JP2001070319A - 歯科用ハンドピースヘッドのメンテナンス油注入装置 - Google Patents
歯科用ハンドピースヘッドのメンテナンス油注入装置Info
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Abstract
ンテナンス油の給油を手軽に行えるようにして、その作
業効率の向上を図る。 【解決手段】 歯科用ハンドピース10のヘッド部11
が挿入され、かつ、該ヘッド部を下方に押下することの
できる溝31aを有する下部開放の筒状保護カバー31
と、該保護カバー31が載置される注油缶20の上部に
配設され、かつ、該注油缶の上部に突出する注油栓(ス
プレー栓)22が挿通される貫通孔32aを有するリン
グ状の注油口部材32とを有する。前記ヘッド11を前
記溝31aを通して前記保護カバー31内に挿入し、前
記注油缶20の上部に配設された注油口部材32の貫通
孔32a上に前記ヘッド部11を位置決めして該ヘッド
部11を下方に押下する。該ヘッド部11が押下される
と前記注油缶20の注油栓22を押下され、該注油缶2
0内の油が噴射され、ヘッド11内に注油される。
Description
スヘッドのメンテナンス油注入装置、より詳細には、歯
科治療に用いるマイクロエンジン、エアータービン等の
ヘッド部、特に、ヘッド部のベアリングにメンテナンス
用の油を簡易に注入するための歯科用ハンドピースヘッ
ドのメンテナンス油注入装置に関する。
ドピースヘッドのメンテナンス油注入方法の一例を説明
するための要部概略構成図で、図中、10はマイクロエ
ンジン,エアータービン等の、歯科治療用のハンドピー
スで、その先端には、ヘッド部11が取り付けられてお
り、周知のように、該ヘッド部11の蓋部材12を押す
ことによって、該ヘッド部11内のチャック機構を開い
て、切削バー(刃物)13を挿入し、該蓋部材12の押
圧力を解放することにより、挿入した切削バー13を銜
止するようにしている。20は前記ハンドピース10に
メンテナンス用の油を注入するためのスプレー缶で、該
スプレー缶20は、ノズル21を有し、該ノズル21の
先端をハンドピース20の接続部側の、例えば、エアー
タービンであれば、エアー供給パイプの開口14に挿入
し、該スプレー缶の注油栓(スプレー栓)22を押し、
該スプレー缶20内のメンテナンス油を該ハンドピース
10内を通してヘッド部11に供給し、該ヘッド11内
のベアリング等に給油するようにしている。ただし、ハ
ンドピース10がマイクロエンジン用の場合は、ノズル
21の形状が該マイクロエンジン用ハンドピースの接続
部に適合したものに取り替えて使用する。
法によると、上述のようにして給油した油が、ヘッド1
1の端面等から漏れるため、その都度、ハンドピースを
布,紙等で1つ1つ包まなければならず、手間がかか
り、作業効率が悪かった。
れたもので、特に、上述のごとき歯科用ハンドピースに
おけるヘッド部へのメンテナンス油の給油を手軽に行え
るようにして、その作業効率の向上を図ったものであ
る。
用ハンドピースのヘッド部が挿入され、かつ、該ヘッド
部を下方に押下することのできる溝を有する下部開放の
筒状保護カバーと、該保護カバー内が載置される注油缶
の上部に配設され、かつ該注油缶の上部に突出する注油
栓が挿通される貫通孔を有するリング状の注油口部材と
を有し、前記ヘッドを前記溝を通して前記保護カバー内
に挿入し、前記注油缶の上部に配設された注油口部材の
貫通孔上に前記ヘッド部を位置決めして該ヘッド部を下
方に押下することにより、該ヘッド部にて前記注油缶の
注油栓を押下して該注油缶内の油を噴射するようにした
ことを特徴としたものである。
て、前記注油缶を載置し、該注油缶の表面から流下する
油を受け取るための油受け台を有することを特徴とした
ものである。
において、前記保護カバーの内側上面に吸油材を着脱自
在に有することを特徴としたものである。
ドピースヘッドへメンテナンス油を注入する注油装置の
一実施例を説明するための要部概略構成図、図2は、そ
の分解構成図で、図中、31は筒状の保護カバー、31
aは該保護カバー31の側部に軸方向(上下方向)に設
けられた溝で、該溝31aを通してハンドピース10の
ヘッド部11が該保護カバー31内に挿入され、かつ、
上下方向へ移動可能になっている。32は注油口部材
で、本発明による注油装置は、基本的には、前記保護カ
バー31及び注油口部材32により構成されるが、その
他に、付属部品として、前記注油缶(スプレー缶)20
を載置し、スプレーした油が該注油缶20を通して流れ
落ちてくるのを受け止める油受け33、更には、ヘッド
11内を通して上方に噴射された油を吸着するための吸
着部材34を具備していてもよい。
ハンドピース10のヘッド部11が挿入され、かつ、該
ヘッド部11を下方に押下することのできる溝31aを
有する下部開放の筒状保護カバー31と、該保護カバー
