JP2000263918A - インクジェット記録用紙 - Google Patents

インクジェット記録用紙

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JP2000263918A
JP2000263918A JP11068553A JP6855399A JP2000263918A JP 2000263918 A JP2000263918 A JP 2000263918A JP 11068553 A JP11068553 A JP 11068553A JP 6855399 A JP6855399 A JP 6855399A JP 2000263918 A JP2000263918 A JP 2000263918A
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】水溶性染料を使用したインクを用いたインクジ
ェット記録に好適な、インク吸収性、発色性、及び画像
耐光性に優れた高品質な画像再現を実現することのでき
るインクジェット記録用紙を提供する。 【解決手段】支持体の少なくとも一方の面に顔料と結着
剤を主成分とするインク受容層を設けてなるインクジェ
ット記録用紙。該インク受容層が、下記(I)式で表さ
れるアルコキシル基を有するアミノエーテル型のヒンダ
ードアミン系化合物を含有する点に特徴がある。 (I)式 但し R:C2n+1 、n=1〜14 R:C2n 、n=1〜14 R〜R:アルキル基又はカルボニル基

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水溶性染料からなるイ
ンクを用いて記録する被記録材に関し、特に、インク吸
収性、発色性及び画像耐光性に優れたインクジェット記
録用紙に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、インクの微
小液滴を各種の方法によって飛翔させ、紙などの記録用
紙に付着させて画像や文字を形成する記録方式であるた
め、高速化及びフルカラー化が容易である上、記録の際
の騒音が低く、装置が低価格なことから近年目覚ましい
普及を遂げている。特に最近のフルカラーインクジェッ
トプリンターは、インク滴の微小化やインクの改良が大
幅に進んだ結果、銀塩写真に迫る高解像度と高階調性を
実現しており、デジタルカメラ等で撮影したデジタル画
像を直接インクジェットプリンターで印刷するユーザー
も増加しつつある。
【0003】従って、その高画質な記録画像を長期にわ
たって掲示又は保管する場合も増加している。そこで、
インクジェット記録用紙に対して、画像の高画質化(高
品位化)と共に保存性、特に画像耐光性に対する要求が
高まりつつある。しかしながら、通常のインクジェット
記録用紙にインクジェットプリンターで記録した場合に
は、日光や蛍光灯等の照射光に含まれる紫外線により、
記録画像の退色が発生する。斯かる不都合を改善するた
めに、長期保存性に対する改良が求められるようになる
に従い、顔料インク等を使用する方法が採られることも
あるが、発色の鮮明性の観点から、染料インク系で耐光
性を改善することが望まれる。
【0004】そこで、染料インクを用いた画像の耐光性
を改善する手段として、例えば、インクジェット記録用
紙に、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系等の紫
外線吸収剤を添加する方法(特開昭57−87988号
公報、特開昭63−222885号公報)や酸化亜鉛粉
末とカチオン性樹脂添加剤を併用する方法(特開平7−
32725号公報)等が提案された。
【0005】しかしながらこれらの場合には、上記紫外
線吸収剤等の添加剤を均一に分散させる事が難しいため
に、画像耐光性に対して充分な効果を得ることができな
い上、高画質化という面においても充分ではないという
欠点があった。また、アルキル置換、アセチル置換及び
無置換のヒンダードアミン系化合物を添加する方法(特
開昭61−146591号公報)も提案されたが、充分
な画像耐光性効果を得るには至っていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、水溶性染料からなるインクを用いて記録するため
の、インク吸収性、発色性及び画像耐光性に優れたイン
クジェット記録用紙を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、画
像耐光性を改善すべく更に検討した結果、アルコキシル
基を有するアミノエーテル型のヒンダードアミン系化合
物を記録層に含有させることにより極めて良好な結果を
得ることができることを見出し、本発明に到達した。従
って本発明は、支持体の少なくとも一方の面に顔料と結
着剤を主成分とするインク受容層を設けてなるインクジ
ェット記録用紙であって、該インク受容層が、下記
(I)式で表されるアルコキシル基を有するアミノエー
テル型のヒンダードアミン系化合物を含有することを特
徴とするインクジェット記録用紙である。
