JP2000267379A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000267379A
JP2000267379A JP11069471A JP6947199A JP2000267379A JP 2000267379 A JP2000267379 A JP 2000267379A JP 11069471 A JP11069471 A JP 11069471A JP 6947199 A JP6947199 A JP 6947199A JP 2000267379 A JP2000267379 A JP 2000267379A
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belt
image forming
forming apparatus
photosensitive
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Kiichiro Iijima
喜一郎 飯島
Mamoru Kido
衛 城戸
Takeshi Noguchi
武史 野口
Koji Nagao
剛次 長尾
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像形成装置など複数の感光体ドラム
を備えた画像形成装置において、一つの駆動源で回転駆
動される感光体ドラムの回転位置の変動を低減する。 【解決手段】 モータ32により駆動歯車30を駆動す
る。駆動歯車30は、4つの感光体ドラムのうち、内側
の二つの感光体ドラム10M,10Cの周面に設けられ
たドラム上歯車と噛み合い、これらのドラムを回転させ
る。内側の感光体ドラム10M,10Cと、それぞれ同
じ側の感光体ドラム10Y,10Bkとには、平ベルト
34A,34Bが掛け渡されている。これによりモータ
32の駆動力が外側の感光体ドラム10Y、10Bkに
伝達される。平ベルト34A,34Bの長さが短いの
で、感光体ドラム表面の回転位置の変動が小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式複写
機、電子写真式プリンタ等の感光体ドラムを用いた画像
形成装置に関し、特に感光体ドラムを複数使用するタン
デム型のカラー複写機、カラープリンタ等の感光体ドラ
ムの駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置は、通常、
感光体を回転させながら感光体表面に静電潜像を形成
し、静電潜像にトナーを現像し感光体上に現像像を得て
いる。ここで、感光体を回転駆動するには、感光体駆動
軸に対しモータからギアやタイミングベルト等の伝達機
構を介して感光体へ駆動力を伝達し、感光体を所定の回
転数で駆動する機構を用いるのが一般的である。しか
し、歯車を用いた伝達駆動は、感光体駆動軸とモータと
の間に複数の歯車を介することが多く、ギアの偏心や噛
み合い誤差等の機械的な誤差が感光体の回転変動として
現れてしまう。ギアを複数介して感光体ドラムを駆動す
る場合には上記ギアの機械的な誤差が歯車の数だけ累積
されてしまい、回転変動の大きさは増大してしまう。ま
た、タイミングベルトを用いた場合でも同様に、プーリ
の偏心による感光体の回転変動が発生する。このような
感光体ドラムの回転変動が生じると、現像像の乱れが生
じ、最終的に用紙上へ形成した画像は色ムラなどの画像
欠陥を招く結果となってしまう。そのため、できるだけ
感光体の回転変動を抑えるため、各部材の加工・組み付
け精度の高精度化が要求されている。
【0003】タンデム型のカラープリンタは、感光体ド
ラムを4個(4色分)直列配置することによって高速に
カラー印刷ができる方式であるが、上記の画像欠陥は4
つの感光体ドラムで形成する各色の現像像で生じること
になる。また、4個の感光体を駆動するため、駆動源
(モータ)や駆動伝達手段の個数も多くなり、各々を高
精度化しなければならないため非常にコストがかかり、
低コスト化が困難な状況となっている。
【0004】近年、低コストのタンデム型プリンタの需
要が増しており、上記高精度化に伴うコストアップを抑
え感光体ドラムの回転変動を低減するため、駆動源や駆
動伝達手段を各々の感光体ドラムに1セットずつ用いる
