JP2000267470A - コロナ転写帯電装置 - Google Patents

コロナ転写帯電装置

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JP2000267470A
JP2000267470A JP11073428A JP7342899A JP2000267470A JP 2000267470 A JP2000267470 A JP 2000267470A JP 11073428 A JP11073428 A JP 11073428A JP 7342899 A JP7342899 A JP 7342899A JP 2000267470 A JP2000267470 A JP 2000267470A
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JP
Japan
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corona
corona discharge
charging device
block
discharge electrode
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Erika Sawada
えり華 澤田
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Copyer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録媒体に電荷が付与され始める転写開始位置
が一定の位置になるようにコロナ放電電極を移動できる
コロナ転写帯電装置を提供する。 【解決手段】シールド板66で囲まれた領域に、絶縁性
の3つのブロック72,74,76を配置し、2つのビ
ス80,82を回転させることによりブロック76が移
動するように構成した。また、ブロック76には、転写
ワイヤ64が嵌り込んだ断面V字状の溝76cを形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式複写
機、静電記録装置等の各種画像形成装置における、像担
持体に形成された現像像を記録媒体に転写するコロナ転
写帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真方式の画像形成装置
が広く使われている。この従来の画像形成装置の一例
を、図4を参照して説明する。
【0003】図4は、従来の画像形成装置の一例を示す
模式図である。
【0004】画像形成装置10では、ドラム状の像担持
体(感光ドラム)12を所定のプロセススピードで矢印
A方向に回転させながら一次帯電器14によって感光ド
ラム12の表面層を一様に帯電し、画像の情報を担持す
る光16を感光ドラム12に照射して静電潜像を形成
し、この静電潜像に現像器18から現像剤(トナー)を
供給して現像像を形成する。
【0005】一方、記録紙などの記録媒体20が積載さ
れたカセット22から送り出された記録媒体20はレジ
ストローラ24に挟持されて待機している。現像像が転
写領域26に到達するタイミングに合わせて記録媒体2
0が転写ガイド28を通って転写領域26に搬送され
る。この転写領域26とは、コロナ転写帯電装置30の
コロナ転写ワイヤ32と感光ドラム12とに挟まれた領
域及びその近傍の領域をいう。記録媒体20がこの転写
領域26を通過する際には、現像像とは逆極性の電荷が
コロナ転写ワイヤ32からの放電によって記録媒体20
に与えられて記録媒体20が帯電する。この帯電によっ
て記録媒体20が感光ドラム12に静電的に吸着すると
ともに現像像が記録媒体20に転写される。
【0006】転写領域26よりも感光ドラム12の回転
方向下流側には、現像像と同一極性の電荷を記録媒体2
0に与える除電針34が配置されている。除電針34
は、放電を起こし易くするために先端が鋭利になってい
る。除電針34に高電圧が印加されると、先端から放電
が起こり、記録媒体20の裏面が除電される。この除電
針34からの放電によって記録媒体20を除電して、記
録媒体20を感光ドラム12から分離し易くしている。
