JP2000260828A - 半導体チップ実装装置 - Google Patents

半導体チップ実装装置

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JP2000260828A
JP2000260828A JP11061936A JP6193699A JP2000260828A JP 2000260828 A JP2000260828 A JP 2000260828A JP 11061936 A JP11061936 A JP 11061936A JP 6193699 A JP6193699 A JP 6193699A JP 2000260828 A JP2000260828 A JP 2000260828A
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semiconductor chip
temporary
circuit board
positioning table
chip
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JP11061936A
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Shigeru Sato
茂 佐藤
Seiya Nakai
誠也 中居
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Altecs Co Ltd
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Altecs Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体製造ラインへの組込み容易化を図る。 【解決手段】 回路基板のチップ取付位置に半導体チッ
プを表面実装する前工程としての回路基板の取付位置に
半導体チップを接着剤により仮付けするための仮組付機
構1と、回路基板のチップ取付位置に半導体チップを表
面実装する工程としての回路基板の取付位置に半導体チ
ップを超音波振動により本付けするための本組付機構1
1とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波振動により半
導体チップを回路基板に表面実装する実装装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平10−22308号公報で開示さ
れたように、本出願人は超音波振動により半導体チップ
を回路基板に表面実装するのに好適な実装装置を提案し
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記半導体チップ実装
装置は、装置本体に設けられた実装機構のマウントテー
ブルに回路基板を位置決め搭載しておき、この回路基板
に半導体チップを位置決め搭載した後、その上方より超
音波振動接合機構を下降し、超音波振動機構の共振器と
マウントテーブルとがそれらの間に半導体チップと回路
基板とを加圧挟持すると共に、共振器を超音波振動機構
の振動子から出力された超音波振動に共振させることに
より、半導体チップを回路基板に接合して表面実装す
る。このため、半導体チップの回路基板への位置決めと
超音波振動による接合とが実装機構のマウントテーブル
である1箇所で行う構造であるので、この半導体チップ
半導体チップ実装装置を半導体製造ラインに組込む場
合、半導体製造ラインの設備の関係より、マウントテー
ブルに回路基板を供給する搬送ラインを組込む構造が複
雑になることがあった。
【0004】そこで、本発明は回路基板への半導体チッ
プの仮組付と半導体チップの超音波振動接合による本組
付との領域を区分配置して半導体製造ラインへの組込み
容易化が図れる半導体チップ実装装置を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、回路
基板のチップ取付位置に半導体チップを表面実装する前
工程としての回路基板のチップ取付位置に半導体チップ
を接着剤により仮付けするための仮組付機構と、回路基
板のチップ取付位置に半導体チップを表面実装する工程
としての回路基板のチップ取付位置に半導体チップを超