のではなく、1個のモータで4つの感光体ドラムを高精
度に駆動する方法が研究されている。
【0005】例えば、特開平7−319254号公報に
は、図17に示すような装置が開示されている。この装
置は、モータ102と複数の感光体ドラム100に単一
の無端の平ベルト104を掛け渡し、感光体ドラム10
0の外周面とベルト104の接触部の摩擦により、感光
体ドラム100を回転駆動させる。用紙などの記録媒体
は、用紙搬送ベルト106上を搬送され、一つの感光体
ドラム100を通過する際に、このドラムから現像像が
転写される。そして、複数(前記公報において4個)の
感光体ドラム100から順次現像像の転写が行われ、画
像形成が行われる。これらの複数の感光体ドラム100
は、単一のベルト104により駆動されているので、ほ
とんど同期して回転する。
【0006】同様の無端ベルトによって感光体を駆動す
る方式として、特開平10−111586号公報にも、
複数の感光体ドラムの外周面を無端平ベルトにより駆動
する方式が開示されている。
【0007】これらのベルトを用いる方法においては、
ベルトの厚みムラや歯付きベルトなどに用いられるガラ
スやケブラー等の芯材位置ムラ(ゴムベルト内に強度ア
ップのため入れられている芯材のベルト厚み方向位置ム
ラ)によってベルト1周周期の感光体ドラムの回転変動
が発生する。すなわち、厚みムラ、芯材の位置ムラによ
り、ベルトが巻き付くプーリの実質的な回転半径が変化
し、モータ102の軸に固定されたプーリの回転速度が
一定であっても、ベルトの移動速度が変化する。このベ
ルトの移動速度の変化が従動側のプーリ(図17の装置
においては感光体ドラムの外周面)の回転変動となって
現れる。前述のように、用紙は用紙搬送ベルト106上
を搬送され、この搬送中に各感光体ドラム100から現
像像が順次転写されるので、各感光体ドラム100に回
転変動が互いに同期していたとしても、用紙に対して、
すなわち転写するタイミングにおいては同期しておら
ず、各感光体ドラム100からの転写された像が互いに
ずれ、画像品質を劣化させる。カラー印刷においては、
前記転写像相互のずれは、色ずれとなって現れる。
【0008】この画像のずれは、前述したようにベルト
の移動速度の変動が一因である。ベルトの移動速度を時
間で積分した値が、各感光体ドラムの回転角度に対応す
る。よって、ベルト移動速度の変動の振幅が同じであっ
ても、変動の周期が長いと、感光体ドラムの回転角度の
振幅は大きくなる。すなわち、ベルトの周長が長いと振
幅の周期が長くなり、像間のずれが大きくなる。言い換
えれば、ベルトの周長が短い方が像間のずれ、カラー印
刷においては色ずれを低減させることができる。
【0009】以上のように、1個のモータで4個の感光
体を駆動するには、できる限り歯車の個数を抑え、また
ベルト駆動伝達を行う場合にはベルト周長を短くするこ
とが感光体の回転変動を抑える上で望ましい。このよう
な観点で回転変動を低減させる方式が特開平2-129
666号公報に記載されている。この方式は、図18に
示すように、4つの従動プーリ108を2個ずつ組にし
て、組ごとに別のタイミングベルト110a,110b
を駆動プーリ112と掛け渡し、モータ114により駆
動する方式である。これにより1本のベルトを用いて4
個の感光体を駆動する場合より短いベルトを用いること
ができ、ベルト1周周期の回転変動成分を低減すること
が可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、 特開平2-1
29666号公報に記載されている方法は、図18に示
すようにタイミングベルト110a,110bを駆動プ
ーリ112に掛け渡して回転駆動しており、1本のベル
ト110a(または110b)を2つの従動プーリ10
8と駆動プーリ112に引き回す構成となるため、ベル
ト長がそれほどには短くなっていない。また、3個のプ
ーリにベルトを書き渡すため、個々のプーリとベルトの
接触長さが短くなるという問題がある。図18の装置で
はベルトタイトナ116を設け、前記接触長さを増加さ
せているが、これは反面ベルト長を長くしている。この
ように前記公報の装置においては、ベルト長が十分に短
くなっておらず、よって像間のずれを十分に抑制するこ
とができないという問題があった。
【0011】本発明は、前述の問題点を考慮してなされ
