JP2000263710A - 保護フィルム - Google Patents

保護フィルム

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JP2000263710A
JP2000263710A JP11066906A JP6690699A JP2000263710A JP 2000263710 A JP2000263710 A JP 2000263710A JP 11066906 A JP11066906 A JP 11066906A JP 6690699 A JP6690699 A JP 6690699A JP 2000263710 A JP2000263710 A JP 2000263710A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】顔料を含む塗布層を設けたマット化保護フィル
ムであって、照明の映り込みを効果的に防止することが
でき、しかも白化の問題がない保護フィルムを提供す
る。 【解決手段】透明な基材の一方の面に、樹脂と顔料とを
含む塗布層を設ける。この塗布層に含有される顔料4
は、コア41とそれを覆う外層42とを備え、外層42
を構成する材料の屈折率がコア41を構成する材料の屈
折率より大きいビーズである。塗布層の厚さはこの顔料
の平均粒径とほぼ等しく、顔料が層表面から若干突出す
る程度である。この保護フィルムは裏面に接着剤層を備
えていても良く、インクジェット記録等の印刷物上に接
着剤層を介して貼付する。保護フィルム貼付後の印刷物
はクリアでしかもぎらつきや照明の映り込みがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種表示物、印刷
物、写真等の表面を保護するための保護フィルムに係わ
り、特に艶消し効果を有するマット化された表面を有す
る保護フィルム層に関する。
【0002】
【従来の技術】各種印刷法等に形成された表示物、写真
等の表面の汚れや傷を防止する目的で表面保護フィルム
が用いられている。特にインクジェットプリンターによ
り印刷された印刷物は、環境の水や湿気、紫外線等に弱
く、耐水性、耐候性を与えるために保護フィルムの貼着
が必要である。
【0003】このような保護フィルムとしては、従来か
ら透明なプラスチックフィルムに粘着層を設けて印刷物
等に貼付できるようにしたものが使用されている。さら
に保護フィルム貼着後の表面の過度の光沢を押え、室内
照明の映り込み(照明からの光が印刷物表面で反射し、
印刷物が見にくくなる現象)を防止するために、保護フ
ィルム表面にエンボス加工等によりマット化し、艶消し
効果を持たせたものも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、一般に素材表面
をマットする手法として顔料等の粒子を含む塗布層を設
けるケミカルマット法は周知であり、ケミカルマット法
は上述した機械的マット処理に比べ、製法が容易である
という利点がある。しかし上述した保護フィルムにケミ
カルマットを適用した場合、顔料の種類によっては透明
性を損うという問題がある。また顔料等としてシリカ、
アクリルビース等の透明な粒子を用いてもその光拡散効
果によって、印刷物が白くみえる(白化)という問題が
ある。
【0005】さらに保護フィルムには耐光性を向上させ
るために紫外線吸収剤を添加する必要があるが、塗布層
によってマット化する場合、紫外線吸収剤は塗布層の表
面にブリードアウトしてくる可能性がある。このため添
加できる量に制限があり性能上問題が生じることもあ
る。また塗布層を形成する樹脂と紫外線吸収剤との相溶
性が悪い場合には、塗布層の透明性が低下するという問
題もある。
【0006】そこで本発明は、顔料を含む塗布層を設け
たマット化保護フィルムであって、照明の映り込みを効
果的に防止することができ、しかも白化の問題がない保
護フィルムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者はケミカルマット層に用いる顔料について
鋭意研究した結果、中心部分とそれを覆う外側部分の屈
折率が異なる複合材料を用いたときに、白化の問題がな
く、しかも効果的に照明の映り込みを防止できることを
