JP2000266146A - ベルトの張力調整方法、ベルトの張力調整機構、この機構を備えたプリンタ装置、およびベルトの張力調整用ジグ - Google Patents

ベルトの張力調整方法、ベルトの張力調整機構、この機構を備えたプリンタ装置、およびベルトの張力調整用ジグ

Info

Publication number
JP2000266146A
JP2000266146A JP11075388A JP7538899A JP2000266146A JP 2000266146 A JP2000266146 A JP 2000266146A JP 11075388 A JP11075388 A JP 11075388A JP 7538899 A JP7538899 A JP 7538899A JP 2000266146 A JP2000266146 A JP 2000266146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
tension
roller
adjusting
tension roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11075388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3615079B2 (ja
Inventor
Yasuyoshi Yamanaka
康誉 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, Fujitsu Peripherals Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP07538899A priority Critical patent/JP3615079B2/ja
Publication of JP2000266146A publication Critical patent/JP2000266146A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3615079B2 publication Critical patent/JP3615079B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H7/10Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley
    • F16H7/12Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley of an idle pulley
    • F16H7/1254Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley of an idle pulley without vibration damping means
    • F16H7/1263Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley of an idle pulley without vibration damping means where the axis of the pulley moves along a substantially straight path
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0863Finally actuated members, e.g. constructional details thereof
    • F16H2007/0874Two or more finally actuated members

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】大きなバネを用いる必要を無くしつつ、ベルト
駆動装置のベルトの初期張力を所定の適正な値に正確に
設定できるようにする。 【解決手段】ベルト駆動装置4のベルト42にテンショ
ンローラ1を押しつけることにより、ベルト42の張力
を調整する、ベルトの張力調整方法であって、テンショ
ンローラ1を弾性部材23が組み込まれた支持機構2に
支持させておき、ベルト42にテンションローラ1を押
しつけるときに、テンションローラ1がベルト42から
受ける反力によって弾性部材23を変形させ、かつテン
ションローラ1を、弾性部材23の変形量が所定量とな
る位置に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、たとえばプリン
タ装置のプラテンローラを駆動するためのベルト駆動装
置や、その他のベルト駆動装置に用いられているベルト
の張力、とくに初期張力を所定の適正な値に調整するた
めの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のベルトの張力調整機構の一例を図
13に示す。このベルトの張力調整機構は、一対のプー
リ90a,90bに無端状のベルト91を巻き掛けたベ
ルト駆動装置において、テンションローラ92を移動可
能に支持する支持部材93にコイルバネ94を連結する
ことにより、このコイルバネ94の力Fを利用してテン
ションローラ92をベルト91に押しつけるようにした
ものである。コイルバネ94としては、引張バネに代え
て、たとえば特開平9−100885号公報に記載され
ているように圧縮バネが用いられる場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のベルトの張力調整機構においては、次のような不具
合があった。
【0004】すなわち、ベルト駆動装置は、その使用初
期の段階からベルトの張力が所定の適正な値に設定され
ていることが要請される。たとえば、図13に示したベ
ルト駆動装置がプリンタ装置の印字用のプラテンローラ
の駆動に用いられる場合において、ベルト91の張力が
不足していると、駆動回転側のプーリ90aの回転を停
止させても、プラテンローラの慣性力によってベルト9
1が伸縮し、暫くの間はプラテンローラに揺れ動作を生
じる。これでは、プラテンローラの回転停止直後に記録
紙への印字動作を行おうとしても、記録紙が揺れている
ために、適切な印字処理を行うことが困難となる。その
一方、ベルトの張力が過大であると、ベルト駆動装置の