音波振動により本付けするための本組付機構とを備えた
ことを特徴としている。よって、回路基板への半導体チ
ップの仮組付と半導体チップの超音波振動接合による本
組付とが区分配置されたので、半導体製造ラインへの組
込み容易化を図れることができる。そして、仮組付機構
が回路基板のチップ取付位置に半導体チップを接着剤に
より仮付けするので、仮組付機構より本組付機構に搬送
される半導体チップが回路基板のチップ取付位置より位
置ずれしない。又、本組付機構が仮組付機構より搬送さ
れた回路基板のチップ取付位置に半導体チップを超音波
振動により本付けするので、半導体チップが回路基板の
チップ取付位置に簡単かつ強固に接合できる。又、本発
明にあっては、仮組付機構が、水平面の縦横への移動停
止と水平面内での回転とが可能な上面に凹状の基板収容
部を有する仮付位置決めテーブルと、上面に凹状のチッ
プ収容部を有するアライメントテーブルと、仮付位置決
めテーブルの上面と平行な下面に開口された吸引孔部を
有するボンディングヘッドと、上下面のうちの何れか一
方の面に吸引孔部を有する先端部の上下の向きが180
度反転して入れ替わる反転移送ユニットと、ボンディン
グヘッドに保持された半導体チップのバンプを撮像して
電気信号に変換した位置認識信号をボンディングヘッド
と仮付位置決めテーブルとに出力する上ワークカメラ
と、仮付位置決めテーブルに保持された回路基板のチッ
プ取付位置のバンプを撮像して電気信号に変換した位置
認識信号をボンディングヘッドと仮付位置決めテーブル
とに出力する下ワークカメラと備えれば、回路基板のチ
ップ取付位置に半導体チップを接着剤により仮付けする
構造が簡単化できる。又。本組付機構が、水平面の縦横
への移動停止可能な上面に凹状の基板収容部を有する本
付位置決めテーブルと、加圧昇降源と、加圧昇降源の加
圧昇降出力部に固定されたホルダと、ホルダに両持ち支
持に取付けられた共振器と、共振器一端に結合された振
動子と、振動子から超音波振動に共振する共振器の最大
振動振幅点より外側に突設された接合作用部とを備えれ
ば、回路基板のチップ取付位置に半導体チップを超音波
振動により本付けする構造が簡単化できる。又、本発明
にあっては、仮付位置決めテーブルの基板収容部の中心
と上ワークカメラの光軸とボンディングヘッドの吸引孔
部の孔軸と下ワークカメラの光軸とが、1本の直線上に
配置されれば、ボンディングヘッドが上ワークカメラと
を同時に同方向に移動停止することにより、ボンディン
グヘッドによる半導体チップの回路基板のチップ取付位
置への位置決め搭載と、上ワークカメラによる仮付位置
決めテーブルに保持された回路基板のチップ取付位置へ
の認識とが個別に実行できる。又、本発明にあっては、
仮付位置決めテーブルの基板収容部の中心とボンディン
グヘッドの吸引孔部の孔軸とが同軸状に配置された際、
ボンディングヘッドの吸引孔部の孔軸と上ワークカメラ
の光軸との離隔寸法と、ボンディングヘッドの吸引孔部
の孔軸と下ワークカメラの光軸との離隔寸法とが、同一
寸法に設定されれば、ボンディングヘッドが回路基板の
チップ取付位置の真上に移動停止する際に上ワークカメ
ラの位置認識と下ワークカメラの位置認識とにより、ボ
ンディングヘッドに保持された半導体チップと仮付位置
決めテーブルに保持された回路基板のチップ取付位置と
が対応するように位置補正することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1乃至図2は本発明の一実施形
態であって、図1は半導体チップ実装装置の外観を示
し、図2は主要な動作を示す。
【0007】図1を参照し、半導体チップ実装装置の構
造について説明する。1は仮組付機構で、図2の回路基
板21のチップ取付位置21aに半導体チップ22を表
面実装する前工程としての回路基板21のチップ取付位
置21aに半導体チップ22を接着剤23により仮付け
するための機構である。2は仮組付機構1の上部中央に
設けられた仮付位置決めテーブルであって、水平面の縦
横であるXY方向の移動と水平面内での回転角θとの調
整が可能な上面に、1枚の回路基板21と同形な凹状の
基板収容部2aを有する。XY方向の移動調整は、XY
テーブルのように、Xアクチュータにより仮付位置決め
テーブル2の上面が水平面の横方向に移動停止する一
