JP2000256118A - 被覆虹彩箔 - Google Patents

被覆虹彩箔

Info

Publication number
JP2000256118A
JP2000256118A JP11061008A JP6100899A JP2000256118A JP 2000256118 A JP2000256118 A JP 2000256118A JP 11061008 A JP11061008 A JP 11061008A JP 6100899 A JP6100899 A JP 6100899A JP 2000256118 A JP2000256118 A JP 2000256118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
weight
mica
titanium mica
titanium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11061008A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukari Sakazaki
ゆかり 坂崎
Kazuhiro Nishikata
和博 西方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP11061008A priority Critical patent/JP2000256118A/ja
Publication of JP2000256118A publication Critical patent/JP2000256118A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 白い、のっぺり感のない、くすみなどをカバ
ーしうる化粧料を提供することを課題とする。 【解決手段】 屈折率の低い粉体で被覆されていること
を特徴とする、チタンマイカを化粧料に含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料に好適なチ
タンマイカ系粉体及びそれを含有する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】チタンマイカは、マイカの表面に二酸化
チタンを被覆した粉体であり、この二酸化チタンに起因
する干渉によるパール光沢を有する。このパール光沢を
利用して種々の化粧料の艶演出成分として使用されてい
る。この様なチタンマイカの中でも、その二酸化チタン
の被覆量により、干渉色の色が異なり、これらを化粧料
に含有させることにより、暗い状態於いて美しい演色作
用を有する化粧料が得られることは既に知られている。
これは、チタンマイカの色が干渉色に起因するものであ
り、通常の色材と異なり、光の吸収による色ではなく、
散乱による色だからである。しかしながら、チタンマイ
カの色は干渉色であるが故にその角度依存性が大きく、
見る角度によりその視覚的印象が大きく異なってしまう
と言う欠点が存在し、その散乱による加色効果を生かす
ような使われ方はされておらず、ただパール剤として使
用されているのが実状であった。又、この様な角度依存
性を改良し、通常の色材として使用させるような試みも
全く為されていなかった。これは、干渉色による加色効
果を正当に評価し、色材としての長所があることを認識
するものがいなかったからである。従って、このチタン
マイカの角度依存性を改善する試みも、視覚的角度依存
性を改善した数色のチタンマイカを用いて白い色を作り
出すことも全く行われていなかったし、この様な白い色
がのっぺり感がなく優れたカバー力を有することも全く
知られていなかった。
【0003】一方、閉経後の女性に於いて、そのホルモ
ンバランスが崩れるが故に現れる更年期症状の一つに、
肌のくすみがあるが、この肌のくすみは、単にメラノサ
イトにおける、メラニンの産生の異常のみが原因である
ことには、疑問が投げかけられていた。これは、若年層
に於けるシミなどに非常に有効なメラニン産生抑制剤
が、この様なくすみに対しては、若年者層に対するほ
ど、著効を示さないことが多いからである。これには、
色素以外の要素も原因の一つとして存在することが推測
