JP2000256008A - 疎水性煙霧シリカ及びその製造方法 - Google Patents

疎水性煙霧シリカ及びその製造方法

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JP2000256008A
JP2000256008A JP6069999A JP6069999A JP2000256008A JP 2000256008 A JP2000256008 A JP 2000256008A JP 6069999 A JP6069999 A JP 6069999A JP 6069999 A JP6069999 A JP 6069999A JP 2000256008 A JP2000256008 A JP 2000256008A
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hydrophobic
fumed silica
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Katsumi Nagase
克己 長瀬
Atsushi Takakura
敦嗣 高椋
Yasuo Yoshida
康夫 吉田
Yoshio Mitani
芳雄 美谷
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Tokuyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シリコーン樹脂等に添加した際、樹脂の透明性
を損なわず、粘度を低く維持できる疎水性煙霧シリカ。 【解決手段】表面が有機珪素化合物により疎水化されて
なり、80〜300g/lの嵩密度を有し、単位表面積
あたりのOH基が0.5個/nm2以下であり、且つ粒
子径45μm以上の凝集粒子が2000ppm以下であ
ることを特徴とする疎水性煙霧シリカ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、疎水性煙霧シリ
カ、詳しくは、表面に十分な量の疎水基を有し、嵩密度
が高く、且つ凝集粒子が少なく、シリコーン樹脂等に添
加した際、樹脂の透明性を損なわず、粘度を低く維持で
きる疎水性煙霧シリカ、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】クロロシランの火炎加水分解によって煙
霧シリカが製造され、樹脂等の充填剤、補強剤、増粘剤
等に広く利用されている。こうした用途に使用するため
には、煙霧シリカ表面に存在するOH基を有機珪素化合
物と反応させ、シリカ表面を疎水化することがしばしば
必要とされている。例えば、シリコーン樹脂の充填・補
強材として使用する場合には、疎水化することでシリカ
粒子の分散性を高めてシリコーン樹脂の伸びや機械的強
度を向上させることができる。
【0003】そして、このような疎水性煙霧シリカは、
できるだけ嵩密度が高い方がシリコーン樹脂への充填時
或いは充填後の取り扱い性において有利である。即ち、
疎水性煙霧シリカの嵩密度が高いと、樹脂に充填する際
に投入時間及び混練時間が短くなり、また粉塵の発生が
少ない。さらに、得られた樹脂組成物の粘度が低くなる
ことで、成形時の取り扱い性も改善される。
【0004】疎水性煙霧シリカの嵩密度を高める方法と
しては、疎水性煙霧シリカを真空圧密する方法が汎用さ
れている。しかし、かかる真空圧密による方法では、一
般的に25g/l程度までの嵩密度を有している疎水性
煙霧シリカの嵩密度を60〜80g/l程度に高めるの
がせいぜいであり、それ以上高めることは困難であっ
た。
【0005】従って、上記のような問題をより高度に改
善するために、機械的外力により疎水性煙霧シリカを粉
砕して、それにより圧密して高嵩密度の疎水性煙霧シリ
カを得ることが提案されている。具体的には、煙霧シリ
カを機械的に粉砕して嵩密度を高めた後疎水化する方法
や、煙霧シリカを有機珪素化合物と共に機械的に粉砕し
疎水化と高嵩密化を同時に行う方法(特開昭50−51
494号公報)などが挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法によれば疎水性煙霧シリカの嵩密度は80g/
l以上の高いものを得ることが可能であるが、これらに
は粒子径45μm以上の凝集粒子が多量に含有されてし
まい、これをシリコーン樹脂の充填用に使用した際に、
