JP4049579B2 - 基板保持装置及びポリッシング装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、研磨対象物である基板を保持して研磨面に押圧する基板保持装置、特に、半導体ウェハ等の基板を研磨して平坦化するポリッシング装置において該基板を保持する基板保持装置に関するものである。また、本発明は、かかる基板保持装置を備えたポリッシング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体デバイスがますます微細化され素子構造が複雑になり、またロジック系の多層配線の層数が増えるに伴い、半導体デバイスの表面の凹凸はますます増え、段差が大きくなる傾向にある。半導体デバイスの製造では薄膜を形成し、パターンニングや開孔を行う微細加工の後、次の薄膜を形成するという工程を何回も繰り返すためである。
【0003】
半導体デバイスの表面の凹凸が増えると、薄膜形成時に段差部での膜厚が薄くなったり、配線の断線によるオープンや配線層間の絶縁不良によるショートが起こったりするため、良品が取れなかったり、歩留まりが低下したりする傾向がある。また、初期的に正常動作をするものであっても、長時間の使用に対しては信頼性の問題が生じる。更に、リソグラフィ工程における露光時に、照射表面に凹凸があると露光系のレンズ焦点が部分的に合わなくなるため、半導体デバイスの表面の凹凸が増えると微細パターンの形成そのものが難しくなるという問題が生ずる。
【0004】
従って、半導体デバイスの製造工程においては、半導体デバイス表面の平坦化技術がますます重要になっている。この平坦化技術のうち、最も重要な技術は、化学的機械的研磨(CMP(Chemical Mechanical Polishing))である。この化学的機械的研磨は、ポリッシング装置を用いて、シリカ(SiO)等の砥粒を含んだ研磨液を研磨パッド等の研磨面上に供給しつつ半導体ウェハなどの基板を研磨面に摺接させて研磨を行うものである。
【0005】
この種のポリッシング装置は、研磨パッドからなる研磨面を有する研磨テーブルと、半導体ウェハを保持するためのトップリング又はキャリアヘッド等と称される基板保持装置とを備えている。このようなポリッシング装置を用いて半導体ウェハの研磨を行う場合には、基板保持装置により半導体ウェハを保持しつつ、この半導体ウェハを研磨テーブルに対して所定の圧力で押圧する。このとき、研磨テーブルと基板保持装置とを相対運動させることにより半導体ウェハが研磨面に摺接し、半導体ウェハの表面が平坦かつ鏡面に研磨される。
【0006】
このようなポリッシング装置において、研磨中の半導体ウェハと研磨パッドの研磨面との間の相対的な押圧力が半導体ウェハの全面に亘って均一でない場合には、半導体ウェハの各部分に印加される押圧力に応じて研磨不足や過研磨が生じてしまう。そのため、基板保持装置の半導体ウェハの保持面をゴム等の弾性材からなる弾性膜で形成し、弾性膜の裏面に空気圧等の流体圧を加え、半導体ウェハに印加する押圧力を全面に亘って均一化することも行われている。
【0007】
また、上記研磨パッドは弾性を有するため、研磨中の半導体ウェハの外周縁部に加わる押圧力が不均一になり、半導体ウェハの外周縁部のみが多く研磨される、いわゆる「縁だれ」などの不均一な研磨を起こしてしまう場合がある。このような縁だれを防止するため、半導体ウェハの側端部をガイドリング又はリテーナリングによって保持すると共に、ガイドリング又はリテーナリングによって半導体ウェハの外周縁側に位置する研磨面を押圧する構造を備えた基板保持装置も用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したガイドリング又はリテーナリングの押圧力を制御するだけでは、縁だれなどの不均一な研磨が十分に抑制されない場合がある。また、半導体ウェハの外周縁部には通常デバイスは形成されないが、金属の溶出やその他のディフェクトを防止するためなどの目的で、半導体ウェハの外周縁部において下層の膜を露出させないように外周縁部の研磨レートを意図的に小さくしたり、これとは逆に完全に膜を取り除くために研磨レートを意図的に大きくしたりしたいという要望がある。従来のポリッシング装置では、半導体ウェハの外周縁部の研磨レートを任意に制御することが十分にできていないのが現状である。
