JP2000260856A - 高熱伝導性を有し、真空中で使用可能で、変形容易な静電チャック - Google Patents

高熱伝導性を有し、真空中で使用可能で、変形容易な静電チャック

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JP2000260856A
JP2000260856A JP2000066473A JP2000066473A JP2000260856A JP 2000260856 A JP2000260856 A JP 2000260856A JP 2000066473 A JP2000066473 A JP 2000066473A JP 2000066473 A JP2000066473 A JP 2000066473A JP 2000260856 A JP2000260856 A JP 2000260856A
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layer
membrane
support member
wafer
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Sogaado Michael
ソガード マイケル
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 真空中で使用出来るチャックで、保持する部
材とチャック間の入ったゴミの影響、加熱によるチャッ
クからの外れを防止できるチャックを提供する。 【解決手段】 保持面が誘電体層124、電極の金属層
122、中空形成層からなるメンブレン108であり、
中空部に冷却ガスを入れ、保持する部材の熱を支持部材
110に逃がす。支持部材から外部には冷却液を循環さ
せて逃がす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的には、半導体
チップやウェハといった基板にパターンを描いて加工す
る製造工程に使用される静電チャックに関するものであ
る。特には、本発明は高真空中で基板にパターンを描い
て加工するために使用される静電チャックに関するもの
である。更に詳しくは、本発明は加工される基板の面内
歪みや平面をはずれた面外歪みを減少させる静電チャッ
クに関するものである。
【0002】
【従来の技術】典型的には、3つのタイプのチャックが
あり、ウェハやマスクといった基板の半導体加工に使用
されている。 第1のタイプは真空チャックとして知ら
れているもので、真空を利用して基板をチャックに対し
て保持する。 第2のタイプのものは静電チャックとし
て知られているもので、基板とチャックの間に電圧を引
加し、基板にパターンを描く間、基板をチャックにしっ
かりと保持する。また、基板がマスクである場合には、
チャックされたマスクによってチップ、ウェハ等をパタ
ーニングする間、基板をしっかりと保持する。静電チャ
ックはコンデンサの2枚の電極間に働く力を利用してウ
ェハを所定の位置に保持する。もし、ウェハが対向する
平行電極から誘電率がε、厚さがdである絶縁体によっ
て離されており、それらの間に電圧Vが印加されると、
それらの間には吸引力Fが次のように生じる。
【0003】F=(εV2/2d2)A ここに、Aはウェハと電極の共通の面積である。明らか
なように、最大の力を得るためには高い誘電定数を有す
る薄い誘電体層を用いることである。加工中、チャック
された基板やマスクが正確に定位置に制御されて保持さ
れるように電圧を維持する。パターニングが終了する
と、電圧印加をやめることとにより簡単にチャックされ
た基板やマスクを取りはずせる。第3のタイプのチャッ
クは、機械的なクランプを使ってウェハを保持するもの
である。しかし、パターンが描かれたウェハを破損した
り、ゴミが発生しやすいという危険性から段々と機械的
なクランプは使用が躊躇されてきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】静電チャックは真空中
での使用に好ましい方法である。真空中では真空チャッ
クは使えないことは明らかである。高い分解能が必要な
リソグラフィに使用する場合、ウェハとチャックの上面
の間に取り込まれた微粒子が大きな問題となる。という
のは、その微粒子はウェハの上面を歪ませ、ウェハ上に
塗布されたレジストの現像後の像中に歪をもたらすこと