【0008】(I)式 但し R:C2n+1 、n=1〜14 R:C2n 、n=1〜14 R〜R:アルキル基又はカルボニル基
【0009】
【発明の実施の形態】本発明における支持体としては、
紙又はフィルム等のシート状物質を使用することができ
るが、木材セルロースを原料とする紙であって、抄紙用
パルプを主体として構成されるものが好ましい。前記抄
紙用パルプとしては、LBKP、NBKPなどの化学パ
ルプや、GP、TMP等の機械パルプ及び古紙パルプが
挙げられ、特に限定されるものではない。これらのパル
プは、必用に応じて単独で使用することも併用して使用
することもできる。また、紙の表面に樹脂フィルムを貼
り合わせたり溶融樹脂によって加工した、いわゆるラミ
ネート紙等の使用も可能である。
【0010】本発明で言うインク受容層は顔料及び結着
剤を主成分とするが、前記顔料としては合成シリカが好
ましく用いられる。上記合成シリカは、化学便覧応用化
学編(昭和61年10月15日丸善(株)発行、日本化
学会編)256頁に記載されているホワイトカーボン及
び無水シリカであるが、本発明においては、特にホワイ
トカーボンが好ましい。
【0011】また、この場合の結着剤の種類は、原紙と
の接着力が強く乾燥後に被膜を形成するものであれば特
に限定されるものではない。このような結着剤として
は、酸化デンプン、エステル化デンプン、酵素変性デン
プン、カチオン化デンプンなどのデンプン類、鹸化度の
異なる各種ポリビニルアルコール及びその誘導体、カゼ
イン、大豆タンパク質類、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導
体、スチレン−アクリル樹脂、イソブチレン−無水マレ
イン酸樹脂、アクリルエマルジョン、酢ビエマルジョ
ン、塩化ビニリデンエマルジョン、ポリエステルエマル
ジョン、スチレン−ブタジエンラテックス、アクリルニ
トリルブタジエンラテックス等が挙げられる。
【0012】本発明におけるインク受容層には、画像耐
光性を付与するために、下記(I)式で表されるアルコ
キシル基を有するアミノエーテル型のヒンダードアミン
系化合物を用いるが、特に、ベンゾトリアゾール系化合
物を併用することにより、更に画像の耐光性を向上させ
ることができる。
【0013】(I)式 但し R:C2n+1 、n=1〜14 R:C2n 、n=1〜14 R〜R:アルキル基又はカルボニル基
【0014】(I)式中のR及びRにおけるnは6
〜10であることが好ましい。また、アルキル基又はカ
ルボニル基であるR〜Rとしては、特にnが1〜4
の低級アルキル基であることが好ましく、特にメチル基
であることが好ましい。本発明のアルコキシル基を有す
るアミノエーテル型のヒンダードアミン系化合物として
は、RがC17、RがC16、R〜R
がメチル基であるビス−(2,2,6,6−テトラメチ
ル−1−(オクチルオキシ)−4−ピペリジニル)セバ
ケートが特に好ましい。
【0015】一般にヒンダードアミン系化合物は、空気
中のヒドロペルオキシドや三重項酸素と反応してニトロ
キシラジカルを生じ、これがさらに、インク中の染料等
が光劣化することにより発生した高分子ラジカルを捕獲
してアミノエーテルになる。このアミノエーテルは、次
に、高分子ラジカルと空気中の酸素との反応により生成
したペルオキシラジカルと反応し、再びニトロキシラジ
カルを生成する。或いは、このアミノエーテルはオレフ
ィンを放出し、同時に生じたヒドロキシルアミンがペル
オキシラジカルと反応し、再びニトロキシラジカルに戻
る。このようなサイクルを繰り返し、ラジカルを捕捉し
て連鎖反応を禁止することにより、インク中の染料、す
なわち画像の光劣化を防ぐと考えられる。
【0016】本発明で用いるアルコキシル基を有するア
ミノエーテル型のヒンダードアミン系化合物の場合には
始めから構造式中にアミノエーテルの形があるので、ペ
ルオキシラジカルが生じても直ちに捕獲することがで
き、このことが画像の光劣化防止に対して大きな効果を
生ずると考えられる。これに対し、従来のアルキル置
換、アセチル置換及び無置換のヒンダードアミン系化合
物の場合には、アミノエーテルを生成する段階にエネル
ギー的な障害があるので、本発明の場合とは異なり、充
分な画像耐光性効果を得るには至らなかったと考えられ
る。
【0017】インク受容層に含まれるアルコキシル基を
有するアミノエーテル型のヒンダードアミン系化合物
(以下、単にヒンダードアミン系化合物とする)の含有
量は、インク受容層中に0.5〜15重量%であること
が好ましく、2〜8重量%の範囲内であることが特に好
ましい。ヒンダードアミン系化合物の含有量が0.5重
量%未満である場合には画像耐光性の付与が充分ではな
く、逆に、15重量%を越えると製造時の塗工適性が悪
化する。
【0018】本発明においては、ベンゾトリアゾール系
化合物をヒンダードアミン系化合物と併用することによ
り、更に耐光性を改善することができる。上記ベンゾト
リアゾール系化合物としては、例えば2−(2−ヒドロ
キシ−3,5−ジ−t−アミルフェニル)−2H−ベン
