JP4338128B2 - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いたデジタル式の画像形成方法及び画像形成装置に関するものである。
従来から、デジタル式の画像形成装置において、画像品質を良好に保つために、感光体ドラムや中間転写ベルト等の像担持体上における作像条件が、光センサや電位センサの検出結果に基いて調整されている(例えば、特許文献1参照。)。
具体的には、まず、像担持体上に複数のパッチパターン(静電潜像の概矩形パターンである。)を形成する。そして、各パッチパターンの潜像電位を、電位センサで測定する。さらに、各パッチパターンを現像した後に、パッチパターン上のトナー付着量(現像量)を反射型光センサで測定する。
そして、電位センサで検出した潜像電位と、光センサで検出したトナー付着量とから、最大トナー付着量を得るための現像ポテンシャルを求める。そして、求めた現像ポテンシャルに基づいて、作像条件(帯電電位、潜像形成のための書込み光量、現像バイアス等である。)を調整する。
これによって、経時や環境変動等による画像濃度(ID)の変動が抑止される。
特開平9−73221号公報(第2頁、第3図)
上述した従来の画像形成装置は、画像濃度の変動は抑止されるものの、画像の粒状性の変動を抑止することができなかった。
ここで、粒状性とは、画像のざらつきであって、滑らかな画像が要求されるカラー画像形成装置においては特に重視される画像特性である。
また、粒状性は、感光体ドラムや中間転写ベルト等の像担持体に形成されるトナー像におけるドットのバラツキが大きいときに発生する。このドットのばらつきは、ドットがくずれたり、ドットの並びが不均一になることで生じる。
そして、これらの現象は、作像プロセスに係わる部品(感光体ドラム等である。)の劣化にともない顕在化してくる。すなわち、画像形成装置が新品のときにはドットのバラツキは小さくて、画像形成装置の作像プロセスに係わる部品が劣化してくるとドットのバラツキが大きくなって画像の粒状性が悪化する。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、経時においても粒状性の劣化の少ない、高品質の画像を形成できる画像形成方法及び画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成方法は、像担持体上に複数のドットからなるドットパターンを作像する作像工程と、前記ドットパターンの一部又は全部を撮像する撮像工程と、前記撮像工程にて撮像したドットパターンに基づいて、前記ドットのくずれを判定する判定工程と、前記判定工程の判定結果に基づいて、前記像担持体上の作像条件を調整する調整工程と、を備え、前記ドットパターンは、同一形状のドットがそれぞれ等間隔に整列するように形成されたものであり、前記判定工程は、前記撮像したドットパターンにおける複数のドットを個々に分割するメッシュ領域を形成して、その分割したメッシュ領域を切り出して判定パターンとして、該判定パターンにおけるドットのくずれを判定する工程であり、前記判定パターンにおけるドットのくずれについての判定は、ドットの周囲長をLとして、ドットの凹凸周囲長をLaとして、前記作像工程時に形成される潜像に係わる入力ドットにおけるドット画像数をG1として、前記判定パターンに係わるドットにおけるドット画素数をG2として、補正係数をAとしたときに、
A×(L/La)+(G2/G1)
で求まる値を比較するものである
また、請求項2記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項1記載の発明において、前記ドットパターンにおける各ドットは、それぞれ十字状に形成されたものであり、前記判定パターンにおけるドットのくずれについての判定は、前記十字状に形成されたドットの主走査方向のドット径と副走査方向のドット径とを算出して、それらの値を比較するものである。
また、請求項3記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項1に記載の発明において、前記ドットパターンにおける各ドットは、それぞれ渦状に形成されたものであり、前記判定パターンにおけるドットのくずれについての判定は、前記渦状に形成されたドットの周囲長を算出して、その値を比較するものである。
また、請求項4記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記判定パターンは、前記像担持体上の地肌部と前記ドットとの濃度差を2値化したものである。
また、請求項5記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記撮像したドットパターンにおける複数のドットについての整列の均一性を判定する第2判定工程をさらに備えたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項5に記載の発明において、前記第2判定工程は、前記撮像したドットパターンの一部又は全部を切り出して第2判定パターンとし、該第2判定パターンにおける各ドットの重心位置のピッチを算出して、その値を比較するものである。
また、請求項7記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項6に記載の発明において、前記第2判定パターンは、前記像担持体上の地肌部と前記ドットとの濃度差を2値化したものである。
また、請求項8記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項5〜請求項7のいずれかに記載の発明において、前記第2判定工程は、前記調整工程の後におこなわれ、前記第2判定工程後にその判定結果に基づいて前記像担持体上の作像条件をさらに調整する第2調整工程を備えたものである。
