JP2000262251A - カニ足肉様練製品及びその製造方法 - Google Patents
カニ足肉様練製品及びその製造方法Info
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Abstract
の製品を、少ない工程で容易且つ低コストにて製造し得
るカニ足肉様練製品及びその製造方法を提供することを
課題とする。 【解決手段】 すり身シ−ト1を適宜径に巻き上げて棒
状体3を形成した後、前記棒状体3にその長さ方向に対
し対称的に傾斜する切れ目5を狭間隔置きに刻設すると
共に、矢羽根形状にカットする。また、すり身シ−ト1
が多数枚重なった積層物を形成し、それが所定幅となっ
ていない場合には所定幅にカットした後、長さ方向に対
し対称的に傾斜する切れ目5を狭間隔置きに刻設すると
共に、矢羽根形状にカットする。
Description
主原料とした練製品であって、多数の切れ目を備えるこ
とにより、カニ足肉の如き食感が得られる切れ目入り練
製品の製造方法に関するものである。
種々のものが提唱されているが、更に、本物に近い食感
並びに外観の製品を容易且つ低コストにて製造し得る方
法の出現が要望されている。
えるためになされたものであって、本物のカニ足肉にか
なり近い食感並びに外観の製品を、少ない工程で容易且
つ低コストにて製造し得るカニ足肉様練製品及びその製
造方法を提供することを課題とする。
を適宜径に巻き上げて棒状体を形成した後、前記棒状体
にその長さ方向に対し対称的に傾斜する切れ目を狭間隔
置きに刻設すると共に、矢羽根形状にカットすることを
特徴とするカニ足肉様練製品の製造方法、を以て上記課
題を解決した。
なった積層物を形成し、それが所定幅となっていない場
合には所定幅にカットした後、長さ方向に対し対称的に
傾斜する切れ目を狭間隔置きに刻設すると共に、矢羽根
形状にカットすることを特徴とするカニ足肉様練製品の
製造方法、を以て上記課題を解決した。
依拠して説明する。図1は本発明に係る第1の製造方法
を示すもので、この方法においては、先ず厚さ1〜1.5
mm程度のすり身シ−ト1を製造し、これに狭間隔(例
えば1mm)置きに切り溝2を刻設する(工程a)。切
り溝2の深さは任意であるが、通例、すり身シ−ト1の
厚さの2分の1乃至3分の2程度とする。
の魚肉に適宜澱粉、食塩、調味料、卵白等を加えてすり
潰したすり身を主原料とする。これをカニ風味に仕上げ
るには、すり身にかに等の甲殻等の屑肉をフレ−ク状に
して混入したり、その甲殻をペ−スト状にすり潰して3
〜5%程度すり身に混ぜ合わせたりすればよい。また、
カニのフレ−バ−やカルシウム等をすり身に添加するこ
ととしてもよい。実際には、冷凍すり身を擂潰機にか
け、擂潰塩摺りして調理されることが多い。すり身シ−
ト1は生のまま用いることもあるし(後に加熱す
る。)、加熱したものを用いることもある。
度のロ−ル巻きにして棒状体3を形成した後(工程b、
c)、必要に応じて縦方向に2つ割りにして半円筒状物
3aを生成する(工程d)。次いで、この棒状体3又は
半円筒状物3aを矢羽根形状にカットして、矢羽根形状
物4とする(工程e、棒状体3から加工したものは、よ
り丸味を帯びたものとなる。)。
に、その長さ方向に対して傾斜する切れ目5を対称的に
刻設する。この切れ目5は、中心部に非刻設部6を残し
て幅方向両側端にまで形成してもよいし(図1
(e))、両側端に非刻設部7を残して中心部をつなげ
ることとしてもよい(図2)。また、図1(e)に示す
ように、中心部の非刻設部6に、長さ方向に伸びる切れ
目8を入れてもよい。各切れ目5、8は、下側まで貫設
してもよいし、途中で止めてもよい。このようにして製
造した矢羽根形状物4は、その後適宜フィルム包装をし
て再加熱し、製品とされる。
製造方法における切り溝2の刻設工程を省略したもの
で、その他は第1の製造方法と同じであるので、工程c
以下の図示及び説明は省略する。この方法によって製造
した製品は、切り溝2がない分、第1の製造方法で製造
した製品よりも口中において解れにくいものとなる。
び第2の製造方法において、巻き上げ形状を円形ではな
く、楕円形としたもので、他の工程は第1又は第2の製
造方法と同じである。この第3の方法によって製造した
製品は、第1又は第2の方法によって製造した製品より
もフラットなものとなる。
るすり身シ−ト1は、全体の厚みが均一なものであって
もよいが、巻き込み先端側1aから巻き込み後端側1b
に向けて次第に厚みが増すように厚み調整をしたものを
用いてもよい(図5)。そのようにした場合は巻き込み
作業がスム−ズとなり、巻き込み状態も締まったものと
なる。
り身シ−ト1を予め所定サイズにカットしておいてもよ
いし、巻き上げ後に所定長にカットすることとしてもよ
い。後者の場合は、矢羽根形状物形成工程においてこの
カッティング作業を兼ねることができる。
−ト1を多数枚積層して積層体9を形成するものであ
る。積層体9の形成方法としては、予め所定幅にカット
したすり身シ−ト1を積層していく方法(図6)、積層
後所定幅宛カットする方法(図7)、並びに、一枚のす
り身シ−トを所定幅に折り畳んでいく方法(図8)等が
考えられる。この積層による方法の場合は、用いるすり
身シ−ト1が加熱したものか、加熱してない生シ−トか
によって積層方法が異なってくる。
ねた場合には互いに粘着してしまい、剥離しにくくな
る。そこで、生シ−トのみ積層していく場合には、間に
水をスプレ−したり、卵白やスタ−チ等を散布したりし
ておく。その積層状態において加熱した後、切れ目刻設
工程に移行する。図7に示す製造方法の場合には、通例
この切れ目刻設工程に先立って、所定幅にカットする工
程(b)を経る。
ため、これを重ねていく場合は間に生シ−トを挾入し、
あるいは、結着用の生すり身10を線状に入れる。これ
らの場合も、更に加熱処理した後に切れ目を刻設する。
切れ目5の刻設方法は上記製造方法の場合に準じ、ま
た、必要に応じて中心部に切れ目8を入れることも上記
の場合と同様である。
によれば、本物に近い外観及び食感のカニ足肉様練製品
