JPH10305878A - エアゾール缶の残溜ガス抜き用具 - Google Patents

エアゾール缶の残溜ガス抜き用具

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JPH10305878A
JPH10305878A JP9127942A JP12794297A JPH10305878A JP H10305878 A JPH10305878 A JP H10305878A JP 9127942 A JP9127942 A JP 9127942A JP 12794297 A JP12794297 A JP 12794297A JP H10305878 A JPH10305878 A JP H10305878A
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aerosol
receiving container
hole
residual gas
nut
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JP9127942A
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Yasuo Watanabe
保夫 渡邉
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Individual
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/70Pressure relief devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/75Aerosol containers not provided for in groups B65D83/16 - B65D83/74

Abstract

(57)【要約】 【課題】エアゾール缶を転がるおそれなく、又その底蓋
が硬くても、これを確実にすばやく穿孔して、安全にガ
ス抜き作業できるようにする。 【解決手段】エアゾール缶(A)の受け入れ容器(B)
と、その受け入れたエアゾール缶(A)を押え付け固定
すべく、上記容器(B)へ螺合締結される押えカバー
(C)と、その容器(B)における底面(16)の中心
部に付属設置されたナット(23)と、そのナット(2
3)へ下方からエアゾール缶(A)の底蓋(12)に向
かう進退自在に螺合締結された穿孔錐(24)と、上記
底面(16)の偏心位置に開口形成されたガス抜き孔
(30)とを備え、上記穿孔錐(24)の回動操作によ
りエアゾール缶(A)の底蓋(12)を穿孔できるよう
に定めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアゾール缶の残溜
ガス抜き用具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、LPガスやフロンガス、その他
の可燃性ガスを封入したエアゾール缶は、カートリッジ
式ガスコンロのガスボンベを初め、トイレの消臭剤、整
髪料、調理油、つや出し剤、潤滑剤、防錆剤、殺虫剤、
衣類の防水剤や静電気防止剤などとして、各種の用途向
けに市販されているが、その使用後往々にして完全なガ
ス抜きを行なうことなく廃棄されるため、各地で爆発事
故が頻発し、ゴミ収集業者などがその危険に晒されてい
る実情である。
【0003】このようなエアゾール缶の残溜ガス抜き用
具としては、例えば実開平3−30698号や実開平3
−32300号、実開平4−53688号などが提案さ
れており、これらの公知考案によれば、穿孔針が常時没
入状態に保持されているため、安全性に優れる反面、未
だ次の問題もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】即ち、上記公知考案の
構成では何れもコイルバネやスポンジなどの弾圧付勢力
に抗して、単純に押し込み操作するだけで、穿孔針をエ
アゾール缶の円筒胴体やその底蓋へ突き刺すようになっ
ているため、この種エアゾール缶の底蓋が特に硬いこと
や、円筒胴体が転がりやすいこととも相俟って、軽労働
での確実にすばやく穿孔作業することが困難である。
【0005】更に、エアゾール缶を言わば裸状態のまま