駆動源が過負荷状態となったり、あるいはベルトの寿命
が短くなるといった事態を招いてしまう。
【0005】これに対し、上記従来のベルトの張力調整
機構は、コイルバネ94の力を利用してテンションロー
ラ92をベルト91に押しつける構造に過ぎないため
に、ベルト91の初期張力を所定の適正な値に設定する
ことは、次に述べるように難しいものとなっていた。す
なわち、従来において、ベルト91の張力を所定の値に
設定するには、コイルバネ94の力Fを所定の値にする
必要があり、そのためには、コイルバネ94が張力調整
機構に組み込まれた状態においてこのコイルバネ94が
所定の長さに設定されていなければならない。コイルバ
ネ94の長さが変化すると、上記力Fも変化するからで
ある。ところが、ベルト駆動装置を実際に製作する場合
には、コイルバネ94が取付けられる部分に寸法誤差を
生じる場合があり、このようなことに起因してコイルバ
ネ94を所定の長さに設定することができない場合があ
る。また、ベルト91の長さや、2つのプーリ90a,
90bの間隔に寸法誤差がある場合には、ベルト91の
軌道が本来の軌道とは相違することに起因して、テンシ
ョンローラ92とベルト91とが互いに当接する位置が
ずれてしまう場合もある。このような場合にも、コイル
バネ94を所定の長さに設定することが困難となる。こ
のため、従来においては、テンションローラ92に作用
するコイルバネ94の力Fを所定の値に設定することが
できず、その結果ベルト91の張力を所定の値に設定す
ることが難しいものとなっていたのである。
【0006】また、従来においては、コイルバネ94の
伸縮を利用して、テンションローラ92をベルト91に
向けて移動させている。したがって、コイルバネ94と
しては、比較的大きなサイズのものを用いる必要があ
り、その取付スペースを確保するのに苦慮する場合もあ
った。
【0007】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、大きなバネを用いる必要を無く
しつつ、ベルト駆動装置のベルトの初期張力を所定の適
正な値に正確に設定できるようにすることをその課題と
している。
【0008】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0009】本願発明の第1の側面によれば、ベルトの
張力調整方法が提供される。このベルトの張力調整方法
は、ベルト駆動装置のベルトにテンションローラを押し
つけることにより、上記ベルトの張力を調整する、ベル
トの張力調整方法であって、上記テンションローラを弾
性部材が組み込まれた支持機構に支持させておき、上記
ベルトに上記テンションローラを押しつけるときに、上
記テンションローラが上記ベルトから受ける反力によっ
て上記弾性部材を変形させ、かつ上記テンションローラ
を、上記弾性部材の変形量が所定量となる位置に設定す
ることに特徴づけられる。
【0010】本願発明の第1の側面によって提供される
ベルトの張力調整方法においては、テンションローラを
ベルトに押しつけたときに発生するベルトの反力と弾性
部材の変形量とを互いに対応した関係にすることがで
き、この弾性部材の変形量が所定量となる位置にテンシ
ョンローラを設定すれば、ベルトの長さやベルト駆動装
置の各部の寸法誤差などにはなんら関係なく、ベルトの
反力の大きさを所定の値にすることができる。その一
方、上記したベルトの反力とベルトの張力とは密接に関
連しており、ベルトの反力を一定の値にすることによっ
て、ベルトの張力を所望の値に設定することが可能であ
る。したがって、ベルトの初期張力を所定の値に設定す
ることが、従来よりも容易かつ正確に行うことができ
る。
【0011】また、本願発明の第1の側面においては、
弾性部材は、従来とは異なり、テンションローラをベル
トに向けて移動させるために利用されているのではな
く、ベルトの反力の大きさを判断するための部材として
用いられている。したがって、弾性部材としては、たと
えば皿バネやその他のバネなど、単位体積当たりの蓄積
エネルギの大きな弾性部材を用いることによって、その
サイズを小さくすることも可能となる。
【0012】本願発明の好ましい実施の形態では、上記
支持機構には、上記テンションローラの移動操作を行う
ための操作部材が組み込まれており、かつ上記テンショ
ンローラの位置設定後には、その位置に上記テンション
ローラを固定し、その後上記支持機構から上記操作部材
と上記弾性部材とを取り外す。
【0013】このような構成によれば、ベルトの初期張
力を所定の値に維持させたまま、支持機構に組み込まれ
ている部品の点数を少なくすることができ、ベルト駆動
装置の周辺構造の簡素化や、ベルト駆動装置が組み込ま
れている装置または機器の軽量化を図ることが可能とな
る。また、支持機構から取り外した操作部材や弾性部材
は、たとえば他のベルト駆動装置のベルトの張力調整作
業や、元のベルト駆動装置のベルトの張力を再調整する
のに用いることも可能となる。
【0014】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記ベルトに上記テンションローラを押しつける動作
は、上記テンションローラとは別に設けられたベルト長
さ調整ローラを上記ベルトに押しつけることにより行
う。
【0015】このような構成によれば、テンションロー
ラをベルトに対して積極的に押し進めてゆく必要はな
く、ベルトとテンションローラとの相対的な移動量を少
なくすることができる。このため、ベルトの長さが本来
の長さとはかなり相違した長さであっても、それには関
係なく、テンションローラに対するベルトの巻付角に大
きな狂いが生じないようにできる。テンションローラに
対するベルトの巻付角および反力を所定の値にすれば、
ベルトの張力をより高精度に所定の値に設定することが
可能となる。
【0016】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記ベルト長さ調整ローラは、このベルト長さ調整ロー
ラの移動操作を行うための操作部材を有する支持機構に
支持されており、かつ上記テンションローラの位置設定
後には、上記テンションローラと上記ベルト長さ調整ロ
ーラとの位置を固定し、その後上記操作部材と上記弾性
部材とを上記各支持機構から取り外す。
【0017】このような構成によれば、ベルトの初期張
力に狂いを生じさせないようにして、支持機構に組み込
まれている部品の点数を少なくし、ベルト駆動装置の周
