JP2000261454A - 通信方法 - Google Patents

通信方法

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JP2000261454A
JP2000261454A JP6176799A JP6176799A JP2000261454A JP 2000261454 A JP2000261454 A JP 2000261454A JP 6176799 A JP6176799 A JP 6176799A JP 6176799 A JP6176799 A JP 6176799A JP 2000261454 A JP2000261454 A JP 2000261454A
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
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    • H04L12/40Bus networks
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    • H04L12/40058Isochronous transmission
    • HELECTRICITY
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
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  • Signal Processing (AREA)
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のノードが互いに通信を行う場合に必要
な帯域を確保する。 【解決手段】 最初に送信を開始するノードA101
は、セッションを指定する情報と通信に必要な帯域を指
定する情報とを含む、セッション用に確保されたチャン
ネルと帯域があるかどうかを問い合わせるメッセージを
ブロードキャスト送信する。ノードA101は、メッセ
ージに対する応答が無いことを確認した後、アイソクロ
ナスリソースマネージャであるノードD104からチャ
ンネルの番号と通信に必要な帯域を確保して、セッショ
ン用のチャンネルと帯域の管理を行う管理ノードとな
る。こうして、送信を行う全ノードで帯域を共有して通
信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IEEE1394
に準拠したデータの送受信機能を備えたノードから構成
される通信ネットワークに関し、特にこれらのノード間
でTCP/IPなどのプロトコルを使用したデータ通信
を行う通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、IEEE1394−1995
規格(以下、IEEE1394とする)に準拠した通信
ネットワークにおいてIP(Internet Protocol )をサ
ポートする方式としてIETF(Internet Engineering
Task Force )によって規定された「IP over
1394」方式が知られている。本方式では、IEEE
1394上でIPのユニキャスト、マルチキャスト、ブ
ロードキャストのデータの送受信を行う方式が規定され
ている。つまり、ユニキャストの通信には、IEEE1
394のAsyncパケットを使って送受信を行い、マ
ルチキャスト、ブロードキャストの通信には、アシンク
ロナスストリーム(Asynchronous Stream)のチャンネ
ルを使って送受信を行う。
【0003】また、「IP over 1394」方式
では、MCAP(Multicast Channel Allocation Proto
col )と呼ばれる、マルチキャスト用にアシンクロナス
ストリームのチャンネルの割当を行う方式が規定されて
いる。本方式では、マルチキャスト用にチャンネルを割
り当てる場合、まず送信を行うノードがこのマルチキャ
ストアドレス用にチャンネルが割り当てられているかど
うか問い合わせるメッセージを送信する。送信を行うノ
ードは、メッセージに対する応答が無ければIEEE1
394で規定されたIRM(Isochronous Resource Man
ager)から新たにチャンネルを確保し、このチャンネル
を用いてマルチキャストのデータを送信する。
【0004】次に、別のノードがこのマルチキャスト宛
のデータの送信または受信を開始する場合は、このマル
チキャストアドレス用にチャンネルが割り当てられてい
るかどうか問い合わせるメッセージを送信する。これに
対して最初にチャンネルを割り当てられたノードは、マ
ルチキャストアドレスとチャンネルの対応情報を示すメ
ッセージを送信し、これを受信したノードは、指定され
たチャンネルを用いて送信及び受信を行う。
【0005】また、最初にチャンネルを割り当てられた
ノードが送信を終了する場合、このノードは、マルチキ
ャストアドレスとチャンネルの対応情報からなる、チャ
ンネルの管理を委譲するメッセージを送信する。仮に、
上記マルチキャストアドレス宛に送信を行っているノー
ドが他に存在する場合、このノードは、チャンネルのマ
ルチキャストアドレスとチャンネルの対応情報からなる
メッセージを送信してチャンネルの管理を引き継ぐ。最
初にチャンネルを割り当てられたノードは、チャンネル
の管理を引き継ぐノードが現れた場合は、何もせずに通
信を終了し、管理を引き継ぐノードが存在しない場合
は、チャンネルをIRMへ返却してから通信を終了す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の方式では、マル
チキャストパケットを送信するノードは、IRMからチ
ャンネルを確保しているが、データの送信に必要な帯域
を確保していない。このため、例えばTV会議などのよ
うに音声、動画などのリアルタイム性を必要とするデー
タを送受信する場合、ネットワークが輻輳していると、
これらのデータをリアルタイムに伝送できないという問
題がある。さらに、TV会議のようなシステムで複数の
ノードが通信を行う際には、送信を行うノードが複数存
在するが、同時に通信を行うノードは1つだけである場
合と、送信を行うノードが複数存在して、これら全ての
ノードが同時に送信を行う場合の2通りの状況が起こり
得る。前者の場合は、送信を行う全ノードのうち最も広
い帯域を使用するノード用に帯域を確保する必要があ
り、後者の場合は、全ての送信ノードが必要とする帯域
を確保しておく必要がある。
【0007】例えば、TV会議システムにおける音声の
通信が前者の例であり、N個のノードが会話をしている
場合、話をしているのはそのうち1ノードだけである。
このため、帯域は1ノード分だけ確保しておけばよい。
ただし、ノードによって異なる音声品質を使用してお
り、必要な帯域が異なる場合があり、最も広い帯域を必
要とするノードに合わせて帯域を確保する必要がある。
また、後者の例は、TV会議システムにおける動画像の
通信であり、N個のノードがいる場合、映像は常に流さ
れているため、必要となる帯域は各ノードが必要とする
帯域の総和となる。
【0008】従来の方式に対して、管理を行うノードが
送信に必要とする帯域を確保する手段を追加することに
より、ネットワークが輻輳した場合に、このノードのデ
ータ用に帯域を保証することは可能である。しかし、こ
の場合、1つの送信ノードが必要とする帯域しか確保し
ていないため、上記のように複数のノードが送信を行
い、かつ使用する帯域が異なり、帯域の確保に要求され
る形態も異なるケースに対応することができないという
問題がある。本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、複数のノードがセッションに参加して互い
