JP2000262125A - 作業機の操作ハンドル装置 - Google Patents

作業機の操作ハンドル装置

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JP2000262125A JP11075526A JP7552699A JP2000262125A JP 2000262125 A JP2000262125 A JP 2000262125A JP 11075526 A JP11075526 A JP 11075526A JP 7552699 A JP7552699 A JP 7552699A JP 2000262125 A JP2000262125 A JP 2000262125A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業機の操作ハンドルに設けられるスロトル
レバー、ブレーキ解除レバーの操作性を向上させたい。 【解決手段】 操作杆の一端に取り付けられた原動機、
該操作杆の他端に取り付けられた作業具を備え、該操作
杆には該作業具のブレーキ機構を備えた作業機であっ
て、該作業機には、操作者が原動機の動力を操作しつ
つ、該作業機の作業姿勢を保持させる手で把持するハン
ドル部を備え、該ハンドル部には、スロットルレバー及
びブレーキ解除レバーを備える作業機の操作ハンドル装
置において、ハンドル部3には、操作者が把持した状態
で指側に、該指の引き、緩み操作で操作されるスロット
ルレバー9を、該ハンドル部の操作者が把持した状態
で、掌側には、該掌の握り方向への操作でブレーキ機構
を解除するブレーキ解除レバー11を設けた作業機の操
作ハンドル装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刈払機のような作
業機の操作ハンドル装置の改良にに関するものである。
【0002】
【従来の技術】刈払機の操作ハンドルとして、特公昭
57−21962号公報に開示の技術、実公昭57−
42261号公報に開示の技術がある。上記したの技
術は、操作ハンドルの一面の上半部に揺動自在にスロッ
トルレバーを配置し、操作ハンドルの同じ側の面の下半
部にブレーキレバーを配置した構造である。この構造で
は、手で操作ハンドルを把持し、指で同じ側に配置され
たスロットルレバー、ブレーキレバーを選択的に引き操
作する。上記したの技術は、操作ハンドルの一面の上
半部にスロットルレバーを揺動自在に配置し、操作ハン
ドル対向する他の面の下半部にハンドル部材周を回転可
能なようにブレーキレバーを配置した構造である。この
構造では、手で操作ハンドルを把持し、指でスロットル
レバーを引き操作し、掌の手首に近い部分をブレーキレ
バーに当て、手首をハンドル部材周に沿って捻り、ブレ
ーキレバーをハンドル部材周に回転させ、ブレーキレバ
ーの解除操作を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、作業機とし
て刈払機を例にとると、刈払機による雑草等の刈り払い
作業は、周囲の作業環境、連続する作業、刈払機の運転
に起因する振動、等により、作業者の手や腕に大きな負
担がかかる。この結果、手、腕は疲労し、操作ハンドル
の把持力、把持状態は常に変化する。このような状況下
で刈払機による雑草の刈り払い作業は行われている。
【0004】以上の,で挙げた従来技術は、以下の
ような不具合がある。の技術では、スロットルレバ
ー、ブレーキレバーの何れもが、操作ハンドルの同じ面
に設けられているので、作業者が手で操作ハンドルを把
持し、スロットルレバー、ブレーキレバーを操作しよう
とした場合、手の指で操作ハンドル、ブレーキレバーの
夫々を把持し、その上でスロットルレバーを指でコント
ロールしつつ引き操作を行って作業を行う必要がある。
このことから理解できるように、指にハンドルの把持、
ブレーキレバー、スロットルレバー操作が集中し、作業
者の手、特に指が疲労し易い。従って、連続作業や刈払
機の作業姿勢維持・保持がしにくくなり、雑草等の刈り
払い後の仕上り性にムラができたり、作業者の疲労が大
きくなる。
【0005】の技術では、操作ハンドルのスロットル
レバーを指で操作しつつ、ブレーキレバーの操作は、掌
で操作ハンドルを把持しつつ、手首を捻ってブレーキレ
バーをハンドル部材周を回転させ、ブレーキレバーを解
除方向に維持・保持させる操作を必要とする。ことから
理解できるように、指でスロットルレバーを操作し、掌
をブレーキレバーに当て、手首を捻る操作を必要とする
ことから、作業者の手、特に手首が疲労し易く、又手首
の捻りが必要なことから、作業のための姿勢が制約され
る。又この技術の構造では、作業者の指によるスロット
ルレバー操作と、手首を捻ることによるブレーキレバー
の解除操作が同時に行われることから、手首の捻り操作
によるブレーキレバーの解除操作が、指によるスロット