樹脂が白濁する問題が生じていた。これは、上記方法で
は、煙霧シリカが疎水化されていない流動性が悪い状態
において、強い機械的外力が加わるために、該煙霧シリ
カの過度の凝集が生ずるためと推定される。
【0007】こうしたことから、特開平6−87609
号公報には、煙霧シリカを疎水化した後、得られた疎水
性煙霧シリカを機械的に粉砕して嵩密度を高めることが
開示されている。この方法によれば、高嵩密度でしかも
前記したような凝集粒子もほとんど含まれない疎水性煙
霧シリカを製造することが可能である。
【0008】ところが、上記方法により得られた疎水性
煙霧シリカも、シリコーン樹脂の充填用に使用した場
合、十分に低粘度の樹脂組成物にならず、また、その透
明性もかなり改善されるものの、今一歩満足できるもの
ではなかった。これは、上記方法では機械的粉砕が疎水
性煙霧シリカに対して行われるために、粉砕されたシリ
カに疎水化されていない破砕面が新たに生成し、それに
より表面OH基量が増大して、シリコーン樹脂への濡れ
性が悪化し、シリカの分散性が低下するためと考えられ
る。
【0009】従って、機械的粉砕により高嵩密度化した
疎水性煙霧シリカを用いても、得られるシリコーン樹脂
の性状は、前記粘度と透明性において今一歩満足できる
ものではなく、その改善が望まれていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
に鑑み鋭意研究を続けてきた。その結果、疎水化した煙
霧シリカを機械的に粉砕した後、或いは粉砕しつつ再度
疎水化すれば、上記粉砕により形成された破砕面に疎水
基が導入されて上記の課題が解決されることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0011】即ち、本発明は、表面が有機珪素化合物に
より疎水化されてなり、80〜300g/lの嵩密度を
有し、単位表面積あたりのOH基が0.5個/nm2
下であり、且つ粒子径45μm以上の凝集粒子が200
0ppm以下であることを特徴とする疎水性煙霧シリカ
である。
【0012】また、本発明は、上記したような疎水性煙
霧シリカの製造方法として、煙霧シリカを有機珪素化合
物によって疎水化し、次いで機械的粉砕した後又は機械
的粉砕と同時に、該煙霧シリカを再度疎水化することを
特徴とする疎水性煙霧シリカの製造方法も提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる煙霧シリカ
は、ハロゲン化シランの火炎加水分解によって得られる
無定型シリカである。好適には、四塩化珪素ガスを酸素
と水素の火炎中に通じ高温下で加水分解させて得たシリ
カが用いられる。
【0014】本発明の疎水性煙霧シリカは、上記煙霧シ
リカの表面が有機珪素化合物により疎水化されている。
この疎水化は、煙霧シリカの表面OH基に有機珪素化合
物が反応して疎水基として結合することにより行われ
る。そして、本発明の疎水性煙霧シリカは、全表面に渡
ってOH基に高い割合で該有機珪素化合物が反応してお
り、該シリカは高い疎水性を有している。従って、残存
する表面OH基量は少なく、単位表面積あたりのOH基
が0.5個/nm2以下、好適には0.4個/nm2以下
でしかない。ここで、本発明において、上記OH基量は
後述するカールフィッシャー法にて測定される。疎水性
煙霧シリカの表面OH基量が0.5個/nm2より大き
い場合、シリコーン樹脂に充填した際に煙霧シリカと樹
脂との濡れ性が悪くなり、樹脂の粘度が上昇し、透明性
が悪化する。
【0015】また、本発明の疎水性煙霧シリカは、80
〜300g/l、好適には100〜200g/lの嵩密
度を有している。疎水性煙霧シリカの嵩密度が80g/
lより小さい場合、シリコーン樹脂への充填性や取り扱
い性が悪くなる。また、疎水性煙霧シリカの嵩密度が3
00g/lより大きい場合、凝集粒子が多く含まれ、分
散性が悪くなる。
【0016】本発明の疎水性煙霧シリカは、粒子径45
μm以上の凝集粒子を2000ppm以下、好適には1
700ppm以下しか含んでいない。粒子径45μm以
上の凝集粒子は全く含有されていないのが最も望ましい
が、2000ppm以内であれば、シリコーン樹脂に混
錬した際の透明性はほとんど低下せず許容される。ここ
で、粒子径45μm以上の凝集粒子が2000ppmよ
り多く含有されるようになると、シリコーン樹脂に混錬
した際に白濁が生じ透明性が大きく低下する。なお、疎
水性煙霧シリカ中の上記粒子径以上の凝集粒子の含有量