辺構造の簡素化や軽量化を図ることができる。また、操
作部材や弾性部材を、他のベルト駆動装置のベルトの張
力調整作業に用いるといったことも可能となる。
【0018】本願発明の第2の側面によれば、ベルトの
張力調整機構が提供される。このベルトの張力調整機構
は、ベルト駆動装置のベルトに押しつけられるテンショ
ンローラと、このテンションローラを位置調整可能に支
持する支持機構と、を具備している、ベルトの張力調整
機構であって、上記支持機構は、上記テンションローラ
が上記ベルトに押しつけられたときに上記ベルトからの
反力を受けて変形する弾性部材と、この弾性部材の変形
量が所定量を超えないように上記弾性部材の変形量を規
定する規定手段と、を有していることに特徴づけられ
る。
【0019】本願発明の好ましい実施の形態では、上記
ベルトに押しつけるための位置調整可能なベルト長さ調
整ローラを具備している。
【0020】本願発明の第2の側面によって提供される
ベルトの張力調整機構は、本願発明の第1の側面によっ
て提供されるベルトの張力調整方法を実施するのに好適
に利用することができる。とくに、弾性部材の変形量を
規定する規定手段が設けられていることにより、弾性部
材の変形量が所定量を超えないようにできるために、テ
ンションローラを所定の位置へ設定する作業の確実化お
よび容易化を図ることができる。
【0021】本願発明の好ましい実施の形態では、上記
弾性部材は、上記反力によって圧縮変形するバネであ
る。
【0022】このような構成によれば、伸び変形を生じ
る弾性部材を用いる場合と比較すると、弾性部材のサイ
ズを小さくするのにより有利となる。
【0023】本願発明の第3の側面によれば、プリンタ
装置が提供される。このプリンタ装置は、印字用のプラ
テンローラと、このプラテンローラに回転力を付与する
ベルト駆動装置と、を具備している、プリンタ装置であ
って、上記ベルト駆動装置には、本願発明の第2の側面
によって提供されるベルトの張力調整機構が設けられて
いることに特徴づけられる。
【0024】本願発明の第3の側面によって提供される
プリンタ装置においては、印字用のプラテンローラに回
転力を付与するベルト駆動装置のベルトの張力を所定の
適正な値に設定することができるために、ベルト駆動装
置の駆動源に過負荷を生じさせることはない。また、ベ
ルト駆動装置を停止させたときには即座にプラテンロー
ラを静止させることができ、このプラテンローラにベル
トの弛みに起因する揺れが生じないようにできる。した
がって、プラテンローラの回転停止時に適切な印字処理
を行うことが可能となる。
【0025】本願発明の第4の側面によれば、ベルトの
張力調整用ジグが提供される。このベルトの張力調整用
ジグは、ベルト駆動装置のベルトに押しつけられるテン
ションローラを位置調整可能に支持する支持機構に、取
外し可能に組み込まれて使用される、ベルトの張力調整
用ジグであって、上記テンションローラが移動するよう
に上記支持機構を動作させるための操作部材と、上記ベ
ルトに上記テンションローラが押しつけられたときに上
記ベルトからの反力によって変形を生じさせるための弾
性部材と、を具備して構成されていることに特徴づけら
れる。
【0026】本願発明の第5の側面によれば、ベルトの
張力調整用ジグが提供される。このベルトの張力調整用
ジグは、ベルト駆動装置のベルトに押しつけられるテン
ションローラとベルト長さ調整ローラとのそれぞれを位
置調整可能に支持する支持機構に、取外し可能に組み込
まれて使用される、ベルトの張力調整用ジグであって、
上記ベルト長さ調整ローラが移動するように上記支持機
構を動作させるための操作部材と、上記ベルトに上記テ
ンションローラが押しつけられたときに上記ベルトから
の反力によって変形を生じさせるための弾性部材と、を
具備して構成されていることに特徴づけられる。
【0027】本願発明の第4の側面および第5の側面に
よって提供されるベルトの張力調整用ジグは、所定の支
持機構に組み込むことにより、本願発明の第1の側面に
よって提供されるベルトの張力調整方法を実施するのに
好適に利用することができる。
【0028】本願発明のその他の特徴および利点につい
ては、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明
らかになるであろう。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0030】図1は、本願発明に係るプリンタ装置の一
例を示す要部説明図である。図2は、本願発明に係るベ
ルトの張力調整機構の一例を示す要部説明図である。図
3は、図2のIII −III 断面図である。図4は、ベルト
の張力調整工程の一例を示す要部説明図である。図5
は、ベルトの張力調整機構からジグを取り外した状態を
示す要部説明図である。
【0031】図1において、本実施形態のプリンタ装置
Pは、インパクトプリンタ装置(ドットラインプリンタ
装置)として構成されたものであり、印字ヘッド30を
有するシャトルユニット31、印字ヘッド30に対向す
るプラテンローラ34、およびプラテンローラ34に回
転力を付与するためのベルト駆動装置4を具備して構成
されている。ベルト駆動装置4には、本発明が適用され
たベルトの張力調整機構Kが設けられている。
【0032】シャトルユニット31は、水平なガイドロ
ッド32の長手方向(図1の紙面と直交する方向)に往
復動自在である。シャトルユニット31の往復駆動源
は、たとえばシャトルユニット31の底部に設けられた
複数の磁石36aと、シャトルユニット31の下方のフ
レーム33に取り付けられた複数の電磁コイル36bと
を組み合わせて構成されたリニアモータ36である。プ
リンタ装置Pは、プラテンローラ34と印字ヘッド30
との間に供給されてくる記録紙35を、プラテンローラ
34によって印字行間方向に一定寸法ずつ間欠送りする
ことにより、その記録紙35の停止中にシャトルユニッ
ト31が水平移動して記録紙35への1行分の画像の印
字出力を行うように構成されたものである。
【0033】ベルト駆動装置4は、2つのプーリ40,
41に無端状のベルト42を掛け回した構成を有してい
る。プーリ40は、図示しないモータの駆動軸に取り付
けられており、駆動回転自在である。プーリ41は、プ
ラテンローラ34の軸部に取り付けられている。
【0034】次に、図2および図3を参照しつつ、ベル
トの張力調整機構Kの構成について説明する。この張力
調整機構Kは、テンションローラ1と、このテンション