見出した。
【0008】即ち、本発明の保護フィルムは、透明な基
材と、この基材の一方の面に形成され、樹脂と顔料とを
含む塗布層とを備えた保護フィルムであって、顔料とし
て、コアとそれを覆う外層とを備え、外層を構成する材
料の屈折率がコアを構成する材料の屈折率より大きいビ
ーズを用いたものである。
【0009】顔料としてコア(中心部)と外層との屈折
率の差がある複合材料を用いることにより、過度の光分
散性が抑えられ、白化を防止するものと考えられる。低
屈折率の材料と高屈折率の材料の屈折率の差は好適には
0.1以上である。
【0010】本発明の保護フィルムにおいて、塗布層の
厚さは好適には顔料の平均粒径とほぼ等しい。顔料が塗
布層内に完全に埋ってしまう程度に塗布層の厚さが厚い
場合には、顔料添加の効果が低減する。このため塗布層
表面の艶消し効果が損われ、照明の映り込みが生じる場
合がある。一方、塗布層の厚さが薄すぎる場合には、顔
料の添加量によっては光拡散効果が過度となり、白化を
生じる場合がある。
【0011】また本発明の保護フィルムにおいて、塗布
層を構成する樹脂は紫外線吸収基を有する樹脂であるこ
とが好ましい。
【0012】本発明の保護フィルムは、印刷面への貼着
を容易ならしめるために種々の形態とすることができ
る。その一つの態様は、透明な基材の他方の面に、接着
剤層が形成されているものである。勿論、接着剤層には
未使用時の保存性、取り扱い性を考慮し、剥離可能なセ
パレータを設けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の保護フィルムにつ
いて具体的に説明する。
【0014】本発明の保護フィルムは、図1に概略的に
断面を示す通り、透明な基材1と、この基材1の一方の
面に形成された塗布層(マット層)2と、他方の面に形
成された接着剤層3とからなる。
【0015】透明な基材1は、印刷物の表面を傷、汚
れ、水分等から保護するためのもので、印刷物への貼着
が可能な可撓性と光透過性と耐候性を備えた材料を用い
る。このような材料として、例えばポリエステル、ポリ
カーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、トリア
セチルセルロース、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、ポ
リスチレン、ポリアミド、ポリイミド、塩化ビニリデン
−塩化ビニル共重合体等の合成樹脂フィルムを用いるこ
とができる。特にポリエチレンテレフタレート等のポリ
エステルフィルムが好ましい。
【0016】基材1は、耐光性を向上させるために紫外
線吸収剤を練り込んだものを使用してもよく、また後述
する塗布層2との接着性を高めるために易接着処理がな
されていてもよい。さらに貼着時の帯電を防止するため
に帯電防止処理がなされていてもよい。
【0017】基材1の厚さは特に限定されないが、通常
10〜200μm、好適25〜100μmである。
【0018】塗布層2は、基材1に凹凸を与えるもの
で、樹脂と顔料4からなる。樹脂としては、アクリル樹
脂、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ
ン、ポリエステル、ポリウレタン等の光透過性に優れた
樹脂を用いることができ、これらを1種又は2種以上を
混合して用いることができる。後述する顔料の分散性が
よい点でアクリル樹脂が好適であり、特に端部に紫外線
吸収能のある官能基を導入したアクリル樹脂が好適であ
る。このようなアクリル樹脂としては、例えば下式
(1)に表されるベンゾトリアゾールの骨格にメタクリ
ロイル基を導入した紫外線吸収剤と、メチルメタクリレ
ート(MMA)を共重合したものを用いることができる。
下式(2)はその構造式を示すもので、ベンゾトリアゾ
ールとMMAとの比率は、例えば前者が30重量%、MMAが70
重量%である。
【0019】
【化1】 このように紫外線吸収基を構造内に導入した樹脂を用い
ることにより、紫外線吸収剤を添加する場合に生じるブ
リードアウトや塗布層2の透明性が損われる問題がな
い。
【0020】顔料4は、図2に示すように第1の材料か
らなるコア41を第2の材料42で覆った複合材料から
