JP2000264777A - 単結晶引上装置用黒鉛ルツボおよび単結晶引上装置 - Google Patents

単結晶引上装置用黒鉛ルツボおよび単結晶引上装置

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JP2000264777A JP11071031A JP7103199A JP2000264777A JP 2000264777 A JP2000264777 A JP 2000264777A JP 11071031 A JP11071031 A JP 11071031A JP 7103199 A JP7103199 A JP 7103199A JP 2000264777 A JP2000264777 A JP 2000264777A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石英ルツボから発生したSiOガスと黒鉛ル
ツボとの反応が抑制されることにより黒鉛ルツボの寿命
が延びてランニングコストが低減する上に、単結晶化率
も向上する単結晶引上装置用黒鉛ルツボおよび単結晶引
上装置を提供することをである。 【解決手段】 半導体融液を貯留する石英ルツボ11を
支持するための単結晶引上装置用黒鉛ルツボ31におい
て、前記黒鉛ルツボ31が、半径方向の分割線に沿って
分割された複数の分割部材33a、33b、33cと該
分割部材33a、33b、33cの半径方向外方への変
位を規制する変位規制部材32とを備えていることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体融液を貯留
する石英ルツボを支持するための単結晶引上装置用黒鉛
ルツボおよび単結晶引上装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコン(Si)やガリウムひ素
(GaAs)等の半導体単結晶を成長する方法の一つと
して、CZ法が知られている。このCZ法は、大口径、
高純度の単結晶が無転位あるいは格子欠陥の極めて少な
い状態で容易に得られること等の特徴を有することか
ら、様々な半導体結晶の成長に用いられている方法であ
る。
【0003】近年、単結晶の大口径化、高純度化、酸素
濃度および不純物濃度等の均一化の要求に伴いこのCZ
法も様々に改良され実用に供されている。上記CZ法の
改良型の一つにいわゆる二重ルツボを用いた連続チャー
ジ型磁界印加CZ法(以下、CMCZ法と省略する)が
提案されている。この方法は、外部からルツボ内の半導
体融液に磁界を印加することにより、前記半導体融液内
の対流を抑制し極めて酸素濃度の制御性がよく単結晶化
率がよい単結晶を成長させることができ、外側のルツボ
と内側のルツボとの間に原料を連続供給し長尺の半導体
単結晶を容易に得ることができる等の特徴を有する。し
たがって、大口径かつ長尺の半導体単結晶を得るには最
も優れた方法の一つと言われている。
【0004】図5は、特開平4−305091号公報に
記載されている、上記のCMCZ法を用いたシリコンの
単結晶引上装置の一例である。この単結晶引上装置1
は、中空の気密容器であるチャンバ2内に二重ルツボ
(石英ルツボ)3、ヒーター4、原料供給管5がそれぞ
れ配置され、前記チャンバ2の外部にマグネット6が配
置されている。なお、後述する本発明は、CMCZ法に
よる単結晶引上装置に適用されるに限らず、例えば、磁
界印加を行わない連続チャージ型CZ法(CCZ法)に
よる単結晶引上装置や、二重ルツボではなく1つのルツ
ボを備えた単結晶引上装置にも適用できる。
【0005】二重ルツボ3は、略半球状の石英(SiO
2)製の外ルツボ(後述する石英ルツボ)11と、該外
ルツボ11内に設けられた円筒状の仕切り体である石英
(SiO2)製の内ルツボ12とから構成され、該内ル
ツボ12の側壁には、内ルツボ12と外ルツボ11との
間(原料融解領域)と内ルツボ12の内側(結晶成長領
域)とを連通する連通孔13が複数個形成されている。
【0006】この二重ルツボ3は、チャンバ2の中央下