たものであり、像間のずれを小さくするために、感光体
ドラムを駆動するベルト長さを短くした画像形成装置を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明にかかる画像形成装置は、表面である感光面
に現像像を担持する複数の感光体ドラムから、記録媒体
に前記現像像を転写し、記録媒体上に画像を形成する画
像形成装置であって、前記複数の感光体ドラムの少なく
とも一つに、二つの略円盤状部材の表面の接触によって
モータの駆動力を伝達する接触式伝達手段と、前記接触
式伝達手段を介して駆動される感光体ドラムからの駆動
力を他の感光体ドラムの一つに、これら二つの感光体ド
ラムに巻渡された巻掛部材を介して伝達し、前記他の感
光体ドラムに対し一つずつ設けられた巻掛式伝達手段
と、を有している。
【0013】接触式伝達手段は、略円盤状部材の接触を
介して駆動力の伝達が行われるので、巻掛式伝達手段の
ように巻掛部材に起因する従動側の回転速度変動を生じ
ることがない。また、巻掛式伝達手段においては、巻掛
け部材が巻き渡される感光体ドラムは二つであるので、
より多くのドラムおよびプーリに巻き渡される場合より
短くなり、従動側の回転速度変動を小さくすることがで
きる。
【0014】本発明が、カラー画像形成装置に適用され
る場合は、感光体ドラムは4個となる。この場合、内側
の2個の感光体ドラムに、接触式伝達手段によりモータ
からの駆動力を伝達し、内側の2個の感光体ドラムか
ら、それぞれ同じ側にある外側の感光体ドラムに対し、
別個に巻掛式伝達手段により駆動力を伝達するように構
成することが好適である。
【0015】前記接触式伝達手段は、モータに駆動され
る摩擦プーリと、前記摩擦プーリに接触し、前記感光体
ドラムの感光面と略同一半径の周面に設けられた摩擦面
と、を有するものとすることができる。この摩擦プーリ
および摩擦面が、略円盤状部材に相当する。
【0016】前記巻掛式伝達手段は、感光体ドラムの感
光面と略同一半径の周面に設けられた巻掛面と、巻掛面
に接触し、二つの感光体ドラムに巻掛けられたベルト
と、を有するものとすることができる。このベルトが巻
掛部材に相当する。
【0017】また、前記接触式伝達手段は、モータに駆
動される歯車と、前記歯車と噛み合い前記感光体ドラム
の感光面と略同一半径の周面に設けられた歯車面とを有
するものとすることができる。
【0018】前記ベルトは、平ベルトとすることができ
る。
【0019】また、前記ベルトは、歯付きベルトとする
ことができ、この場合、前記巻掛面にはベルトの歯に対
応する歯が形成される。
【0020】また、前記巻掛式伝達手段を、前記感光体
ドラムの感光面と略同一半径の周面に設けられた巻掛面
と、前記巻掛面に接触し、二つの感光体ドラムに巻掛け
られたベルトとを有し、さらに前記接触式伝達手段は、
前記感光体ドラムの周面に巻き付いた前記ベルトの背面
に接触するプーリと、を有するものとすることができ
る。
【0021】この場合、ベルトは、平ベルト、内面に歯
が付いた歯付きベルト、背面に歯が付いた歯付きベル
ト、または両面に歯が付いた歯付きベルトとすることが
できる。歯付きベルトとした場合、この歯に対応して巻
掛面、プーリに歯が設けられることになる。
【0022】さらに、前述の各構成のうち、巻掛部材と
して平ベルトを用いるものにあっては、このベルトと巻
掛面の接触弧長に対応する感光体ドラム中心角を180
°以上とすることが好ましい。
【0023】さらに、前記接触式伝達手段の従動側の略
円盤部材は、駆動側の円盤部材に面する周面の位置が、
駆動側の円盤部材に対して移動しないように、その周面
において支持されるようにすることが好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)を、図面に従って説明する。図1は、
カラー画像形成装置の一例の概略構成を示す図である。
色分解の各色、すなわちイエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)およびブラック(Bk)に対応し
て、感光体ドラム10Y,10M,10C,10Bk
が、記録媒体である用紙12の搬送路14に沿って一列
に並んで配置される。なお、符号において数字の後ろに
