JP2000257347A - 可動ルーバ - Google Patents

可動ルーバ

Info

Publication number
JP2000257347A
JP2000257347A JP11060885A JP6088599A JP2000257347A JP 2000257347 A JP2000257347 A JP 2000257347A JP 11060885 A JP11060885 A JP 11060885A JP 6088599 A JP6088599 A JP 6088599A JP 2000257347 A JP2000257347 A JP 2000257347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass surface
wooden
movable louver
slats
interior material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11060885A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Oyama
博 大山
Satoshi Fujita
聡 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP11060885A priority Critical patent/JP2000257347A/ja
Publication of JP2000257347A publication Critical patent/JP2000257347A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動ルーバに十分な遮光機能と吸音機能を持
たせる。 【解決手段】 建物のガラス面の室内側に設置され、互
いに連続するように設けられた多数のスラット8を同方
向に一斉に回転させて開閉する構成の可動ルーバにおい
て、各スラットを、ガラス面に面する外装材18と、室
内に面する内装材19と、それらの間に介装した吸音材
20からなる積層材とし、内装材19として木板に多数
の穴19aを形成した木製穴明き板を用いる。あるいは
内装材として木製組格子を用いる。外装材としては木板
を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物のガラス面の
内側に設置される可動ルーバに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば体育館や室内プールといった競
技施設の建物においては、開放的な室内空間を確保する
ために外壁をほぼ全面的にガラスにより構成することが
あるが、その場合、夏期における直射日光対策および冷
房負荷軽減のためにガラス面に対する遮光対策が不可欠
であり、従来一般にはガラス面の内側に遮光カーテンや
ブラインド、ロールスクリーン等を設けることが通常で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、体育館や室内
プールといった競技施設にカーテンやブラインド、ロー
ルスクリーンを設けることは意匠的、機能的にそぐわな
いことが多い。また、この種の施設では必要に応じて室
内を暗転させたい場合もあるが、カーテンやブライン
ド、ロールスクリーンでは室内を暗転させる程の完全遮
光は困難である。さらに、この種の施設の室内音響特性
はライブ(響き過ぎ)となりがちであるので吸音対策が
必要となる場合が多く、カーテンやブラインド、ロール
スクリーンに吸音機能を持たせることもあるが、それら
では十分な吸音効果を期待できるものではない。
【0004】上記事情に鑑み、本発明は、十分な遮光機
能を有するのみならず吸音機能も併せて有し、体育館や
室内プール等の競技施設に適用して最適な可動ルーバを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、建物
のガラス面の室内側に該ガラス面をほぼ全面的に覆うよ
うに設置され、互いに連続するように設けられた多数の
スラットを同方向に一斉に回転させて開閉する構成の可
動ルーバであって、前記各スラットが、前記ガラス面に
面する外装材と、室内に面する内装材と、それら外装材
と内装材との間に介装された吸音材とによる積層材とさ
れ、前記内装材が木板に多数の穴が形成された木製穴明
き板からなることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、同じく建物のガラス面
の室内側に該ガラス面をほぼ全面的に覆うように設置さ
れ、互いに連続するように設けられた多数のスラットを
同方向に一斉に回転させて開閉する構成の可動ルーバで
あって、前記各スラットが、前記ガラス面に面する外装
材と、室内に面する内装材と、それら外装材と内装材と
の間に介装された吸音材とによる積層材とされ、前記内
装材が木製組格子からなることを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明の可動ルーバにおける外装材として木板を用いたもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図4を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1は本実施形態の可動ルーバ1