部に垂直に立設されたシャフト14上の黒鉛ルツボ(サ
セプタ)15に収容されて載置されており、前記シャフ
ト14の軸線を中心として水平面上で所定の角速度で回
転する構成になっている。そして、この二重ルツボ3内
には半導体融液(加熱融解された半導体単結晶の原料)
21が貯留されている。図6に示すように、黒鉛ルツボ
15はその半径方向の分割線に沿って分割された3つの
分割部材15a、15b、15cからなり、各分割部材
15a、15b、15cの底面には、前記シャフト14
(図5参照)のフランジ部14aが嵌め込まれる凹部2
0a、20b(分割部材15cに形成された凹部は不図
示)がそれぞれ形成されている。黒鉛ルツボ15をその
半径方向に分割した理由は、それに及ぼされる熱応力を
逃がして、割れを防止するためである。
【0007】ほぼ円筒状のヒーター4は、半導体の原料
をルツボ内で加熱・融解するとともに生じた半導体融液
21を保温するもので、通常、抵抗加熱ヒーターが用い
られる。原料供給手段としての原料供給管5は、その下
端開口より、所定量の半導体の原料10を外ルツボ11
と内ルツボ12との間の半導体融液21面上に連続的に
投入するものである。
【0008】上記の原料供給管5から供給される原料1
0としては、例えば、多結晶シリコンのインゴットを破
砕機等で破砕してフレーク状にしたもの、あるいは、気
体原料から熱分解法により粒状に析出させた多結晶シリ
コンの顆粒が好適に用いられ、必要に応じてホウ素
(B)(p型シリコン単結晶を作る場合)やリン(P)
(n型シリコン単結晶を作る場合)等のドーパントと呼
ばれる添加元素がさらに供給される。また、ガリウムヒ
素(GaAs)の場合も同様で、この場合、添加元素は
亜鉛(Zn)もしくはシリコン(Si)等となる。
【0009】上記の単結晶引上装置1により、内ルツボ
12の上方かつ軸線上に配された引上軸24にチャック
(不図示)を介して種結晶25を吊下げ、引上軸24を
その軸線回りに回転させつつ引上げることにより、半導
体融液21上部において種結晶25を核として半導体単
結晶26を成長させる。
【0010】ところで、上記の単結晶引上装置では、特
開昭63−303894号公報に記載されているよう
に、単結晶を成長する前工程において、外ルツボ11に
予め多結晶シリコン塊等の多結晶原料を融解させて半導
体融液21を貯留し、外ルツボ11の上方に配された内
ルツボ12を、外ルツボ11内に載置して、二重ルツボ
3を形成している。
【0011】このように多結晶原料を融解後に二重ルツ
ボ3を形成するのは、多結晶原料を完全に融解して半導
体融液21を得るために、ヒーター4によって外ルツボ
11内の原料を単結晶成長温度以上の温度まで高温加熱
する必要があり、この際に、予め内ルツボ12を外ルツ
ボ11内に形成させていると、内ルツボ12に大きな熱
変形が生じてしまうからである。
【0012】したがって、原料を完全に融解した後、ヒ
ーター4による加熱をある程度弱めてから内ルツボ12
を外ルツボ11に形成させることによって、初期原料融
解保持時の高温加熱を避け、内ルツボ12の変形を抑制
している。
【0013】また、内ルツボ12に形成された連通孔1
3は、原料供給時に、半導体融液21を外ルツボ11側
から内ルツボ12内にのみ流入させるように一定の開口
面積以下に設定されている。この理由は、結晶成長領域
から半導体融液21が対流により原料融解領域に戻る現
象が生じると、単結晶成長における不純物濃度および融
液温度等の制御が困難になってしまうためである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ルツボ
構造は、図6に示すように、分割構造の黒鉛ルツボ15
内に石英ルツボ11を単に収容した構造なので、単結晶
製造の進行に伴って、石英ルツボ11から発生したガス
(種類はSiO)と、黒鉛ルツボ15の分割線近傍(以
下、分割部16a、16b、16cという。)の特に湾
曲部17a、17b、17c(図6中で1点鎖線で囲ま
れた部分)との反応により、この部分は欠損して薄肉化
する。この薄肉化によりその欠損部の肉厚が規定値以下
