JP2000262936A - 塗装用ノズルの詰まり防止装置及び詰まり防止塗装方法 - Google Patents

塗装用ノズルの詰まり防止装置及び詰まり防止塗装方法

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JP2000262936A
JP2000262936A JP11071115A JP7111599A JP2000262936A JP 2000262936 A JP2000262936 A JP 2000262936A JP 11071115 A JP11071115 A JP 11071115A JP 7111599 A JP7111599 A JP 7111599A JP 2000262936 A JP2000262936 A JP 2000262936A
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JP
Japan
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nozzle
paint
coating
clogging
supply passage
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JP11071115A
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English (en)
Inventor
Kazuhito Kobayashi
和仁 小林
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 詰まりの原因となるノズル内部及び先端部の
残留塗料を確実に除去して所定の塗装を常に安定よく行
うことができる塗装用ノズルの詰まり防止装置及び詰ま
り防止塗装方法を提供する。 【解決手段】 塗装装置本体Aに、装置本体Aの全体を
振動可能な加振機12を装着するか、もしくは、ノズル
1を局部的に振動させることが可能な超音波振動素子を
設け、塗料噴射ノズル1への塗料供給通路2b,5の中
間部に介在された通路開度を調節するニードルバルブ8
を全開してノズル1から塗料を吐き出した状態で振動を
生起させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば屋根材など
の各種建材の塗装に用いられる塗装用ノズルの詰まり防
止装置及び詰まり防止塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の塗装用ノズルにおいては、所定
の塗装が終了したとき、ノズル内部に残留している塗料
が固まってノズル内面に付着したり、自重でノズル孔の
先端側に流下して先端縁部に垂れ下がり状に固化したり
することがあり、それが次の塗装時における塗料詰まり
の原因となる。
【0003】このような塗料詰まりを解消する手段とし
て、従来では、塗料を色替えする時にノズルに水やアル
コール等の洗浄液を供給通過させて洗浄することで、固
まりかけた塗料を排除する方法や、あるいは、製品が連
続して流れる場合に、製品と製品の間においてもノズル
から塗料を噴出させたままの状態を維持する方法や、該
ノズルを溶剤または水に漬けて塗料がノズル内部や先端
部で固まらないようにする方法等が採用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の方法で
は、ロット単位の塗装が完了するまでの間に、その色替
えした塗料が徐々にノズル内部に詰まってゆくために、
経時的に色むらが生じたり、塗膜の厚さが変化したりす
るなど、塗装そのものが不良、不安定になる問題があ
る。また、後者の方法では、残留塗料の詰まりの発生は
少なくできるものの、塗料の無駄な消費となる。しか
し、一旦詰まりが発生すると、その詰まり除去のための
清掃に多大な手間と時間を要するという問題がある。
【0005】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、詰まりの原因となるノズル内部及び先端部の残留塗
料を確実に除去して所定の塗装を常に安定よく行うこと
ができる塗装用ノズルの詰まり防止装置及び詰まり防止
塗装方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1の発明に係る塗装用ノズルの詰まり防
止装置は、塗料噴射ノズル、このノズルへの塗料供給通
路、この塗料供給通路の中間部に介在されて通路開度を
調節するバルブ及びノズルの周囲から塗料噴射方向と同
一方向に向けてエアを噴出するエア噴出通路を備えた塗
装装置本体に、前記バルブを全閉してノズルからの塗料
噴射を停止した時に装置本体の全体を振動可能な加振機
が装着されていることを特徴とし、請求項2の発明に係
る塗装用ノズルの詰まり防止装置は、塗装装置本体に、
前記バルブを全閉してノズルからの塗料噴射を停止した
時に該ノズルを局部的に振動可能な超音波振動素子が装
着されていることを特徴とし、また、請求項3の発明に