付く、Y,M,C,Bkは色分解の色と対応し、特に色
を区別して説明する必要がない場合、以降数字のみを記
して説明する。各感光体ドラム10には、それぞれのド
ラムに対応して露光器16Y,16M,16C,16B
kが配置され、感光体ドラム10の表面の感光面に静電
潜像を形成する。静電潜像は感光体ドラム10の回転に
伴って、現像器18Y,18M,18C,18Bkに対
向する位置に移動し、ここで各色に対応したトナーによ
り現像される。これにより、感光体ドラム10の感光面
には、トナー像が形成される。さらに、感光体ドラム1
0が回転し、搬送路14に対向する位置にトナー像が達
すると、用紙トレー20からレジストロール22により
搬送ベルト24上に送られた用紙12に前記トナー像が
転写される。用紙12は、各感光体ドラム10から順次
トナー像を受け、各色の重ね合わせが行われ、用紙12
上にカラー画像が形成される。その後、用紙搬送ベルト
から分離され定着器26に送られ、熱定着などの処理が
施され、画像形成を終了する。一方、感光体ドラム上に
残ったトナーはクリーナ27Y,27M,27C,27
Bkに回収される。
【0025】図2および図3には、本実施形態の画像形
成装置の感光体ドラム駆動機構の概略構成が示されてい
る。図2は、図1と同一方向から見たときの駆動機構を
示し、図3は、図2の上方より見た図が示されている。
4個の感光体ドラムのうち内側の2個、すなわちマゼン
タとシアンの感光体ドラム10M,10Cのそれぞれの
ドラム端部には、その周面に歯が設けられ、歯車面とし
て機能するドラム上歯車28A,28Bが形成されてい
る。このドラム上歯車28A,28Bは、感光体ドラム
10M,10Cに直接、歯を切った構成とすることで、
感光体ドラム10M,10Cの感光面とドラム上歯車2
8A,28Bの相対位置の誤差を低減している。すなわ
ち、これを別体に製作し、後に組み付ける場合の組み付
け誤差を排除している。要求される誤差に応じて、ドラ
ム上歯車28A,28Bを感光体ドラム10M,10C
に直接形成するか、歯車作成後組み付けるかを選択する
ことができる。なお、ドラム上歯車28A,28Bは、
感光体ドラム10M,10Cの感光面と略同一半径上の
周面に有効径がくるように形成されている。
【0026】前述のドラム上歯車28A,28Bの双方
に噛み合うように駆動歯車30が設けられ、駆動歯車3
0はモータ32の出力軸に直接結合されている。また、
他の装置との位置関係によって、駆動歯車30は、歯
車、ベルトなどの伝達機構を介してモータに駆動されて
もよい。
【0027】前述の内側の感光体ドラム10M,10C
と、それぞれに対応した外側の感光体ドラム10Y,1
0Bkとの間に、それぞれ一本の平ベルト34A,34
Bが掛け渡されている。平ベルト34A,34Bは、感
光体ドラム10の感光面と同一面上の巻掛面36Y,3
6M、36C,36Bkに巻き付けられている。感光面
と同一面上に平ベルト34A,34Bを巻き付けること
により、一つのベルトが巻き渡された感光体ドラム10
の組の感光面を確実に同量移動させることができる。さ
らに、本実施形態においては、巻き渡された平ベルト3
4A,34Bのそれぞれの中間に、平ベルトのループの
外側から内側に押しつけるようにベルトタイトナ38
A,38Bが配置され、これによってベルトに張力が加
えられている。また、このベルトタイトナ38A,38
Bによって、感光体ドラム10に対する平ベルト34
A,34Bの巻き付け角度が180°を超える値とな
る。さらに、ベルトタイトナ38A,38Bの表面に
は、図示するように平ベルト34A,34Bの幅に対応
する溝を設け、平ベルト34A,34Bの軸方向の動き
を規制することが好ましい。
【0028】以上の構成により、モータ32の駆動力
は、駆動歯車30、ドラム上歯車28A,28Bを介し
て、内側の感光体ドラム10M,10Cに伝達される。
さらに、感光体ドラム10Mから平ベルト34Aを介し
て感光体ドラム10Yに伝達され、一方、感光体ドラム
10Cからは平ベルト34Bを介して感光体ドラム10
Bkに伝達される。
【0029】本実施形態によれば、平ベルト34A,3
4Bを短くすることができ、ベルト厚みなどのムラによ
る感光体ドラムの回転変動を抑制することができる。ま
た、ベルトタイトナ38A,38Bを設けることによ
