JP2000261172A - ラックマウント装置の冷却構造 - Google Patents

ラックマウント装置の冷却構造

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JP2000261172A
JP2000261172A JP11064640A JP6464099A JP2000261172A JP 2000261172 A JP2000261172 A JP 2000261172A JP 11064640 A JP11064640 A JP 11064640A JP 6464099 A JP6464099 A JP 6464099A JP 2000261172 A JP2000261172 A JP 2000261172A
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Japan
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front cover
rack
mount device
rack mount
generating unit
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JP11064640A
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Seisuke Nakamura
清祐 中村
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Original Assignee
PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱ユニットをラックマウント装置に内蔵
し、前面カバーに当該発熱ユニットを冷却する冷却ファ
ンとエアーフィルタとを装備するとともに、開閉自在に
構成された前面カバーを備えるラックマウント装置の冷
却構造において、ラックマウント装置を小型化し、内蔵
する発熱ユニットの保守作業と冷却とを好適に行うこと
ができるラックマウント装置の冷却構造を提供する。 【解決手段】 前面カバーを開放時にラックマウント装
置に内蔵する発熱ユニットを上下方向に移動させること
なく前方または/および横方向に移動させることでラッ
クマウント装置から取出し可能とする取出し可能領域を
形成するようにして横方向に開閉自在にする前面カバー
を備える。なお、前面カバーは冷却ファンを装備し横方
向に開閉自在にする第1前面カバーと、エアーフィルタ
を装備し第1前面カバーに開閉自在に装着する第2前面
カバーとで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、位置を規制され
た発熱ユニットをラックマウント装置に内蔵し、前面カ
バーに当該発熱ユニットを冷却する冷却ファンとエアー
フィルタとを装備するとともに、発熱ユニットを取出し
可能にするために開閉自在に構成された前面カバーを備
えるラックマウント装置の冷却構造において、ラックマ
ウント装置を小型化するとともに、ラックマウント装置
が内蔵する発熱ユニットの保守作業と冷却とを好適に行
うことができるラックマウント装置の冷却構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図12はラックマウント装置の構造図を
示す。図12(a)に示すように、ラックマウント装置
52は、中央部あるいは後部にバックパネル53を配置
し、当該バックパネル53に例えばディスク装置あるい
は電源装置などの発熱ユニット58をコネクタを介して
挿抜自在に装着している。また、図12(b)に示すよ
うに、ラックマウント装置52は、ラックマウント装置
52の上面および下面に発熱ユニット58の横方向の寸
法に近似する幅寸法に設定したガイド59を設け、前記
の発熱ユニット58の横方向の位置を規正し、発熱ユニ
ット58をバックパネル53に装着する場合の作業性を
容易にするようにしている。
【0003】ところで、ラックマウント装置52は、そ
の高さ寸法において標準化されており、複数のラックマ
ウント装置52をラックに搭載した際に、各々のラック
マウント装置58間の隙間、あるいはラックに対して上
部と下部に一定の隙間を確保するようにしている。すな
わち、ラックマウント装置52の高さ寸法は、44.4
5mmを1ユニットとし、ラックマウント装置52の高
さ寸法を設定する場合は、44.45mm毎に高さ寸法
を増加する必要がある。
【0004】たとえば、発熱ユニット58の高さ寸法が
101.6mmの場合、ラックマウント装置52の高さ