また、この発明の請求項9記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成方法に基づいて画像形成をおこなうものである。
本発明は、像担持体上におけるドットのくずれや整列均一性を判定してその判定結果に基いて作像条件を調整しているので、経時において画像濃度を良好に維持するとともに、粒状性の劣化の少ない、高品質の画像を形成できる画像形成方法及び画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図7にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機の装置本体、2は画像情報に基づいたレーザ光を発する露光部、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した設置位置に交換可能に設置されるプロセスカートリッジ、21は各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにそれぞれ収納された像担持体としての感光体ドラム、22は感光体ドラム21上を帯電する帯電部、23は感光体ドラム21上に形成される静電潜像を現像する現像部、24は感光体ドラム21上に形成されたトナー像を中間転写ベルト27に転写する転写バイアスローラ、25は感光体ドラム21上の未転写トナーを回収するクリーニング部、27は各色のトナー像が重ねて転写される像担持体としての中間転写ベルト、28は中間転写ベルト27上に形成されたトナー像を被転写材Pに転写する第2転写バイアスローラ、30は4色のトナー像が重ねて転写された被転写材Pを搬送する転写ベルト、32Y、32M、32C、32BKは各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの現像部23に各色のトナーを供給するトナー供給部、46は中間転写ベルト27に対向するCCDカメラ等の撮像素子、61は転写紙等の被転写材Pが収納される給紙部、66は被転写材P上の未定着画像を定着する定着部、120は載置された原稿を光学的に読み取るスキャナを示す。
ここで、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKには、それぞれ、感光体ドラム21、帯電部22、現像部23、クリーニング部25が、一体的に保持されている。そして、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにおける感光体ドラム21上で、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成がおこなわれる。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
4つの感光体ドラム21は、それぞれ、図1の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム21の表面は、帯電部22との対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。その後、帯電された感光体ドラム21表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
一方、スキャナ120の原稿載置部にカラー原稿が載置されると、不図示の読取部にて原稿の画像情報が光学的に読み取られる。すなわち、原稿に対して照明光源の走査をおこない、不図示のカラーCCDに原稿像を結像する。そして、原稿像、すなわち原稿に対する光照射の反射光を、カラーCCDで光電変換してR、G、Bの画像信号を生成する。これらの画像信号は、露光部2に送信される。その後、露光部2において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラー3に入射して反射した後に、レンズ4、5を透過する。レンズ4、5を透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分のレーザ光は、ミラー6〜8で反射された後に、紙面右側から1番目のプロセスカートリッジ20Yの感光体ドラム21表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー3により、感光体ドラム21の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部22にて帯電された後の感光体ドラム21上には、イエロー成分の静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分のレーザ光は、ミラー9〜11で反射された後に、紙面右から2番目のプロセスカートリッジ20Mの感光体ドラム21表面に照射されて、マゼンタ成分の静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、ミラー12〜14で反射された後に、紙面右から3番目のプロセスカートリッジ20Cの感光体ドラム12表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、ミラー15で反射された後に、紙面右から4番目のプロセスカートリッジ20BKの感光体ドラム21表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム21表面は、さらに回転して、現像部23との対向位置に達する。そして、現像部23から感光体ドラム21上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム21上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、中間転写ベルト27との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト27の内周面に当接するように転写バイアスローラ24が設置されている。そして、転写バイアスローラ24の位置で、中間転写ベルト27上に、感光体ドラム21上に形成された各色のトナー像が、順次転写される(第1転写工程である。)。