で、その円筒胴体や底蓋へ直かに穿孔針を突き刺すよう
になっているので、押し込み中にある操作手の手元部
へ、エアゾール缶から残溜ガスが噴出して、その操作人
に恐怖感や不快感を与えることとなり、一般家庭の主婦
などにとって使い難い問題もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような諸問
題の改良を企図しており、そのための構成上エアゾール
缶の背丈よりも常に浅い深さの断面ほぼU字型をなし、
且つその底面の中心部に穿孔錐用出没孔と、これを包囲
するナットが裏当て付属状態に設置されたエアゾール缶
受け入れ容器と、上記受け入れ容器に挿入セットされた
エアゾール缶を上方から押え付け固定すべく、その受け
入れ容器へ着脱自在に螺合締結されるほぼ倒立椀型の押
えカバーと、上記受け入れ容器の底面とこれに挿入セッ
トされたエアゾール缶の底蓋との相互間隙を気密状態に
保つべく、その受け入れ容器の底面へ内側から貼着一体
化された弾性パッキングと、上記受け入れ容器のナット
へ下方から進退自在に螺合締結されることにより、その
鋭利な先端部が上記出没孔からエアゾール缶の底蓋に向
かって出没する穿孔錐と、その穿孔錐の基端部に付属一
体化された回動操作ハンドルと、上記受け入れ容器にお
ける底面の偏心位置に開口形成されたガス抜き孔と、そ
のガス抜き孔に連通接続された可撓な延長ホースとを備
え、
【0007】上記回動操作ハンドルの回動操作に連れて
進出する穿孔錐の鋭利な先端部により、エアゾール缶の
底蓋を穿孔すると共に、そのエアゾール缶の残溜ガスを
上記延長ホースから放出させるように定めたことを特徴
とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の具体
的構成を詳述すると、図1〜6はその本発明に係る残溜
ガス抜き用具の第1実施形態を示しており、(A)は市
販されているエアゾール缶の代表的な一例であって、言
うまでもなく円筒胴体(11)、円錐型に陥没する底蓋
(12)並びに円錐型に膨出する頂蓋(13)を備えて
いるほか、その頂蓋(13)の開口上端部へ付属的に被
着一体化された口金(14)の中心部から、ガス噴霧用
のスプレーノズル(15)が垂立している。(13a)
は頂蓋(13)の円錐肩面、(13b)は同じく頂蓋
(13)の下端周縁フランジであり、円筒胴体(11)
の開口上端部へカーリングされている。
【0009】(B)は上記エアゾール缶(A)の受け入
れ容器であって、金属材からエアゾール缶(A)の直径
(d1)よりも常に若干大きな口径(d2)と、同じく
エアゾール缶(A)の背丈(h1)よりも常に浅い深さ
(h2)とを備えた断面ほぼU字型に作成されている。
【0010】つまり、上記エアゾール缶(A)を受け入
れた状態において、その受け入れ容器(B)の開口上面
からエアゾール缶(A)の少なくとも頂蓋(13)が、
常に張り出し露呈するようになっているのである。その
場合、上記エアゾール缶受け入れ容器(B)の底面(1
6)は円錐型に陥没する揚げ底式として、エアゾール缶
(A)の底蓋(12)とほぼ対応する形状に造形するこ
とが好ましい。
【0011】そうすれば、エアゾール缶(A)の底蓋
(12)に対する後述する穿孔錐の進退ストロークを、
極力短小化することができ、すばやく穿孔作業し得るか
らである。(17)は上記受け入れ容器(B)における
円形胴面(18)の上端部に刻設された雄ネジを示して
いる。
【0012】又、(C)は上記受け入れ容器(B)に受
け入れたエアゾール缶(A)の押えカバーであって、や
はり金属材からほぼ倒立椀型に造形されており、その胴
面(19)の下端部に刻設された雌ネジ(20)を、上
記受け入れ容器(B)側の雄ネジ(17)と着脱自在に
螺合締結した時には、残る上端円錐面を係止フック(2
1)として、その係止フック(21)により上記エアゾ
ール缶(A)における頂蓋(13)の就中円錐肩面(1
3a)を上方から押え付け固定できるようになってい
る。(21a)は押えカバー(C)の上端中央部に開口
する円形の逃し口である。
【0013】その際、上記受け入れ容器(B)の底面
(16)がエアゾール缶(A)の底蓋(12)と対応す
る円錐型に陥没されたことや、押えカバー(C)の係止
フック(21)がエアゾール缶(A)の上記円錐肩面