ローラ1を支持する支持機構2とを具備して構成されて
いる。支持機構2は、支持板20、プリンタ装置Pのシ
ャシとしての固定板21、操作用ネジ体22、バネ2
3、および3枚のワッシャ24a〜24cを具備して構
成されている。
【0035】支持板20は、テンションローラ1を支持
するためのものであり、図3によく表れているように、
テンションローラ1が回転可能に外嵌されている軸10
がこの支持板20に固定して取り付けられている。支持
板20には、上下方向に間隔を隔てた2つのネジ孔26
aが設けられており、各ネジ孔26aには、固定板21
に設けられた上下方向に延びる2つの長孔21aにそれ
ぞれ挿通しているネジ体27が螺合している。このよう
な構造により、支持板20は、ネジ体27の締付けによ
る固定板21への固定と、ネジ体27の締付け解除によ
る上下方向の移動とが選択的に行えるようになってい
る。テンションローラ1は、支持板20に支持されてい
ることにより、図2によく表れているように、2つのプ
ーリ40,41間におけるベルト42の上下2つの軌道
のうち、ベルト42の弛み側である下側の軌道部分にお
いて、ベルト42の下向き面に対向している。
【0036】操作用ネジ体22、バネ23、および3枚
のワッシャ24a〜24cは、本願発明に係るベルトの
張力調整用ジグの一例に相当する部品群である。操作用
ネジ体22は、本願発明でいう操作部材の一例に相当す
るものであり、先端にネジ部22aを有する軸部22b
と頭部22cとを有している。固定板21には、ベルト
42の上側の軌道よりも上方に位置する水平部21bが
折り曲げ加工などによって連設されているとともに、こ
の水平部21bには上下方向に貫通した孔部21cが設
けられている。操作用ネジ体22の軸部22bは、孔部
21cに対してその上方から挿通しているとともに、そ
のネジ部22aは、支持板20の水平状の上部20aに
設けられているネジ孔26bに螺合している。このた
め、ネジ体27を緩めることにより、固定板21に対す
る支持板20の固定状態を解除しても、支持板20が下
方へ落下することはなく、操作用ネジ体22によって支
持板20の支持および位置決めを図ることができる。ま
た、操作用ネジ体22の頭部22cを操作してこの操作
用ネジ体22を回転させることにより、支持板20およ
びテンションローラ1を上下方向に移動させることも可
能である。
【0037】バネ23は、本願発明でいう弾性部材の一
例に相当するものであり、本実施形態においてはたとえ
ば短寸の圧縮コイルバネが用いられている。ただし、こ
れに代えて、後述するように皿バネやその他のバネを用
いることも可能である。バネ23は、2枚のワッシャ2
4a,24bの間に挟み込まれるようにして操作用ネジ
体22の軸部22bに外嵌している。ワッシャ24a
は、操作用ネジ体22の頭部22cの下面に当接してい
る。ワッシャ24bは、固定板21の水平部21bの上
面上に配されている。したがって、バネ23は、操作用
ネジ体22が下向きの力を受けると、その力に見合った
量だけ2枚のワッシャ24a,24b間において圧縮変
形(弾性変形)するようになっている。ワッシャ24c
は、バネ23を囲むようにして2枚のワッシャ24a,
24bの間に介装されている。ワッシャ24a,24c
の間には、寸法Lの隙間が設けられており、操作用ネジ
体22はこの隙間の寸法分だけバネ23を圧縮させなが
ら下降できるようになっている。ワッシャ24a,24
cが互いに当接して隙間が無くなると、もはやそれ以上
は操作用ネジ体22を下降させることはできず、バネ2
3のそれ以上の圧縮変形は阻止されるようになってい
る。本願発明でいう弾性部材の変形量を規定する規定手
段は、本実施例においては、上記したような複数枚のワ
ッシャ24a〜24cを組み合わせた機構により構成さ
れている。
【0038】次に、上記したベルトの張力調整機構Kを
用いて、ベルト42の張力調整を行う方法の具体例につ
いて説明する。
【0039】まず、図2および図3に示した構成におい
て、2つのネジ体27を緩めておくことにより、固定板
21に対する支持板20の固定状態を解除しておく。次
いで、操作用ネジ体22を操作して回転させることによ
り、支持板20を矢印N1に示す方向に上昇させ、テン
ションローラ1をベルト42に向けて押し進めてゆく。
テンションローラ1の上昇に伴ってベルト42が緊張し
てゆくと、ベルト42からテンションローラ1に対して
はベルト42の張力に見合った大きさの下向きの反力R
が作用する(図2)。すると、バネ23は、上記反力R
を受けて上記反力Rの大きさに対応する分量だけ、2つ
のワッシャ24a,24b間において圧縮変形すること
となる。
【0040】テンションローラ1を上昇させるに連れ
て、ベルト42の張力および反力Rは増大するために、
これに伴ってバネ23の圧縮変形量もそれに対応して増
大し、ワッシャ24a,24cの隙間の寸法Lは徐々に
小さくなる。そこで、図4に示すように、ワッシャ24
a,24cが互いに当接するようにバネ23が所定量だ
け圧縮変形すると、その時点で操作用ネジ体22の回転
操作を終了し、テンションローラ1をその時点の位置に
止めさせる。このようにすれば、ベルト42は、バネ2
3を図2に示した寸法Lだけ圧縮させる反力Rを発揮す
るように緊張した状態となり、ベルト42の張力を所定
の適正な値に設定することが可能となる。バネ23のバ
ネ定数と圧縮変形量との積は、反力Rに等しい関係にあ
るために、バネ23のバネ定数と上記隙間の寸法Lとを
選択することにより、ベルト42の反力R、ひいてはベ
ルト42の張力を所望の値に正確に設定することができ
るのである。バネ23は、ベルト42の反力Rによって
適当量だけ弾性変形するものであればよいから、バネ2
3としては比較的小さなサイズのものを用いることがで
きる。
【0041】テンションローラ1を上記した位置に配置
させた後には、2つのネジ体27を締付けることによ
り、支持板20を固定板21に固定させる。これによ
り、テンションローラ1の位置ずれを防止することがで
き、ベルト42の張力を所定の値に維持しておくことが
できる。このようにして支持板20を固定させれば、も
はやベルト42の張力設定に用いられたジグ、すなわち
操作用ネジ体22、バネ23、および3枚のワッシャ2
4a〜24cは必要ない。したがって、これらの部品に
ついては、図5に示すように、支持板20や固定板21
から取り外す。このようにすれば、ベルト駆動装置4の
