU31は、上記式(1)によ
り変化率D2を算出後、ステップS7において、変数j
がnに達したか否かを判定する。ここでは、変数j=2
であるので、ステップS8に移り、変数jに「1」をイ
ンクリメントした後、ステップS6へ戻る。この動作
を、ステップS7において変数jがnに達するまで繰り
返し行い、算出された変化率D2〜Dnは、順次RAM
36に格納される。
【0046】次に、CPU31は、上記算出された重心
位置P1〜Pnの中から、その変化率が所定の範囲内に
あるものを抽出し(ステップS9)、当該抽出された重
心位置を平均化して、その値を検出したレジストパター
ンの位置情報として設定する(ステップS10)。図8
は、図4に示す波形810について、実際に閾値を変化
させて各重心位置及び変化率を算出したときの実験結果
を示す図である。
【0047】ここでは、閾値の電圧を0.8Vから3.
0Vまで、0.2Vずつ変化させており、式(1)にお
ける閾値間の変化幅(Vj−V(j−1))は、0.2
となる。また、各重心位置P1〜P12は、所定の検出
開始点から当該波形810を2μm毎にサンプリングし
たときのカウント数で示したものであり、例えば重心位
置P1=1684.516(カウント)であれば、所定
の基準点(カウント起算点)から、1684.516×
2=3369.032μmの位置に重心位置P1がある
ことになる。
【0048】同図の変化率D2〜D12を見ると、閾値
が1.2V以下、及び2.8V以上になると変化率が極
端に大きくなっている。これは、閾値が1.2V以下の
値になるにつれて、重心位置を算出するための波形の面
積に占める裾野部分の歪み812の割合が大きくなり、
また閾値が2.8V以上の値になると、頂上部分の歪み
811の占める割合が大きくなって、これら歪みの影響
を大きく受けるようになるからである。
【0049】一方で、閾値が1.4Vから2.6Vまで
の範囲(中間部分)については、変化率が非常に小さ
い。これは、閾値が裾野部分の歪み812を越えたこと
により重心位置を求める対象となる波形から歪み812
が排除されたこと、および閾値が頂上部分から離れてい
るために波形の面積に占める歪み811の割合が小さく
なったことにより、非対称成分の影響を受けにくくなっ
たことによるものである。
【0050】したがって、このような変化率が比較的小
さな範囲にある重心位置を当該レジストマークの位置情
報として採用すれば、中抜けや飛び散りなどに起因する
非対称成分の影響を受けにくい安定した位置情報を得る
ことができる。本実施の形態では、ステップS9、S1
0に示すように変化率が所定値以下の重心位置を抽出し
て、これらを平均して当該検出したレジストパターンの
位置情報としている。このように平均化することによ
り、レジストパターンの検出信号のサンプリング時に電
気ノイズが混入したとしても、その影響が平均化により
相殺され、それらのノイズの影響の少ない安定した位置
情報を得ることができる。
【0051】なお、必ずしも平均化しなくても、一番変
化率の小さな重心位置を位置情報として採用してもよい
し、変化率が所定値以下のものであれば、レジスト補正
の精度にあまり影響を与えないので、そのような条件を
満たす重心位置が複数ある場合にはその内のどれかを採
用しても差し支えない。重心位置の変化率がどの程度以
下のものであれば、レジストパターンの位置情報として
採用してもよいかは、当該装置の印字精度や印字密度な
どの要因を考慮して、レジスト補正が適正に行えるよう
に予め決定される。
【0052】一般に各色の印字位置が2画素以上ずれる
と色ずれが観察者とって顕著になるので、例えば400
dpiの印字密度では、ずれ量をほぼ100μm以内に
おさめる必要があるが、このような範囲内でレジスト補
正を達成しようとすれば、各色のレジストパターンの位
置情報の差分から得られる色ずれ量の検出誤差が少なく
ともその10分の1の10μm程度におさめることが望
ましい。したがって、各レジストパターンの位置情報の
検出誤差は、その2分の一の5μm以内におさめること
が望まれ、上記変化率の許容範囲も、それによって決定
される。
【0053】本装置では、ステップS9における変化率
の所定範囲を「5」として、その範囲内にある重心位置
P4〜P10のデータを平均化して、当該波形810の
重心位置P=1679.651(カウント)を算出し、
