JP2000263544A - ガラス板切削具 - Google Patents

ガラス板切削具

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JP2000263544A
JP2000263544A JP11073379A JP7337999A JP2000263544A JP 2000263544 A JP2000263544 A JP 2000263544A JP 11073379 A JP11073379 A JP 11073379A JP 7337999 A JP7337999 A JP 7337999A JP 2000263544 A JP2000263544 A JP 2000263544A
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JP
Japan
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oil
opening
oil storage
glass plate
cutting
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JP11073379A
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English (en)
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Mitsukazu Momozaki
光和 百崎
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HAKURYO GIKEN KK
Original Assignee
HAKURYO GIKEN KK
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/10Glass-cutting tools, e.g. scoring tools
    • C03B33/12Hand tools

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無駄な注油を防止できるガラス板切削具。 【解決手段】 切削部と油誘導部と貯油部とを同一仮想
直線上若しくはその近傍に配置すると共に、開口部と開
閉栓部とを上記同一仮想直線と略直交する同一仮想直線
上若しくはその近傍に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス板切削具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラス板切削具の一形態として、
ガラス板を切削する切削部と、同切削部に注油すべく油
を誘導する油誘導部と、同油誘導部に送油するための油
を貯留する貯油部と、同貯油部に給油すべく開口した開
口部と、同開口部を開閉すべく設けた開閉栓部とを具備
するものがある。
【0003】そして、切削部と油誘導部と貯油部と開口
部と開閉栓部は、略同一直線上に配置している。
【0004】このようにして、ガラス板の切削作業を行
う際には、あらかじめ開閉栓部を少し開放して、外気と
貯油部とを連通させておき、かかる状態にて切削作業を
行っている。
【0005】これは、切削部への注油にともない貯油部
内が減圧されて、油誘導部から切削部への油の誘導がな
されなくなるのを防止するためのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したガ
ラス板切削具は、未だ、次のような課題を有している。
【0007】 ガラス板切削時に、貯油部→油誘導部
→切削部へ油が過剰に送油されて、無駄に注油されるこ
とがある。
【0008】 ガラス板切削具を使用している状態に
おいて、同ガラス板切削具を不用意にガラス板上等に横
にして置いた際に、少し開放している開閉栓部より油が
流出する。
【0009】 貯油部に開口部を通して給油している
際に、略同一直線上に配置した貯油部→油誘導部→切削
部より油が垂れ落ちる。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、ガ
ラス板を切削する切削部と、同切削部に注油すべく油を
誘導する油誘導部と、同油誘導部に送油するための油を
貯留する貯油部と、同貯油部に給油すべく開口した開口
部と、同開口部を開閉すべく設けた開閉栓部とを具備す
るガラス板切削具において、切削部と油誘導部と貯油部
とを同一仮想直線上若しくはその近傍に配置すると共
に、開口部と開閉栓部とを上記同一仮想直線と略直交す
る同一仮想直線上若しくはその近傍に配置したことを特
徴とするガラス板切削具を提供せんとするものである。
