JP2000263419A - ウェーハ研磨装置及びウェーハ製造方法 - Google Patents

ウェーハ研磨装置及びウェーハ製造方法

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JP2000263419A
JP2000263419A JP6933899A JP6933899A JP2000263419A JP 2000263419 A JP2000263419 A JP 2000263419A JP 6933899 A JP6933899 A JP 6933899A JP 6933899 A JP6933899 A JP 6933899A JP 2000263419 A JP2000263419 A JP 2000263419A
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wafer
polishing
polishing pad
pad
dressing
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JP6933899A
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Tatsunobu Kobayashi
達宜 小林
Hiroshi Tanaka
弘志 田中
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェーハの研磨と研磨パッドのドレッシング
とを効率良く同時に行うことができるウェーハ研磨装置
及びウェーハ製造方法を提供することを目的としてい
る。 【解決手段】 ウェーハ研磨装置1は、研磨されるべき
ウェーハが保持されたウェーハ保持ヘッド31と、この
ウェーハ保持ヘッド31の外方に設けられたドレスリン
グ2とを備えている。ドレスリング2は研磨パッドS上
面に回転可能に設置されている。そして、ウェーハを研
磨パッドSに当接させつつウェーハ保持ヘッド31と研
磨パッドSとを回転させるとともに、ドレスリング2を
回転させることにより、ウェーハの研磨と研磨パッドS
のドレッシングとを同時に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造プロセ
スにおける、半導体ウェーハ表面を研磨する装置に用い
られるウェーハ研磨装置及びそれを用いたウェーハ製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 近
年、半導体製造装置の高集積化に伴うパターンの微細化
が進んでおり、特に多層構造の微細なパターンの形成が
容易かつ確実に行われるために、製造工程中における半
導体ウェーハの表面を極力平坦化させることが重要とな
ってきている。その場合、表面の膜を研磨するために平
坦化の度合いが高い化学機械的研磨法(CMP法)が脚
光を浴びている。
【0003】CMP法とは、SiO2 を用いたアルカリ
溶液やSeO2を用いた中性溶液、或いはAl2O3を用
いた酸性溶液、砥粒剤等を用いて化学的・機械的にウェ
ーハ表面を研磨し、平坦化する方法である。一般に、半
導体ウェーハの表面を研磨するウェーハ研磨装置では、
ウェーハを保持するウェーハ研磨ヘッドと研磨パッドを
貼付したプラテンとを対向するように配置させ、ウェー
ハ表面を研磨パッドに押し当てつつ、研磨剤を供給しな
がらウェーハ研磨へッドを研磨パッド上で回転させるこ
とにより研磨を行っている。
【0004】ところで、この研磨パッドは極力平坦であ
ることが望ましいが、ウェーハ研磨を行うことによりそ
の表面が劣化し研磨能力(研磨レート)の低下が発生し
たり、製造工程などに起因する研磨パッド自体の厚さの
不均一や、研磨パッドとプラテンとを貼付する接着層の
厚さの不均一などが原因となって、パッド表面には若干
の凹凸が生じて研磨性能(均一性や残膜厚さのばらつき
具合など)は低下される。そのため、研磨パッドの研磨
性能を再び向上させるために、この研磨パッドに対して
目直し(ドレッシング)が行われる。つまり、ウェーハ
研磨工程を終えた研磨パッドの表面にドレッシングパッ
ドを当接して回転させることによりドレッシングを行っ
ている。
【0005】あるいは図4、図5に示すように、研磨工
程とドレッシング工程とを同時に行う方法もある。すな