レジスト補正においても良好な結果を得ることができ
た。以上述べたように、変化率が所定の範囲内にある閾
値に対して算出された重心位置は、歪みの影響を受けに
くいサンプリング波形から算出されたものなので、従来
のピーク位置法や重心法により、歪んだ状態そのままの
サンプリング波形から算出された重心位置に比べて、レ
ジストパターンの位置検出の精度は高まることになる。
もちろん、所定範囲をさらに小さくすれば、よりばらつ
きの少ないデータに基づき位置情報を取得することがで
きる。
【0054】また、本実施の形態1による位置情報の取
得方法を用いれば、仮にサンプリング波形の中間部分に
歪みが生じた場合でも、安定した誤差成分の少ない位置
情報を得ることができる。また、検出波形が山形でな
く、例えば台形のような形状であっても同様にレジスト
パターンの位置情報を精度良く取得できる。なお、上記
閾値V1〜Vnの数は、できるだけ大きい方が望まし
い。より多くの重心位置データの中から、ばらつき量の
少ない重心位置を特定する方が、重心位置Pの検出精度
を向上できるからである。
【0055】以上、レジストパターン80Kの第1直線
部81における重心位置Pの算出方法について説明して
きたが、第2直線部82、及び他のレジストパターン8
0Y〜80Cの各直線部についても上記の方法を用いれ
ば、同様に各直線部の適正な位置情報を得ることができ
る。各レジストパターン80C〜80Kの第1直線部と
第2直線部の検出位置(重心位置)が定まると、これを
位置情報として、ブラック(K)のレジストパターン8
0Kを基準としたときの、各レジストパターン80C〜
80Yの主走査方向および副走査方向における相対的な
位置ずれ量を算出する。この算出された位置ずれ量は、
位置ずれ補正部34において、画像メモリ33の主走査
方向および副走査方向のアドレス量に換算されて、それ
らの補正量とされ、このアドレス量だけ画像メモリ33
のアドレスが主走査方向および副走査方向にずらされ
て、主走査方向および副走査方向の画像形成位置の補正
(レジスト補正)がなされる。位置ずれ量の算出処理お
よびレジスト補正処理については、公知の技術であるの
で、ここでの詳細な説明は省略する。 <実施の形態2>本実施の形態2では、転写ベルト65
の汚れによってサンプリング波形が歪んだ場合であって
も、当該波形の歪みを補正し、補正後の波形から重心位
置を算出することによって、レジストパターン80C〜
80Kの位置情報を高精度に得るようにしている。
【0056】図9は、転写ベルト65上の汚れの様子の
一例を模式的に示す図である。横軸は、図3の破線部の
検出ライン上における転写ベルト65の周回上の位置
(副走査方向における位置)を表わしており、転写ベル
ト65の継目の位置が左右両端部になる。縦軸は、汚れ
の程度を示す。ここでの汚れとは、ベルトクリーナ75
により除去しきれなかったトナーなどのほか、転写ベル
ト65が感光体ドラム62C〜62Kやベルトクリーナ
75との摩擦によって、その表裏面に生じた無数の細か
い傷も含むものである。
【0057】特に摩耗による汚れは、図に示すように転
写ベルト65の周回上の位置において、均一にならな
い。これは、主に記録シートSが転写ベルト65に吸着
されて搬送される際に、記録シートSが吸着される部分
は感光体ドラム62C〜62Kと接触せず、吸着されな
い部分は感光体ドラム62C〜62Kと接触することと
なって、転写ベルト65上において磨耗量が均一になら
ないからである。通常、搬送される記録シートSのサイ
ズは様々なので、記録シートSが吸着されない、すなわ
ち感光体ドラム62C〜62Kと接触する部分は、記録
シートSのサイズによって広がったり縮まったりする。
その結果として、徐々に磨耗量が転写ベルト65上で不
均一になっていき、汚れ具合は図に示すように位置によ
って変化することになる。
【0058】上述したように、レジストパターン80C
〜80Kは、光電センサ72の発光素子から出射された
検出光が、転写ベルト65上のレジストパターン80C
〜80Kの検出領域を透過して受光素子に受光されて検
出されるようにしているため、当該検出領域の汚れによ
り透過率が変化すると、サンプリング波形にも影響を与
えることになる。
【0059】図9のA点やC点のように汚れの変化がほ