【0007】感光ドラム12から分離された記録媒体2
0は搬送ベルト36によって搬送され、定着器38及び
排紙ローラ40を経て排紙トレー42に排出される。ま
た、転写後に感光ドラム12上に残留したトナーは、ク
リーニング装置44によって除去される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、転写条件を
一定にするために、上記したコロナ転写ワイヤ32と感
光ドラム12との距離は一定に保つ必要がある。ところ
が、コロナ転写帯電装置30は、複数の部品が組み立て
られて構成されており、部品精度や組立て精度にばらつ
きが生じることがある。このばらつきに起因して、コロ
ナ転写ワイヤ32と感光ドラム12との距離が変わるこ
とがある。
【0009】そこで、コロナ転写ワイヤ32の位置を調
整する調整コマをコロナ転写帯電装置30に備えてお
き、この調整コマを操作して、コロナ転写ワイヤ32を
感光ドラム12から遠ざけたり感光ドラム12に近付け
たりしている。これにより、コロナ転写ワイヤ32の位
置が調整され、コロナ転写ワイヤ32と感光ドラム12
との距離が一定に保たれる。
【0010】また、コロナ転写ワイヤ32の放電を安定
させるために、コロナ転写ワイヤ32を取り囲むように
シールド板52(図5参照)が形成されている。このシ
ールド板52が部品のばらつきに起因して歪んでいたり
反っていたりすることがある。この場合、コロナ転写ワ
イヤ32から感光ドラム12に向かう放電の量がばらつ
くおそれがる。このばらつきを無くし、コロナ転写ワイ
ヤ32から感光ドラム12に向かう放電の量を一定にす
るために、コロナ転写ワイヤ32の高さを調整する。
【0011】しかし、上記のようにコロナ転写ワイヤ3
2と感光ドラム12との距離を一定に保つためや、コロ
ナ転写ワイヤ32から感光ドラム12に向かう放電の量
を一定にするために、コロナ転写ワイヤ32の位置や高
さを変えた場合、記録媒体20に電荷が付与され始める
転写開始位置が変化する現象が発生するおそれがある。
この現象を、図5を参照して説明する。
【0012】図5は、コロナ転写帯電装置30の概略構
造を示す模式図であり、図4に示す構成要素と同一の構
成要素には同一の符号が付されている。
【0013】コロナ転写帯電装置30は、円筒状の感光
ドラム12の下方に、感光ドラム12の長手方向(図5
の紙面に直交する方向)に略並行に配置されている。こ
のコロナ転写帯電装置30は、上方が開放されたハウジ
ング50を有している。ハウジング50の長手方向両端
部には、絶縁耐圧性をもつ樹脂からなる前ブロックと後
ブロック(何れも図示せず)が設けられている。これら
前ブロックと後ブロックとの間には所定の張力でコロナ
転写ワイヤ32が張られている。コロナ転写ワイヤ32
は、タングステンもしくは、金や白金で被覆(コーティ
ング)されたタングステンからなる細いワイヤ状のもの
である。このコロナ転写ワイヤ32に高電圧が印加され
るとコロナ放電が発生する。
【0014】ハウジング50の内壁面には、そのほぼ全
体に亙ってシールド板52が張り付けられている。シー
ルド板52は、コロナ放電を助長させるとともに、コロ
ナ流に方向性を与えてコロナ放電を安定させるためのも
のであり、導電性の板状のものから構成される。このシ
ールド板52は接地されている場合が多い。
【0015】ところで、コロナ転写帯電装置30の能力
を最大限に発揮させ、かつ、弊害となる文字散りなどの
現象を最小限に抑えるために、コロナ転写ワイヤ32の
位置が設定されている。この位置は、図5において
「A」で示される位置である。コロナ転写ワイヤ32が
「A」で示される位置に位置するときは、転写開始位置
が、図5の実線aと感光ドラム12とが交わる位置とな
る。
【0016】ここで部品精度のばらつき等に起因してコ
ロナ転写ワイヤ32の位置が、図5において「B」で示
される位置に上昇した場合、転写開始位置が、図5の破
線bと感光ドラム12とが交わる位置となり、記録媒体
搬送方向のやや上流側に転写開始位置が移動する。この
逆に、コロナ転写ワイヤ32の位置が、図5において
「C」で示される位置に下降した場合、転写開始位置
が、図5の一点鎖線cと感光ドラム12とが交わる位置