【0009】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、半導体ウェハ等の研磨対象物を均一に研磨しつつ、特に研磨対象物の外周縁部の研磨レートを任意に制御することができる基板保持装置及びポリッシング装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような従来技術における問題点を解決するために、本発明の一態様は、研磨対象物である基板を保持して研磨面に押圧する基板保持装置において、前記基板を保持するトップリング本体と、前記基板の外周縁部に当接するエッジバッグと、前記エッジバッグの径方向内側で前記基板に当接するトルク伝達部材とを備え、前記トルク伝達部材には、該トルク伝達部材の内部の空間と、前記トップリング本体で基板を保持した時に前記エッジバッグの径方向内側に位置して該トルク伝達部材の周囲に形成される空間とを連通する連通孔が形成され、前記エッジバッグの内部に形成される第1の圧力室の圧力と、前記トルク伝達部材の内部の空間と前記トップリング本体で基板を保持した時に前記エッジバッグの径方向内側に位置して該トルク伝達部材の周囲に形成される空間からなる第2の圧力室の圧力とを独立に制御することを特徴とする基板保持装置である。
【0011】
このような構成により、トルク伝達部材により基板に十分なトルクを伝達することができ、また、第2の圧力室の圧力により基板の外周縁部を除く全面を均一な力で研磨面に押圧すると共に、第1の圧力室の圧力を第2の圧力室の圧力とは独立に制御することができる。従って、基板の外周縁部における研磨レートの制御、即ち外周縁部における研磨プロファイルの制御が可能となる。
【0013】
また、半導体ウェハの外周縁部の研磨レートを制御する観点から、上記第1の圧力室を形成する上記エッジバッグの部材の径方向幅が1mm乃至10mmであることが好ましい。
【0014】
本発明の好ましい一態様は、上記トップリング本体に固定されるか又は一体に設けられ基板の側端部を保持するリテーナリングを備え、上記リテーナリングの研磨面に対する押圧力を上記圧力室の圧力とは独立に制御することを特徴としている。このように、リテーナリングの押圧力も制御することにより、より細かな制御が可能になる。
【0015】
本発明の他の一態様は、上述した基板保持装置と、研磨面を有する研磨テーブルとを備えたことを特徴とするポリッシング装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る基板保持装置の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に係る基板保持装置を備えたポリッシング装置の全体構成を示す断面図である。ここで、基板保持装置は、研磨対象物である半導体ウェハ等の基板を保持して研磨テーブル上の研磨面に押圧する装置である。図1に示すように、本発明に係る基板保持装置を構成するトップリング1の下方には、上面に研磨パッド101を貼付した研磨テーブル100が設置されている。また、研磨テーブル100の上方には研磨液供給ノズル102が設置されており、この研磨液供給ノズル102によって研磨テーブル100上の研磨パッド101上に研磨液Qが供給されるようになっている。
【0017】
なお、市場で入手できる研磨パッドとしては種々のものがあり、例えば、ロデール社製のSUBA800、IC−1000、IC−1000/SUBA400(二層クロス)、フジミインコーポレイテッド社製のSurfin xxx−5、Surfin 000等がある。SUBA800、Surfin xxx−5、Surfin 000は繊維をウレタン樹脂で固めた不織布であり、IC−1000は硬質の発泡ポリウレタン(単層)である。発泡ポリウレタンは、ポーラス(多孔質状)になっており、その表面に多数の微細なへこみ又は孔を有している。
【0018】
トップリング1は、自在継手部10を介してトップリング駆動軸11に接続されており、トップリング駆動軸11はトップリングヘッド110に固定されたトップリング用エアシリンダ111に連結されている。このトップリング用エアシリンダ111によってトップリング駆動軸11は上下動し、トップリング1の全体を昇降させると共にトップリング本体2の下端に固定されたリテーナリング3を研磨テーブル100に押圧するようになっている。トップリング用エアシリンダ111はレギュレータR1を介して圧力調整部120に接続されている。この圧力調整部120は、圧縮空気源から加圧空気等の加圧流体を供給することによって、あるいはポンプ等により真空引きすることによって圧力の調整を行うものである。この圧力調整部120によってトップリング用エアシリンダ111に供給される加圧空気の空気圧等をレギュレータR1を介して調整することができる。これにより、リテーナリング3が研磨パッド101を押圧する押圧力を調整することができる。