に通信を行う場合に、必要な帯域を確保してネットワー
クが輻輳した場合にもリアルタイムに通信を行うことを
可能にし、かつ帯域の確保の形態が共有型である場合あ
るいは占有型である場合に対応することができる通信方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の通信方法は、複
数のノードがあるセッションに参加してノード間で通信
を行い、かつ2つ以上のノードが同時にデータを送信す
ることがない場合において、特定のノードがセッション
用のチャンネルと帯域の管理を行う管理ノードとなっ
て、各送信ノードが必要とする帯域のうち最大の帯域を
アイソクロナスリソースマネージャからセッション用に
確保するようにしたものである。このとき、送信を開始
するノードは、セッション用に確保されているチャンネ
ルを問い合わせるメッセージを送信するが、このメッセ
ージに自身が送信を行うために必要な帯域の情報を付加
して送信する。このノードが最初に送信を開始する第1
のノードである場合、このメッセージに対して応答がな
い。その場合、第1のノードは、このセッション用にア
イソクロナスリソースマネージャからチャンネルを確保
すると共に、自身が送信を行うために必要な帯域をアイ
ソクロナスリソースマネージャから確保する。これ以
降、第1のノードは、このセッション用のチャンネルと
帯域を管理する管理ノードとなり、取得したチャンネル
番号で示されるアイソクロナスストリームを用いてデー
タの送受信を行う。2番目以降に送信を開始する第2の
ノードは、同様に自身が送信を行うために必要な帯域の
情報を付加して、セッション用に確保されているチャン
ネルを問い合わせるメッセージを送信する。これに対し
管理ノードは、自身が既に確保している帯域と第2のノ
ードが要求している帯域とを比較し、第2のノードの要
求する帯域が大きい場合は、アイソクロナスリソースマ
ネージャから差分の帯域を確保し、セッション用に確保
したチャンネルと帯域の量と帯域の確保の形態が共有型
であることを伝える。第2のノードは、帯域の確保の形
態が共有型であることを知ると、管理ノードが確保した
チャンネルと帯域を使用してアイソクロナスストリーム
としてデータの送信及び受信を開始する。3番目、4番
目・・・、N番目のノードが送信を開始する場合にも同
様な手順を繰り返す。これにより、常に全ノードで共有
する帯域として、各ノードが必要な帯域のうち最大の帯
域が確保されることになる。
【0010】また、上記通信方法の1構成例として、受
信のみを行うノードは、受信を開始する場合、セッショ
ンを指定する情報を含む、セッション用に確保されたチ
ャンネルと帯域があるかをどうか問い合わせるメッセー
ジをブロードキャスト送信する。管理ノードは、メッセ
ージを受信すると、セッションを指定する情報とチャン
ネル番号とアイソクロナスリソースマネージャから確保
した全ての帯域の量とを含むメッセージをブロードキャ
スト送信する。受信のみを行うノードは、管理ノードか
らのメッセージを受信すると、チャンネル番号で示され
るチャンネルの受信を開始する。また、上記通信方法の
1構成例として、管理ノード以外のノードがセッション
を終了する場合は、そのまま通信を終了する。管理ノー
ドは、セッションを終了する場合、セッション用に確保
したチャンネルと帯域の管理を委譲するメッセージを送
信する。これに対して他に送信を続けるノードが存在す
る場合、このノードは、セッション用のチャンネルと帯
域の管理を引き継ぐメッセージを送信する。この場合、
管理ノードは、チャンネルと帯域の管理をこのノードに
委ね、何もせずに通信を終了し、委譲されたノードが新
たにこのセッションの管理ノードとなる。また、管理ノ
ードは、委譲するメッセージに応答がない場合、セッシ
ョン用に確保したチャンネルと帯域をアイソクロナスリ
ソースマネージャに返却して通信を終了する。以上のよ
うにして、ノードが通信を終了する場合、このセッショ
ン用に確保した帯域を分散的に解放することが可能とな
る。また、複数のノードがセッション用のチャンネルと
帯域の管理を引き継ぐメッセージを送信した場合、各メ
ッセージを送信したノードは自分より識別番号の大きい
ノードからの引き継ぎメッセージを受信すると、チャン
ネルと帯域の管理の引き継ぎを行うことを止める。ま
た、他のノードから引き継ぎメッセージを全く受信しな
いか、あるいは自分より識別番号の小さいノードからし
か引き継ぎメッセージを受信しない場合は、チャンネル
と帯域の管理を引き継ぐ。これにより、複数のノードが
同じセッション用のチャンネルと帯域を同時に引き継ご
うとした場合、その競合を解決することができる。
【0011】また、上記通信方法の1構成例として、管
理ノードは、セッション用に確保したチャンネルと自身
が送信するために必要な帯域の量からなる情報を定期的
に全ノードに通知する。これに対して、このセッション
で送信を行うためにより多くの帯域を必要とするノード
が存在する場合、このノードは、必要な帯域を通知す
る。管理ノードは、各ノードが要求する帯域のうち最大
の値を選択し、その値が自身がこれまでにアイソクロナ
スリソースマネージャから確保した帯域よりも小さい場
合は、差分の帯域をアイソクロナスリソースマネージャ
に返却する。これにより、多くの帯域を必要とするノー
ドがセッションを終了した場合は、余分に確保していた
帯域をアイソクロナスリソースマネージャへ返却するこ
とにより、ネットワークの帯域を効率的に使うことが可
能となる。また、上記通信方法の1構成例として、IE
EE1394で規定されたサブアクション・ギャップの
サイズをSG、アービトレーション・リセット・ギャッ
プのサイズをARG、アシンクロナスストリームで送信
できるフレームの最大サイズをM、バスに接続されたノ
ードの数をNとし、アイソクロナスリソースマネージャ
に残っている帯域の量をBとして、帯域Bが(SG+
M)×N+ARG以下である場合、各ノードは、チャン
ネル番号で示されるチャンネルでデータの送信を行う際
にアイソクロナスストリームを用いて送信する代わり
に、アシンクロナスストリームを用いて送信する。
【0012】また、本発明の通信方法は、複数のノード
があるセッションに参加してノード間で通信を行い、か
つセッションで送信を行う複数のノードが全て同時にデ
ータを送信する場合において、特定のノードが前記セッ
ション用のチャンネルの管理を行う管理ノードとなっ
て、アイソクロナスリソースマネージャからセッション
用のチャンネルを確保して管理し、各送信ノードが自身
の通信に必要な帯域をアイソクロナスリソースマネージ
ャから確保するようにしたものである。このとき、送信
を開始するノードは、セッション用に確保されているチ
ャンネルを問い合わせるメッセージを送信する。このノ
ードが最初に送信を開始する第1のノードである場合、
このメッセージに対して応答がない。その場合、第1の
ノードは、セッション用にアイソクロナスリソースマネ
ージャからチャンネルを確保する。以降、このノード
は、セッション用のチャンネルを管理する管理ノードと
なる。また、このノードは、自身が送信を行うために必
要な帯域をアイソクロナスリソースマネージャから確保
し、以降、このチャンネルを使ってアイソクロナススト
リームとしてデータを送信及び受信する。2番目以降に
送信を開始する第2のノードは、同様にセッション用に
確保されているチャンネルを問い合わせるメッセージを
送信し、管理ノードは、セッション用に確保したチャン
ネルと帯域の確保の形態が占有型であることを伝える。
これを受信したノードは、帯域の確保の形態が占有型で
ある場合、帯域については自身が必要な分をアイソクロ
ナスリソースマネージャから確保した上で、通知された
チャンネルを使用してアイソクロナスストリームとして
