JP2000258583A - 沸騰水型核燃料集合体の燃料棒ギャップ測定装置 - Google Patents

沸騰水型核燃料集合体の燃料棒ギャップ測定装置

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JP2000258583A
JP2000258583A JP11058094A JP5809499A JP2000258583A JP 2000258583 A JP2000258583 A JP 2000258583A JP 11058094 A JP11058094 A JP 11058094A JP 5809499 A JP5809499 A JP 5809499A JP 2000258583 A JP2000258583 A JP 2000258583A
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Yutaka Hoshi
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Nuclear Fuel Industries Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 沸騰水型核燃料集合体の検査用として燃料棒
のギャップを測定する装置で、シックネスゲージやTV
カメラによる測定の非能率性と放射線被曝問題を解消
し、画像の鮮明化を実現して測定精度の大幅な向上を図
る。 【解決手段】 立設の昇降駆動部1には立装架台1aに
付設した昇降台1bの昇降駆動機構1cと、昇降台1b
に設けたテレセントリックレンズ1d付きのCCDカメ
ラ1eを具備し、昇降駆動部1を遠隔操作自在な制御コ
ンソール2には、昇降制御用コントロール部2aと画像
処理部2bとモニタTV2cを備える。昇降制御用コン
トロール部2aにより昇降駆動機構1cのサーボモータ
1hを回転制御して昇降台1bを所望位置に設定し、画
像処理部2bにてテレセントリックレンズ1dの特性を
活かしたCCDカメラ1eによるモニタTV2cの鮮明
な映像により画像処理解析を行い燃料棒ギャップgを測
知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は沸騰水型核燃料集合
体の組立工程検査などにおいて実施される燃料棒相互間
のキャップを測定することで、その検査結果の正否を判
断するために用いる燃料棒ギャップ測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記した燃料棒ギャップの測定手段とし
ては、これまでシックネスゲージ(thick−nes
s gauge)を、当該燃料棒ギャップ間に挿入操作
するGO/NO検査方式が実施されている。そしてこの
検査を行うためには、先ずその測定床面にあって鉛直状
に4m程度の深さまで穴を掘り、これに検査用架台を装
入植立して、当該穴から4m程度の高さまで検査室内へ
突出させ、当該検査用架台に、4m程度の高さをもった
沸騰水型核燃料集合体を固定状態とした後、当該床上に
おける検査作業者が、検査用架台を昇降動させながら、
所定高さにおける燃料棒ギャップに、何箇所となく前記
のシックネスゲージを挿入操作することで、当該燃料棒
ギャップの寸法が、長手方向へ所定の均一寸法となって
いるか否かを検査するようにしているのである。
【0003】従って上記従来の手作業による検査手段に
よるときは、細長い沸騰水型核燃料集合体を昇降動させ
ながら、燃料棒の各所におけるギャップをシックネスゲ
ージの手動操作で測定検査して行かねばならず、しかも
沸騰水型核燃料集合体の最終的な検査でもあることか
ら、作業者の精神的負担と実動労力とが加重されて大変
な負担となるだけでなく、さらに問題となることは、沸
騰水型核燃料集合体の当該検査は、その側傍で長時間続
行されることになり、従って放射線被曝防止の観点から
しても、その作業環境に対する改善が望まれている。
【0004】また、原子力発電所にあっては照射済みの
沸騰水型核燃料集合体について検査するため、TVカメ
ラを利用した計測法によって、ビデオスケーラによる視
覚計測などを遠隔操作によって実施することも知られて
いることから、TVカメラによる燃料棒ギャップの測定