なり、コア41の屈折率よりも外層42の屈折率が高い
ものである。コア41および外層42の材料としては、
シリコーン樹脂、ポリスチレン、アクリル樹脂など一般
に樹脂ビーズとして用いられる材料を用いることがで
き、特にPMMA等のアクリル樹脂が好ましい。コア41と
外層42とが同じ材料でも異なっていてもよいが、コア
41と外層42との屈折率の差が0.1以上であることが
好ましい。例えばコア41の屈折率が約1.4の場合、外
層42の材料は屈折率が1.5以上のものを用いる。
【0021】また顔料の粒径は、平均粒径で約3〜20μ
m、より好適には5〜10μmのものを用いる。
【0022】顔料の添加量は、特に限定されないが、塗
布面積当りの添加率で0.15〜0.40g/m2、好適には0.20〜
0.35g/m2の範囲とする。このような範囲で白化を生じる
ことなく艶消し効果を得ることができる。
【0023】塗布層2には、上述した樹脂、顔料の他、
レベリング剤、消泡剤、UV吸収剤、光安定剤等の添加
物を添加してもよい。特に天然ワックス、ポリオレフィ
ン等の合成ワックス、シリコーン、フッ素化合物等の易
滑剤或いは離型剤を添加すると、滑り性が向上して保護
層に傷が入りにくくなる。
【0024】塗布層2の厚さは、顔料の平均粒径とほぼ
同じ程度とすることが好ましい。これにより顔料が層表
面から若干突出し、最適な光拡散性が得られる。顔料の
粒度分布によるが、例えば顔料の平均粒径が6μm程度
の場合、塗布層の厚さは4〜8μm程度とすることが好ま
しい。塗布層の厚さが厚く、顔料がほとんど塗布層内に
埋ってしまう場合には、顔料添加の効果が損われ、十分
にマット化されない。このため照明の映り込み等の問題
が生じる。一方、塗布層の厚さが薄すぎる場合には、顔
料が層表面から大きく突出し、過度の光拡散性が付与さ
れ、結果として印刷物が白く見える白化を生じる。
【0025】接着剤層3は、上述した基材1と塗布層2
とからなる保護フィルムを印刷物に接着するために設け
られる層で、アクリル系樹脂、ウレタン樹脂、ポリエス
テル樹脂、シリコーン系樹脂等からなる常温で粘着性を
示す透明粘着剤を用いることができる。また常温で粘着
性を示す粘着剤の他、熱ラミネートによって印刷物に接
着できる熱溶融性樹脂を用いてもよい。このような樹脂
として、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、ポリビニルエーテル、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、カルボキシル変性アクリル樹脂、シアノアクリレ
ート樹脂、アクリレート−酢酸ビニル共重合体、ポリエ
チレンテレフタレート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエー
テル樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体樹脂、ポリウ
レタン樹脂、熱可塑性エラストマー等の公知の熱溶融性
樹脂が使用できる。
【0026】接着剤層3は必要に応じて消泡剤、レベリ
ング剤、UV吸収剤、光安定剤、顔料等を添加してもよ
い。
【0027】接着剤層3の厚さは一般には5〜100μm、
好ましくは15〜30μm程度の範囲とする。
【0028】上記のような構成を有する本発明の保護フ
ィルムは、前述した樹脂および顔料を各種添加剤と共に
溶剤に分散または溶解させた塗工液をバーコーティング
法、スプレーコーティング法、ロールコーティング法等
の公知の塗布方法により塗布して乾燥し、次に接着剤層
を塗布して乾燥し製造することが好ましいが、本発明の
保護フィルムの製造方法はこれに限定されるものではな
い。
【0029】
【実施例】以下の本発明の実施例を説明する。
【0030】[実施例1]厚さ約50μmのポリエチレン
テレフタレートフィルム(ルミラー:東レ社製)上に下
記組成のマット層用塗布液をバーコーティングにより塗
布し、乾燥後の厚さが約7μmの塗布層を形成した。下
記処方において用いた顔料は、コアおよび外層がPMMAか
らなり、コアの屈折率1.4、外層の屈折率1.55、平均粒
径約6μmの樹脂ビーズである。この塗布層において単
位面積当りの樹脂ビーズの添加量は、0.12g/m2であっ
た。