【0019】
また、トップリング駆動軸11はキー(図示せず)を介して回転筒112に連結されている。この回転筒112はその外周部にタイミングプーリ113を備えている。トップリングヘッド110にはトップリング用モータ114が固定されており、上記タイミングプーリ113は、タイミングベルト115を介してトップリング用モータ114に設けられたタイミングプーリ116に接続されている。従って、トップリング用モータ114を回転駆動することによってタイミングプーリ116、タイミングベルト115、及びタイミングプーリ113を介して回転筒112及びトップリング駆動軸11が一体に回転し、トップリング1が回転する。なお、トップリングヘッド110は、フレーム(図示せず)に回転可能に支持されたトップリングヘッドシャフト117によって支持されている。
【0020】
以下、本発明に係る基板保持装置を構成するトップリング1についてより詳細に説明する。図2は本実施形態におけるトップリング1を示す縦断面図である。図2に示すように、基板保持装置を構成するトップリング1は、内部に収容空間を有する円筒容器状のトップリング本体2と、トップリング本体2の下端に固定されたリテーナリング3とを備えている。トップリング本体2は金属やセラミックス等の強度及び剛性が高い材料から形成されている。また、リテーナリング3は、剛性の高い樹脂材又はセラミックス等から形成されている。
【0021】
トップリング本体2は、円筒容器状のハウジング部2aと、ハウジング部2aの円筒部の内側に嵌合される環状の加圧シート支持部2bと、ハウジング部2aの上面の外周縁部に嵌合された環状のシール部2cとを備えている。トップリング本体2のハウジング部2aの下端にはリテーナリング3が固定されている。このリテーナリング3の下部は内方に突出している。なお、リテーナリング3をトップリング本体2と一体的に形成することとしてもよい。
【0022】
トップリング本体2のハウジング部2aの中央部の上方には、上述したトップリング駆動軸11が配設されており、トップリング本体2とトップリング駆動軸11とは自在継手部10により連結されている。この自在継手部10は、トップリング本体2及びトップリング駆動軸11とを互いに傾動可能とする球面軸受機構と、トップリング駆動軸11の回転をトップリング本体2に伝達する回転伝達機構とを備えており、トップリング駆動軸11からトップリング本体2に対して互いの傾動を許容しつつ押圧力及び回転力を伝達する。
【0023】
トップリング本体2及びトップリング本体2に一体に固定されたリテーナリング3の内部に画成された空間内には、トップリング1によって保持される半導体ウェハWの外周縁部に当接するエッジバッグ4と、環状のホルダーリング5と、トップリング本体2内部の収容空間内で上下動可能な概略円盤状のチャッキングプレート6と、エッジバッグ4の径方向内側で半導体ウェハWと当接するトルク伝達部材7とが収容されている。
【0024】
なお、チャッキングプレート6は金属材料から形成されていてもよいが、研磨すべき半導体ウェハがトップリングに保持された状態で、渦電流を用いた膜厚測定方法でその表面に形成された薄膜の膜厚を測定する場合などにおいては、磁性を持たない材料、例えば、フッ素系樹脂やセラミックスなどの絶縁性の材料から形成されていることが好ましい。
【0025】
ホルダーリング5とトップリング本体2との間には弾性膜からなる加圧シート8が張設されている。この加圧シート8は、一端をトップリング本体2のハウジング部2aと加圧シート支持部2bとの間に挟み込み、他端をホルダーリング5の上端部5aとストッパ部5bとの間に挟み込んで固定されている。トップリング本体2、チャッキングプレート6、ホルダーリング5、及び加圧シート8によってトップリング本体2の内部に圧力室21が形成されている。図2に示すように、圧力室21にはチューブ、コネクタ等からなる流体路31が連通されており、圧力室21は流体路31上に配置されたレギュレータR2を介して圧力調整部120に接続されている。なお、加圧シート8は、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ポリウレタンゴム、シリコンゴムなどの強度及び耐久性に優れたゴム材によって形成されている。