【0011】また、本発明は、開閉栓部に、貯油部を外
気と連通させるための外気連通用弁体を設けたこと、及
び、貯油部を把持すると共に、切削部をガラス板に押圧
して使用する状態において、開閉栓部は、把持した手の
指先の近傍に位置すべく配置し、同開閉栓部には指先で
操作可能な外気連通用弁体を同軸的に設けたことにも特
徴を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面を
参照しながら説明する。
【0013】すなわち、本発明に係るガラス板切削具
は、基本的構造として、ガラス板を切削する切削部と、
同切削部に注油すべく油を誘導する油誘導部と、同油誘
導部に送油するための油を貯留する貯油部と、同貯油部
に給油すべく開口した開口部と、同開口部を開閉すべく
設けた開閉栓部とを具備している。
【0014】そして、かかるガラス板切削具は、特徴的
構造として、請求項1記載の本発明では、切削部と油誘
導部と貯油部とを同一仮想直線上若しくはその近傍に配
置すると共に、開口部と開閉栓部とを上記同一仮想直線
と略直交する同一仮想直線上若しくはその近傍に配置し
ている。
【0015】このようにして、ガラス板を切削する際に
は、開閉栓部を閉塞状態としたまま、貯油部を把持する
と共に、ガラス板に切削部を閉塞状態としたまま、貯油
部を把持すると共に、ガラス板に切削部を押し当て、切
削する方向に切削部を押し引くことにより、ガラス板を
切削することができる。
【0016】この際、貯油部→油誘導部→切削部へ油が
注入されて、円滑かつ確実な切削がなされる。
【0017】そして、切削部への油の流れが悪くなった
場合には、開閉栓部を開放することにより、貯油部を外
気と連通させて、減圧状態となっている貯油部を加圧し
て、上記した油の流れをスムーズにすることができ、そ
の結果、切削部への注油が良好になされるようにするこ
とができる。
【0018】従って、切削部へ送油が過剰になされるこ
とがなく、無駄に注油がなされるのを防止することがで
きる。
【0019】しかも、ガラス板切削具を、使用している
状態において、そのままガラス板上等に横にして置いて
も、開閉栓部は閉塞しているので、油が流出することは
ない。
【0020】さらに、開閉栓部を開放して、開口部より
貯油部に給油を行なう際には、給油しやすいように開口
部が上方へ向くようにすると、必然的に、切削部と油誘
導部と貯油部とが同一仮想直線上若しくはその近傍に配
置された横向きの状態となって、切削部より油が垂れ落
ちるのを防止することができる。
【0021】また、開閉栓部に、貯油部を外気と連通さ
せるための外気連通用弁体を設けている。
【0022】このようにして、ガラス板を切削している
作業中においても、外気連通用弁体を操作することによ
り、切削作業を中断させることなく、効率良く切削作業
を行うことができる。
【0023】また、貯油部を把持すると共に、切削部を
ガラス板に押圧して使用する状態において、開閉栓部
は、把持した手の指先の近傍に位置すべく配置し、同開
閉栓部には指先で操作可能な外気連通用弁体を同軸的に
設けている。
【0024】このようにして、外気連通用弁体を、貯油
部を把持した手の指先で操作することができるために、
操作が楽に行えると共に、切削作業を中断させることな
く、同切削作業をスムーズに続行させることがてきる上
に、ガラス板切削具の構造を簡易にしてコンパクトなも
のとすることができる。
【0025】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0026】図1及び図2に示すAは、本発明に係るガ
ラス板切削具であり、同ガラス板切削具Aは、切削補助
具Bに着脱自在に取付けて、同切削補助具Bを利用する
ことにより、ガラス板Gを円形状に切削することができ
るようにしている。
【0027】そして、ガラス板切削具Aは、ガラス板G
を切削する切削部1と、同切削部1に注油すべく油Cを
誘導する油誘導部2と、同油誘導部2に送油するための
油Cを貯留する貯油部3と、同貯油部3に給油すべく開
口した開口部4と、同開口部4を開閉すべく設けた開閉
栓部5とを具備している。Dは作業台である。
【0028】そして、切削部1と油誘導部2と貯油部3
は、略同一仮想直線a上に配置すると共に、開口部4と
開閉栓部5は、上記同一仮想直線aと略直交する同一仮
想直線b上に配置している。
【0029】切削部1は、図3〜図5に示すように、上
下方向に軸線を向けた筒状支持体10の下端部に、筒状の
回転刃支持片11をベアリング12を介して同軸的に回転自
在に取付け、同回転刃支持片11の下端部に超合金製の回
転刃13を回転刃支軸14を介して回転自在に取付けてい
る。
【0030】そして、回転刃支軸14は、筒状支持体10及
び回転刃支持片11の軸線と直交する方向に軸線を向け、
かつ、両軸線を相互にオフセットさせて配置して、回転