31が載置される注油缶20の上部に配設され、かつ、
該注油缶の上部に突出する注油栓が挿通される貫通孔3
2aを有するリング状の注油口部材32とを有し、前記
ヘッド11を前記溝31aを通して前記保護カバー31
内に挿入し、前記注油缶20の上部に配設された注油口
部材32の貫通孔32a上に前記ヘッド11部を位置決
めして該ヘッド11部を下方に押下することにより、該
ヘッド11部にて前記注油缶20の注油栓22を押下し
て該注油缶20内の油を噴射するようにしたものであ
る。
ピース10のヘッド11部にメンテナンス油を注入する
時は、油受け33又はティッシュペーパー,雑巾等吸油
性の部材の上に注油缶(スプレー缶)20を載せ、その
上に、該スプレー缶の注油栓(スプレー栓)22を注油
口部材32の開口32aで包囲するように載せ、次い
で、該注油口部材32の開口32aにハンドピース10
のヘッド11部を位置合せし、次いで、保護カバー31
を被せ、その後、ハンドピース10を下方に押して、該
ハンドピース10のヘッド11部にて注油缶20の注油
栓22を押して、該注油缶20内の油を噴射する。その
際、つまり、注油栓22を押して解弁した時に、注油口
部材32の開口32aをヘッド部11で塞ぐようにする
と、噴射された油は、効果的にヘッド11内に導入され
る。
1部の蓋部材12に設けられた穴或いは該蓋部材12の
取り付け部の隙間(例えば、螺合部)を通して該ヘッド
部11内に注入され、該ヘッド部11内を通して反対側
の面から噴射される(なお、図1には、蓋部材12の側
から注油される例が描かれているが、反対側の面、すな
わち、切削バー装着側から注油するようにしてもよ
い)。保護カバー31の上部は、噴射された油が大気中
に散乱しないように密閉構造となっているが、噴射され
た油が、該保護カバー31の内壁を伝わって落下し、次
いで、注油口部材32の外周壁に設けられた溝32b及
び保護カバー31の下面に設けられた溝31bを通し
て、更には、注油缶20の外壁を伝わって落下するの
で、該注油缶20の下部には、前述の油受け33或いは
ティシュペーパ等の吸油材を敷いておくとよい。また、
保護カバー31の上部内面に吸着材34を設けておく
と、落下する油の量が減り、後仕末が楽になる。
の上に注油口部材32,ハンドピース10,保護カバー
31を順次配設し、その後、ハンドピース10を下方に
押す例について説明したが、前記注油缶20、注油口部
材32、保護カバー31等を予め一体的に組み込んでお
き、メンテナンス時(注油時)、単に、保護カバー31
の溝31aを通してハンドピース10のヘッド部11を
挿入し、該ヘッド部11を下方に押すだけで、注油する
ようにしてもよい。
によると、簡単かつ安価な構成により、しかも、簡単な
操作により効率よく、歯科用ハンドピースのヘッド部に
メンテナンス用の油を注入することができる。
へのメンテナンス油注入例を説明するための要部構成図
である。
へのメンテナンス油入装置の要部分解斜視図である。
メンテナンス油注入方法の一例を説明するための要部概
略構成図である。
13…切削バー、14…エアータービン用エア供給口、
20…注油缶(スプレー缶)、21…ノズル、22…注
油栓(スプレー栓)、31…保護カバー、31a,31
b…溝、32…注油口部材、32a…開口、32b…
溝、33…油受け、34…吸着部材。
Claims (3)
- 【請求項1】 歯科用ハンドピースのヘッド部が挿入さ
れ、かつ、該ヘッド部を下方に押下することのできる溝
を有する下部開放の筒状保護カバーと、該保護カバーが
載置される注油缶の上部に配設され、かつ該注油缶の上
部に突出する注油栓が挿通される貫通孔を有するリング
状の注油口部材とを有し、前記ヘッドを前記溝を通して
前記保護カバー内に挿入し、前記注油缶の上部に配設さ
れた注油口部材の貫通孔上に前記ヘッド部を位置決めし
て該ヘッド部を下方に押下することにより、該ヘッド部
にて前記注油缶の注油栓を押下して該注油缶内の油を噴
射するようにしたことを特徴とする歯科用ハンドピース
ヘッドのメンテナンス油注入装置。 - 【請求項2】 前記注油缶を載置し、該注油缶の表面か
ら流下する油を受け取るための油受け台を有することを
特徴とする請求項1に記載の歯科用ハンドピースヘッド
のメンテナンス油注入装置。 - 【請求項3】 前記保護カバーの内側上面に吸油材を着
脱自在に有することを特徴とする請求項1又は2に記載
の歯科用ハンドピースヘッドのメンテナンス油注入装
置。
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Cited By (3)
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1999
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