送信及び受信を行う。3番目、4番目・・・、N番目の
ノードが送信を開始する場合にも同様な手順を繰り返
し、常にセッションの管理ノードはチャンネルのみを確
保し、帯域については送信を行う各ノードが個別に確保
する。これにより、全ノードが使用する帯域の総和が確
保されることになる。
【0013】また、上記通信方法の1構成例として、受
信のみを行うノードは、受信を開始する場合、セッショ
ンを指定する情報を含む、セッション用に確保されたチ
ャンネルがあるかどうかを問い合わせるメッセージをブ
ロードキャスト送信する。管理ノードは、メッセージを
受信すると、セッションを指定する情報とチャンネル番
号とを含むメッセージをブロードキャスト送信する。受
信のみを行うノードは、管理ノードからのメッセージを
受信するとチャンネル番号で示されるチャンネルの受信
を開始する。また、上記通信方法の1構成例として、管
理ノード以外のノードがセッションを終了する場合、送
信を行っているノードは、自身が確保した帯域をアイソ
クロナスリソースマネージャへ返却して通信を終了し、
受信のみを行うノードは、そのまま通信を終了する。管
理ノードは、通信を終了する場合、セッション用に確保
したチャンネルの管理を委譲するメッセージを送信す
る。これに対して他に送信を続けるノードが存在する場
合、このノードは、セッション用のチャンネルの管理を
引き継ぐメッセージを送信する。この場合、管理ノード
は、チャンネルの管理をこのノードに委ね、自分用に確
保した帯域をアイソクロナスリソースマネージャへ返却
して通信を終了し、委譲されたノードが新たにこのセッ
ションの管理ノードとなる。また管理ノードは委譲する
メッセージに応答がない場合、自分用に確保した帯域に
加え、このセッション用に確保したチャンネルもアイソ
クロナスリソースマネージャに返却して通信を終了す
る。以上のようにして、ノードが通信を終了する場合、
このセッション用に確保された帯域を分散的に解放する
ことが可能となる。また、複数のノードがセッション用
のチャンネルの管理を引き継ぐメッセージを送信した場
合、各メッセージを送信したノードは自分より識別番号
の大きいノードからの引き継ぎメッセージを受信する
と、チャンネルの管理の引き継ぎを行うことを止める。
また、他のノードから引き継ぎメッセージを全く受信し
ないか、あるいは自分より識別番号の小さいノードから
しか引き継ぎメッセージを受信しない場合は、チャンネ
ルの管理を引き継ぐ。これにより、複数のノードが同じ
セッション用のチャンネルを同時に引き継ごうとした場
合、その競合を解決することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】[実施の形態の1]次に、本発明
の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における通信ネットワ
ークの構成を示すブロック図である。図1に示すよう
に、通信ネットワークは、複数のノード、すなわちノー
ドA101、ノードB102、ノードC103、ノード
D104から構成されており、各ノードはIEEE13
94−1995規格(以下、IEEE1394とする)
に準拠したデータリンク機能を備えている。
【0015】また、全ノードのうち少なくとも1つのノ
ードは、IEEE1394で規定されるIRM(Isochr
onous Resource Manager:アイソクロナスリソースマネ
ージャ)の機能を備えている。本実施の形態では、ノー
ドD104がIRMとなっている。さらに、各ノード
は、IETF(Internet Engineering Task Force )で
規定されたTCP(Transmission Control Protocol )
/IP(Internet Protocol)などの通信プロトコルの
機能と、同じくIETFで規定された「IP over
1394」に準拠した機能を備えており、IEEE1
394の機能を利用してIPのパケットを互いに転送す
るものとする。
【0016】なお、本発明は、上記のTCP/IP及び
「IP over 1394」への適用に制限されるも
のではなく、任意のプロトコルに適用可能である。ここ
で全ノードのうち、2つ以上のノードがあるセッション
を設定して互いに通信を行う場合を想定する。このセッ
ションに参加するノードは、宛先アドレスとしてマルチ
キャストのIPアドレス=A1を使用し、プロトコルと
してUDP(User Datagram Protocol)を使用し、UD
Pの任意に選択した宛先ポート番号=P1を使用して通
信を行うものとする。なおセッションを指定するパラメ
ータは上記のように宛先アドレス、プロトコルタイプ、
宛先ポート番号の組み合わせに限定されるものではな
く、使用するプロトコルに応じた組み合わせが使用可能
である。
【0017】また、ここではセッションに参加するノー
ドのうち、ノードA101とノードB102の2台は送
信と受信の両方の動作を行い、ノードC103は受信の
みを行うものとする。なお、セッションに参加するノー
ド数や送信を行うノード数、受信を行うノード数は任意
であり、上記の値に制限されるものではない。
【0018】図2は、本実施の形態において上記のノー
ド間で制御用に使用されるメッセージのフォーマットを
示す図である。このメッセージは、メッセージタイプ2
01、チャンネル番号202、宛先アドレス203、プ
ロトコルタイプ204、宛先ポート番号205、帯域2
06、帯域確保方式207といった各情報から構成され
る。
【0019】メッセージタイプ201の値には、「問い
合わせ」、「報告」、「委譲」を示す3種類の値があ
り、帯域確保方式207の値には、「共有」、「占有」
を示す2種類の値があるものとする。なお、メッセージ
のフォーマットは図2のフォーマットのみに制限される
ものではなく、セッションを指定する情報と、チャンネ
ル番号202、帯域206、帯域確保方式207の4つ
の情報を含んでいれば任意のフォーマットが使用可能で
ある。
【0020】本実施の形態では、ノードA101は、設
定されたセッションでデータを送信する際にB1の量の
帯域を使用し、ノードB102は、このセッションでデ
ータを送信する際にB2の量の帯域を使用し、ノードA
101とノードB102は、同時にデータを送信するこ
とがない場合を想定する。図3は、本実施の形態におい
て最初に送受信を行うノードA101が送信を開始する
場合の手順、すなわちチャンネルと帯域を確保する手順
を示すシーケンス図である。
【0021】ノードA101は、まず自分が必要とする
帯域の量の情報を付加して、このセッション用にチャン
ネルと帯域が確保されているかどうか問い合わせるメッ
セージ301をブロードキャスト送信する。このメッセ
ージ301内の値は、メッセージタイプ201=「問い
合わせ」、宛先アドレス203=A1、プロトコルタイ
プ204=UDP、宛先ポート番号205=P1、帯域
206=B1、帯域確保方式207=「共有」とする。
【0022】このメッセージ301に対して、何も応答
がない場合、ノードA101は、IRMであるノードD
104からチャンネル=C1と帯域=B1を確保する処
理302を行う。これ以降、ノードA101は、このセ
ッション用のチャンネルと帯域の情報を報告するメッセ
ージ303を定期的にブロードキャスト送信する。この
メッセージ303内の値は、メッセージタイプ201=
「報告」、チャンネル番号202=C1、宛先アドレス
203=A1、プロトコルタイプ204=UDP、宛先
ポート番号205=P1、帯域206=現在までに自分
が確保した帯域の総量(この時点ではB1)、帯域確保
方式207=「共有」とする。
【0023】そして、ノードA101は、確保したチャ
ンネル=C1でアイソクロナスストリーム(Isochorono