り、平ベルト34A,34Bとドラム上の巻掛面36の
接触長さを増すことができ、滑りを抑えることができ
る。
【0030】図4には、他の実施形態の概略構成が示さ
れている。本実施形態において、図2および図3に示す
実施形態の構成と同一の構成については、同一の符号を
付してその説明を省略する。本実施形態では、図2およ
び図3に示す実施形態のドラム上歯車28A,28Bと
駆動歯車30の構成が異なっている。感光体ドラム10
M,10Cの感光面と同一面に摩擦面が設けられ、これ
がドラム上摩擦プーリ40A,40Bを構成している。
また、この摩擦面と接触し、モータ32に駆動される駆
動摩擦プーリ42が設けられている。この構成の場合、
モータ32の駆動力は、駆動摩擦プーリ42とドラム上
摩擦プーリ40A,40Bの表面の摩擦により伝達され
る。好ましくは、摩擦伝達に関与する面、すなわち駆動
摩擦プーリ42の周面およびドラム上摩擦プーリ40
A,40Bの周面である摩擦面は、摩擦係数を高くして
おくことが好ましい。
【0031】図5には、さらに他の実施形態の概略構成
が示されている。本実施形態において、前述の実施形態
と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明
を省略する。本実施形態は、モータ32に駆動される駆
動摩擦プーリ44が、平ベルト34A,34Bの背面、
すなわちドラム上巻掛面36に接する面の反対側の面に
接触している。この場合、駆動摩擦プーリ44は、平ベ
ルト34A,34Bを感光体ドラム10上の巻掛面36
に押しつけるピンチロールとしても機能し、平ベルト3
4A,34Bと巻掛面36の滑りを抑制している。
【0032】図6および図7には、さらに他の実施形態
の概略構成が示されている。本実施形態において、前述
の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付
し、その説明を省略する。本実施形態は、図2および図
3に示される実施形態に対して平ベルト34A,34B
が図8に示されるような歯付きベルト46A,46Bに
替わっている。これに対応して、各感光体ドラム10上
の巻掛面48Y,48M,48C,48Bkには歯が設
けられ、歯付きプーリを構成している。巻掛面48の歯
付きプーリの実効径と感光体ドラムの表面の半径を同一
とすることにより、一つの歯付きベルトが掛け渡された
二つの感光体ドラムの感光体表面を常に同量移動させる
ことができる。また、歯付きベルトを用いることで、ベ
ルトとドラムの滑りにかかる問題を解消することができ
る。
【0033】このように歯付きベルトや、歯車を用いて
駆動力の伝達を行うのは、駆動対象となる感光体ドラム
の回転負荷が大きい場合に適する。感光体ドラムの回転
負荷は、いくつかの負荷要素が存在するが、一番大きな
ものは感光体表面に残留したトナーを回収するクリーナ
の負荷である。クリーナの負荷を低減するには、クリー
ナをブレード方式からロールまたはブラシ方式とするこ
とで感光体ドラムの回転負荷を低減することが可能であ
る。しかし、好ましくはクリーナレス方式を採用する方
がよい。クリーナレス方式の画像形成装置としては、特
開平10−111586などに記載されているものなど
があり、本発明においても適用可能である。
【0034】歯付きベルトを用いた場合、平ベルトのよ
うな滑りを生じることはないが、回転負荷が大きい場合
や過渡的に大きなトルク変動が起きた場合には、歯とび
現象が生じることがある。前記クリーナを設けることで
負荷が上がり歯とび現象が生じる場合には、防止策とし
て巻き付け角度を大きくすることで歯とび現象の問題は
解決できる。本実施形態では、図2および図3の実施形
態と同様の構成のベルトタイトナ38A,38Bを用
い、ベルトの巻き付き角度を大きくして歯とび現象の発
生を抑えている。
【0035】図9および図10には、さらに他の実施形
態の概略構成が示されている。本実施形態において、前
述の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付
し、その説明を省略する。本実施形態は、図5に示され
る実施形態に対して平ベルト34A,34Bが図10に
示されるようなベルトの外周面すなわち背面に歯を有す
る歯付きベルト50A,50Bに替わっている。これに