【0026】
トップリング本体2のシール部2cが嵌合されるハウジング部2aの上面の外周縁付近には、環状の溝からなる洗浄液路51が形成されている。この洗浄液路51はシール部2cの貫通孔を介して流体路32に連通されており、この流体路32を介して洗浄液(純水)が供給される。また、洗浄液路51から延びハウジング部2a、加圧シート支持部2bを貫通する連通孔53が複数箇所設けられており、この連通孔53はエッジバッグ4の外周面とリテーナリング3との間のわずかな間隙Gへ連通されている。
【0027】
図3は、図2のエッジバッグ4を示す部分断面図である。図3に示すように、エッジバッグ4は、その外周側がホルダーリング5のストッパ部5bとホルダーリング5の下部に配置されたエッジバッグホルダ6aとの間に挟み込まれており、その内周側がエッジバッグホルダ6aとチャッキングプレート本体6bとの間に挟み込まれて固定されている。このエッジバッグ4の下端面は、研磨対象物である半導体ウェハWの外周縁部に接する。エッジバッグ4は、弾性膜によって構成されており、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ポリウレタンゴム、シリコンゴム等の強度及び耐久性に優れたゴム材によって形成されている。
【0028】
エッジバッグ4の下面は半導体ウェハWの外周縁部に当接するが、この下面には半径方向内方に張り出したつば41が設けられている。また、エッジバッグ4の内部には、上述した弾性膜によって(第1の)圧力室22が形成されている。この圧力室22には、チューブ、コネクタ等からなる流体路33が連通されており、圧力室22はこの流体路33上に配置されたレギュレータR3を介して圧力調整部120に接続されている。
【0029】
研磨の際、トップリング1の回転に伴い半導体ウェハWも回転するが、上述したエッジバッグ4だけでは半導体ウェハWとの接触面積が小さく、回転トルクを伝達しきれないおそれがある。このため、半導体ウェハWに当接して、半導体ウェハWに十分なトルクを伝達するトルク伝達部材7がチャッキングプレート6に固定されている。このトルク伝達部材7は環状のバッグ形状をしており、半導体ウェハWに十分なトルクを伝達するだけの接触面積をもって半導体ウェハWと接触する。
【0030】
図4は、図2のトルク伝達部材7を示す部分断面図である。図4に示すように、トルク伝達部材7は、半導体ウェハWの上面に当接する弾性膜71と、弾性膜71を着脱可能に保持するトルク伝達部材ホルダー72とから構成されており、これらの弾性膜71とトルク伝達部材ホルダー72によってトルク伝達部材7の内部に空間60が形成されている。トルク伝達部材7の弾性膜71は、エッジバッグ4と同様に、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ポリウレタンゴム、シリコンゴム等の強度及び耐久性に優れたゴム材によって形成されている。
【0031】
トルク伝達部材7の弾性膜71は、図4に示すように、外方に張り出したつば71aを有する当接部71bと、上記トルク伝達部材ホルダー72を介してチャッキングプレート6に接続される接続部71cとを備えている。そして、つば71aの基部71dから上方に向かって上記接続部71cが延びている。また、当接部71bの下面は半導体ウェハWの上面に当接するようになっている。接続部71cには、内周側及び外周側の両方に複数の連通孔73が形成されており、トルク伝達部材7の内部空間60と外部空間61,62とが連通されている。
【0032】
鉛直方向に延びる2つの接続部71cを比較的近い距離に並べて配置することで、接続部71cがトルクを伝えるのに十分な強度を持たせることができる。また、つば71aを設けることによって半導体ウェハWとの接触面積を十分に確保することができる。
【0033】
チャッキングプレート6と半導体ウェハWとの間に形成される空間は、複数の空間、即ち、エッジバッグ4の径方向内側の圧力室22、上述したトルク伝達部材7の内部の空間60、エッジバッグ4とトルク伝達部材7との間の空間61、トルク伝達部材7の径方向内側の空間62に区画することができる。上述したように、トルク伝達部材7の接続部71cには連通孔73が設けられているため、空間61、空間60、空間62はこの連通孔73を介して互いに連通されて、エッジバッグ4の径方向内側に(第2の)圧力室23が形成される。
【0034】