手段を実施することも、当然考えられる。しかし、この
ような計測によるときは、前記のシックネスゲージによ
る手段に比し作業環境の改善を期待することは可能であ
り、しかも作業労力と作業時間の点でも利するところが
あるが、燃料棒ギャップについての画像取り込み、燃料
棒画像のエッジ検出や、その濃淡境界部の検出に鮮明さ
を欠くことになることから、燃料棒ギャップの測定精度
を向上することができない欠陥が存している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のシック
ネスゲージを用いる測定手段や、TVカメラを用いた燃
料棒の画像からギャップを測定するようにした装置の上
記欠陥に鑑み検討されたもので、その請求項1に係る燃
料棒ギャップの測定装置によるときは、所定位置に立設
するだけの昇降駆動部と、これにケーブル等により結線
して遠隔操作を可能とした制御コンソールとからなり、
上記昇降駆動部にはテレセントリックレンズを付したC
CDカメラを、制御コンソールにより自由に、沸騰水型
核燃料集合体の燃料棒ギャップに指向させ得るようにす
る。そして上記の制御コンソールでは、テレセントリッ
クレンズからCCDカメラにより得られたモニタTVに
よる映像を、画像処理によって画像処理解析を行い得る
ようにし、これによって従来のシックネスゲージによる
測定手段の如く、検査床面に深い穴を穿設する必要もな
く、また放射線被曝の問題を解消すると共に、測定作業
に要する時間と労力を大幅に改善しようとするのが第1
の目的である。
【0006】さらに当該請求項1では、上記の如くテレ
セントリックレンズ付きのCCDカメラを採択し、これ
によりモニタTVに得られた燃料棒ギャップの歪みのな
い画像取り込み、燃料棒の濃淡境界エッジの鮮明化を可
能とし、これによる画像処理部による画像処理解析の結
果につき、その測定精度を大幅に向上し、このことで前
記従来例であるTVカメラによる計測がもつ前記の欠陥
をも解消しようとするのが第2の目的である。
【0007】次に請求項2に係る燃料棒ギャップ測定装
置によるときは、上記請求項1の発明に対し、昇降駆動
部にあってテレセントリックレンズ付きのCCDカメラ
を設けるだけでなく、これと共に、制御コンソールによ
る遠隔操作によって一緒に変移可能とした光源を付設す
ることによって、測定現場による照明装置に依存するこ
となしに、最も望ましい照明効果を発揮させ、これによ
って燃料棒ギャップの測定装置に対して、さらに高い信
頼性を得ようとするのが、その目的である。
【0008】さらに請求項3にあっては、前記の請求項
1の発明に対して制御コンソールの遠隔操作によって、
テレセントリックレンズ付きのCCDカメラにつき、こ
れを前後微動用サーボモータと左右微動用サーボモータ
を稼動自在とすることにより、燃料棒ギャップに対する
テレセントリックレンズの前後、左右への移動を速やか
に微調整することができるようにして、作業能率を向上
させ得るようにすると共に、前記したモニタTVに得ら
れる燃料棒ギャップの画像について、その鮮明度をより
向上し易くしようとするのが、その目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため請求項1にあっては、所定位置に立設され
る昇降駆動部と、これに遠隔操作自在なるよう結線した
制御コンソールとからなり、上記の昇降駆動部には立装
架台に付設した昇降台の昇降駆動機構と、当該昇降台に
設けたテレセントリックレンズを付したCCDカメラと
を具備し、前記の制御コンソールには昇降制御用コント
ロール部と画像処理部と、これに接続のモニタTVとを
備え、上記昇降制御用コントロール部によって、前記昇
降駆動機構のサーボモータを回転制御することにより、
前記の昇降台を所望位置に昇降動自在とし、前記画像処
理部によって、テレセントリックレンズからCCDカメ
ラにより得られた燃料棒ギャップの前記モニタTVによ
る映像につき、画像処理解析を行うようにした沸騰水型
核燃料集合体の燃料棒ギャップ測定装置を提供しようと
している。
【0010】次に請求項2の場合には、所定位置に立設
される昇降駆動部と、これに遠隔操作自在なるよう結線
した制御コンソールとからなり、上記の昇降駆動部には
立装架台に付設した昇降台の昇降駆動機構と、当該昇降