とんどない位置では、転写ベルト65の透過率は当該位
置においてほぼ均一であるから、当該位置に形成された
レジストパターン80C〜80Kのサンプリング波形
は、これを原因として歪むことがほとんどない。ところ
が、B点のように汚れの変化が大きい位置では、透過率
の変動が大きくなるので、これによりサンプリング波形
も歪んだものとなってしまう。
【0060】図10は、転写ベルト65上において、副
走査方向に透過率が徐々に悪くなる位置(図9に示すB
点のような位置)にレジストパターン80C〜80Kの
内の1つの線分が形成されたときの、当該線分について
のサンプリング波形が、汚れの影響を受けて歪んだ様子
の一例を示す図であり、実線が汚れの影響を受けて歪ん
だ波形830を、破線が汚れの影響を受けなかったとき
の波形831を示している。
【0061】転写ベルト65の汚れによって透過率が下
がれば、汚れがない場合に比べて光電センサ72の受光
素子に入射する光量が低下するため、検出電圧(V)
は、実線波形830に示すように、実際に転写ベルト6
5上に形成されているレジストパターンのトナー濃度に
相当する電圧よりも高めのものとなる。従って、この実
線波形830に基づいてレジストパターンの重心位置を
算出すると、その歪み分だけずれた位置が求まることに
なる。
【0062】そこで、本実施の形態2では、検出された
実線波形830を汚れの影響を除去した破線の波形83
1に補正することによって、重心位置を精度よく得るよ
うにしている。図11は、図10に示すサンプリング波
形830を補正する処理を示すフローチャートである。
【0063】先ず、サンプリング波形830の検出開始
点と検出終了点を検出する(ステップS10)。この検
出開始点は光電センサ72が上記線分を検出し始めたサ
ンプリング点を、検出終了点は検出し終えたサンプリン
グ点のことであり、これらの点をそれぞれ検出すること
によって、山形となったサンプリング波形のどの部分が
当該線分の検出波形に該当するのかを特定するようにし
ている。図10ではX、Y点がそれぞれ検出開始点、検
出終了点となり、X−Y点間の波形が当該線分の検出波
形を示す。ここで、検出開始点と検出終了点は、例え
ば、隣接するサンプリング点の電圧差をモニターするこ
とにより容易に検出できる。
【0064】すなわち、検出開始点の検出について言え
ば、隣接するサンプリング点間の電圧差を、サンプリン
グ波形の左側の裾野部分から頂上の方向に向かって順次
検出していき、その電圧増加が、所定の大きさ以上とな
る点が所定数以上連続したときに、当該連続した点の最
初のサンプリング点を検出開始点として検出することが
できる。同様に検出終了点の検出も、サンプリング波形
の右側の裾野の方向に向かって、隣接するサンプリング
点間の電圧差を順次検出していき、その電圧差が所定の
大きさ以下となる点が所定数以上連続したときの、当該
連続した点の最初のサンプリング点を検出終了点として
特定すればよい。
【0065】また、サンプリング波形の裾野部分には、
第1の実施の形態で説明したように、トナーの飛び散り
により歪みが生じることがあり、例えば歪みによって生
じた平坦部が検出開始点として算出されるといったこと
がないように、検出開始点として複数の点が検出された
場合には、その中の最も電圧値の低い点を検出開始点と
するように処理することができる。検出終了点について
も同様の処理を行う。
【0066】次に、検出された検出開始点Xと終了点Y
間の勾配を求め、サンプリング波形830の各点におけ
る汚れ推定値を算出する(ステップS11)。レジスト
パターンが形成された転写ベルト65の下地部分に汚れ
の変化がなければ、検出開始点Xと終了点Yの検出電圧
は同一になると考えられるので、X−Y点を結んだ直線
の勾配はゼロとなるはずである。逆に、汚れの変化があ
れば、検出電圧はその影響を受けて同一とならなくな
り、勾配が生じることになる。本ステップでは、X−Y
点を結んだ直線で示される1次関数をもって、汚れの影
響により検出電圧が高めになる分、すなわちサンプリン
グ波形830と補正波形831との間に生じる電圧差Δ
Vを汚れ推定値として算出するものである。
【0067】ここで、汚れ推定値を1次関数によって算
出する理由について説明する。一般に、レジストパター
ンの線幅は、約1mm程度と極めて狭いものであり、そ