ゾトリアゾール、イソ−オクチル−3,3−(2H−ベ
ンゾトリアゾール−2−イル)−5−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニルプロピオネート、2−[2−ヒドロ
キシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルベンジル)フェニ
ル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロ
キシ−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル)−5
−クロロベンゾトリアゾール等が好ましい。
【0019】インク受容層に含まれるベンゾトリアゾー
ル系化合物の含有量は、インク受容層中に0.5〜12
重量%であることが好ましく、2.5〜8重量%の範囲
内であることが特に好ましい。ベンゾトリアゾール系化
合物の含有量が0.5重量%未満の場合には画像耐光性
改善効果が充分ではなく、逆に、ベンゾトリアゾール系
化合物の含有量が12重量%を越える場合には塗工層の
着色が顕著になる。
【0020】また、インク受容層の塗布量は固形分換算
で5〜25g/mとすることが好ましく、7〜20g/m
とすることが特に好ましい。インク受容層が5g/m
満であると充分なインク吸収性が得られず、滲み等が発
生する。逆に、インク受容層が25g/mを越えると、
インク吸収容量が過剰となって記録濃度が低下するた
め、やはり高品位な画質を得ることができない。
【0021】更に、インク受容層には画像耐水性を付与
するためにカチオン性樹脂である染料定着剤を添加する
ことが好ましく、そのカチオン性樹脂の種類としては、
例えば、ジシアンジアミド・アルキルアミン重縮合物、
ジシアンジアミド・ホルマリン重縮合物、ポリエチレン
イミン誘導体、アルキルアミン(・アンモニア)・エピ
クロルヒドリン系重縮合物、ポリメタクリル酸系4級ア
ンモニウム塩誘導体、ポリジアリルジメチルアンモニウ
ムクロライド等、市販の染料定着剤を挙げることができ
る。尚、この様な染料定着剤は、本発明の効果を損なわ
ない範囲内で適宜併用することができる。また必要に応
じて、消泡剤、表面サイズ剤、耐水化剤、pH調整剤、
紫外線吸収剤、酸化防止剤、色相を調整する為の染料や
有色顔料、蛍光染料等を、本発明の効果を損なわない範
囲内で適宜併用することができる。
【0022】基紙上にインク受容層を設ける手段として
は、各種ブレードコーター、ロールコーター、エアーナ
イフコーター、バーコーター、カーテンコーター、グラ
ビアコーター、ゲートロールコーター等の公知の塗工装
置を用いることができる。更に、表面仕上げとして、マ
シンカレンダー、ソフトカレンダー、スーパーカレンダ
ー等の各種カレンダー装置を単独又は併用して使用する
ことができる。又、本発明においては、インク受容層上
に、光沢層や別のインク受容層などを一層以上、本発明
の効果を損なわない範囲内で適宜設けることができる。
【0023】
【実施例】以下に、本発明の記録用紙の具体的な構成を
実施例によって説明すると共に、本記録用紙の特性を比
較例と対比して説明するが、本発明はこれによって限定
されるものではない。なお、実施例中の「部」は全て
「重量部」を表す。
【0024】実施例1.基紙として、ろ水度440ml
(c.s.f.)の広葉樹晒クラフトパルプ(L−BK
P)93部とろ水度520ml(c.s.f.)の針葉
樹晒クラフトパルプ(N−BKP)7部、タルク7部、
硫酸バンド1.5部、サイズ剤0.4部、歩留向上剤
0.02部からなるスラリーを調製し、ツインワイヤー
抄紙機で抄紙した後にシリンダードライヤーにて前乾燥
を施し、次いで2ロールサイズプレス装置を用い、塗液
1を両面で塗工量が固形分で4g/mとなるように塗布
し、マシンカレンダー処理を施して、平滑度が35秒で
坪量が157g/mの支持体となる基紙を得た。この基
紙の上に、マイヤーバーコーターを用いて塗液2を固形
分で13g/mとなるように塗布した後、カレンダー装
置を用いて線圧80kg/cmで処理することによりイ
ンク受容層を設け、坪量が170g/mのインクジェッ
ト記録用紙を得た。
【0025】塗液1(水以外は全て固形分配合量): 水溶性高分子:酸化澱粉 MS#3600(日本食品化
工社製)100部 表面サイズ剤:ハマコートS−200L(ミサワセラミ
ックス社製)2部 消泡剤:ノプコ8034L(サンノプコ社製)0.1部 水:900部
【0026】塗液2(水以外は全て固形分配合量): 合成シリカ:ファインシールX−37B (トクヤマ社
製)100部 水溶性高分子:PVA−117(クラレ社製)15部 染料定着剤:PAS−H−10L(日東紡績社製)5部 ヒンダードアミン系化合物(チヌビン123、チバ・ス
ペシャルティ・ケミカルズ社製):ビス−(2,2,
6,6−テトラメチル−1−(オクチルオキシ)−4−
ピペリジニル)セバケート3部 ベンゾトリアゾール系化合物:チヌビン900(チバ・
スペシャルティ・ケミカルズ社製)10部 消泡剤:SNデフォーマー480(サンノプコ社製)