ルレバーの操作に影響を及ぼす虞がある。このことは、
スロットルレバーの「開」動作と、ブレーキレバーの
「解除」動作とが同時に、並行して実行される可能性が
あり、刈払機としての作業性が損われる虞がある。
【0006】以上の他、上記,の構造は、各レバー
の支点部分、及びワイヤが、操作ハンドルの外部に露出
しているので、レバー操作に際し、操作ストロークが大
きくなり、レバー操作がしにくく、レバー操作の操作性
の低下を来す虞があり、延いては、刈払機の操作性、作
業性に支障を来す虞がある。以上のことは、同様の操作
ハンドル装置を具備する各種の作業機における共通の課
題である。
【0007】本発明は、以上の課題を解決すべくなされ
たものである。本発明の目的とする処は、先ず、操作ハ
ンドル装置に配置したスロットルレバーの操作、ブレー
キ解除レバーの操作を、ハンドル部材を把持した状態
で、指による引き操作と、ハンドル部材を握る掌による
単純な押圧操作とで個々に分担させ、スロットルレバ
ー、ブレーキレバーの双方の操作を、円滑、容易、確実
なものとして操作性を向上させ、且つ操作ハンドルの把
持を確実なものとし、作業機の姿勢の変化、作業機の保
持・維持に容易に対応することが可能で、これ等レバー
操作における作業者の疲労軽減を図ること、作業機の操
作性、作業性の向上を図ることができる作業機の操作ハ
ンドル装置を提供する。
【0008】本発明の他の目的とする処は、各レバーの
ワイヤーの夫々の操作アーム部をハンドル部内に収納
し、ラップさせて配置することを可能とし、各操作アー
ム部をハンドル部内にラップさせて配置しつつ、操作ハ
ンドルを把持し易い外形とすることを可能とし、又各ア
ーム部の長さを確保してスロットルレバー、ブレーキ解
除レバーの操作性の円滑を図ることができる作業機の操
作ハンドル装置を提供する。又操作ハンドルのハンドル
部内に、各レバーの操作アーム部、及びワイヤーを収納
し、レバー操作の容易化、ワイヤーの保護を図ることを
可能とした作業機の操作ハンドル装置を得ることをも目
的とする。更にブレーキ解除レバーとスロットルレバー
とで双方のロック機構を構成し、ブレーキ解除レバーに
よるブレーキロック位置、スロットルレバーのロック位
置の保持の確実と、これ等のロック位置解除操作の円
滑、容易化、スロットルレバーの操作時における回動位
置の保持(スロットル調整位置の保持)を容易化するこ
とが可能となった作業機の操作ハンドル装置を提供す
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、操作杆の一端に取り付けられた原動機、
該操作杆の他端に取り付けられた作業具を備え、該操作
杆には該作業具のブレーキ機構を備えた作業機であっ
て、該作業機には、操作者が前記原動機の動力を操作し
つつ、該作業機の作業姿勢を保持させる手で把持するハ
ンドル部を備え、該ハンドル部には、スロットルレバー
及びブレーキ解除レバーを備える作業機の操作ハンドル
装置において、前記ハンドル部には、操作者が把持した
状態で指側に、該指の引き、緩み操作で操作される前記
スロットルレバーを設け、該ハンドル部の操作者が把持
した状態で、掌側には、該掌の握り方向への操作で前記
ブレーキ機構を解除するブレーキ解除レバーを設けたこ
とを特徴とする。
【0010】請求項1では、ハンドル部を把持した際、
指側にスロットルレバーが配置され、掌側にブレーキ解
除レバーが配置されており、指、掌の個々で、各レバー
の操作を分担し、指をスロットルレバーに引っ掛けて引
き操作すること、手首を捻る動作を一切必要とすること
なく、ブレーキ解除レバーのハンドル部への単純な押圧
操作で、スロットルレバー、ブレーキ解除レバーの各操
作を行うことができる。
【0011】請求項2は、請求項1において、前記スロ
ットルレバー及びブレーキ解除レバーには、該スロット
ルレバー及び該ブレーキ解除レバーと前記原動機のスロ
ットル機構及び前記作業具のブレーキ機構と繋ぐ各ワイ
ヤーを取り付ける取付部を有するアーム部を夫々備え、
前記各アーム部はハンドル部内に配置し、各アーム部の
ワイヤー取付部を干渉しないように交叉して配置したこ
とを特徴とする。
【0012】請求項2では、ハンドル部内に各レバーの
ワイヤーと繋がるアーム部は配置され、アーム部のワイ
ヤー取付部は相互に干渉しないように交叉して配置され
ているので、各レバーの操作アーム長を確保することが
でき、各レバーの操作力を軽減し、適正なものとするこ
とができる。又ハンドル部内において、アーム部、取付
部が隣接してラップしつつ配置することができ、各アー
ム部、ワイヤーをハンドル部内に収納しつつハンドル部
の外形が大きくなることがなく、又各レバーはハンドル
部の対称位置に配置しながら可及的に近接配置すること
ができ、握り易く、レバー操作し易い操作ハンドルを得
ることができる。
【0013】請求項3は、請求項2において、ハンドル
部内を中空とし、該ハンドル部内に前記各ワイヤーを通