係る塗装用ノズルの詰まり防止装置は、塗装装置本体に
おけるノズル自体が、前記バルブを全閉して該ノズルか
らの塗料噴射を停止した時に局部的に振動可能な超音波
振動素子から構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0007】上記した構成の請求項1〜3の発明によれ
ば、所定の塗装が終了し、バルブを全閉してノズルから
の塗料噴射を停止した時に、加振機または超音波振動素
子を作動させて装置本体の全体またはノズルを局部的に
振動させることにより、ノズル内部に残留している塗料
およびノズルの先端部に垂れ下がっている塗料をそれが
固まって内面に付着したり、固化したりしないうちに剥
がし落とし除去することが可能であり、これによって、
次の塗装時に塗料詰まりが生じて塗膜厚さが変化するな
どの塗装不良の発生を回避できる。
【0008】また、請求項4の発明に係る塗装用ノズル
の詰まり防止塗装方法は、上記請求項1における加振機
または請求項2もしくは請求項3における超音波振動子
の作動によるノズル詰まり解消動作とノズルから塗料を
噴射する塗装動作とを交互に繰り返すことを特徴とする
ものであり、この請求項4の発明によれば、一つの製品
に対する塗装が終了する毎に、上述した振動作用により
ノズル内部に残留し固まりかけようとする塗料を剥がし
落とすことが可能であるから、複数の製品を連続して塗
装する場合でも、各製品に所定量の塗料を所定圧力で噴
射させて一定の塗膜厚さで、かつ、色むらのない塗装製
品を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施例による
塗装装置本体の外観正面図、図2は要部の拡大縦断正面
図である。この塗装装置本体Aは、下端部に塗料噴射ノ
ズル1を嵌合保持するための凹部2aが形成されている
とともにノズル1に接続可能な塗料供給通路2bが屈曲
状に形成されているノズル取付基台2及びノズル1を取
り替え可能とするようにノズル取付基台2の下面にボル
ト3を介して着脱可能に固定された蓋部材4からなるノ
ズルユニット14と、屈曲状の塗料供給通路2bに連通
接続可能なノズル1への塗料供給通路5が上下方向に直
線状に形成されノズル取付基台2の上面に固定連結され
た通路ユニット6と、この通路ユニット6の側面にブラ
ケット7を介して固定支持され塗料供給通路2bの開度
を調節可能なニードルバルブ8を有する弁装置9と、ノ
ズル1の周囲から塗料噴射方向と同一方向に向けてエア
を噴出するエア噴出通路10に連通接続するようにノズ
ル取付基台2の側面に螺合連結された圧力エア接続ユニ
ット11とを備えている。
【0010】上記のような基本的構成を有する塗装装置
本体Aにおける通路ユニット6の上面に、前記弁装置9
のニードルバルブ8を全閉してノズル1からの塗料噴射
を停止した時に該装置本体Aの全体を振動可能な加振機
12を固着している。上記した構成の塗装装置におい
て、通常の塗装時には、ニードルバルブ8を介して塗料
供給通路2bの開度を適宜調整したうえ、通路ユニット
6の塗料供給通路5に塗料を供給すると同時に、圧力エ
ア接続ユニット11に圧力エアを供給することによっ
て、所定量の塗料が通路5,2bを経てノズル1に導か
れた後、該ノズル1の先端から被塗装製品に向かって噴
射されるとともに、圧力エアが噴出通路10を経てノズ
ル1の周囲から塗料と同一方向に向けて噴出され、これ
によって、被塗装製品に塗料が圧力的に吹き付けられて
所定の塗装が行われる。
【0011】そして、所定の塗装が終了したならば、ニ
ードルバルブ8を全開してノズル1から塗料を吐き出
し、同時に加振機12を作動させて塗装装置本体Aの全
体を振動させることによって、ノズル1の内部に残留し
ている塗料およびノズル1の先端部に垂れ下がっている
塗料は、それが固まって内面に付着したり、塊状に固化
したりしないうちに剥がし落とされて除去されることに
なり、次の塗装時にノズル1に塗料詰まりが生じて塗膜
厚さが変化するなどの塗装不良が発生することが回避さ
れる。
【0012】図3は本発明の第2実施例による塗装装置
本体Aの要部の拡大縦断正面図であり、この第2実施例
では、塗装装置本体Aにおける通路ユニット6の内部
に、ノズル1からの塗料噴射停止時に該ノズル1を局部
的に振動可能な超音波振動素子13を組み込んだもので
あり、その他の構成は上記第1実施例と同一であるた
め、該当部分に同一の符号を付して、それらの詳しい説
明を省略する。
【0013】この第2実施例の場合は、所定の塗装が終
了し、ニードルバルブ8を全開してノズル1から塗料を
吐き出し、同時に超音波振動素子13を作動させてノズ
ル1を局部的に振動させることによって、第1実施例の
場合と同様に、ノズル1の内部に残留している塗料およ
びノズル1の先端部に垂れ下がっている塗料を、それが
固まって内面に付着したり、塊状に固化したりしないう
ちに剥がし落とし除去して、次の塗装時にノズル1に塗
料詰まりが発生することを防止することが可能である。
【0014】図4は本発明の第3実施例による塗装装置