台に設けたテレセントリックレンズを付したCCDカメ
ラと、光源とを具備し、前記の制御コンソールには昇降
制御用コントロール部と画像処理部と、これに接続のモ
ニタTVとを備え、上記昇降制御用コントロール部によ
って、前記昇降駆動機構のサーボモータを回転制御する
ことにより、前記の昇降台を所望位置に昇降動自在と
し、前記画像処理部によって、テレセントリックレンズ
からCCDカメラにより得られた燃料棒ギャップの前記
モニタTVによる映像につき、画像処理解析を行うよう
にした沸騰水型核燃料集合体の燃料棒ギャップ測定装置
を提供しようとしている。
【0011】そして請求項3の燃料棒ギャップ測定装置
では、所定位置に立設される昇降駆動部と、これに遠隔
操作自在なるよう結線した制御コンソールとからなり、
上記の昇降駆動部には立装架台に付設した昇降台の昇降
駆動機構と、当該昇降台に前後微動ステージと左右微動
ステージとを介して取着されたテレセントリックレンズ
付きのCCDカメラと、上記前後微動ステージと左右微
動ステージを夫々微動制御自在とした前後微動用サーボ
モータと左右微動用サーボモータとを具備し、前記の制
御コンソールには昇降制御用コントロール部と画像処理
部そしてこれに接続のモニタTVと、上記前後微動用サ
ーボモータと左右微動用サーボモータの微動用サーボモ
ータ制御部とを備え、上記昇降制御用コントロール部に
より、前記昇降駆動機構のサーボモータを回転制御する
ことにより、前記の昇降台を所望位置に昇降動自在にす
ると共に、前記の微動用サーボモータ制御部によって、
前後微動用サーボモータと左右微動用サーボモータとを
回転制御して、夫々前後微動ステージと左右微動ステー
ジとを微動自在とし、前記画像処理部によって、テレセ
ントリックレンズからCCDカメラにより得られた燃料
棒ギャップの前記モニタTVによる映像につき、画像処
理解析を行うようにしたことを、その内容としている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る燃料棒ギャップ測定
装置について説示するに先立って、既知の測定対象とな
る沸騰水型核燃料集合体Mについて図6によりこれを説
示しておくと、中央に縦装された水管aと、その外周側
に多数本縦装の燃料棒bとが、長手方向に離間して配装
された複数個のスペーサcによって、所定間隔だけ離間
するよう整列状態にて束ねられ、その上下が夫々上部タ
イプレートdと下部タイプレートeに連装固定されると
共に、最外周側にはチャンネルボックスfが被着されて
いる。そして当該燃料棒b相互間に形成される燃料棒ギ
ャップgは均一な一定値に形成すべきことが要求され
る。
【0013】そこで先ず図1、図2によって請求項1に
係る燃料棒ギャップgの測定装置につき説示すると、床
面の所定位置に立設された昇降駆動部1と、これに遠隔
操作自在なるようケーブルなどで結線した制御コンソー
ル2とからなっている。上記昇降駆動部1には、図1
(A)に明示の如く立装架台1aに付設された昇降台1
bの昇降駆動機構1cと、当該昇降台1bに設けられて
いるテレセントリックレンズ1d付きのCCDカメラ1
eとを具備しており、図示例の上記立装架台1aは、水
平状態を調整可能としたベース1fに垂直架台1gを立
設したものである。前記の昇降駆動機構1cは、垂直架
台1gに設けた直流等によるサーボモータ1hによって
回転自在である螺杆1iが、当該垂直架台1gに鉛直状
となるよう添設されている。そしてサーボモータ1hの
稼動により、螺杆1iに螺嵌されることで、上記の昇降
台1bが昇降動自在に螺送されるよう構成されている。
【0014】次に前記の制御コンソール2につき説示す
ると、図1(A)と図2によって理解される通り、昇降
制御用コントロール部2aと画像処理部2bそして、こ
れに接続されたモニタTV2cとを具備しており、図2
にあって2dはビデオプリンタ、2eはビデオタイト
ラ、2fはトラックボールを示し、2gは画像処理部2
bの電源、2h、2iは当該画像処理部2bに接続の夫
々パーソナルコンピュータとシーケンサを示しており、
1jは前記した昇降駆動部1におけるサーボモータ1h
の回転を、螺杆1iに伝達するためのカップリングであ
る。
【0015】上記の如き昇降駆動部1と制御コンソール