寸法は133.35mmに設定する必要がある。また、
ラックマウント装置の実装条件あるいは冷却条件、また
保守条件などによってラックマウント装置52の高さ寸
法が前記の寸法では不足する場合は、図12(c)に示
すように、前記のガイド59を変更してラックマウント
装置52の上面には縦方向に伸びたガイド59aを設
け、下面には底上げしたガイド59bを設け、ラックマ
ウント装置52の高さ寸法は177.8mmに設定する
必要がある。
【0005】図13は従来技術の図を示す。図13
(a)において、前述のラックマウント装置52に内蔵
する発熱ユニット58を冷却するために、ラックマウン
ト装置52の前方より冷却風を供給する場合が多い。す
なわち、ラックマウント装置52を形成する前面カバー
54に冷却ファン56と、エアーフィルタ57とを装備
している。発熱ユニット58をラックマウント装置52
に装着したり、ラックマウント装置52から取外したり
するために、前面カバー54は下部に支点部60を設
け、開閉自在にしている。
【0006】なお、エアーフィルタ57は冷却ファン5
6と前面カバー54との間に装備しており、エアーフィ
ルタ57を交換する場合は、冷却ファン56を取外して
からエアーフィルタ57を交換することになる。
【0007】この形態では、図13(b)に示すよう
に、前面カバー54を開放した場合、下部に搭載したラ
ックマウント装置52との隙間が小さいため、前面カバ
ー54の開放角度は90゜以下に設定する必要がある。
なお、前面カバー54の開放角度を90゜以上に設定し
ても前面カバー54は下部に搭載したラックマウント装
置52に干渉してしまう。
【0008】前面カバー54を開放した場合、前面カバ
ー54の厚み寸法T2と冷却ファン56と、エアーフィ
ルタ57との厚み寸法を加算した厚み寸法T1が存在す
る。また、ラックマウント装置52に発熱ユニット58
との下部の隙間寸法T3と、上部の隙間寸法T4とが存
在する。発熱ユニット58をラックマウント装置52か
ら引出す場合は、下部の隙間寸法T3がT1または冷却
ファン56の厚み寸法より大きくする必要がある。一
方、上記のように構成できない場合は、上部の隙間寸法
T4を大きく設定する必要がある。すなわち、図14に
示すように、発熱ユニット58をラックマウント装置5
2から取外す場合は、前記のバックパネル53との接続
を解除し、発熱ユニット58を上方向に移動させた後に
前方に移動することになる。
【0009】このように、冷却ファン56とエアーフィ
ルタ57とを装備し下部に支点部60を設けて開閉自在
にした前面カバー54を備えるラックマウント装置52
において、発熱ユニット58をラックマウント装置52
に装着したり、ラックマウント装置52から取外したり
するために、ラックマウント装置52と発熱ユニット5
8との間に上下方向に大きな隙間を設ける必要があり、
前述の図12(c)に示したような1ランク大きな高さ
寸法を適用したラックマウント装置52を構成すること
になる。
【0010】また、装置の薄型化の要求から1ランク大
きな高さ寸法を適用したラックマウント装置52を構成
することができない場合は、発熱ユニット58の装着あ
るいは取外しにおいて、前面カバー54を開放した後、
冷却ファン56を取外す必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
技術では次のような問題点がある。
【0012】1)ガイド部材によって位置を規正された
発熱ユニットをラックマウント装置に内蔵し、一端を支
点として開閉自在な前面カバーに当該発熱ユニットを冷
却する冷却ファンとエアーフィルタとを装備する前面カ
バーを備えるラックマウント装置の冷却構造において、
ラックマウント装置の高さ寸法が大きくなり装置の薄型
化が困難となる。
【0013】2)エアーフィルタは冷却ファンと前面カ
バーとの間に装備しているので、エアーフィルタの交換
が煩雑となる。
【0014】3)発熱ユニットを装着あるいは取外す場
合は、発熱ユニットを移動させる動作が複雑になり、こ
の種の作業を煩雑にしている。特に、ラックマウント装
置を薄型化した場合は、発熱ユニットの装着あるいは取
外しにおいて、前面カバーを開放した後、冷却ファンを
取外す必要がある。
【0015】4)下部に支点部を設けるため、下部に搭
載したラックマウント装置に干渉しないように前面カバ
ーの開放角度を規制する位置保持機構を設ける必要があ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、この発明では次のような手段を取る。
【0017】ガイド部材によって位置を規正された発熱