(13a)と対応する円錐面をなすことは、エアゾール
缶(A)の横ズレ防止に役立ち、そのエアゾール缶
(A)を受け入れ容器(B)内での調芯状態に自づと正
しく固定保持することができる。
【0014】又、エアゾール缶(A)の背丈(h1)が
高低変化することに対しては、上記受け入れ容器(B)
側の雄ネジ(17)と、その押えカバー(C)側の雌ネ
ジ(20)との螺合締結代(w)に、予じめの許容範囲
を与えておくことによって、その汎用性を昂め得るので
ある。
【0015】(22)は上記エアゾール缶受け入れ容器
(B)における底面(16)の中心部に貫通形成された
穿孔錐用の出没孔、(23)はその出没孔(22)を包
囲する位置関係として、同じく受け入れ容器(B)の底
面(16)へ溶接などにより、裏当て付属状態に固着一
体化されたナット、(24)は上記受け入れ容器(B)
に受け入れられたエアゾール缶(A)の底蓋(12)を
穿孔するための穿孔錐であり、その中途部から一体的に
張り出す径大なネジ駒(25)が、上記ナット(23)
と螺合締結されている。
【0016】(26)は上記ナット(23)の開口下端
部から張り出す穿孔錐(24)の基端部へ付属的に固定
された回動操作ハンドルであり、これを片手で把持しつ
つ回動すれば、穿孔錐(24)がナット(23)に沿っ
て進退作用し、その鋭利な先端部が上記出没孔(22)
から出没することになるため、その進出した先端部によ
ってエアゾール缶(A)の底蓋(12)を穿孔すること
ができる。
【0017】上記穿孔錐(24)はその中途部のネジ駒
(25)を介して、ナット(23)との螺合締結状態に
あり、回動操作ハンドル(26)によって回動されるよ
うになっているため、上記エアゾール缶(A)の底蓋
(12)が特に硬い場合でも、これに負けて後退するお
それなく、その底蓋(12)を確実にすばやく穿孔作業
できることとなる。但し、穿孔錐(24)の全体をネジ
杆として、ナット(23)との螺合締結状態に組み立て
てもさしつかえない。
【0018】(27)は上記ナット(23)の胴部から
横向きに差込み固定された後退位置決めストッパーであ
って、ピンやビスなどから具体化されており、これによ
って穿孔錐(24)の進退ストローク(s)を一定に規
制している。つまり、これが後退復帰した穿孔錐(2
4)のネジ駒(25)を受け止めることによって、その
穿孔錐(24)の鋭利な先端部を上記出没孔(22)に
没入させる一方、上記穿孔錐(24)を進出させた時に
は、その先端部によりエアゾール缶(A)の底蓋(1
2)を確実に穿孔できるようになっているのであり、い
たづらに多くの回動操作を不要化すると共に、不使用中
での危険防止に役立つ。
【0019】更に、(28)は上記出没孔(22)から
のガス洩れを封止する弾性パッキング、(29)は上記
受け入れ容器(B)の底面(16)へ内側から貼着一体
化された弾性パッキングであって、その底面(16)と
エアゾール缶(A)の底蓋(12)との相互間隙を気密
状態に保つことにより、穿孔時にエアゾール缶(A)の
底蓋(12)から噴出した残溜ガス(G)が、その円筒
胴体(11)と受け入れ容器(B)の円形胴面(18)
との相互間隙を通じて、上方への逆流状に洩れ出すこと
を封止する。
【0020】(30)は上記受け入れ容器(B)におけ
る底面(16)の偏心位置に開口形成されたガス抜き孔
であり、エアゾール缶(A)の残溜ガス(G)が必らず
ここから放出されるようになっている。(31)はその
ガス抜き孔(30)へ着脱自在に連通接続される可撓な
延長ホースであり、これによって上記回動操作ハンドル
(26)を把持した手元部から離れた遠方へ、残溜ガス
(G)を放出することができる。
【0021】図1〜6の上記第1実施形態では、穿孔錐
(24)のネジ駒(25)を受け止め得る後退位置決め
ストッパー(27)を、ナット(23)の胴部へ差し込
み固定することによって、その穿孔錐(24)の進退ス
トローク(s)を一定に規制しているが、これに代る図
7の第2実施形態から明白なように、上記ナット(2
3)の開口下端部へ後退位置決めストッパーとなるキャ
ップ(32)を螺合締結して、そのキャップ(32)に
より穿孔錐(24)のネジ駒(25)を受け止めるよう
に定めても良い。
【0022】又、同じく第1実施形態ではエアゾール缶
(A)を受け入れ容器(B)内へ固定保持するに当り、