になったら、黒鉛ルツボ15全体を新品のものに交換し
なければならない。これにより、黒鉛ルツボ15の寿命
が短くなって、交換頻度が多くなり、結果的に、ランニ
ングコストが高くつくという問題点がある。
【0015】ここで、黒鉛ルツボ15の分割部16a、
16b、16cが欠損しやすい原因は、以下のとおりに
推測される。すなわち、先ず、石英ルツボ11から発生
したSiOガスと黒鉛ルツボ15とが反応して、CがC
Oガスとして黒鉛ルツボ15から離脱するような反応が
起こると推測される(以下の反応式参照)。 SiO+2C→SiC+CO↑ そして、半導体単結晶成長工程中において、石英ルツボ
11が高温雰囲気に晒されることに起因して、石英ルツ
ボ11が変形して黒鉛ルツボ15に密着し、SiOガス
の通り道が分割部16a、16b、16cに集中する。
この分割部16a、16b、16c付近では、生成され
たCOガスがこの分割部16a、16b、16cを通っ
て黒鉛ルツボ15外へ移動しやすいため、COガス濃度
が上昇しにくく、その結果、上記の反応が促進される。
また、分割部16a、16b、16cの中でも、特に湾
曲部17a、17b、17cが欠損しやすいのは、以下
のような理由による。炉内において単結晶成長軸方向の
温度分布は、下部側ほど、また、半径方向外側ほど高温
になって前記反応が進行しやすい。一方、黒鉛ルツボ1
5はフランジ14aに載置されているので、黒鉛ルツボ
15の底面からはCOガスが逃げにくいので、反応が進
行しにくい。こうして、底面に近い下部に位置する湾曲
部17a、17b、17cは、最も欠損しやすい部位と
なる。石英ルツボ11が黒鉛ルツボ15に密着した状態
でさらに変形して拡径すると、分割部材15a、15
b、15は半径方向外方に変位して、COガスの通り道
である分割部16a、16b、16cの隙間が大きくな
り、上記反応はさらに促進されることになる。
【0016】さらに、このような黒鉛ルツボ15の分割
部16a、16b、16cの欠損促進を放置しておく
と、黒鉛ルツボ15の薄肉化による形状の変化に伴っ
て、石英ルツボ11も変形して薄くなるので、石英ルツ
ボ11内の半導体融液が流出する可能性が高くなるとい
う問題点もある。また、石英ルツボ11の変形した部分
の曲率が小さいことから、石英ルツボ11内の半導体融
液に流れ(乱流)が生じやすく、結果的に、半導体の単
結晶化率が低下するという問題点もある。
【0017】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、石英ルツボから発生したSiOガスと黒鉛
ルツボとの反応が抑制されることにより黒鉛ルツボの寿
命が延びてランニングコストが低減する上に、単結晶化
率も向上する単結晶引上装置用黒鉛ルツボおよび単結晶
引上装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、以下の構成を採用した。請求項1に記載の
単結晶引上装置用黒鉛ルツボは、半導体融液を貯留する
石英ルツボを支持するための単結晶引上装置用黒鉛ルツ
ボにおいて、前記黒鉛ルツボが、半径方向の分割線に沿
って分割された複数の分割部材と該分割部材の半径方向
外方への変位を規制する変位規制部材とを備えているこ
とを特徴とする。この単結晶引上装置用黒鉛ルツボは、
変位規制部材を備えることにより、分割部材の半径方向
外方への変位を規制され、分割部の隙間が大きくなるこ
とが防止される。また、変位規制部材を備えているの
で、分割部材の位置ずれを防止できる。
【0019】請求項2に記載の単結晶引上装置用黒鉛ル
ツボは、請求項1に記載の単結晶引上装置用黒鉛ルツボ
において、前記黒鉛ルツボが底部と側部とから構成さ
れ、該側部は前記複数の分割部材からなり、前記底部は
前記変位規制部材であり、前記複数の分割部材の下端部
に周方向に沿う係合部が形成され、前記変位規制部材の
周縁部に周方向に沿い、前記係合部に係合する係合受け
部が形成されていることを特徴とする。この単結晶引上
装置用黒鉛ルツボでは、分割部材に設けられた係合部に
底部をなす変位規制部材に設けられた係合受け部を係合