ユニットをラックマウント装置に内蔵し、一端を支点と
して開閉自在な前面カバーに当該発熱ユニットを冷却す
る冷却ファンとエアーフィルタとを装備する前面カバー
を備えるラックマウント装置の冷却構造において、横方
向に開閉自在にする前面カバーを備え、当該前面カバー
を開放時にラックマウント装置に内蔵する発熱ユニット
を上下方向に移動させることなくラックマウント装置か
ら取出し可能とする取出し可能領域を形成する。
【0018】上記の手段を取ることにより、前面カバー
を横方向に開放することで発熱ユニットを上下方向に移
動させることなくラックマウント装置から取出し可能と
する。このため、ラックマウント装置の高さ方向の寸法
は、内蔵する発熱ユニットの高さ方向の寸法が収まるよ
うな寸法に設定することができ、ラックマウント装置の
高さ方向の寸法を小さくすることができる。さらに、保
守性を向上することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明は、次に示したような実
施の形態をとる。
【0020】ラックマウント装置の冷却構造は、ガイド
部材によって位置を規正された発熱ユニットをラックマ
ウント装置に内蔵し、一端を支点として開閉自在な前面
カバーに当該発熱ユニットを冷却する冷却ファンとエア
ーフィルタとを装備する前面カバーを備えるラックマウ
ント装置の冷却構造において、前面カバーを開放時にラ
ックマウント装置に内蔵する発熱ユニットを上下方向に
移動させることなく前方または/および横方向に移動さ
せることでラックマウント装置から取出し可能とする取
出し可能領域を形成するようにして横方向に開閉自在に
する前面カバーを備える。
【0021】上記の実施の形態をとることにより、前面
カバーを横方向に開放することでラックマウント装置に
内蔵する発熱ユニットを上下方向に移動させることな
く、前後方向あるいは横方向に移動させてラックマウン
ト装置から取出し可能とする取出し可能領域を確保す
る。このため、ラックマウント装置の高さ寸法は、内蔵
する発熱ユニットの高さ寸法が収まるような最小寸法に
設定することができ、ラックマウント装置の高さ寸法を
小さくすることができ、ラックマウント装置を薄型化す
ることができる。
【0022】さらに、図1に示すように、前記前面カバ
ーは、冷却ファン6を装備し横方向に開閉自在にする第
1前面カバー4と、エアーフィルタ7を装備し前記第1
前面カバー4に開閉自在に装着する第2前面カバー5と
で構成する。
【0023】上記の実施の形態をとることにより、第1
前面カバーと第2前面カバーとが各々単体で開閉可能に
することにより、エアーフィルタの交換は、第2前面カ
バーのみを開放することで、エアーフィルタの交換を容
易にする。また、冷却ファンとエアーフィルタとに適切
な空間を確保することで、冷却ファンの圧力損失が低減
され、冷却ファンの風量を確保して効率的に冷却ファン
を利用することができる。
【0024】さらに、図5に示すように、前記第1前面
カバー4は、ラックマウント装置2に対して前方向に移
動可能にするスライド機構部15を備える。
【0025】上記の実施の形態をとることにより、厚み
寸法の大きい比較的大風量の冷却ファンを前面カバーに
装備した場合において、前面カバーを開放時に冷却ファ
ンによってラックマウント装置に内蔵する発熱ユニット
を取出し可能とする前後方向の取出し可能領域を確保で
きない場合は、第1前面カバーをラックマウント装置に
対して前方向に移動させることにより、発熱ユニットを
取出し可能とする前後方向と横方向との取出し可能領域
を確保する。なお、前面カバーを前方へ移動させる距離
は、冷却ファンの幅寸法および発熱ユニットの奥行き寸
法によって適宜に設定することができる。
【0026】さらに、図8に示すように、前記第1前面
カバー4は、ラックマウント装置2に対して一方向に移
動させてラックマウント装置2から取外し可能にして装
着する。
【0027】上記の実施の形態をとることにより、第1
前面カバーの取付けあるいは取外しにおいて、ねじの取
外しなどといった作業を不要にして第1前面カバーの着
脱を容易にする。
【0028】さらに、図11に示すように、前記冷却フ
ァン6は、前記第1前面カバー4に備えるプリント基板
42に設けたカードエッジ型のコネクタ43に挿抜自在
とするプリント基板41を備えたファンユニット40に
装着し、前記プリント基板42から駆動電源を供給す
る。
【0029】上記の実施の形態をとることにより、冷却
ファンはコネクタを介して前面カバーに装着され、活性
保守を可能にするとともに冷却ファンの交換を容易にす
る。
【0030】
【実施例】この発明による代表的な実施例を図1ないし
