JP2000263972A - ロール用紙からのインデックス用紙印刷製造方法並びにロール式インデックス用紙印刷製造装置 - Google Patents
ロール用紙からのインデックス用紙印刷製造方法並びにロール式インデックス用紙印刷製造装置Info
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- JP2000263972A JP2000263972A JP11111286A JP11128699A JP2000263972A JP 2000263972 A JP2000263972 A JP 2000263972A JP 11111286 A JP11111286 A JP 11111286A JP 11128699 A JP11128699 A JP 11128699A JP 2000263972 A JP2000263972 A JP 2000263972A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 途中で頁毎に裁断することなく、印刷ロール
用紙から一連の加工工程でインデックス用紙を製造する
ロール用紙からのインデックス用紙印刷製造方法とロー
ル式インデックス用紙印刷製造装置に関するものであ
る。 【解決手段】 印刷用ロール用紙の両面インデックス印
刷を連続的におこない、左右の非印刷部等の余剰部を切
り取り、連接され見開き状インデックス用紙を中心線に
したがって折り込む折り込み、連接折りたたみインデッ
クス用紙を用紙単位に裁断し、裁断されたインデックス
用紙を帳合する工程よりなる。
用紙から一連の加工工程でインデックス用紙を製造する
ロール用紙からのインデックス用紙印刷製造方法とロー
ル式インデックス用紙印刷製造装置に関するものであ
る。 【解決手段】 印刷用ロール用紙の両面インデックス印
刷を連続的におこない、左右の非印刷部等の余剰部を切
り取り、連接され見開き状インデックス用紙を中心線に
したがって折り込む折り込み、連接折りたたみインデッ
クス用紙を用紙単位に裁断し、裁断されたインデックス
用紙を帳合する工程よりなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、途中で頁毎に裁断
することなく、印刷ロール用紙から一連の加工工程でイ
ンデックス用紙を製造するロール用紙からのインデック
ス用紙印刷製造方法に関するものである。
することなく、印刷ロール用紙から一連の加工工程でイ
ンデックス用紙を製造するロール用紙からのインデック
ス用紙印刷製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、インデックス印刷加工工程は図１
の示されるような平判用紙が用いられていた。この平判
用紙は、ロール用紙から規格の平判用紙切り出されるも
ので、この準備作業が第一工程として必要とされてい
た。第２工程として、図１に示されるように、平判用紙
表面に見開き状のインデックス用紙印刷を２枚分作成す
る為の上部頁右面印刷部、上部頁左面印刷部、下部頁右
面印刷部、下部頁左面印刷部、の４面部に印刷してい
た。第３工程として、平判用紙裏面に同様にそれぞれの
印刷部に対応した裏面部を印刷していた。この第２工程
と第３工程において、平判用紙上に必要な印刷面がされ
た必要部分とその他の印刷がされずインデックス用紙作
成において不要な不要部が発生する。以上第１工程から
第３工程までが現状の印刷業での工程となっていて、そ
れぞれの工程にあわせて、単独の機械を利用してのが現
状である。この際の生産率としては図３に示すようにＡ
全判として約６，０００枚／時であった。そして、次の
工程は裁断専業業者でおこなわれることが多く、そこへ
の移動が必要であった。第４工程として、前記不要部で
ある上部非印刷切り離し部、下部非印刷切り離し部、右
側辺部非印刷切り離し部、左側辺部非印刷切り離し部、
の型抜き作業による抜取りをおこなう。この際の生産率
としては図３に示すようにＡ全判として約２，５００枚
／時であった。そして、次の工程は製本業者でおこなわ