したことを特徴とする。請求項3では、ワイヤーの保護
上有利であり、ワイヤーがハンドル部の外に露出しない
ことから、操作ハンドルの操作性が良い。
【0014】請求項4は、請求項2において、スロット
ルレバーのアーム部の端部には、前記ブレーキ解除レバ
ーに当接する当接部を備え、前記ブレーキ解除レバーに
は、該スロットルレバーのアーム部の端部の当接部が当
接し、摺動する摺動部と、該摺動部に隣接した部位に設
けられ、該当接部が嵌合する凹部を備えることを特徴と
する。
【0015】請求項4では、スロットルレバーのアーム
部端部の当接部と、ブレーキ解除レバーのアーム部の凹
部との凹凸嵌合で、ブレーキ解除レバーとスロットルレ
バーとのロックが、夫々のロック機構を個別に必要とす
ることなく、簡素な機構で確実に行うことができる。又
スロットルレバーのアーム部端部の当接部が、ブレーキ
解除レバーのアーム部の摺動部に対して摺動すること
で、適度のフリクションを得ることができ、スロットル
レバーの操作に際し、これの回動調整位置の保持が容易
となる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図7は、作業機の一例としての刈払機を示
し、図では雑草の刈り払い作業の状態を示す説明図であ
る。刈払機50は、操作杆51の後端部に原動機52を
備え、先端部に刈り刃53を備え、刈り刃53は原動機
52の動力で回転し、雑草等の刈り払い作業を行い、原
動機52の図示しない出力部から図示しない動力伝達部
材が操作杆51内を通って刈り刃53に動力を伝達す
る。
【0017】原動機52には、原動機の出力を調整する
図示しないスロットル機構を備え、又刈り刃53には、
回転駆動のロック、解除を行う図示しないブレーキ機構
を具備する。操作杆51の原動機52に近い部分には肩
ベルト54を備え、作業者Mは肩ベルト54を介して作
業機50を肩に背負い、作業を行う。操作杆51の中間
部には、操作杆51の径方向外方に起立、突設した把持
ハンドル55を備え、作業者Mは、図では左手LHで把
持ハンドル55の把持部55aを把持し、一方、把持ハ
ンドル55の手前には、操作ハンドル1を操作杆51の
径方向外方に起立、突出するように備え、右手RHで該
操作ハンドル1を把持し、ブレーキの解除操作や、原動
機の出力を調整操作を行いながら、雑草の刈り払い作業
を行う。
【0018】図1は、上記した作業機としての刈払機の
操作ハンドルの外観斜視図を示す。操作ハンドル装置1
は、前記した操作杆51の外周に起立、突設したハンド
ル本体2、該ハンドル本体2の上半部に設けられた把持
部3、把持部3の上端部上に設けられた頭部4からな
る。これ等でハンドル部を構成する。頭部4の前縁側に
はスロットルレバー9の操作部が、又反対側の後縁側に
は、対称的にブレーキ解除レバー11の操作部が夫々突
出するように配置されている。
【0019】図2は、図1で示した操作ハンドル装置1
の縦断側面図を示す。ハンドル本体2はパイプ材で形成
されており、操作杆51の外周部の一部に径方向外方に
起立、突設されている。以上のハンドル本体2の上部周
を把持部3で覆う。把持部3は、例えば、外形がガング
リップ形状で、樹脂等で形成し、高さ方向の中間部が若
干後方に弯曲して握り易い形状とし、左右の幅、及び前
後の幅も、握り易い寸法に設定する。把持部3の前後の
部分の上下には、対称的に内側の潜る凹所3a,3bを
形成し、把持部3は、ハンドル本体2の上部の手前まで
覆うように設けた。
【0020】以上のハンドル本体2の内部の中空部に
は、スロットルワイヤー5、ブレーキワイヤー6の上部
を内装して通し、各ワイヤー5,6の通した部分の下部
をハンドル部材2の把持部3の下部後方に設けた通し孔
2aから後部外方に導出し、導出部は束ねて1本のケー
ブル7として導出する。以上のハンドル本体2の上端部
上で、把持部3上に頭部4を取り付ける。
【0021】頭部4は、図1で示したように、左右分割
体4a,4bの接合、一体化構造体である。頭部4に
は、下方、及び前後に開口部4c,4dを備え、上面4
e、これと連続する後面4fが塞がれており、前部の開
口部4cは上面4eの前方に形成され、又後部の開口部
4dは後面4fの下方に形成されている。前部開口部4
cの上方で、頭部4内の前部内には支軸8を設け、該支
軸8で略逆L字形のスロットルレバー9の中間屈曲部9
aを軸支し、又頭部4内の中間部の支軸10でブレーキ
解除レバー11の先部11aを軸支し、該ブレーキ解除
レバー11は略々直線状である。
【0022】頭部4の前部開口部4cから該頭部4の前
面に突出するスロットルレバー9の屈曲した長さのある
先部9bは、指で引き操作を行う際、馴染み易いよう
に、図1に示したように左右への幅を備え、断面凹形に
形成した。又頭部4の後部開口部4dから該頭部4の後
面に突出するブレーキ解除レバー11の長さのある後部
11bは、掌が馴染むように幅があり、断面逆L字形に