図11によって説明する。なお、以下において、同じ箇
所は同一の符号を付して有り、詳細な説明を省略するこ
とがある。
【0031】図1は本発明の実施例の図を示す。
【0032】同図において、ラック1に搭載するラック
マウント装置2は、前述の図12(b)に示すように、
上面および下面にガイド59を設け、例えばディスク装
置あるいは電源装置などの発熱ユニット8の位置を規正
してバックパネル53に接続して内蔵している。また、
発熱ユニット8を冷却する冷却ファン6とエアーフィル
タ7とを前面カバーに備え、冷却風を発熱ユニット8に
供給している。
【0033】前面カバーは、第1前面カバー4と第2前
面カバー5とで構成している。第1前面カバー4は、冷
却ファン6を装備し、横方向に開閉自在にする支点部1
0を形成する。第2前面カバー5は、エアーフィルタ7
を前記冷却ファン6と適切な空間を確保するようにして
装備し、前記第1前面カバー4に対して横方向に開閉自
在にする支点部11を形成して第1前面カバー4に装着
する。なお、前記の支点部10,11は、カバーが横開
きのため、前面カバーの開放角度を規制する位置保持機
構などを設ける必要はない。なお、第1前面カバー4と
第2前面カバー5の詳細は後述する。
【0034】なお、第1前面カバー4を開放した時は、
ラックマウント装置2に内蔵する発熱ユニット8を上下
方向に移動させることなく前方あるいは横方向に移動さ
せることで、発熱ユニット8をラックマウント装置2か
ら取出し可能とする取出し可能領域を形成するようにし
ている。すなわち、図2に示すように、第1前面カバー
4を横方向に開閉自在にし、第1前面カバー4を開放し
た時は発熱ユニット8を前方のみの移動でラックマウン
ト装置2から取外しできるようにしている。
【0035】また、図3に示すように、エアーフィルタ
の交換は、第2前面カバー5のみを開放してエアーフィ
ルタ7の交換を行うようにする。
【0036】図4は本発明の実施例の図を示す。
【0037】同図において、ラックマウント装置2と発
熱ユニット8との高さ方向の寸法について説明する。前
述の図2に示したように、第1前面カバー4を開放した
場合、発熱ユニット8を上下方向に移動させることなく
前方に移動させることで、発熱ユニット8をラックマウ
ント装置2から取出し可能とする取出し可能領域を形成
している。したがって、ラックマウント装置2に発熱ユ
ニット8との下部の隙間寸法T3と、上部の隙間寸法T
4とが存在するが、前述の図12(b)に示すように、
内蔵する発熱ユニット8の高さ寸法から最適なラックマ
ウント装置2の高さ寸法を設定すればよい。
【0038】図1ないし図4の構成において、第1前面
カバー4と第2前面カバー5とを横方向に開放すること
で、ラックマウント装置2に内蔵する発熱ユニット8を
上下方向に移動させることなくラックマウント装置2か
ら取出し可能とする取出し可能領域を確保する。このた
め、ラックマウント装置2の高さ寸法は、内蔵する発熱
ユニット8の高さ寸法が収まるような寸法に設定するこ
とができ、ラックマウント装置2の高さ寸法を小さくす
ることができ、ラックマウント装置2を薄型化すること
ができる。
【0039】また、第1前面カバー4と第2前面カバー
5とが各々単体で開閉可能にすることにより、エアーフ
ィルタ7の交換を容易にする。また、冷却ファン6とエ
アーフィルタ7とに適切な空間を確保することで冷却フ
ァン6の圧力損失が低減され、冷却ファン6の風量を確
保して効率的に冷却ファン6を利用することができる。
さらに、第1前面カバー4あるいは第2前面カバー5を
横方向に開放することにより、下部に搭載したラックマ
ウント装置2との干渉もない。
【0040】図5は本発明の実施例の図を示す。
【0041】同図において、第1前面カバー4は、ラッ
クマウント装置2に対して前方向に移動可能にするスラ
イド機構部15を備える。なお、スライド機構部15の
詳細は後述する。
【0042】図6に示すように、第1前面カバー4を開
放した時、第1前面カバー4に装備する冷却ファン6が
厚み寸法の大きい比較的大風量の場合は、冷却ファン6
とラックマウント装置2に内蔵する発熱ユニット8とが
干渉して発熱ユニット8を取出し可能とする前方向の取
出し可能領域を確保できない場合がある。すなわち、冷
却ファン6と発熱ユニット8の前面部との間隔距離D2
が発熱ユニット8の奥行き寸法D1より小さくなる。
【0043】この時は、図7に示すように、第1前面カ
バー4を前述のスライド機構部15によってラックマウ
ント装置2に対して前方向に移動させる。すなわち、冷
却ファン6と発熱ユニット8の前面部との間隔距離D3
が発熱ユニット8の奥行き寸法D1より大きくすること