そして、第1転写工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、クリーニング部25との対向位置に達する。そして、クリーニング部25で、感光体ドラム21上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム21表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム21における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム21上の各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト27表面は、図中の矢印方向に走行して、第2転写バイアスローラ28の位置に達する。そして、第2転写バイアスローラ28の位置で、被転写材P上に中間転写ベルト27上のフルカラーのトナー像が2次転写される(2次転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト27表面は、不図示の中間転写ベルトクリーニング部の位置に達する。このとき、中間転写ベルトクリーニング部は中間転写ベルト27に当接する位置に移動している。そして、中間転写ベルト27上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部に回収されて、中間転写ベルト27上の一連の転写プロセスが完了する。
ここで、第2転写バイアスローラ28位置の被転写材Pは、給紙部61から搬送ガイド63、レジストローラ64等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、被転写材Pを収納する給紙部61から、給紙ローラ62により給送された転写紙Pが、搬送ガイド63を通過した後に、レジストローラ64に導かれる。レジストローラ64に達した被転写材Pは、中間転写ベルト27上のトナー像とタイミングを合わせて、第2転写バイアスローラ28の位置に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写された被転写材Pは、転写ベルト30により、定着部66に導かれる。定着部66では、加熱ローラ67と加圧ローラ68とのニップにて、カラー画像が被転写材P上に定着される。
そして、定着工程後の被転写材Pは、排紙ローラ69によって、装置本体1外に排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2〜図7にて、本発明に係わる画像形成方法(作像工程、撮像工程、判定工程、調整工程)について説明する。なお、ここでおこなわれる一連の工程は、上述の画像形成プロセスとは別のタイミングでおこなわれるものである。
図2は、画像形成装置本体1の要部(プロセスカートリッジの周辺部である。)を示す構成図である。なお、装置本体1に設置される4つのプロセスカートリッジは、収納されるトナーTの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を除して図示する。
同図に示すように、プロセスカートリッジ20には、主として、像担持体としての感光体ドラム21と、帯電部22と、現像部23と、クリーニング部25とが、ケース26内に一体的に収納されている。また、現像部23は、現像ローラ23a、撹拌ローラ23b、23c、ドクターブレード23d等で構成され、その内部にはキャリアCとトナーTとからなる現像剤が収納されている。また、クリーニング部25は、クリーニングブレード25a、クリーニングローラ25b等で構成されている。
そして、装置本体1には、プロセスカートリッジ20の感光体ドラム21に対向するように、光センサ41やCCDカメラ等の撮像素子45が設置されている。
そして、上述のように構成された画像形成装置において、まず、同一形状の複数のドットが主走査方向及び副走査方向に等間隔に整列したドットパターンが、感光体ドラム21上に作像される(作像工程である。)。ここで、作像工程は、先に図1で説明した、感光体ドラム21における一連の作像プロセスとほぼ同じ工程である。
詳しくは、現像ローラ23aは、図中の矢印方向に回転している。現像部23内のトナーTは、図中の反時計方向に回転する撹拌ローラ23b、23cによって、トナー供給部32から供給されたトナーTとともに、キャリアCと混合される。そして、摩擦帯電したトナーTは、一方の撹拌ローラ23bによって、キャリアCとともに現像ローラ23a上に供給される。
なお、トナーボトル33内のトナーTは、現像部23内のトナーTの消費にともない、現像部23内に適宜に供給されるものである。現像部23内のトナーTの消費は、感光体ドラム21に対向する光センサ41によって間接的に検出される。
その後、現像ローラ23aに担持されたトナーTは、ドクターブレード23dの位置を通過した後に、感光体ドラム21との対向位置に達する。そして、その対向位置で、トナーTは、感光体ドラム21表面に形成された静電潜像(ドットパターン)に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された領域の表面電位と、現像ローラ23aに印加された現像バイアスとの、電位差によって形成される電界によって、トナーTが感光体ドラム21表面に付着する。