れることが多く、そこへの移動が必要であった。第５工
程に上下頁切断部に従い断裁し、第６工程として折線か
らふたつ折にすることで図２の製本の形態になる。これ
らの工程により図２の製本の形態になり、第７工程とし
て頁を重ね合わせたものをバンド掛けにより仮止めされ
加工は完了される。これら第５工程から第７工程の生産
率としては図３に示すようにＡ全判として３，５００枚
／時であった。従来は、以上のような７つの工程からな
っていた。この際移動まで含めると９工程が必要とされ
ていた。
の示されるような平判用紙が用いられていた。この平判
用紙は、ロール用紙から規格の平判用紙切り出されるも
ので、この準備作業が第一工程として必要とされてい
た。第２工程として、図１に示されるように、平判用紙
表面に見開き状のインデックス用紙印刷を２枚分作成す
る為の上部頁右面印刷部、上部頁左面印刷部、下部頁右
面印刷部、下部頁左面印刷部、の４面部に印刷してい
た。第３工程として、平判用紙裏面に同様にそれぞれの
印刷部に対応した裏面部を印刷していた。この第２工程
と第３工程において、平判用紙上に必要な印刷面がされ
た必要部分とその他の印刷がされずインデックス用紙作
成において不要な不要部が発生する。以上第１工程から
第３工程までが現状の印刷業での工程となっていて、そ
れぞれの工程にあわせて、単独の機械を利用してのが現
状である。この際の生産率としては図３に示すようにＡ
全判として約６，０００枚／時であった。そして、次の
工程は裁断専業業者でおこなわれることが多く、そこへ
の移動が必要であった。第４工程として、前記不要部で
ある上部非印刷切り離し部、下部非印刷切り離し部、右
側辺部非印刷切り離し部、左側辺部非印刷切り離し部、
の型抜き作業による抜取りをおこなう。この際の生産率
としては図３に示すようにＡ全判として約２，５００枚
／時であった。そして、次の工程は製本業者でおこなわ
れることが多く、そこへの移動が必要であった。第５工
程に上下頁切断部に従い断裁し、第６工程として折線か
らふたつ折にすることで図２の製本の形態になる。これ
らの工程により図２の製本の形態になり、第７工程とし
て頁を重ね合わせたものをバンド掛けにより仮止めされ
加工は完了される。これら第５工程から第７工程の生産
率としては図３に示すようにＡ全判として３，５００枚
／時であった。従来は、以上のような７つの工程からな
っていた。この際移動まで含めると９工程が必要とされ
ていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】これには次のような欠
点があった。 （イ）インデックスが一体になっている印刷製本加工
は、そのインデックスが突出している形状であるがため
に、従来の方形状の印刷物のように一連の流れで製本す
ることができず、前記説明のように３つの業者の手を介
する必要性がり、それぞれの作業の間に移動が必要とさ
れ、時間的な無駄が多大であった。かつ移動も含めると
９工程になり、その作業の手間がかかるとともに、その
作業にあたる作業人員が必要とされていた。 （ロ）これらの工程が複数の機械を介しているため、そ
の機械作業の移動工程が必要であり、また他業者間の移
動も必要とされていたことから、その手間隙はさる事な
がら、移動における不良品の発生率も高いものであっ
た。 （ハ）複数の機械における生産効率はそれぞれにまちま
ちであり、その生産率によって生じる各工程のタイムラ
グがあるため、生産性が劣化し、それにあわせての生産
管理が複雑になっていた。 （ニ）製本における印刷物とインデックスが一体になっ
ている特殊な形状製品を加工する場合に平判用紙、一枚
の形状の紙から印刷製本される形式がとられていたため
に、ロール用紙をその平判用紙の規格に裁断する準備工
程が必要とされていた。 （ホ）印刷から製本までの工程の段階で印刷用紙の予備
や製本の予備を必要とすることからコストがかかる欠点
があり、同時に印刷、製本のロス率がたかいことから用
紙の使用量が多くなるという欠点があった。 （ヘ）平判用紙から作成する場合に、上下左右にそれぞ