0.1部 水:550部
【0027】実施例2.塗液2で使用したヒンダードア
ミン系化合物(チヌビン123)の添加量を10部とし
た他は、実施例1の場合と全く同様にしてインクジェッ
ト記録用紙を得た。
【0028】実施例3.塗液2で使用したヒンダードア
ミン系化合物(チヌビン123)の添加量を20部とし
た他は、実施例1の場合と全く同様にしてインクジェッ
ト記録用紙を得た。
【0029】実施例4.塗液2で使用したベンゾトリア
ゾール系化合物(チヌビン900)の添加量を15部と
した他は、実施例1の場合と全く同様にしてインクジェ
ット記録用紙を得た。
【0030】実施例5.塗液2で使用したベンゾトリア
ゾール系化合物(チヌビン900)の添加量を0部とし
た他は、実施例1の場合と全く同様にしてインクジェッ
ト記録用紙を得た。
【0031】比較例1.塗液2で使用したヒンダードア
ミン系化合物として、チヌビン123の代わりにチヌビ
ン144(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、下
記式(II))を用いた他は、実施例1の場合と全く同様
にしてインクジェット記録用紙を得た。式(II) 但し R
【0032】比較例2.塗液2で使用したヒンダードア
ミン系化合物(チヌビン123)の代わりにチヌビン2
92(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、下記式
(III))を使用した他は、実施例1の場合と全く同様
にしてインクジェット記録用紙を得た。式(III) 但し R:C16
【0033】比較例3.塗液2で使用したヒンダードア
ミン系化合物を使用しなかった他は実施例1の場合と全
く同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
【0034】比較例4.塗液2で使用したベンゾトリア
ゾール系化合物の配合量を0部とした他は、比較例1と
全く同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
【0035】実施例1〜5及び比較例1〜4で得られた
インクジェット記録用紙の評価結果は表1にまとめた通
りである。尚、評価記号については、◎及び○であれば
特に問題なく使用が可能である。
【表1】
【0036】(1)インクジェット記録試験 記録試験の評価は、インクジェットプリンター(PM−
750C、セイコーエプソン株式会社製)を用いて所定
のベタ及び画像パターンを記録し、下記の基準によって
評価した。 a、記録濃度 ブラックインクを用いたベタパターンの記録濃度をマク
ベス濃度計(RD915、Macbeth社製)を用い
て測定した。
【0037】b、画像耐光性 耐光性試験機(キセノンウェザーメーターSC700−
WN、スガ試験機社製)を用いて25時間処理した後の
マゼンタインク記録濃度を測定し、処理前からの記録濃
度残存率を下記の基準によって評価した。 ◎:記録濃度残存率90%以上。 ○:記録濃度残存率70%以上90%未満。 △:記録濃度残存率50%以上70%未満。 ×:記録濃度残存率50%未満。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、水溶性染料からなるイ
ンクを用いてインクジェット記録をした場合のインク吸
収性、発色性及び画像耐光性に優れたインクジェット記
録用紙が得られる。
フロントページの続き (72)発明者 上野 隆 東京都新宿区上落合1−30−6 日本製紙 株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 黒山 良弘 東京都新宿区上落合1−30−6 日本製紙 株式会社商品開発研究所内 Fターム(参考) 2H086 BA15 BA33 BA34 4D075 AC14 AC23 AC24 AC25 AC53 AC60 CA35 DB18 DC27 EA06 EA33

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体の少なくとも一方の面に顔料と結着
    剤を主成分とするインク受容層を設けてなるインクジェ
    ット記録用紙であって、該インク受容層が、下記(I)
    式で表されるアルコキシル基を有するアミノエーテル型
    のヒンダードアミン系化合物を含有することを特徴とす
    るインクジェット記録用紙。 (I)式 但し R:C2n+1 、n=1〜14 R:C2n 、n=1〜14 R〜R:アルキル基又はカルボニル基
  2. 【請求項2】該インク受容層がベンゾトリアゾール系化
    合物を含有する、請求項1に記載されたインクジェット
    記録用紙。
JP06855399A 1998-12-02 1999-03-15 インクジェット記録用紙 Expired - Fee Related JP3377464B2 (ja)

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