わち、図4に示すような第1従来例において、ウェーハ
研磨装置200は、旋回自在に支持されたアーム201
の先端に取り付けられたウェーハ保持ヘッド202と、
研磨パッド206に研磨剤を供給するための研磨剤供給
手段203と、ドレッシングパッド204とを備えたも
のである。研磨剤供給手段203は、プラテン205の
表面に貼付された研磨パッド206に研磨剤を直接供給
するようになっており、ウェーハ保持ヘッド202に保
持されたウェーハWはこの研磨パッド206の表面に当
接しつつ回転されることによって研磨される。一方、ド
レッシングパッド204は駆動機構207によって回転
可能に支持されており、この駆動機構207は基体部2
08に支持されている。また、この基体部208はガイ
ド209によって矢印Y方向に直動可能に支持されてい
る。そしてドレッシングパッド204は、ウェーハWを
研磨することによって研削性能が低下した研磨パッド2
06の表面をドレッシングするようになっている。この
とき、ウェーハの研磨とドレッシングとは研磨パッド2
06上の別の位置で行われている。
【0006】図5に示す第2従来例においては、ウェー
ハ研磨装置300は、回転可能な3つのプラテン301
及びその表面に貼付された研磨パッド302と、二股状
に形成されたアーム303のそれぞれの先端に設けられ
たウェーハ保持ヘッド304と、それぞれの研磨パッド
302の直径方向に設置されたガイド305に沿って直
動されるドレッシングパッド306とを備えている。ア
ーム303は軸303aに旋回自在に支持されており、
ウェーハ保持ヘッド304に支持されたウェーハはそれ
ぞれの研磨パッド302によって研磨されるようになっ
ている。また、このウェーハ研磨と同時に、研磨パッド
302の直径方向に直動可能に設けられたドレッシング
パッド306によって研磨パッド302の表面がドレッ
シングされるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】第1、第2従来例に示
したようなウェーハ研磨装置によってウェーハを研磨す
る場合、ウェーハ研磨工程とドレッシング工程とは同時
に行えるため有効であるが、第1従来例において、研磨
剤はウェーハ保持ヘッド202の外方から研磨パッド2
06の表面に直接供給される。この場合、プラテン20
5の回転による遠心力により、供給された研磨剤の大部
分は外方に流れ出てしまい、十分な研磨効果を得るため
には大量の研磨剤を供給しなければならなかった。ま
た、ドレッシングパッド204の占有する部分が大きい
ため、設置可能なウェーハ保持ヘッド202の数は少な
いものとなり、機械の使用能率が低下されるといった問
題が生じた。
【0008】また、第2従来例においては、ドレッシン
グパッド306は、研磨パッド302に比べてその形状
が小さく、研磨パッド302に対して直線状に移動され
る構成であるため、全体を均一に押圧することが困難で
あり、研磨パッド302表面の平坦化は十分になされな
かった。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、ウェーハの研磨と研磨パッドのドレッシング
とを同時に効率良く安定して行うことができるウェーハ
研磨装置及びウェーハ製造方法を提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、表面に研磨パッドが貼付
されたプラテンと、研磨すべきウェーハを保持して前記
研磨パッドにウェーハの一面を当接させるウェーハ保持
ヘッドとを具備し、このウェーハ保持ヘッドと前記プラ
テンとの相対運動により前記研磨パッドで前記ウェーハ
を研磨するウェーハ研磨装置であって、前記ウェーハ保
持ヘッドの外方には、下部に砥粒層を備えた円筒状のド
レスリングが、前記研磨パッド表面に当接されつつ回転
可能に設けられていることを特徴とするウェーハ研磨装
置である。
【0011】本発明によれば、ウェーハ保持ヘッドによ
るウェーハの研磨と、ドレスリングによる研磨パッドの
ドレッシングとを同時に行うことができる。そのため、
工程数を低減させることができ、効率の良い研磨作業を
行うことができる。そして円筒状のドレスリングを回転
させることにより、研磨パッドのドレッシングは効果的
に行われるとともに、研磨パッド全体の平坦化も行うこ
とができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のウェーハ研磨装置であって、前記ドレスリングは、前
記研磨パッドの半径より小径に形成されつつこの研磨パ
ッドの表面に載置されたものであり、自転する前記研磨
パッドとの摩擦によって回転することを特徴とするウェ
ーハ研磨装置である。
【0013】本発明によれば、前記ドレスリングによる
研磨パッドへの押圧力は自重のみであり、ドレスリング
の回転は自転する研磨パッドとの摩擦によるものである
ため、前記研磨パッドに対する局所的な押圧や過剰な研
磨は防止される。
【0014】請求項3に記載の発明は、表面に研磨パッ
ドが貼付されたプラテンと、研磨すべきウェーハを保持
して前記研磨パッドにウェーハの一面を当接させるウェ
ーハ保持ヘッドとを具備し、このウェーハ保持ヘッドと
前記プラテンとの相対運動により前記研磨パッドで前記
ウェーハを研磨する研磨工程を含んだウェーハ製造方法
であって、前記ウェーハ保持ヘッドの外方に、下部に砥
粒層を備えた円筒状のドレスリングを配置し、前記ドレ
スリングを前記研磨パッド表面に当接させつつ回転させ
ることにより、前記ウェーハの研磨と前記研磨パッドの
ドレッシングとを同時に行うことを特徴とするウェーハ
製造方法である。
【0015】本発明によれば、ウェーハの研磨と研磨パ
ッドのドレッシングとを同時に行うことができ、効率良
く研磨を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
ウェーハ研磨装置を図面を参照して説明する。図1は本
発明のウェーハ研磨装置の一実施形態のうち上方から見
た平面図である。また、図2は図1の側方断面図であ
り、図3は本実施形態に用いられるウェーハ保持ヘッド
の一例を示す断面図である。
【0017】図1、図2において、ウェーハ研磨装置1
は、ウェーハ保持ヘッド31と、このウェーハ保持ヘッ
ド31の外方に設置されたドレスリング2と、このドレ
スリング2を支持するリングガイド3と、研磨剤供給手
段としてのノズル4とを備えている。
【0018】ウェーハ保持ヘッド31は基体部5に回転
自在に支持されており、本実施形態では2つ設置されて
いる。そして、このウェーハ保持ヘッド31に保持され
ているウェーハWは、回転されるプラテンPに貼付され
た研磨パッドSの表面に当接されている。
【0019】研磨パッドSの材質には、従来よりウェー
ハWの研磨に使用されていたものであればいずれでも良
く、例えばポリエステル等からなる不織布にポリウレタ
ン樹脂等の軟質樹脂を含浸させたベロアタイプパッド、
ポリエステル等の不織布を基材としてその上に発泡ポリ
ウレタン等からなる発泡樹脂層を形成したスエードタイ
プパッド、或いは独立発泡させたポリウレタン等からな
る発泡樹脂シートが使用される。
【0020】ウェーハ保持ヘッド31の外方には、その
下端面に砥粒層を有する円環状のドレスリング2が設置
されている。このドレスリング2は、ウェーハ保持ヘッ
ド31の外径より大きく且つ研磨パッドSの半径より小
さい径を有するように形成されており、ウェーハ保持ヘ
ッド31との間に間隔6を有するように設けられてい
る。そして、このドレスリング2は、下端面に形成され
た砥粒層を研磨パッドSの表面に当接させている。
【0021】ドレスリング2は、研磨パッドS上に載置
されており、プラテンPが回転することによって生じる
研磨パッドSとドレスリング2との摩擦力によってつれ
回りするように回転されるようになっている。また、ド
レスリング2を支持しているリングガイド3はそれぞれ
2つのコロ3aを備えており、ドレスリング2の位置を
保持しつつ、このドレスリング2の回転を妨げないよう
に支持させている。
【0022】基体部5には、研磨パッドSの中心近傍に
向けて研磨剤を直接供給するためのノズル(研磨剤供給
手段)4が設けられている。このノズル4は、先端が研
磨パッドSの表面から離間するように設置されており、
それぞれのドレスリング2の中間部に研磨剤を供給させ
るようになっている。
【0023】次に、ウェーハ保持ヘッド31について説
明する。図3において、ウェーハ保持ヘッド31は、天
板部33及び筒状に形成された周壁部34からなるヘッ
ド本体32と、ヘッド本体32の内部に張られたダイヤ
フラム35と、ダイヤフラム35の下面に固定された円