により、発熱ユニット8を取出し可能とする前方向の取
出し可能領域を確保する。
【0044】図8は本発明の実施例の図を示す。同図
は、第1前面カバー4と第2前面カバー5の詳細を示
す。
【0045】図8(a)において、第1前面カバー4は
左端近傍に支点部10を形成した支点支持板22を設
け、ラックマウント装置2に形成した固定板21に固定
ねじ23によって取外し可能に取付けられている。ま
た、第2前面カバー5は左端近傍に支点部11を形成
し、第1前面カバー4に設けた支点支持板24に装着し
ている。
【0046】図8(b)において、前記第1前面カバー
4に設けた支点支持板22の固定ねじ23による取付け
部において、固定ねじ23のねじ頭が貫通する大きさの
ダルマ穴25を形成する。ダマル穴25は、縦方向に形
成してもよいし、図8(c)に示すように横方向に形成
してもよい。いずれにしても第1前面カバーの取付けあ
るいは取外しにおいて、固定ねじ23の取外しなどとい
った作業を不要にして第1前面カバー4をラックマウン
ト装置2に対して一方向に移動させることで、第1前面
カバーの着脱を容易にする。
【0047】図9は本発明の実施例の図を示す。同図
は、スライド機構部15の詳細を示す。
【0048】図9(a)および図9(b)において、支
点支持板22は、スライド板31に固定ねじ23によっ
て取外し可能に取付けられている。スライド板31は、
ラックマウント装置2の側壁に形成する固定板30に挿
入され、先端部に突起部32を形成してスライド板31
が固定板30から離脱することを防止している。なお、
発熱ユニットを取出し可能とする前方向の取出し可能領
域を確保するため、第1前面カバー4をラックマウント
装置2に対して前方向に移動させる距離は、冷却ファン
の幅寸法および発熱ユニットの奥行き寸法によって適宜
に設定すればよい。
【0049】図10は本発明の実施例の図を示す。
【0050】同図において、第2前面カバー5に装備す
るエアーフィルタ7は、当該第2前面カバー5に形成す
る係止片32に装着され、上方向に取外し自在にしてい
る。また、エアーフィルタ7は、冷却ファン6とに適切
な空間を確保して冷却ファン6の圧力損失が低減するこ
とを防止している。
【0051】図11は本発明の実施例の図を示す。
【0052】同図において、冷却ファン6は、ファンユ
ニット40に装着されており、ファンユニット40は、
固定ネジ44によってプリント基板41を固定し、図示
しない配線ケーブルなどによって駆動電源をプリント基
板41から冷却ファン6に供給する。プリント基板41
は、第1前面カバー4に備えるプリント基板42に設け
たカードエッジ型のコネクタ43に挿抜自在にして装着
され、プリント基板42から冷却ファン6の駆動電源が
供給される。また、冷却ファン6はコネクタ43を介し
て第1前面カバー4に装着することで活性保守を可能に
している。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
に示すような効果が期待できる。
【0054】前面カバーを開放時にラックマウント装置
に内蔵する発熱ユニットを上下方向に移動させることな
く前方または/および横方向に移動させることでラック
マウント装置から取出し可能とする取出し可能領域を形
成するようにして横方向に開閉自在にする前面カバーを
備えることにより、前面カバーを横方向に開放すること
でラックマウント装置に内蔵する発熱ユニットを上下方
向に移動させることなく、前方向あるいは横方向に移動
させてラックマウント装置から取出し可能とする取出し
可能領域を確保することができる。このため、ラックマ
ウント装置の高さ寸法は、内蔵する発熱ユニットの高さ
寸法が収まるような寸法に設定することができ、ラック
マウント装置の高さ寸法を小さくすることができ、ラッ
クマウント装置を薄型化することができる。
【0055】さらに、前記前面カバーは、冷却ファンを
装備し横方向に開閉自在にする第1前面カバーと、エア
ーフィルタを装備し前記第1前面カバーに開閉自在に装
着する第2前面カバーとで構成することにより、第1前
面カバーと第2前面カバーとが各々単体で開閉可能にす
ることができ、エアーフィルタの交換は、第2前面カバ
ーを開放することで、エアーフィルタの交換を容易にす
ることができる。また、冷却ファンとエアーフィルタと
に適切な空間を確保することで冷却ファンの圧力損失が
低減され、冷却ファンの風量を確保して効率的に冷却フ
ァンを利用することができる。
【0056】さらに、前記第1前面カバーは、ラックマ
ウント装置に対して前方向に移動可能にするスライド機
構部を備えることにより、厚み寸法の大きい比較的大風