対応して、図5に示される実施形態においては、摩擦プ
ーリ44であったものが歯付きプーリ52に替わってい
る。巻掛面36は、図5に示す実施形態と同様、感光体
ドラム10の感光面と同一半径を有し、これにより、1
本のベルトが巻き渡された二つの感光体ドラムは、共に
ベルトによって駆動を伝達されることになりこれらの周
面は常に同量移動することとなる。ここでは、感光体ド
ラムは平ベルトと同じ駆動伝達となるので、望ましくは
感光体ドラム回転負荷の小さいクリーナーレス方式の画
像形成装置が良い。また、ベルトタイトナ54A,54
Bについても歯付きベルト50A,50Bの外周に設け
られた歯に対応して歯付きベルト50A,50Bとの接
触面に歯が設けられている。
【0036】さらに、歯付きベルト50A,50Bに替
えて、図11に示すような両歯の歯付きベルト56A,
56Bを用いることもできる。この場合は、両歯ベルト
内側の歯に対応して図7および図8に示した巻掛面48
を有する感光体ドラム56A,56Bを用いる。このよ
うな場合、図6などに示す実施形態のように歯付きベル
ト46A,46Bと歯車30に別個に対応して歯車を形
成する必要がない。
【0037】さらに、前述した各実施形態において、方
歯または両歯の歯付きベルトをはす歯ベルトとすること
もできる。さらに前述した各実施形態において、歯車を
はす歯歯車とすることもできる。これらを単独、または
両方用いることで、歯車の歯のピッチに起因する感光体
ドラムの回転変動を抑制することができる。
【0038】図13には、さらに他の実施形態の構成が
示されている。本実施形態において前述の実施形態と同
様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略
する。本実施形態は、駆動歯車30を介してモータ32
により駆動される回転体ドラム10M,10Cの支持構
造に特徴がある。これらの回転体ドラム10M,10C
は、図14に示すように、その周面を周面支持ローラ5
8によって支持されている。このように支持することに
よって、感光体ドラム10M,10Cの軸が偏心してい
ても、この影響を受けず感光体表面の位置を一定に保つ
ことができる。そして、駆動歯車30とドラム上歯車2
8A,28Bの軸間距離を一定に保つことができる。こ
の周面支持ローラ58により感光体ドラム10を支持す
る場合は、感光体ドラム10の軸の支持を浮動構造とす
ることが望ましい。すなわち、感光体ドラムの軸を支持
する軸受を、さらに周面支持ローラの配列方向(本実施
形態では水平方向)に移動可能なように支持する構成を
取ることが望ましい。この構成は、感光体ドラム10の
軸受を、移動方向に沿って配置されたレール上に支持す
ることによって達成される。
【0039】図15は、図17の装置のように、4個の
感光体ドラム10を一つのベルトで駆動したときの感光
体の位置変動を示す図である。一方、図16は、図2に
示す実施形態により4個の感光体ドラム10を駆動した
ときの感光体の位置変動である。図示するように、本実
施形態によって位置変動が低減されることが理解され
る。
【0040】なお、前述の各実施形態は、図1に示すよ
うに感光体ドラム10から用紙に直接現像像を転写する
構成に基づいて説明したが、感光体ドラム10から一
旦、一つまたは複数の中間転写体を介して用紙などの記
録媒体に画像を形成する装置にも適用可能である。ま
た、本実施形態では、4色のカラー画像形成装置につい
て説明したが、複数の回転体ドラムを有する画像形成装
置であれば、本発明を適用することが可能である。
【0041】また、前述の各実施形態は、巻掛式伝達手
段として平ベルトまたは歯付きベルトを用いたが、他の
手段、例えばVベルト、チェーンを用いることも可能で
ある。また、接触式伝達手段として、摩擦プーリまたは
歯車を用いたが、二つの回転体の周面付近の接触によっ
て伝達を行うものであれば、どのようなものであっても
よい。
【0042】以上、本実施形態によれば、ベルト長さを
短くすることで、感光体の回転に生じるベルト1周周期
の変動成分を、長い場合に比べ、同じベルト厚みムラが
生じていても低減することが可能となる。
【0043】また、ベルトが感光体ドラムへ巻き付く角
度は、2つの感光体ドラムのみに巻きかけることによ
り、1つの感光体ドラムに対し180°の巻き付け角度