になる。この点、真空チャックではこの問題を最小限に
するために、チャックの上面を床爪(bed of nails)
のようにしている。これによって、ウェハと接触するチ
ャックの表面の割合が非常に小さくなる。この方法をと
ると、ウェハとチャックの接触部分との間に微粒子が介
在する確率が小さくなる。
【0005】爪床(bed-nail)策を静電チャックに用いる
ことは難しい。ウェハと電極との距離 d は考えられる
最大の微粒子より大きくないといけない。とすると、d
に下限ができる。また、誘電体が爪(nail)を作るとする
と等価誘電率が低下する。もし、爪(nail)がウェハの面
積のfの割合になるとすると、等価誘電率はfε+(1-f)
となる。なぜなら、自由空間の誘電率は1であるからで
ある。 もし例えば、ε=1でf=0.05とすると、
爪床(nail bed)の誘電率は3ではなく、1.1である。
このように、保持する力は爪床(bed nail)では相当低く
なる。
【0006】真空中での操作に関する他の問題は、露光
時に受ける照射によって加熱された基板から熱を取り去
ることが難しいことである。ウェハチャックは一般的に
は熱を効果的に伝達する構造にはなっていない。また、
電子線リソグラフィに使用する場合には電子光学上の観
点より基板とその周囲の部材が磁場中に置かれることに
なる。もし、基板チャック部材が露光中に移動するステ
ージ上に取り付けられ、チャック又はステージが高い電
気伝導性の材質によって造られていると、それが非常に
薄い導電膜である場合を除いて、渦電流が生じ、それが
磁場を乱して露光過程を乱す可能性がある。この点より
必要となることは、チャックやステージを造る際には非
導電性物質、例えば、セラミックを用いることである。
しかしながら、この様な材料は一般的には熱伝導異性が
低い。
【0007】図形をウェハ上の正確な位置に合わせるこ
とが重要な場合には、例えばリソグラフィの場合のよう
に、ウェハが熱を吸収してウェハ上の図形の局所的な位
置ズレや歪みを引き起こすことに注意を払う必要があ
る。このような位置ズレはウェハ上の異なる層間の重ね
合わせエラーを引き起こす。通常の真空チャックでは、
保持力が十分強いのでこのような変位は防止できる。し
かし、このことは静電チャックには必ずしも当てはまら
ない。ウェハは膨張し、膨張するときにチャックから局
所的に離れてウェハ上でスリップする。この“静止摩擦
ズレ(stiction)”は予期せぬ局所的な位置誤差を引き起
こす。原理的には、熱によって引き起こされるウェハの
歪みは予測でき、リソグラフィの結像系に補正がかけら
れるかも知れないが、もしも静止摩擦ズレ(stiction)が
生じるとその時期と変位量は正確には予測不可能であ
る。
【0008】従って、静電チャックに求められること
は、真空中で使用可能なこと、ゴミ粒子があっても影響
されないこと、高い熱伝導性を有していること、と静止
摩擦ズレ(stiction)によって引き起こされる障害を避け
ることである。
【0009】本発明は静電チャックのこのような問題点
を解決し、真空中で使用可能な、ゴミ粒子があっても影
響されない、高い熱伝導性を有している静電チャックの
他の利点を提供することを目的にしている。
【0010】
【課題を解決する為の手段】本発明では上記目的を達成
するために、以下に述べる手段を用いている。
【0011】第1の手段は、真空中で使用可能、変形可
能、高熱伝導性を有する静電チャックであって、支持部
材とメンブレンを有し、該メンブレンは誘電体層からな
る第1の層、導電性物質からなる第2の層、基板材から
なる第3の層を有し、第3の層の表面の周辺部には縁枠
(rim)が有り、また、第3の層の表面には複数の梁(st
rut)が有り、メンブレンは縁枠と梁によって支持部材に
取り付けら、これによってメンブレンと支持部材表面の
間に中空領域がされ、支持部材には複数のガス配管穴が
有り、ガス配管穴はメンブレンと支持部材表面の間の中
空領域と冷却ガス供給源を結んでいる、ことを特徴とす
る静電チャックである。
【0012】この様な構成の静電チャックにすると、梁
によって形成された中空領域は縁枠によって外部真空環
境と遮断されて真空環境下で使用化のであり、メンブレ
ンは変形可能であって半導体基板の熱的変形に対応で
き、中空領域を冷却ガスで冷却することにより熱問題が
解消される。