ここで、露光部2によって感光体ドラム21上に形成される潜像は、原稿に基くものではなく、制御部100に保持された画像データに基くものである。
また、感光体ドラム21上に形成される潜像に係わる各ドットDは、図3(A)に示すように、正方形であって、複数の画素Gからなる。なお、本実施の形態1では、ドットパターンに係わる各ドットDの形状を正方形としたが、その他の形状とすることもできる。例えば、ドットDの形状を図2(B)に示すような菱形とすることもできる。
そして、図4に示すように、上述の現像工程後に、複数のドットDが整列してなるドットパターンDP(可視像である。)が、感光体ドラム21上に形成される。こうして、作像工程が終了する。本実施の形態1では、ドットパターンDPの解像度が600dpiとなっている。
次に、撮像素子45による撮像工程がおこなわれる。
すなわち、図2に示す撮像素子45によって、感光体ドラム21上に形成されたドットパターンDPの一部又は全部が撮像される。撮像されたドットパターンDPのデータは、制御部100に送信される。なお、撮像素子45は、ドットパターンDPの解像度に合わせて、600dpiにてドットパターンDPを撮像する。
次に、撮像工程にて撮像されたドットパターンに基づいて、制御部100にて各ドットDのくずれ(変形の度合い)が判定される(判定工程である。)。
判定工程は、次にようにおこなわれる。
まず、撮像工程にて撮像されたドットパターンDPにおいて、複数のドットDを個々に分割するメッシュ領域Mが形成される。すなわち、図4に示すように、複数のドットD(厳密には、潜像に係わる入力ドットである。)を1つ1つ均等に区分する等面積のメッシュ領域M(図中の破線部である。)が形成される。そして、複数に分割されたメッシュ領域Mを切り出して、それを判定パターンHP(判定の対象となるパターンである。)とする。
なお、切り出される判定パターンHPは、1つに限定されずに、複数にすることができる。そして、複数の判定パターンHPについてドットDのくずれを判定してそれらを比較することで、ドットパターンDPにおけるドットDのくずれを全体的に把握することができる。
ここで、判定パターンHPは、感光体ドラム21上の地肌部(トナーが付着しない領域である。)と、ドットD(トナーが付着した領域である。)との、濃度差を2値化したものである。詳しくは、トナーの付着部を特定するために、地肌部とドットとの濃度差の中央値(最大濃度値と最小濃度値との平均値である。)を閾値として2値化をおこなう。すなわち、中央値よりも小さな値の部分は地肌部と認識し、中央値よりも大きな値の部分はドット(トナー付着部)と認識する。
この2値化は、判定パターンHPを切り出した後におこなうこともできるし、判定パターンHPを切り出す前におこなうこともできる。
その後、ドットパターンDPから切り出した判定パターンHPについて、ドットDの形状係数が算出される。
ドットDの形状係数は、ドットDの周囲長をLとして、ドットDの面積をSとしたときに、
2/(4π×S)
で求まる値である。そして、この値(形状係数)を比較して、ドットDのくずれを判定する。
すなわち、図5に示す潜像に係わるドットD(入力ドットであって、くずれのない理想のドット形状である。)の形状係数と、図6に示す実際に判定パターンから求められた形状係数とが比較されて、ドットDのくずれ(変形の度合い)が判定される。そして、比較した結果、双方の値が近似している場合には、ドットのくずれが小さいと判定される。これに対して、双方の値が大きく異なる場合には、ドットのくずれが大きいと判定される。
なお、実際に求めた形状係数は、図5の形状係数と比較せずに、予め定めた値と比較することもできる。さらには、複数のドットDについて形状係数を求めて、それらを比較することで全体的なドットのくずれを把握することもできる、
ここで、図6において、破線(視認を容易とするためにドットD外周から離して図示している。)の長さがドットDの周囲長Lとなり、斜線で示す領域の面積がドットの面積Sとなる。
また、上式で求まる形状係数は、1に近づくほど真円に近く、1から遠ざかるほど複雑な形状になる。
こうして、判定工程が終了する。
次に、判定工程にて求められた判定結果に基づいて、図2の感光体ドラム21上の作像条件が調整される(調整工程である。)。
詳しくは、調整工程は、ドットDのくずれを補正するためのものである。具体的には、図2を参照して、制御部100によって、帯電電圧供給部130、現像バイアス供給部140、露光部2が調整制御される。
ここで、帯電電圧供給部130は、帯電部22に供給する電圧を可変制御する電源であって、これによって感光体ドラム21上の帯電電位が調整される。また、現像バイアス供給部140は、現像部23の現像ローラ23aに供給する現像バイアスを可変制御する電源である。また、露光部2の制御は、レーザ光Lの光量(書込み光量)やビームスポット径の調整であって、これによって感光体ドラム21上に形成される潜像が調整される。
このように、帯電電圧供給部130、現像バイアス供給部140、露光部2が調整制御されることで、感光体ドラム21上の作像条件(潜像の形態、現像量等である。)が最適に調整される。これによって、感光体ドラム21等の作像部材の劣化にともなうドットくずれが生じた場合であっても、粒状性の良好な出力画像を形成することができる。
図7にて、本実施の形態1における効果を示す実験結果について説明する。
図7において、横軸は画像の出力枚数(コピー枚数)を示し、横軸の右方向が出力枚数の多くなる方向である。また、縦軸は画像の粒状性を示し、縦軸の上方向が粒状性の悪化する方向である。そして、折線J1は本実施の形態1の画像形成方法によって形成した画像の粒状性変動を示す。これに対して、折線J2は本実施の形態1の画像形成方法(上述の作像工程、撮像工程、判定工程、調整工程である。)をおこなわずに形成した画像の粒状性変動を示す。