トルク伝達部材7内の空間60には、チューブ、コネクタ等からなる流体路34が連通されており、空間60はこの流体路34上に配置されたレギュレータR4を介して圧力調整部120に接続されている。また、エッジバッグ4とトルク伝達部材7との間の空間61は、チューブ、コネクタ等からなる流体路35が連通されており、空間60はこの流体路35上に配置されたレギュレータR5を介して圧力調整部120に接続されている。更に、トルク伝達部材7の径方向内側の空間62はチューブ、コネクタ等からなる流体路36に連通しており、空間62は流体路36上に配置されたレギュレータ(図示せず)を介して圧力調整部120に接続されている。なお、上記圧力室21〜23は、トップリングシャフト110の上端部に設けられたロータリージョイント(図示せず)を介して各レギュレータに接続される。
【0035】
上述したように空間61、空間60、空間62は互いに連通されているため、このように複数の流体路を設けなくても、1つの流体路からの加圧流体の供給によって圧力室23の圧力を均一に保つことはできるが、圧力室23の圧力を変化させたときの応答を良くするためには本実施形態のように複数の流体路34,35,36を設けることが好ましい。ただし、レギュレータは必ずしも各流体路34,35,36ごとに設ける必要はなく、流体路34,35,36を1つのレギュレータに接続して圧力制御を行ってもよい。
【0036】
半導体ウェハを研磨する際、圧力室22及び圧力室23にはそれぞれ加圧流体が供給される。エッジバッグ4の下端面にはつば41が設けられているが、このつば41は、圧力室23に供給される加圧流体によって半導体ウェハWに密着する。このため、圧力室23内の加圧流体がエッジバッグ4の下面に回りこむことがない。従って、上記つば41を設けることによって、圧力室22及び圧力室23の圧力を変化させたときにも安定した制御が可能になる。ここで、エッジバッグ4内の圧力室22を形成する弾性膜の径方向幅dは、半導体ウェハWの外周縁部の研磨レートを制御するという観点から1〜10mm程度であることが好ましく、本実施形態においては5mmとしている。
【0037】
上述したチャッキングプレート6の上方の圧力室21及び上記圧力室22,23には、各圧力室に連通される流体路31,33,34〜36を介して加圧空気等の加圧流体を供給する、あるいは大気圧や真空にすることができるようになっている。即ち、圧力室21〜23の流体路31,33,34〜36上に配置されたレギュレータによってそれぞれの圧力室に供給される加圧流体の圧力を調整することができる。これにより各圧力室21〜23の内部の圧力を各々独立に制御する又は大気圧や真空にすることができるようになっている。このような構成により、圧力室23の圧力により半導体ウェハWの外周縁部を除く全面を均一な力で研磨面に押圧すると共に、圧力室22の圧力を圧力室23の圧力とは独立に制御することができ、半導体ウェハWの外周縁部における研磨速度の制御、即ち外周縁部における研磨プロファイルの制御ができる。更には、リテーナリング3の押圧力も制御することにより、より細かな制御が可能になる。
【0038】
この場合において、各圧力室22,23に供給される加圧流体や大気圧の温度をそれぞれ制御することとしてもよい。このようにすれば、半導体ウェハ等の研磨対象物の被研磨面の裏側から研磨対象物の温度を直接制御することができる。特に、各圧力室の温度を独立に制御することとすれば、CMPにおける化学的研磨の化学反応速度を制御することが可能となる。
【0039】
また、チャッキングプレート6には、下方に突出する吸着部40がエッジバッグ4とトルク伝達部材7との間に設けられており、本実施形態においては、4個の吸着部40が設けられている。この吸着部40には、チューブ、コネクタ等からなる流体路37に連通する連通孔40aが形成されており、吸着部40はこの流体路37上に配置されたレギュレータ(図示せず)を介して圧力調整部120に接続されている。この圧力調整部120により吸着部40の連通孔40aの開口端に負圧を形成し、吸着部40に半導体ウェハWを吸着することができる。なお、吸着部40の下端面には薄いゴムシート等からなる弾性シート40bが貼着されており、吸着部40は半導体ウェハWを柔軟に吸着保持するようになっている。
【0040】