形成した。
【0023】スロットルレバー9の軸支部9a、及びこ
れから後方に延びるアーム部9cは、頭部4内に収納、
配置されている。又ブレーキ解除レバー11の軸支部1
1aを含む長さ方向中間部から先の部分は頭部4内に収
納、配置されており、軸支部11aから前方に延び、該
軸支部11aから逆L字形に屈曲したアーム部11cを
備え、且つ、該軸支部11aから上方に起立したストッ
パーアーム部11dを一体に備え、該ストッパーアーム
部11dと前記アーム部11cとは、ハ字形に角度をも
って配置されている。
【0024】スロットルレバー9の前記アーム部9cの
先端部の取付部12を介して、前記したスロットルワイ
ヤー5のインナー5aの先端部に設けた駒5bを取り付
け、保持する。又ブレーキ解除レバー11の先端部の取
付部13を介して、前記したブレーキワイヤー6のイン
ナー6aの先端部に設けた駒6bを取り付け、保持す
る。各ワイヤー5,6のインナー5a,6aが導出され
る上端部のガイド5c,6cは、頭部4内の下部に設け
たホルダー14で、ハンドル本体2の上端部2b上に保
持され、頭部4のこの部分は、ハンドル本体2の上端部
に近い部分に架設したネジ15で該ハンドル本体2に固
定されている。
【0025】スロットルレバー9の前記したアーム部9
cの後端部には、角形の嵌合凸部16(当接部)を設
け、一方、ブレーキ解除レバー11のストッパーアーム
部11dの軸支部11aの上方の部分には、嵌合凹部1
7を設け、図のようなブレーキ解除レバー11のロック
状態、スロトルレバー9の開放状態では、これ等凹凸嵌
合部16,17が嵌合し、ブレーキ解除レバー11のロ
ック状態、スロトルレバー9の開放状態をロックして保
持する。又ブレーキ解除レバー11のストッパーアーム
部11dの嵌合凹部17の先には、スロットルレバー9
の前記したアーム部9c後端部の嵌合凸部16端面と摺
動自在に当接する摺動面18(摺動部)を設ける。
【0026】スロットルレバー9の軸支部9a周には、
捩りバネ19を捲回し、捩りバネ19の一端部を頭部4
に、又他端部を該スロットルレバー9に掛け止めする。
又ブレーキ解除レバー11の軸支部11a周には、捩り
バネ20を捲回し、捩りバネ20の一端部を頭部4に、
又他端部を該ブレーキ解除レバー11に掛け止めする。
これにより、スロットルレバー9を支軸8周に図の矢印
A方向(スロトルレバー9の開放方向)に回動、付勢
し、又ブレーキ解除レバー11の支軸10周りに図の矢
印B方向(ブレーキ解除レバー11をロックする方向)
に回動、付勢する。尚、図において、21はブレーキ解
除レバー11の位置決め用のストッパーを、又22は原
動機の解除スイッチを示す。
【0027】図3は、図2の3−3線断面図である。ス
ロットルレバー9のアーム部9cと、ブレーキ解除レバ
ー11のアーム部11cとは、頭部4内において、左右
方向に少しく間隔を開けて左右方向においてラップする
ように配置されており、前記図2で示したように交叉し
て配置されている。各アーム部9c,11cは、インア
ーワイヤー5a,6aの各取付部12,13が前後に離
間して対称的に各内側に突出し、インアーワイヤー5
a,6aは、頭部4の左右の幅方向において、前後に離
間して略々同一垂直面内に配置され、各アーム部9c,
11cが揺動した際に、相互に干渉しないように構成し
た。尚、実施例では、頭部4の左右の半体4a,4bの
一方に支軸8,10を突設し、他方から支軸8,10に
ネジ23,24を通し、半体4a,4b相互を結合し
た。
【0028】次に、以上で説明した操作ハンドル装置の
作動を説明する。図2は、ブレーキ操作レバー11のブ
レーキロック解除前、且つスロットルレバー9の開放状
態を示す。各レバー9,11は、前記したバネ19,2
0の作用で、図2の矢印A,B方向に付勢されており、
ブレーキ操作レバー11はストッパー21と当接して矢
印B方向への回動を規制され、図示位置に保持されてい
る。又スロットルレバー9のアーム部9c後端部の嵌合
凸部16が、ブレーキ解除レバー11の嵌合凹部17に
嵌合し、これによりスロットルレバー9の矢印A方向へ
の回動は規制され、図2のブレーキ操作レバー11のブ
レーキロック状態、スロットルレバー9の開放状態をロ
ック状態において保持する。この状態は、凹凸嵌合部1
6,17の嵌合で保持される。
【0029】図4は、ブレーキ解除レバー11を解除動
して解除位置にセットし、スロットルレバー9を原動機
のスロットル操作可能とした状態を示す図2と同様の図
で、主要部を示す図である。先ず、操作ハンドル11の
把持、及びスロットルレバー9、及びブレーキ解除レバ
ー11の操作は、次のように行う。操作ハンドル1の頭
部4の下部を含む把持部3を右手で把持する。手の指、
具体的は人指し指、或いは人指し指と中指の腹部をスロ
ットルレバー9の先部9aの外面に添わせる。掌の親指
下方の腹部をブレーキ解除レバー11の後部11bの外