2を装備しておくことによって、制御コンソール2にお
ける昇降制御用コントロール部2aより、昇降駆動機構
1cのサーボモータ1hを遠隔操作によって回転制御
し、このことによって前記の昇降台1bを所望位置に昇
降変移させ、そのテレセントリックレンズ1dからCC
Dカメラ1eにより得られた燃料棒ギャップgの前記モ
ニタTV2cによる映像について、その画像処理解析を
行うのである。
【0016】ここで実際、これを用いるには前記のベー
ス1fを作業場所における床面に固定し、沸騰水型核燃
料集合体Mについて、その粗移動を従来の検査架台側で
行い、その後の昇降を前記の如くサーボモータ1hの遠
隔操作で実施することにより、テレセントリックレンズ
1dを位置決めすることで、図1(B)に示す通り計測
エリアEを特定することになる。また燃料棒ギャップg
に係る測定映像の取り込みを行うに際し、図3に例示す
るように当該取り込み画像が燃料棒bの束列につき全域
にわたって見通すことができるよう、CCDカメラ1e
と燃料棒ギャップgとの測定関係位置を調整することに
なる。さらに制御コンソール2により、当該モニタTV
2cを見ながらCCDカメラ1eの絞りを適正に調整
し、その映像につき映り具合を調整して画像処理に適し
た明暗部の境界を鮮明にした後、前記の画像処理解析を
実施することとなる。
【0017】本発明において重要なことは、上記のテレ
セントリックレンズ1d付きの全画素読み出しのCCD
カメラ(charge coupled device
)1eを採択したことであり、ここでテレセントリッ
クレンズ( telecentric oprical
lens)1dにつき以下説示する。図5は一般的な
レンズNを示し、これには撮影される範囲を角度(主光
線L1、L2間の角度)で表した画角αなるものが存す
るのに対し、テレセントリックレンズ1dは、図4に示
す如く主光線L1、L2が光軸Lに対して平行なレン
ズ、換言すれば前記の画角α=0のレンズを指称してい
る。従って、このテレセントリックレンズ1dにおい
て、燃料棒bが光軸L側へ移動した場合、ボケは発生す
るが主光線L1、L2は光軸Lに平行であるため、像点
位置は変化せず、この特徴を利用することで、画像は同
一条件で撮影した場合であっても、画角α=0であるこ
とから原理的には視差が生ぜず、歪みのない画像が撮影
できることになる。この結果燃料棒bを撮影した場合、
画面の中心部でも周辺部でもすべて同一の条件で映し出
されることになり、周辺側の燃料棒bが僅かに曲がって
いる場合などでも、正確に映し出すことが可能となるこ
とから、TVカメラによる場合などに比し、燃料棒ギャ
ップgの計測において誤差を生じさせることがなくな
る。
【0018】かくして、テレセントリックレンズ1dを
通して得られた燃料棒ギャップgの計測映像は、画像処
理部2bに取り込まれて直ちに画像処理解析が行われ、
モニタTV2cに解析結果が表示され、またコネクタに
よる外部出力も可能であり、前記の如くパーソナルコン
ピュータ2hなどと接続することにより、より高度な画
像処理解析も可能となる。
【0019】次に請求項2に係る燃料棒ギャップ測定装
置につき説示すると、上記した昇降駆動部1の昇降駆動
機構1cにおける昇降台1bにあって、これに請求項1
と同じくテレセントリックレンズ1dを付したCCDカ
メラ1eを設けるだけではなしに、当該昇降台1bにあ
って望ましくは、その最上段に光源1kを所要数だけ設
置するのである。このようにすることで、燃料棒bに対
する照明を最も望ましい照度状態となるように、制御コ
ンソール2により遠隔操作することも可能であり、測定
場所に備えられた光源による照明に依存することなし
に、望ましい条件下での測定を行うことができる。ここ
で図2における1mは光源1kのイルミネータであり、
2jは、その制御コンソール2に備えられた制御可能ま
たは単なる電源を示している。
【0020】さらに、上記の光源1kによるときは、こ
れにより落射照明を併用することにより、燃料棒bの表
面における反射率の差を画像でコントラストの差として
表すことが可能となり、このことにより単に燃料棒の表
面における傷や、汚れなどを見つけ出すことができるこ
とから、燃料棒bの外観検査用画像取り込みレンズとし
て、当該テレセントリックレンズ1dを有効に活用する