【0031】マット層用塗布液の組成 ・紫外線吸収性樹脂(固形分:30重量%) 20.38重量部 (PUVA-30M-30T:大塚化学社製) ・ポリエステル樹脂 1.08重量部 (VE3200:ユニチカ社製) ・顔料(樹脂ビーズ) 0.72重量部 ・レベリング剤(シリコーンオイル) 0.03重量部 ・メチルエチルケトン 5.00重量部 ・アノン 13.51重量部
【0032】同じ基材の裏面に、アクリル系粘着剤(SK
ダイン1428F:綜研化学社製)を酢酸エチルおよびトルエ
ンからなる混合溶媒に溶解して作製した接着剤層用塗布
液をバーコーティングにより塗布、乾燥し、接着剤層を
形成し、セパレータ(MRF:三菱化学ポリエステルフィル
ム社製)を積層し、保護フィルムを得た。
【0033】この保護フィルムのセパレータを剥離し、
インクジェット印刷により形成された画像上に貼付し、
上記画像上に保護フィルムを積層した。
【0034】この保護フィルム貼付後の画像の白化およ
び照明の映り込みを目視により観察した。結果を表1に
示す。尚、以下の各表において樹脂ビーズ1は、この実
施例で用いた樹脂ビーズを表わす。また白化が全く見ら
れなかった場合を◎、殆ど気にならない程度であった場
合を○、若干白化が認められた場合を△、画像に影響を
与える白化が認められた場合を×とした。照明の映り込
みがなかった場合を○、若干映り込みがあった場合を
△、使用に耐えない映り込みがあった場合を×とした。
【0035】[実施例2〜4]樹脂ビーズの添加量を表
1に示すように変えて、それ以外は実施例1と同様にし
て保護フィルムを作製し、インクジェット印刷された画
像上に貼付した。これらについても実施例1と同様に画
像の白化および照明の映り込みを目視により観察した。
結果を表1に示す。
【0036】[比較例1]顔料として実施例1の樹脂ビ
ーズの代りにシリコーン樹脂粒子(トスパール145、屈
折率1.435、平均粒径4.5μm:東芝シリコーン社製)を
用い、その他の材料の処方は実施例1と同様にして、乾
燥後厚さ7μmの塗布層を形成した。次いで実施例1と同
様に接着剤層およびセパレータを設けて保護フィルムを
作製した。この保護フィルムについてもインクジェット
画像への貼付後の白化と照明の映り込みを観察した。結
果を併せて表1に示す。
【0037】[比較例2]顔料として実施例1の樹脂ビ
ーズの代りにメタクリル酸エステル共重合体(MX1000K
S、屈折率1.49、平均粒径10μm:綜研化学社製)を用
い、その他の材料の処方は実施例1と同様にして、乾燥
後厚さ7μmの塗布層を形成した。次いで実施例1と同様
に接着剤層およびセパレータを設けて保護フィルムを作
製した。この保護フィルムについてもインクジェット画
像への貼付後の白化と照明の映り込みを観察した。結果
を併せて表1に示す。
【0038】[比較例3、4]比較例1および2におけ
る樹脂ビーズの添加量を表1に示すように変えて、その
他は比較例1および2と全く同様にして保護フィルムを
作製した。この保護フィルムについてもインクジェット
画像への貼付後の白化と照明の映り込みを観察した。結
果を併せて表1に示す。
【0039】
【表1】 表1に示す結果からも明らかなように、樹脂ビーズとし
てシリコーンビーズ或いはアクリルビーズを使用して、
照明の映り込みを防止するのに必要な最小量を添加した
ものでは(比較例1、2)、画像は白化してしまい使用
に耐えるものではなかった。
【0040】一方、樹脂ビーズとしてシリコーンビーズ
或いはアクリルビーズを使用して、白化しない上限付近
の量を添加したものでは(比較例3、4)、照明の映り
込みは防止できず使用に耐え得なかった。
【0041】これに対し、実施例1〜4の保護フィルム
は、白化および照明の映り込みを共に防止することがで
き、特に樹脂ビーズの添加量が0.20〜0.35g/m2の間では
優れた特性を示した。
【0042】[実施例5〜7]塗布層の厚さを表2に示
すように変えて、それ以外は実施例1と同様にして保護
フィルムを作製し、インクジェット印刷された画像上に
貼付した。これらについても実施例1と同様に画像の白
化および照明の映り込みを目視により観察した。結果を
表2に示す。
【0043】
【表2】 表2の結果からも明らかなように、塗布層の厚さが樹脂