方、Yアクチュエータにより仮付位置決めテーブル2の
上面が水平面の縦方向に移動停止する。回転角θの調整
は、回転テーブルのように、回転アクチュエータにより
仮付位置決めテーブル2の上面が水平面内での向きを調
整する。
【0008】3は仮組付機構1の上部一隅部に設けられ
たトレイであって、複数の半導体チップ22を縦横に整
列収納し得る格子形状の上面を有する。4は仮組付機構
1の上部に設けられたアライメントテーブルであって、
トレイ3の右隣りに位置した上面に、1個の半導体チッ
プ22と同形な凹状のチップ収容部4aを有する。5は
仮組付機構1の上部に設けれた上ワークカメラであっ
て、アライメントテーブル4におけるチップ収容部4a
の右隣りに位置すると共に仮付位置決めテーブル2にお
ける基板収容部2aの手前側に位置する。上ワークカメ
ラ5はボンディングヘッド7に保持された計測対象であ
る半導体チップ22のバンプをCCDカメラで撮像して
電気信号に変換した位置認識信号を仮組付機構1に設け
られた図外のマイクロコンピュータを内蔵した電気的な
制御部に出力する。6は仮組付機構1の上部に設けれた
可動台であって、台アクチュエータにより仮組付機構1
に固定された図外のガイドに摺接係合しつつ水平面の縦
であるY方向に移動停止する。7は可動台6の一側面に
設けられたボンディングヘッドであって、仮付位置決め
テーブル2の上面と平行な下面に開口された吸引孔部を
有する。この吸引孔部は、仮組付機構1に設けた図外の
吸引ポンプが吸引経路で接続され、吸引ポンプが駆動さ
れた状態において、吸引経路のバルブが開弁動作するこ
とにより、下面に半導体チップ22を吸引吸着する。
【0009】8はボンディングヘッド7と同一側で可動
台6に設けられた下ワークカメラであって、仮付位置決
めテーブル2に保持された計測対象である回路基板21
のチップ取付位置21aのバンプをCCDカメラで撮像
して電気信号に変換した位置認識信号を仮組付機構1に
設けられた上記制御部に出力する。この制御部は、上ワ
ークカメラ5と下ワークカメラ8とより入力された位置
認識信号により、ボンディングヘッド7が上ワークカメ
ラ5の位置より回路基板21のチップ取付位置21aの
真上に移動停止する際、ボンディングヘッド7に保持さ
れた半導体チップ22のバンプと仮付位置決めテーブル
2に保持された回路基板21のチップ取付位置21aの
バンプとが対応するように位置補正するための指令をボ
ンディングヘッド7の駆動源と仮付位置決めテーブル2
の駆動源とに出力し、ボンディングヘッド7と仮付位置
決めテーブル2とを制御する。この制御部によるボンデ
ィングヘッド7に対する制御は、ボンディングヘッド7
の吸引孔部の孔軸L7と仮付位置決めテーブル2の基板
収容部2aの中心Pとを同軸状に配置するためのY方向
への移動量制御である。上記制御部による仮付位置決め
テーブル2に対する制御は、ボンディングヘッド7の吸
引孔部の孔軸L7と仮付位置決めテーブル2の基板収容
部2aの中心Pとを同軸状に配置するためのXY方向へ
の移動量制御と、仮付位置決めテーブル2の水平面内で
の回転角θ調整制御とである。これらの制御の結果とし
て、ボンディングヘッド7に保持された半導体チップ2
2のバンプと仮付位置決めテーブル2に保持された回路
基板21のチップ取付位置21aのバンプとが上下で正
確に位置合わせされる。
【0010】9は仮組付機構1に設けられた反転移送ユ
ニットであって、ユニットアクチュエータにより仮組付
機構1に固定された図外のガイドに摺接係合しつつ水平
面の横であるX方向に移動停止すると共に、反転アクチ
ュエータにより先端部の上下の向きが180度反転して
入れ替わる。反転移送ユニットの先端部における上下面
のうちの何れか一方の面には吸引孔部を有する。この吸
引孔部は、仮組付機構1に設けた図外の吸引ポンプが吸
引経路で接続され、吸引ポンプが駆動された状態におい
て、吸引経路のバルブが開弁動作することにより、吸引
孔部の設けられた面に半導体チップ22を吸引吸着す
る。10は仮付搬送ラインであって、一対の環状チェー
ンと一対の駆動スプロケットと一対の従動スプロケット
とより形成される。
【0011】仮付位置決めテーブル2の基板収容部2a
の中心Pと上ワークカメラ5の光軸L5とボンディング
ヘッド7の吸引孔部の孔軸L7と下ワークカメラ8の光