次に、このように構成されたトップリング1の作用について詳細に説明する。上記構成のポリッシング装置において、半導体ウェハWの搬送時には、トップリング1の全体を半導体ウェハの移送位置に位置させ、吸着部40の連通孔40aを流体路37を介して圧力調整部120に接続する。この連通孔40aの吸引作用により吸着部40の下端面に半導体ウェハWが真空吸着される。そして、半導体ウェハWを吸着した状態でトップリング1を移動させ、トップリング1の全体を研磨面(研磨パッド101)を有する研磨テーブル100の上方に位置させる。なお、半導体ウェハWの側端部はリテーナリング3によって保持され、半導体ウェハWがトップリング1から飛び出さないようになっている。
【0041】
研磨時には、吸着部40による半導体ウェハWの吸着を解除し、トップリング1の下面に半導体ウェハWを保持させると共に、トップリング駆動軸11に連結されたトップリング用エアシリンダ111を作動させてトップリング1の下端に固定されたリテーナリング3を所定の押圧力で研磨テーブル100の研磨面に押圧する。この状態で、圧力室22及び圧力室23にそれぞれ所定の圧力の加圧流体を供給し、半導体ウェハWを研磨テーブル100の研磨面に押圧する。そして、予め研磨液供給ノズル102から研磨液Qを流すことにより、研磨パッド101に研磨液Qが保持され、半導体ウェハWの研磨される面(下面)と研磨パッド101との間に研磨液Qが存在した状態で研磨が行われる。
【0042】
ここで、半導体ウェハWの圧力室22及び圧力室23の下方に位置する部分は、それぞれ圧力室22及び圧力室23に供給される加圧流体の圧力で研磨面に押圧される。従って、半導体ウェハWに加わる研磨圧力は、圧力室22及び圧力室23に供給される加圧流体の圧力をそれぞれ制御することにより、半導体ウェハWの外周縁部を除く全面を均一な力で研磨面に押圧すると共に、半導体ウェハWの外周縁部における研磨レートを制御することができ、半導体ウェハWの外周縁部における研磨プロファイルの制御を行うことができる。また、同様に、レギュレータR2によって圧力室21に供給される加圧流体の圧力を調整し、リテーナリング3が研磨パッド101を押圧する押圧力を変更することができる。このように、研磨中に、リテーナリング3が研磨パッド101を押圧する押圧力と半導体ウェハWを研磨パッド101に押圧する押圧力を適宜調整することにより、半導体ウェハWの外周縁部における研磨プロファイルをより細かく制御することができる。なお、半導体ウェハWの圧力室23の下方に位置する部分には、トルク伝達部材7の当接部71bを介して流体から押圧力が加えられる部分と、加圧流体の圧力そのものが半導体ウェハWに加わる部分とがあるが、これらの部分に加えられる押圧力は同一圧力である。
【0043】
上述のようにして、トップリング用エアシリンダ111によるリテーナリング3の研磨パッド101への押圧力と、圧力室22及び圧力室23に供給する加圧流体による半導体ウェハWの研磨パッド101への押圧力とを適宜調整して半導体ウェハWの研磨が行われる。そして、研磨が終了した際は、半導体ウェハWを吸着部40の下端面に再び真空吸着する。この時、圧力室22及び圧力室23への加圧流体の供給を止め、大気圧に開放することにより、吸着部40の下端面を半導体ウェハWに当接させる。また、圧力室21内の圧力を大気圧に開放するか、もしくは負圧にする。これは、圧力室21の圧力を高いままにしておくと、半導体ウェハWの吸着部40に当接している部分のみが、研磨面に強く押圧されることになってしまうためである。
【0044】
上述のように半導体ウェハWを吸着させた後、トップリング1の全体を半導体ウェハの移送位置に位置させ、吸着部40の連通孔40aから半導体ウェハWに流体(例えば、圧縮空気もしくは窒素と純水を混合したもの)を噴射して半導体ウェハWをリリースする。
【0045】
ところで、エッジバッグ4の外周面とリテーナリング3との間のわずかな間隙Gには、研磨に用いられる研磨液Qが侵入してくるが、この研磨液Qが固着すると、ホルダーリング5、チャッキングプレート6、及びエッジバッグ4などの部材のトップリング本体2及びリテーナリング3に対する円滑な上下動が妨げられる。そのため、流体路32を介して洗浄液路51に洗浄液(純水)を供給する。これにより、複数の連通孔53より間隙Gの上方に純水が供給され、純水が間隙Gを洗い流して上述した研磨液Qの固着が防止される。この純水の供給は、研磨後の半導体ウェハがリリースされ、次に研磨される半導体ウェハが吸着されるまでの間に行われるのが好ましい。
【0046】
上述の実施形態では、流体路31,33〜37をそれぞれ別個に設けたが、これらの流体路を統合したり、各圧力室同士を連通させたりするなど、半導体ウェハWに加えるべき押圧力の大きさや加える位置により自由に改変することが可能である。
【0047】