そのエアゾール缶(A)における頂蓋(13)の円錐肩
面(13a)へ、押えカバー(C)の係止フック(2
1)を上方から係止させるようになっているが、図8の
第3実施形態に示唆する如く、エアゾール缶(A)にお
ける頂蓋(13)の下端周縁フランジ(13b)へ、押
えカバー(C)の係止フック(21)を係止させるよう
に定めても良い。
【0023】更に、図9の第4実施形態から明白な通
り、上記頂蓋(13)が存在せず、円筒胴体(11)の
開口上端部に口金(14)が直接被着一体化されたエア
ゾール缶(A)の場合には、その口金(14)を上記受
け入れ容器(B)の開口上面から張り出し露呈させて、
これに上記押えカバー(C)の係止フック(21)を上
方から係止させることにより、そのエアゾール缶(A)
を受け入れ容器(B)内での固定状態に押え付けること
ができる。
【0024】図9の第4実施形態から併せて示唆される
ように、エアゾール缶(A)の底蓋(12)が僅かしか
陥没しない場合や水平フラットな場合には、そのエアゾ
ール缶(A)の受け入れ容器(B)における底面(1
6)を単純なフラット面として造形してもさしつかえな
い。上記弾性パッキング(29)がエアゾール缶(A)
の底蓋(12)と、その受け入れ容器(B)の底面(1
6)とのスペーサーとして働き、その気密状態に保たれ
た相互間隙からガス抜き孔(30)を通じて、エアゾー
ル缶(A)の残溜ガス(G)を放出できることに変りが
ないからである。
【0025】尚、図7〜9の第2〜4実施形態における
その他の構成は、図1〜6の上記第1実施形態と実質的
に同一であるため、その図7〜9に図1〜6との対応符
号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する
が、何れにしても上記エアゾール缶(A)の受け入れ容
器(B)と押えカバー(C)は金属材のみに限らず、硬
質な合成樹脂材から各々一体に成形することも可能であ
る。例えば、上記受け入れ容器(B)をその底面(1
6)に付属のナット(23)も含む全体として、合成樹
脂材からブロー成形すれば良い。
【0026】次に、本発明の使用法を上記第1実施形態
に基いて説明すると、そのエアゾール缶(A)から残溜
ガス(G)を抜き取り作業するに当っては、エアゾール
缶(A)を図5のように受け入れ容器(B)へ挿入セッ
トして、その受け入れ容器(B)から張り出し露呈する
エアゾール缶(A)の頂蓋(13)を押え付け固定すべ
く、押えカバー(C)を受け入れ容器(B)との螺合締
結状態に締め上げる。
【0027】そうすれば、エアゾール缶(A)の下端周
縁部がパッキング(29)により受け止められるため、
そのエアゾール缶(A)の底蓋(12)と受け入れ容器
(B)の底面(16)との相互間隙が気密状態に保たれ
ることとなり、準備作業が終了する。
【0028】そこで、引続き回動操作ハンドル(26)
を片手で回動させることにより、図6のように穿孔錐
(24)を上記エアゾール缶(A)に向かって進出さ
せ、その鋭利な先端部によってエアゾール缶(A)の底
蓋(12)を穿孔するのである。その際、残る片手によ
って上記エアゾール缶(A)やその押えカバー(C)を
上方から介助的に押さえつけても良い。
【0029】その穿孔後に上記穿孔錐(24)を僅かで
も後退させれば、エアゾール缶(A)の残溜ガス(G)
が図6の矢印で示すように、上記受け入れ容器(B)の
底面(16)に開口するガス抜き孔(30)から延長ホ
ース(31)を通じて、上記回動操作ハンドル(26)
の手元部から遠方へ放出される結果となり、その作業上
の恐怖感や不快感を抱かせるおそれがない。
【0030】そのガス抜き作業を完了した後には、上記
受け入れ容器(B)の押えカバー(C)を取りはずし
て、その受け入れ容器(B)からエアゾール缶(A)を
抜き出し廃棄する一方、上記受け入れ容器(B)に付属
している回動操作ハンドル(26)を引続き逆向きに回
動させて、上記穿孔錐(24)の鋭利な先端部が出没口
(22)へ没入するように、その穿孔錐(24)を後退
復帰させておくことにより、上記受け入れ容器(B)を
不使用中での安全な状態に保てば良い。
【0031】尚、図5、6との対応関係上、エアゾール
缶(A)を言わば起立させた姿勢状態としての使用法を
説明したが、そのエアゾール缶(A)を横倒し姿勢状態