の線幅において転写ベルト65の汚れは、複雑に変化す
るものでなく、単調に変化するものとみなすことができ
る。これより、レジストパターンが形成される転写ベル
ト65の下地部分の透過率も、単調に変化するとみなす
ことができる。従って、図10の実線波形830の電圧
は、汚れの影響を受けていない破線の波形831に比べ
て、当該透過率が低下した分、X点からY点まで時間が
経過するに連れて直線的に比例して高くなると考えるこ
とができるのである。
【0068】これより、X−Y点を結んだ直線が各サン
プリング点の電圧差ΔV(汚れ推定値)を推定する関数
とみなせる。当該直線を示す式は、 ΔV={(Vb−Va)/(tb−ta)}・(t−ta) ・・・(2) となる。ここで、(Vb−Va)/(tb−ta)は、
X−Y点を結んだ直線の勾配Kを示す。式(2)よりΔ
Vは、X点(t=ta)では、ゼロとなり、Y点(t=
tb)では、最大の(Vb−Va)となる。そして、X
−Y点間の任意の点Z(tc、Vc)点では、ΔVc=
K・(tc−ta)となる。
【0069】この式(2)を用いて、実線波形830の
X−Y点間の各サンプリング点についてのΔVを順次求
め、これを各サンプリング点の電圧値から差し引いてい
けば、汚れの影響を排除した補正波形、すなわち破線波
形831が得られることになる(ステップS12)。そ
して、得られた補正波形についての重心位置を算出す
る。ここで、上記実施の形態1における重心位置の算出
方法を用いれば、重心位置をより精度よく算出できると
いう効果を奏する。
【0070】また、本実施の形態2にかかる発明は、転
写ベルト65が透明であって、光電センサ72の発光素
子と受光素子が転写ベルト65を挟んで対向した位置に
配設された場合の構成に限られず、不透明な転写ベルト
上に形成されたレジストパターンの形成位置を反射型の
光電センサを用いて検出する構成であっても適用でき
る。転写ベルト65の汚れによって透過率が変化するの
と同様に、反射率も変化すると考えられるからである。
【0071】以上説明したように、本実施の形態2で
は、レジストパターン80C〜80Kが転写ベルト65
の汚れ具合が変化している下地部分に形成されたことに
よって、レジストパターン80C〜80Kの検出波形に
歪みが生じても、当該検出波形を汚れがない状態の波形
に補正した後、補正後の波形に基づいて当該波形の重心
位置を算出するようにしたので、レジストパターン80
C〜80Kの位置情報をより精度よく得ることができる
ようになり、レジスト補正を確実に行うことができる。 (3)変形例 なお、本発明は、上記実施の形態に限定されないのは言
うまでもなく、以下のような変形例を考えることができ
る。
【0072】(3−1)上記実施の形態におけるレジス
トパターン80C〜80Kは、第1直線部とこの第1直
線部と45°の角度をなす第2直線部とを連結させた構
成となっているが、このような構成に限られず、副走査
方向に平行な直線部とこの直線と一定の角度をなす直線
部が含まれておればよい。また、その角度も45°に限
定する必要はない。
【0073】また、各色のレジストパターン80C〜8
0Kを転写ベルト65に複数個設け、これらの検出値の
平均値に基づき位置ずれ補正をするようにすれば、さら
に精度が向上する。 (3−2)上記実施の形態では、フルカラーのタンデム
型複写機について説明したが、本発明は、転写ベルト6
5や転写ドラムなどの転写体に形成されたレジストパタ
ーンを検出することによって、当該レジストパターンの
位置情報を取得し、当該位置情報に基づいて感光体ドラ
ムなどの像担持体への画像書きこみ位置を補正する機能
を有する複写機、プリンタなどの画像形成装置に適用で
きる。
【0074】また、フルカラーの複写機でなくても、作
像ユニットが1個のみの単色の複写機であってもよい。
この場合にはもちろん色ずれの問題は生じないが、単色
の場合であっても上述のようにして書込み位置を補正す
ることにより原稿に忠実な複製画像を形成することが可
能となる。この場合は、主走査方向については上記検出
ラインからのずれ量を、副走査方向についてはタイミン
グローラ対93の駆動開始時からレジストマークが検出
されるまでのカウント数を計数し、これと位置ずれが発
生していない場合における所定カウント数との差分を求