させるという簡単な構成により、分割部材の半径方向外
方への変位を防止でき、分割部の隙間が大きくなること
が防止される。
【0020】請求項3に記載の単結晶引上装置用黒鉛ル
ツボは、請求項2に記載の単結晶引上装置用黒鉛ルツボ
において、前記係合部は平坦な面で形成された段部であ
り、前記係合受け部は該段部に上方から当接する平坦な
面で形成されたつば部であることを特徴とする。この単
結晶引上装置用黒鉛ルツボでは、石英ルツボの変形に伴
って黒鉛ルツボの開口部近傍を拡径する力が作用すると
き、底部のつば部が分割部材の段部を押さえることによ
り、分割部材の変位を規制することができる。従って、
分割部の隙間が大きくなることを防止できる。
【0021】請求項4に記載の単結晶引上装置用黒鉛ル
ツボは、請求項3に記載の単結晶引上装置用黒鉛ルツボ
において、前記段部または前記つば部のいずれか一方に
溝部が形成され、他方に該溝部に係合する凸部が形成さ
れていることを特徴とする。この単結晶引上装置用黒鉛
ルツボでは、底部と分割部材が係合が溝部と凸部とによ
りなされているので、鉛直方向を除く広範囲の方向の分
割部材の変位を規制することができる。従って、分割部
の隙間が大きくなることを防止できる。
【0022】請求項5に記載の単結晶引上装置は、請求
項1から請求項4のいずれかに記載の単結晶引上装置用
黒鉛ルツボを備えたことを特徴とする。この単結晶引上
装置は、変位規制部材を有する黒鉛ルツボが設けられて
いるので、分割部材の半径方向外方への変位を規制し、
COガスの通り道である分割部の隙間が大きくなること
が防止され、石英ルツボから発生したSiOガスと黒鉛
ルツボの分割部の特に湾曲部との反応を抑制でき、黒鉛
ルツボの湾曲部の薄肉化を防止できるので、黒鉛ルツボ
の寿命を延ばし、ランニングコストの削減可能である。
また、黒鉛ルツボの薄肉化による形状の変化に伴う石英
ルツボの変形が抑制できるので、石英ルツボ内の半導体
融液が流出する可能性が低減されている。さらに、石英
ルツボが変形した部分は半導体融液に流れ(乱流)が生
じて半導体の単結晶化率が低下するが、そのような変形
が抑制されるので、単結晶化率が高いインゴットの製造
が可能である。
【0023】請求項6に記載の単結晶引上装置は、半導
体融液を貯留する石英ルツボを支持するための黒鉛ルツ
ボと該黒鉛ルツボを下方より支持する黒鉛ルツボ支持台
を備えた単結晶引上装置において、前記黒鉛ルツボが半
径方向の分割線に沿って分割された複数の分割部材から
なり、該複数の分割部材の外側の下部周縁部には周方向
に沿うテ−パ部が設けられ、前記黒鉛ルツボ支持台の上
面周縁部には周方向に沿い、前記テ−パ部に着接して前
記複数の分割部材を支持するテ−パ受け部が形成されて
いることを特徴とする。この単結晶引上装置は、従来の
黒鉛ルツボと黒鉛ルツボ支持台にそれぞれテ−パ部およ
びテ−パ受け部を設けることにより、分割部材の半径方
向外方への変位を規制して、COガスの通り道である分
割部の隙間が大きくなることを防止し、石英ルツボから
発生したSiOガスと黒鉛ルツボとの反応を抑制する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る単結晶引上装
置用黒鉛ルツボおよび単結晶引上装置の好適な実施の形
態を図面を参照して説明する。尚、図5および図6にお
いて既に説明した同等な構成要素に対しては、同符号を
付してその説明を省略する。
【0025】まず、第一の実施形態を図1および図2を
参照して説明する。本実施形態の単結晶引上装置用黒鉛
ルツボ31(以下、単に黒鉛ルツボ31という。)は、
底部32と側部33とから構成され、その側部33は3
つの分割部材33a、33b、33cからなり、底部3
2は変位規制部材32であり、3つの分割部材33a、
33b、33cのそれぞれの下端部に周方向に沿う平坦
な面で形成された段部(係合部)34、34、34が形
成され、一方、変位規制部材32の周縁部に周方向に沿
い、前記段部34、34、34に上方から当接する平坦
な面で形成されたつば部(係合受け部)35、35、3