ビーズの平均粒径(約6μm)よりもかなり薄い場合に
は、画像がやや白っぽくなった。これは過度の光拡散効
果によるものと考えられる。一方、塗布層の厚さが樹脂
ビーズの平均粒径よりも厚い場合(実施例7)には、照
明の映り込みは見られなかったが、光沢がでて若干ぎら
ついてしまった。
【0044】[比較例5、6]比較例1および2で用い
た樹脂ビーズと同じものを用い、その添加量および膜厚
を表3に示すように変えて、その他は比較例1および2
と全く同様にして保護フィルムを作製した。この保護フ
ィルムについてもインクジェット画像への貼付後の白化
と照明の映り込みを観察した。結果を、これら比較例と
樹脂ビーズの添加量が同じである実施例3の結果ととも
に表3に示す。
【0045】
【表3】 これら比較例5、6は、樹脂ビーズの種類を変えて、い
ずれも塗布層の厚さを樹脂ビーズが層表面から若干突出
する程度の厚さとしたものであるが、このように厚さを
調整した場合でもシリコーンビーズ或いはアクリルビー
ズでは所期の効果を得ることができないことがわかる。
【0046】
【発明の効果】本発明の保護フィルムによれば、透明な
基材上に顔料を含む塗布層を設けた保護フィルムにおい
て顔料として特定の複合材料を用いることにより、照明
の映り込みが抑制され、しかも白化のない印刷物を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保護フィルムの1実施例を示す概略断
面図。
【図2】本発明の保護フィルムに用いられる顔料の概略
断面図。
【符号の説明】
1……基材 2……塗布層 3……接着剤層 4……顔料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H113 AA03 BB08 CA31 DA26 DA57 DA64 FA10 FA32 4F100 AK01B AK25 AK25G AK42 AL06B AR00C AT00A BA02 BA03 BA07 BA10B BA10C CA13B CB00 DE04B EH46 EH46B GB90 JA20B JL11C JN01A JN18B JN26 JN28 YY00B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明な基材と、この基材の一方の面に形成
    され、樹脂と顔料とを含む塗布層とを備えた保護フィル
    ムであって、前記顔料として、コアとそれを覆う外層と
    を備え、外層を構成する材料の屈折率がコアを構成する
    材料の屈折率より大きいビーズを用いたことを特徴とす
    る保護フィルム。
  2. 【請求項2】前記コアの材料と外層の材料の屈折率の差
    が0.1以上である請求項1記載の保護フィルム。
  3. 【請求項3】前記塗布層の厚さは、前記顔料の平均粒径
    とほぼ等しいことを特徴とする請求項1または2記載の
    保護フィルム。
  4. 【請求項4】前記樹脂は、紫外線吸収基を有する樹脂で
    あることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記
    載の保護フィルム。
  5. 【請求項5】前記透明な基材の他方の面に、接着剤層が
    形成されていることを特徴とする請求項1ないし4いず
    れか1項記載の保護フィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002363511A (ja) * 2001-06-06 2002-12-18 Oji Paper Co Ltd オーバーラミネート用透明フィルム粘着シートおよびそのラミネート物
CN1333304C (zh) * 2004-04-13 2007-08-22 李和洲 相片表面转印全透明保护面膜的方法
WO2014085534A1 (en) * 2012-11-30 2014-06-05 3M Innovative Properties Company Transparent note sheet and method for manufacturing the same

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