盤状のキャリア36と、周壁部34の内壁とキャリア3
6の外周面に同心状に設けられた円環状のリテーナリン
グ37とを備えている。
【0024】ヘッド本体32は、円板状の天板部33と
天板部33の外周下方に固定された筒状の周壁部34と
から構成され、ヘッド本体32の下端部は開口されて中
空になっている。天板部33は、シャフト39に同軸に
固定されており、シャフト39には、圧力調整機構50
に連通された流路45が鉛直方向に形成されている。ま
た、周壁部34の下端部には、全周にわたって段部34
a及び半径方向内方に突出された円環状の係止部40が
形成されている。
【0025】繊維補強ゴムなどの弾性材料からなるダイ
ヤフラム35は円環状または円板状に形成されており、
ダイヤフラム固定リング41によって周壁部34の内壁
に形成された段部34a上に固定されている。
【0026】ダイヤフラム35上方には流体室44が形
成されており、シャフト39に形成された流路45に連
通されている。そして、流体室44内部に、圧力調整機
構50から流路45を通して、空気をはじめとする流体
が供給されることによって、流体室44内部の圧力は調
整される。
【0027】セラミック等の高剛性材料からなるキャリ
ア36はほぼ円盤状に一定の厚さで形成されており、ダ
イヤフラム35の上面に設けられたキャリア固定リング
42によって固定されている。キャリア固定リング42
の上部には円環状に段部42aが形成されており、天板
部33から鉛直方向に挿通されナット49、スぺーサー
49aによって固定されているストッパーボルト48の
下端に形成された段部48aと係合されるようになって
いる。そして、例えばウェーハ保持ヘッド31が上昇さ
れ、キャリア36などの自重によってダイヤフラム35
が下方にたわんでも、段部42aと段部48aとが係合
することにより、ダイヤフラム35に過剰な力を作用さ
せないようになっている。
【0028】リテーナリング37は、周壁部34の内壁
とキャリア36の外周面との間に円環状に形成されてお
り、周壁部34の内壁との間及びキャリア36の外周面
との間に僅かな隙間を空けて、周壁部34及びキャリア
36と同心状に配置されている。また、リテーナリング
37は、ダイヤフラム35の上面に設けられたリテーナ
リング固定リング43によって固定されている。リテー
ナリング37の上端面及び下端面は水平に形成されてい
る。また、リテーナリング37の外周面には段部37a
が形成されており、ウェーハ保持ヘッド31が上昇され
た際、段部37aと係止部40とが係合することによっ
てリテーナリング37の下方向への過剰な移動を抑え、
ダイヤフラム35に局所的な力を作用させないようにな
っている。
【0029】なお、このウェーハ保持ヘッド31として
は種々のものを用いることが可能であり、例えばヘッド
駆動機構であるカルーセルとウェーハ保持ヘッドとを球
面軸受によって傾動自在に支持したものなど様々なもの
を採用することができる。
【0030】このようなウェーハ研磨装置1によってウ
ェーハWを研磨する場合、まずウェーハ保持ヘッド31
の下面にウェーハWを保持させる。すなわち、まずウェ
ーハWは、キャリア36の下面に設けられたウェーハ付
着シート36aに付着される。そして、ウェーハWはリ
テーナリング37によって周囲を係止されつつ、その表
面をプラテンP上面に貼付された研磨パッドSに当接さ
せられる。
【0031】次に、流路45から流体室44に空気など
の流体を流入させることによって、流体室44内の圧力
を調節し、キャリア36及びリテーナリング37の研磨
パッドSへの押圧圧力を調節する。キャリア36及びリ
テーナリング37はダイヤフラム35に支持された、そ
れぞれ独立して上下方向に変位可能なフローティング構
造となっており、流体室44内部の圧力によって研磨パ
ッドSへの押圧圧力が調節可能となっている。
【0032】そして、キャリア36及びリテーナリング
37の研磨パッドSへの押圧圧力を調節しつつ、プラテ
ンPを回転させるとともに、それぞれのウェーハ保持ヘ
ッド31を回転させるようになっている。これと同時
に、研磨パッドSを貼付したプラテンPを図1中、反時
計方向に回転させ、ノズル4から研磨剤を供給させる。
【0033】このときドレスリング2は研磨パッドS上
に載置されたものであり、回転する研磨パッドSとドレ
スリング2下面との摩擦力によって回転されるようにな