軸L8とは、Y方向の或る1本の直線上に配置される。
そして、中心Pと孔軸L7とが同軸状に配置された状態
において、孔軸L7と光軸L5との離隔寸法(スパン)
Aと、孔軸L7と光軸L8との離隔寸法(スパン)Aと
は、同一寸法に設定されている。
【0012】11は超音波振動接合機構で、回路基板2
1のチップ取付位置21aに半導体チップ22を表面実
装する工程として、回路基板21のチップ取付位置21
aに半導体チップ22を超音波振動により本付けするた
めの機構である。12は超音波振動接合機構11の上部
中央に設けられた本付位置決めテーブルであって、水平
面の縦横であるXY方向に移動停止可能な上面に、1枚
の回路基板21と同形な凹状の基板収容部12aを有す
る。XY方向の移動停止は、XYテーブルのように、X
アクチュータにより本付位置決めテーブル12の上面が
水平面の横方向に移動停止する一方、Yアクチュエータ
により本付位置決めテーブル12の上面が水平面の縦方
向に移動停止する。13は超音波振動接合機構11に設
けられた固定台である。14は固定台13の一側面より
突出された門形フレームである。15は門形フレーム1
4の上辺部中央に加圧昇降源として設けられたエアシリ
ンダのようなリフトシリンダある。16は門形フレーム
14の中央空間より下方に突出したリフトシリンダ15
のピストンロッドに固定された門形のホルダであって、
リフトシリンダ15の伸縮駆動により昇降される際、門
形フレーム14とホルダ16とにわたり設けられた図外
のガイド機構により回転しないように向きが保持され
る。
【0013】17はホルダ16に両持ち支持に取付けら
れた共振器であって、両端部がホルダ16の相対峙する
一対のアーム部に挿入装着される。18は共振器17の
中央部より下側に突出された接合作用部である。19は
振動子であって、ホルダ16のアーム部に形成された貫
通孔を経由して共振器17の一端に無頭ねじのようなね
じ手段により同軸状に結合される。この状態において、
超音波振動接合機構11に設けられた図外の超音波発生
器から振動子19に電力が供給されることにより、振動
子19が所定周波数の縦波である超音波振動を発生して
出力する。共振器17は振動子19より出力された超音
波振動に共振する少なくとも1波長の長さ(超音波振動
の伝達方向の長さ)を有し、その長さ方向の両端面と中
央とには共振する超音波振動の最大振動振幅点が存在
し、ホルダ16との支持部には共振する超音波振動の最
小振動振幅点(ノーダルポイント)が存在する。18は
共振器17の中央の最大振動振幅点に位置し、その下端
面の振動方向は共振器17の長さ方向に沿う横方向であ
る。20は本付搬送ラインであって、一対の環状チェー
ンと一対の駆動スプロケットと一対の従動スプロケット
とより形成される。
【0014】実施形態の動作について図2を参照しつつ
説明する。図2のa図に示すように、回路基板21が仮
付搬送ライン10により搬送されて仮付位置決めテーブ
ル2の基板収容部2aに収納される。この状態におい
て、回路基板21のチップ接続端子である金又は半田の
ようなバンプが設けられた表面が上方に向き、回路基板
21の背面が基板収容部2aの底面に接触し、回路基板
21の外周縁が基板収容部2aの内周縁に接触し、回路
基板21が仮付位置決めテーブル2に位置決め搭載され
る。又、回路基板21の表面はバンプを含め図2のg図
における熱硬化性合成樹脂又は両面粘着テープのような
電気絶縁光透過性の接着剤23で被覆されている。これ
と並行し、1個の半導体チップ22が図外の真空吸引機
能を持つピックアームによりトレイ3から取り出されて
アライメントテーブル4のチップ収容部4aに収納され
る。この状態において、半導体チップ22の基板接続端
子である金又は半田のようなバンプが設けられた表面が
上方に向き、半導体チップ22の背面がチップ収容部4
aの底面に接触し、半導体チップ22の外周縁がチップ
収容部4aの内周縁に接触し、半導体チップ22がアラ
イメントテーブル4に位置決め搭載される。半導体チッ
プ22のバンプと回路基板21のバンプとが互いに接合
することにより、半導体チップ22が回路基板21に表
面実装されるので、半導体チップ22のバンプが金であ
る場合は回路基板21のバンプも金であり、半導体チッ
プ22のバンプが半田である場合は回路基板21のバン
プも半田であるというように、半導体チップ22のバン