や倒立姿勢状態に保って、上記と同様にガス抜き作業を
行なっても良いことは勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るエアゾール
缶(A)の残溜ガス抜き用具は、エアゾール缶(A)の
背丈(h1)よりも常に浅い深さ(h2)の断面ほぼU
字型をなし、且つその底面(16)の中心部に穿孔錐用
出没孔(22)と、これを包囲するナット(23)が裏
当て付属状態に設置されたエアゾール缶受け入れ容器
(B)と、上記受け入れ容器(B)に挿入セットされた
エアゾール缶(A)を上方から押え付け固定すべく、そ
の受け入れ容器(B)へ着脱自在に螺合締結されるほぼ
倒立椀型の押えカバー(C)と、上記受け入れ容器
(B)の底面(16)とこれに挿入セットされたエアゾ
ール缶(A)の底蓋(12)との相互間隙を気密状態に
保つべく、その受け入れ容器(B)の底面(16)へ内
側から貼着一体化された弾性パッキング(29)と、上
記受け入れ容器(B)のナット(23)へ下方から進退
自在に螺合締結されることにより、その鋭利な先端部が
上記出没孔(22)からエアゾール缶(A)の底蓋(1
2)に向かって出没する穿孔錐(24)と、その穿孔錐
(24)の基端部に付属一体化された回動操作ハンドル
(26)と、上記受け入れ容器(B)における底面(1
6)の偏心位置に開口形成されたガス抜き孔(30)
と、そのガス抜き孔(30)に連通接続された可撓な延
長ホース(31)とを備え、
【0033】上記回動操作ハンドル(26)の回動操作
に連れて進出する穿孔錐(24)の鋭利な先端部によ
り、エアゾール缶(A)の底蓋(12)を穿孔すると共
に、そのエアゾール缶(A)の残溜ガス(G)を上記延
長ホース(31)から放出させるように定めてあるた
め、冒頭に述べた従来技術の課題を完全に改良できる効
果がある。
【0034】即ち、本発明の上記構成によれば、エアゾ
ール缶(A)をその受け入れ容器(B)に挿入セット
し、これを押えカバー(C)により押え付けた固定保持
状態において、しかも回動操作ハンドル(26)の回動
操作に連れて螺進する穿孔錐(24)の鋭利な先端部に
より、上記エアゾール缶(A)の底蓋(12)を穿孔す
るようになっているため、エアゾール缶(A)の転がる
おそれがなく、その底蓋(12)が硬質であっても、軽
労働での確実にすばやく穿孔作業できるのである。
【0035】又、上記エアゾール缶受け入れ容器(B)
における底面(16)の偏心位置には、ガス抜き孔(3
0)が開口形成されており、ここには可撓な延長ホース
(31)が連通接続されるようになっているため、穿孔
時にエアゾール缶(A)から噴出する残溜ガス(G)
を、上記回動操作ハンドル(26)の手元部から遠く離
れた個所へ放出させることができ、その意味から一般家
庭の主婦でも恐怖感や不快感を抱くことなく、安心裡に
ガス抜き作業を行なえる。
【0036】特に、請求項2の構成を採用するならば、
上記受け入れ容器(B)の不使用中にあっても、その底
面(16)から穿孔錐(24)の鋭利な先端部が内向き
に突出せず、保管上並びに再使用上の危険を予防するこ
とができるほか、穿孔錐(24)の進退ストローク
(s)がその後退位置決めストッパー(27)により一
定に規制されるため、その回動操作ハンドル(26)を
いたづらに多く回動させる必要がなく、使用上の簡便性
にも優れる。
【0037】請求項3の構成を採用するならば、上記穿
孔錐(24)の進退ストローク(s)を効率良く規定で
きるばかりでなく、エアゾール缶(A)をその受け入れ
容器(B)内の中心位置へ自づと安定良く確実に固定保
持することができるので、上記穿孔作業を一層効率良く
安全に行なえる効果がある。
【0038】更に、請求項4の構成を採用するならば、
市販されているエアゾール缶(A)の各種形態に汎用し
て、これを受け入れ容器(B)内へ悉く押え付け固定す
ることができるのであり、その利便性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るエアゾール缶受け
入れ容器を示す一部破断の正面図である。
【図2】図1の底面図である。
【図3】図1の受け入れ容器と併用する押えカバーを示
す平面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】エアゾール缶をその受け入れ容器に挿入セット
