JP2000267529A - リサイクル可能な樹脂製部品を有する装置及びそのリサイクル方法 - Google Patents

リサイクル可能な樹脂製部品を有する装置及びそのリサイクル方法

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JP2000267529A
JP2000267529A JP11072628A JP7262899A JP2000267529A JP 2000267529 A JP2000267529 A JP 2000267529A JP 11072628 A JP11072628 A JP 11072628A JP 7262899 A JP7262899 A JP 7262899A JP 2000267529 A JP2000267529 A JP 2000267529A
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Toshio Udagawa
敏夫 宇田川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来廃棄したり再利用していた部品を積極的
に再使用して、経済的、環境的コストがより少なく、よ
り省資源化に寄与するリサイクル可能な装置とそのリサ
イクル方法を提供する。 【解決手段】 分解してリサイクル可能な装置におい
て、当該装置を構成する樹脂製の第一の部品と、当該第
一の部品内に第一の部品と分離可能に、かつ同一樹脂で
形成される第二の部品とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リサイクル可能な
樹脂製部品を有する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、複写機、プリンタ、コンピュ
ータ等のOA機器をはじめとする幅広い装置において、
成形が容易である点、様々な特性を与えることが比較的
容易である点、比較的安価な点等から樹脂製部品が多く
使用されている。一方、近年の環境保護への関心の高ま
りとともに、あらゆる分野の製造業においても省資源化
が求められており、使用済みの装置を回収し、再資源化
する所謂リサイクルが積極的に推進されており、今後も
その重要性は増大するものと予想される。
【0003】かかるリサイクルの一環として、装置の樹
脂製部品の再資源化が従来から行われている。図10
は、一例としてある装置(ここでは複写機)の樹脂製部
品の再資源化の手順を簡単に説明するものである。市場
から回収された装置は、洗浄、分解され、再資源化のコ
スト、部品の耐久性等を考慮して予め定められた基準に
従い再使用されるか、再利用されるか、廃棄され
るかの分別を行う(P1)。
【0004】再使用されると判断された部品は、矢印
に従い、解析・検査が行われ(P2)、その検査に合格
したもの(P3 )は再び製品の部品として使用され、不
合格のものは矢印又は矢印へ進む。また、再利用さ
れると判断された部品は、矢印に従い、原材料に戻さ
れ(P4 )、素材化・成形され(P5 )、再び製品の部
品として使用される。さらに、廃棄されると判断された
部品は、矢印に従い、そのまま廃棄され、再資源化さ
れることはない。
【0005】なお、一般に再使用とは洗浄等の簡単な作
業により再び部品として使用することをいい、再利用と
は溶解、再成形等の加工を施した後に再び部品として使
用することをいう。また、全体の省資源化を考慮する
と、廃棄するよりも再利用する方が、さらに再利用する
よりも再使用する方が経済的、環境的コストが少なく、
好ましい。
【0006】このような装置の樹脂製部品のリサイクル
を効率よく行うために、従来から様々な技術が提案され
ている。例えば、特開平7−20759号公報には、装
置を構成する部品に分別のための視覚認識可能な要素を
付する技術が提案されている。この技術によれば、分別
の際(図10のP1 参照)の判断を効率よく行うことが
できる。また、特開平8−108168号公報には、製
品の部品の材質を部品の色により判断する技術が提案さ
れている。この技術によれば、同一材質の部品を原材料
に戻して再利用する際(図10のP4 参照)に、効率よ
く同一の材質の部品を識別することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの技術
は、従来からあるリサイクルの効率向上を目的としてお
り、従来廃棄したり再利用していた部品を積極的に再使
用するものではない。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、従来廃棄したり再利用して
いた部品を積極的に再使用して、経済的、環境的コスト
がより少なく、より省資源化に寄与するリサイクル可能