は、メタノールと水の混合液にシリカを懸濁させた液
を、目開き45μmの篩に通過させた時の残さの重量を
はかることにより測定される。
【0017】また、本発明の疎水性煙霧シリカは、比表
面積が40〜450m2/g、好適には80〜300m2
/gであり、炭素含有量が0.1〜10.0重量%、好
適には0.5〜5.0重量%であり、平均1次粒子径が
5〜100nmであるのが一般的である。
【0018】上記のような性状を有する本発明の疎水性
煙霧シリカは、以下の方法により製造することができ
る。即ち、煙霧シリカを有機珪素化合物によって疎水化
し、次いで機械的粉砕した後又は機械的粉砕と同時に、
該煙霧シリカを再度疎水化する方法である。
【0019】上記方法において、原料に用いる煙霧シリ
カは、ハロゲン化シラン、例えば、四塩化珪素の火炎加
水分解によって製造された直後のものが好適である。通
常、50〜500m2/g、好適には100〜350m2
/gの比表面積を有するものが、制限なく使用される。
また、こうした煙霧シリカは、単位表面積あたりのOH
基を1個/nm2以上有しているのが一般的である。
【0020】この原料煙霧シリカは、まず、有機珪素化
合物により疎水化される。疎水化は、煙霧シリカの表面
OH基と有機珪素化合物とが反応して、該表面が有機化
されることにより行われる。かかる疎水化処理は、炭素
含有量が0.1〜10.0重量%、好適には0.5〜
5.0重量%、単位表面積あたりのOH基が0.7個/
nm2以下、好適には0.5個/nm2以下になるように
行えば良い。
【0021】有機珪素化合物としては、シリカの疎水化
剤として使用されている公知のものが特に制限なく使用
される。具体的には、下記式 (R1 3Si)2NR1′ 〔式中、R1及びR1′は水素又は低級アルキル基であ
る〕、又は R2 3SiY 〔式中、Yはハロゲン原子、−OH、−OR2′、また
は−NR22から選ばれる基であり、(R2及びR2′は
前記R1及びR1′と同じである)である〕で示される化
合物が用いられる。ここで、上記化合物において、
1、R1′、R2及びR2′の低級アルキル基は、メチル
基、エチル基、プロピル基等の炭素数1〜5、好適には
炭素数1〜3のものが好ましい。特に、R1及びR2はメ
チル基のものが、疎水性の強いトリメチルシリル基をシ
リカに導入することができるため好ましい。好ましい。
また、Yのハロゲン原子は、塩素、フッ素、臭素、ヨウ
素等が挙げられ、特に塩素が好ましい。
【0022】上記(R1 3Si)2NR1′で示される有機
珪素化合物を例示すれば、ヘキサメチルジシラザン、N
−メチル−ヘキサメチルジシラザン、N−エチル−ヘキ
サメチルジシラザン、ヘキサメチル−N−プロピルジシ
ラザン等が挙げられ、ヘキサメチルジシラザンを用いる
のが特に好適である。他方、R2 3SiYで示される有機
珪素化合物を例示すれば、トリメチルクロロシラン、ト
リメチルシラノール、メトキシトリメチルシラン、エト
キシトリメチルシラン、プロポキシトリメチルシラン、
ジメチルアミノトリメチルシラン、ジエチルアミノトリ
メチルシラン等が挙げられ、エトキシトリメチルシラン
を用いるのが特に好適である。
【0023】また、本発明において、有機珪素化合物と
しては、ジメチルジクロロシラン、ジメチルジエトキシ
シラン、ジメチルジメトキシシラン等のジメチルシラン
類や、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ヘキサメ
チルトリシクロシロキサン等のオルガノシクロシロキサ
ン類、末端基を−H、−OH、又はアルキル基等で封止
された、1分子あたり2から1000個のシロキサン単
位を有するポリジメチルシロキサンなども好適に使用で
きる。
【0024】上記有機珪素化合物の使用量は特に限定は
されないが、十分な疎水化の効果を得るためには、煙霧
シリカに対し1〜50重量%の処理量が好適である。
【0025】疎水化処理は、如何なる反応形態で実施し
ても良く、例えば連続式、バッチ式のいずれでも良い。
有機珪素化合物は、液相で反応させても良いが、好適に
は気相での反応が、反応性が高く好ましい。また、反応
装置も、流動床式、固定床式のいずれでも良く、単なる
混合機、圧力容器等を用いて実施しても良い。反応を促
進するため、水やアンモニア等の塩基性物質を添加して
反応を実施しても良い。反応前には有機珪素化合物が分
解しないように、不活性なガス、例えば窒素等で、反応