刃13を回転させながら、しかも、回転刃支持片11もスム
ーズに回転させて、曲線状の切削が確実に行えるように
している。
【0031】また、筒状支持体10の周壁には、前記切削
補助具Bに嵌合させて取付けるための嵌合・取付片15を
取付け、同取付片15に位置決め・固定用の雌ネジ16を筒
状支持体10の軸線と直交する方向に形成し、同雌ネジ16
に位置決め・固定用のつまみ付雄ネジ17を進退自在に螺
着している。18は取付ボルトである。
【0032】油誘導部2は、図3〜図5に示すように、
上下方向に伸延するパイプ状の油誘導ケース20と、同油
誘導ケース20の下端部より下方へ伸延させて形成した小
径パイプ状の小径油誘導ケース21と、これら油誘導ケー
ス20,21 中に毛細管現象を生起させる油誘導体22を貫通
させており、油誘導ケース20の中途部には係合用段付小
径部23を形成している。
【0033】そして、切削部1の筒状支持体10に油誘導
ケース20の下半部を挿通すると共に、回転刃支持片11中
に小径油誘導ケース21を挿通する一方、後述する貯油部
3に油誘導ケース20の上半部を挿通している。
【0034】また、係合用段付小径部23には、筒状支持
体10の上部に取付けた係合片24を係合させて、油誘導ケ
ース20の抜止めを図っている。
【0035】ここで、油誘導体22としては、化学繊維の
毛糸を使用しているが、毛細管現象により油Cを誘導す
る素材であれば何でもよい。
【0036】貯油部3は、図3〜図6に示すように、透
明素材により貯油本体30を円柱状に形成し、同貯油本体
30の下端中央部より上部まで縦方向貯油路31を直状に伸
延させて形成すると共に、同縦方向貯油路31の中途部
に、同縦方向貯油路31と直交状態に交差させて横方向貯
油路32を形成して、これら貯油路31,32 内に油Cを貯留
させている。
【0037】そして、縦方向貯油路31の下半部中に前記
油誘導ケース20の上半部を挿通し、同油誘導ケース20の
上端より突出させた油誘導体22の上端部22a を、横方向
貯油路32内に挿入して、油Cに浸漬させている。
【0038】ここで、貯油本体30は、透明素材により形
成しているために、上記貯油路31,32 内に着色した油C
を貯留しておけば、油Cの残量を視認することができる
と共に、美的外感を高めることができる。
【0039】また、貯油本体30と筒状支持体10との間に
は、復元用スプリング33を油誘導ケース20の外周面に巻
回させて介設している。
【0040】開口部4は、図3〜図6に示すように、上
記貯油部3の横方向貯油路32の一端を貯油本体30の周面
に開口させて形成している。
【0041】開閉栓部5は、図3〜図6に示すように、
上記開口部4の内周面に形成した雌ネジ部41に、外周面
に雄ネジ部57を形成した筒状栓本体51を着脱自在に螺着
し、同筒状栓本体51中に外気連通用弁体52を挿通してい
る。
【0042】そして、外気連通用弁体52の先端部に形成
した弁本体52a と、筒状栓本体51の先端周縁部に形成し
た弁座51a との間に、第1リング状パッキン53を介設
し、筒状栓本体51の基端周縁部に形成したつまみ用鍔体
51b と、貯油本体30の周面との間に、第2リング状パッ
キン54を介設し、同つまみ用鍔体51b と、外気連通用弁
体52の基端部に形成した押し操作片52b との間に、第3
リング状パッキン55を介設している。
【0043】また、筒状栓本体51内には外気連通用弁体
52を閉弁方向に弾性付勢する閉弁用スプリング56を設け
て、同閉弁用スプリング56により弁本体52a を弁座51a
に第1リング状パッキン53を解して閉弁させている。
【0044】このようにして、押し操作片52b を閉弁用
スフリング56の弾性付勢力に抗して押し操作することに
より、弁本体52a を開弁させることができて、横方向貯
油路32内を容易に外気と連通させることができる。
【0045】また、貯油本体30に螺着している筒状栓本
体51を取外すことにより、開口部4を開口させることが
できて、同開口部4より貯油本体30内に油Cを補給する
ことができる。
【0046】ここで、外気連通用弁体52は、図4に示す
ように、貯油本体30を上方より片手Hで把持した状態に
て、人指し指hの指先が位置する個所に配置して、同外
気連通用弁体52の押し操作片52b を楽に人指し指hの指
先で操作できるようにしている。
【0047】次に、切削補助具Bについて説明すると、
同切削補助具Bは、図1及び図2に示すように、旋回中
心固定部60と、同旋回中心固定部60に基端部を枢支して
旋回自在とした旋回アーム部61とを具備している。
【0048】そして、旋回中心固定部60は、ガラス板G
等に吸着可能な吸着盤62と、同吸着盤62の中央部に垂直
に立設した支軸63と、同支軸63の上端に取付けた吸着盤
操作片64とから構成している。