また、上述した実施形態においては、研磨パッドにより研磨面が形成されることとしたが、これに限られるものではない。例えば、固定砥粒により研磨面を形成してもよい。固定砥粒は、砥粒をバインダ中に固定し板状に形成されたものである。固定砥粒を用いた研磨においては、固定砥粒から自生した砥粒により研磨が進行する。固定砥粒は砥粒とバインダと気孔により構成されており、例えば砥粒には平均粒径0.5μm以下の酸化セリウム(CeO)、バインダにはエポキシ樹脂を用いる。このような固定砥粒は硬質の研磨面を構成する。また、固定砥粒には、上述した板状のものの他に、薄い固定砥粒層の下に弾性を有する研磨パッドを貼付して二層構造とした固定砥粒パッドも含まれる。その他の硬質の研磨面としては、上述したIC−1000がある。
【0048】
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、トルク伝達部材により基板に十分なトルクを伝達することができ、また、第2の圧力室の圧力により基板の外周縁部を除く全面を均一な力で研磨面に押圧すると共に、第1の圧力室の圧力を第2の圧力室の圧力とは独立に制御することができる。従って、基板の外周縁部における研磨レートの制御、即ち外周縁部における研磨プロファイルの制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるポリッシング装置の全体構成を示す断面図である。
【図2】図1のポリッシング装置における基板保持装置を示す縦断面図である。
【図3】図2のエッジバッグを示す部分断面図である。
【図4】図2のトルク伝達部材を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 トップリング
2 トップリング本体
3 リテーナリング
4 エッジバッグ
5 ホルダーリング
6 チャッキングプレート
7 トルク伝達部材
8 加圧シート
10 自在継手部
11 トップリング駆動軸
12 ベアリングボール
21〜23 圧力室
31〜37 流体路
40 吸着部
40a 連通孔
40b 弾性シート
51 洗浄液路
52 貫通孔
53 連通孔
60〜62 空間
71 弾性膜
71a つば
71b 当接部
71c 接続部
71d 基部
72 トルク伝達部材ホルダー
73 連通孔
101 研磨パッド
100 研磨テーブル
102 研磨液供給ノズル
110 トップリングヘッド
111 トップリング用エアシリンダ
112 回転筒
113,116 タイミングプーリ
114 トップリング用モータ
115 タイミングベルト
117 トップリングヘッドシャフト
120 圧力調整部
G 間隙
Q 研磨液
R1,R2,R3,R4,R5 レギュレータ
W 半導体ウェハ

Claims (4)

  1. 研磨対象物である基板を保持して研磨面に押圧する基板保持装置において、
    前記基板を保持するトップリング本体と、前記基板の外周縁部に当接するエッジバッグと、前記エッジバッグの径方向内側で前記基板に当接するトルク伝達部材とを備え、
    前記トルク伝達部材には、該トルク伝達部材の内部の空間と、前記トップリング本体で基板を保持した時に前記エッジバッグの径方向内側に位置して該トルク伝達部材の周囲に形成される空間とを連通する連通孔が形成され、
    前記エッジバッグの内部に形成される第1の圧力室の圧力と、前記トルク伝達部材の内部の空間と前記トップリング本体で基板を保持した時に前記エッジバッグの径方向内側に位置して該トルク伝達部材の周囲に形成される空間からなる第2の圧力室の圧力とを独立に制御することを特徴とする基板保持装置。
  2. 前記第1の圧力室を形成する前記エッジバッグの部材の径方向幅が1mm乃至10mmであることを特徴とする請求項1に記載の基板保持装置。
  3. 前記トップリング本体に固定されるか又は一体に設けられ基板の側端部を保持するリテーナリングを備え、
    前記リテーナリングの研磨面に対する押圧力を前記第1及び第2の圧力室の圧力とは独立に制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の基板保持装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の基板保持装置と、研磨面を有する研磨テーブルとを備えたことを特徴とするポリッシング装置。
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