れ不要な切り捨て部が発生し、印刷効率が非常に悪かっ
た。又、それに伴ってごみを大量に排出していた。本発
明は、これらの欠点を解決するためになされたものであ
る。
点があった。 （イ）インデックスが一体になっている印刷製本加工
は、そのインデックスが突出している形状であるがため
に、従来の方形状の印刷物のように一連の流れで製本す
ることができず、前記説明のように３つの業者の手を介
する必要性がり、それぞれの作業の間に移動が必要とさ
れ、時間的な無駄が多大であった。かつ移動も含めると
９工程になり、その作業の手間がかかるとともに、その
作業にあたる作業人員が必要とされていた。 （ロ）これらの工程が複数の機械を介しているため、そ
の機械作業の移動工程が必要であり、また他業者間の移
動も必要とされていたことから、その手間隙はさる事な
がら、移動における不良品の発生率も高いものであっ
た。 （ハ）複数の機械における生産効率はそれぞれにまちま
ちであり、その生産率によって生じる各工程のタイムラ
グがあるため、生産性が劣化し、それにあわせての生産
管理が複雑になっていた。 （ニ）製本における印刷物とインデックスが一体になっ
ている特殊な形状製品を加工する場合に平判用紙、一枚
の形状の紙から印刷製本される形式がとられていたため
に、ロール用紙をその平判用紙の規格に裁断する準備工
程が必要とされていた。 （ホ）印刷から製本までの工程の段階で印刷用紙の予備
や製本の予備を必要とすることからコストがかかる欠点
があり、同時に印刷、製本のロス率がたかいことから用
紙の使用量が多くなるという欠点があった。 （ヘ）平判用紙から作成する場合に、上下左右にそれぞ
れ不要な切り捨て部が発生し、印刷効率が非常に悪かっ
た。又、それに伴ってごみを大量に排出していた。本発
明は、これらの欠点を解決するためになされたものであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】印刷用ロール用紙の両面
に左右のどちらか片辺部あるいは左右両辺部の任意の位
置にタブを有する見開き状インデックス印刷を連続的に
おこなう。前記印刷工程を通過した印刷済みロール用紙
を前記インデックス印刷をした際の左右の非印刷部等の
余剰部を切り取る。前記余剰部切り離し工程を通過し連
接された見開き状インデックス用紙を連接させたまま中
心線にしたがって折り込む。前記折り込み工程を通過し
た連接折りたたみインデックス用紙を用紙単位に裁断す
る。前記用紙切り離し工程を通過して頁毎に切り離され
た折り畳みインデックス用紙を重ね合わせる。本発明
は、以上の方法よりなるロール用紙からのインデックス
用紙印刷製造方法である。あわせて、印刷用ロール用紙
取付部を融資、この工程手段を有する装置部を具備する
ロール式インデックス用紙印刷製造装置である。
に左右のどちらか片辺部あるいは左右両辺部の任意の位
置にタブを有する見開き状インデックス印刷を連続的に
おこなう。前記印刷工程を通過した印刷済みロール用紙
を前記インデックス印刷をした際の左右の非印刷部等の
余剰部を切り取る。前記余剰部切り離し工程を通過し連
接された見開き状インデックス用紙を連接させたまま中
心線にしたがって折り込む。前記折り込み工程を通過し
た連接折りたたみインデックス用紙を用紙単位に裁断す
る。前記用紙切り離し工程を通過して頁毎に切り離され
た折り畳みインデックス用紙を重ね合わせる。本発明
は、以上の方法よりなるロール用紙からのインデックス
用紙印刷製造方法である。あわせて、印刷用ロール用紙
取付部を融資、この工程手段を有する装置部を具備する
ロール式インデックス用紙印刷製造装置である。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を利用しながら説明する。本発明は図４に示すよう
に、両面印刷、型抜き、折り、頁断裁、仮製本という５
つの製造工程よりなっている。まず、印刷工程印刷用ロ
ール用紙取付部から給紙された印刷用ロール用紙の両面
に左右のどちらか片辺部あるいは左右両辺部の任意の位
置にタブを有する見開き状インデックス印刷を連続的に