【0013】第2の手段は、上記第1の手段の静電チャ
ックであって、更に、支持部材には中空構造体があり、
中空構造体は冷却液で満たされている、静電チャックと
した。このことにより、冷却ガスによって支持部材に伝
達された熱が容易に支持部材から外部に流され、支持部
材の温度上昇を防止できる。
【0014】第3の手段は、上記第2の手段の静電チャ
ックであって、更に、中空構造体には上部層があり、そ
の上部層の表面はメンブレンの縁枠や梁と接し、その上
層部の裏面は冷却液と接する溝を有している、静電チャ
ックとした。このことにより、支持部材を効率よく冷却
出来る。
【0015】第4の手段は、上記の第1乃至3の手段の
いずれかの静電チャックであって、前記第3の層と梁が
半導体ウェハからエッチングによる作られている、静電
チャックとした。半導体ウェハは微細加工技術により容
易に加工でき、加工素材として適している。
【0016】第5の手段は、上記第1乃至4の手段のい
ずれかの静電チャックであって、第2の層がアルミニュ
ウム、チタン、タングステン、銅の群より選択された導
体によって作られている静電チャックとした。これらの
金属は安価であり、容易に薄膜化が可能であり、安定し
た電気的特性を有している。
【0017】第6の手段は、上記第1乃至5の手段のい
ずれかの静電チャックであって、第1の層が二酸化珪
素、サファイア、有機ポリマーの群より選択された誘電
体によって作られている静電チャックとする。これらの
材料は安価であり、薄膜化が容易であり、安定した誘電
体特性を有している。
【0018】第7の手段は、上記第1乃至7の手段のい
ずれかの静電チャックであって、第1の層の厚さが20
ー100μmである静電チャックとした。この厚さで
は、特に変形が容易、言い換えると柔軟性に優れたチャ
ック、かつ、吸着特性が良好で、機械的強度も十分に保
ち得るチャックが得られる。
【0019】第8の手段は、上記第1乃至7の手段のい
ずれかの静電チャックであって、第2の層の厚さが略5
0nmである静電チャックとした。この厚さは電極とし
ての機能とメンブレンの柔軟性を合わせ持ち、更に渦電
流を防止することを可能にする。
【0020】第9の手段は、上記第1乃至8の手段のい
ずれかの静電チャックであって、第3の層の厚さが10
ー20μmである静電チャックとした。この厚さはメン
ブレンの柔軟性、熱伝導性から好ましいものである。
【0021】第10の手段は、上記第1乃至9の手段の
いずれかの静電チャックであって、前記複数の梁は第3
の層上に形成され、縁枠の第1の点から第2の点にわた
っている静電チャックとした。これによって、メンブレ
ンの機械的な強度が保たれる。
【0022】第11の手段は、上記第10の手段の静電
チャックであって、前記複数の梁の断面形状が長方形で
ある静電チャックとした。これによって製造過程が容易
になり、また熱伝導性に優れたチャックが得られる。
【0023】第12の手段は、上記第1乃至9の手段の
いずれかの静電チャックであって、前記複数の梁は正方
形であって、第3の層上に形成されている静電チャック
である。このようにすることにより、メンブレンの変形
方向の自由度が増す。
【0024】第13の手段は、上記第12の手段の静電
チャックであって、前記複数の梁の第1の部分は長方形
の断面を有し、第2の部分は先端を切った円錐である静
電チャックとする。これによって、保持している部材の
変位に対応するメンブレンの変形がより容易になる。
【0025】第14の手段は、上記第12の手段の静電
チャックであって、前記複数の梁の第1の部分は長方形
の断面を有し、第2の部分はピラミッド型である静電チ
ャックとした。このことによって、保持している部材の
変位に対するメンブレンの変形が更によくなる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下において本願発明の詳細な説
明を記述する。詳細な説明は以下に図を用いて記されて
いるが、発明が開示実施例に限定されないことは言うま
でもない。詳細な説明では同じ参照番号が同じ部材にふ
られている。
【0027】図1を参照して本発明の幾つかの実施の形
態を記す。
【0028】図1Aー1Iは静電チャック、その作り
方、使い方を示す本発明の第1の実施例である。図2A
ー2Iは静電チャック、その作り方、使い方を示す本発
明の第2の実施例である。
【0029】第1、第2の実施例に見られる静電チャッ