5が形成されている。
【0026】この黒鉛ルツボ31では、石英ルツボ11
の特に開口部が変形して拡径することにより、分割部材
33a、33b、33cの上部が半径方向外方に力を受
け、その段部34、34、34が図2の矢印に示すよう
に力を受けた場合、変位規制部材32のつば部35、3
5、35により上方から押さえられる。そのため、分割
部材33a、33b、33cは半径方向外方に変位でき
ないので、COガスの通り道である分割部16a、16
b、16cの隙間が大きくなることが防止され、石英ル
ツボ11から発生したSiOガスと黒鉛ルツボ31の分
割部16a、16b、16cの特に湾曲部17a、17
b、17cとの反応が抑制される。
【0027】また、変位規制部材32により、分割部材
33a、33b、33cの位置ずれが防止できるので、
位置ずれによる分割部16a、16b、16cの隙間の
増大も防止できる。
【0028】そのため、この反応に伴う分割部16a、
16b、16cの特に湾曲部17a、17b、17cの
薄肉化が抑制されるので、黒鉛ルツボ31の寿命が延
び、ランニングコストの削減が可能になる。また、その
ような黒鉛ルツボ31の分割部16a、16b、16c
の特に湾曲部17a、17b、17cの薄肉化による形
状の変化に伴って、石英ルツボ11が変形して薄くなる
ことも抑制されるので、石英ルツボ11内の半導体融液
が流出する可能性を低減できる。さらには、石英ルツボ
11が変形した部分は半導体融液に流れ(乱流)が生じ
て半導体の単結晶化率が低下するが、そのような変形が
抑制されるので、単結晶化率が向上する。
【0029】次に、第二の実施形態について、図3を参
照して説明する。上述の第一の実施形態と同等な構成要
素に対しては、同符号を付してその説明を省略する。こ
の実施形態では、図3に示すように、第一の実施形態に
おける分割部材33a、33b、33cの段部34、3
4、34に溝部36、36、36が形成され、また、変
位規制部材32のつば部35、35、35にその溝部3
6、36、36に係合する凸部37、37、37が形成
されている点が第一の実施形態との相違である。
【0030】この場合、分割部材33a、33b、33
cが図3の矢印に示すような力を受けても、分割部材3
3a、33b、33cの溝部36、36、36が変位規
制部材32の凸部37、37、37に係合されているの
で、変位できない。したがって、COガスの通り道であ
る分割部16a、16b、16cの隙間が大きくなるこ
とが防止されるので、石英ルツボ11から発生したSi
Oガスと黒鉛ルツボ31との反応が抑制される。
【0031】次に、第三の実施形態について、図4を参
照して説明する。上述の第一および第二の実施形態と同
等な構成要素に対しては、同符号を付してその説明を省
略する。この単結晶引上装置では、半径方向の分割線に
沿って分割された3つの分割部材15a、15b(分割
部材15cは不図示)からなる黒鉛ルツボ15と該黒鉛
ルツボ15を下方より支持する黒鉛ルツボ支持台(図6
中のフランジ部と同等の構成要素)14aを備えた単結
晶引上装置において、3つの分割部材15a、15b、
15cの外側の下部周縁部には周方向に沿うテ−パ部4
0a、40b、40c(テ−パ部40cは不図示)が設
けられ、黒鉛ルツボ支持台14aの上面周縁部には周方
向に沿い、テ−パ部40a、40b、40cに着接して
3つの分割部材15a、15b、15cを支持するテ−
パ受け部41が形成されている。ここで、3つの分割部
材15a、15b、15cの外側底面部42a、42
b、42c(外側底面部42cは不図示)は、黒鉛ルツ
ボ支持台14aの上面部14bに接しない構成としてい
るので、3つの分割部材15a、15b、15cは、黒
鉛ルツボ支持台14aのテ−パ受け部41だけで支持し
ている。
【0032】この実施形態では、テ−パ部40a、40
b、40cは、分割部材自身の重量のテ−パ部40a、
40b、40cに垂直な方向の成分の力を受けているの
で、3つの分割部材15a、15b、15cは半径方向
外方に変位することができない。この場合、3つの分割