されている。くすみを隠す手段としては、隠蔽性の粉体
で隠蔽することが行われていたが、この様な場合、往々
にしてべっとりとした白壁状の仕上がりになり、自然な
感じが損なわれ、かえって年齢を感じさせる結果になっ
てしまうことが少なくなかった。この様な場合に複数の
チタンマイカでカバーする試みは全く為されておらず、
従って、複数のチタンマイカの使用により、自然に、且
つ、効果的にくすみをカバーしうることも全く知られて
いなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な状況
下為されたものであり、白いのっぺり感がなく、くすみ
などをカバーしうる化粧料を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題の解決手段】この様な状況に鑑み、本発明者ら
は、白いのっぺり感がなく、くすみなどをカバーしうる
化粧料を求め、鋭意研究努力を重ねた結果、屈折率の低
い粉体で被覆されていることを特徴とする、チタンマイ
カが著しくその角度依存性を改善され、その様な特性を
有していることを見出した。更に研究を重ねた結果、こ
の様なチタンマイカを、好ましくは数種類、化粧料に含
有させることにより、目的とする化粧料が得られること
を見出し、発明を完成させるに至った。以下、本発明に
ついて、その実施の形態を中心に詳細に説明を加える。
【0006】
【発明に実施の形態】(1)本発明のチタンマイカ 本発明のチタンマイカは、屈折率の低い粉体でその表面
を被覆されていることを特徴とする。かかる屈折率の高
い粉体としては、屈折率が1.3以上1.7以下、更に
好ましくは、1.35以上1.6以下のものが好適であ
り、この様な粉体としては具体的には、シリカ、ナイロ
ンパウダー、セルロースパウダー、メチルシロキサン網
状重合体、架橋型ジメチルポリシロキサン等が例示でき
る。又、チタンマイカとしては、干渉によるパール感を
有するものであれば、特段の限定なく使用でき、二酸化
チタンとマイカの比が、3:7〜6:4であることが好
ましく例示できる。この様なチタンマイカ既に多くのも
のが市販されており、その入手はた易い。その中でも、
特に好適なものは、干渉色を発現する、いわゆる虹彩箔
と呼ばれているものであり、具体的には、二酸化チタン
とマイカの比が、1)42:58〜48:52、2)3
4:66〜40:60、3)47:53〜53:47、
4)40:60〜48.5:51.5の4種類のもので
ある。これらに上記屈折率の低い粉体を被覆したものが
本発明のチタンマイカである。この被覆の方法として
は、例えば、チタンマイカと屈折率の低い粉体をメカノ
ケミカルに処理する方法、低屈折率粉体の生成過程にチ
タンマイカを共存させる方法などが例示でき、何れの方
法でも製造することが可能である。更にその被覆量は、
チタンマイカと屈折率の低い粉体の比が3:7〜7:3
であることが好ましい。被覆は唯一種の低屈折率粉体で
行っても良いし、2種以上の低屈折率粉体を組み合わせ
て行っても良い。加えて、これらのチタンマイカを通常
知られている表面処理を行った後使用することも、本発
明の技術的範囲に属する。この様な表面処理としては、
例えば、ジメチルポリシロキサン焼き付けやハイドロジ
ェンメチルポリシロキサン焼き付け処理等のシリコーン
処理、パーフルオロアルキルシリル化剤等の処理による
パーフルオロアルキル処理、アシルアミノ酸等による処
理等が例示できる。これらの粉体は、何れも角度依存性
を改善された、明るさに優れた色材である。これらによ
る調色は加法調色であり、減法調色のように調色するこ
とにより明るさが低下しないためである。
【0007】(2)本発明の化粧料 本発明の化粧料は、上記本発明のチタンマイカを含有す
ることを特徴とする。本発明の化粧料においては、チタ
ンマイカはパール剤としてではなく、色材或いは隠蔽剤
として存在する。これは低屈折率粉体の被覆により、角
度依存性が大幅に緩和され、パール感そのものは乏しく
なっているためである。色材或いは隠蔽剤としては、加
法調色用色材として、従来にない働きをする。即ち、従
来の色材においては減法調色のため、色材塗布部の下に
陰影を形成し、これによってのっぺり感を出す原因とな
るが、本発明のチタンマイカは陰影を形成することなく