が、少ない工程で容易且つ低コストにて得られる効果が
ある。
である。
る。
の一部を示す図である。
て製造した棒状物の形状例を示す図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 すり身シ−トを適宜径に巻き上げて棒状
体を形成した後、前記棒状体にその長さ方向に対し対称
的に傾斜する切れ目を狭間隔置きに刻設すると共に、矢
羽根形状にカットすることを特徴とするカニ足肉様練製
品の製造方法。 - 【請求項2】 前記切れ目刻設に先立ち前記棒状体を2
つに縦割りする請求項1に記載のカニ足肉様練製品の製
造方法。 - 【請求項3】 前記すり身シ−トに、巻き上げ工程前に
狭間隔置きに切り溝を刻設する請求項1又は2に記載の
カニ足肉様練製品の製造方法。 - 【請求項4】 前記すり身シ−トとして、巻き始め端か
ら巻き終わり端にかけて次第に厚みが増すものを用いる
請求項1、2又は3に記載のカニ足肉様練製品の製造方
法。 - 【請求項5】 すり身シ−トが多数枚重なった積層物を
形成し、それが所定幅となっていない場合には所定幅に
カットした後、長さ方向に対し対称的に傾斜する切れ目
を狭間隔置きに刻設すると共に、矢羽根形状にカットす
ることを特徴とするカニ足肉様練製品の製造方法。 - 【請求項6】 前記積層物を、一枚のすり身シ−トを所
定幅に折り畳むことにより形成する請求項5に記載のカ
ニ足肉様練製品の製造方法。 - 【請求項7】 すり身シ−トを適宜径に巻き上げて形成
した棒状体に、その長さ方向に対し対称的に傾斜する切
れ目を狭間隔置きに刻設すると共に、矢羽根形状にカッ
トして製造されたカニ足肉様練製品。 - 【請求項8】 すり身シ−トが多数枚重なった積層物
に、長さ方向に対し対称的に傾斜する切れ目を狭間隔置
きに刻設すると共に、矢羽根形状にカットして製造され
たカニ足肉様練製品。
Priority Applications (7)
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---|---|---|---|
JP07252199A JP3345368B2 (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | カニ足肉様練製品及びその製造方法 |
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PCT/JP1999/003212 WO2000021392A1 (fr) | 1998-10-15 | 1999-06-16 | Procede et dispositif de preparation de produit simili-chair de patte de crabe a base de pate de poisson bouillie |
CN998140600A CN1217602C (zh) | 1998-10-15 | 1999-06-16 | 用以生产外观上类似蟹腿肉组织的膏状食品的方法和设备 |
KR1020007011342A KR100605392B1 (ko) | 1998-10-15 | 1999-06-16 | 게발살과 같은 어묵제품의 제조방법 및 그 제조장치 |
EP99925342A EP1121866A4 (en) | 1998-10-15 | 1999-06-16 | PROCESS AND DEVICE FOR THE PREPARATION OF SIMILI-BROWN PRODUCT OF CRAB FOOT BASED ON BOUILLIE FISH PASTE |
CNB2004100567225A CN1305410C (zh) | 1998-10-15 | 1999-06-16 | 用以生产外观上类似蟹腿肉组织的膏状食品的方法和设备 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP3345368B2 JP3345368B2 (ja) | 2002-11-18 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP07252199A Expired - Fee Related JP3345368B2 (ja) | 1998-10-15 | 1999-03-17 | カニ足肉様練製品及びその製造方法 |
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JP (1) | JP3345368B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105831227A (zh) * | 2016-04-21 | 2016-08-10 | 舟山腾新食品有限公司 | 一种鱼卷成型机 |
CN115844034A (zh) * | 2023-02-16 | 2023-03-28 | 山东佳士博食品有限公司 | 一种蟹棒生产用成型设备 |
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1999
- 1999-03-17 JP JP07252199A patent/JP3345368B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN115844034A (zh) * | 2023-02-16 | 2023-03-28 | 山东佳士博食品有限公司 | 一种蟹棒生产用成型设备 |
CN115844034B (zh) * | 2023-02-16 | 2023-04-25 | 山东佳士博食品有限公司 | 一种蟹棒生产用成型设备 |
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---|---|
JP3345368B2 (ja) | 2002-11-18 |
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