本体Aの要部の拡大縦断正面図であり、この第3実施例
では、塗装装置本体Aにおけるノズル1自体を超音波素
子13から構成したものであり、その他の構成は上記第
1実施例と同一であるため、該当部分に同一の符号を付
して、それらの詳しい説明を省略する。この第3実施例
の場合も、所定の塗装が終了し、ニードルバルブ8を全
開してノズル1からの塗料を吐き出し、同時に超音波振
動素子13から構成されたノズル1を局部的に振動させ
ることによって、第1及び第2実施例の場合と同様に、
ノズル1の内部に残留している塗料およびノズル1の先
端部に垂れ下がっている塗料を、それが固まって内面に
付着したり、塊状に固化したりしないうちに剥がし落と
し除去して、次の塗装時にノズル1に塗料詰まりが発生
することを防止することが可能である。
【0015】図5は複数の製品Sをコンベア14上に一
定の間隔置きに載置させて連続的に搬送しながら、塗装
装置本体Aの下部を通過する際に順次塗装する塗装方法
の説明図であり、1つの製品Sが塗装装置本体Aの下部
を通過する際の塗装動作の終了毎に、上記実施例1で示
した加振機12または実施例2や3で示した超音波振動
素子13を作動させてノズル詰まりを解消する動作を行
うことによって、塗装動作L1とノズル詰まり解消動作
L2とが交互に繰り返されるパターンでの連続塗装が可
能となり、各製品Sに常に所定量の塗料を所定圧力で噴
射させて一定の塗膜厚さで、かつ、色むらのない塗装製
品を得ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、塗料噴
射停止時点でノズル内部に残留している塗料およびノズ
ルの先端部に垂れ下がっている塗料を、それが固まって
内面に付着したり、固化したりしないうちに剥がし落と
し除去することができ、これによって、次の塗装時に塗
料詰まりが生じて塗膜厚さが変化するなどの塗装不良の
発生を回避し、所定の塗装を常に安定よく行うことがで
きる。
【0017】また、複数の製品を連続して塗装する場合
でも、各製品に所定量の塗料を所定圧力で噴射させて一
定の塗膜厚さで、かつ、色むらのない塗装製品を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による塗装装置本体の外観
正面図である。
【図2】同塗装装置本体の要部の拡大縦断正面図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例による塗装装置本体の要部
の拡大縦断正面図である。
【図4】本発明の第3実施例による塗装装置本体の要部
の拡大縦断正面図である。
【図5】ノズル詰まり防止塗装方法の概要を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 塗料噴射ノズル 2b,5 塗料供給通路 8 ニードルバルブ 10 エア噴出通路 12 加振機 13 超音波振動素子 A 塗装装置本体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料噴射ノズル、このノズルへの塗料供
    給通路、この塗料供給通路の中間部に介在されて通路開
    度を調節するバルブ及びノズルの周囲から塗料噴射方向
    と同一方向に向けてエアを噴出するエア噴出通路を備え
    た塗装装置本体に、前記バルブを全閉してノズルからの
    塗料噴射を停止した時に装置本体の全体を振動可能な加
    振機が装着されていることを特徴とする塗装用ノズルの
    詰まり防止装置。
  2. 【請求項2】 塗料噴射ノズル、このノズルへの塗料供
    給通路、この塗料供給通路の中間部に介在されて通路開
    度を調節するバルブ及びノズルの周囲から塗料噴射方向
    と同一方向に向けてエアを噴出するエア噴出通路を備え
    た塗装装置本体に、前記バルブを全閉してノズルからの
    塗料噴射を停止した時に該ノズルを局部的に振動可能な
    超音波振動素子が装着されていることを特徴とする塗装
    用ノズルの詰まり防止装置。
  3. 【請求項3】 塗料噴射ノズル、このノズルへの塗料供
    給通路、この塗料供給通路の中間部に介在されて通路開
    度を調節するバルブ及びノズルの周囲から塗料噴射方向
    と同一方向に向けてエアを噴出するエア噴出通路を備え
    た塗装装置本体におけるノズル自体が、前記バルブを全
    閉して該ノズルからの塗料噴射を停止した時に局部的に
    振動可能な超音波振動素子から構成されていることを特
    徴とする塗装用ノズルの詰まり防止装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1における加振機または請求
    項2もしくは請求項3における超音波振動子の作動によ
    るノズル詰まり解消動作とノズルから塗料を噴射する塗
    装動作とを交互に繰り返すことを特徴とする塗装用ノズ
    ルの詰まり防止塗装方法。
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