の設置状況を示す図、図2および図3はその要部詳細
図、図4はこの可動ルーバ1におけるスラットの構成を
示す図である。本実施形態の可動ルーバ1は、室内プー
ルに適用されてその外壁となっているガラス面の内側に
それをほぼ全面的に覆うように設置されたものである。
【0009】すなわち、図1における符号2はガラスカ
ーテンウォールからなるガラス面であり、3はそれを室
内側から支持する支持フレームである。支持フレーム3
はいずれもH形鋼からなる縦材4、横材5、つなぎ材6
からなり、その室内側に本実施形態の可動ルーバ1が設
けられている。
【0010】可動ルーバ1は、支持フレーム3に固定さ
れて所定間隔で設けられた方立7と、各方立7間に水平
に設けられた多数のスラット8と、各スラット8を開閉
させるための開閉機構9からなる。各スラット8はその
両端が両側の方立7に軸受け10により支持されて自身
の軸線を中心に回転自在とされ、かつ開閉機構9により
上下のスラット8が一斉に同方向に回転して開閉可能と
され、図2に示すように各スラット8が閉じられた際に
は上下に隣接するものどうしが若干重なりあった状態で
隙間なく連続し、これよりほぼ完全な遮光効果が得られ
るようになっている。
【0011】開閉機構9は、図1に示すようにシリンダ
11を1本おきの方立7の後方に位置せしめて支持フレ
ーム3に設置し、図2および図3に示すようにそのシリ
ンダ11に連結材12を介して昇降桿13を連結し、そ
の昇降桿13を方立7に取り付けたガイド部材14によ
り案内して昇降可能とする一方、この方立7に支持され
ている各スラット8の端部に長穴15を有するアーム1
6を固定して後方に突出せしめ、それらアーム16の長
穴15を昇降桿13の両側面に設けてあるピン17に係
合させた構成とされていて、シリンダ11を駆動して昇
降桿13を昇降させることにより図2に鎖線で示すよう
に各アーム16を上下方向に回動せしめ、これにより1
台のシリンダ11によりその前方の方立7の両側にある
スラット8の全てを同方向に同角度だけ一斉に回転させ
て開閉させるようになっている。
【0012】一方、各スラット8は、図4に示すよう
に、ガラス面2に面する外装材18と、室内に面する内
装材19と、それら外装材18と内装材19との間に介
装された吸音材20とによる積層材とされている。そし
て、外装材18としては杉板等の木板が用いられ、内装
材19としては同様に杉板等の木板に多数の穴(図4に
示すものでは角穴)19aが形成された木製穴明き板が
用いられ、吸音材20としては吸音用グラスウールが用
いられている。外装材18および内装材19に用いられ
ている板材としては無垢材あるいは集成材のいずれでも
良く、それら外装材18および内装材19には必要に応
じて防火塗装により難燃ないし不燃処理を施せば良い。
スラット8の寸法は任意であるが、一例を挙げれば、高
さを300mm程度、長さを1,500mm程度とし、
外装材18、内装材19、吸音材20の厚みをそれぞれ
20mm程度として全体の厚みを60mm程度とし、穴
19aの寸法を15mm×15mm程度とすることが考
えられる。
【0013】上記実施形態の可動ルーバ1によれば、ス
ラット8の角度調整により直射日光を遮って適度の採光
を行うことができ、冷房を行う場合には日射負荷低減効
果が得られることはもとより、スラット8を全閉とする
ことであたかもガラス面2の前面側に木造の内装壁を設
けた形態となり、したがってほぼ完全な遮光を行い得て
室内を暗転させることも可能であるし、暖房時において
はガラス面2からの熱ロスや冷輻射、コールドドラフト
も有効に防止できるものである。また、スラット8の内
装材19として木製穴明き板を用いてその背後に吸音材
20を設けているので、このスラット8自体が吸音ボー
ドのように吸音効果を発揮するものとなり、室内音響特
性を良好に維持することが可能となる。勿論、内装材1
9である木製穴明き板の開口率やその背後空間の奥行き
寸法(つまり吸音材20の厚み寸法)等の調節によって
室内音響特性を調節できるし、スラット8の開度調節に
よって室内全体の平均吸音率や総吸音力を変化させるこ
とができる。
【0014】また、上記実施形態の可動ルーバ1は、ス
ラット8における外装材18および内装材19の素材と
して天然素材である杉板等の木材を使用しているので、
自然がイメージされる好ましい室内空間を創出すること
ができるのみならず、木材は鋼材等の金属材料に比較し
て耐久性や経済性に優れ、特に防錆が不要であるので、
室内プールのように防錆対策が不可欠である用途の建物
に適用して最適である。なお、同様の理由から、スラッ
ト8のみならずそれを取り付ける方立7も構造用集成材
等の木材を採用することが好ましく、さらに、可能であ
ればガラス面2を支持する支持フレーム3や屋根フレー
ム等にも木材を採用すればより効果的である。
【0015】なお、内装材19としての木製穴明き板と
しては、たとえば図5に示すように通常の吸音ボードと
同様の円形の穴19aを有するものを用いたり、あるい
はスリットも含めて任意の形状の穴を有するものが採用
可能である。また、内装材19としては上記のような木
製穴明き板に代えて、図6および図7に示すような木製