面に添わせる。残った中指、薬指、小指、或いは薬指、
小指は、把持部3の前面に添わせ、又掌の中間部は把持
部3の右外側面に添わせる。以上により、把持部3を把
持する。
【0030】ブレーキ解除レバー11の解除は、親指下
方の掌を前方に押圧し、ブレーキ解除レバー11を前方
に押圧する。該ブレーキ解除レバー11は、バネ20の
弾発、付勢力に抗して、支軸10を支点として図4の矢
印C方向に回動する。この結果、アーム部11cは支軸
10を支点として時計方向に回動して上方に移動し、イ
ンナーワイヤー6aは引き上げられる。インナーワイヤ
ー6aの上方への引き上げで、図示しないブレーキは解
除される。
【0031】又支軸8を支点としたブレーキ解除レバー
11の回動で、ストッパーアーム部11dも一体に時計
方向に回動し、持ち上げられ、ストッパーアーム部11
dも動方向に回動し、これの嵌合凹部17がスロットル
レバー9のアーム部9cの後端部に設けた嵌合凸部16
から外れる。これにより、スロットルレバー9は、ブレ
ーキ解除レバー11によるロックが解除される。 従っ
て、スロットルレバー9は、回動が可能となる。ブレー
キ解除レバー11の後部11bは、把持部3後面に設け
た凹所3b内に収容される。この状態を図4で示した。
【0032】図5は、図4の状態からスロットルレバー
9を閉じ方向に操作した状態の図である。次に、上記し
たようにブレーキ解除レバー11を掌で押圧した状態の
まま、人指し指、又は人指し指、中指を手前に引く。ス
ロットルレバー9は、バネ19の弾発、付勢力に抗して
支軸8を支点として図5の矢印D方向に回動する。この
結果、アーム部9cは支軸8を支点として反時計方向に
回動して上方に移動し、インナーワイヤー5aは引き上
げられる。インナーワイヤー5aの上方への引き上げ
で、図示しない原動機の出力を調整するスロットル機構
は、開き方向に作動し、原動機の出力を増大する方向に
作動する。図5は、スロットルレバー9を限度まで引い
た状態(スロットル弁が限度まで開いた状態)を示し、
スロットルレバー9の先部9bは、把持部3の前面の凹
所3aに収納される。
【0033】図6は、図5の状態からスロットルレバー
を開き方向に操作した状態の図で、開き状態に移行する
図である。ブレーキ解除レバー11の押圧力を若干弛め
ると、該レバー11は軸10を支点としてバネ20の弾
発、付勢力で幾分図の反時計方向に戻るように回動す
る。一方、スロットルレバー9の引き力を弛めると、バ
ネ19の弾発、付勢力で該レバー9は支軸8を支点とし
て矢印Eで示す時計方向に回動しようとする。この際、
アーム部9c後端部の嵌合凸部16の端面がブレーキ解
除レバー11のアーム部11c先端部に設けた摺動面1
8に当接して矢印Fのように接触しつつ摺動する。この
嵌合凸部16の端面と摺動面18との摩擦により、スロ
ットルレバー9の復帰回動に適度のフリクションが付与
され、スロットルレバー9の回動位置の保持が容易にな
されることとなる。
【0034】以上のように、操作ハンドル1を把持し、
握り操作における掌の把持部3後面への単純な押圧操作
で、ブレーキ解除レバー11を把持部3の後面に押し付
けるように押圧し、一方、親指等をスロットルレバー9
に引っ掛け、引き金のように引き操作を行うことで、ス
ロットルレバー9の調整を行うことができる。従って、
ブレーキ解除レバー11、スロットルレバー9の操作
を、掌、親指等の個別の操作で分担し、操作も、上記し
たように掌の把持部3後面への単純な押圧操作、親指等
をスロットルレバー9に引っ掛け、引き金のように引く
ことで、容易に行うことができる。従って、親指等でブ
レーキ解除レバー、スロットルレバーの両レバーを操作
する必要がなく、又親指等でスロットルレバー、掌の捻
り操作という無理な姿勢でブレーキ解除レバーを操作す
る必要がない。
【0035】尚、スロットルレバー9の引き力の解除
で、該レバー9はバネ19の弾発、付勢力により図6の
F方向に更に回動し、最終的に嵌合凸部16がブレーキ
解除レバー11のアーム部11cの嵌合凹部17に入り
込んで嵌合し、ブレーキ解除レバー11の押し力を解除
することで、図2の状態に復帰する。
【0036】図8〜図11は、本発明の他の実施の形態
を示す。図11は、他の実施の形態を操作ハンドル装置
を備えた刈払機50の説明図で、前記した図7と同一部
分には同一符号を付し、説明は省略する。本実施の形態
では、操作ハンドル装置101を、操作杆51周にこれ
を囲橈するように設けた構造である。
【0037】図8で示しように、操作杆51のパイプ状
ハンドル本体102(操作杆51が中空なので、ハンド
ル本体102はその一部を構成する)の一部の外周に、
これを囲橈するように把持部103を設け、把持部10
3は左右に分割した半体103a,103bの結合、一
体化構造で形成され、筒状の手で握り易い把持部103
を形成する。把持部103の上面には、ブレーキ解除レ
バー111を配置し、下面にはスロットルレバー109