ここで、図7に係わる実験は、評価用原稿を用いて画像形成をおこない、出力画像の明度が40〜80となる領域(視覚的に粒状性の変動を認識しやすい領域である。)について、画像評価をおこなったものである。
図7にて、本実施の形態1における粒状性に対する効果が確認できる。
また、本実施の形態1では、上述の感光体ドラム21上でのドットDのくずれとは別に、像担持体としての中間転写ベルト27上でのドットDのくずれも判定している。すなわち中間転写ベルト27上に、図1で説明した作像プロセス及び第1転写工程を経て、図4のドットパターンDPを作像する。その後、中間転写ベルト27に対向する撮像素子46で、ドットパターンDPを撮像する。その後、上述の感光体ドラム21の場合と同様に、判定工程、調整工程をおこなうことになる。なお、ここでの調整工程は、上述の作像条件の調整に加えて、第1転写バイアスローラ24に印加される電圧等の作像条件の調整もおこなうことができる。
なお、本実施の形態1では、4つの感光体ドラム21にそれぞれ対向する撮像素子45と、中間転写ベルト27に対向する撮像素子46とによって、それぞれ、ドットパターンDPの撮像をおこない、その後に判定工程及び調整工程をおこなった。これに対して、4つの感光体ドラム21にそれぞれ対向する撮像素子45と、中間転写ベルト27に対向する撮像素子46と、のうちいずれか一方のみを用いて、ドットパターンの撮像をおこなって、その後にそれに基づいた判定工程及び調整工程をおこなうこともできる。その場合であっても、本実施の形態1と同等の効果を得ることができる。
また、本実施の形態1の画像形成装置は、上述の作像工程をおこなう作像手段(感光体ドラム21、帯電部22、露光部2、現像部23、中間転写ベルト27、第1転写バイアスローラ24等)と、撮像工程をおこなう撮像手段(撮像素子45、46)と、判定工程をおこなう判定手段(制御部100)と、調整工程をおこなう調整手段(帯電電圧供給部130、現像バイアス供給部140、露光部2等)とを備えるものである。
実施の形態2.
図8にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図8は、実施の形態2における判定パターンを示す概略図であり、前記実施の形態1の図6に相当する図である。本実施の形態2の画像形成方法は、判定工程におけるドットDのくずれの判定方法が、前記実施の形態1のものと相違する。
まず、前記実施の形態1と同様に、感光体ドラム21上に図4に示すドットパターンDPが形成される。そして、撮像素子45によって、ドットパターンDPが撮像される。
次に、撮像工程にて撮像されたドットパターンに基づいて、制御部100にて各ドットDのくずれが判定される。
本実施の形態2における判定工程は、次にようにおこなわれる。
まず、前記実施の形態1と同様に、撮像工程にて撮像されたドットパターンDPにおいて、複数のドットDを個々に分割するメッシュ領域Mが形成される。そして、複数に分割されたメッシュ領域Mを切り出して、それを判定パターンHP(認識対象パターン)とする。ここで、判定パターンHPは、前記実施の形態1と同様に、感光体ドラム21上の地肌部とドットDとの濃度差を2値化したものである。
その後、ドットパターンDPから切り出した判定パターンHPについて、ドットDの形状値が算出される。
ドットDの形状値は、ドットDの周囲長をLとして、ドットDの凹凸周囲長をLaとして、作像工程時に形成される潜像に係わる入力ドット(図5に示すものである。)におけるドット画像数をG1として、判定パターンHPに係わるドットD(図8のものである。)におけるドット画素数をG2として、補正係数をAとしたときに、
A×(L/La)+(G2/G1)
で求まる値である。そして、この値(形状値)を比較して、ドットDのくずれを判定する。
すなわち、図8に示す判定パターンHPにおけるドットDの形状値が複数比較されて、ドットDのくずれが判定される。そして、比較した結果、それらの値が近似している場合には、ドット形状が均一でドットのくずれが小さいと判定される。これに対して、それらの値が大きく異なる場合には、ドット形状が不均一でドットのくずれが大きいと判定される。
ここで、図8において、破線(視認を容易とするためにドットD外周から離して図示している。)の長さがドットDの凹凸周囲長Laとなる。凹凸周囲長Laは、図8に示すように、ドットDを鈍角のみを用いた折線にて囲んだ外周に係わる周囲長である。また、ドットDの周囲長Lは、前記実施の形態1の図6と同様に、ドットDの外周長さそのものになる。したがって、上式の第1項(L/La)は、ドットDにおけるエッジの乱れの程度を算出している。
また、図8において斜線で示す小領域の数が判定パターンHPのドット画素数G2となる。そして、図5において斜線で示す小領域の数が入力ドットのドット画像数G1となる。したがって、上式の第2項(G2/G1)は、潜像に係わる入力ドットから判定パターンHPに係わる出力ドットへの、面積変動の程度を算出している。
そして、ドットDにおけるエッジの乱れの程度と面積変動の程度とを、補正して加算することで、ドットDのくずれが算出される。
こうして、判定工程が終了する。
最後に、判定工程にて求められた判定結果に基づいて、前記実施の形態1と同様に、感光体ドラム21上の作像条件が調整される。ドット形状が均一であれば粒状性は良好となるので、例えば、上式により求めた形状値が所定値に達しているか否かで作像条件の調整の要否を判断することができる。
以上説明したように、本実施の形態2においても、前記実施の形態1と同様に、ドットDのみだれを検出して、その程度に応じて感光体ドラム21上の作像条件(潜像の形態、現像量等である。)が最適に調整されるので、経時においても粒状性の良好な出力画像を形成することができる。
実施の形態3.