クは広い変形可能な面を有し、これによって静電的に固
定された基板とチャックとの間の微粒子によって起こる
問題を防いでいる。これは勿論微粒子が直接梁の上に在
る場合は無理である。しかしながら、爪床(nail bed)
のようなチャックの場合、梁の面積はウェハの面積に比
して十分に小さいのでこの様な状況が生じる可能性は小
さい。チャックは中空であり、真空環境に耐えられるよ
うになっている。チャックの内部は冷却用のガスで満た
され、基板の熱を逃がすようになっている。冷却ガスと
してはヘリウムが使用可能であり、圧力を大気圧以下に
すると基板が接触する面から冷却ガスが接するヒートシ
ンクへ熱が効率よく伝達される。
【0030】よく知られているように、熱伝達率kは、
ガス分子の平均自由行程がシステムの長さに比して小さ
い場合には、基本的にガス圧に依存しない。この点は以
下において更に詳細に記す。この事実によりチャック内
でガスを比較的低い圧力で使用しても熱の伝達には殆ど
影響が無い。比較的低圧であることによってチャックの
メンブレン(薄い膜構造体)の変形が防止出来る。大き
な変形が起こると変形したメンブレンとウェハの平坦面
との接触面積が減少し、メンブレンの強度低下をもたら
すことになる。
【0031】第1の実施例に示す静電チャックは梁を有
しており、その梁によってメンブレンを保持して一様な
xy面を作り出す。第2の実施例の静電チャックはフレ
キシブルな梁を有し静止摩擦ズレ(stiction)により生じ
る問題を回避している。そしてこれを達成するためにフ
レキシブルな梁でメンブレンを保持している。メンブレ
ン上の誘電体物質は基板と密着接触し、また十分に薄い
ために熱容量がほとんどなく、メンブレンの温度はウェ
ハの温度と同じになる。もしメンブレンの熱膨張係数が
シリコンと同じであったら、メンブレンは基板と一緒に
膨張し、メンブレンと基板の間に差動的な動きや相対的
な動きは生じなくなる、従って静止摩擦ズレ(stiction)
による問題は発生しない。メンブレンから突き出ている
梁がチャックの基盤に取り付き、メンブレンはチャック
の基盤に対して相対的に動く。第2の実施例では、梁は
フレキシブルな結合部材によって基盤に取り付けられて
おり、従って、梁はメンブレンが動くと横方向に柔軟に
変形する。このような梁は垂直方向には強固であるた
め、ウェハに対しては頑丈な基盤となり得る。ウェハの
エッジ部の梁は場合によっては横方向の動きに柔軟性が
なく、即ち、柔軟性の自由度が無く、そのためにウェハ
がこの領域に対して相対的に動くことがある。この時に
はある一点を固定し、その点を基にリソグラフィパター
ン位置の修正が決められる。
【0032】変形可能なメンブレンには他にも利点があ
って、ウェハが局所的に加熱されることに対する効果で
ある。露光時の放射エネルギーは主としてウェハの上面
部で吸収され、ウェハの厚み方向に温度の垂直な勾配を
もたらす。この温度勾配はウェハの上面を下面よりも大
きく膨張させることになる。ウェハをチャックして固定
する力が無ければ、この差動的な膨張はウェハをその下
から見たときに凹状態にすることになる。チャックの固
定力はこのような変形を抑えるだろうが、もしその力が
十分強くないとウェハは局所的にチャック表面から浮き
上がってしまうだろう、もしチャックの表面が変形可能
でなければ。ウェハが局所所的に温度が低かったり、垂
直方向の温度勾配が少ないとウェハは再び平らになって
チャック表面とくっつく。しかしながら、ウェハ上で隣
接する領域の加熱によって膨張力が生じると、ウェハの
下面とチャックの間に相対的な動きが生じ、静止摩擦ズ
レ(stiction)効果が発生する。変形可能なメンブレンを
有するチャックはこのような変形が生じても強くウェハ
の下面を密着保持出来る。従って、このような状況でさ
え静止摩擦ズレ(stiction)効果がメンブレンチャックで
はずっと少ない。
【0033】図1は静電チャック100の平面図であ
り、本発明の第1の実施例によるものである。静電チャ
ック100はその周囲部に縁枠102と、多数の梁と、
を有し、その梁のうちのふたつが104として示されて
いる。梁104は連続的な構造体であり、縁枠102の
第1の点から第2の点まで延びている。また、ガスの配
管穴があり、その内のふたつが106に示されている。
ここできちんと述べておくべきことは、チャック100
を支える支持部材中をガス配管穴106が通っているこ