おこなう。型抜き工程として、前記印刷工程を通過した
印刷済みロール用紙を前記インデックス印刷をした際の
左右の非印刷部等の余剰部を非印刷部切断ロールカッタ
ーを用いて切り取る。折り工程として、前記余剰部切り
離し工程を通過し連接された見開き状インデックス用紙
を連接させたまま二つ折りユニットを利用して中心線に
したがって折り込む。頁断裁工程として、前記折り込み
工程を通過した連接折りたたみインデックス用紙を頁切
断ロールカッターを用いて用紙単位に裁断する。仮製本
工程として、前記用紙切り離し工程を通過して頁毎に切
り離された折り畳みインデックス用紙を重ね合わせる。
この際、任意の数量で重ね合わせた上で、バンド掛けや
折り返し辺部にテープで仮止めするなどして、仮製本す
る。場合に応じては、最後の仮製本工程は機械を通さず
人為的なものにすることも可能である。本発明は、以上
の工程よりなる。これらの工程を実現すべく構成された
のが、図５に示す構成よりなる装置である。以下、この
装置の各装置部について図を利用しながら説明する。図
６は印刷装置部の概略図である。図に示すようにロール
用紙取付部（８）があり、ロール用紙軸（５）にロール
用紙（１）が取りつけられている。ここから給紙された
ロール用紙は印刷装置部の上面印刷部に搬送される。こ
の上面印刷部において、インデックスのタグ付印刷に適
した印刷が上面印刷用ロール（１４）を介して印刷され
る。その際、その紙ずれを防ぎ安定した押さえ込みと搬
送を補助する上面印刷用受け軸（１５）とこの上面印刷
用ロール（１４）とでロール用紙（１）をはさみこんで
行われる。そして、この上面印刷がされた部分は、印刷
定着装置などを介して印刷が定着される。この際、使用
インクを速乾性のインクをもちいれば、定着部を必要と
しなくても、インクを定着させることができる。上面印
刷されたロール用紙は、次の下面印刷の工程部へ搬送さ
れる際に捻り搬送されることで、用紙の転地が逆転され
て搬送される。そして、次の下面印刷の工程部にて、同
様に下面印刷用ロール（１６）と下面印刷用受け軸（１
７）にて下面印刷がロール用紙（１）にされる。次の裁
断工程として、図７に示された余剰部切り離し装置部
（１０）を利用して説明する。両面印刷されたロール用
紙は、この余剰部切り離し装置部（１０）において側辺
非印刷部切り離し部（４）が裁断される。裁断にあたっ
ては、非印刷部切断ロールカッター（１９）が用いられ
る。この非印刷部切断ロールカッター（１９）は、軸に
非印刷部切断カッター（１８）が取りつけられたもので
ある。この際、軸周は頁の連接部に設けられた頁切り離
し部（７）間のいわゆる頁の上下幅と同じかその整数倍
の長さであることが望ましい。これに、側辺非印刷部切
り離し部（４）の切り目に合わせて配置された非印刷部
切断カッター（１８）が取りつけられており、カッター
受け軸（２１）とでロール用紙を挟み込み搬送させなが
ら、任意の形状に裁断してタブ付連帳インデックス用紙
（２０）にする。そして、この工程で得られたタブ付連
帳インデックス用紙（２０）は、図８に示す折りこみ装
置部（１１）にて折り工程がなされる。折りこみ装置部
（１１）には二つ折りガイド（２２）があり、搬送され
たタブ付連帳インデックス用紙（２０）はこの二つ折り
ガイド（２２）に沿って搬送されていく。この二つ折り
ガイド（２２）は用紙進入部は側辺にガイドを有する平
板状になっているが、進行するにつれ、左右両側辺部が
重なるように折れ曲がっていき、用紙排出口においては
密着して用紙が中心線から折りこまれた状態となって排
出される。これによって、連帳のまま用紙の折りこみが
なされる。この折工程を経たタブ付連帳インデックス用
紙（２０）は、図９に示す用紙切り離し装置部（１２）
の頁切断ロールカッター（２４）を介して頁断裁工程が
なされる。この頁切断ロールカッター（２４）は、軸に
頁切断カッター（２３）が取りつけられたものである。
この際、軸は頁裁断幅と同じかもしくはその整数倍のも
のであることが望ましく、その軸状に頁切り離し部
（７）にカッターの刃があたるように頁切断カッター