した使用状態の断面図である。
【図6】エアゾール缶の穿孔状態を示す図5に対応する
断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示す部分拡大断面図で
ある。
【図8】本発明の第3実施形態を示す部分断面図であ
る。
【図9】本発明の第4実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】 (12)・底蓋 (13)・頂蓋 (13a)・円錐肩面 (13b)・下端周縁フランジ (16)・底面 (22)・出没孔 (23)・ナット (24)・穿孔錐 (25)・ネジ駒 (26)・回動操作ハンドル (27)・後退位置決めストッパー (29)・弾性パッキング (30)・ガス抜き孔 (31)・延長ホース (32)・後退位置決めキャップ (A)・エアゾール缶 (B)・受け入れ容器 (C)・押えカバー (G)・残溜ガス (h1)・背丈 (h2)・深さ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアゾール缶(A)の背丈(h1)よりも
    常に浅い深さ(h2)の断面ほぼU字型をなし、且つそ
    の底面(16)の中心部に穿孔錐用出没孔(22)と、
    これを包囲するナット(23)が裏当て付属状態に設置
    されたエアゾール缶受け入れ容器(B)と、 上記受け入れ容器(B)に挿入セットされたエアゾール
    缶(A)を上方から押え付け固定すべく、その受け入れ
    容器(B)へ着脱自在に螺合締結されるほぼ倒立椀型の
    押えカバー(C)と、 上記受け入れ容器(B)の底面(16)と、これに挿入
    セットされたエアゾール缶(A)の底蓋(12)との相
    互間隙を気密状態に保つべく、その受け入れ容器(B)
    の底面(16)へ内側から貼着一体化された弾性パッキ
    ング(29)と、 上記受け入れ容器(B)のナット(23)へ下方から進
    退自在に螺合締結されることにより、その鋭利な先端部
    が上記出没孔(22)からエアゾール缶(A)の底蓋
    (12)に向かって出没する穿孔錐(24)と、 その穿孔錐(24)の基端部に付属一体化された回動操
    作ハンドル(26)と、 上記受け入れ容器(B)における底面(16)の偏心位
    置に開口形成されたガス抜き孔(30)と、 そのガス抜き孔(30)に連通接続された可撓な延長ホ
    ース(31)とを備え、 上記回動操作ハンドル(26)の回動操作に連れて進出
    する穿孔錐(24)の鋭利な先端部により、エアゾール
    缶(A)の底蓋(12)を穿孔すると共に、そのエアゾ
    ール缶(A)の残溜ガス(G)を上記延長ホース(3
    1)から放出させるように定めたことを特徴とするエア
    ゾール缶の残溜ガス抜き用具。
  2. 【請求項2】エアゾール缶受け入れ容器(B)のナット
    (23)と螺合締結されるネジ駒(25)を、穿孔錐
    (24)の中途部から一体的に張り出すと共に、 その穿孔錐(24)のネジ駒(25)を受け止める後退
    位置決めストッパー(27)(32)を、上記ナット
    (23)に取付け固定することにより、後退復帰した穿
    孔錐(24)の鋭利な先端部を上記受け入れ容器(B)
    の出没孔(22)に没入させるように定めたことを特徴
    とする請求項1記載のエアゾール缶の残溜ガス抜き用
    具。
  3. 【請求項3】エアゾール缶受け入れ容器(B)の底面
    (16)を、そのエアゾール缶(A)の底蓋(12)と
    ほぼ対応する円錐型に陥没させたことを特徴とする請求
    項1記載のエアゾール缶の残溜ガス抜き用具。
  4. 【請求項4】押えカバー(C)の上端円錐面を係止フッ
    ク(21)として、エアゾール缶(A)における頂蓋
    (13)の円錐肩面(13a)若しくは下端周縁フラン
    ジ(13b)又はその頂蓋(13)に被着一体化された
    口金(14)へ、上方から係止させるように定めたこと
    を特徴とする請求項1記載のエアゾール缶の残溜ガス抜
    き用具。
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