を配置し、上面の前部には、前記したスイッチ22と同
様の原動機の解除スイッチ122を設ける。
【0038】図9は、操作ハンドル装置の縦断側面図で
ある。把持部103の先部104は上下に膨出し、上部
の膨出部104a内に支軸110を左右に架設して設
け、該支軸110にブレーキ解除レバー111の先部1
11aを回動自在に軸支し、該レバー111は、捩りバ
ネ120で矢印Gの反時計方向に回動、付勢する。ブレ
ーキ解除レバー111の軸支部111a(先部)の先に
は、L形にアーム部111c、及びストッパーアーム部
111dを備える。アーム部111cの先端部は、ブレ
ーキワイヤーのインナーワイヤー106aに駒106b
を介して連結し、該ワイヤー106aは、ハンドル本体
102と把持部103との間の隙間を通り、外部に延出
される。
【0039】又ブレーキ解除レバー111の軸支部11
1aの先のストッパーアーム部111dには、嵌合凹部
117、及び摺動面118を設ける。ブレーキ解除レバ
ー111の後部111bは、把持部103の上部に設け
た開口部103dから把持部103上に露出し、把持部
103を手で把持した際、掌が該レバー111の後部1
11bの上面に押し当たるように設定する。
【0040】把持部103の先部104の下部の膨出部
104b内に支軸108を左右に架設して設け、該支軸
108にスロットルレバー109の先部109aを回動
自在に軸支し、該レバー109は、捩りバネ119で時
計方向である矢印Hの方向に回動、付勢する。スロット
ルレバー109の軸支部109a(先部)の先には、全
体としてL形をなすようにアーム部109cを備える。
アーム部109cの先端部は、ブレーキワイヤーのイン
ナーワイヤー105aに駒105bを介して連結し、該
ワイヤー105aは、ハンドル本体102と把持部10
3との間の隙間を通り、外部に延出される。
【0041】アーム部109cの先端部には、前記ブレ
ーキ解除レバー111のストッパーアーム部111dに
設けた嵌合凹部117と嵌合する嵌合凸部116を設け
る。スロットルレバー109の後部109bは、把持部
103の下面に設けた開口部103cから把持部103
の下面に露出し、親指等が容易に添うように構成する。
【0042】図10は、図9の10−10線断面図であ
る。図のように、把持部103は、左右の半体103
a,103bを結合し、縦長矩形の箱状断面をなす。前
記したスロットルレバー109のアーム部109cは、
パイプ材からなるハンドル部の図の右半外周に干渉しな
いように弧状、或いはコ字形をなし、又ブレーキ解除レ
バー111のアーム部111cは、対称形状をなしてハ
ンドル本体102の図の左半外周に干渉しないように弧
状、或いはコ字形をなす。従って、軸支部、アーム部を
含んで、両レバー109,111のこの部分は左右、上
下対称に配置され、図10では表されていないが、ブレ
ーキ解除レバー111のストッパーアーム部111d
は、軸支部11aからアーム部111cとは反対側に突
出し、スロットルレバー109のアーム部109cの図
の手前に配置されている。
【0043】以上においては、図9の状態において、操
作杆51と平行する把持部103を手で把持し、掌を上
にしてこの部分をブレーキ解除レバー111の後部11
1b上に臨ませ、又親指等をスロットルレバー109に
当て、先ず掌を介してブレーキ解除レバー111をバネ
120に抗して矢印Gとは反対方向に押し下げる。これ
により該レバー111は、支軸110を支点として同方
向に回動し、アーム部111cは図の左方向に揺動し、
ブレーキワイヤ106aを図の左方向に引っ張り、ブレ
ーキ機構は前記と同様に解除される。又ストッパーアー
ム部111dは、図の鎖線Iで示したように上方に揺動
し、スロットルレバー109の嵌合凸部116と嵌合凹
部117との嵌合が外れる。
【0044】以上により、スロットルレバー109は自
由となり、親指等で把持部103の下面に配置されたス
ロットルレバー109の後部109bを引き操作する。
アーム部109cは、ストッパーアーム部111dの拘
束を解除されているので、矢印Hとは反対方向に揺動
し、アーム部109cは、図の鎖線Jで示すように図の
左方向に移動し、スロットルワイヤー105aを引っ張
り、スロットル機構を開き、原動機を出力が増大する方
向にスロトル機構を調整する。ブレーキ解除レバー11
1の押し力を弛めることで、バネ120の作用により矢
印G方向に該レバー111は戻り、又スロットルレバー
109の指先の引き力を弛めることでバネ119の作用
で矢印H方向に該レバー109は戻り、前記した摺動面
118が当接部である嵌合凸部116の先端部と当接
し、この嵌合凸部116の端面と摺動面118との接触
により、スロットルレバー109の復帰回動に適度のフ
リクションが付与され、上記と同様にスロットルレバー
109の回動位置の保持が容易になされることとなる。