を得ることができる。さらに、ベルトタイトナを付加す
ることで、180°を超える巻き付け角度を得ることも
できる。また、同じベルト張力を与えた場合でも、感光
体ドラムとベルトとの接触圧力を上げることができ、滑
りに対し有効な摩擦力を与えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 タンデム型カラー画像形成装置の概略構成を
示す図である。
【図2】 本実施形態の感光ドラムの駆動機構の概略構
成を示す図である。
【図3】 本実施形態の概略構成を示す図であり、図2
を上方より見たときの図である。
【図4】 他の実施形態の概略構成を示す図である。
【図5】 さらに他の実施形態の概略構成を示す図であ
る。
【図6】 さらに他の実施形態の概略構成を示す図であ
る。
【図7】 図6に示す実施形態の歯付きベルトを取り去
った状態を示す図である。
【図8】 図6に示す実施形態の歯付きベルトを示す図
である。
【図9】 さらに他の実施形態の概略構成図である。
【図10】 図9に示す実施形態の歯付きベルトを示す
図である。
【図11】 両歯ベルトを示す図である。
【図12】 はす歯ベルトを示す図である。
【図13】 さらに他の実施形態の概略構成を示す図で
ある。
【図14】 図13の実施形態の感光体ドラムの支持状
態を示す図である。
【図15】 従来の装置の感光体の位置変動を示す図で
ある。
【図16】 本実施形態の感光体の位置変動を示す図で
ある。
【図17】 従来のタンデム型カラー画像形成装置の駆
動機構の概略構成を示す図である。
【図18】 従来のタンデム型カラー画像形成装置の駆
動機構の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
10(10Y,10M,10C,10Bk) 感光体ド
ラム、28A,28Bドラム上歯車(接触式伝達手
段)、30 駆動歯車(接触式伝達手段)、34A,3
4B 平ベルト(巻掛式伝達手段)、36(36Y,3
6M,36C,36Bk) 巻掛面(巻掛式伝達手
段)、40A,40B ドラム上摩擦プーリ(接触式伝
達手段)、42,44 駆動摩擦プーリ(接触式伝達手
段)、46A,46B 歯付きベルト(巻掛式伝達手
段)、48(48Y,48M,48C,48Bk) 巻
掛面(巻掛式伝達手段)、50A,50B 歯付きベル
ト(巻掛式伝達手段、接触式伝達手段)、52 歯付き
プーリ(接触式伝達手段)、56A,56B 歯付きベ
ルト(巻掛式伝達手段、接触式伝達手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 武史 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 長尾 剛次 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 Fターム(参考) 2H030 AA01 AB02 BB53 2H035 CA07 CB01 CG03 2H071 CA02 CA05 EA18

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面である感光面に現像像を担持する複
    数の感光体ドラムから、記録媒体に前記現像像を転写
    し、記録媒体上に画像を形成する画像形成装置であっ
    て、 前記複数の感光体ドラムの少なくとも一つに、二つの略
    円盤状部材の表面の接触によってモータの駆動力を伝達
    する接触式伝達手段と、 前記接触式伝達手段を介して駆動される感光体ドラムか
    らの駆動力を他の感光体ドラムの一つに、これらの感光
    体ドラムに巻き渡された巻掛部材を介して伝達し、前記
    他の感光体ドラムに対し一つずつ設けられた巻掛式伝達
    手段と、を有する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記感光体ドラムは4個であり、 前記接触式伝達手段は、内側の2個の感光体ドラムにモ
    ータの駆動力を伝達し、 前記巻掛式伝達手段は、内側2個と外側2個の感光体ド
    ラムの互いに同じ側にある感光体ドラムどうし、内側か
    ら外側に駆動力を伝達する、画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の画像形成装置