っている。つまり、研磨パッドSの中心側部分と外側部
分とでは、それぞれの部分においてドレスリング2に作
用させる力が異なるが、この力の差を利用して回転させ
るものである。例えば、研磨パッドSを図1中、反時計
方向に回転させた場合、このドレスリング2に作用する
摩擦力が最も大きい部分は、研磨パッドSの外側部分に
相当する位置b1である。そして、ドレスリング2は、
リングガイド3によってその相対的位置を保持されつつ
回転可能に支持されているため、ドレスリング2にも反
時計方向の力が作用される。その結果、このドレスリン
グ2は研磨パッドSの回転と連動するようにつれ回りさ
れ、反時計方向に回転されるようになっている。
【0034】なお、それぞれのコロ3aとモータなどか
らなる駆動部3bとをタイミングベルト3cによって連
結させ、能動的に回転可能としてもよい。コロ3aを回
転可能にさせることによりドレスリング2に補助力が作
用され、ドレスリング2の回転を円滑なものとすること
ができる。このとき、1つの駆動部3bによってそれぞ
れのコロ3aを駆動させることにより、複数設けられた
コロ3aの回転の同期は安定して実現される。
【0035】もちろん、ドレスリング2を駆動部3bに
よって積極的に駆動させることも可能である。この場
合、例えばドレスリング2の外周にギア部を設けるとと
もに、コロ3aにもギア部を設け、これらギア部どうし
を噛み合わせることにより回転させることもできる。
【0036】こうして、それぞれのドレスリング2を回
転させることにより、ドレスリング2の下端面に形成さ
れた砥粒層の作用によって研磨パッドSの表面はドレッ
シングされる。
【0037】このように、複数設けられたウェーハ保持
ヘッド31のそれぞれの外方にドレスリング2を設置し
たため、ウェーハWの研磨と研磨パッドSのドレッシン
グとを同時に効率良く行うことができる。
【0038】また、円筒状のドレスリング2の内部にウ
ェーハ保持ヘッド31を配置させたため、ドレスリング
2内部のスペースは有効に利用された構成となってい
る。そのため、研磨パッドS上に複数のウェーハ保持ヘ
ッド31及びドレスリング2を配置させることができ、
装置全体を効率良く使用することができる。
【0039】円環状の砥粒層を備えたドレスリング2を
複数配置させたため、研磨パッドSにはドレッシングが
施されるとともに、形状修正(ツルーイング)も同時に
施される。つまり、研磨パッドS自体の厚さが不均一で
あったり、研磨パッドSとプラテンPとを貼付する接着
層の厚さが不均一であったりした場合、研磨パッドS表
面には若干の凹凸が生じる場合があるが、前記ドレスリ
ング2を用いることにより形状修正が施され、前記研磨
パッドSの表面は平坦化される。
【0040】ドレスリング2は研磨パッドS上に載置さ
せたものであり、研磨パッドSへの押圧力はドレスリン
グ2の自重によるものである。そして、その回転も研磨
パッドSとの摩擦を利用したものであり、例えば各種ア
クチュエータを用いた能動的手段によらないで回転され
るようになっている。そのため、ドレスリング2と研磨
パッドSとの当接角度は著しく傾斜されないようになっ
ているとともに、研磨パッドSは強制的に研磨されない
ようになっている。そのため、研磨パッドSの表面は過
剰に研磨されず、均一なドレッシングを施すことができ
る。
【0041】なお、ノズル4を複数設けるとともに、研
磨剤をそれぞれのウェーハ保持ヘッド31の周辺部であ
る間隔6に供給させることも可能である。間隔6に研磨
剤を供給させることにより、研磨パッドSが回転されて
いても、研磨剤はドレスリング2によって保持されてい
るため、遠心力によって半径方向外方に流出してしまう
ことがない。そのため、研磨剤の使用量を低減させるこ
とができる。さらに、研磨されるべきウェーハWの周辺
に直接研磨剤が供給されるため、ウェーハWの研磨や研
磨パッドSのドレッシングは効率良く且つ低コストで行
われる。
【0042】このとき、ドレスリング2の周壁部の一部
に貫通孔を設けることも可能である。前記貫通孔を形成
させることにより、この貫通孔が間隔6に収容された研
磨剤の出口部となって、ノズル4から供給された新しい
研磨剤と、間隔6内の劣化した或いは研磨屑を含んだ研
磨剤とが一定の割合で置換される。そのため、研磨剤の