周辺に組み付けられている部品の数を少なくすることが
でき、プリンタ装置Pの軽量化や構造の簡素化を図るこ
とができる。また、支持板20や固定板21から取り外
された操作用ネジ体22、バネ23、および3枚のワッ
シャ24a〜24cは、他のプリンタ装置のベルト駆動
装置のベルト調整に利用することも可能となる。
【0042】ただし、上記した部品類(ジグ)22,2
3,24a〜24cを、支持板20や固定板21から取
り外すことなく、それらの部品類を支持板20や固定板
21に組み付けたままにしてもかまわない。上記した部
品類は、いずれもそのサイズは小さく、かつ軽量であ
り、とくにバネ23は、従来用いられていたコイルバネ
と比較すると格段に小さいために、上記した部品類を支
持板20や固定板21に組み付けたままであっても、そ
れらの部品類がスペース的および重量的な面においてプ
リンタ装置Pに大きな不利益を生じさせる虞れは少ない
からである。
【0043】上記した方法により、ベルト42の初期張
力を所定の適正な値に設定すると、ベルト42の初期張
力が不足している場合とは異なり、ベルト駆動装置4の
プーリ40の駆動回転を停止させた際に、ベルト42に
大きな伸縮あるいは振動を生じさせないようにして上記
ベルト42を直ちに静止させることが可能となる。した
がって、図1に示したプリンタ装置Pにおいて、プラテ
ンローラ34を間欠回転させながら、その回転停止中に
記録紙35への印字処理を行う場合に、プラテンローラ
34に揺れ動作が生じないようにして、適切な印字処理
が行えることとなる。もちろん、ベルト42の張力が過
大である場合とは異なり、ベルト駆動装置4の駆動源に
過負荷を生じさせることもない。
【0044】プリンタ装置Pを長期間にわたって使用す
ると、ベルト42の材質によっては、ベルト42が伸び
てしまい、ベルト42の張力が不足気味になる場合があ
る。このような場合には、上記した操作用ネジ体22、
バネ23、および3枚のワッシャ24a〜24cからな
るジグを、支持板20や固定板21に再度組み込んでか
ら、固定板21に対する支持板20の固定状態を解除
し、上述したのと同様な方法によるベルト42の張力調
整を行えばよい。このようにすれば、ベルト42の張力
を再度所定の適正な値に設定することができる。操作用
ネジ体22、バネ23、および3枚のワッシャ24a〜
24cからなるジグは、プリンタ装置Pのメンテナンス
を行う者が保管、所持しておけばよく、上記ジグは、プ
リンタ装置Pまたはベルト駆動装置4のメンテナンス用
のジグとしても利用できることとなる。
【0045】図6は、本願発明に係るベルトの張力調整
機構の他の例を示す要部説明図である。図7は、図6の
要部拡大断面図である。図8は、図6のVIII−VIII断面
図である。図9は、図6のIX−IX断面図である。図10
は、ベルトの張力調整工程の他の例を示す要部説明図で
ある。図11は、図10の要部拡大断面図である。図1
2は、ベルトの張力調整機構からジグを取り外した状態
を示す要部説明図である。なお、図6以降の図において
は、先の実施形態と同一または類似の部品または部位に
は、同一符号を付しており、その説明は省略する。
【0046】図6に示すベルトの張力調整機構Kaは、
テンションローラ1、このテンションローラ1を支持す
る支持機構2A、ベルト長さ調整ローラ5、およびこの
ベルト長さ調整ローラ5を支持する支持機構6を具備し
て構成されている。
【0047】支持機構2Aの概略構成は、先の実施形態
の支持機構2と共通している。ただし、この支持機構2
Aには、上記した操作用ネジ体22に代えて、ピン29
が組み込まれており、この点において先の実施形態の支
持機構2とはその構成が相違している。より具体的に
は、ピン29は、図7によく表れているように、固定板
21の水平部21bに設けられている孔部21cと支持
板20の上部20aに設けられている孔部26cとに一
連に挿通した軸部29aを有しており、この軸部29a
の先端部が、C形またはE形などの止め輪28によって
支持板20の上部20aに抜け止め状態に連結されてい
る。ピン29の頭部29bと固定板21の水平部21b
との間には、バネ23を挟み込んだワッシャ24a,2
4b、およびバネ23を囲むワッシャ24cが設けられ
ている。
【0048】ベルト長さ調整ローラ5は、図6によく表
れているように、テンションローラ1と同様にベルト4
2に押しつけるためのものであり、たとえばベルト42
の上下2つの軌道のうち、テンションローラ1が設けら
れていない上側の軌道部分において、ベルト42の下向
き面に対向するように設けられている。支持機構6は、
支持板60と操作用ネジ体61とを具備して構成されて
いる。図9によく表れているように、支持板60には、
ベルト長さ調整ローラ5の軸部50が取付けられてい
る。支持板60は、2つのネジ孔62a,62aを有し
ており、各ネジ孔62aには、固定板21に設けられた
上下方向に伸びる2つの長孔21dにそれぞれ挿通して
いるネジ体63が螺合している。このため、支持板60
は、ネジ体63の締付けとその解除とによって、支持板
20と同様に、固定板21への固定と上下方向の移動と
が選択的に行えるようになっている。
【0049】操作用ネジ体61は、頭部61aとネジ軸
部61bとを有している。図7によく表れているよう
に、ネジ軸部61bは、固定板21の水平部21bに設
けられている孔部21eに対してその上方から挿通して
いるとともに、支持板60の上部60aに設けられてい
るネジ孔62bに螺合している。頭部61aは、水平部
21bの上面に当接している。このため、支持板60は
操作用ネジ体61によって支持されている。また、操作
用ネジ体61を回転させることにより、支持板60およ
びベルト長さ調整ローラ5を上下方向に移動させること
が可能となっている。
【0050】次に、上記したベルトの張力調整機構Ka
を用いて、ベルト42の張力調整を行う方法の具体例に
ついて説明する。
【0051】まず、図6および図7に示した構成におい
て、予め2つずつのネジ体27,63を緩めておき、2
つの支持板20,60を上下方向に移動可能にしてお
く。次いで、操作用ネジ体61を操作して回転させるこ
とにより、支持板60を矢印N2に示す方向に上昇さ
せ、ベルト長さ調整ローラ5を同方向に移動させる。た
とえば、ベルト42の長さが適正ではなく、ベルト42
が長過ぎる場合には、ベルト駆動装置4の初期状態にお
いてベルト42に大きな弛みが存在するが、このような
ベルト42の弛みは、ベルト長さ調整ローラ5がベルト