加色或いは隠蔽が行えるため、更年期以後に現れやす
い、くすみを自然に目立たなくさせる作用に優れる。従
って、本発明の化粧料は、更年期以後の化粧料、とりわ
けメークアップ化粧料として好適である。本発明の化粧
料においては、上記チタンマイカを唯一種のみ含有する
こともできるし、2種以上組み合わせて含有することも
できる。好ましいものは、2種以上組み合わせて含有す
ることであるこの組合せとしては、。チタンマイカの二
酸化チタンとマイカの比が、1)42:58〜48:5
2、2)34:66〜40:60、3)47:53〜5
3:47、4)40:60〜48.5:51.5の1)
〜4)から選ばれる2種以上を含有することが好まし
く、更には、それらを構成する総二酸化チタンと総マイ
カの比が、42:58〜46:54である様に本発明の
チタンマイカを組み合わせることである。これは、この
様な範囲にある場合において、発現するカバー力がくす
みのカバーに好適であるからである。本発明の化粧料に
於ける、これら必須成分である本発明のチタンマイカの
好ましい含有量は、化粧料の剤形にもより異なるが、大
凡、総量で0.1〜60重量%であり、更に好ましくは
1〜30重量%である。これは、多すぎると他の成分の
自由度を奪う場合があり、少なすぎるとカバー効果を発
現しない場合があるからである。
【0008】本発明の化粧料においては、上記必須成分
以外に、通常化粧料で使用される任意成分を含有するこ
とができる。この様な任意成分としては、ワセリンやマ
イクロクリスタリンワックス等のような炭化水素類、ホ
ホバ油やゲイロウ等のエステル類、牛脂、オリーブ油等
のトリグリセライド類、セタノール、オレイルアルコー
ル等の高級アルコール類、ステアリン酸、オレイン酸等
の脂肪酸、グリセリンや1,3−ブタンジオール等の多
価アルコール類、非イオン界面活性剤、アニオン界面活
性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、エタノー
ル、カーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、
抗酸化剤、色素、粉体類等が好ましく例示できる。これ
らの成分を常法に従って処理することにより、本発明の
化粧料は製造することができる。
【0009】本発明の化粧料としては、通常知られてい
る化粧料であれば特段の限定なく。適用することが可能
であり、例えば、乳液やクリームなどの基礎化粧料、ア
ンダーメークアップやファンデーションなどのメークア
ップ化粧料、ヘアクリームなどの頭髪化粧料、石鹸、シ
ャンプー等の洗浄化粧料等が好ましく例示でき、中でも
メークアップ化粧料が特に好ましい。更に、本発明の特
徴である、優れたくすみ改善効果から、更年期以後の人
に適用する化粧料が特に好ましい。
【0010】
【実施例】以下に、実施例を示して本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ限
定を受けないことは言うまでもない。
【0011】<実施例1>チタンマイカ(二酸化チタ
ン:マイカ=45:55)5重量部とシリカゲル5重量
部とを遊星ボールミルに仕込み、48時間メカノケミカ
ルに処理して、しかる後、24時間300℃で焼成し、
本発明のチタンマイカ1を得た。このものを上腕内側部
に塗布し、パール感を評価したところ、殆ど気にならな
い程度であり、隠蔽性については、二酸化チタン程では
ないがくすみやシミ等の皮膚トラブルを隠すには十分で
あった。
【0012】<実施例2>チタンマイカ(二酸化チタ
ン:マイカ=36:64)5重量部とシリカゲル5重量
部とを遊星ボールミルに仕込み、48時間メカノケミカ
ルに処理して、しかる後、24時間300℃で焼成し、
本発明のチタンマイカ2を得た。このものを上腕内側部
に塗布し、パール感を評価したところ、殆ど気にならな
い程度であり、隠蔽性については、二酸化チタン程では
ないがくすみやシミ等の皮膚トラブルを隠すには十分で
あった。
【0013】<実施例3>チタンマイカ(二酸化チタ
ン:マイカ=49:51)5重量部とシリカゲル5重量
部とを遊星ボールミルに仕込み、48時間メカノケミカ
ルに処理して、しかる後、24時間300℃で焼成し、