となり、記録媒体搬送方向のやや下流側に転写開始位置
が移動する。
【0017】記録媒体は転写領域26に搬送されてくる
が、図5の破線bで示すように記録媒体搬送方向のやや
上流側に転写開始位置が移動している場合、記録媒体が
感光ドラム12に密着するよりも以前に転写電荷が記録
媒体に付与される。このため、文字散りという現象が発
生することがあり、また、転写ガイド28(図4参照)
が帯電され易くなるおそれもある。
【0018】この逆に、図5の一点鎖線cで示すように
記録媒体搬送方向のやや下流側に転写開始位置が移動し
ている場合、記録媒体に付与される転写電荷が不足して
転写不良が発生するおそれがある。
【0019】本発明は、上記事情に鑑み、記録媒体に電
荷が付与され始める転写開始位置が一定の位置になるよ
うにコロナ放電電極を移動できるコロナ転写帯電装置を
提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のコロナ転写帯電装置は、コロナ放電を発生す
るコロナ放電電極に所定の電圧を印加してコロナ放電を
発生させることにより、像担持体に形成された現像像を
記録媒体に転写するコロナ転写帯電装置において、
(1)前記コロナ放電電極が前記像担持体から遠ざかっ
たり該像担持体に近付いたりする遠近方向に交差する交
差方向に沿って前記コロナ放電電極を移動させる移動部
材を備えたことを特徴とするものである。
【0021】ここで、前記移動部材は、(2)前記コロ
ナ放電電極を前記遠近方向に移動させる第1移動部材
と、(3)前記コロナ放電電極を前記遠近方向に直交す
る直交方向に移動させる第2移動部材とからなるもので
あってもよい。
【0022】また、前記移動部材は、(4)前記コロナ
放電電極を前記遠近方向に移動させると共に、前記遠近
方向に直交する直交方向に移動させる第3移動部材から
なるものであってもよい。
【0023】さらに、前記移動部材は、(5)前記コロ
ナ放電電極を取り囲んでコロナ放電を安定させるシール
ド板のうち記録媒体搬送方向上流側の端部と、前記コロ
ナ放電電極の予め設定された設定位置とを結ぶ直線上で
前記コロナ放電電極を移動させるものであってもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のコ
ロナ転写帯電装置の実施形態を説明する。
【0025】図1と図2を参照して、本発明のコロナ転
写帯電装置の第1実施形態を説明する。
【0026】図1は、第1実施形態のコロナ転写帯電装
置60を概略的に示す模式図であり、図2は、コロナ転
写ワイヤの動きを示す説明図である。これらの図では、
図5に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が
付されている。なお、コロナ転写帯電装置60が組み込
まれた画像形成装置の概略構成は、図4に示す従来の画
像形成装置10と同様である。
【0027】コロナ転写帯電装置60は、円筒状の感光
ドラム(本発明にいう像担持体の一例である)12の下
方であって、この感光ドラム12の長手方向に略並行に
配置されている。
【0028】コロナ転写帯電装置60は、上方が開放さ
れたハウジング62を有している。ハウジング62の長
手方向両端部には、絶縁耐圧性をもつ樹脂からなる前ブ
ロックと後ブロック(何れも図示せず)が設けられてい
る。これら前ブロックと後ブロックとの間には所定の張
力でコロナ転写ワイヤ64(本発明にいうコロナ放電電
極の一例である。)が張られている。
【0029】コロナ転写ワイヤ64は、タングステンも
しくは、金や白金で被覆(コーティング)されたタング
ステンからなる細いワイヤ状のものである。このコロナ
転写ワイヤ64に高電圧が印加されるとコロナ放電が発
生する。
【0030】ハウジング62の内壁面には、そのほぼ全
体に亙ってシールド板66が張り付けられている。シー
ルド板66は、コロナ放電を助長させるとともに、コロ
ナ流に方向性を与えてコロナ放電を安定させるためのも
のであり、導電性の板状のものから構成される。このシ
ールド板66は接地されている。シールド板66のうち
記録媒体搬送方向上流側には、コロナ転写ワイヤ64の