劣化を防止させることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明のウェーハ研磨装置及びウェーハ
製造方法は、以下のような効果を有するものである。
【0044】請求項1に記載の発明によれば、ウェーハ
保持ヘッドによるウェーハの研磨と、ドレスリングによ
る研磨パッドのドレッシングとを同時に行うことができ
る。そのため、工程数を低減させることができ、効率の
良い研磨作業を行うことができる。そして円筒状のドレ
スリングを回転させることにより、研磨パッドのドレッ
シングは効果的に行われるとともに、研磨パッド全体の
平坦化も行うことができる。
【0045】請求項2に記載の発明によれば、前記ドレ
スリングによる研磨パッドへの押圧力は自重のみであ
り、ドレスリングの回転は自転する研磨パッドとの摩擦
によるものであるため、前記研磨パッドに対する局所的
な押圧や過剰な研磨は防止される。
【0046】請求項3に記載の発明によれば、ウェーハ
の研磨と研磨パッドのドレッシングとを同時に行うこと
ができ、効率良く研磨を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウェーハ研磨装置の実施形態の一例を
示す平面図である。
【図2】図1の側方断面図である。
【図3】ウェーハ保持ヘッドを説明する断面図である。
【図4】従来のウェーハ研磨装置を説明する図である。
【図5】従来のウェーハ研磨装置を説明する図である。
【符号の説明】
1 ウェーハ研磨装置 2 ドレスリング 3 リングガイド 4 ノズル(研磨剤供給手段) 6 間隔 31 ウェーハ保持ヘッド 32 ヘッド本体 33 天板部 34 周壁部 35 ダイヤフラム 36 キャリア 37 リテーナリング W ウェーハ P プラテン S 研磨パッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に研磨パッドが貼付されたプラテン
    と、研磨すべきウェーハを保持して前記研磨パッドにウ
    ェーハの一面を当接させるウェーハ保持ヘッドとを具備
    し、このウェーハ保持ヘッドと前記プラテンとの相対運
    動により前記研磨パッドで前記ウェーハを研磨するウェ
    ーハ研磨装置であって、 前記ウェーハ保持ヘッドの外方には、下部に砥粒層を備
    えた円筒状のドレスリングが、前記研磨パッド表面に当
    接されつつ回転可能に設けられていることを特徴とする
    ウェーハ研磨装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のウェーハ研磨装置であ
    って、 前記ドレスリングは、前記研磨パッドの半径より小径に
    形成されつつこの研磨パッドの表面に載置されたもので
    あり、 自転する前記研磨パッドとの摩擦によって回転すること
    を特徴とするウェーハ研磨装置。
  3. 【請求項3】 表面に研磨パッドが貼付されたプラテン
    と、研磨すべきウェーハを保持して前記研磨パッドにウ
    ェーハの一面を当接させるウェーハ保持ヘッドとを具備
    し、このウェーハ保持ヘッドと前記プラテンとの相対運
    動により前記研磨パッドで前記ウェーハを研磨する研磨
    工程を含んだウェーハ製造方法であって、 前記ウェーハ保持ヘッドの外方に、下部に砥粒層を備え
    た円筒状のドレスリングを配置し、 前記ドレスリングを前記研磨パッド表面に当接させつつ
    回転させることにより、 前記ウェーハの研磨と前記研磨パッドのドレッシングと
    を同時に行うことを特徴とするウェーハ製造方法。
JP6933899A 1999-03-15 1999-03-15 ウェーハ研磨装置及びウェーハ製造方法 Pending JP2000263419A (ja)

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KR100481553B1 (ko) * 2002-06-25 2005-04-07 동부아남반도체 주식회사 평탄화 장치
KR101292227B1 (ko) * 2012-01-04 2013-08-02 주식회사 엘지실트론 웨이퍼 연마용 패드 드레싱 장치

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