本発明のチタンマイカ3を得た。このものを上腕内側部
に塗布し、パール感を評価したところ、殆ど気にならな
い程度であり、隠蔽性については、二酸化チタン程では
ないがくすみやシミ等の皮膚トラブルを隠すには十分で
あった。
【0014】<実施例4>チタンマイカ(二酸化チタ
ン:マイカ=42:58)5重量部とシリカゲル5重量
部とを遊星ボールミルに仕込み、48時間メカノケミカ
ルに処理して、しかる後、24時間300℃で焼成し、
本発明のチタンマイカ4を得た。このものを上腕内側部
に塗布し、パール感を評価したところ、殆ど気にならな
い程度であり、隠蔽性については、二酸化チタン程では
ないがくすみやシミ等の皮膚トラブルを隠すには十分で
あった。
【0015】<実施例5>チタンマイカ(二酸化チタ
ン:マイカ=45:55)7重量部を100重量部の1
0%塩酸に分散させ、この分散液を10%水ガラス水溶
液40重量部に撹拌しながら加え、24時間撹拌した。
反応物を濾別し、良く水洗し、乾燥させた後、500℃
で24時間焼成して、本発明のチタンマイカ5を得た。
このものを蛍光X線分析したところ、このもののチタン
マイカとシリカの割合は、68:32であった。このも
のを上腕内側部に塗布し、パール感を評価したところ、
殆ど気にならない程度であり、隠蔽性については、二酸
化チタン程ではないがくすみやシミ等の皮膚トラブルを
隠すには十分であった。
【0016】<実施例6>チタンマイカ(二酸化チタ
ン:マイカ=45:55)6重量部とメチルシロキサン
網状重合体4重量部を遊星ボールミルで24時間処理
し、130℃24時間加熱し、本発明のチタンマイカ6
を得た。このものを上腕内側部に塗布し、パール感を評
価したところ、殆ど気にならない程度であり、隠蔽性に
ついては、二酸化チタン程ではないがくすみやシミ等の
皮膚トラブルを隠すには十分であった。
【0017】<実施例7>チタンマイカ(二酸化チタ
ン:マイカ=45:55)6重量部とナイロンパウダー
4重量部を遊星ボールミルで24時間処理し、90℃、
24時間加熱し、本発明のチタンマイカ7を得た。この
ものを上腕内側部に塗布し、パール感を評価したとこ
ろ、殆ど気にならない程度であり、隠蔽性については、
二酸化チタン程ではないがくすみやシミ等の皮膚トラブ
ルを隠すには十分であった。
【0018】<実施例8>下記に示す処方に従って、本
発明の化粧料を作成した。即ち、イの成分をヘンシェル
ミキサーで混合し、0.9mm丸穴スクリーンを装着し
たパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキサーで混合
しながら、ロを滴下し、コーティングを行い、1mmヘ
リングボーンスクリーンを装着したパルベライザーで粉
砕し、本発明の化粧料を得た。このものについて、チタ
ンマイカ1をシリカ5重量部とチタンマイカ5重量部に
置き換えた比較例1、チタンマイカ1を二酸化チタン5
重量部とシリカ5重量部に置き換えた比較例2、チタン
マイカ1をシリカ10重量部に置換した比較例3ととも
に、そのメークアップ効果を調べた。メークアップ効果
は、くすみとシミに悩む更年期の女性にメークアップア
ーチストによって、これらの化粧料でメークアップを施
してもらい、その仕上がりを評点0(全く良くない)〜
3(普通)〜5(非常によい)で、専門家に判定させ
た。仕上がりは、化粧の美しさ、化粧の自然さ、顔色の
明るさの3種について評価した。結果を表1に示す。こ
れより本発明の化粧料は、本発明のチタンマイカの効果
により、優れたくすみ防止効果を有していることがわか
る。 イ シリコーン処理鉄ドープ二酸化チタン 5 重量部 シリコーン処理ベンガラ 1 重量部 シリコーン処理黄色酸化鉄 4 重量部 シリコーン処理マイカ 30 重量部 シリコーン処理セリサイト 20 重量部 メチルシロキサン網状重合体 5 重量部 シリカゲル 5 重量部 本発明のチタンマイカ1 10 重量部 ロ オレイン酸オクチルドデシル 10 重量部 ジメチコン 7 重量部 シリコーンエラストマー 3 重量部
【0019】
【表1】
【0020】<実施例9>下記に示す処方に従って、本
発明の化粧料を作成した。即ち、イの成分をヘンシェル
ミキサーで混合し、0.9mm丸穴スクリーンを装着し
たパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキサーで混合
しながら、ロを滴下し、コーティングを行い、1mmヘ
リングボーンスクリーンを装着したパルベライザーで粉
砕し、本発明の化粧料を得た。このものについて、チタ
ンマイカ2をシリカ5重量部とチタンマイカ5重量部に
置き換えた比較例4、チタンマイカ2を二酸化チタン5
重量部とシリカ5重量部に置き換えた比較例5、チタン
マイカ2をシリカ10重量部に置換した比較例6ととも
に、そのメークアップ効果を調べた。メークアップ効果
は、くすみとシミに悩む更年期の女性にメークアップア
ーチストによって、これらの化粧料でメークアップを施
してもらい、その仕上がりを評点0(全く良くない)〜
3(普通)〜5(非常によい)で、専門家に判定させ
た。仕上がりは、化粧の美しさ、化粧の自然さ、顔色の
明るさの3種について評価した。結果を表2に示す。こ
れより本発明の化粧料は、本発明のチタンマイカの効果
により、優れたくすみ防止効果を有していることがわか
る。 イ シリコーン処理鉄ドープ二酸化チタン 5 重量部 シリコーン処理ベンガラ 1 重量部 シリコーン処理黄色酸化鉄 4 重量部 シリコーン処理マイカ 30 重量部 シリコーン処理セリサイト 20 重量部 メチルシロキサン網状重合体 5 重量部 シリカゲル 5 重量部 本発明のチタンマイカ2 10 重量部 ロ オレイン酸オクチルドデシル 10 重量部 ジメチコン 7 重量部 シリコーンエラストマー 3 重量部
【0021】
【表2】
【0022】<実施例10>下記に示す処方に従って、
本発明の化粧料を作成した。即ち、イの成分をヘンシェ
ルミキサーで混合し、0.9mm丸穴スクリーンを装着
したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキサーで混
合しながら、ロを滴下し、コーティングを行い、1mm
ヘリングボーンスクリーンを装着したパルベライザーで
粉砕し、本発明の化粧料を得た。このものについて、チ
タンマイカ3をシリカ5重量部とチタンマイカ5重量部
に置き換えた比較例7、チタンマイカ3を二酸化チタン
5重量部とシリカ5重量部に置き換えた比較例8、チタ
ンマイカ3をシリカ10重量部に置換した比較例9とと
もに、そのメークアップ効果を調べた。メークアップ効
果は、くすみとシミに悩む更年期の女性にメークアップ
アーチストによって、これらの化粧料でメークアップを
施してもらい、その仕上がりを評点0(全く良くない)
〜3(普通)〜5(非常によい)で、専門家に判定させ
た。仕上がりは、化粧の美しさ、化粧の自然さ、顔色の
明るさの3種について評価した。結果を表3に示す。こ
れより本発明の化粧料は、本発明のチタンマイカの効果
により、優れたくすみ防止効果を有していることがわか
る。 イ シリコーン処理鉄ドープ二酸化チタン 5 重量部 シリコーン処理ベンガラ 1 重量部 シリコーン処理黄色酸化鉄 4 重量部 シリコーン処理マイカ 30 重量部 シリコーン処理セリサイト 20 重量部 メチルシロキサン網状重合体 5 重量部 シリカゲル 5 重量部 本発明のチタンマイカ3 10 重量部 ロ オレイン酸オクチルドデシル 10 重量部 ジメチコン 7 重量部 シリコーンエラストマー 3 重量部
【0023】
【表3】
【0024】<実施例11>下記に示す処方に従って、
本発明の化粧料を作成した。即ち、イの成分をヘンシェ
ルミキサーで混合し、0.9mm丸穴スクリーンを装着
したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキサーで混
合しながら、ロを滴下し、コーティングを行い、1mm
ヘリングボーンスクリーンを装着したパルベライザーで
粉砕し、本発明の化粧料を得た。このものについて、チ
タンマイカ4をシリカ5重量部とチタンマイカ5重量部
に置き換えた比較例10、チタンマイカ4を二酸化チタ
ン5重量部とシリカ5重量部に置き換えた比較例11、
チタンマイカ4をシリカ10重量部に置換した比較例1
2とともに、そのメークアップ効果を調べた。メークア
ップ効果は、くすみとシミに悩む更年期の女性にメーク
アップアーチストによって、これらの化粧料でメークア