放電領域を規制する端部66aが形成されている。
【0031】シールド板66で囲まれた領域には、絶縁
性の3つのブロック72,74,76が配置されてい
る。3つのブロック72,74,76はそれぞれ、感光
ドラム12の長手方向に延びる細長い直方体状のもので
ある。これら3つのブロック72,74,76のうちブ
ロック72は、シールド板66で囲まれた領域の記録媒
体搬送方向下流側に固定されている。また、ブロック7
4は、シールド板66で囲まれた領域の記録媒体搬送方
向上流側に固定されている。一方、ブロック76は、2
つのビス80,82を回転させて移動するように構成さ
れている。
【0032】ビス80はブロック76の底壁76aに差
し込まれており、このビス80を回転させることによ
り、ブロック76が遠近方向(矢印C方向)に移動す
る。ここでいう遠近方向とは、ブロック76が感光ドラ
ム12から遠ざかったり、感光ドラム12に近付いたり
する方向である。また、ブロック76の上面には、コロ
ナ転写ワイヤ64が嵌り込んだ断面V字状の溝76cが
形成されている。従って、ビス80を回転させてブロッ
ク76を遠近方向に移動させると、コロナ転写ワイヤ6
4も遠近方向に移動する。
【0033】ビス82は,ブロック76のうち記録媒体
搬送方向上流側の側壁76bに差し込まれており、この
ビス82を回転させることにより、ブロック76が遠近
方向に直交する直交方向(矢印D方向であり、本発明に
いう交差方向の一例である。)に移動する。従って、ビ
ス82を回転させてブロック76を直交方向に移動させ
ると、コロナ転写ワイヤ64も直交方向に移動する。な
お、ブロック76がこの直交方向に移動する範囲は、ブ
ロック76がブロック72,74に当接することによっ
て規制される。また、ブロック76とビス80によっ
て、本発明にいう第1移動部材が構成されており、ブロ
ック76とビス82によって、本発明にいう第2移動部
材が構成されている。
【0034】ところで、コロナ転写帯電装置60の能力
を最大限に発揮させ、かつ、弊害となる文字散りなどの
現象を最小限に抑えるために、コロナ転写ワイヤ64の
位置が設定されている。この位置(本発明にいう設定位
置の一例である。)は、図2において「64a」で示さ
れる位置である。コロナ転写ワイヤ64が「64a」で
示される位置に位置するときは、記録媒体に電荷が付与
され始める転写開始位置が、図2の二点鎖線E(本発明
にいう直線の一例である。)と感光ドラム12とが交わ
る位置となる。
【0035】ここでコロナ転写帯電装置60を構成する
部品の精度のばらつき等に起因してコロナ転写ワイヤ6
4の位置が変わることがある。この場合、図5に示すよ
うな変わり方をすると、転写開始位置も変わって、文字
散りや転写不良が発生する。そこで、コロナ転写帯電装
置60では、ビス80,82を回転させて、コロナ転写
ワイヤ64が図2の二点鎖線E上に位置するように移動
させる。これにより、転写開始位置が変わらずに一定の
ままである。
【0036】コロナ転写ワイヤ64を図2の二点鎖線E
上で移動させるためには、コロナ転写ワイヤ64が矢印
C方向に移動したときの移動距離と、コロナ転写ワイヤ
64が矢印D方向に移動したときの移動距離との対応関
係を予め求めておく。この予め求めておいた対応関係に
基づいて、ビス80を例えば右回りに1/2回転させた
ときには、ビス82を例えば左回りに1/2回転させ
て、コロナ転写ワイヤ64を図2の二点鎖線E上で移動
させる。このようにコロナ転写ワイヤ64を移動させる
ことにより、コロナ転写帯電装置60を構成する部品に
精度のばらつきなどがあっても、転写開始位置を一定に
できる。この結果、文字散りや転写不良を防止して安定
した転写画像を得られることとなる。
【0037】なお、コロナ転写ワイヤ64の放電領域を
規制するためにシールド板66を折り曲げて端部66a
を形成したが、この端部66aの形状は、放電領域を規
制できる形状であるならばどのような形状でもよい。ま
た、ここでは、ハウジング62やシールド板66の形状
を「コ」字状にしたのでコロナ転写帯電装置60の全体
形状も「コ」字状になったが、この全体形状が「U」字
状のものであっても他の形状のものであってもよい。さ