めてずれ量をそれぞれ算出するようにすればよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、転写体上の基準パターンを検出する検出手段と、前
記検出手段による基準パターンの検出信号の内、所定の
閾値以上の検出信号の波形について重心位置を求める重
心位置取得手段と、前記所定の閾値として複数の値を設
定し、各閾値について前記重心位置を求めるように、前
記重心位置取得手段を制御する制御手段とを備え、前記
求められた複数の重心位置に基づき、前記基準パターン
の位置情報を取得することとしたので、前記基準パター
ンが転写体上に転写された際に中抜けやトナーの飛び散
りなどが生じたことにより、前記波形が歪んだものとな
っても、精度よく当該基準パターンの位置情報を得るこ
とができるようになり、これにより色ずれの発生を従来
に比べて低減させて高品質の画像を形成できるという効
果を奏する。
【0076】また、複数の像担持体を備え、各像担持体
から所定の転写体上に転写された基準パターンの位置情
報に基づき、前記各像担持体への画像書込位置を補正す
る画像形成装置において、前記転写体上の各基準パター
ンを検出する検出手段と、それぞれの基準パターンにつ
いて、前記検出手段の検出信号のうち、所定の閾値以上
の検出信号の波形の重心位置を求める重心位置取得手段
と、前記所定の閾値として複数の値を設定し、基準パタ
ーンごとに、前記各閾値について、前記重心位置を求め
るように前記重心位置取得手段を制御する制御手段とを
備え、基準パターンごとに求められた複数の重心位置に
基づき、各基準パターンの位置情報を取得することとし
たので、前記各基準パターンが転写体上に転写された際
に中抜けやトナー飛び散りなどが生じたことにより、前
記波形が歪んだものとなっても、精度よく当該基準パタ
ーンの位置情報を得ることができるようになり、高品質
の画像を形成できるという効果を奏する。
【0077】また、転写体上の基準パターンを検出する
検出手段と、前記検出結果に基づき、当該基準パターン
の下地となる転写体の部分の濃度を推定する下地濃度推
定手段と、前記下地濃度推定手段で推定した下地の濃度
により前記基準パターンの検出値を補正する検出値補正
手段と、前記補正された検出値に基づき、当該基準パタ
ーンの位置情報を取得する位置情報取得手段とを備えて
いるので、前記基準パターンが転写体の汚れ具合が変化
している下地部分に形成されたことによって、前記基準
パターンの検出信号で形成される波形に歪みが生じて
も、当該波形を歪みがない状態の波形に補正することが
できるようになる。これにより、前記基準パターンの位
置情報が補正後の波形に基づいて得られるようになるの
で、当該位置情報の精度が向上し、結果的に色ずれの発
生を従来に比べて低減させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るタンデム型複
写機の構成を示す図である。
【図2】上記複写機に設置される制御部のブロック図で
ある。
【図3】転写ベルト表面に形成されたレジストパターン
の例を示す図である。
【図4】光電センサで検出されたサンプリング波形の一
例を示す図である。
【図5】図4のサンプリング波形の位置情報を、複数の
閾値について得られた重心位置に基づいて取得する処理
を示すフローチャートである。
【図6】図4の波形において閾値をViとしたときの、
当該閾値Vi以上の部分の波形を示す図である。
【図7】図6のS9の部分を拡大して示した図である。
【図8】図4に示す波形について、実際に閾値を変化さ
せて各重心位置及び変化率を算出したときの結果を示す
図である。
【図9】転写ベルト上の汚れの様子の一例を示した図で
ある。
【図10】光電センサにより検出されたサンプリング波
形が、汚れの影響を受けて歪んだ様子を示す図である。
【図11】図10に示すサンプリング波形を補正する処
理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
30 制御部 31 CPU 32 画像処理部 33 画像メモリ 34 補正部 35 レーザダイオード駆動部 36 RAM 37 ROM 40 プリンタ部 60 画像プロセス部 61C〜61K 画像形成ステーション 62C〜62K 感光体ドラム 64 記録シート搬送部 65 転写ベルト 70 揺動フレーム 72 光電センサ 80C〜80K レジストパターン 810、820、830 サンプリング波形