us Stream )を用いてデータの送信304を開始する。
また同時にチャンネルC1の受信も開始する。これによ
り、ノードA101は、チャンネルC1を使用して自分
が送信したい帯域=B1の量のデータを送信することが
可能になる。
【0024】図4は、本実施の形態において2番目以降
に送受信を行うノードB102が送信を開始する場合の
手順、すなわち自分が必要とする帯域を確保する手順を
示すシーケンス図である。ノードB102は、自分が必
要とする帯域の量の情報を付加して、このセッション用
にチャンネルと帯域が確保されているかどうか問い合わ
せるメッセージ401をブロードキャスト送信する。こ
のメッセージ401内の値は、メッセージタイプ201
=「問い合わせ」、宛先アドレス203=A1、プロト
コルタイプ204=UDP、宛先ポート番号205=P
1、帯域206=B2、帯域確保方式207=「共有」
とする。
【0025】このメッセージ401を受信したノードA
101は、メッセージ401内のセッションの情報、す
なわち宛先アドレス203とプロトコルタイプ204、
宛先ポート番号205を調べ、これらの情報が自分が管
理しているセッションのものであることを知る。そし
て、ノードA101は、要求されている帯域206=B
2が自分が確保した帯域の量=B1より大きい場合、ま
ず(B2−B1)分の帯域をIRMであるノードD10
4から確保する処理402を行う。
【0026】なお、ノードA101は、要求されている
帯域B2が帯域B1より小さい場合、新たな帯域の確保
は行わない。続いて、ノードA101は、このセッショ
ン用のチャンネルと帯域の情報を報告するメッセージ4
03をブロードキャスト送信する。このメッセージ40
3内の値は、メッセージタイプ201=「報告」、チャ
ンネル番号202=C1、宛先アドレス203=A1、
プロトコルタイプ204=UDP、宛先ポート番号20
5=P1、帯域206=現在までに自分が確保した帯域
の総量(すなわち、帯域B1,B2のうち最大の値)、
帯域確保方式207=「共有」とする。
【0027】このメッセージ403を受信したノードB
102は、これ以降、通知されたチャンネル=C1でア
イソクロナスストリームを用いてデータの送信404を
開始する。また同時にチャンネル=C1の受信も開始す
る。これにより、ノードB102は、チャンネル=C1
を使用して自分が送信したい帯域=B2の量のデータを
送信することが可能になる。
【0028】なお、以上の動作の前提として、ノードA
101とノードB102が同時にデータを送信すること
は無いため、チャンネル=C1に割り当てられた帯域を
超過してノードA101とノードB102が送信するこ
とはない。
【0029】ここで、IEEE1394で規定されたサ
ブアクション・ギャップ(Subaction Gap )のサイズを
SG、アービトレーション・リセット・ギャップ(Arbi
tration Reset Gap )のサイズをARG、アシンクロナ
スストリーム(AsynchronousStream )で送信できるフ
レームの最大サイズをM、バスに接続されたノードの数
をNとした場合、IEEE1394で規定されるフェア
ネス・インターバル(Fairness Interval )の最大値は
(SG+M)×N+ARGとなる。
【0030】ノードA101、ノードB102は、IR
MであるノードD104からIRMに残っている帯域の
量=Bを読み出す手段を備え、帯域Bが(SG+M)×
N+ARG以下である場合、各ノードは送信を行う際に
上記のようにアイソクロナスストリームを用いて送信す
る代わりに、アシンクロナスストリームを用いて送信す
る。IEEE1394で規定されるサイクルタイム(Cy
cle Time)において各ノードは、1つのアイソクロナス
ストリームのデータだけを送信できる。一方、IEEE
1394で規定されるフェアネス・インターバルにおい
て各ノードは、1つのアシンクロナスストリームのデー
タだけを送信できる。
【0031】したがって、フェアネス・インターバルの
最大値=(SG+M)×N+ARGが1つのサイクルタ
イムに残っている帯域=Bよりも大きければ、アシンク
ロナスストリームを使うことにより、1つのサイクルタ
イムで複数のデータを送信することが可能となり、より
多くのデータを送信することができる。
【0032】図5は、本実施の形態において2番目以降
に受信のみを行うノードC103が受信を開始する場合
の手順、すなわちノードC103にチャンネルを通知す
る手順を示すシーケンス図である。ノードC103は、
このセッション用にチャンネルと帯域が確保されている
かどうか問い合わせるメッセージ501をブロードキャ
スト送信する。メッセージ501内の値は、メッセージ
タイプ201=「問い合わせ」、宛先アドレス203=
A1、プロトコルタイプ204=UDP、宛先ポート番
号205=P1、帯域206=0とする。
【0033】このメッセージ501を受信した受信した
ノードA101は、メッセージ501内のセッションの
情報、すなわち宛先アドレス203とプロトコルタイプ
204、宛先ポート番号205を調べ、これらの情報が
自分が管理しているセッションのものであることを知
る。
【0034】そして、ノードA101は、要求されてい
る帯域206が0であるため、新たな帯域の確保等は行
わず、このセッション用のチャンネルと帯域の情報を報
告するメッセージ502をブロードキャスト送信する。
メッセージ502内の値は、メッセージタイプ201=
「報告」、チャンネル番号202=C1、宛先アドレス
203=A1、プロトコルタイプ204=UDP、宛先
ポート番号205=P1、帯域206=現在までに自分
が確保した帯域の総量(すなわち帯域B1,B2のうち
最大の値)、帯域確保方式207=「共有」とする。こ
のメッセージ502を受信したノードC103は、これ
以降、通知されたチャンネル番号202=C1でデータ
の受信を開始する。
【0035】図6は、本実施の形態においてノードB1
02が先にセッションを終了し、ノードA101のみが
送信を続けている場合において、ノードA101がセッ
ションから脱退し、通信を終了する場合の手順、すなわ
ち最後に残った管理ノードがチャンネルと帯域を解放す
る手順を示すシーケンス図である。
【0036】ノードB102は、セッションの終了の指
示601を受けると、セッションの管理を行っていない
ので特に何もせずに、このチャンネルへの送信と受信を
停止する。ノードA101は、セッションの終了の指示
602を受けると、このセッション用のチャンネルと帯
域の管理を委譲するメッセージ603をブロードキャス
ト送信する。このときメッセージ内の値は、メッセージ
タイプ201=「委譲」、チャンネル番号202=C
1、宛先アドレス203=A1、プロトコルタイプ20
4=UDP、宛先ポート番号205=P1、帯域206
=現在までに自分が確保した帯域の総量(すなわち帯域
B1,B2のうち最大の値)、帯域確保方式207=
「共有」とする。
【0037】ノードB102は、このメッセージ603
を受信するが、もはやこのセッションに参加していない
ので何も送信しない。また、ノードC103も同様にこ
のメッセージ603を受信するが、送信は行っていない
ので何もしない。
【0038】ノードA101は、メッセージ603に対
する応答が無く、このセッション用のチャンネルと帯域
の管理を引き継ぐほかのノードが存在しないことを確認
すると、このセッション用に確保したチャンネルと帯域
をIRMであるノードD104へ返却する処理604を
行い、これ以降、このチャンネルへの送信と受信を停止
する。
【0039】図7は、本実施の形態においてノードA1
01とノードB102が送信を続けている場合におい
て、ノードA101がセッションから脱退し、通信を終