【0045】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、操作杆の一端に取り付けられた原動
機、該操作杆の他端に取り付けられた作業具を備え、該
操作杆には該作業具のブレーキ機構を備えた作業機であ
って、該作業機には、操作者が前記原動機の動力を操作
しつつ、該作業機の作業姿勢を保持させる手で把持する
ハンドル部を備え、該ハンドル部には、スロットルレバ
ー及びブレーキ解除レバーを備える作業機の操作ハンド
ル装置において、ハンドル部には、操作者が把持した状
態で指側に、該指の引き、緩み操作で操作されるスロッ
トルレバーを設け、該ハンドル部の操作者が把持した状
態で、掌側には、該掌の握り方向への操作でブレーキ機
構を解除するブレーキ解除レバーを設けた。
【0046】請求項1では、ハンドル部を把持した際、
指側にスロットルレバーが配置され、掌側にブレーキ解
除レバーが配置されており、指、掌の個々で、各レバー
の操作を分担し、指をスロットルレバーに引っ掛けて引
き操作すること、又手首を捻る動作を一切必要とするこ
となく、操作ハンドルを把持した状態で、掌をブレーキ
解除レバーのハンドル部へ単純に押す操作で、スロット
ルレバー、ブレーキ解除レバーの各操作を行うことがで
きる。
【0047】従って、作業者の操作ハンドルを把持し
て、スロットルレバー、ブレーキ解除レバーの操作を行
う際、上記したように、指側でスロットルレバーの引き
操作を、掌側でブレーキ解除レバーの単純な押し操作を
分担することで、把持部の確実な把持と、作業者の疲労
を軽減させることができ、作業性の良い、作業し易い作
業機の操作ハンドル装置を得ることができる。
【0048】請求項2は、請求項1において、スロット
ルレバー及びブレーキ解除レバーには、該スロットルレ
バー及び該ブレーキ解除レバーと原動機のスロットル機
構及び作業具のブレーキ機構と繋ぐ各ワイヤーを取り付
ける取付部を有するアーム部を夫々備え、各アーム部は
ハンドル部内に配置し、各アーム部のワイヤー取付部を
干渉しないように交叉して配置した。
【0049】請求項2では、請求項1の効果に加える
に、ハンドル部内に各レバーのワイヤーと繋がるアーム
部が配置され、各アーム部のワイヤー取付部は相互に干
渉しないように交叉して配置されているので、各レバー
の操作アーム長を充分に確保することができる。従っ
て、各レバーの操作力を軽減し、適正なものとすること
ができる。又ハンドル部内において、アーム部、取付部
が隣接してラップしつつ配置することができ、各アーム
部、ワイヤーをハンドル部内に収納しつつ、ハンドル把
持部の外形、特に幅が大きくなることがなく、握り易
く、使い易いスロットルレバ、ブレーキ解除レバーを有
する操作ハンドル装置を得ることができる。又各レバー
は、ハンドル把持部の対称位置に配置しながら可及的に
近接配置することができ、自然に握ることができ、握り
易く、各レバーの操作がし易い操作ハンドルを得ること
ができる。
【0050】請求項3は、請求項2において、ハンドル
部内を中空とし、該ハンドル部内に各ワイヤーを通し
た。請求項3では、請求項1、請求項2の効果に加える
に、ワイヤーの保護上有利であり、ワイヤーがハンドル
部の外に露出しないことから、操作ハンドルの操作性が
良い。
【0051】請求項4は、請求項2において、スロット
ルレバーのアーム部の端部には、ブレーキ解除レバーに
当接する当接部を備え、ブレーキ解除レバーには、該ス
ロットルレバーのアーム部の端部の当接部が当接し、摺
動する摺動部と、該摺動部に隣接した部位に設けられ、
該当接部が嵌合する凹部を備える。
【0052】請求項4では、請求項1、請求項2の効果
に加えるに、スロットルレバーのアーム部端部の当接部
と、ブレーキ解除レバーのアーム部の凹部との凹凸嵌合
となり、ブレーキ解除レバーとスロットルレバーとのロ
ックが、当接部と凹部との凹凸嵌合により、夫々のロッ
ク機構を個別に必要とすることなく、簡素な機構で確実
に行うことができる。そして、ブレーキ解除レバーのブ
レーキ解除と、スロットルレバーのロック解除とが、ブ
レーキ解除レバーの押し操作で、該レバー側の凹部がス
ロットルレバー側の凸部からなる当接部から外れること
で連繋してなされ、ロック解除作動が円滑、確実に行わ
れ、操作性の点で良好である。
【0053】又スロットルレバーのアーム部端部の当接
部が、ブレーキ解除レバーのアーム部の摺動部に対して
摺動することで、スロットルレバーの操作において適度
のフリクションを得ることができる。従って、スロット
ルレバーの操作に際し、フリクションにより、これの回
動調整位置の保持が容易となる。又急激なスロットルレ
バーの戻し作動も、フリクションによって調整すること
ができ、操作性に優れた操作ハンドル装置にスロットル
レバーを得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業機の操作ハンドルの外観斜視図