プと回路基板21のバンプとが同一の材料により形成さ
れるのが接合強度の点から最良であるが、超音波振動に
より互いに接合可能な範囲で異なる材料であっても良
い。又、半導体チップ22の表面中心を基準としたバン
プの配置と回路基板21のチップ取付位置21aの表面
中心を基準としたバンプの配置とは互いに同一である。
【0015】次に、図2のb図に示すように、反転移送
ユニット9がアライメントテーブル4より半導体チップ
22を真空吸着して矢印で示す軌跡L9を経由して上ワ
ークカメラ5の真上で待機する。そして、図2のc図に
示すように、反転移送ユニット9が反転する。反転移送
ユニット9がアライメントテーブル4の位置から上ワー
クカメラ5の真上に到達するまでの過程で反転動作を行
えば、反転動作が移動過程中であり、移動動作後に反転
動作を行う場合よりも作業時間が短縮できる。引き続
き、図2のd図に示すように、ボンディングヘッド7
が、仮付位置決めテーブル2(a図参照)の位置より上
ワークカメラ5の位置に移動し、反転移送ユニット9に
保持された半導体チップ22の真上で停止後、反転移送
ユニット9から半導体チップ22を真空吸着して受け取
る。それから、反転移送ユニット9が上ワークカメラ5
の位置より待機位置(図1の実線示位置)に復帰する。
その状態において、上ワークカメラ5がボンディングヘ
ッド7に保持された半導体チップ22の位置を認識す
る。
【0016】これと並行し、仮付位置決めテーブル2が
XY方向に移動停止し、回路基板21のチップ取付位置
21aが下ワークカメラ8の真下に位置合わせされる。
その状態において、下ワークカメラ8が回路基板21の
チップ取付位置21aを認識する。その後、図2のf図
に示すように、ボンディングヘッド7が上ワークカメラ
5の位置より回路基板21のチップ取付位置21aの真
上に移動停止する。このとき、上ワークカメラ5の位置
認識と下ワークカメラ8の位置認識とにより、ボンディ
ングヘッド7に保持された半導体チップ22と仮付位置
決めテーブル2に保持された回路基板21のチップ取付
位置21aとが対応するように位置補正される。そし
て、ボンディングヘッド7が仮付位置決めテーブル2に
保持された回路基板21のチップ取付位置21a(図2
のa図参照)に向けて下降する。
【0017】引き続き、図2のg図に示すように、ボン
ディングヘッド7の下降により半導体チップ22が回路
基板21に到達することにより回路基板21のチップ取
付位置21aに接着剤を介して仮付けされる。そして、
上記図2のa図からg図までの動作が繰り返されること
により、1枚の回路基板21に表面実装すべき設定数の
半導体チップ22が回路基板21に仮組付けされたら、
回路基板21が仮付位置決めテーブル2より仮付搬送ラ
イン10に移動搭載される。それから、設定数の半導体
チップ22が仮組付けされた回路基板21が、仮付搬送
ライン10により本付搬送ライン20に向けて搬送され
た後、仮付搬送ライン10より本付搬送ライン20に受
け渡され、本付搬送ライン20により本付位置決めテー
ブル12の基板収容部12aに収納される。この状態に
おいて、回路基板21に仮組付けされた半導体チップ2
2が上方に向き、回路基板21の背面が基板収容部12
aの底面に接触し、回路基板21の外周縁が基板収容部
12aの内周縁に接触し、回路基板21が本付位置決め
テーブル12に位置決め搭載される。
【0018】次に、図2のh図に示すように、本付位置
決めテーブル12が超音波振動接合機構11の図外の制
御部に予め設定されたプログラムに従い移動停止し、回
路基板21に仮組付けされた複数の半導体チップ22の
うちの第1順位と定められた半導体チップ22が共振器
17の接合作用部18の真下に待機する。その状態にお
いて、リフトシリンダ15が下降し、接合作用部18と
本付位置決めテーブル12とが、それらの間に、半導体
チップ22を回路基板21に所定の力で加圧挟持する。
これと並行し、振動子19が超音波振動を出力し、共振
器17が振動子19からの超音波振動に共振する。これ
によって、接合作用部18がリフトシリンダ15による
加圧方向と直交する矢印Y方に最大振動振幅を以って振
動する。係る振動により、接着剤23が半導体チップ2
2のバンプと回路基板21のバンプより押圧力と横振動