とであり、この点に関しては以下において論議する。
【0034】ガス配管穴106によってガスはウェハチ
ャックのメンブレンと基盤の間に供給され、ガス圧も制
御される。ガス配管穴を梁104によって造られている
チャネルの対向端に設けることも可能である。そうする
とウェハチャックのメンブレンと基盤間を連続的に流
れ、チャックの熱伝達容量が増加する。しかしながら、
決められ低圧のガスという条件であること、及びそれに
伴って熱容量が低いことを考えると、先に記した熱伝達
容量の増加は小さすぎて、ガスを流すことや圧力を制御
するために必要な複雑さに見合わないだろう。
【0035】図1Bは図1の静電チャック100の断面
AAである。ガス配管穴106は支持部材110を通っ
ている、この点については以下に於いて更に詳しく述べ
る。静電チャック100の丸で囲まれた部分111が拡
大されて図1Cに示されている。
【0036】図1Cは図1B中の111によって示され
た静電チャック100の一部の拡大図である。メンブレ
ン108は梁104と縁枠102を有し、この梁104
と縁枠102によってメンブレンは支持部材110の上
部層112に結合されている。中空領域107が上部層
112とメンブレン108との間につくられる。ガス配
管穴106は、示されているように支持部材110の一
部を通り抜けている。支持部材110には112で示さ
れる部分があり、ウェハからつくることが出来る。ウェ
ハを薄くし、底面を微細加工して小さな溝114を設け
る。この溝は支持部材110の中空部116を満たす冷
却液へ熱を流す効率を上げる。メンブレン108の一部
である118が拡大されて図1Dに示されている。
【0037】図1Dは図1Cで示されているメンブレン
108の一部の拡大図である。メンブレン108には層
120があり、半導体ウェハのような半導体基板から作
られる。メンブレン108の作り方を以下において記
す。層120の厚さは標準的には10ー20μmであ
る。層122は金属薄膜であって層120の表面に形成
されている。金属薄膜122は導電性であり、半導体集
積素子に標準的に使用されているアルミニュウム、タン
グステンや他の導電性物質から作られる。金属薄膜12
2の厚さは約50nmである。層124は誘電体層であ
り、金属薄膜122の層122の上に形成されている。
誘電体層124は標準的には二酸化ケイ素(Si
)、サファイヤや有機ポリマーのような物質から作
られる。層124の厚さは20ー100μmである。メ
ンブレンが109に示されているように全体として相対
的に薄くて0.12mm程度であると、メンブレン10
8は変形しやすい。上に述べた厚さはただ例として示し
ただけであって、他の厚さでも使用できることを記して
おく。
【0038】図1Eは図1Cに示された静電チャック1
00の側面の一部の拡大図である。支持部材110が示
されていて、支持部材110の部分要素116には冷却
液が入っている。メンブレン108には層124、層1
22、層120と梁104と縁枠102があって、支持
部材110の層112に取り付けられている。ウェハ
(基板)126は静電的にメンブレン108にチャック
される。電位が金属薄膜122とウェハ126の間にバ
ッテリー128によって与えられる。メンブレン108
はずっと部材112に梁103と縁枠104によって取
り付いている。ガス配管穴106は中空部107を冷却
ガスの供給源129に接続している。冷却ガスの圧力は
大気圧よりずっと小さい圧力に制御され、メンブレン1
08の変形を防止している。
【0039】図1Fー1Iはメンブレン108の製造方
法を示す。図1Fは何も加工されていない(ブランク)
ウェハを示す。ブランクウェハはエッチングされ、図1
Gに示されたようにウェハ130上に梁104と縁枠1
03が作られる。ここで注意すべき点は、ウェハ130
の厚さは基本的に減少し、図1Dや1E中の層120と
なる。図1Hはウェハ130上に形成された金属薄膜層
122を示す。図1Iは金属薄膜122の上に形成され
た誘電体物質層124を示す。基盤112はシリコンウ
ェハから同様な方法によって形成される。基盤とメンブ
レンはエポキシや陽極接合によって接着される。
【0040】図2Aは静電チャック200の平面図であ
って、本発明の第2の実施例である。静電チャック20
0にはその周囲部に縁枠202が、また多数の方形の梁