42に向けて押し進められることによって解消されるこ
ととなる。
【0052】ベルト42の弛みが解消された後において
も、ベルト長さ調整ローラ5をさらに上昇させると、ベ
ルト42は緊張し始めるために、ベルト42の一部分は
テンションローラ1に徐々に押しつけられることとな
る。したがって、テンションローラ1を積極的に移動さ
せなくても、テンションローラ1をベルト42に向けて
押し進めるのと同様な作用が得られる。ベルト42が緊
張し始めると、テンションローラ1およびベルト長さ調
整ローラ5のそれぞれに対しては、ベルト42の張力に
見合った大きさの反力Ra,Rbが作用する。このた
め、バネ23は、上記反力Raを受けて上記反力Raの
大きさに対応する分量だけ、2つのワッシャ24a,2
4b間において圧縮変形する。
【0053】ベルト長さ調整ローラ5を上昇させるに連
れて、ベルト42の張力およびテンションローラ1に対
する反力Raは増大するために、これに伴ってバネ23
の圧縮変形量もそれに対応して増大し、ワッシャ24
a,24cの隙間の寸法Laは徐々に小さくなる。そこ
で、図10および図11に示すように、ワッシャ24
a,24cが互いに当接するようにバネ23が一定量だ
け圧縮変形すると、その時点で操作用ネジ体61の回転
操作を終了し、ベルト長さ調整ローラ5およびテンショ
ンローラ1をその時点の位置に止めさせる。このように
すれば、ベルト42は、テンションローラ1に対して所
定の反力を生じるように緊張した状態となり、ベルト4
2の張力を所定の適正な値に設定することが可能とな
る。
【0054】上記した調整方法では、ベルト42にテン
ションローラ1を押しつけてゆく作業を、ベルト長さ調
整ローラ5を利用して行っているために、ベルト42の
張力が高められてゆく工程において、テンションローラ
1に対するベルト42の巻付角が大きく変化しないよう
にできる。その結果、ベルト42の張力を所定の値に設
定することがより正確に行えるのである。すなわち、ベ
ルト42にテンションローラ1を押しつける場合には、
ベルト42に対するテンションローラ1の押しつけ力が
一定であったとしても、テンションローラ1に対するベ
ルトの巻付角が大きくなるにしたがって、テンションロ
ーラ1の押しつけによって発生するベルト42の張力は
徐々に小さくなる現象が見られる。これに対し、上記し
た調整方法によれば、ベルト42の長短には関係なく、
テンションローラ1に対するベルト42の巻付角を略一
定に維持することが可能であり、その上でテンションロ
ーラ1に対するベルト42の反力を一定の値に設定する
ことができるために、ベルト42の張力を所定の適正な
値に設定することがより正確に行うことができるのであ
る。
【0055】テンションローラ1およびベルト長さ調整
ローラ5を上記した位置に配置させた後には、2つずつ
のネジ体27,63を締付けることにより、支持板2
0,60を固定板21に固定させる。これにより、テン
ションローラ1やベルト長さ調整ローラ5の位置ずれを
防止する。その後は、やはりベルト42の張力設定に用
いられたジグ、すなわち操作用ネジ体61、ピン29、
バネ23、3枚のワッシャ24a〜24c、および止め
輪28は必要ない。したがって、これらの部品について
は、図12に示すように、支持板20,60や固定板2
1から取り外すことができ、これによってベルト駆動装
置4の周辺の構造の簡素化や軽量化を図ることができ
る。また、支持板20,60や固定板21から取り外し
たジグは、その後ベルト駆動装置4のベルトの張力を再
度調整する用途、あるいは他のベルト駆動装置のベルト
の張力調整用途に利用することができる。ただし、先の
実施形態の場合と同様に、上記したジグは、サイズ的お
よび重量的に大きく嵩張るものではないために、上記支
持板20,60や固定板21に組み付けたままにしてお
いても不具合を生じる可能性は少ない。
【0056】本願発明に係るベルトの張力調整機構、プ
リンタ装置、およびベルトの張力調整用ジグの具体的な
構成は、上述した実施形態に限定されず、種々に設計変
更自在である。また、本願発明に係るベルトの張力調整
方法の各作業工程の具体的な構成も、上述した内容に限
定されず、種々に変更自在である。本願発明において
は、たとえばプリンタ装置としては、インパクトプリン
タ装置とは異なる種類のプリンタ装置として構成するこ
とができる。もちろん、本願発明の適用対象となるベル
ト駆動装置も、プリンタ装置に組み込まれたものに限ら
ず、それ以外の種々のベルト駆動装置を適用対象とする
ことが可能である。ベルトの種類も、平ベルト、Vベル
トなどの具体的な種類を問うものではない。本願発明に
おいては、弾性部材として、皿バネなどの単位体積当た
りの蓄積エネルギの大きなものを用いれば、弾性部材が
組み込まれる支持機構全体の一層の小型化を図ることが
できるので好ましいが、本願発明はこれに限定されず、
他の形態のバネ、あるいはバネ以外の弾性部材を用いる
こともできる。
【0057】
【発明の効果】以上の説明のように、本願発明によれ
ば、ベルト駆動装置のベルトがテンションローラに及ぼ
す反力によって弾性部材を変形させるようにしつつ、テ
ンションローラの配置を上記弾性部材の変形量が所定量
となる位置に設定しているために、従来とは異なり、弾
性部材として大きなサイズのものを用いることなく、ベ
ルトの初期張力を所定の適正な値に正確に設定すること
が可能であり、ベルト駆動装置に適正な動作を行わせる
ことができるという格別な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るプリンタ装置の一例を示す要部
説明図である。
【図2】本願発明に係るベルトの張力調整機構の一例を
示す要部説明図である。
【図3】図2のIII −III 断面図である。
【図4】ベルトの張力調整工程の一例を示す要部説明図
である。
【図5】ベルトの張力調整機構からジグを取り外した状
態を示す要部説明図である。
【図6】本願発明に係るベルトの張力調整機構の他の例
を示す要部説明図である。
【図7】図6の要部拡大断面図である。
【図8】図6のVIII−VIII断面図である。
【図9】図6のIX−IX断面図である。
【図10】ベルトの張力調整工程の他の例を示す要部説
明図である。
【図11】図10の要部拡大断面図である。
【図12】ベルトの張力調整機構からジグを取り外した
状態を示す要部説明図である。
【図13】従来のベルトの張力調整機構の一例を示す説
明図である。