（２３）が設けられている。ここで頁単位に裁断され
た、二つ折りのインデックス用紙は、帳合装置部に搬送
され、この製本ユニットにて仮製本される。この帳合装
置に関しては装置として取りつけることが望ましいが、
この装置がなくても人的作業で仮製本することも考えら
れる。本発明は、以上のような構成からなり、各工程を
経ることでロール用紙からインデックス用紙が一連の流
れで製造されるものである。
て図を利用しながら説明する。本発明は図４に示すよう
に、両面印刷、型抜き、折り、頁断裁、仮製本という５
つの製造工程よりなっている。まず、印刷工程印刷用ロ
ール用紙取付部から給紙された印刷用ロール用紙の両面
に左右のどちらか片辺部あるいは左右両辺部の任意の位
置にタブを有する見開き状インデックス印刷を連続的に
おこなう。型抜き工程として、前記印刷工程を通過した
印刷済みロール用紙を前記インデックス印刷をした際の
左右の非印刷部等の余剰部を非印刷部切断ロールカッタ
ーを用いて切り取る。折り工程として、前記余剰部切り
離し工程を通過し連接された見開き状インデックス用紙
を連接させたまま二つ折りユニットを利用して中心線に
したがって折り込む。頁断裁工程として、前記折り込み
工程を通過した連接折りたたみインデックス用紙を頁切
断ロールカッターを用いて用紙単位に裁断する。仮製本
工程として、前記用紙切り離し工程を通過して頁毎に切
り離された折り畳みインデックス用紙を重ね合わせる。
この際、任意の数量で重ね合わせた上で、バンド掛けや
折り返し辺部にテープで仮止めするなどして、仮製本す
る。場合に応じては、最後の仮製本工程は機械を通さず
人為的なものにすることも可能である。本発明は、以上
の工程よりなる。これらの工程を実現すべく構成された
のが、図５に示す構成よりなる装置である。以下、この
装置の各装置部について図を利用しながら説明する。図
６は印刷装置部の概略図である。図に示すようにロール
用紙取付部（８）があり、ロール用紙軸（５）にロール
用紙（１）が取りつけられている。ここから給紙された
ロール用紙は印刷装置部の上面印刷部に搬送される。こ
の上面印刷部において、インデックスのタグ付印刷に適
した印刷が上面印刷用ロール（１４）を介して印刷され
る。その際、その紙ずれを防ぎ安定した押さえ込みと搬
送を補助する上面印刷用受け軸（１５）とこの上面印刷
用ロール（１４）とでロール用紙（１）をはさみこんで
行われる。そして、この上面印刷がされた部分は、印刷
定着装置などを介して印刷が定着される。この際、使用
インクを速乾性のインクをもちいれば、定着部を必要と
しなくても、インクを定着させることができる。上面印
刷されたロール用紙は、次の下面印刷の工程部へ搬送さ
れる際に捻り搬送されることで、用紙の転地が逆転され
て搬送される。そして、次の下面印刷の工程部にて、同
様に下面印刷用ロール（１６）と下面印刷用受け軸（１
７）にて下面印刷がロール用紙（１）にされる。次の裁
断工程として、図７に示された余剰部切り離し装置部
（１０）を利用して説明する。両面印刷されたロール用
紙は、この余剰部切り離し装置部（１０）において側辺
非印刷部切り離し部（４）が裁断される。裁断にあたっ
ては、非印刷部切断ロールカッター（１９）が用いられ
る。この非印刷部切断ロールカッター（１９）は、軸に
非印刷部切断カッター（１８）が取りつけられたもので
ある。この際、軸周は頁の連接部に設けられた頁切り離
し部（７）間のいわゆる頁の上下幅と同じかその整数倍
の長さであることが望ましい。これに、側辺非印刷部切
り離し部（４）の切り目に合わせて配置された非印刷部
切断カッター（１８）が取りつけられており、カッター
受け軸（２１）とでロール用紙を挟み込み搬送させなが
ら、任意の形状に裁断してタブ付連帳インデックス用紙
（２０）にする。そして、この工程で得られたタブ付連
帳インデックス用紙（２０）は、図８に示す折りこみ装
置部（１１）にて折り工程がなされる。折りこみ装置部
（１１）には二つ折りガイド（２２）があり、搬送され
たタブ付連帳インデックス用紙（２０）はこの二つ折り
ガイド（２２）に沿って搬送されていく。この二つ折り