図9及び図10にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図9は、実施の形態3における入力ドットを示す概略図であり、前記実施の形態1の図5に相当する図である。また、図10は、実施の形態3におけるドットパターン及び判定パターンを示す概略図であり、前記実施の形態1の図4及び図6に相当する図である。
本実施の形態3の画像形成方法は、作像工程におけるドットD形状と、判定工程における判定方法とが、前記実施の形態1のものと相違する。
まず、図9に示す渦状ドットD1(渦状に形成したドットである。)を等間隔に複数整列させてなるドットパターンDP(図10のものである。)が、感光体ドラム21上に形成される。そして、撮像素子45によって、図10に示すドットパターンDPが撮像される。
次に、撮像工程にて撮像されたドットパターンに基づいて、制御部100にて各ドットD1のくずれが判定される。
本実施の形態3における判定工程は、次にようにおこなわれる。
まず、前記実施の形態1と同様に、撮像工程にて撮像されたドットパターンDPにおいて、複数の渦状ドットD1を個々に分割するメッシュ領域Mが形成される。そして、複数に分割されたメッシュ領域Mを切り出して、それを判定パターンHPとする。ここで、本実施の形態3では、図10に示すように4つのメッシュ領域Mを同時に切り出して判定パターンHPとしている。
その後、ドットパターンDPから切り出した判定パターンHPについて、渦状ドットD1a、D1b、D1cの周囲長がそれぞれ算出される。そして、この値を比較して、渦状ドットD1のくずれを判定する。
すなわち、図10に示す判定パターンHPにおける渦状ドットD1の周囲長が複数比較されて、渦状ドットD1のくずれが判定される。そして、比較した結果、それらの値が近似している場合には、ドット形状が均一でドットのくずれが小さいと判定される。これに対して、それらの値が大きく異なる場合には、ドット形状が不均一でドットのくずれが大きいと判定される。
ここで、図10において、形状の乱れのない渦状ドットD1aの周囲長に対して、トナー付着の欠落部(1画素分である。)のある渦状ドットD1cの周囲長は著しく小さくなる。同様に、形状の乱れのない渦状ドットD1aの周囲長に対して、トナー付着の過剰部(1画素分である。)のある渦状ドットD1bの周囲長も著しく小さくなる。
このように、ドット形状を渦状にすることで、ドットD1に僅かなトナー付着の過不足が生じても、その周囲長は大きく変動することになる。したがって、本実施の形態3の構成によれば、ドットのくずれを感度よく判定することができる。
最後に、判定工程にて求められた判定結果に基づいて、前記実施の形態1と同様に、感光体ドラム21上の作像条件が調整される。
以上説明したように、本実施の形態3においても、前記各実施の形態と同様に、ドットD1のみだれを検出して、その程度に応じて感光体ドラム21上の作像条件が最適に調整されるので、経時においても粒状性の良好な出力画像を形成することができる。
実施の形態4.