を受けつつ横に押しやられ、半導体チップ22のバンプ
と回路基板21のバンプとが互いに接触した後に接合作
用部18より伝達された横振動である超音波振動により
非溶解接合する。これと並行し、横に押しやられた接着
剤23が半導体チップ22のバンプと回路基板21のバ
ンプとの周りの空間を埋めて硬化し半導体チップ22と
回路基板21とを結合する。その後、本付位置決めテー
ブル12によるプログラムに従った移動とリフトシリン
ダ15の昇降と共振器17による超音波接合とが繰り返
されることにより、仮組付けされた設定数の半導体チッ
プ22が回路基板21に接合されたら、表面実装終了の
回路基板21が本付搬送ライン20により次工程又は図
外のマガジンに排出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の半導体チップ実装装置
を示す斜視図。
【図2】 同実施形態の動作を示す工程図。
【符号の説明】
1 仮組付機構 2 仮付位置決めテーブル 4 アライメントテーブル 5 上ワークカメラ 6 可動台 7 ボンディングヘッド 8 下ワークカメラ 9 反転移送ユニット 10 仮付搬送ライン 11 超音波振動接合機構 12 本付位置決めテーブル 15 リフトシリンダ 17 共振器 18 接合作用部 19 振動子 20 本付搬送ライン 21 回路基板 22 半導体チップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板のチップ取付位置に半導体チッ
    プを表面実装する前工程としての回路基板のチップ取付
    位置に半導体チップを接着剤により仮付けするための仮
    組付機構と、回路基板のチップ取付位置に半導体チップ
    を表面実装する工程としての回路基板のチップ取付位置
    に半導体チップを本付けするための本組付機構とを備え
    たことを特徴とする半導体チップ実装装置。
  2. 【請求項2】 仮組付機構は、水平面の縦横への移動停
    止と水平面内での回転とが可能な上面に凹状の基板収容
    部を有する仮付位置決めテーブルと、上面に凹状のチッ
    プ収容部を有するアライメントテーブルと、仮付位置決
    めテーブルの上面と平行な下面に開口された吸引孔部を
    有するボンディングヘッドと、上下面のうちの何れか一
    方の面に吸引孔部を有する先端部の上下の向きが180
    度反転して入れ替わる反転移送ユニットと、ボンディン
    グヘッドに保持された半導体チップのバンプを撮像して
    電気信号に変換した位置認識信号をボンディングヘッド
    と仮付位置決めテーブルとに出力する上ワークカメラ
    と、仮付位置決めテーブルに保持された回路基板のチッ
    プ取付位置のバンプを撮像して電気信号に変換した位置
    認識信号をボンディングヘッドと仮付位置決めテーブル
    とに出力する下ワークカメラと備え、 本組付機構は、水平面の縦横への移動停止可能な上面に
    凹状の基板収容部を有する本付位置決めテーブルと、加
    圧昇降源と、加圧昇降源の加圧昇降出力部に固定された
    ホルダと、ホルダに両持ち支持に取付けられた共振器
    と、共振器一端に結合された振動子と、振動子から超音
    波振動に共振する共振器の最大振動振幅点より外側に突
    設された接合作用部とを備えた、ことを特徴とする請求
    項1記載の半導体チップ実装装置。
  3. 【請求項3】 仮付位置決めテーブルの基板収容部の中
    心と上ワークカメラの光軸とボンディングヘッドの吸引
    孔部の孔軸と下ワークカメラの光軸とが、1本の直線上
    に配置されたことを特徴とする請求項2記載の半導体チ
    ップ実装装置。
  4. 【請求項4】 仮付位置決めテーブルの基板収容部の中
    心とボンディングヘッドの吸引孔部の孔軸とが同軸状に
    配置された際、ボンディングヘッドの吸引孔部の孔軸と
    上ワークカメラの光軸との離隔寸法と、ボンディングヘ
    ッドの吸引孔部の孔軸と下ワークカメラの光軸との離隔
    寸法とが、同一寸法に設定されたことを特徴とする請求
    項3記載の半導体チップ実装装置。
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