があり、その内のふたつが204として示されている。
梁204は断面図に示されているように、その第一の部
分は長方形の断面であり、第2の部分の断面はテーパに
なっている側面を有している。第2の部分は先端が切り
取られた円錐状になっていて全方向に柔軟性を有してい
る。第2の部分はまたピラミッドの形になっていて全方
向に柔軟性を有しても良い。梁204は更に柔軟性を発
揮出来るように、両端においてテーパ部を有しても良
い。また、ガス配管穴が示されており、その内のふたつ
が206として示されている。ここできちんと見ておく
べきことは、ガスの配管穴206は支持部材中にあり、
その支持部材は静電チャック200を保持していること
であり、以下において論ずる。
【0041】図2Bには図2Aの静電チャック200の
BBに沿った断面が示されている。メンブレン208が
梁204上を被っている。ガス配管穴206は支持部材
210を通りぬけており、この点については以下に於い
て詳しく述べる。静電チャック200の一部が211で
丸で囲まれており、拡大図が図2Cに示されている。
【0042】図2Cは図2Bの211で示された静電チ
ャック200の一部の拡大図である。メンブレン208
は梁204と縁枠202を有し、その梁と縁枠によって
メンブレンは支持部材210の上部層212に接合され
ている。中空領域207は上部層212とメンブレン2
08の間につくられる。ガス配管穴206は支持部材2
10を通り抜けている。支持部材210は部分要素21
2を有し。これはウェハから作られる。ウェハを薄く
し、底面を微細加工して小さな溝214を設ける。この
溝は支持部材110の中空部216を満たす冷却液に熱
を流す効率を上げる。メンブレン108の一部である2
18が拡大されて図2Dに示されている。
【0043】図2Dは図2Cで示されているメンブレン
208の一部の拡大図である。メンブレン208には層
220があり、半導体ウェハのような半導体基板から作
られる。メンブレン208の作り方を以下において記
す。層220の厚さは標準的には10ー20μmであ
る。層222は金属薄膜であって層220の表面に形成
されている。金属薄膜222は導電性であり、半導体集
積素子に標準的に使用されているアルミニュウム、タン
グステンや他の導電性物質から作られる。金属薄膜22
2の厚さは約50nmである。層224は誘電体層であ
り、金属薄膜222の層222の上に形成されている。
誘電体層224は標準的には二酸化ケイ素(Si
2)、サファイヤや有機ポリマーのような物質から作
られる。層224の厚さは20ー100μmである。メ
ンブレンが209に示されているように全体として相対
的に薄くて0.12mm程度であると、メンブレン20
9は変形しやすい。上に述べた厚さはただ例として示し
ただけであって、他の厚さでも使用できることを記して
おく。
【0044】図2Eは図2Cに示された静電チャック2
00の側面の一部の拡大図である。支持部材210が示
されていて、支持部材210の部分要素216には冷却
液が入っている。メンブレン208には層224、層2
22、層220と梁204と縁枠202があって、支持
部材210層の212に取り付けられている。ウェハ
(基板)226は静電的にメンブレン208にチャック
される。電位が金属薄膜222とウェハ226の間にバ
ッテリー228によって与えられる。メンブレン208
はずっと部材212に梁203と縁枠204によって取
り付いている。ガス配管穴206は中空部207を冷却
ガスの供給源229に接続している。
【0045】図2Fー2Iはメンブレン208の製造方
法を示す。図2Fは何も加工されていない(ブランク)
ウェハ230を示す。ブランクウェハ230はエッチン
グされ、図2Gに示されたようにブランクウェハ230
上に梁204と縁枠203が作られる。ここで注意すべ
き点は、ウェハ230の厚さは基本的に減少し、図2D
や2E中の層220となる。図2Hはウェハ230上に
形成された金属薄膜層222を示す。図2Iは金属薄膜
222の上に形成された誘電体物質層224を示す。
【0046】図3Aが示しているのは、Heガスの熱伝
達係数であり、距離d=100μmだけ離れた2枚の平
行平面間に対するものである。図3Aの基になっている
のは、D.Wright et al.による、Journal of Vacuum S
cience and Technology, A10, 1065(1992)に掲載され