ことが可能となる。
【0021】ここで請求項3の燃料棒ギャップ測定装置
について説示すると、これまた請求項2の場合と同じ
く、昇降駆動部1の構成が請求項1の場合と比較して、
テレセントリックレンズ1dを付したCCDカメラ1e
を昇降台1bに設けるための構成が、以下の通り相違し
ている。すなわち図1(A)に示されている通り、昇降
台1bに対して直接に前記のテレセントリックレンズ1
d付きとしたCCDカメラ1eを固設するのではなし
に、昇降台1bの基台1nに、前後微動ステージ1pと
左右微動ステージ1qを介して取着されており、もちろ
ん、図示例とは違って左右微動ステージ1qを上位に、
前後微動ステージ1pを下位となるように配設するよう
にしてもよい。
【0022】そして、上記の前後微動ステージ1pと左
右微動ステージ1qとを、夫々微動制御自在とした夫々
前後微動用サーボモータ1rと左右微動用サーボモータ
1sとを具備しており、制御コンソール2に設けられて
いる微動用サーボモータ制御部2kの操作によって、前
後微動用サーボモータ1rと左右微動用サーボモータ1
sとを回転制御自在なるよう構成するのである。
【0023】従って当該請求項3の燃料棒ギャップ測定
装置によるときは、遠隔操作によって、テレセントリッ
クレンズ1dに対する燃料棒ギャップgの位置調整を微
動によって制御できるので、CCDカメラ1eの視野
が、燃料棒ギャップgを、全列にわたって見通すことが
できる状態となるように高精度に調整することができ、
かつその作業能率をも向上することが可能となる。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上のようにして構成すること
ができるから、請求項1にあっては制御コンソールによ
る遠隔操作によって昇降駆動部におけるCCDカメラを
昇降動自在としたので、シックネスゲージによる従来の
測定法のように床面に深穴を構築するといったことも、
また作業者の放射線被曝の問題を解消でき、その作業効
率の向上と労力の大幅な軽減を可能にすることができ
る。そしてさらに重要なことはテレセントリックレンズ
付きとしたCCDカメラを昇降駆動部に搭載するように
したことから、従来のTVカメラを用いる測定手段に比
し、映像点がモニタTVにおける画像の中心位置にあっ
ても周辺にあっても、画像視差による画像の歪みが生ぜ
ず、またテレセントリックレンズは燃料棒表面の反射率
の差を実画像でコントラストの差として識別することが
可能となるため、画像の明暗部境界の濃淡を確実に識別
することにより、視野全域を平均的明暗境界として安定
して判別でき、制御コンソールの画像処理部による画像
処理解析の精度を向上することができる。しかも燃料棒
の金属表面の傷とか表面処理状態や汚れなどの把握につ
いても、テレセントリックレンズの上記特性を利用して
画像処理により判別することができると共に、同軸落射
照明、透過照明などにより、反射率の差とか屈折率の差
による映像としてとらえられることも可能である。
【0025】次に請求項2にあっては、前記の如くテレ
セントリックレンズ付きとしたCCDカメラと共に光源
をも、制御コンソールの遠隔操作によって移動自在とし
たから、測定現場の照明条件に左右されることなく最も
望ましい照明効果が得られ、測定精度を向上することが
可能となる。
【0026】さらに請求項3によるときは、制御コンソ
ールにより昇降駆動部の昇降台を介して、テレセントリ
ックレンズ付きとしたCCDカメラを昇降動できるだけ
でなく、さらに当該CCDカメラを制御コンソールの操
作により、前後微動ステージと左右微動ステージの移動
により微動調整自在としたので、作業能率を向上し得る
だけではなしに、モニタTVによる燃料棒ギャップの画
像を得るに際し、最善の位置調整が可能となり、当該画
像の鮮明度を、より向上し易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料棒ギャップ測定装置の一実施
態様を示し、(A)はその全体構成斜視略示図、(B)
は燃料棒ギャップを示した部分正面図である。
【図2】同上燃料棒ギャップ測定装置の電気的結線構成
図である。
【図3】同上燃料棒ギャップ測定装置におけるテレセン
トリックレンズ付きCCDカメラと燃料棒ギャップとの