【0049】旋回アーム部61は、水平方向に伸延する棒
状の旋回アーム本体65と、同旋回アーム本体65の基端部
に形成した枢支片66とから形成しており、枢支片66はリ
ング状に形成して、支軸63の外周面に回転自在に嵌合し
て、同支軸63の軸線廻りに旋回アーム本体65を旋回自在
となしている。
【0050】そして、旋回アーム本体65の側面には、目
盛65a を形成して、同目盛65a に合わせて前記切削部1
に取付けた嵌合・取付片15の位置合せを行い、つまみ付
雄ネジ17を締付けることにより、旋回アーム本体65にガ
ラス板切削具Aを取付けることかできるようにしてい
る。
【0051】本発明の実施例は、上記のように構成して
いるものであり、以下に、ガラス板切削具Aと切削補助
具Bを使用してガラス板Gを円形に切削する手順につい
て、図1,図2及び図4を参照しながら説明する。
【0052】 切削補助具Bの旋回中心固定部60をガ
ラス板G上の所定の位置に設置する。
【0053】 吸着盤操作片64を操作して吸着盤62を
ガラス板Gに吸着させる。
【0054】 旋回アーム本体65にガラス板切削具A
を所望の目盛65a に合わせて取付ける。
【0055】 貯留本体30を、図4に示すように、片
手Hで把持すると共に、上方より下方向Yへ押し付け、
そのまま旋回アーム本体65を支軸63を中心に360 度旋回
させることにより、回転刃13によりガラス板Gを円形E
に切削する。
【0056】この際、貯留本体30を下方向Yへ押し下げ
ると、油誘導部2も一体的に下降されて、油誘導体22の
下端部22b が回転刃13に当接し、回転刃13に油Cを注入
することができる。
【0057】そして、回転刃13に油Cが注入される間、
油誘導体22は縦・横方向貯油路31,32 内の油Cを誘導し
続けるが、縦方向貯油路31内の油Cが減少するにともな
って、同縦方向貯油路31内が減圧されて、油誘導体22に
よる油Cの誘導量が低減する。
【0058】そこで、開閉栓部5に設けた外気連通用弁
体52の押し操作片52b を、把持している片手Hの人差し
指hにより上記下方向Yと直交する方向Xへ押し操作す
ると、弁本体52a が開弁されて、外気と横方向貯油路32
とが連通し、同横方向貯油路32と連通している減圧状態
の縦方向貯油路31内が加圧されて、油誘導体22の誘導油
量を正常な誘導油量に復元させることができる。
【0059】しかも、かかる人差し指hによる押し操作
は、貯油本体30を把持して旋回移動させながらガラス板
Gを切断している間でも、必要に応じて楽に行なうこと
ができる。
【0060】そして、人差し指hを押し操作片52b より
離せば、外気連通用弁体52は、閉弁用スプリング56によ
り自動的に閉弁状態に復元されて、油Cが漏れることは
ない。
【0061】また、ガラス板切削具Aに油Cを補給する
際には、同ガラス板切削具Aを旋回アーム本体65より取
外して、開閉栓部5が上方を向くように横向き状態とな
し、同開閉栓部5の筒状栓本体51を貯油本体30より取外
すことにより開口部4を開放し、同開口部4より油Cを
補給することができる。
【0062】この際、油誘導部2は、略水平横方向に向
いていることより、同油誘導部2の先端より油Cが垂れ
落ちることがない。
【0063】なお、本実施例では、押し操作片52b を、
人差し指hで操作し易いようにしているが、何らこの人
差し指hに限るものではなく、他の指で操作しやすいよ
うに配設位置を自由に設定することができる。
【0064】図7は、他の実施例としてのガラス板切削
具Aを示しており、同ガラス板切削具Aは、基本的構造
を前記ガラス板切削具Aと同じくしているが、貯油本体
30を細長く形成して、同貯油本体30をペンを持つように
して持って、回転刃13をガラス板Gに押し付けて引くこ
とにより、同ガラス板Gを切削することができるように
している点において異なる。
【0065】そして、開閉栓部5の押し操作片52b は、
貯油本体30を持った時に、人差し指hの近傍に配置し
て、必要に応じて押し操作片52b を人差し指hにて楽に
押し操作できるようにしている。
【0066】かかるガラス板切削具Aは、そのまま横に
して置いても、開閉栓部5により常時開口部4が閉塞さ
れているために、油Cが漏れることがない。
【0067】また、貯油本体30は、上半部35と下半部36
とに二分割形成すると共に、上半部35の下半部内周面に
雌ネジ部35a を形成する一方、下半部36の上端部外周面
に雄ネジ部36a を形成して、同雄ネジ部36a に雌ネジ部
35a を螺着して、上半部35を下半部36に着脱自在として
いる。
【0068】従って、上半部35を下半部36より取外すこ
とにより、同上半部35内に形成した縦方向貯油路31内に
油Cを補給することもできる。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0070】 請求項1記載の本発明では、切削部と