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA38 DA50 EB04 EC03 EC06 EC20 ED06 ED16 EE02 EE07 EF09 2H030 AA01 AB02 AD05 AD12 AD17 BB02 BB16 BB23 BB44 BB56

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体から所定の転写体上に転写され
    た基準パターンの位置情報に基づき前記像担持体への画
    像書込位置を補正する画像形成装置であって、 前記転写体上の基準パターンを検出する検出手段と、 前記検出手段の検出信号の内、所定の閾値以上の検出信
    号の波形について、その重心位置を求める重心位置取得
    手段と、 前記所定の閾値として複数の値を設定し、各閾値につい
    て前記重心位置を求めるように、前記重心位置取得手段
    を制御する制御手段と、 前記求められた複数の重心位置に基づき、前記基準パタ
    ーンの位置情報を取得する位置情報取得手段とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記位置情報取得手段は、前記求められ
    た複数の重心位置のばらつき量を求め、そのばらつき量
    が所定の範囲内にあるものから一つ選択して、これを前
    記位置情報とすることを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記位置情報取得手段は、前記求められ
    た複数の重心位置のばらつき量を求め、そのばらつき量
    が所定の範囲内にある複数の重心位置を選択し、これら
    を平均して前記位置情報を求めることを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 複数の像担持体を備え、各像担持体から
    所定の転写体上に転写された基準パターンの位置情報に
    基づき、前記各像担持体への画像書込位置を補正する画
    像形成装置であって、 前記転写体上の各基準パターンを検出する検出手段と、 それぞれの基準パターンについて、前記検出手段の検出
    信号のうち、所定の閾値以上の検出信号の波形の重心位
    置を求める重心位置取得手段と、 前記所定の閾値として複数の値を設定し、基準パターン
    ごとに、前記各閾値について、前記重心位置を求めるよ
    うに前記重心位置取得手段を制御する制御手段と、 基準パターンごとに求められた複数の重心位置に基づ
    き、各基準パターンの位置情報を取得する位置情報取得
    手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記重心位置取得手段は、前記重心位置
    を所定の閾値以上の検出信号で形成される山形の波形か
    ら求めることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 像担持体から所定の転写体上に転写され
    た基準パターンの位置情報に基づき、前記像担持体への
    画像書込位置を補正する画像形成装置であって、 前記転写体上の基準パターンを検出する検出手段と、 前記検出結果に基づき、当該基準パターンの下地となる
    転写体の部分の濃度を推定する下地濃度推定手段と、 前記下地濃度推定手段で推定した下地の濃度により前記
    基準パターンの検出値を補正する検出値補正手段と、 前記補正された検出値に基づき、当該基準パターンの位
    置情報を取得する位置情報取得手段とを備えることを特
    徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記下地濃度推定手段は、前記基準パタ
    ーンの検出開始時と、検出終了時におけるそれぞれの濃
    度検出値から、その間の勾配を求め、この濃度勾配に基
    づき基準パターンの下地部分の濃度を推定することを特
    徴とする請求項6記載の画像形成装置。
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