ガイド（２２）は用紙進入部は側辺にガイドを有する平
板状になっているが、進行するにつれ、左右両側辺部が
重なるように折れ曲がっていき、用紙排出口においては
密着して用紙が中心線から折りこまれた状態となって排
出される。これによって、連帳のまま用紙の折りこみが
なされる。この折工程を経たタブ付連帳インデックス用
紙（２０）は、図９に示す用紙切り離し装置部（１２）
の頁切断ロールカッター（２４）を介して頁断裁工程が
なされる。この頁切断ロールカッター（２４）は、軸に
頁切断カッター（２３）が取りつけられたものである。
この際、軸は頁裁断幅と同じかもしくはその整数倍のも
のであることが望ましく、その軸状に頁切り離し部
（７）にカッターの刃があたるように頁切断カッター
（２３）が設けられている。ここで頁単位に裁断され
た、二つ折りのインデックス用紙は、帳合装置部に搬送
され、この製本ユニットにて仮製本される。この帳合装
置に関しては装置として取りつけることが望ましいが、
この装置がなくても人的作業で仮製本することも考えら
れる。本発明は、以上のような構成からなり、各工程を
経ることでロール用紙からインデックス用紙が一連の流
れで製造されるものである。
【０００６】
【発明の効果】本発明において、まず左右側辺部にのみ
非印刷部を設け頁間は続けて印刷することにより、突起
物であるインデックスを含む印刷物の印刷に平判用紙を
使用することなくロール状用紙に直接印刷することが可
能となり、ロール用紙を平判裁断するという準備工程を
省くことができた。これにより、機械間の移動工程がな
くなり、不良品の発生率をさげかつ能率的に印刷するこ
とが可能となった。非印刷部切断ロールカッターを使用
して左右側辺部を連続的に裁断することにより、頁間を
裁断することなく次の折りこみ工程へロール状用紙的に
搬送することが可能となった。ロール用紙の給紙から印
刷、不要部の裁断、折りこみ、そして頁裁断するという
本発明の装置並びに工程によって、最終仮製本の段階ま
で連続状の用紙に対する作業が可能となり、途中の機械
間やそれに伴う作業業者間の移動を省くことができるよ
うになった。これにより移動に伴う時間の削減、移動に
よる不良品の発生の防止、各作業に必要な人員の削減に
伴うコスト削減が可能となった。また、一つの装置で連
続的に作業がされ、それらの各工程による生産性を統一
することができるため、作業上の時間的ロスがなくな
り、全体的に飛躍的に生産効率を向上させることが可能
となった。
非印刷部を設け頁間は続けて印刷することにより、突起
物であるインデックスを含む印刷物の印刷に平判用紙を
使用することなくロール状用紙に直接印刷することが可
能となり、ロール用紙を平判裁断するという準備工程を
省くことができた。これにより、機械間の移動工程がな
くなり、不良品の発生率をさげかつ能率的に印刷するこ
とが可能となった。非印刷部切断ロールカッターを使用
して左右側辺部を連続的に裁断することにより、頁間を
裁断することなく次の折りこみ工程へロール状用紙的に
搬送することが可能となった。ロール用紙の給紙から印
刷、不要部の裁断、折りこみ、そして頁裁断するという
本発明の装置並びに工程によって、最終仮製本の段階ま
で連続状の用紙に対する作業が可能となり、途中の機械
間やそれに伴う作業業者間の移動を省くことができるよ
うになった。これにより移動に伴う時間の削減、移動に
よる不良品の発生の防止、各作業に必要な人員の削減に
伴うコスト削減が可能となった。また、一つの装置で連
続的に作業がされ、それらの各工程による生産性を統一
することができるため、作業上の時間的ロスがなくな
り、全体的に飛躍的に生産効率を向上させることが可能
となった。
【図１】従来の平判式インデックス用紙の製造過程途中
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図２】インデックス用紙の説明図である。
【図３】従来の平判式インデックス用紙の製造工程の説
明図である。
明図である。
【図４】本発明のロール式インデックス用紙の製造工程
の説明図である。
の説明図である。