了する場合の手順、すなわち管理ノードが他の送信ノー
ドにチャンネルと帯域の管理を委譲する手順を示すシー
ケンス図である。
【0040】ノードA101は、セッションの終了の指
示602を受けると、このセッション用のチャンネルと
帯域の管理を委譲するメッセージ603をブロードキャ
スト送信する。メッセージ603内の値は、メッセージ
タイプ201=「委譲」、チャンネル番号202=C
1、宛先アドレス203=A1、プロトコルタイプ20
4=UDP、宛先ポート番号205=P1、帯域206
=現在までに自分が確保した帯域の総量(すなわち、帯
域B1,B2のうち最大の値)、帯域確保方式207=
「共有」とする。
【0041】このメッセージ603を受信したノードB
102は、メッセージ603内のセッションの情報、す
なわち宛先アドレス203とプロトコルタイプ204、
宛先ポート番号205を調べ、これらの情報が自分が参
加しているセッションのものであることを知る。
【0042】そして、ノードB102は、このセッショ
ン用のチャンネルと帯域の管理を引き継ぐメッセージ7
01をブロードキャスト送信する。メッセージ701内
の値は、メッセージタイプ201=「報告」、チャンネ
ル番号202=C1、宛先アドレス203=A1、プロ
トコルタイプ204=UDP、宛先ポート番号205=
P1、帯域206=委譲メッセージ603で通知された
値(すなわち、帯域B1,B2のうち最大の値)、帯域
確保方式207=共有とする。なお、このときノードC
103もノードB102と同様にノードA101からの
メッセージ603を受信するが、送信は行っていないの
で何もしない。
【0043】ノードB102からのメッセージ701を
受信したノードA101は、このセッション用のチャン
ネルと帯域の管理をノードB102に委譲したことを確
認し、これ以降、このチャンネルへの送信と受信を停止
する。ノードB102は、他のノードからこのセッショ
ン用のチャンネルと帯域の管理を引き継ぐメッセージを
受信し、かつ送信元のノードの識別番号が自分の識別番
号より大きい場合、管理の引き継ぎを放棄する。また、
ノードB102は、他のノードからこのセッション用の
チャンネルと帯域の管理を引き継ぐメッセージを受信し
ない場合、及び他のノードからこのセッション用のチャ
ンネルと帯域の管理を引き継ぐメッセージを受信した
が、送信元のノードの識別番号が自分の識別番号より小
さい場合は、新たな管理ノードとなり、このセッション
用のチャンネルと帯域を管理することになる。ノードB
102がセッションを終了する場合は、ノードA101
の場合と同様にセッションの管理の委譲またはチャンネ
ル及び帯域の解放処理を行う。
【0044】図8は、本実施の形態において管理ノード
であるノードA101が余剰帯域の解放を行う場合の手
順、すなわち余分に確保した帯域をIRMへ返却する手
順を示すシーケンス図である。この場合、ノードC10
3もデータを送信しており、ノードC103が必要とす
る帯域はB3であるとする。このとき、仮にB1<B
3、B2<B3であるとする。
【0045】これにより、管理ノードであるノードA1
01は、ノードC103が送信を開始するときに、上記
の手順に基づいて合計して差分の帯域を確保し、帯域の
総量としてB3の量の帯域を確保しているものとする。
この状態でノードC103がセッションの終了の指示8
01を受け、上記の手順に基づきセッションを終了した
と想定する。
【0046】ノードA101は、このセッションに対し
て自分が通信に必要とする帯域の値を通知するメッセー
ジ802を定期的にブロードキャスト送信する。このメ
ッセージ802内の値は、メッセージタイプ201=
「報告」、チャンネル番号202=C1、宛先アドレス
203=A1、プロトコルタイプ204=UDP、宛先
ポート番号205=P1、帯域206=B1、帯域確保
方式207=「共有」とする。
【0047】このメッセージ802を受信した全ての送
信ノード、ここではノードB102は、報告された帯域
206が自分が通信に必要とする帯域より小さい場合、
すなわちB1<B2である場合は、自分が必要とする帯
域を通知するメッセージ803をブロードキャスト送信
する。メッセージ803内の値はメッセージタイプ20
1=「問い合わせ」、チャンネル番号=C1、宛先アド
レス203=A1、プロトコルタイプ204=UDP、
宛先ポート番号205=P1、帯域206=B2、帯域
確保方式207=「共有」とする。また、ノードB10
2は、B1>B2である場合は何も送信しない。
【0048】このメッセージ803を受信したノードA
101は、B1<B2であれば、余剰の帯域がB3−B
2であるので、この分をIRMであるノードD104へ
返却する処理804を行う。また、B1>B2であれば
ノードB102は何も送信してこないため、ノードA1
01は、余剰の帯域B3−B1をIRMであるノードD
104へ返却する処理804を行う。こうして、管理ノ
ードはより大きい帯域を使用しているノードがセッショ
ンを終了するのに応じて、余分に確保した帯域を解放
し、効率的に1394バスを使用することができる。
【0049】[実施の形態の2]次に、本発明の第2の
実施の形態を図を参照しながら説明する。ネットワーク
の構成とメッセージのフォーマットは、それぞれ図1、
図2を用いて説明した実施の形態の1と同様である。よ
って、本実施の形態においても、図1、図2の符号を用
いて説明する。
【0050】また、本実施の形態では、ノードA101
はこのセッションでデータを送信する際にB1の量の帯
域を使用し、ノードB102はこのセッションでデータ
を送信する際にB2の量の帯域を使用し、ノードA10
1とノードB102は同時にデータを送信することがあ
る場合を想定する。
【0051】図9は、本実施の形態において最初に送受
信を行うノードA101が送信を開始する場合の手順、
すなわちチャンネルと自分用の帯域を確保する手順を示
すシーケンス図である。ノードA101は、まずこのセ
ッション用にチャンネルが確保されているかどうか問い
合わせるメッセージ901をブロードキャスト送信す
る。このメッセージ901内の値は、メッセージタイプ
201=「問い合わせ」、宛先アドレス203=A1、
プロトコルタイプ204=UDP、宛先ポート番号20
5=P1、帯域確保方式207=「占有」とする。
【0052】これに対して、何も応答がない場合、ノー
ドA101は、IRMであるノードD104からチャン
ネル=C1と自分が使用する帯域=B1を確保する処理
902を行う。これ以降、ノードA101は、このセッ
ション用のチャンネルの情報を報告するメッセージ90
3を定期的にブロードキャスト送信する。メッセージ9
03内の値は、メッセージタイプ201=「報告」、チ
ャンネル番号202=C1、宛先アドレス203=A
1、プロトコルタイプ204=UDP、宛先ポート番号
205=P1、帯域確保方式207=「占有」とする。
【0053】そして、ノードA101は、確保したチャ
ンネル=C1でアイソクロナスストリームを用いてデー
タの送信304を開始する。また同時にチャンネルC1
の受信も開始する。これにより、ノードA101は、チ
ャンネルC1を使用して自分が送信したい帯域=B1の
量のデータを送信することが可能になる。
【0054】図10は、本実施の形態において2番目以
降に送受信を行うノードB102が送信を開始する場合
の手順、すなわち自分用の帯域を確保する手順を示すシ
ーケンス図である。ノードB102は、まずこのセッシ
ョン用にチャンネルが確保されているかどうか問い合わ
せるメッセージ1001をブロードキャスト送信する。
このとき、メッセージ1001内の値は、メッセージタ
イプ201=「問い合わせ」、宛先アドレス203=A
1、プロトコルタイプ204=UDP、宛先ポート番号