た、“Low temperature etch chuck : modeling and ex
perimental results of heat transfer and wafer temp
erature”という文献である。見て分かるように、圧力
が大気圧760 Torr から約 50Torr、これは大気圧
の約6%であるが、減少すると熱伝達率は約15%程度
低下する。圧力が50Torrで温度が25℃のHe中での
平均自由行程は約2.9μmであり、この値は距離dよ
りずっと小さい。しかしながら、ガスによる熱伝達はチ
ャックの大きさの関数である。もし、メンブレン表面と
チャックの基盤との距離がdであるすると、幾つかのd
の値に対するHeの熱伝達率が図3Bに示されている。
見ると分かるように、dが小さい方が熱伝達効率が良
い。例えば、圧力が100Torrで距離がd=100μm
である時、熱伝達は1305W/m2-K(deg)であり、
この値は大気圧条件より8%小さい。
【0047】以上のことをまとめて考えると本発明の静
電チャックの機能と利点を更により深く理解できる。本
発明の静電チャックは真空中で使用可能であり、適度な
変形が可能であり、高い熱伝導性を有している。適度に
変形可能になっているのは薄いメンブレン構造を採って
いるためであり、このメンブレンは誘電体物質層、金属
薄膜層、半導体物質層からなっている。高い熱伝導性を
もたらしているのは支持部材とメンブレンの間に中空領
域を作り、この領域に冷却液を循環させているためであ
る。メンブレンは基盤部材にフレキシブルな支持体を介
して接合されており、そのためにウェハの温度が変化し
てもメンブレンは伸張してウェハと密着したままであ
る。これによって静止摩擦ズレ(stiction)問題が回避さ
れる。
【0048】以上の本発明の実施例の記載は例示と説明
のためである。これによって発明を開示したような形態
に限定しようとする意図ではない。明らかな改良や変形
が上記に示唆から可能である。実施例は発明の原理と応
用を最もよく示すために選ばれ、記されたものである。
そして、そのことによって、当業者は発明を色々な形態
で、また色々な変形を加え、その意図した使用法に合わ
せて利用できることになる。特許請求の範囲を解釈する
際には公正に、規則に従い、正当に与えられる幅があ
り、そのような修正や変形は本発明の範囲内のものであ
る。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明を用いること
によって、真空中でしようが可能であって、ゴミ粒子の
影響や保持している部材の変形に対しても対応が可能で
あり、保持する部材の温度上昇を低減できる静電チャッ
クが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明による第1の実施例の静電チャックの
平面図である。
【図1B】図1Aに示された静電チャックの側面図であ
る。
【図1C】図1Bの部分的拡大図である。
【図1D】図1Cのメンブレン、金属層、誘電体層の拡
大図である。
【図1E】図1Cに示された静電チャックの拡大図であ
る。
【図1F】本発明のチャックの作り方を示す図である。
【図1G】本発明のチャックの作り方を示す図である。
【図1H】本発明のチャックの作り方を示す図である。
【図1I】本発明のチャックの作り方を示す図である。
【図2A】本発明による第2の実施例の静電チャックの
平面図である。
【図2B】図2Aに示された静電チャックの側面図であ
る。
【図2C】図2Bの部分的拡大図である。
【図2D】図2Cのメンブレン、金属層、誘電体層の拡
大図である。
【図2E】図2Cに示された静電チャックの拡大図であ
る。
【図2F】本発明のチャックの作り方を示す図である。
【図2G】本発明のチャックの作り方を示す図である。
【図2H】本発明のチャックの作り方を示す図である。
【図2I】本発明のチャックの作り方を示す図である。
【図3A】ヘリウムガスによる熱伝達性を、圧力と基盤
ーウェハ間の距離の関数として示したものである。
【図3B】ヘリウムガスによる熱伝達性を、圧力と基盤
ーウェハ間の距離の関数として示したものである。
【符号の説明】