【図５】本発明の装置図である。
【図６】本発明の印刷装置部の概略図である。
【図７】本発明の余剰部切り離し装置部の概略図であ
る。
る。
【図８】本発明の折り込み装置部の概略図である。
【図９】本発明の用紙切り離し装置部の概略図である。
１ ロール用紙、 ２ タブ、３
折り込み部、 ４ 側辺非印刷部切
り離し部、５ ロール用紙軸、 ６
インデックス用紙、７ 頁切り離し部、
８ ロール用紙取付部、９ 印刷装置部、
１０ 余剰部切り離し装置部、１１ 折り込
み装置部、 １２ 用紙切り離し装置部、
１３ 帳合装置部、 １４ 上面印刷
用ロール、１５ 上面印刷用受け軸、 １６
下面印刷用ロール、１７ 下面印刷用受け軸、
１８ 非印刷部切断カッター １９ 非印刷部切断ロールカッター、 ２０ タブ付連
帳インデックス用紙、２１ カッター受け軸、
２２ 二つ折りガイド、２３ 頁切断カッター、
２４ 頁切断ロールカッター、２５ 製
本ユニット、 ２６ タブ付単帳インデ
ックス用紙、３１ 平判用紙、 ３
２ 上部頁、３３ 下部頁、 ３
４ 上部頁左面印刷部、３５ 上部頁右面印刷部、
３６ 下部頁左面印刷部、３７ 下部頁右面印
刷部、 ３８ 上下頁切断部、３９ 上部非
印刷切り離し部、 ４０ 下部非印刷切り離し
部、
折り込み部、 ４ 側辺非印刷部切
り離し部、５ ロール用紙軸、 ６
インデックス用紙、７ 頁切り離し部、
８ ロール用紙取付部、９ 印刷装置部、
１０ 余剰部切り離し装置部、１１ 折り込
み装置部、 １２ 用紙切り離し装置部、
１３ 帳合装置部、 １４ 上面印刷
用ロール、１５ 上面印刷用受け軸、 １６
下面印刷用ロール、１７ 下面印刷用受け軸、
１８ 非印刷部切断カッター １９ 非印刷部切断ロールカッター、 ２０ タブ付連
帳インデックス用紙、２１ カッター受け軸、
２２ 二つ折りガイド、２３ 頁切断カッター、
２４ 頁切断ロールカッター、２５ 製
本ユニット、 ２６ タブ付単帳インデ
ックス用紙、３１ 平判用紙、 ３
２ 上部頁、３３ 下部頁、 ３
４ 上部頁左面印刷部、３５ 上部頁右面印刷部、
３６ 下部頁左面印刷部、３７ 下部頁右面印
刷部、 ３８ 上下頁切断部、３９ 上部非
印刷切り離し部、 ４０ 下部非印刷切り離し
部、
Claims (4)
- 【請求項１】 印刷用ロール用紙の両面に左右のどちら
か片辺部あるいは左右両辺部の任意の位置にタブを有す
る見開き状インデックス印刷を連続的におこなう印刷工
程と、 前記印刷工程を通過した印刷済みロール用紙を前記イン
デックス印刷をした際の左右の非印刷部等の余剰部を切
り取る余剰部切り離し工程と、 前記余剰部切り離し工程を通過し連接された見開き状イ
ンデックス用紙を連接させたまま中心線にしたがって折
り込む折り込み工程と、 前記折り込み工程を通過した連接折りたたみインデック
ス用紙を用紙単位に裁断する用紙切り離し工程と前記用
紙切り離し工程を通過して頁毎に切り離された折り畳み
インデックス用紙を重ね合わせる帳合工程とよりなるロ
ール用紙からのインデックス用紙印刷製造方法。 - 【請求項２】 印刷用ロール用紙の両面に左右のどちら
か片辺部あるいは左右両辺部の位置にタブを有する見開
き状インデックス印刷を連続的におこなう印刷工程と、 前記印刷工程を通過した印刷済みロール用紙を前記イン
デックス印刷をした際の左右の非印刷部等の余剰部を切
り取る余剰部切り離し工程と、 前記余剰部切り離し工程を通過し連接された見開き状イ
ンデックス用紙を連接させたまま中心線にしたがって折
り込む折り込み工程と、 前記折り込み工程を通過した連接折りたたみインデック
ス用紙を用紙単位に裁断する用紙切り離し工程とよりな
るロール用紙からのインデックス用紙印刷製造方法。 - 【請求項３】 印刷用ロール用紙取付部と、 該印刷用ロール用紙の両面に左右のどちらか片辺部ある
いは左右両辺部の任意の位置にタブを有する見開き状イ
ンデックス印刷を連続的におこなう印刷装置部と、 前記印刷装置部を通過した印刷済みロール用紙を前記イ
ンデックス印刷をした際の左右の非印刷部等の余剰部を