部材15a、15b、15cを黒鉛ルツボ支持台14a
のテ−パ受け部41だけで支持する構成にすることで、
その変位を効果的に規制している。そのため、COガス
の通り道である分割部16a、16b、16c(図4不
図示)の隙間が大きくなることが防止されるので、石英
ルツボ11から発生したSiOガスと黒鉛ルツボ15と
の反応が抑制される。
【0033】尚、上記実施形態において説明した黒鉛ル
ツボ15、あるいは黒鉛ルツボ31は、3分割のものに
限らず、その他の数に分割されていてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、以下のような効果を奏する。
【0035】請求項1に記載の単結晶引上装置用黒鉛ル
ツボによれば、変位規制部材を備えているので、分割部
材の半径方向外方への変位を規制することにより、分割
部の隙間が大きくなることが防止できるので、石英ルツ
ボから発生したSiOガスと黒鉛ルツボとの反応を抑制
でき、黒鉛ルツボの薄肉化を防止できるので、黒鉛ルツ
ボの寿命を延ばし、ランニングコストの削減できるとい
う効果を得ることができる。また、黒鉛ルツボの薄肉化
による形状の変化に伴石英ルツボの変形が抑制できるの
で、石英ルツボ内の半導体融液が流出する可能性を低減
できるという効果を得ることができる。さらに、石英ル
ツボが変形した部分は半導体融液に流れ(乱流)が生じ
て半導体の単結晶化率が低下するが、そのような変形が
抑制されるので、単結晶化率が向上させることができる
という効果が得られる。また、分割部材の位置ずれによ
る分割部の隙間が大きくなることが防止できるという効
果が得られる。
【0036】請求項2に記載の単結晶引上装置用黒鉛ル
ツボによれば、分割部材に設けられた係合部に底部をな
す変位規制部材に設けられた係合受け部を係合させると
いう簡単な構成により、請求項1に記載の効果と同様な
効果を得られる。
【0037】請求項3に記載の単結晶引上装置用黒鉛ル
ツボによれば、石英ルツボの変形に伴って黒鉛ルツボの
開口部近傍を拡径する力が作用するとき、底部のつば部
が分割部材の段部を押さえることにより、分割部材の変
位を規制することができる。従って、分割部の隙間が大
きくなることを防止できるという効果が得られる。
【0038】請求項4に記載の単結晶引上装置用黒鉛ル
ツボによれば、底部と分割部材が係合が溝部と凸部とに
よりなされているので、鉛直方向を除く広範囲の方向の
分割部材の変位を規制することができる。従って、分割
部の隙間が大きくなることを防止できるという効果が得
られる。
【0039】請求項5に記載の単結晶引上装置によれ
ば、変位規制部材を有する黒鉛ルツボが設けられている
ので、分割部材の半径方向外方への変位を規制し、CO
ガスの通り道である分割部の隙間が大きくなることを防
止され、石英ルツボから発生したSiOガスと黒鉛ルツ
ボの分割部の特に湾曲部との反応を抑制でき、黒鉛ルツ
ボの湾曲部の薄肉化を防止できるので、黒鉛ルツボの寿
命を延ばし、ランニングコストの削減可能であるという
効果が得られる。また、黒鉛ルツボの薄肉化による形状
の変化に伴石英ルツボの変形が抑制できるので、石英ル
ツボ内の半導体融液が流出する可能性が低減されている
という効果が得られる。さらに、石英ルツボが変形した
部分は半導体融液に流れ(乱流)が生じて半導体の単結
晶化率が低下するが、そのような変形が抑制されるの
で、単結晶化率が高いインゴットの製造が可能であると
いう効果が得られる。
【0040】請求項6に記載の単結晶引上装置によれ
ば、従来の黒鉛ルツボと黒鉛ルツボ支持台にそれぞれテ
−パ部およびテ−パ受け部を設けて分割部材の半径方向
外方への変位を規制しているので、請求項5に単結晶引
上装置と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明に係る第一の実施形態の単結
晶引上装置用黒鉛ルツボの平面図、(b)は(a)のA
−A線断面図である。
【図2】 図1(b)におけるPの拡大図である。
【図3】 本発明に係る第二の実施形態の単結晶引上装