な装置とそのリサイクル方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、分解してリサ
イクル可能な装置において、当該装置を構成する樹脂製
の第一の部品と、当該第一の部品内に第一の部品と分離
可能に、かつ同一樹脂で形成される第二の部品とを有す
るものである(請求項1)。
【0010】この装置は、樹脂製の部品を有するもので
あれば、特にその種類は問わないが、比較的樹脂製部品
が多く使用されていること、装置のリサイクルが現実に
行われていること等を鑑みれば、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の画像形成装置であることが好適である
(請求項5)。なお、使用される樹脂の種類は問わない
が、例えば、アクリル・ブタジエン・スチレン(AB
S)、ポリスチレン(PS)、ポリカーボネイト(P
C)、ポリオキシメチレン(POM)等を使用すること
ができる。
【0011】また、このような装置の外装部品として樹
脂製の部品が使用される場合には、その樹脂製の部品
は、見た目を良くするために経時的に変色せず品質が高
く比較的高価な樹脂が使用されることが多く、かかる部
品を再使用することが、経済的コストの面から好まし
い。さらに、外装部品は見た目を重要視するため、僅か
な汚れが付着していても再使用されず(図10のP2
照)、再利用や廃棄される場合が多かった。また、外装
部品は防火の観点から難燃性を備えたものも多く、かか
る部品は再利用さえしにくく、廃棄されることも多かっ
た。一方、そのような外装部品はその外観を損なわない
ことも重要である。そこで、本発明は、上記第一の部品
は当該装置の外装部品であり、上記第二の部品は第一の
部品の内側に形成されるものでもある(請求項2)。装
置をこのように構成することにより、従来再使用される
ことが困難であった外装部品を再使用し、一層の省資源
化を図ることができる。また、第二の部品は外装部品の
内側に形成されるため、その外観を損なうことがない。
【0012】さらに、第一の部品と第二の部品との分離
が容易に行えないと、再使用の効率を損なってしまう。
そこで、本発明は、上記第一の部品と第二の部品との境
界部分をV溝形状、肉薄形状、ミシン目形状のいずれか
により構成して、これらの分離を容易に行えるようにし
ている(請求項3)。
【0013】ところで、より再資源化を推進する観点か
らは、再使用される部品の種類を増やす必要がある。一
方、装置に使用される樹脂部品は、その形状が比較的複
雑なものも存在し、これを本発明により第二の部品とし
てそのまま第一の部品内に形成するのは技術的、経済コ
スト的に困難な場合もある。そこで、本発明は、上記第
一の部品内に複数の第二の部品を有し、当該複数の第二
の部品は互いに組み合わされ一の部品を構成することも
できる(請求項4)。装置をこのように構成すること
で、比較的単純な形状をした複数の第二の部品を第一の
部品から分離して、それらを組み合わせることにより、
比較的複雑な部品を構成し、部品の再使用性をより高め
ることができる。なお、組合せの方法として、ネジ止
め、熱溶着、スナップフィットによりはめ込み等が挙げ
られる。
【0014】さて、このような装置がどのように再資源
化されるかを図1を用いて説明する。この図1は、図1
0と同様に、一例としてある装置(ここでは複写機)の
樹脂製の第一の部品の再資源化の手順を簡単に説明する
ものである。市場から回収された装置は、洗浄、分解さ
れ、再資源化のコスト、部品の耐久性等を考慮して予め
定められた基準に従い再使用されるか、再利用され
るか、廃棄されるかの分別を行う(P1 )。
【0015】ここで、第一の部品がもともと再利用され
るもの、又は廃棄されるものである場合には、この時点
で第一の部品から第二の部品を分離し、分離された第二
の部品は黒矢印に従い、解析・検査が行われる
(P2 )。一方、分離された残りの第一の部品は、従来
通り白抜き矢印に従い再利用されるか、白抜き矢印
に従い廃棄される。
【0016】これとは異なり、第一の部品がもともと再
使用されるものである場合には、そのまま矢印に従
い、解析・検査が行われる(P2 )。そして、その検査
に合格したもの(P3 )は再び製品の部品として使用さ
れる。
【0017】ここで、この第一の部品が不合格となる場
合には、第一の部品から第二の部品を分離し、第二の部
品は黒矢印に従い再び解析・検査(P2 )に付され、そ
の検査に合格すれば(P3 )は再び製品の部品として使
用される。一方、分離された第一の部品は、従来通り白
抜き矢印に従い再利用されるか、白抜き矢印に従い
廃棄される。
【0018】すなわち、本発明は、回収される装置の部
品が再使用可能かを判断する手順を有するリサイクル方
法において、上記手順が、請求項1乃至5のいずれかに
記載の装置の第一の部品が再使用可能か否かを判断する