らに、コロナ放電電極の一例としてコロナ転写ワイヤ6
4を挙げたが、針状電極などのような電極を用いてもよ
い。
【0038】図3を参照して、本発明のコロナ転写帯電
装置の第2実施形態を説明する。
【0039】図3は、第2実施形態のコロナ転写帯電装
置90を概略的に示す模式図である。この図では、図1
に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付さ
れている。なお、コロナ転写帯電装置90が組み込まれ
た画像形成装置の概略構成は、図4に示す従来の画像形
成装置10と同様である。
【0040】コロナ転写帯電装置90は、円筒状の感光
ドラム12の下方であって、この感光ドラム12の長手
方向に略並行に配置されている。
【0041】コロナ転写帯電装置90は、上方が開放さ
れたハウジング62を有している。ハウジング62の長
手方向両端部には、絶縁耐圧性をもつ樹脂からなる前ブ
ロックと後ブロック(何れも図示せず)が設けられてい
る。これら前ブロックと後ブロックとの間には所定の張
力でコロナ転写ワイヤ64が張られている。
【0042】ハウジング62の内壁面には、そのほぼ全
体に亙ってシールド板92が張り付けられている。シー
ルド板92は、コロナ放電を助長させるとともに、コロ
ナ流に方向性を与えてコロナ放電を安定させるためのも
のであり、導電性の板状のものから構成される。このシ
ールド板92は接地されている。シールド板92のうち
記録媒体搬送方向上流側には、コロナ転写ワイヤ64の
放電領域を規制する端部92aが形成されている。
【0043】シールド板92で囲まれた領域には、絶縁
性の3つのブロック100,102,104が配置され
ている。3つのブロック100,102,104はそれ
ぞれ、感光ドラム12の長手方向に延びる細長いもので
ある。ブロック100の横断面は直角三角形状であり、
ブロック102の横断面は台形状であり、ブロック10
4の横断面は四辺形状である。これら3つのブロック1
00,102,104のうちブロック100は、シール
ド板92で囲まれた領域の記録媒体搬送方向下流側に固
定されている。また、ブロック102は、シールド板9
2で囲まれた領域の記録媒体搬送方向上流側に固定され
ている。一方、ブロック104は、1つのビス110を
回転させて移動するように構成されている。
【0044】ビス110は、シールド板92の底壁92
bと貫通してブロック104の底壁104aに差し込ま
れている。このビス110を回転させることにより、ブ
ロック104が、図2の二点鎖線E上を移動する。ま
た、ブロック104の上面には、コロナ転写ワイヤ64
が嵌り込んだ断面V字状の溝104bが形成されてい
る。従って、ビス110を回転させてブロック104
を、図2の二点鎖線E上で移動させると、コロナ転写ワ
イヤ64もこの二点鎖線E上を移動する。なお、ブロッ
ク104は、ブロック100,102に案内されながら
移動する。また、ブロック104とビス110によっ
て、本発明にいう第3移動部材が構成されている。
【0045】コロナ転写帯電装置90を構成する部品の
精度のばらつき等に起因してコロナ転写ワイヤ64の位
置が変わることがある。この場合、ビス110を回転さ
せて、コロナ転写ワイヤ64が図2の二点鎖線E上に位
置するように移動させる。これにより、転写開始位置が
変わらずに一定のままである。従って、1つのビス11
0を回転させるだけでコロナ転写ワイヤ64を移動でき
ることとなるので、正確に、かつ、容易に、コロナ転写
ワイヤ64を図2の二点鎖線E上に位置させられる。こ
の結果、コロナ転写帯電装置90を構成する部品に精度
のばらつきなどがあっても、転写開始位置を容易かつ正
確に一定にでき、文字散りや転写不良を防止して安定し
た転写画像を得られることとなる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコロナ転
写帯電装置では、移動部材でコロナ放電電極を適宜に移
動させることにより、コロナ放電電極の任意の位置に位
置させられる。このため、記録媒体に電荷が付与され始
める転写開始位置が一定の位置になるようにコロナ放電
電極を移動でき、文字散りや転写不良を防止して安定し
た転写画像を得られる。