置用黒鉛ルツボの図1(b)におけるPと同等な部位の
拡大図である。
【図4】 本発明に係る第三の実施形態の単結晶引上装
置における黒鉛ルツボ近傍の該黒鉛ルツボの中心を通る
垂直面から視た断面図である。
【図5】 CMCZ法を用いたシリコンの単結晶引上装
置の一例を示す断面図である。
【図6】 (a)は従来の単結晶引上装置のルツボ構造
の平面図、(b)は(a)のX−X線断面図である。
【符号の説明】
1 単結晶引上装置 11 石英ルツボ 14a フランジ部(黒鉛ルツボ支持台) 15 単結晶引上装置用黒鉛ルツボ(黒鉛ルツボ) 16a、16b、16c 分割部 17a、17b、17c 湾曲部 21 半導体融液 31 単結晶引上装置用黒鉛ルツボ(黒鉛ルツボ) 32 底部(変位規制部材) 33 側部 33a、33b、33c 分割部材 34 段部(係合部) 35 つば部(係合受け部) 36 溝部 37 凸部 40a、40b テ−パ部 41 テ−パ受け部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 智司 東京都千代田区大手町一丁目5番1号 三 菱マテリアルシリコン株式会社内 (72)発明者 熱海 貴 東京都千代田区大手町一丁目5番1号 三 菱マテリアルシリコン株式会社内 Fターム(参考) 4G077 AA02 EG02 EG18 PD12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体融液を貯留する石英ルツボを支持
    するための単結晶引上装置用黒鉛ルツボにおいて、 前記黒鉛ルツボが、半径方向の分割線に沿って分割され
    た複数の分割部材と該分割部材の半径方向外方への変位
    を規制する変位規制部材とを備えていることを特徴とす
    る単結晶引上装置用黒鉛ルツボ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の単結晶引上装置用黒鉛
    ルツボにおいて、 前記黒鉛ルツボが底部と側部とから構成され、該側部は
    前記複数の分割部材からなり、前記底部は前記変位規制
    部材であり、前記複数の分割部材の下端部に周方向に沿
    う係合部が形成され、前記変位規制部材の周縁部に周方
    向に沿い、前記係合部に係合する係合受け部が形成され
    ていることを特徴とする単結晶引上装置用黒鉛ルツボ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の単結晶引上装置用黒鉛
    ルツボにおいて、 前記係合部は平坦な面で形成された段部であり、前記係
    合受け部は該段部に上方から当接する平坦な面で形成さ
    れたつば部であることを特徴とする単結晶引上装置用黒
    鉛ルツボ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の単結晶引上装置用黒鉛
    ルツボにおいて、 前記段部または前記つば部のいずれか一方に溝部が形成
    され、他方に該溝部に係合する凸部が形成されているこ
    とを特徴とする単結晶引上装置用黒鉛ルツボ。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の単結晶引上装置用黒鉛ルツボを備えたことを特徴とす
    る単結晶引上装置。
  6. 【請求項6】 半導体融液を貯留する石英ルツボを支持
    するための黒鉛ルツボと該黒鉛ルツボを下方より支持す
    る黒鉛ルツボ支持台を備えた単結晶引上装置において、 前記黒鉛ルツボが半径方向の分割線に沿って分割された
    複数の分割部材からなり、該複数の分割部材の外側の下
    部周縁部には周方向に沿うテ−パ部が設けられ、前記黒
    鉛ルツボ支持台の上面周縁部には周方向に沿い、前記テ
    −パ部に着接して前記複数の分割部材を支持するテ−パ
    受け部が形成されていることを特徴とする単結晶引上装
    置。
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