第一の手順(P1 又はP2 )と、当該第一の部品が再利
用できないと判断される場合には、当該第一の部品内の
第二の部品が再使用可能か否かを判断する第二の手順
(P2 )とを有するリサイクル方法でもある(請求項
6)。
【0019】これらの装置をこのようなリサイクル方法
により再資源化を図ると、それまで廃棄されたり、再利
用されていた第二の部品が、図中黒矢印で示す手順にお
いて、解析・検査(P2 )に付され、その検査に合格す
れば(P3 )は再び製品の部品として再使用されるた
め、経済的、環境的コストがより少なく、より一層の省
資源化を図ることができる。
【0020】以下、装置、第一の部品、第二の部品の組
合せの態様について、図2及び図3を用いて説明する。
これらにおいて、装置Aを構成する樹脂製の第一の部品
を「第一の部品A」として示した。
【0021】図2は、装置Aの部品を装置Aに再使用す
る態様を説明するものである。図2(a)は、第一の部
品A内に、装置Aに使用することができる第二の部品a
を形成したものである。この第二の部品aは、消耗部
品、例えば摺擦、摩擦等により摩耗するギアやプーリー
等とすることができる。また、第二の部品aを内部部品
とすれば、再使用の際に厳密な洗浄等が必要でなく好適
である。さらに、これら第二の部品を複数組み合わせて
一の部品を構成することもできる。例えば、第一の部品
1 内の第二の部品a1 と、第一の部品A2 内の第二の
部品a2 とを組み合わせて一の部品を構成することもで
きる。これにより、(第一の部品を越えるような)比較
的大きな部品であっても、再使用された部品により構成
することができる。なお、装置Aのどの部品内に第二の
部品aを形成するかは(どの部品を第一の部品とするか
は)、第二の部品aに求められる種々の特性(耐熱性、
耐久性等)を考慮して適宜選択することができる。
【0022】図2(b)は、第一の部品A内に、装置A
に使用することができる第二の部品aを複数(a1 ,a
2 )形成したものである。第一の部品A内に複数の第二
の部品aを形成する場合には、同一種類の第二の部品a
を複数形成してもよいし、異種類の第二の部品をそれぞ
れ形成してもよいし、それらを組み合わせて形成しても
よい。これらは、第二の部品aのニーズに応じて決定す
ることができる。例えば、二種類の第二の部品a1 ,a
2 が共に消耗部品である場合には、それぞれの消耗率に
応じてそれぞれの数を決定することができる。
【0023】図2(c)は、図2(b)と同様に、第一
の部品A内に、装置Aに使用することができる第二の部
品aを複数(a1 ,a2 )形成したものである。しか
し、図2(b)に示した態様は、第二の部品aをそのま
ま再使用するのに対し、この態様では、複数の第二の部
品a(a1 ,a2 )を組み合わせて一の部品を構成し、
それを再使用する点で異なる。
【0024】図3は、装置Aの部品を異なる種類の装
置、装置Bに再使用する態様を説明するものである。図
3(a)は、第一の部品A内に、装置Bに使用すること
ができる第二の部品bを形成したものである。このよう
に、第二の部品bが異なる装置の部品として再使用され
ることで、第二の部品選択の自由度が増し、経済的、環
境的コストがより少なく、より省資源化に寄与する部品
を第二の部品として再使用することができる。この装置
Aと装置Bとの関係は、想定するリサイクルシステムの
規模に応じて、適宜選択することができる。例えば、あ
る一メーカーのリサイクルシステムに適用する場合に
は、そのメーカーの製品の中からその装置Bを選択する
ことができる。また、ある一製造業分野のリサイクルシ
ステムに適用する場合には、その業界の製品の中から、
メーカーの相違を問わず、その装置Bを選択することが
できる。さらに、すべての製造業分野のリサイクルシス
テムに適用する場合には、すべての製品の中から、業
界、メーカーの相違を問わず、その装置Bを選択するこ
とができる。
【0025】図3(b)は、第一の部品A内に、第二の
部品を複数形成したものである。この複数の第二の部品
は、すべて装置Bの部品として再使用されるものでもよ
いが、この態様のように、一部(a)は装置Aの部品と
して、一部(b)は装置Bの部品として再使用されるも
のでもよい。これらは、第一の部品a,bのニーズに応
じて決定することができる。例えば、装置A,Bの生産
量に応じてそれぞれの数を決定することができる。
【0026】図3(c)は、図3(b)と同様に、第一
の部品A内に、第二の部品を複数形成したものであり、
また、図2(c)と同様に、複数の第二の部品を組み合
わせて一の部品を構成しそれを再使用するものである。
しかし、この態様では、第一の部品A内の第二の部品
a,xとを組み合わせて一の部品を構成し、装置Aの部
品として再使用することができる一方、同じく第二の部
品b,xとを組み合わせて一の部品を構成し、装置bの