量の冷却ファンを前面カバーに装備した場合において、
前面カバーを開放時に冷却ファンによってラックマウン
ト装置に内蔵する発熱ユニットを取出し可能とする前方
向の取出し可能領域を確保できない場合は、第1前面カ
バーをラックマウント装置に対して前方向に移動させる
ことにより、発熱ユニットを取出し可能とする前方向と
横方向との取出し可能領域を確保する。なお、前面カバ
ーを前方へ移動させる距離は、冷却ファンの幅寸法およ
び発熱ユニットの奥行き寸法によって適宜に設定するこ
とができる。
【0057】さらに、前記第1前面カバーは、ラックマ
ウント装置に対して一方向に移動させてラックマウント
装置から取外し可能にして装着することにより、第1前
面カバーの取付けあるいは取外しにおいて、ねじの取外
しなどといった作業を不要にして第1前面カバーの着脱
を容易にすることができる。
【0058】さらに、前記冷却ファンは、前記第1前面
カバーに備えるプリント基板に設けたカードエッジ型の
コネクタに挿抜自在とするプリント基板を備えたファン
ユニットに装着し、前記プリント基板から駆動電源を供
給することにより、冷却ファンはコネクタを介して前面
カバーに装着され、活性保守を可能にするとともに冷却
ファンの交換を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の図である。
【図2】本発明の実施例の説明図である。
【図3】本発明の実施例の説明図である。
【図4】本発明の実施例の図である。
【図5】本発明の実施例の図である。
【図6】本発明の実施例の説明図である。
【図7】本発明の実施例の説明図である。
【図8】本発明の実施例の図である。
【図9】本発明の実施例の図である。
【図10】本発明の実施例の図である。
【図11】本発明の実施例の図である。
【図12】ラックマウント装置の構造図である。
【図13】従来技術の図である。
【図14】従来技術の図である。
【符号の説明】
4:第1前面カバー 5:第2前面カバー 6:冷却ファン 7:エアーフィルタ 10:支点部 11:支点部 15:スライド機構部 22:支点支持板 23:固定ねじ 25:ダルマ穴 40:ファンユニット 41:プリント基板 42:プリント基板 43:コネクタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイド部材によって位置を規正された発熱
    ユニットをラックマウント装置に内蔵し、一端を支点と
    して開閉自在な前面カバーに当該発熱ユニットを冷却す
    る冷却ファンとエアーフィルタとを装備する前面カバー
    を備えるラックマウント装置の冷却構造において、 前面カバーを開放時にラックマウント装置に内蔵する発
    熱ユニットを上下方向に移動させることなく前方または
    /および横方向に移動させることでラックマウント装置
    から取出し可能とする取出し可能領域を形成するように
    して横方向に開閉自在にする前面カバーを備える、 ことを特徴とするラックマウント装置の冷却構造。
  2. 【請求項2】前記前面カバーは、 冷却ファン(6)を装備し横方向に開閉自在にする第1
    前面カバー(4)と、 エアーフィルタ(7)を装備し前記第1前面カバー
    (4)に開閉自在に装着する第2前面カバー(5)とで
    構成する、 ことを特徴とする請求項1記載のラックマウント装置の
    冷却構造。
  3. 【請求項3】前記第1前面カバー(4)は、 ラックマウント装置に対して前方向に移動可能にするス
    ライド機構部(15)を備える、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のラック
    マウント装置の冷却構造。
  4. 【請求項4】前記第1前面カバー(4)は、 ラックマウント装置に対して一方向に移動させてラック
    マウント装置から取外し可能にして装着する、 ことを特徴とする請求項1,2または3記載のラックマ
    ウント装置の冷却構造。
  5. 【請求項5】前記冷却ファン(6)は、 前記第1前面カバー(4)に備えるプリント基板(4
    2)に設けたカードエッジ型のコネクタ(43)に挿抜
    自在とするプリント基板(41)を備えたファンユニッ
    ト(40)に装着し、 前記プリント基板(42)から駆動電源を供給する、 ことを特徴とする請求項1,2,3または4記載のラッ
    クマウント装置の冷却構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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