組格子を用いることでも同様の吸音効果が得られる。図
6に示すものは縦材21と横材22を貼り合わせたも
の、図7に示すものは縦材21の両面側にそれぞれ横材
22を貼り合わせたもので、いずれも縦材21や横材2
2の寸法やそれらの相互間隔を調節することで所望の開
口率を確保することができる。勿論、縦材21と横材2
2とを貼り合わせることに限らず本来の組格子のように
縦材21や横材22に切り込みを入れてそれらを文字ど
うり組むようにしたり、あるいは板材を削り込んで格子
状に形成することでも良い。
【0016】また、外装材18としては上述したように
内装材19と同様に木材を用いることが好ましいが、そ
れに限定されるものではなく、外装材19としてはたと
えば金属板や樹脂成形板等の他の素材を用いることも妨
げるものではない。
【0017】さらに、本発明は大面積のガラス面2を有
する室内プール等や体育館等の競技施設に適用すること
が好適ではあるが、それに限らず任意の用途の建物に適
用可能であることは言うまでもないし、建物の用途や形
態によっては各スラット8を垂直に設けて左右方向に回
転させる垂直可動ルーバとしても良い。また、開閉機構
9の構成も任意であり、小規模の場合には手動操作によ
りスラット8を開閉することも可能である。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明の可動ルーバは、多数の
スラットが互いに連続してガラス面をほぼ全面的に覆う
ように設置されるものであるから、十分な遮光機能を有
して室内を暗転させることも可能であることはもとよ
り、スラットとして外装材と内装材とそれらの間に介装
された吸音材とによる積層材を用い、その内装材として
木製穴明き板を用いたものであるから、スラット自体に
吸音ボードと同様の吸音機能を持たせることができ、こ
の可動ルーバにより室内音響特性の調節が可能となる。
また、内装材の素材として木製穴明き板を用いたことに
より、自然がイメージされる好ましい室内空間を創出す
ることができるのみならず、特に防錆対策が不要である
ので金属素材に比較して耐久性および経済性に優れる利
点がある。
【0019】請求項2の発明の可動ルーバは、内装材と
して木製穴明き板に代えて木製組格子を用いたので、請
求項1の発明と同様の効果がある。
【0020】請求項3の発明の可動ルーバは、内装材の
みならず外装材も木材を採用したので、耐久性と経済性
により優れ、また意匠的にもより好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態である可動ルーバの設置状
況を示す図である。
【図2】 同、要部詳細図である。
【図3】 同、要部詳細図である。
【図4】 同、スラットの例を示す図である。
【図5】 同、スラットの他の例を示す図である。
【図6】 同、スラットにおける内装材の他の例を示す
図である。
【図7】 同、スラットにおける内装材のさらに他の例
を示す図である。
【符号の説明】
1 可動ルーバ 2 ガラス面 8 スラット 18 外装材 19 内装材 19a 穴 20 吸音材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物のガラス面の室内側に該ガラス面を
    ほぼ全面的に覆うように設置され、互いに連続するよう
    に設けられた多数のスラットを同方向に一斉に回転させ
    て開閉する構成の可動ルーバであって、前記各スラット
    が、前記ガラス面に面する外装材と、室内に面する内装
    材と、それら外装材と内装材との間に介装された吸音材
    とによる積層材とされ、前記内装材が木板に多数の穴が
    形成された木製穴明き板からなることを特徴とする可動
    ルーバ。
  2. 【請求項2】 建物のガラス面の室内側に該ガラス面を
    ほぼ全面的に覆うように設置され、互いに連続するよう
    に設けられた多数のスラットを同方向に一斉に回転させ
    て開閉する構成の可動ルーバであって、前記各スラット
    が、前記ガラス面に面する外装材と、室内に面する内装
    材と、それら外装材と内装材との間に介装された吸音材
    とによる積層材とされ、前記内装材が木製組格子からな
    ることを特徴とする可動ルーバ。
  3. 【請求項3】 前記外装材は木板からなることを特徴と
    する請求項1または2記載の可動ルーバ。
JP11060885A 1999-03-08 1999-03-08 可動ルーバ Withdrawn JP2000257347A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11060885A JP2000257347A (ja) 1999-03-08 1999-03-08 可動ルーバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11060885A JP2000257347A (ja) 1999-03-08 1999-03-08 可動ルーバ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000257347A true JP2000257347A (ja) 2000-09-19