【符号の説明】
P プリンタ装置 K,Ka ベルトの張力調整機構 1 テンションローラ 2,2A 支持機構 4 ベルト駆動装置 5 ベルト長さ調整ローラ 6 支持機構 20 支持部材 21 固定部材 22 操作用ネジ体(操作部材) 23 バネ(弾性部材) 24a〜24c ワッシャ 34 プラテンローラ 42 ベルト 60 支持部材 61 操作用ネジ体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト駆動装置のベルトにテンションロ
    ーラを押しつけることにより、上記ベルトの張力を調整
    する、ベルトの張力調整方法であって、 上記テンションローラを弾性部材が組み込まれた支持機
    構に支持させておき、上記ベルトに上記テンションロー
    ラを押しつけるときに、上記テンションローラが上記ベ
    ルトから受ける反力によって上記弾性部材を変形させ、
    かつ、 上記テンションローラを、上記弾性部材の変形量が所定
    量となる位置に設定することを特徴とする、ベルトの張
    力調整方法。
  2. 【請求項2】 上記支持機構には、上記テンションロー
    ラの移動操作を行うための操作部材が組み込まれてお
    り、かつ、 上記テンションローラの位置設定後には、その位置に上
    記テンションローラを固定し、その後上記支持機構から
    上記操作部材と上記弾性部材とを取り外す、請求項1に
    記載のベルトの張力調整方法。
  3. 【請求項3】 上記ベルトに上記テンションローラを押
    しつける動作は、上記テンションローラとは別に設けら
    れたベルト長さ調整ローラを上記ベルトに押しつけるこ
    とにより行う、請求項1に記載のベルトの張力調整方
    法。
  4. 【請求項4】 上記ベルト長さ調整ローラは、このベル
    ト長さ調整ローラの移動操作を行うための操作部材を有
    する支持機構に支持されており、かつ、 上記テンションローラの位置設定後には、上記テンショ
    ンローラと上記ベルト長さ調整ローラとの位置を固定
    し、その後上記操作部材と上記弾性部材とを上記各支持
    機構から取り外す、請求項3に記載のベルトの張力調整
    方法。
  5. 【請求項5】 ベルト駆動装置のベルトに押しつけられ
    るテンションローラと、このテンションローラを位置調
    整可能に支持する支持機構と、を具備している、ベルト
    の張力調整機構であって、 上記支持機構は、上記テンションローラが上記ベルトに
    押しつけられたときに上記ベルトからの反力を受けて変
    形する弾性部材と、この弾性部材の変形量が所定量を超
    えないように上記弾性部材の変形量を規定する規定手段
    と、を有していることを特徴とする、ベルトの張力調整
    機構。
  6. 【請求項6】 上記弾性部材は、上記反力によって圧縮
    変形するバネである、請求項5に記載のベルトの張力調
    整機構。
  7. 【請求項7】 上記ベルトに押しつけるための位置調整
    可能なベルト長さ調整ローラを具備している、請求項5
    または6に記載のベルトの張力調整機構。
  8. 【請求項8】 印字用のプラテンローラと、このプラテ
    ンローラに回転力を付与するベルト駆動装置と、を具備
    している、プリンタ装置であって、 上記ベルト駆動装置には、請求項5ないし7のいずれか
    に記載のベルトの張力調整機構が設けられていることを
    特徴とする、プリンタ装置。
  9. 【請求項9】 ベルト駆動装置のベルトに押しつけられ
    るテンションローラを位置調整可能に支持する支持機構
    に、取外し可能に組み込まれて使用される、ベルトの張
    力調整用ジグであって、 上記テンションローラが移動するように上記支持機構を
    動作させるための操作部材と、 上記ベルトに上記テンションローラが押しつけられたと
    きに上記ベルトからの反力によって変形を生じさせるた
    めの弾性部材と、 を具備して構成されていることを特徴とする、ベルトの
    張力調整用ジグ。
  10. 【請求項10】 ベルト駆動装置のベルトに押しつけら
    れるテンションローラとベルト長さ調整ローラとのそれ
    ぞれを位置調整可能に支持する支持機構に、取外し可能
    に組み込まれて使用される、ベルトの張力調整用ジグで
    あって、 上記ベルト長さ調整ローラが移動するように上記支持機
    構を動作させるための操作部材と、 上記ベルトに上記テンションローラが押しつけられたと
    きに上記ベルトからの反力によって変形を生じさせるた
    めの弾性部材と、 を具備して構成されていることを特徴とする、ベルトの
    張力調整用ジグ。
JP07538899A 1999-03-19 1999-03-19 ベルトの張力調整方法、ベルトの張力調整機構、およびベルトの張力調整用ジグ Expired - Fee Related JP3615079B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07538899A JP3615079B2 (ja) 1999-03-19 1999-03-19 ベルトの張力調整方法、ベルトの張力調整機構、およびベルトの張力調整用ジグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07538899A JP3615079B2 (ja) 1999-03-19 1999-03-19 ベルトの張力調整方法、ベルトの張力調整機構、およびベルトの張力調整用ジグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000266146A true JP2000266146A (ja) 2000-09-26
JP3615079B2 JP3615079B2 (ja) 2005-01-26

Family