図11及び図12にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図11は、実施の形態4における入力ドットを示す概略図であり、前記実施の形態3の図9に相当する図である。また、図12は、実施の形態4におけるドットパターン及び判定パターンを示す概略図であり、前記実施の形態3の図10に相当する図である。
本実施の形態4の画像形成方法は、作像工程におけるドットD形状と、判定工程における判定方法とが、前記実施の形態3のものと相違する。
まず、図11に示す十字状ドットD2(十字状に形成したドットである。)を等間隔に複数整列させてなるドットパターンDP(図12のものである。)が、感光体ドラム21上に形成される。そして、撮像素子45によって、図12に示すドットパターンDPが撮像される。
次に、撮像工程にて撮像されたドットパターンに基づいて、制御部100にて各ドットD2のくずれが判定される。
本実施の形態4における判定工程は、次にようにおこなわれる。
まず、前記実施の形態3と同様に、撮像工程にて撮像されたドットパターンDPにおいて、複数の十字状ドットD2を個々に分割するメッシュ領域Mが形成される。そして、複数に分割されたメッシュ領域Mを切り出して、それを判定パターンHPとする。ここで、本実施の形態4では、前記実施の形態3と同様に、図12に示すように4つのメッシュ領域Mを同時に切り出して判定パターンHPとしている。
その後、ドットパターンDPから切り出した判定パターンHPについて、十字状ドットD2の主走査方向のドット径K1と副走査方向のドット径K2とがそれぞれ算出される。そして、それらの値を比較して、十字状ドットD2のくずれを判定する。
すなわち、図12に示す判定パターンHPにおける十字状ドットD2の縦横のドット径K1、K2が複数比較されて、十字状ドットD2のくずれが判定される。そして、比較した結果、それらの値が近似している場合には、ドット形状が均一でドットのくずれが小さいと判定される。これに対して、それらの値が大きく異なる場合には、ドット形状が不均一でドットのくずれが大きいと判定される。
ここで、十字状ドットD2は、中央部から先端部にかけて次第に画素数が減少するように形成したドットである。そして、このように形成した十字状ドットD2は、図12に示すように、ドット劣化にともない先端部にてトナーの欠落が生じ易くなる。
このように、ドット形状を十字状にすることで、ドットD2が劣化した場合にそのドット径K1、K2は大きく変動することになる。したがって、本実施の形態4の構成によれば、ドットのくずれを感度よく判定することができる。
最後に、判定工程にて求められた判定結果に基づいて、前記実施の形態3と同様に、感光体ドラム21上の作像条件が調整される。
以上説明したように、本実施の形態4においても、前記各実施の形態と同様に、ドットD2のみだれを検出して、その程度に応じて感光体ドラム21上の作像条件が最適に調整されるので、経時においても粒状性の良好な出力画像を形成することができる。
実施の形態5.
図13にて、この発明の実施の形態5について詳細に説明する。
図13は、実施の形態5におけるドットパターン及び第2判定パターンを示す概略図である。なお、本実施の形態5における入力ドットは、図5に示すものと同等である。
本実施の形態5の画像形成方法は、ドットくずれに対する判定・補正に加えてドットの整列均一性に対する判定・補正をおこなう点が、前記各実施の形態のものと相違する。
まず、前記各実施の形態のいずれかにておこなった作像工程、撮像工程、判定工程、調整工程がおこなわれる。すなわち、ドットDのくずれが判定されて、その補正がおこなわれる。
次に、ドットDを等間隔に複数整列させてなるドットパターンDP(図13のものである。)が、再び感光体ドラム21上に形成される。そして、撮像素子45によって、図13に示すドットパターンDPが撮像される。
次に、撮像工程にて撮像されたドットパターンに基づいて、制御部100にてドットDの整列均一性(並びの乱れ)が判定される(第2判定工程である。)。
第2判定工程は、次にようにおこなわれる。
まず、前記各実施の形態における判定工程と同様に、撮像工程にて撮像されたドットパターンDPにおいて、ドットDを個々に分割するメッシュ領域Mが形成される。そして、主走査方向及び副走査方向に隣接する4つのメッシュ領域Mを1組として切り出して、それを2値化した第2判定パターンHP2とする。
その後、ドットパターンDPから切り出した第2判定パターンHP2について、各ドットDの重心位置GのピッチH1、H2が算出される。そして、その値を比較して、ドットDの整列均一性を判定する。
すなわち、図13に示す第2判定パターンHP2におけるドットDの縦横の重心間ピッチH1、H2が複数比較されて、ドットDの整列均一性が判定される。そして、比較した結果、それらの値が近似している場合には、ドットの並びが均一であると判定される。これに対して、それらの値が大きく異なる場合には、ドットの並びが不均一であると判定される。
ここで、重心位置GのピッチH1、H2は次のように算出される。
まず、図13に示すように、撮像したドットパターンDPの左上に位置する4つのメッシュ領域Mを第2判定パターンHP2とする。
そして、第2判定パターンHP2における上端の重心間ピッチH1を主走査方向(X方向)の基準ピッチとする。同様に、第2判定パターンHP2における左端の重心間ピッチH2を副走査方向(Y方向)の基準ピッチとする。そして、これらの基準ピッチH1、H2と、その他の第2判定パターンHP2における重心間ピッチとを比較して、全体的なドットDの整列均一性を判定する。
なお、各ドットDの重心Gの座標G(X、Y)は、次式で求まる。
G(X、Y)=(ドットDのX1次Y0次のモーメント/ドットDの総画素数、ドットDのX0次Y1次のモーメント/ドットDの総画素数)
さらに、座標(i、j)における画像f(i、j)の(p、q)次のモーメントは、ΣxΣy・ip・jp・f(i、j)で求まる。
最後に、第2判定工程にて求められた判定結果に基づいて、感光体ドラム21上の作像条件が再び調整される(第2調整工程である。)。ドットDの並びが均一であれば粒状性は良好となるので、例えば、整列均一性が所定範囲に達しているか否かで作像条件の調整の要否を判断することができる。