ップを施してもらい、その仕上がりを評点0(全く良く
ない)〜3(普通)〜5(非常によい)で、専門家に判
定させた。仕上がりは、化粧の美しさ、化粧の自然さ、
顔色の明るさの3種について評価した。結果を表4に示
す。これより本発明の化粧料は、本発明のチタンマイカ
の効果により、優れたくすみ防止効果を有していること
がわかる。 イ シリコーン処理鉄ドープ二酸化チタン 5 重量部 シリコーン処理ベンガラ 1 重量部 シリコーン処理黄色酸化鉄 4 重量部 シリコーン処理マイカ 30 重量部 シリコーン処理セリサイト 20 重量部 メチルシロキサン網状重合体 5 重量部 シリカゲル 5 重量部 本発明のチタンマイカ4 10 重量部 ロ オレイン酸オクチルドデシル 10 重量部 ジメチコン 7 重量部 シリコーンエラストマー 3 重量部
【0025】
【表4】
【0026】<実施例12>下記に示す処方に従って、
本発明の化粧料を作成した。即ち、イの成分をヘンシェ
ルミキサーで混合し、0.9mm丸穴スクリーンを装着
したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキサーで混
合しながら、ロを滴下し、コーティングを行い、1mm
ヘリングボーンスクリーンを装着したパルベライザーで
粉砕し、本発明の化粧料を得た。このものについて、チ
タンマイカ5をシリカ3重量部とチタンマイカ7重量部
に置き換えた比較例13、チタンマイカ5を二酸化チタ
ン7重量部とシリカ3重量部に置き換えた比較例14、
チタンマイカ5をシリカ10重量部に置換した比較例1
5とともに、そのメークアップ効果を調べた。メークア
ップ効果は、くすみとシミに悩む更年期の女性にメーク
アップアーチストによって、これらの化粧料でメークア
ップを施してもらい、その仕上がりを評点0(全く良く
ない)〜3(普通)〜5(非常によい)で、専門家に判
定させた。仕上がりは、化粧の美しさ、化粧の自然さ、
顔色の明るさの3種について評価した。結果を表5に示
す。これより本発明の化粧料は、本発明のチタンマイカ
の効果により、優れたくすみ防止効果を有していること
がわかる。 イ シリコーン処理鉄ドープ二酸化チタン 5 重量部 シリコーン処理ベンガラ 1 重量部 シリコーン処理黄色酸化鉄 4 重量部 シリコーン処理マイカ 30 重量部 シリコーン処理セリサイト 20 重量部 メチルシロキサン網状重合体 5 重量部 シリカゲル 5 重量部 本発明のチタンマイカ5 10 重量部 ロ オレイン酸オクチルドデシル 10 重量部 ジメチコン 7 重量部 シリコーンエラストマー 3 重量部
【0027】
【表5】
【0028】<実施例13>下記に示す処方に従って、
本発明の化粧料を作成した。即ち、イの成分をヘンシェ
ルミキサーで混合し、0.9mm丸穴スクリーンを装着
したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキサーで混
合しながら、ロを滴下し、コーティングを行い、1mm
ヘリングボーンスクリーンを装着したパルベライザーで
粉砕し、本発明の化粧料を得た。このものは優れたくす
み改善効果を有していた。 イ シリコーン処理鉄ドープ二酸化チタン 5 重量部 シリコーン処理ベンガラ 1 重量部 シリコーン処理黄色酸化鉄 4 重量部 シリコーン処理マイカ 20 重量部 シリコーン処理セリサイト 20 重量部 メチルシロキサン網状重合体 5 重量部 シリカゲル 5 重量部 本発明のチタンマイカ6 10 重量部 本発明のチタンマイカ7 10 重量部 ロ オレイン酸オクチルドデシル 10 重量部 ジメチコン 7 重量部 シリコーンエラストマー 3 重量部
【0029】<実施例14>下記に示す処方に従って、
本発明の化粧料を作成した。即ち、イの成分をヘンシェ
ルミキサーで混合し、0.9mm丸穴スクリーンを装着
したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキサーで混
合しながら、ロを滴下し、コーティングを行い、1mm
ヘリングボーンスクリーンを装着したパルベライザーで
粉砕し、本発明の化粧料を得た。このものについて、上
記と同様、そのメークアップ効果を調べた。メークアッ