【図2】図1で示した操作ハンドル装置1の縦断側面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】ブレーキ解除レバーを解除動して解除位置にセ
ットし、スロットルレバーを原動機のスロットル操作可
能とした状態を示す図2と同様の図で、主要部を示す図
【図5】図4の状態からスロットルレバーを閉じ方向に
操作した状態の図
【図6】図5の状態からスロットルレバーを開き方向に
操作した状態の図で、開き状態に移行する図
【図7】作業機の一例としての刈払機を示し、図では雑
草の刈り払い作業の状態を示す説明図
【図8】操作ハンドルの他の実施の形態を示す外観斜視
【図9】図8の操作ハンドルの縦断側面図
【図10】図9の10−10線断面図
【図11】作業機における操作ハンドル装置の他の実施
の形態を示す図7と同様の図
【符号の説明】
1,101…操作ハンドル装置、 2,3,4,10
2,103…ハンドル部、 5,6,105,106…
ワイヤー、 9,109…スロットルレバー、11,1
11…ブレーキ解除レバー、 9c,11c,109
c,111c…アーム部、 12,13,112,11
3…取付部、 16,116…当接部、17,117…
凹部、 18,118…摺動部、 51…作業機、 5
2原動機、 53…作業具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児島 淳 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 東 健次 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 2B083 AA02 BA02 CA02 CA07 DA02 HA22 HA23 HA26 HA29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作杆の一端に取り付けられた原動機、
    該操作杆の他端に取り付けられた作業具を備え、該操作
    杆には該作業具のブレーキ機構を備えた作業機であっ
    て、該作業機には、操作者が前記原動機の動力を操作し
    つつ、該作業機の作業姿勢を保持させる手で把持するハ
    ンドル部を備え、該ハンドル部には、スロットルレバー
    及びブレーキ解除レバーを備える作業機の操作ハンドル
    装置において、 前記ハンドル部には、操作者が把持した状態で指側に、
    該指の引き、緩み操作で操作される前記スロットルレバ
    ーを設け、 該ハンドル部の操作者が把持した状態で、掌側には、該
    掌の握り方向への操作で前記ブレーキ機構を解除するブ
    レーキ解除レバーを設けた、 ことを特徴とする作業機の操作ハンドル装置。
  2. 【請求項2】 前記スロットルレバー及びブレーキ解除
    レバーには、該スロットルレバー及び該ブレーキ解除レ
    バーと前記原動機のスロットル機構及び前記作業具のブ
    レーキ機構と繋ぐ各ワイヤーを取り付ける取付部を有す
    るアーム部を夫々備え、前記各アーム部はハンドル部内
    に配置し、各アーム部のワイヤー取付部を干渉しないよ
    うに交叉して配置したことを特徴とする請求項1記載の
    作業機の操作ハンドル装置。
  3. 【請求項3】 前記ハンドル部内を中空とし、該ハンド
    ル部内に前記各ワイヤーを通したことを特徴とする請求
    項2記載の作業機の操作ハンドル装置。
  4. 【請求項4】 前記スロットルレバーのアーム部の端部
    には、前記ブレーキ解除レバーに当接する当接部を備
    え、前記ブレーキ解除レバーには、該スロットルレバー
    のアーム部の端部の当接部が当接し、摺動する摺動部
    と、該摺動部に隣接した部位に設けられ、該当接部が嵌
    合する凹部を備えることを特徴とする請求項2記載の作
    業機の操作ハンドル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100441785B1 (ko) * 2001-01-15 2004-07-27 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 예초기용 조작레버
CN112237104A (zh) * 2019-07-18 2021-01-19 株式会社牧田 电动作业机械

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KR100441785B1 (ko) * 2001-01-15 2004-07-27 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 예초기용 조작레버
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