部品として再使用することもできる。すなわち、第一の
部品A内の3つの第一の部品a,b,xのうち、第一の
部品xは装置Aにも装置Bにも再使用可能な部品であ
る。
【0027】
【発明の実施による形態】以下実施例に基づいて、本発
明の好適な実施の形態を説明する。 ◎実施例1 図4は、本実施例に係る装置(複写機)が適用されるリ
サイクルシステムの全容を簡略化して示すものである。
この図において、メ−カにおいて生産された複写機(S
1)は、各種の流通過程を経てユーザの元に配送される
(S2)。ユーザが所定の期間、例えば数年間使用する
と、複写機の各部品は経時的に劣化する(S3)。そし
て、最終的には販売店などの経路を通して、その複写機
は再びメ−カへと回収される(S4)。メーカは回収さ
れた複写機を分解、洗浄等を行ない、その部品を再使用
や再利用して、それらの部品を新たな複写機の生産に使
用する。本実施例にかかる複写機は、かかるS4からS
1へ至る再資源化に資するものである。
【0028】図5(a)は、本実施例にかかる複写機1
00及びそれを構成する樹脂製の背面カバー1(第一の
部品、外装部品)を示すものである。この複写機100
は、内部に図示しない感光体、帯電装置、露光装置、現
像装置、転写装置、定着装置等を備え、電子写真プロセ
スにより紙等の記録シートにトナー像の永久像を形成す
るものである。一方、背面カバー1は、合成樹脂、アク
リル・ブタジエン・スチレン(ABS)製であり、難燃
性、耐久性等を兼ね備えているものであり、その背面カ
バー1の外側1(o)は、従来のものと何ら異なるとこ
ろはない。
【0029】図5(b)は、背面カバー1の内側1
(i)を示すものである。この背面カバー1の内側1
(i)には、背面カバー1と分離可能に、かつ同一樹脂
ABSでダクトプレート21、レバー22、ギア23、
ダクト24が形成されている(いずれも第二の部品
2)。これらの第二の部品2は、複写機100の部品と
成り得るものである。
【0030】そして、背面カバー1とこれら第二の部品
2との境界部分は、図6(a)に示すようなV溝形状、
図6(b)に示すような肉薄形状、図6(c)に示すよ
うなミシン目形状のいずれかにより構成されている。そ
のため、特別な工具等を使用することなく、これらの境
界部分に力を加えることで背面カバー1とこれら第二の
部品とを容易に分離することがきる。図7は、ダクトプ
レート21、レバー22、ギア23、ダクト24がそれ
ぞれ背面カバー1と分離された状態を示すものである。
【0031】以下、このような複写機100ががどのよ
うに再資源化されるか(図4のS4からS1参照)かを
再び図1を用いて説明する。なお、この背面カバー1は
もともと洗浄後に再使用可能なものとする。
【0032】市場から回収された複写機100は、洗
浄、分解され、再資源化のコスト、部品の耐久性等を考
慮して予め定められた基準に従い再使用されるか、
再利用されるか、廃棄されるかの分別を行う
(P1 )。ここで、背面カバー1はもともと再使用され
るものであるため、そのまま矢印に従い、解析・検査
が行われる(P2 )。そして、その検査に合格したもの
(P3 )は再び製品の部品として使用される。この場合
には、従来の背面カバー1の再資源化と異なるところは
ない。
【0033】ここで、検査の結果、背面カバー1が不合
格となる場合には、背面カバー1からダクトプレート2
1、レバー22、ギア23、ダクト24を分離し(図7
参照)、これら第二の部品2は黒矢印に従い再び解析・
検査(P2 )に付され、その検査に合格すれば(P3
は再び複写機100の部品として使用される。一方、分
離された背面カバー1は、従来通り白抜き矢印に従い
再利用されるか、白抜き矢印に従い廃棄される。
【0034】◎実施例2 本実施例は、実施例1の改良に係るものである。実施例
1に示した背面カバー1内の内に形成されるダクト24
は中空構造であり、背面カバー1と一体的に製造される
際に、型抜き等複雑な工程を必要とし、コスト高とな
る。そこで、本実施例では、一のダクト24を二つの部
品を組み合わせて構成することで、背面カバー1の製造
コストを抑えつつ、再資源化に資する複写機100を提
供するものである。なお、リサイクルの方法等は実施例
1と同様であるので、その説明は省略する。
【0035】図8(a)は、本実施例にかかる複写機1
00及びそれを構成する樹脂製の背面カバー1(第一の
部品、外装部品)を示すものであり、実施例1と同様で
ある。図8(b)は、背面カバー1の内側1(i)を示
すものである。この背面カバー1の内側1(i)には、
背面カバー1と分離可能に、かつ同一樹脂ABSでダク
ト24の部品24a,bが形成されている(いずれも第
二の部品2)。これらの第二の部品2は、複写機100
の部品と成り得るものである。
【0036】そして、背面カバー1とこれら第二の部品