プ効果は、くすみとシミに悩む更年期の女性にメークア
ップアーチストによって、これらの化粧料でメークアッ
プを施してもらい、その仕上がりを評点0(全く良くな
い)〜3(普通)〜5(非常によい)で、専門家に判定
させた。仕上がりは、化粧の美しさ、化粧の自然さ、顔
色の明るさの3種について評価した。結果は、美しさが
5、自然さ5、明るさが5であり、これより、本発明の
チタンマイカを2種以上組み合わせることが好ましいこ
とがわかる。 イ シリコーン処理鉄ドープ二酸化チタン 5 重量部 シリコーン処理ベンガラ 1 重量部 シリコーン処理黄色酸化鉄 4 重量部 シリコーン処理マイカ 30 重量部 シリコーン処理セリサイト 20 重量部 メチルシロキサン網状重合体 5 重量部 シリカゲル 5 重量部 本発明のチタンマイカ1 2.5重量部 本発明のチタンマイカ2 2.5重量部 本発明のチタンマイカ3 2.5重量部 本発明のチタンマイカ4 2.5重量部 ロ オレイン酸オクチルドデシル 10 重量部 ジメチコン 7 重量部 シリコーンエラストマー 3 重量部
【0030】<実施例15>下記に示す処方に従って、
本発明の化粧料を作成した。即ち、イの成分をヘンシェ
ルミキサーで混合し、0.9mm丸穴スクリーンを装着
したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキサーで混
合しながら、ロを滴下し、コーティングを行い、1mm
ヘリングボーンスクリーンを装着したパルベライザーで
粉砕し、本発明の化粧料(アンダーメークアップ)を得
た。 イ シリコーン処理鉄ドープ二酸化チタン 5 重量部 シリコーン処理ベンガラ 1 重量部 シリコーン処理黄色酸化鉄 4 重量部 シリコーン処理セリサイト 20 重量部 メチルシロキサン網状重合体 5 重量部 シリカゲル 5 重量部 本発明のチタンマイカ1 10 重量部 本発明のチタンマイカ2 10 重量部 本発明のチタンマイカ3 10 重量部 本発明のチタンマイカ4 10 重量部 ロ オレイン酸オクチルドデシル 10 重量部 ジメチコン 7 重量部 シリコーンエラストマー 3 重量部
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、白いのっぺり感がな
く、くすみなどをカバーしうる化粧料を提供することが
できる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈折率の低い粉体で被覆されていること
    を特徴とする、チタンマイカ。
  2. 【請求項2】 屈折率の低い粉体がシリカであることを
    特徴とする、請求項1に記載のチタンマイカ。
  3. 【請求項3】 チタンマイカにおいて、二酸化チタンと
    マイカの比が、3:7〜6:4であることを特徴とす
    る、請求項1又は2に記載のチタンマイカ。
  4. 【請求項4】 チタンマイカと屈折率の高い粉体の比が
    3:7〜7:3であることを特徴とする、請求項1〜3
    の何れか一項に記載のチタンマイカ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか一項に記載のチタ
    ンマイカを含有する化粧料。
  6. 【請求項6】 チタンマイカの二酸化チタンとマイカの
    比が、1)42:58〜48:52、2)34:66〜
    40:60、3)47:53〜53:47、4)40:
    60〜48.5:51.5の1)〜4)から選ばれる2
    種以上を含有することを特徴とする、請求項5に記載の
    化粧料。
  7. 【請求項7】 含有する請求項1〜4のチタンマイカに
    おいて、それらを構成する総二酸化チタンと総マイカの
    比が、42:58〜46:54であることを特徴とす
    る、請求項5又は6に記載の化粧料。
  8. 【請求項8】 ファンデーションであることを特徴とす
    る、請求項5〜7の何れか一項に記載の化粧料。
  9. 【請求項9】 閉経後の人に適用されることを特徴とす
    る、請求項5〜8のの何れか一項に記載の化粧料。