【0047】ここで、前記移動部材は、前記コロナ放電
電極を前記遠近方向に移動させる第1移動部材と、前記
コロナ放電電極を前記遠近方向に直交する直交方向に移
動させる第2移動部材からなるものである場合は、第1
移動部材によってコロナ放電電極を移動させる移動量
と、第2移動部材によってコロナ放電電極を移動させる
移動量とを適宜に調整することにより、コロナ放電電極
の位置を容易に調整できる。
【0048】また、前記移動部材は、前記コロナ放電電
極を前記遠近方向に移動させると共に、前記遠近方向に
直交する直交方向に移動させる第3移動部材からなるも
のである場合は、第3移動部材だけを操作することによ
ってコロナ放電電極を任意の位置に位置させられるの
で、コロナ放電電極の位置をいっそう容易に、かつ、い
っそう正確に調整できる。
【0049】さらに、前記移動部材は、前記コロナ放電
電極を取り囲んでコロナ放電を安定させるシールド板の
うち記録媒体搬送方向上流側の端部と、前記コロナ放電
電極の予め設定された設定位置とを結ぶ直線上で前記コ
ロナ放電電極を移動させるものである場合は、上記の直
線上でコロナ放電電極が移動するので、記録媒体に電荷
が付与され始める転写開始位置が一定の位置になるよう
にコロナ放電電極をいっそう確実に移動させられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のコロナ転写帯電装置を概略的に
示す模式図である。
【図2】図1のコロナ転写帯電装置におけるコロナ転写
ワイヤの動きを示す説明図である。
【図3】第2実施形態のコロナ転写帯電装置を概略的に
示す模式図である。
【図4】従来の画像形成装置の一例を示す模式図であ
る。
【図5】従来のコロナ転写帯電装置の概略構造を示す模
式図である。
【符号の説明】
12 感光ドラム 20 記録媒体 60,90 コロナ転写帯電装置 62 ハウジング 64 コロナ転写ワイヤ 66,92 シールド板 66a,92a シールド板の端部 76,104 ブロック 80,82,110 ビス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コロナ放電を発生するコロナ放電電極に
    所定の電圧を印加してコロナ放電を発生させることによ
    り、像担持体に形成された現像像を記録媒体に転写する
    コロナ転写帯電装置において、 前記コロナ放電電極が前記像担持体から遠ざかったり該
    像担持体に近付いたりする遠近方向に交差する交差方向
    に沿って前記コロナ放電電極を移動させる移動部材を備
    えたことを特徴とするコロナ転写帯電装置。
  2. 【請求項2】 前記移動部材は、前記コロナ放電電極を
    前記遠近方向に移動させる第1移動部材と、 前記コロナ放電電極を前記遠近方向に直交する直交方向
    に移動させる第2移動部材とからなるものであることを
    特徴とする請求項1に記載のコロナ転写帯電装置。
  3. 【請求項3】 前記移動部材は、 前記コロナ放電電極を前記遠近方向に移動させると共
    に、前記遠近方向に直交する直交方向に移動させる第3
    移動部材からなるものであることを特徴とする請求項1
    に記載のコロナ転写帯電装置。
  4. 【請求項4】 前記移動部材は、 前記コロナ放電電極を取り囲んでコロナ放電を安定させ
    るシールド板のうち記録媒体搬送方向上流側の端部と、
    前記コロナ放電電極の予め設定された設定位置とを結ぶ
    直線上で前記コロナ放電電極を移動させるものであるこ
    とを特徴とする請求項1,2,又は3に記載のコロナ転
    写帯電装置。
JP11073428A 1999-03-18 1999-03-18 コロナ転写帯電装置 Withdrawn JP2000267470A (ja)

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JP11073428A JP2000267470A (ja) 1999-03-18 1999-03-18 コロナ転写帯電装置

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