油誘導部と貯油部とを同一仮想直線上若しくはその近傍
に配置すると共に、開口部と開閉栓部とを上記同一仮想
直線と略直交する同一仮想直線上若しくはその近傍に配
置している。
【0071】このようにして、ガラス板を切削する際に
は、開閉栓部を閉塞状態としたまま、貯油部を把持する
と共に、ガラス板に切削部を閉塞状態としたまま、貯油
部を把持すると共に、ガラス板に切削部を押し当て、切
削する方向に切削部を押し引くことにより、ガラス板を
切削することができる。
【0072】この際、貯油部→油誘導部→切削部へ油が
注入されて、円滑かつ確実な切削がなされる。
【0073】そして、切削部への油の流れが悪くなった
場合には、開閉栓部を開放することにより、貯油部を外
気と連通させて、減圧状態となっている貯油部を加圧し
て、上記した油の流れをスムーズにすることができ、そ
の結果、切削部への注油が良好になされるようにするこ
とができる。
【0074】従って、切削部へ送油が過剰になされるこ
とがなく、無駄に注油がなされるのを防止することがで
きる。
【0075】しかも、ガラス板切削具を、使用している
状態において、そのままガラス板上等に横にして置いて
も、開閉栓部は閉塞しているので、油が流出することは
ない。
【0076】さらに、開閉栓部を開放して、開口部より
貯油部に給油を行なう際には、給油しやすいように開口
部が上方へ向くようにすると、必然的に、切削部と油誘
導部と貯油部とが同一仮想直線上若しくはその近傍に配
置された横向きの状態となって、切削部より油が垂れ落
ちるのを防止することができる。
【0077】 請求項2記載の本発明では、開閉栓部
に、貯油部を外気と連通させるための外気連通用弁体を
設けている。
【0078】このようにして、ガラス板を切削している
作業中においても、外気連通用弁体を操作することによ
り、切削作業を中断させることなく、効率良く切削作業
を行うことができる。
【0079】 請求項3記載の本発明では、貯油部を
把持すると共に、切削部をガラス板に押圧して使用する
状態において、開閉栓部は、把持した手の指先の近傍に
位置すべく配置し、同開閉栓部には指先で操作可能な外
気連通用弁体を同軸的に設けている。
【0080】このようにして、外気連通用弁体を、貯油
部を把持した手の指先で操作することができるために、
操作が楽に行えると共に、切削作業を中断させることな
く、同切削作業をスムーズに続行させることができる上
に、ガラス板切削具の構造を簡易にしてコンパクトなも
のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガラス板切削具の使用状態を示す
平面説明図。
【図2】同ガラス板切削具の使用状態を示す正面説明
図。
【図3】同ガラス板切削具の背面図。
【図4】同ガラス板切削具の側面説明図。
【図5】同ガラス板切削具の断面側面図。
【図6】同ガラス板切削具の開閉栓拡大断面側面図。
【図7】他の実施例としてのガラス板切削具の一部切削
側面図。
【符号の説明】
A ガラス板切削具 B 切削補助具 C 油 D 作業台 1 切削部 2 油誘導部 3 貯油部 4 開口部 5 開閉栓部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス板を切削する切削部と、同切削部
    に注油すべく油を誘導する油誘導部と、同油誘導部に送
    油するための油を貯留する貯油部と、同貯油部に給油す
    べく開口した開口部と、同開口部を開閉すべく設けた開
    閉栓部とを具備するガラス板切削具において、 切削部と油誘導部と貯油部とを同一仮想直線上若しくは
    その近傍に配置すると共に、開口部と開閉栓部とを上記
    同一仮想直線と略直交する同一仮想直線上若しくはその
    近傍に配置したことを特徴とするガラス板切削具。
  2. 【請求項2】 開閉栓部に、貯油部を外気と連通させる
    ための外気連通用弁体を設けたことを特徴とする請求項
    1記載のガラス板切削具。
  3. 【請求項3】 貯油部を把持すると共に、切削部をガラ
    ス板に押圧して使用する状態において、開閉栓部は、把
    持した手の指先の近傍に位置すべく配置し、同開閉栓部
    には指先で操作可能な外気連通用弁体を同軸的に設けた
    ことを特徴とする請求項2記載のガラス板切削具。
JP11073379A 1999-03-18 1999-03-18 ガラス板切削具 Pending JP2000263544A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
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