205=P1、帯域確保方式207=「占有」とする。
【0055】このメッセージ1001を受信したノード
A101は、メッセージ1001内のセッションの情
報、すなわち宛先アドレス203とプロトコルタイプ2
04、宛先ポート番号205を調べ、これらの情報が自
分が管理しているセッションのものであることを知る。
【0056】続いて、ノードA101は、このセッショ
ン用のチャンネルの情報を報告するメッセージ903を
ブロードキャスト送信する。メッセージ903内の値
は、チャンネル番号202=C1、宛先アドレス203
=A1、プロトコルタイプ204=UDP、宛先ポート
番号205=P1、帯域確保方式207=「占有」とす
る。
【0057】このメッセージ903を受信したノードB
102は、帯域の確保方式207が「占有」であるの
で、IRMであるノードD104から帯域B2を確保す
る処理1002を行う。これ以降、ノードB102は、
通知されたチャンネル=C1でアイソクロナスストリー
ムを用いてデータの送信404を開始する。また同時に
チャンネル=C1の受信も開始する。
【0058】これにより、ノードB102は、自分が送
信したい帯域=B2の量のデータを送信することが可能
になる。なお、ノードA101とノードB102は同時
にデータを送信することがあるが、ノードA101とノ
ードB102は各々自分が必要な帯域B1とB2を確保
しているため、チャンネル=C1に割り当てられた帯域
を超過してノードA101とノードB102が送信する
ことはない。
【0059】本実施の形態において受信のみを行うノー
ドC103が受信を開始する場合の手順は実施の形態の
1の場合と同じであるため省略する。図11は、本実施
の形態においてノードB102が先にセッションを終了
し、ノードA101のみが送信を続けている場合におい
て、ノードA101がセッションから脱退し、通信を終
了する場合の手順、すなわち最後に残った管理ノードが
チャンネルと自分用の帯域を解放する手順を示すシーケ
ンス図である。
【0060】ノードB102は、セッションの終了の指
示601を受けると、このセッション用のチャンネルの
管理を行っていないので、自分が獲得した帯域=B2を
IRMであるノードD104へ返却する処理1101を
行った後、このチャンネルへの送信と受信を停止する。
【0061】ノードA101は、セッションの終了の指
示602を受けると、このセッション用のチャンネルの
管理を委譲するメッセージ1102をブロードキャスト
送信する。このメッセージ1102内の値は、メッセー
ジタイプ201=「委譲」、チャンネル番号202=C
1、宛先アドレス203=A1、プロトコルタイプ20
4=UDP、宛先ポート番号205=P1、帯域確保方
式207=「占有」とする。
【0062】ノードB102は、このメッセージ110
2を受信するが、もはやこのセッションに参加していな
いので何も送信しない。また、ノードC103も同様に
このメッセージ1102を受信するが、送信は行ってい
ないので何もしない。
【0063】ノードA101は、メッセージ1102に
対する応答が無く、このセッション用のチャンネルの管
理を引き継ぐほかのノードが存在しないことを確認する
と、このセッション用に確保したチャンネルと自分用の
帯域をIRMであるノードD104へ返却する処理11
03を行い、以降、このチャンネルへの送信と受信を停
止する。
【0064】図12は、本実施の形態においてノードA
101とノードB102が送信を続けている場合におい
て、ノードA101がセッションから脱退し、通信を終
了する場合の手順、すなわち管理ノードが他の送信ノー
ドにチャンネルの管理を委譲し、自分用の帯域を解放す
る手順を示すシーケンス図である。
【0065】ノードA101は、セッションの終了の指
示602を受けると、このセッション用のチャンネルの
管理を委譲するメッセージ1102をブロードキャスト
送信する。このメッセージ1102内の値は、メッセー
ジタイプ201=「委譲」、チャンネル番号=C1、宛
先アドレス=A1、プロトコルタイプ204=UDP、
宛先ポート番号205=P1、帯域確保方式207=
「占有」とする。
【0066】このメッセージ1102を受信したノード
B102は、メッセージ1102内のセッションの情
報、すなわち宛先アドレス203とプロトコルタイプ2
04、宛先ポート番号205を調べ、これらの情報が自
分が参加しているセッションのものであることを知る。
【0067】ノードB102は、メッセージ1102を
受信すると、このセッション用のチャンネルの管理を引
き継ぐメッセージ1201を送信する。このメッセージ
1201内の値は、メッセージタイプ201=「報
告」、チャンネル番号=C1、宛先アドレス203=A
1、プロトコルタイプ204=UDP、宛先ポート番号
205=P1、帯域確保方式207=「占有」とする。
なお、このときノードC103もノードB102と同様
にノードA101からのメッセージ1102を受信する
が、送信は行っていないので何もしない。
【0068】メッセージ1201を受信したノードA1
01は、このセッション用のチャンネルの管理をノード
B102に委譲したことを確認し、自分が獲得した帯域
=B1をIRMであるノードD104へ返却する処理1
202を行い、以降、このチャンネルへの送信と受信を
停止する。ノードB102は、他のノードからこのセッ
ション用のチャンネルの管理を引き継ぐメッセージを受
信し、かつ送信元のノードの識別番号が自分の識別番号
より大きい場合、管理の引き継ぎを放棄する。また、ノ
ードB102は、他のノードからこのセッション用のチ
ャンネルの管理を引き継ぐメッセージを受信しない場
合、及び他のノードからこのセッション用のチャンネル
の管理を引き継ぐメッセージを受信したが、送信元のノ
ードの識別番号が自分の識別番号より小さい場合は、新
たな管理ノードとなり、このセッション用のチャンネル
を管理することになる。ノードB102がセッションを
終了する場合は、ノードA101の場合と同様にセッシ
ョンの管理の委譲を行うか、委譲する相手がいなければ
チャンネル及び帯域の解放処理を行う。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、IEEE1394バス
により接続されたノードからなる通信ネットワークにお
いて複数のノードがセッションに参加して互いに通信を
行う場合に、特定のノードがセッション用のチャンネル
と帯域の管理を行う管理ノードとなって、各送信ノード
が必要とする帯域のうち最大の帯域をアイソクロナスリ
ソースマネージャからセッション用に確保することによ
り、必要な帯域を確保することができ、ネットワークが
輻輳した場合にもリアルタイムに通信を行うことが可能
となる。また、2つ以上のノードが同時にデータを送信
することがない場合に、各ノードが必要とする帯域のう
ち最大の帯域のみを確保し、これを各ノードで共有しつ
つ回線を効率的に利用して通信を行うことが可能であ
る。
【0070】また、多くの帯域を必要とするノードがセ
ッションを終了した場合は、余分に確保していた帯域を
アイソクロナスリソースマネージャへ返却することによ
り、ネットワークの帯域を効率的に使うことが可能とな
る。
【0071】また、アイソクロナスリソースマネージャ
に残っている帯域Bが(SG+M)×N+ARG以下で
ある場合に、各ノードがアシンクロナスストリームを用
いて送信することにより、1つのサイクルタイムで複数
のデータを送信することが可能となり、より多くのデー
タを送信することができる。
【0072】また、特定のノードがセッション用のチャ
ンネルの管理を行う管理ノードとなって、アイソクロナ
スリソースマネージャからセッション用のチャンネルを
確保して管理し、各送信ノードが自身の通信に必要な帯
域をアイソクロナスリソースマネージャから確保するこ
とにより、必要な帯域を確保することができ、ネットワ
ークが輻輳した場合にもリアルタイムに通信を行うこと
が可能となる。また、全送信ノードが一斉に送信を行う
ような場合に、各ノードが必要とする帯域の総量を確保
することができ、全送信ノードが一斉に送信した場合も
通信品質を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における通信ネッ
トワークの構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態において使用され
るメッセージのフォーマットを示す図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態において最初に送
信を開始するノードがチャンネルと帯域を確保する手順
を示すシーケンス図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態において2番目以
降に送信を開始するノード用の差分の帯域を確保する手
順を示すシーケンス図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態において受信を開
始するノードにチャンネルを通知する手順を示すシーケ
ンス図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態において最後に残
った管理ノードがチャンネルと帯域を解放する手順を示
すシーケンス図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態において管理ノー
ドが他の送信ノードにチャンネルと帯域の管理を委譲す
る手順を示すシーケンス図である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態において余分に確
保した帯域をアイソクロナスリソースマネージャへ返却
する手順を示すシーケンス図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態において最初に送
信を開始するノードがチャンネルと自分用の帯域を確保
する手順を示すシーケンス図である。
【図10】 本発明の第2の実施の形態において2番目
以降に送信を開始するノードが自分用の帯域を確保する
手順を示すシーケンス図である。
【図11】 本発明の第2の実施の形態において最後に
残った管理ノードがチャンネルと自分用の帯域を解放す
る手順を示すシーケンス図である。
【図12】 本発明の第2の実施の形態において管理ノ
ードが他の送信ノードにチャンネルの管理を委譲し、自
分用の帯域を解放する手順を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
101、102、103、104…ノード、201…メ
ッセージタイプ、202…チャンネル番号、203…宛
先アドレス、204…プロトコルタイプ、205…宛先
ポート番号、206…帯域、207…帯域確保方式、3
01…チャンネルと帯域を問い合わせるメッセージ、3
02…チャンネルと帯域を確保する処理、303…チャ
ンネルと帯域を報告するメッセージ、304…データの
送信。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IEEE1394に準じたバスとIEE
    E1394の機能を備えた複数のノードから構成され、
    全ノードのうち少なくとも1つのノードがIEEE13
    94で規定されるアイソクロナスリソースマネージャの
    機能を有する通信ネットワークにおいて、複数のノード
    があるセッションに参加してノード間で通信を行い、か
    つ2つ以上のノードが同時にデータを送信することがな
    い場合において、 特定のノードが前記セッション用のチャンネルと帯域の
    管理を行う管理ノードとなって、各送信ノードが必要と
    する帯域のうち最大の帯域をアイソクロナスリソースマ
    ネージャからセッション用に確保することにより、複数
    のノード間で帯域を保証した通信を行い、かつ送信を行
    う全ノードで帯域を共有して通信を行うことを特徴とす
    る通信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信方法において、 最初に送信を開始する第1のノードは、前記セッション
    を指定する情報と通信に必要な帯域を指定する情報とを
    含む、前記セッション用に確保されたチャンネルと帯域
    があるかどうかを問い合わせるメッセージをブロードキ
    ャスト送信し、これに対する応答が無いことを確認した
    後、アイソクロナスリソースマネージャからチャンネル
    の番号と通信に必要な帯域を確保して、前記セッション
    用のチャンネルと帯域の管理を行う管理ノードとなり、
    前記チャンネル番号で示されるアイソクロナスストリー
    ムを用いてデータを送信し、 2番目以降に送信を開始する第2のノードは、前記セッ
    ションを指定する情報と通信に必要な帯域を指定する情
    報とを含む、前記問い合わせメッセージをブロードキャ
    スト送信し、 前記管理ノードは、第2のノードからのメッセージを受
    信すると、このメッセージで指定された帯域が先に確保
    した帯域より多い場合、アイソクロナスリソースマネー
    ジャから差分の帯域を確保し、前記セッションを指定す
    る情報とチャンネル番号とアイソクロナスリソースマネ
    ージャから確保した全ての帯域の量とを含むメッセージ
    をブロードキャスト送信し、 前記第2のノードは、この管理ノードからのメッセージ
    を受信すると、前記チャンネル番号で示されるアイソク
    ロナスストリームを用いてデータを送信することを特徴
    とする通信方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の通信方法において、 受信のみを行うノードは、受信を開始する場合、前記セ
    ッションを指定する情報を含む、前記セッション用に確
    保されたチャンネルと帯域があるかをどうか問い合わせ
    るメッセージをブロードキャスト送信し、 前記管理ノードは、受信のみを行うノードからのメッセ
    ージを受信すると、前記セッションを指定する情報とチ
    ャンネル番号とアイソクロナスリソースマネージャから
    確保した全ての帯域の量とを含むメッセージをブロード
    キャスト送信し、 前記受信のみを行うノードは、この管理ノードからのメ
    ッセージを受信すると前記チャンネル番号で示されるチ
    ャンネルの受信を開始することを特徴とする通信方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の通信方法において、 前記管理ノード以外のノードが前記セッションを終了す
    る場合は、そのまま通信を終了し、 前記管理ノードが前記セッションを終了する場合は、前
    記セッションを指定する情報とチャンネル番号とアイソ
    クロナスリソースマネージャから確保した全ての帯域の
    量とを含む、前記セッション用のチャンネルと帯域の管
    理を委譲するメッセージをブロードキャスト送信し、 セッションを終了することなく送信を行っているノード
    は、前記委譲メッセージを受信すると、前記セッション
    を指定する情報とチャンネル番号と委譲メッセージで指
    定された帯域の量を指定する情報とを含む、前記セッシ
    ョン用のチャンネルと帯域の管理を引き継ぐメッセージ
    をブロードキャスト送信し、 前記管理ノードは、前記セッション用のチャンネルと帯
    域の管理を引き継ぐノードが存在しない場合は、前記チ
    ャンネル番号と確保した全ての帯域をアイソクロナスリ
    ソースマネージャへ返却して通信を終了し、管理を引き
    継ぐノードが存在する場合は、そのまま通信を終了し、 複数の送信ノードが前記引き継ぎメッセージを送信した
    場合、識別番号の最も大きいノードが前記セッション用
    のチャンネルと帯域の管理を引き継いで、新たな管理ノ
    ードとなることを特徴とする通信方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の通信方法において、 前記管理ノードは、前記セッションを指定する情報とチ
    ャンネル番号と自身の通信に必要な帯域の量とを含むメ
    ッセージを定期的にブロードキャスト送信し、 前記管理ノード以外の送信を行うノードは、管理ノード
    からのメッセージで通知された帯域が自身が通信のため
    に必要とする帯域よりも小さい場合、前記セッションを
    指定する情報と自身の通信に必要な帯域の量を指定する
    情報とを含むメッセージをブロードキャスト送信し、 前記管理ノードは、このメッセージを1つ以上のノード
    から受信すると、メッセージで指定された帯域のうち最
    大のものを選択し、この帯域の量が自身がアイソクロナ
    スリソースマネージャから確保した帯域の総量よりも少
    ない場合、差分の帯域をアイソクロナスリソースマネー
    ジャへ返却し、 全ノードのうち最大の帯域を使用する送信ノードが通信
    を終了した場合は、余分に確保していた帯域を解放して
    効率的に帯域を利用することを特徴とする通信方法。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の通信方法において、 IEEE1394で規定されたサブアクション・ギャッ
    プのサイズをSG、アービトレーション・リセット・ギ
    ャップのサイズをARG、アシンクロナスストリームで
    送信できるフレームの最大サイズをM、バスに接続され
    たノードの数をNとし、アイソクロナスリソースマネー
    ジャに残っている帯域の量をBとして、帯域Bが(SG
    +M)×N+ARG以下である場合、各ノードは、前記
    チャンネル番号で示されるチャンネルでデータの送信を
    行う際にアイソクロナスストリームを用いて送信する代
    わりに、アシンクロナスストリームを用いて送信するこ
    とにより、IEEE1394で規定されるサイクルタイ
    ムにおいて複数回データを転送することを特徴とする通
    信方法。
  7. 【請求項7】 IEEE1394に準じたバスとIEE
    E1394の機能を備えた複数のノードから構成され、
    全ノードのうち少なくとも1つのノードがIEEE13
    94で規定されるアイソクロナスリソースマネージャの
    機能を有する通信ネットワークにおいて、複数のノード
    があるセッションに参加してノード間で通信を行い、か
    つ前記セッションで送信を行う複数のノードが全て同時
    にデータを送信する場合において、 特定のノードが前記セッション用のチャンネルの管理を
    行う管理ノードとなって、アイソクロナスリソースマネ
    ージャからセッション用のチャンネルを確保して管理
    し、各送信ノードが自身の通信に必要な帯域をアイソク
    ロナスリソースマネージャから確保することにより、複
    数のノード間で帯域を保証した通信を行い、かつ送信を
    行う各ノードに各々専用の帯域が割り当てられることを
    特徴とする通信方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の通信方法において、 最初に送信を開始する第1のノードは、前記セッション
    を指定する情報を含む、前記セッション用に確保された
    チャンネルがあるかどうかを問い合わせるメッセージを
    ブロードキャスト送信し、これに対する応答が無いこと
    を確認した後、アイソクロナスリソースマネージャから
    チャンネルの番号を確保して、前記セッション用のチャ
    ンネルの管理を行う管理ノードとなり、アイソクロナス
    リソースマネージャから自身の通信に必要な帯域を確保
    して、前記チャンネル番号で示されるアイソクロナスス
    トリームを用いてデータを送信し、 2番目以降に送信を開始する第2のノードは、前記セッ
    ションを指定する情報を含む、前記問い合わせメッセー
    ジをブロードキャスト送信し、 前記管理ノードは、第2のノードからのメッセージを受
    信すると、前記セッションを指定する情報とチャンネル
    番号とを含むメッセージをブロードキャスト送信し、 前記第2のノードは、この管理ノードからのメッセージ
    を受信すると、前記アイソクロナスリソースマネージャ
    から自身の通信に必要な帯域を確保して、前記チャンネ
    ル番号で示されるアイソクロナスストリームを用いてデ
    ータを送信することを特徴とする通信方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の通信方法において、 受信のみを行うノードは、受信を開始する場合、前記セ
    ッションを指定する情報を含む、前記セッション用に確
    保されたチャンネルがあるかどうかを問い合わせるメッ
    セージをブロードキャスト送信し、 前記管理ノードは、受信のみを行うノードからのメッセ
    ージを受信すると、前記セッションを指定する情報とチ
    ャンネル番号とを含むメッセージをブロードキャスト送
    信し、 前記受信のみを行うノードは、この管理ノードからのメ
    ッセージを受信すると前記チャンネル番号で示されるチ
    ャンネルの受信を開始することを特徴とする通信方法。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の通信方法において、 前記管理ノード以外のノードが前記セッションを終了す
    る場合、送信を行っているノードは、自身が確保した帯
    域を前記アイソクロナスリソースマネージャへ返却して
    通信を終了し、受信のみを行うノードは、そのまま通信
    を終了し、 前記管理ノードが前記セッションを終了する場合は、前
    記セッションを指定する情報とチャンネル番号とを含
    む、前記セッション用のチャンネルの管理を委譲するメ
    ッセージをブロードキャスト送信し、 セッションを終了することなく送信を行っているノード
    は、前記委譲メッセージを受信すると、前記セッション
    を指定する情報とチャンネル番号とを含む、前記セッシ
    ョン用のチャンネルの管理を引き継ぐメッセージをブロ
    ードキャスト送信し、 前記管理ノードは、前記セッション用のチャンネルの管
    理を引き継ぐノードが存在しない場合は、前記チャンネ
    ル番号をアイソクロナスリソースマネージャへ返却する
    と共に、確保した帯域を返却して通信を終了し、管理を
    引き継ぐノードが存在する場合は、確保した帯域をアイ
    ソクロナスリソースマネージャへ返却して通信を終了
    し、 複数の送信ノードが前記引き継ぎメッセージを送信した
    場合、識別番号の最も大きいノードが前記セッション用
    のチャンネルの管理を引き継いで、新たな管理ノードと
    なることを特徴とする通信方法。
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