    において、 前記接触式伝達手段は、モータに駆動される摩擦プーリ
    と、前記摩擦プーリに接触し、前記感光体ドラムの感光
    面と略同一半径の周面に設けられた摩擦面と、を有し、 前記巻掛式伝達手段は、感光体ドラムの感光面と略同一
    半径の周面に設けられた巻掛面と、巻掛面に接触し、二
    つの感光体ドラムに巻掛けられたベルトと、を有する画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の画像形成装置
    において、 前記接触式伝達手段は、モータに駆動される歯車と、前
    記歯車と噛み合い前記感光体ドラムの感光面と略同一半
    径の周面に設けられた歯車面と、を有し、 前記巻掛式伝達手段は、前記感光体ドラムの感光面と略
    同一半径の周面に設けられた巻掛面と、前記巻掛面に接
    触し、二つの感光体ドラムに巻掛けられたベルトと、を
    有する、画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の画像形成装置
    において、前記ベルトは平ベルトであり、前記巻掛け面
    は円筒面である、画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項3または4に記載の画像形成装置
    において、前記ベルトは歯付きベルトであり、前記巻掛
    面は前記ベルトの歯に対応する歯を有する、画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1または2に記載の画像形成装置
    において、 前記巻掛式伝達手段は、前記感光体ドラムの感光面と略
    同位置の半径の周面に設けられた巻掛面と、前記巻掛面
    に接触し、二つの感光体ドラムに巻掛けられたベルト
    と、を有し、 前記接触式伝達手段は、前記感光体ドラムの周面に巻き
    付いた前記ベルトの背面と、これに接触するプーリと、
    を有する、画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の画像形成装置におい
    て、前記ベルトは平ベルトであり、前記プーリは摩擦プ
    ーリである、画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の画像形成装置におい
    て、前記ベルトは、内面に歯が設けられた歯付きベルト
    であり、前記巻掛面には、前記ベルトの歯に対応する歯
    が設けられている、画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項7または9に記載の画像形成装
    置において、前記ベルトは、背面に歯が設けられた歯付
    きベルトであり、前記プーリは、前記ベルトの歯に対応
    する歯が設けられている、画像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項5または8に記載の画像形成装
    置であって、前記ベルトと巻掛面の接触弧長に対応する
    感光体ドラム中心角が180°以上である、画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、前記接触式伝達手段の従動側の略円盤部材は、駆動
    側の円盤部材に面する周面の位置が、駆動側の円盤部材
    に対して移動しないように、その周面において支持され
    る、画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010122551A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Kyocera Mita Corp カラー画像形成装置
US8903279B2 (en) 2012-03-21 2014-12-02 Ricoh Company, Ltd. Drive unit and image forming apparatus including same

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