切り取る余剰部切り離し装置部と、 前記余剰部切り離し装置部を通過し連接された見開き状
インデックス用紙を連接させたまま中心線にしたがって
折り込む折り込み装置部と、 前記折り込み装置部を通過した連接折りたたみインデッ
クス用紙を用紙単位に裁断する用紙切り離し装置部と前
記用紙切り離し装置部を通過して頁毎に切り離された折
り畳みインデックス用紙を重ね合わせる帳合装置部とよ
りなるロール式インデックス用紙印刷製造装置。 - 【請求項４】 印刷用ロール用紙取付部と、 印刷用ロール用紙の両面に左右のどちらか片辺部あるい
は左右両辺部の位置にタブを有する見開き状インデック
ス印刷を連続的におこなう印刷装置部と、 前記印刷装置部を通過した印刷済みロール用紙を前記イ
ンデックス印刷をした際の左右の非印刷部等の余剰部を
切り取る余剰部切り離し装置部と、 前記余剰部切り離し装置部を通過し連接された見開き状
インデックス用紙を連接させたまま中心線にしたがって
折り込む折り込み装置部と、 前記折り込み装置部を通過した連接折りたたみインデッ
クス用紙を用紙単位に裁断する用紙切り離し装置部とよ
りなるロール式インデックス用紙印刷製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11111286A JP2000263972A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | ロール用紙からのインデックス用紙印刷製造方法並びにロール式インデックス用紙印刷製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11111286A JP2000263972A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | ロール用紙からのインデックス用紙印刷製造方法並びにロール式インデックス用紙印刷製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000263972A true JP2000263972A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=14557387
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11111286A Pending JP2000263972A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | ロール用紙からのインデックス用紙印刷製造方法並びにロール式インデックス用紙印刷製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000263972A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005319666A (ja) * | 2004-05-07 | 2005-11-17 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 印刷ジョブ作成プログラムおよび印刷装置 |
-
1999
- 1999-03-15 JP JP11111286A patent/JP2000263972A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005319666A (ja) * | 2004-05-07 | 2005-11-17 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 印刷ジョブ作成プログラムおよび印刷装置 |
| JP4529538B2 (ja) * | 2004-05-07 | 2010-08-25 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 印刷ジョブ作成プログラムおよび印刷装置 |
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