2との境界部分は、図6(a)に示すようなV溝形状、
図6(b)に示すような肉薄形状、図6(c)に示すよ
うなミシン目形状のいずれかにより構成されている。そ
のため、特別な工具等を使用することなく、これらの境
界部分に力を加えることで背面カバー1とこれら第二の
部品2とを容易に分離することがきる。
【0037】図9は、ダクト24の部品24a,bがそ
れぞれ背面カバー1と分離された状態を示すものであ
る。そして、分離後にこの二つの部品24a,bを組み
合わせて、ダクト24を構成する。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、従来廃棄したり再利用していた部品を積極的に再
使用して、経済的、環境的コストがより少なく、より省
資源化に寄与するリサイクル可能な装置とそのリサイク
ル方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る装置、およびリサイクル
方法における再資源化の手順を説明するものである。
【図2】図2は、装置Aの部品を装置Aに再使用する態
様を説明するものである。
【図3】図3は、装置Aの部品を装置Bに再使用する態
様を説明するものである。
【図4】図4は、実施例に係る装置(複写機)が適用さ
れるリサイクルシステムの全容を簡略化して示すもので
ある。
【図5】図5は、実施例1に係る複写機及びその背面カ
バーを説明するものである。
【図6】図6は、第一の部品と第二の部品との境界部分
の態様を説明するものである。
【図7】図7は、実施例1においれ背面カバーから第二
の部品が分離された状態を説明するものである。
【図8】図8は、実施例2に係る複写機及びその背面カ
バーを説明するものである。
【図9】図9は、実施例2においれ背面カバーから第二
の部品が分離された状態を説明するものである。
【図10】図10は、従来の装置の再資源化の手順を説
明するものである。
【符号の説明】
1…背面カバー(第一の部品)、2…第二の部品、21
…ダクトブレート(第二の部品)、22…レバー(第二
の部品)、23…ギア(第二の部品)、24…ダクト
(第二の部品)、100…複写機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分解してリサイクル可能な装置におい
    て、 当該装置を構成する樹脂製の第一の部品と、 当該第一の部品内に第一の部品と分離可能に、かつ同一
    樹脂で形成される第二の部品とを有することを特徴とす
    る装置。
  2. 【請求項2】 上記第一の部品は当該装置の外装部品で
    あり、上記第二の部品は第一の部品の内側に形成される
    請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 上記第一の部品と第二の部品との境界部
    分をV溝形状、肉薄形状、ミシン目形状のいずれかによ
    り構成している請求項1又は2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 上記第一の部品内に複数の第二の部品を
    有し、当該複数の第二の部品は互いに組み合わされ一の
    部品を構成する請求項1乃至3のいずれかに記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 上記装置が画像形成装置である請求項1
    乃至4のいずれかに記載の装置。
  6. 【請求項6】 回収される装置の部品が再使用可能かを
    判断する手順を有するリサイクル方法において、 上記手順が、請求項1乃至5のいずれかに記載の装置の
    第一の部品が再使用可能か否かを判断する第一の手順
    と、 当該第一の部品が再利用できないと判断される場合に
    は、当該第一の部品内の第二の部品が再使用可能か否か
    を判断する第二の手順とを有することを特徴とするリサ
    イクル方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1288740A2 (en) * 2001-08-31 2003-03-05 Canon Kabushiki Kaisha Recycling method, and image forming apparatus manufactured using recycling method
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JP2008292623A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Ricoh Co Ltd 電子写真用シームレスベルトの処理方法

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