JP11061008A 1999-03-09 1999-03-09 被覆虹彩箔 Pending JP2000256118A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11061008A JP2000256118A (ja) 1999-03-09 1999-03-09 被覆虹彩箔

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11061008A JP2000256118A (ja) 1999-03-09 1999-03-09 被覆虹彩箔

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000256118A true JP2000256118A (ja) 2000-09-19

Family

ID=13158893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11061008A Pending JP2000256118A (ja) 1999-03-09 1999-03-09 被覆虹彩箔

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000256118A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102196305B1 (ko) * 2019-08-13 2020-12-29 이스트힐(주) 화장료용 광휘성 복합물, 그 제조방법 및 이를 포함하는 피부 색상 개선용 화장료 조성물

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102196305B1 (ko) * 2019-08-13 2020-12-29 이스트힐(주) 화장료용 광휘성 복합물, 그 제조방법 및 이를 포함하는 피부 색상 개선용 화장료 조성물

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4213347B2 (ja) 自然な外観の化粧品組成物
RU2568842C2 (ru) Твердая порошкообразная косметическая композиция
WO2006101122A1 (ja) 肌化粧料用色材組成物、それを用いたファンデーション、化粧方法
US9226881B2 (en) Multi-functional composite powder
US10646423B2 (en) Cosmetic product having excellent UV-blocking effect and manufacturing method thereof
US7628998B2 (en) Colored cosmetic compositions with pearlescent and color pigment blends
JP2008115161A (ja) 多機能性複合粉体を配合してなる化粧料
WO2012120916A1 (ja) ベースメイク化粧料及びその製造方法
JP4236138B2 (ja) メークアップ化粧料
JP2000256118A (ja) 被覆虹彩箔
JP3454908B2 (ja) 化粧料
JPH1087433A (ja) メークアップ化粧料
JP2000226307A (ja) メークアップ化粧料
JP4056255B2 (ja) 新規化粧料用粉体及びこれを配合した化粧料
JP2000229808A (ja) 化粧料用新規粉体
JPH11246350A (ja) 質感補正メークアップ化粧料
JP2002003357A (ja) 日焼け止め化粧料
JP3654748B2 (ja) メークアップ化粧料
JP2005036010A (ja) メークアップ化粧料の色の設計方法
JPH11256064A (ja) 多層被覆粉体
JP2002193742A (ja) 化粧料
JP2022007124A (ja) 顔色日内変動抑制剤
JPH11217314A (ja) 自然に見えるメークアップ化粧料
JPH11228347A (ja) 肌感のあるファンデーション
JPH08134374A (ja) コアシェル顔料及びこれを含有するメークアップ化粧料