ID=13574769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07538899A Expired - Fee Related JP3615079B2 (ja) 1999-03-19 1999-03-19 ベルトの張力調整方法、ベルトの張力調整機構、およびベルトの張力調整用ジグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3615079B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1645779A3 (de) * 2004-10-09 2007-04-25 Bayerische Motorenwerke Aktiengesellschaft Spannrollenanordnung für einen Endlostrieb an einer Brennkraftmaschine, insbesondere Linearspanner für Keilrippenriemen
JP2008223974A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Yaskawa Electric Corp ベルト伝動装置及びそれを備えたロボット
CN102852072A (zh) * 2012-08-18 2013-01-02 徐州凯莫尔重工科技有限公司 一种摊铺机输分料链条的压紧装置
EP3689129A4 (en) * 2017-09-26 2021-06-02 Suzhou Cleva Precision Machinery & Technology Co., Ltd. AUTOMATIC ROBOT WALKERS AND BELT DRIVE SYSTEM
CN117509007A (zh) * 2023-12-19 2024-02-06 唐山市德越冶金设备有限公司 一种导向轮调节装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1645779A3 (de) * 2004-10-09 2007-04-25 Bayerische Motorenwerke Aktiengesellschaft Spannrollenanordnung für einen Endlostrieb an einer Brennkraftmaschine, insbesondere Linearspanner für Keilrippenriemen
JP2008223974A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Yaskawa Electric Corp ベルト伝動装置及びそれを備えたロボット
CN102852072A (zh) * 2012-08-18 2013-01-02 徐州凯莫尔重工科技有限公司 一种摊铺机输分料链条的压紧装置
EP3689129A4 (en) * 2017-09-26 2021-06-02 Suzhou Cleva Precision Machinery & Technology Co., Ltd. AUTOMATIC ROBOT WALKERS AND BELT DRIVE SYSTEM
CN117509007A (zh) * 2023-12-19 2024-02-06 唐山市德越冶金设备有限公司 一种导向轮调节装置
CN117509007B (zh) * 2023-12-19 2024-04-23 唐山市德越冶金设备有限公司 一种导向轮调节装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3615079B2 (ja) 2005-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6931941B2 (en) Method and apparatus for fatigue testing
KR102180308B1 (ko) 금형 반송용 롤러 유닛
JP3615079B2 (ja) ベルトの張力調整方法、ベルトの張力調整機構、およびベルトの張力調整用ジグ
US6508364B2 (en) Sieving device
WO2022161544A3 (zh) 机电设备的减震装置
KR20080041516A (ko) 화상형성장치
KR100947054B1 (ko) 스크린 인쇄 장치
JP3825643B2 (ja) 超音波モータ及び超音波モータ付き電子機器
EP0347217A2 (en) Resettable locking platen gap adjustment mechanism
JP2002326263A (ja) 射出成形機の電動直圧式型締装置
GB2379190A (en) Compliant carriage plate adjustment method and apparatus for setting default printhead-to-media spacing in a printer
JP4246328B2 (ja) スクリーン印刷装置
JP3032918B2 (ja) 繰返し疲労試験装置
JP2002326264A (ja) 射出成形機の電動直圧式型締装置
JPH0716766B2 (ja) 連続鋳造装置
JP2002240372A (ja) プラテン装置
US4675764A (en) Drive mechanism for a magnetic head carriage assembly
US20150343811A1 (en) Mechanism and method for adjusting tension of belt for printer head module of printer supported on a pulley
CN114953760A (zh) 一种打印机
JPH07164615A (ja) スクリーン印刷方法及びその装置
KR100534140B1 (ko) 스테이지장치
JPH0420790B2 (ja)
JPH0719792Y2 (ja) パッド印刷機
JP3003122B2 (ja) スクリーン印刷機
JP2022085315A (ja) 液体吐出装置及び液体吐出ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040720

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041026

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091112

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101112

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees