JP2000261350A - 無線データ送受信装置 - Google Patents

無線データ送受信装置

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JP2000261350A
JP2000261350A JP11060562A JP6056299A JP2000261350A JP 2000261350 A JP2000261350 A JP 2000261350A JP 11060562 A JP11060562 A JP 11060562A JP 6056299 A JP6056299 A JP 6056299A JP 2000261350 A JP2000261350 A JP 2000261350A
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audible sound
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JP11060562A
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Nobuteru Okada
伸輝 岡田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の無線受信装置が1以上の無線送信装置
から同時に受信した場合でも誤動作せず、特定の無線受
信装置のみに制御データを受信させ、しかも、送信時の
操作性を向上し、かつ送信状況を感覚的に把握するこ
と。 【解決手段】 無線送信装置11a,11bの音指定部
1a,1bは無線受信装置21a,21bの音指定部8
a,8bで指定してある音階を指定し、又は指定してお
き、装置11a,11bは、データ入力部2a,2bか
ら送信すべきデータが入力されると指定された音階の可
聴音信号を、このデータによって変調し送信する。装置
21a,21bは送信された可聴音信号を受信し、フィ
ルタ処理部5a,5bによって指定された音階のみをフ
ィルタリングしてデータ解析部6a,6bに送出し、作
動部7a,7bは、データ解析部6a,6bの解析結果
に従ってそれぞれ被制御装置31a,31bを作動させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1以上の無線送
信装置からの無線データ送信信号を、複数の被制御装置
にそれぞれ対応する複数の無線受信装置のうちの所望の
無線受信装置に送信することができる無線データ送受信
装置に関し、特に複数の無線受信装置が近接配置される
場合であっても、特定の無線送信装置からの無線データ
送信信号を確実に所望の無線受信装置に受信させること
ができる無線データ送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、一つのリモートコントローラ
としての無線送信装置から送信される無線データ送信信
号を受信し、この無線データ送信信号によってリモート
コントロールされる複数のテレビが近接して配置されて
いる場合、各テレビに接続された複数の無線受信装置
は、それぞれに一つの無線送信装置からの無線データ送
信信号を受信し、この受信したデータに応じてテレビを
作動させようとする。
【0003】ここで、各テレビが近接して配置されてい
る場合には、無線送信装置を用いて特定のテレビを作動
させようとしても、特定のテレビ以外も作動してしまう
ことになり、操作者が所望する作動を制御することがで
きないとともに、特定のテレビ以外の作動によっては誤
動作を引き起こす場合もある。
【0004】そこで、たとえば特開平7−250387
号公報に記載された無線データ送・受信装置では、無線
送信装置側からの送信データに暗号コードを付加して無
線受信装置側に送信し、暗号コードが付加されたデータ
を受信した無線受信装置側では、予め無線受信装置側に
設定された暗号コードと一致する暗号コードを含むデー
タのみを受信し、この受信したデータの内容に応じて、
この無線受信装置に対応するテレビ等の被制御装置を作
動させるようにしている。これにより、無線受信装置を
有するテレビ等の被制御装置が近接して配置された場合
であっても、暗号コードが一致する特定の無線受信装置
を介して特定の被制御装置を作動させることができる。
【0005】なお、特開平8−279778号公報に
は、操縦送信用アンテナとこれに近接する画像情報受信
用アンテナとからなるアンテナ組を、建設車両が走行す
る道程に隔てて複数組設定し、複数の画像情報受信用ア
ンテナからの各受信電波の電界強度を比較し、最も強い
受信電波のアンテナからの画像情報を選択受信するもの
が記載されている。
【0006】また、特開平4−31911号公報には、
少なくとも二台の無人搬送車のそれぞれが切替手段によ
って送信と受信とをランダムに切り替えられ、一方の無
人搬送車が受信状態にあるときで他方の無人搬送車から
の送信信号を受信した場合に、この一方の無人搬送車は
送信と駆動装置の停止とを行い、他方の無人搬送車が通
過して、この他方の無人搬送車からの送信信号を受信せ
ず、かつ一定期間経過した場合に、この一方の無人搬送
車は通常状態に復帰して走行するようにして、簡易な装
置で無人搬送車同士が近接した場合に衝突を未然に防止
することができるものが記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平7−250387号公報に記載された無線デー
タ送・受信装置では、送信データに暗号コードを付加し
て無線受信装置間を特定するようにしているため、以下
のような問題点があった。すなわち、 (1)一つの無線受信装置が同時に複数の無線送信装置
からの送信データを受信した場合、送信周波数が同じで
あるため、微妙なタイミングの差で送信されたデータを
取りこぼすおそれがあり、確実な制御を行うことができ
ないという問題点があった。
【0008】(2)近年多様されている赤外線を伝送媒
体として用いた場合、無線送信装置と無線受信装置との
間に障害物が存在すると、波長が小さいため、光、ある
いは電波は、回折せずに直進し、通信が不通になり、制
御が不可能となる場合があり、この場合、操作者は、無
線送信装置と無線受信装置との間が見通しのよいところ
に小移動して、テレビ等の被制御装置を制御しなければ
ならず、操作性が悪いという問題点があった。
【0009】(3)従来の無線データ送信信号は、比較
的周波数の高い電波あるいは赤外線が用いられていたた
め、その指向性によって比較的、対象の無線受信装置を
特定しやすい状況を呈していたが、複数の無線受信装置
が近接して配置される場合や、電波が乱反射するような
状況では、対象の無線受信装置を特定することができ
ず、無線送信装置を用いて現在どの無線受信装置に対し
てデータが送信されているのかを感覚的に常に把握する
ことが困難であるという問題点があった。
【0010】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
複数の無線受信装置が1以上の無線送信装置から同時に
受信した場合でも誤動作せず、特定の無線受信装置のみ
に制御データを受信させ、しかも、送信時の操作性を向
上し、かつ送信状況を感覚的に把握することができる無
線データ送受信装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる無線データ送受信装置は、1以上
の無線送信装置からの無線データ送信信号を、複数の被
制御装置にそれぞれ接続された複数の無線受信装置のう
ちの所望の無線受信装置に特定して送信することができ
る無線データ送受信装置において、前記1以上の無線送
信装置は、前記複数の無線受信装置のうちの特定すべき
所望の無線通信装置に対応した可聴音の種別を指定する
送信側音指定手段と、前記可聴音の種別に対応した可聴
音を発振する可聴音発振手段と、前記複数の無線受信装
置のうちの所望の無線通信装置に送信すべきデータを入
力するデータ入力手段と、前記送信側音指定手段によっ
て指定された可聴音信号を前記データ入力手段から入力
されたデータで変調して送信する送信手段と、を具備
し、前記複数の無線受信装置は、前記送信手段から送信
された可聴音信号を受信する受信手段と、当該無線受信
装置が受信する可聴音の種別を指定する受信側音指定手
段と、前記受信手段によって受信された可聴音信号のう
ち、前記受信側音指定手段によって指定された種別の可
聴音信号を通過させるフィルタ処理手段と、前記フィル
タ処理手段によって通過した可聴音信号を解析してデー
タを取得するデータ解析手段と、前記データ解析手段に
よって取得されたデータを当該無線受信装置に対応する
被制御装置に送出して該被制御装置を作動させる作動手
段と、を具備したことを特徴とする。
【0012】この発明によれば、まず1以上の無線送信
装置は、送信側音指定手段によって複数の無線受信装置
のうちの特定すべき所望の無線通信装置に対応した可聴
音の種別を指定し、データ入力手段から送信すべきデー
タを入力すると、送信手段が、可聴音発振手段を用い
て、指定された可聴音信号を、入力されたデータで変調
して複数の無線受信装置側に送信する。複数の無線受信
装置は、受信手段が、1以上の無線送信装置から送信さ
れた可聴音信号を受信し、フィルタ処理手段は、受信側
音指定手段によって予め指定された種別の可聴音信号の
みを通過させ、データ解析手段は、この通過した可聴音
信号を解析してデータを取得し、作動手段は、この取得
されたデータを当該無線受信装置に接続された被制御装
置に送出して該被制御装置を作動させる。従って、1以
上の無線送信装置側における可聴音の種別と複数の無線
受信装置側の可聴音の種別とを一致させておくのみで、
1以上の無線送信装置は、複数の無線受信装置のうちの
所望の無線受信装置を特定することができる。
【0013】つぎの発明にかかる無線データ送受信装置
は、上記の発明において、前記送信側音指定手段および
前記受信側音指定手段によって指定される可聴音信号の
種別は、音階の種別であることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、送信側音指定手段およ
び受信側音指定手段によって指定される可聴音信号の種
別を、音階の種別とし、この音階の種別の一致によっ
て、1以上の無線送信装置は、複数の無線受信装置のう
ちの所望の無線受信装置を特定するようにしている。
【0015】つぎの発明にかかる無線データ送受信装置
は、上記の発明において、前記送信側音指定手段および
前記受信側音指定手段によって指定される可聴音信号の
種別は、複数の音階の組合せ種別であることを特徴とす
る。
【0016】この発明によれば、送信側音指定手段およ
び受信側音指定手段によって指定される可聴音信号の種
別は、複数の音階の組合せ種別とし、この複数の音階の
組合せ種別の一致によって、1以上の無線送信装置は、
複数の無線受信装置のうちの所望の無線受信装置を特定
するようにしている。
【0017】つぎの発明にかかる無線データ送受信装置
は、上記の発明において、前記送信側音指定手段および
前記受信側音指定手段によって指定される可聴音信号の
種別は、音色の種別であることを特徴とする。
【0018】この発明によれば、送信側音指定手段およ
び受信側音指定手段によって指定される可聴音信号の種
別は、音色の種別とし、この音色の種別の一致によっ
て、1以上の無線送信装置は、複数の無線受信装置のう
ちの所望の無線受信装置を特定するようにしている。
【0019】つぎの発明にかかる無線データ送受信装置
は、上記の発明において、前記送信側音指定手段および
前記受信側音指定手段によって指定される可聴音信号の
種別は、音階と音色とを組み合わせた種別であることを
特徴とする。
【0020】この発明によれば、送信側音指定手段およ
び受信側音指定手段によって指定される可聴音信号の種
別は、音階と音色とを組み合わせた種別とし、この音階
と音色とを組み合わせた種別の一致によって、1以上の
無線送信装置は、複数の無線受信装置のうちの所望の無
線受信装置を特定するようにしている。
【0021】つぎの発明にかかる無線データ送受信装置
は、上記の発明において、前記送信側音指定手段および
前記受信側音指定手段による可聴音の種別の指定は、設
定変更可能であることを特徴とする。
【0022】この発明によれば、送信側音指定手段およ
び受信側音指定手段による可聴音の種別の指定は、設定
変更可能であることを特徴とし、この設定変更された可
聴音の種別の一致によって、1以上の無線送信装置は、
複数の無線受信装置のうちの所望の無線受信装置を特定
するようにしている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる無線データ送受信装置の好適な実施の形態
を詳細に説明する。
【0024】実施の形態1.まず、この発明の実施の形
態1について説明する。図1は、この発明の実施の形態
1である無線データ送受信装置の構成を示すブロック図
である。図1に示す無線データ送受信装置は、大きく二
つの無線送信装置11a,11bと二つの無線受信装置
21a,21bとからなり、二つの無線受信装置21
a,21bには、それぞれ対応して、テレビ等の制御対
象である被制御装置31a,31bが接続されている。
【0025】無線送信装置11a,11bは、異なるオ
ペレータに対して設けられたものであり、たとえば、無
線送信装置11aは、第1のオペレータが用い、無線送
信装置11bは、第2のオペレータが用いる。無線送信
装置11a,11bは、被制御装置31a,31bに対
する制御データを入力するデータ入力部2a,2bと、
送信すべき可聴音の音階の種別を指定する音指定部1
a,1bと、音指定部1a,1bによって指定された音
階の可聴音を、データ入力部2a,2bから入力された
制御データによって変調し、この変調データを可聴音信
号として送信する可聴音信号送信部3a,3bとを有す
る。可聴音信号送信部3a,3bは、たとえば、スピー
カ等によって構成され、さらに音指定部1a,1bによ
って指定された種別の音階を発振する音階発振部13
a,13bを有する。
【0026】一方、無線受信装置21a,21bは、た
とえば受信マイク等によって構成される、無線送信装置
11a,11bから送信された可聴音信号を受信する可
聴音信号受信部4a,4bと、無線受信装置21a,2
1bが固有に受信することができる音階の種別を指定す
る音指定部8a,8bと、音指定部8a,8bによって
指定された音階の種別の可聴音信号のみを通過させるフ
ィルタ処理部5a,5bと、フィルタ処理部5a,5b
から出力された制御データを解析するデータ解析部6
a,6bと、データ解析部6a,6bから出力された制
御データをもとにそれぞれ被制御装置31a,31bを
作動させる作動部7a,7bとを有する。
【0027】つぎに、図2および図3のフローチャート
を参照して無線送信装置11a,11bおよび無線受信
装置21a,21bの動作について説明する。図2にお
いて、無線送信装置11a,11bは、音指定部1a,
1bによって送信すべき可聴音の音階を指定する(ステ
ップS1)。この音指定部1a,1bによる可聴音の音
階の指定は、音指定部8a,8bによって指定された音
階を選択することであり、実際には、被制御装置31a
あるいは被制御装置31bを選択指定すると、これに対
応した音階が指定されるようになっている。
【0028】その後、データ入力部2a,2bから制御
データが入力される(ステップS2)と、可聴音信号送
信部3a,3bは、制御データに対応させて音階発振部
13a,13bから指定された音階の可聴音を発振させ
ることによって、たとえば強度変調された可聴音信号が
送信される(ステップS3)。ここで、送信された可聴
音信号は、周波数が低いため、無線送信装置11a,1
1bと無線受信装置21a,21bとの間に障害物があ
ったとしても、無線送信装置11a,11bからの可聴
音信号は、回折波、反射波等によって迂回して無線受信
装置21a,21bに確実に到達する。
【0029】一方、図3において、無線受信装置21
a,21bでは、可聴音信号受信部4a,4bによって
無線送信装置11a,11bから送信された可聴音信号
を受信する(ステップS11)。その後、フィルタ処理
部5a,5bは、音指定部8a,8bによって予め指定
される音階の可聴音のみを通過させるフィルタリングを
行う(ステップS12)。さらにデータ解析部6a,6
bは、フィルタ処理部6a,6bから出力された、無線
受信装置21a,21bに固有の音階の可聴音が示す制
御データを解析し(ステップS13)、その後、作動部
7a,7bは、この解析結果をもとに、それぞれ対応す
る被制御装置31a,31bを作動させる(ステップS
14)。
【0030】ここで、図4を参照して、無線送信装置1
1a,11bから送信される音階の可聴音信号について
具体的に説明する。図4(a)は、無線送信装置11a
の音指定部1aによって指定された音階「C」(「ド」
の音階)と、可聴音信号送信部3aによって変調された
可聴音信号の一例を示す。また、図4(b)は、無線送
信装置11bの音指定部1bによって指定された音階
「F」(「ファ」の音階)と、可聴音信号送信部3bに
よって変調された可聴音信号の一例を示す。また、図4
(c)は、無線送信装置11a,11bと無線受信装置
21a,21bとの無線空間において送信された可聴音
信号の状態を示している。
【0031】図4(a)において、音指定部1aによっ
て指定された音階「C」の可聴音は、データ入力部2a
からの制御データが入力されるごとに、オン/オフす
る。すなわち、時点t0から時点t10の間に示す可聴
音信号は、データ入力部2aから入力される制御データ
「1011001110」に従って、すなわち制御デー
タが「1」のとき、音階「C」の可聴音が送信されたも
のである。図4(b)に示す音階「F」の可聴音も、デ
ータ入力部2bからの制御データが入力されるごとに、
オン/オフし、時点t0から時点t10の間に示す可聴
音信号は、データ入力部2bから入力される制御データ
「1111011101」に従って音階「F」の可聴音
が送信されたものである。
【0032】図4(c)に示すように無線空間では、図
4(a)に示す可聴音信号と図4(b)に示す可聴音信
号とが重複して存在し、この重複した可聴音信号は、そ
れぞれ無線受信装置21a,21bの可聴音信号受信部
4a,4bによって受信される。ここで、無線受信装置
21aの音指定部8aが音階「C」の可聴音を指定し、
無線受信装置21bの音指定部8bが音階「F」の可聴
音を指定しているとすると、フィルタ処理部5aは、音
階「C」の可聴音信号のみを通過させ、フィルタ処理部
5bは、音階「F」の可聴音信号のみを通過させる。従
って、データ解析部6aは、音階「C」の可聴音信号の
みの制御データを解析し、データ解析部6bは、音階
「F」の可聴音信号のみの制御データを解析し、それぞ
れ、作動部7a,7bによって被制御装置31a,31
bを正常に作動させることができる。
【0033】ところで、上述した実施の形態1では、無
線受信装置21a,21bの音指定部5a,5bは、予
め指定されているものとし、無線送信装置11a,11
bの音指定部1a,1bは、その都度、音指定が可能で
ある。従って、無線送信装置11a,11bのいずれも
が、無線受信装置21aに対して送信する可能性もある
が、この場合、たとえば、無線送信装置11aが無線受
信装置21aに送信していることは、音階「C」の可聴
音信号を聴くことによって知ることができるので、重複
した信号の受信は、極力さけることができる。
【0034】一方、無線送信装置11a,11bの音指
定部1a,1bが指定する音階をそれぞれ、無線受信装
置21a,21bに1対1で対応させておくように予め
指定しておけば、同じ音階の可聴音信号を重複して受信
するという状態は確実に回避することができる。
【0035】また、上述した実施の形態1では、無線送
信装置11a,11bおよび無線受信装置21a,21
bのいずれにも、単一の音階が指定されているが、複数
の音階を組み合わせて指定するようにしてもよい。たと
えば、異なる和音とかを指定するようにしてもよい。こ
の場合、フィルタ処理部5a,5bは、指定された複数
の音階を全て通過させ、データ解析部6a,6bは、全
ての音階が入力された場合のみ制御データを受信したも
のとして判断する。このような和音を用いることによっ
て、精神的に安定する人に優しい可聴音とすることがで
きる。
【0036】さらに、音階は、オクターブが違っていて
もよい。すなわち、同じ音階であっても、オクターブの
違う音階は、違う音として指定し、またフィルタリング
するようにすればよい。これにより、さらに広い範囲の
可聴音を用いることができる。
【0037】このようにして、実施の形態1では、無線
送信装置11a,11bおよび送信受信装置21a,2
1bにそれぞれ対応した音階の可聴音信号を割り当てる
ことによって、特定の無線受信装置に制御データを送信
することができ、ひいては、この特定の無線受信装置に
接続されて作動される被制御装置を制御することができ
る。
【0038】また、送信される信号は可聴音信号である
ため、無線送信装置と無線受信装置との間に障害物があ
っても確実に可聴音信号を無線受信装置に到達させるこ
とができる。
【0039】さらに、可聴音信号であるため、無線送信
装置がどの無線受信装置に対して送信して制御している
のかを、この可聴音信号を聴くことによって、感覚的に
把握することができる。
【0040】実施の形態2.つぎに、実施の形態2につ
いて説明する。上述した実施の形態1では、可聴音の種
別として音階を採用し、この音階を指定することによっ
て、特定の無線受信装置に対して制御データを送信する
ようにしたものであったが、この実施の形態2では、可
聴音の種別として音色を用いるようにした点が、実施の
形態1と異なる。
【0041】図5は、この発明の実施の形態2である無
線データ送受信装置の構成を示すブロック図である。図
5に示す無線データ送受信装置は、上述した可聴音の種
別を音色とすることから、音指定部1a,1bおよび音
指定部8a,8bは、音色の種別を指定し、可聴音信号
送信部3a,3b内には、音階発振部13a,13bに
代えて、音色発振部14a,14bを有し、フィルタ処
理部15a,15bが指定された音色を通過させる他
は、図1に示す実施の形態1である無線データ送受信装
置と同じ構成である。
【0042】実施の形態1で用いた音階は、いわば、サ
インカーブを持った一定の周波数の高低によって無線信
号を識別しようとするものであったが、実施の形態2で
用いる音色は、楽器等に特有の周波数波形パターンを持
ったものであり、その音色を聴くことにより、特定の楽
器等を想定することができる。従って、音色発振部14
a,14bは、音指定部1a,1bによって指定された
音色を発振出力する。すなわち、指定された周波数波形
パターンをもつ音色を発振出力する。
【0043】一方、音指定部8a,8bは、各無線受信
装置21a,21bに固有の音色を指定し、フィルタ処
理部15a,15bは、その周波数波形パターンをもつ
音色のみをフィルタリングして通過させる。
【0044】上述した実施の形態2を図6を参照して具
体的に説明する。図6(a)は、図5における無線送信
装置11aの音指定部1aによって指定された音色「ピ
アノ」と、可聴音信号送信部3aによって変調された可
聴音信号の一例を示す。また、図6(b)は、図5にお
ける無線送信装置11bの音指定部1bによって指定さ
れた音色「サックス」と、可聴音信号送信部3bによっ
て変調された可聴音信号の一例を示す。また、図6
(c)は、図5における無線送信装置11a,11bと
無線受信装置21a,21bとの無線空間において送信
された可聴音信号の状態を示している。
【0045】図6(a)において、音指定部1aによっ
て指定された音色「ピアノ」の可聴音は、データ入力部
2aからの制御データが入力されるごとに、オン/オフ
する。すなわち、時点t0から時点t10の間に示す可
聴音信号は、データ入力部2aから入力される制御デー
タ「1011001110」に従って、すなわち制御デ
ータが「1」のとき、音色「ピアノ」の可聴音が送信さ
れたものである。図6(b)に示す音色「サックス」の
可聴音も、データ入力部2bからの制御データが入力さ
れるごとに、オン/オフし、時点t0から時点t10の
間に示す可聴音信号は、データ入力部2bから入力され
る制御データ「1111011101」に従って音色
「サックス」の可聴音が送信されたものである。
【0046】図6(c)に示すように無線空間では、図
6(a)に示す可聴音信号と図6(b)に示す可聴音信
号とが重複して存在し、この重複した可聴音信号は、そ
れぞれ無線受信装置21a,21bの可聴音信号受信部
4a,4bによって受信される。ここで、無線受信装置
21aの音指定部8aが音色「ピアノ」の可聴音を指定
し、無線受信装置21bの音指定部8bが音色「サック
ス」の可聴音を指定しているとすると、フィルタ処理部
15aは、音色「ピアノ」の可聴音信号のみを通過さ
せ、フィルタ処理部15bは、音色「サックス」の可聴
音信号のみを通過させる。従って、データ解析部6a
は、音色「ピアノ」の可聴音信号のみの制御データを解
析し、データ解析部6bは、音色「サックス」の可聴音
信号のみの制御データを解析し、それぞれ、作動部7
a,7bによって被制御装置31a,31bを正常に作
動させることができる。
【0047】ところで、上述した実施の形態2では、無
線受信装置21a,21bの音指定部5a,5bは、予
め指定されているものとし、無線送信装置11a,11
bの音指定部1a,1bは、その都度、音指定が可能で
ある。従って、無線送信装置11a,11bのいずれも
が、無線受信装置21aに対して送信する可能性もある
が、この場合、たとえば、無線送信装置11aが無線受
信装置21aに送信していることは、音色「ピアノ」の
可聴音信号を聴くことによって知ることができるので、
重複した信号の受信は、極力さけることができる。
【0048】一方、無線送信装置11a,11bの音指
定部1a,1bが指定する音色をそれぞれ、無線受信装
置21a,21bに1対1で対応させておくように予め
指定しておけば、同じ音色の可聴音信号を重複して受信
するという状態は確実に回避することができる。
【0049】また、上述した実施の形態2では、無線送
信装置11a,11bおよび無線受信装置21a,21
bのいずれにも、単一の音色が指定されているが、複数
の音階を組み合わせて指定するようにしてもよい。この
場合、フィルタ処理部15a,15bは、指定された複
数の音色を全て通過させ、データ解析部6a,6bは、
全ての音色が入力された場合のみ制御データを受信した
ものとして判断する。
【0050】このようにして、実施の形態2では、無線
送信装置11a,11bおよび送信受信装置21a,2
1bにそれぞれ対応した音色の可聴音信号を割り当てる
ことによって、特定の無線受信装置に制御データを送信
することができ、ひいては、この特定の無線受信装置に
接続されて作動される被制御装置を制御することができ
る。
【0051】また、送信される信号は可聴音信号である
ため、無線送信装置と無線受信装置との間に障害物があ
っても確実に可聴音信号を無線受信装置に到達させるこ
とができる。
【0052】さらに、可聴音信号であるため、無線送信
装置がどの無線受信装置に対して送信して制御している
のかを、この可聴音信号を聴くことによって、感覚的に
把握することができる。特に、音色は、一般的に人間の
聴覚に優しいため、可聴音信号を用いることによって、
制御データの送信が騒々しくなるという弊害を緩和する
こともできる。
【0053】実施の形態3.つぎに、実施の形態3につ
いて説明する。上述した実施の形態1では、可聴音の種
別として音階を用い、また上述した実施の形態2では、
可聴音の種別として音色を用い、それぞれ、この音階あ
るいは音色を指定することによって、特定の無線受信装
置に対して制御データを送信するようにしたものであっ
たが、この実施の形態3では、可聴音の種別として音階
と音色との組合せを用いて、特定の無線受信装置に対し
て制御データを送信するようにしている。
【0054】図7は、この発明の実施の形態3である無
線データ送受信装置の構成を示すブロック図である。図
7に示す無線データ送受信装置では、音指定部1a,1
bおよび音指定部8a,8bが、上述したように可聴音
の種別として音階と音色との組合せをを指定する。可聴
音信号送信部3a,3b内には、音階と音色とを組み合
わせた音を発振する音階/音色発振部16a,16bを
有し、フィルタ処理部17a,17bは、音指定部8
a,8bによって指定された音階と音色との組合せの音
を通過させる。その他の構成は、図1に示す実施の形態
1である無線データ送受信装置と同じである。
【0055】実施の形態2で用いた音色は、そもそも、
音階をも有するので、一定の音階をもった音色を可聴音
信号として送信することができる。従って、音階/音色
発振部16a,16bは、音指定部1a,1bによって
指定された音階と音色との組合せの音を発振出力する。
すなわち、指定された音階をもち、かつ、ある周波数波
形パターンをもつ音色を発振出力する。
【0056】一方、音指定部8a,8bは、各無線受信
装置21a,21bに固有の音階と音色との組み合わせ
た音を指定し、フィルタ処理部15a,15bは、その
音階をもち、かつその周波数波形パターンをもつ音色の
みをフィルタリングして通過させる。
【0057】上述した実施の形態3を図8を参照して具
体的に説明する。図8(a)は、図7における無線送信
装置11aの音指定部1aによって指定された音階
「C」と音色「ピアノ」とを組み合わせた音を示し、可
聴音信号送信部3aによって変調された一例を示す。ま
た、図8(b)は、図7における無線送信装置11bの
音指定部1bによって指定された音階「F」と音色「サ
ックス」とを組み合わせた音を示し、可聴音信号送信部
3bによって変調された一例を示す。また、図8(c)
は、図7における無線送信装置11a,11bと無線受
信装置21a,21bとの無線空間において送信された
可聴音信号の状態を示している。
【0058】図8(a)において、音指定部1aによっ
て指定された音階「C」と音色「ピアノ」とを組み合わ
せた可聴音は、データ入力部2aからの制御データが入
力されるごとに、オン/オフする。すなわち、時点t0
から時点t10の間に示す可聴音信号は、データ入力部
2aから入力される制御データ「101100111
0」に従って、すなわち制御データが「1」のとき、音
階「C」と音色「ピアノ」とを組み合わせた可聴音が送
信されたものである。
【0059】図8(b)に示す音階「F」と音色「サッ
クス」とを組み合わせた可聴音も、データ入力部2bか
らの制御データが入力されるごとに、オン/オフし、時
点t0から時点t10の間に示す可聴音信号は、データ
入力部2bから入力される制御データ「1111011
101」に従って音階「F」と音色「サックス」とを組
み合わせた可聴音が送信されたものである。
【0060】図8(c)に示すように無線空間では、図
8(a)に示す可聴音信号と図8(b)に示す可聴音信
号とが重複して存在し、この重複した可聴音信号は、そ
れぞれ無線受信装置21a,21bの可聴音信号受信部
4a,4bによって受信される。ここで、無線受信装置
21aの音指定部8aが音階「C」と音色「ピアノ」と
を組み合わせた可聴音を指定し、無線受信装置21bの
音指定部8bが音階「F」と音色「サックス」とを組み
合わせた可聴音を指定しているとすると、フィルタ処理
部17aは、音階「C」でかつ音色「ピアノ」の可聴音
信号のみを通過させ、フィルタ処理部17bは、音階
「F」でかつ音色「サックス」の可聴音信号のみを通過
させる。
【0061】従って、データ解析部6aは、音階「C」
と音色「ピアノ」とを組み合わせた可聴音信号のみの制
御データを解析し、データ解析部6bは、音階「F」と
音色「サックス」とを組み合わせた可聴音信号のみの制
御データを解析し、それぞれ、作動部7a,7bによっ
て被制御装置31a,31bを正常に作動させることが
できる。
【0062】ところで、上述した実施の形態3では、無
線受信装置21a,21bの音指定部5a,5bは、予
め指定されているものとし、無線送信装置11a,11
bの音指定部1a,1bは、その都度、音指定が可能で
ある。従って、無線送信装置11a,11bのいずれも
が、無線受信装置21aに対して送信する可能性もある
が、この場合、たとえば、無線送信装置11aが無線受
信装置21aに送信していることは、音階「C」と音色
「ピアノ」とを組み合わせた可聴音信号を聴くことによ
って知ることができるので、重複した信号の受信は、極
力さけることができる。
【0063】一方、無線送信装置11a,11bの音指
定部1a,1bが指定する音階と音色とを組み合わせた
音をそれぞれ、無線受信装置21a,21bに1対1で
対応させておくように予め指定しておけば、同じ音階で
かつ音色の可聴音信号を重複して受信するという状態は
確実に回避することができる。
【0064】また、上述した実施の形態3では、無線送
信装置11a,11bおよび無線受信装置21a,21
bのいずれにも、単一の音階と音色との組合せが指定さ
れているが、音階と音色との組み合わせを複数持たせて
指定するようにしてもよい。この場合、フィルタ処理部
17a,17bは、指定された複数の音階と音色との組
合せを全て通過させ、データ解析部6a,6bは、全て
の音階と音色との組合せが入力された場合のみ制御デー
タを受信したものとして判断する。
【0065】このようにして、実施の形態3では、無線
送信装置11a,11bおよび送信受信装置21a,2
1bにそれぞれ対応した音階と音色とを組み合わせた可
聴音信号を割り当てることによって、特定の無線受信装
置に制御データを送信することができ、ひいては、この
特定の無線受信装置に接続されて作動される被制御装置
を制御することができる。また、この場合、音階と音色
との組合せの数は、音階単独あるいは音色単独の場合に
比べて大きな数となるため、多くの無線受信装置が近接
して配置される場合であっても、確実かつ柔軟に特定の
無線受信装置に制御データを送信することができる。
【0066】また、送信される信号は可聴音信号である
ため、無線送信装置と無線受信装置との間に障害物があ
っても確実に可聴音信号を無線受信装置に到達させるこ
とができる。
【0067】さらに、可聴音信号であるため、無線送信
装置がどの無線受信装置に対して送信して制御している
のかを、この可聴音信号を聴くことによって、感覚的に
把握することができる。特に、音色は、一般的に人間の
聴覚に優しいため、可聴音信号を用いることによって、
制御データの送信が騒々しくなるという弊害を緩和する
こともできる。
【0068】なお、上述した実施の形態1〜3では、無
線送信装置11a,11bを複数として説明したが、こ
れに限らず、一つの無線送信装置11aを用いて、複数
の無線受信装置21a,21bに受信させるようにして
もよい。この場合、音指定部1aによって、その都度、
被制御装置に対応する可聴音の種別を指定する必要があ
る。
【0069】また、上述した実施の形態1〜3では、い
ずれも、無線受信装置21a,21bが固有の可聴音の
種別に指定されるようにしているが、三つ以上の無線受
信装置がある場合で、同時に動作させる必要がある場合
には、複数の無線受信装置に対して同一の可聴音の種別
を指定するようにしてもよいのは、言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、まず1以上の無線送信装置は、送信側音指定手段に
よって複数の無線受信装置のうちの特定すべき所望の無
線通信装置に対応した可聴音の種別を指定し、データ入
力手段から送信すべきデータを入力すると、送信手段
が、可聴音発振手段を用いて、指定された可聴音信号
を、入力されたデータで変調して複数の無線受信装置側
に送信する。一方、複数の無線受信装置は、受信手段
が、1以上の無線送信装置から送信された可聴音信号を
受信し、フィルタ処理手段は、受信側音指定手段によっ
て予め指定された種別の可聴音信号のみを通過させ、デ
ータ解析手段は、この通過した可聴音信号を解析してデ
ータを取得し、作動手段は、この取得されたデータを当
該無線受信装置に接続された被制御装置に送出して該被
制御装置を作動させる。従って、1以上の無線送信装置
側における可聴音の種別と複数の無線受信装置側の可聴
音の種別とを一致させておくのみで、1以上の無線送信
装置は、複数の無線受信装置のうちの所望の無線受信装
置を特定することができるようにしているので、複数の
無線受信装置が近接配置された場合であっても、この特
定された無線受信装置に接続される被制御装置のみを確
実に制御することができるという効果を奏する。
【0071】また、1以上の無線送信装置から送信され
る信号は可聴音信号であるため、1以上の無線送信装置
と複数の無線受信装置との間に障害物があっても、回
折、反射等によって確実に可聴音信号を無線受信装置に
到達させることができるという効果を奏する。さらに、
1以上の無線送信装置から送信される信号は、可聴音で
あるため、無線送信装置のオペレータは、この可聴音を
聴くことによって、どの無線受信装置に対する制御がな
されているかを感覚的に把握することができるという効
果を奏する。
【0072】つぎの発明によれば、送信側音指定手段お
よび受信側音指定手段によって指定される可聴音信号の
種別を、具体的に音階の種別とし、この音階の種別の一
致によって、1以上の無線送信装置は、複数の無線受信
装置のうちの所望の無線受信装置を特定するようにして
いるので、複数の無線受信装置が近接配置される場合で
あっても、この特定された無線受信装置に接続される被
制御装置のみを確実に制御することができるという効果
を奏する。
【0073】また、1以上の無線送信装置から送信され
る信号は可聴音信号であるため、1以上の無線送信装置
と複数の無線受信装置との間に障害物があっても、回
折、反射等によって確実に可聴音信号を無線受信装置に
到達させることができるという効果を奏する。さらに、
1以上の無線送信装置から送信される信号は、可聴音で
あるため、無線送信装置のオペレータは、この可聴音を
聴くことによって、どの無線受信装置に対する制御がな
されているかを感覚的に把握することができるという効
果を奏する。
【0074】つぎの発明によれば、送信側音指定手段お
よび受信側音指定手段によって指定される可聴音信号の
種別は、複数の音階の組合せ種別とし、この複数の音階
の組合せ種別の一致によって、1以上の無線送信装置
は、複数の無線受信装置のうちの所望の無線受信装置を
特定するようにしているので、複数の無線受信装置が近
接配置される場合であっても、この特定された無線受信
装置に接続される被制御装置のみを確実に制御すること
ができるという効果を奏する。
【0075】また、1以上の無線送信装置から送信され
る信号は可聴音信号であるため、1以上の無線送信装置
と複数の無線受信装置との間に障害物があっても、回
折、反射等によって確実に可聴音信号を無線受信装置に
到達させることができるという効果を奏する。さらに、
1以上の無線送信装置から送信される信号は、可聴音で
あるため、無線送信装置のオペレータは、この可聴音を
聴くことによって、どの無線受信装置に対する制御がな
されているかを感覚的に把握することができるという効
果を奏する。特に、無線送信装置と無線受信装置との間
で指定される音階が単一の場合に比べて、その取り得る
場合の数が増大し、さらに大規模なシステムにも適用す
ることができるという効果を奏する。また、この場合、
複数の音階を和音の組合せとすることによって、人間の
感覚になじみやすく、違和感のない可聴音信号とするこ
とができるという効果を奏する。
【0076】つぎの発明によれば、送信側音指定手段お
よび受信側音指定手段によって指定される可聴音信号の
種別は、音色の種別とし、この音色の種別の一致によっ
て、1以上の無線送信装置は、複数の無線受信装置のう
ちの所望の無線受信装置を特定するようにしているの
で、複数の無線受信装置が近接配置される場合であって
も、この特定された無線受信装置に接続される被制御装
置のみを確実に制御することができるという効果を奏す
る。
【0077】また、1以上の無線送信装置から送信され
る信号は可聴音信号であるため、1以上の無線送信装置
と複数の無線受信装置との間に障害物があっても、回
折、反射等によって確実に可聴音信号を無線受信装置に
到達させることができるという効果を奏する。さらに、
1以上の無線送信装置から送信される信号は、可聴音で
あるため、無線送信装置のオペレータは、この可聴音を
聴くことによって、どの無線受信装置に対する制御がな
されているかを感覚的に把握することができるという効
果を奏する。特に、可聴音として音色を用いているの
で、音階に比べて人間の感覚になじみやすく、違和感の
ない可聴音信号とすることができるという効果を奏す
る。
【0078】つぎの発明によれば、送信側音指定手段お
よび受信側音指定手段によって指定される可聴音信号の
種別は、音階と音色とを組み合わせた種別とし、この音
階と音色とを組み合わせた種別の一致によって、1以上
の無線送信装置は、複数の無線受信装置のうちの所望の
無線受信装置を特定するようにしているので、複数の無
線受信装置が近接配置される場合であっても、この特定
された無線受信装置に接続される被制御装置のみを確実
に制御することができるという効果を奏する。
【0079】また、1以上の無線送信装置から送信され
る信号は可聴音信号であるため、1以上の無線送信装置
と複数の無線受信装置との間に障害物があっても、回
折、反射等によって確実に可聴音信号を無線受信装置に
到達させることができるという効果を奏する。さらに、
1以上の無線送信装置から送信される信号は、可聴音で
あるため、無線送信装置のオペレータは、この可聴音を
聴くことによって、どの無線受信装置に対する制御がな
されているかを感覚的に把握することができるという効
果を奏する。特に、ある音階をもつ音色の可聴音として
いるので、音階のみの可聴音に比べて人間の感覚になじ
みやすく、違和感のない可聴音信号とすることができる
という効果を奏する。また、無線送信装置と無線受信装
置との間で指定される音階あるいは音色が単一の場合に
比べて、その取り得る場合の数が増大し、さらに大規模
なシステムにも適用することができるという効果を奏す
る。
【0080】つぎの発明によれば、送信側音指定手段お
よび受信側音指定手段による可聴音の種別の指定は、設
定変更可能であることを特徴とし、この設定変更された
可聴音の種別の一致によって、1以上の無線送信装置
は、複数の無線受信装置のうちの所望の無線受信装置を
特定するようにしているので、柔軟なシステムを構築す
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である無線データ送
受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1である無線データ送
受信装置の無線送信装置側における処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1である無線データ送
受信装置の無線受信装置側における処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態1で用いる具体的な音
階とその可聴音信号の一例を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2である無線データ送
受信装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態2で用いる具体的な音
色とその可聴音信号の一例を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態3である無線データ送
受信装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態3で用いる具体的な音
階と音色との組合せと、その可聴音信号の一例を示す図
である。
【符号の説明】
1a,1b,8a,8b 音指定部、2a,2b デー
タ入力部、3a,3b可聴音信号送信部、4a,4b
可聴音信号受信部、5a,5b,15a,15b,17
a,17b フィルタ処理部、6a,6b データ解析
部、7a,7b 作動部、11a,11b 無線送信装
置、13a,13b 音階発振部、14a,14b 音
色発振部、16a,16b 音階/音色組合せ発振部、
21a,21b 無線受信装置、31a,31b 被制
御装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 321 H04Q 9/00 321C Fターム(参考) 5C056 AA02 BA01 CA02 DA02 DA13 DA20 5K011 DA14 EA01 GA05 GA06 JA02 KA12 KA13 5K048 AA09 BA03 BA28 BA48 CA13 DA03 DB05 DC01 EA23 EB02 HA04 HA06 5K060 BB04 CC05 CC11 DD08 GG04 HH07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上の無線送信装置からの無線データ
    送信信号を、複数の被制御装置にそれぞれ接続された複
    数の無線受信装置のうちの所望の無線受信装置に特定し
    て送信することができる無線データ送受信装置におい
    て、 前記1以上の無線送信装置は、 前記複数の無線受信装置のうちの特定すべき所望の無線
    通信装置に対応した可聴音の種別を指定する送信側音指
    定手段と、 前記可聴音の種別に対応した可聴音を発振する可聴音発
    振手段と、 前記複数の無線受信装置のうちの所望の無線通信装置に
    送信すべきデータを入力するデータ入力手段と、 前記送信側音指定手段によって指定された可聴音信号を
    前記データ入力手段から入力されたデータで変調して送
    信する送信手段と、 を具備し、 前記複数の無線受信装置は、 前記送信手段から送信された可聴音信号を受信する受信
    手段と、 当該無線受信装置が受信する可聴音の種別を指定する受
    信側音指定手段と、 前記受信手段によって受信された可聴音信号のうち、前
    記受信側音指定手段によって指定された種別の可聴音信
    号を通過させるフィルタ処理手段と、 前記フィルタ処理手段によって通過した可聴音信号を解
    析してデータを取得するデータ解析手段と、 前記データ解析手段によって取得されたデータを当該無
    線受信装置に対応する被制御装置に送出して該被制御装
    置を作動させる作動手段と、 を具備したことを特徴とする無線データ送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記送信側音指定手段および前記受信側
    音指定手段によって指定される可聴音信号の種別は、音
    階の種別であることを特徴とする請求項1に記載の無線
    データ送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記送信側音指定手段および前記受信側
    音指定手段によって指定される可聴音信号の種別は、複
    数の音階の組合せ種別であることを特徴とする請求項1
    に記載の無線データ送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記送信側音指定手段および前記受信側
    音指定手段によって指定される可聴音信号の種別は、音
    色の種別であることを特徴とする請求項1に記載の無線
    データ送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記送信側音指定手段および前記受信側
    音指定手段によって指定される可聴音信号の種別は、音
    階と音色とを組み合わせた種別であることを特徴とする
    請求項1に記載の無線データ送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記送信側音指定手段および前記受信側
    音指定手段による可聴音の種別の指定は、設定変更可能
    であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに
    記載の無線データ送受信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009264840A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Mitsutoyo Corp 形状測定装置

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