以上説明したように、本実施の形態5においては、ドットDのくずれに対する判定・補正に加えて、ドットDの整列均一性に対する判定をして、その程度に応じて感光体ドラム21上の作像条件が最適に調整されるので、経時においても粒状性の良好な出力画像を形成することができる。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態の中で示唆した以外にも、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置の要部を示す構成図である。 ドットと画素との関係を示す概略図である。 図1の画像形成装置における感光体ドラム上に形成されるドットパターンを示す概略図である。 作像工程時に形成される潜像に係わる入力ドットを示す概略図である。 図4のドットパターンから切り出した判定パターンを示す概略図である。 本実施の形態1における、粒状性に対する効果を示すグラフである。 この発明の実施の形態2におけるドットパターンから切り出した判定パターンを示す概略図である。 この発明の実施の形態3における渦状ドットを示す概略図である。 図9の渦状ドットに係わるドットパターン及び判定パターンを示す概略図である。 この発明の実施の形態4における十字状ドットを示す概略図である。 図11の十字状ドットに係わるドットパターン及び判定パターンを示す概略図である。 この発明の実施の形態5におけるドットパターン及び第2判定パターンを示す概略図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、 2 露光部、
20、20Y、20M、20C、20BK プロセスカートリッジ、
21 感光体ドラム(像担持体)、 22 帯電部、
23 現像部、 24 転写バイアスローラ、 25 クリーニング部、
27 中間転写ベルト、 28 第2転写バイアスローラ、 30 転写ベルト、
32、32Y、32M、32C、32BK トナー供給部、
33 トナーボトル、 41 光センサ、 45、46 撮像素子、
61 給紙部、 66 定着部、 100 制御部、
130 帯電電圧供給部、 140 現像バイアス供給部、
DP ドットパターン、 HP 判定パターン、 D ドット、
D1 渦状ドット、 D2 十字状ドット。

Claims (9)

  1. 像担持体上に複数のドットからなるドットパターンを作像する作像工程と、
    前記ドットパターンの一部又は全部を撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程にて撮像したドットパターンに基づいて、前記ドットのくずれを判定する判定工程と、
    前記判定工程の判定結果に基づいて、前記像担持体上の作像条件を調整する調整工程と、
    を備え、
    前記ドットパターンは、同一形状のドットがそれぞれ等間隔に整列するように形成されたものであり、
    前記判定工程は、前記撮像したドットパターンにおける複数のドットを個々に分割するメッシュ領域を形成して、その分割したメッシュ領域を切り出して判定パターンとして、該判定パターンにおけるドットのくずれを判定する工程であり、
    前記判定パターンにおけるドットのくずれについての判定は、ドットの周囲長をLとして、ドットの凹凸周囲長をLaとして、前記作像工程時に形成される潜像に係わる入力ドットにおけるドット画像数をG1として、前記判定パターンに係わるドットにおけるドット画素数をG2として、補正係数をAとしたときに、
    A×(L/La)+(G2/G1)
    で求まる値を比較するものであることを特徴とする画像形成方法。
  2. 前記ドットパターンにおける各ドットは、それぞれ十字状に形成されたものであり、
    前記判定パターンにおけるドットのくずれについての判定は、前記十字状に形成されたドットの主走査方向のドット径と副走査方向のドット径とを算出して、それらの値を比較するものであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 前記ドットパターンにおける各ドットは、それぞれ渦状に形成されたものであり、
    前記判定パターンにおけるドットのくずれについての判定は、前記渦状に形成されたドットの周囲長を算出して、その値を比較するものであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  4. 前記判定パターンは、前記像担持体上の地肌部と前記ドットとの濃度差を2値化したものであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成方法。
  5. 前記撮像したドットパターンにおける複数のドットについての整列の均一性を判定する第2判定工程をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成方法。
  6. 前記第2判定工程は、前記撮像したドットパターンの一部又は全部を切り出して第2判定パターンとし、該第2判定パターンにおける各ドットの重心位置のピッチを算出して、その値を比較するものであることを特徴とする請求項5に記載の画像形成方法。
  7. 前記第2判定パターンは、前記像担持体上の地肌部と前記ドットとの濃度差を2値化したものであることを特徴とする請求項6に記載の画像形成方法。
  8. 前記第2判定工程は、前記調整工程の後におこなわれ、
    前記第2判定工程後にその判定結果に基づいて前記像担持体上の作像条件をさらに調整する第2調整工程を備えたことを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれかに記載の画像形成方法。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成方法に基づいて画像形成をおこなうことを特徴とする画像形成装置。
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