Family

ID=13155283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11060885A Withdrawn JP2000257347A (ja) 1999-03-08 1999-03-08 可動ルーバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000257347A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009048942A3 (en) * 2007-10-08 2009-05-28 Bae Sys Land & Armaments Lp Armored window system
JP2009270303A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Sekisui House Ltd ルーバー及びルーバーを備えた集合住宅
CN108150072A (zh) * 2017-12-25 2018-06-12 阜阳市远大浮法玻璃制品有限公司 一种建筑用透气方便的建筑玻璃

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009048942A3 (en) * 2007-10-08 2009-05-28 Bae Sys Land & Armaments Lp Armored window system
US8037802B2 (en) 2007-10-08 2011-10-18 Bae Systems Land & Armaments, L.P. Armored window system
JP2009270303A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Sekisui House Ltd ルーバー及びルーバーを備えた集合住宅
CN108150072A (zh) * 2017-12-25 2018-06-12 阜阳市远大浮法玻璃制品有限公司 一种建筑用透气方便的建筑玻璃

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3629673B2 (ja) 建物のガラス壁面の構造
JP2000257347A (ja) 可動ルーバ
CN211342627U (zh) 一种通风换气窗
DE202005021859U1 (de) Lichtelement
US20090139173A1 (en) Wlikins shutter assembly
WO2017151064A1 (en) External blind in a glazed housing
US20080216969A1 (en) Sound absorbing blind systems
DE202007006877U1 (de) Akustikraum
KR101173175B1 (ko) 이중 개폐 시스템 블라인드 창호
DE4431928A1 (de) Wärmedämmendes Fenster
KR101318730B1 (ko) 복합 여닫이 창호
KR101194820B1 (ko) 한옥 벽체 구조물
CN210714296U (zh) 一种自带百叶的木窗架
JP2010121299A (ja) 出窓採光装置
CN205445412U (zh) 遮阳防盗一体化纱窗
KR20190017308A (ko) 병풍 가구
JPH10266734A (ja) 吸音ブラインド
JPH09303052A (ja) カーテンウォール等に用いる開閉窓
CN219887278U (zh) 一种隔音降噪玻璃幕墙
JPH0853943A (ja) 住 宅
JP2002194966A (ja) 緊急脱出用昇降式面格子
DE102009005167B4 (de) Vorrichtung zur Schalldämpfung
KR101170755B1 (ko) 한옥 창호 시스템
CN202509957U (zh) 窗玻一体门窗
JP2009035922A (ja) 防音構造体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509