100 ・・・・ 本発明のチャック 200 ・・・・ 本発明の他のチャック 102 ・・・・ 縁枠 104 ・・・・ 梁 106 ・・・・ ガス供給配管 120 ・・・・ 層(半導体基材からなる) 122 ・・・・ 導体層 124 ・・・・ 誘電体層 126 ・・・・ 保持する半導体(ウェハ)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空中で使用可能、変形可能、高熱伝導性
    を有する静電チャックであって、支持部材とメンブレン
    を有し、 該メンブレンは誘電体層からなる第1の層、導電性物質
    からなる第2の層、 基板材からなる第3の層を有し、 第3の層の表面の周辺部には縁枠(rim)が有り、ま
    た、第3の層の表面には複数の梁(strut)が有り、メン
    ブレンは縁枠と梁によって支持部材に取り付けら、 これによってメンブレンと支持部材表面の間に中空領域
    がされ、支持部材には複数のガス配管穴が有り、 ガス配管穴はメンブレンと支持部材表面の間の中空領域
    と冷却ガス供給源を結んでいる、ことを特徴とする静電
    チャック。
  2. 【請求項2】請求項1記載の静電チャックであって、支
    持部材には中空構造体があり、中空構造体は冷却液で満
    たされている、ことを特徴とする静電チャック。
  3. 【請求項3】請求項2記載の静電チャックであって、中
    空構造体には上部層があり、 その上部層の表面はメンブレンの縁枠や梁と接し、 その上層部の裏面は冷却液と接する溝を有している、こ
    とを特徴とする静電チャック。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載された静
    電チャックであって、前記第3の層と梁が半導体ウェハ
    からエッチングによる作られている、ことを特徴とする
    静電チャック。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載された静
    電チャックであって、第2の層がアルミニュウム、チタ
    ン、タングステン、銅の群より選択された導体によって
    作られていることを特徴とする静電チャック。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載された静
    電チャックであって、第1の層が二酸化珪素、サファイ
    ア、有機ポリマーの群より選択された誘電体によって作
    られていることを特徴とする静電チャック。
  7. 【請求項7】請求項1乃至7のいずれかに記載された静
    電チャックであって、第1の層の厚さが20ー100μ
    mであることを特徴とする静電チャック。
  8. 【請求項8】請求項一乃至7のいずれかに記載された静
    電チャックであって、第2の層の厚さが略50nmであ
    ることを特徴とする静電チャック。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8のいずれかに記載された静
    電チャックであって、第3の層の厚さが10ー20μm
    であることを特徴とする静電チャック。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9のいずれかに記載された
    静電チャックであって、前記複数の梁は第3の層上に形
    成され、縁枠の第1の点から第2の点にわたっているこ
    とを特徴とする静電チャック。
  11. 【請求項11】請求項10に記載された静電チャックで
    あって、前記複数の梁の断面形状が長方形であることを
    特徴とする静電チャック。
  12. 【請求項12】請求項1乃至9のいずれかに記載された
    静電チャックであって、前記複数の梁は正方形であっ
    て、第3の層上に形成されていることを特徴とする静電
    チャック。
  13. 【請求項13】請求項12に記載された静電チャックで
    あって、前記複数の梁の第1の部分は長方形の断面を有
    し、第2の部分は先端を切った円錐であることを特徴と
    する静電チャック。
  14. 【請求項14】請求項12に記載された静電チャックで
    あって、前記複数の梁の第1の部分は長方形の断面を有
    し、第2の部分はピラミッド型であることを特徴とする
    静電チャック。
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