測定関係位置を示す斜視図である。
【図4】本発明に用いられるテレセントリックレンズの
原理を示すための平面説明図である。
【図5】一般的なレンズの原理を示すための平面説明図
である。
【図6】沸騰水型核燃料集合体を示す縦断正面図であ
る。
【符号の説明】
1 昇降駆動部 1a 立装架台 1b 昇降台 1c 昇降駆動機構 1d テレセントリックレンズ 1e CCDカメラ 1h サーボモータ 1k 光源 1p 前後微動用ステージ 1q 左右微動用ステージ 1r 前後微動用サーボモータ 1s 左右微動用サーボモータ 2 制御コンソロール 2a 昇降制御用コントロール部 2b 画像処理部 2c モニタTV 2k 微動用サーボモータ制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置に立設される昇降駆動部と、こ
    れに遠隔操作自在なるよう結線した制御コンソールとか
    らなり、上記の昇降駆動部には立装架台に付設した昇降
    台の昇降駆動機構と、当該昇降台に設けたテレセントリ
    ックレンズを付したCCDカメラとを具備し、前記の制
    御コンソールには昇降制御用コントロール部と画像処理
    部と、これに接続のモニタTVとを備え、上記昇降制御
    用コントロール部によって、前記昇降駆動機構のサーボ
    モータを回転制御することにより、前記の昇降台を所望
    位置に昇降動自在とし、前記画像処理部によって、テレ
    セントリックレンズからCCDカメラにより得られた燃
    料棒ギャップの前記モニタTVによる映像につき、画像
    処理解析を行うようにした沸騰水型核燃料集合体の燃料
    棒ギャップ測定装置。
  2. 【請求項2】 所定位置に立設される昇降駆動部と、こ
    れに遠隔操作自在なるよう結線した制御コンソールとか
    らなり、上記の昇降駆動部には立装架台に付設した昇降
    台の昇降駆動機構と、当該昇降台に設けたテレセントリ
    ックレンズを付したCCDカメラと、光源とを具備し、
    前記の制御コンソールには昇降制御用コントロール部と
    画像処理部と、これに接続のモニタTVとを備え、上記
    昇降制御用コントロール部によって、前記昇降駆動機構
    のサーボモータを回転制御することにより、前記の昇降
    台を所望位置に昇降動自在とし、前記画像処理部によっ
    て、テレセントリックレンズからCCDカメラにより得
    られた燃料棒ギャップの前記モニタTVによる映像につ
    き、画像処理解析を行うようにした沸騰水型核燃料集合
    体の燃料棒ギャップ測定装置。
  3. 【請求項3】 所定位置に立設される昇降駆動部と、こ
    れに遠隔操作自在なるよう結線した制御コンソールとか
    らなり、上記の昇降駆動部には立装架台に付設した昇降
    台の昇降駆動機構と、当該昇降台に前後微動ステージと
    左右微動ステージとを介して取着されたテレセントリッ
    クレンズ付きのCCDカメラと、上記前後微動ステージ
    と左右微動ステージを夫々微動制御自在とした前後微動
    用サーボモータと左右微動用サーボモータとを具備し、
    前記の制御コンソールには昇降制御用コントロール部と
    画像処理部そしてこれに接続のモニタTVと、上記前後
    微動用サーボモータと左右微動用サーボモータの微動用
    サーボモータ制御部とを備え、上記昇降制御用コントロ
    ール部により、前記昇降駆動機構のサーボモータを回転
    制御することにより、前記の昇降台を所望位置に昇降動
    自在にすると共に、前記の微動用サーボモータ制御部に
    よって、前後微動用サーボモータと左右微動用サーボモ
    ータとを回転制御して、夫々前後微動ステージと左右微
    動ステージとを微動自在とし、前記画像処理部によっ
    て、テレセントリックレンズからCCDカメラにより得
    られた燃料棒ギャップの前記モニタTVによる映像につ
    き、画像処理解析を行うようにした沸騰水型核燃料集合
    体の燃料棒ギャップ測定装置。
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