器内雰囲気をパージすることが望ましい。反応後につい
ても、未反応物や副生物を除去および乾燥させるため
に、不活性なガス、例えば窒素等で、パージすること望
ましい。反応温度、時間については特に制限はないが、
常温〜600℃、好ましくは50〜400℃の温度範囲
で、10分以上、好ましくは60〜180分保持し反応
を行なえばよい。
【0026】次ぎに、このようにして疎水化された煙霧
シリカは、機械的に粉砕される。機械的粉砕によって、
疎水性煙霧シリカは粉砕と同時に圧密され、嵩密度が増
加する。また、該疎水性煙霧シリカは、疎水化されてい
ることにより流動性が良好であるため、このように機械
的粉砕処理を施しても、過度な凝集が生じて凝集粒子が
生じるようなことがない。
【0027】ここで、上記機械的粉砕は、ボールミル、
振動ミル、タワーミル、コニカルミル等の公知の粉砕機
を用いることにより実施できる。ボールミル、振動ミル
を用いるのが最も好適である。
【0028】粉砕条件としては特に制限はなく、煙霧シ
リカに過度の負荷がかからない条件で、常法に従って実
施すればよい。例えば、ボールミルを使用する場合、ミ
ル回転数、粉砕時間、ボール径、ボール充填量、煙霧シ
リカ充填量等によって粉砕の程度を制御できる。ミル径
で定まる臨界回転速度の25〜80%の回転数で実施す
るのが好ましく、ボール充填量は20〜90%が好まし
い。粉砕時間は、10分〜5時間の範囲が一般的であ
る。
【0029】こうした機械的粉砕により、前記疎水性煙
霧シリカを嵩密度を、80〜300g/lまで、好適に
は100〜200g/lまで増加させる。なお、該値ま
で嵩密度が増加された疎水性煙霧シリカは、疎水化され
ていない破砕面が新たに生じ、単位表面積あたりのOH
基が0.7〜1.2個/nm2程度に増加している。O
H基が増加することにより、煙霧シリカと樹脂との濡れ
性が悪くなり、分散不良を起こし、白濁の原因となるこ
とは前記したとおりである。
【0030】本発明では、上記機械的粉砕処理により嵩
密度が増加した疎水性煙霧シリカを、再度疎水化する。
この再疎水化処理により、上記機械的粉砕処理により生
成した破砕面の表面OH基が疎水化され、極めて疎水性
が高くシリコーン樹脂への分散性に優れるシリカが得ら
れる。この再疎水化処理は、単位表面積あたりのOH基
が0.5個/nm2以下、好適には0.4個/nm2以下
になるように行えば良い。この再疎水化処理も、前記し
た一段目の疎水化処理と同様の方法により適宜実施すれ
ば良い。
【0031】また、上記の如く疎水化した煙霧シリカを
機械的粉砕した後、再度疎水化する態様に代えて、該機
械的粉砕しつつ再疎水化処理を施しても良い。このよう
な態様によっても、機械的粉砕により新たに生成する破
砕面には、該粉砕工程において疎水性基が導入され、上
記と同様の疎水性煙霧シリカが得られる。
【0032】以上により、80〜300g/lの嵩密度
を有し、単位表面積あたりのOH基が0.5個/nm2
以下であり、粒子径45μm以上の凝集粒子が2000
ppm以下である疎水性煙霧シリカを良好に製造するこ
とができる。
【0033】
【発明の効果】本発明の本発明の高嵩密度煙霧シリカ
は、高嵩密度であるために充填時の取り扱い性に優れ
る。そして、非極性樹脂、特に、シリコーン樹脂に充填
する場合、該樹脂との濡れ性が極めて良く、高い分散性
で混練することができ、透明性に優れる樹脂組成物を得
ることができる。
【0034】
【実施例】以下に実施例を揚げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、以下の実施例及び比較例における各種の物性測定は
以下の方法による。
【0035】1.比表面積 柴田理化学社製比表面積測定装置(SA−1000)を
用いて、窒素吸着BET1点法により測定した。
【0036】2.嵩密度 200mlのシリンダー(内径30mm)に8分目ほど
煙霧シリカを入れ30回タッピングを行い、20分間静
置し、その後の体積と重量との比を嵩密度とした。
【0037】3.表面OH基数 カールフィッシャー水分計(MKS−210型;京都電
子工業社製)を用い測定を行った。即ち、25℃、相対
湿度80%の雰囲気中に試料の疎水性煙霧シリカを45
日放置した(この操作により水分が吸着平衡に達し、潜
在的に存在するOH基が平衡に達する)。その後、試料
を120℃で12時間乾燥し(この操作により、表面吸
着水がなくなる)た後、メタノールを溶媒として表面O
H基量を定量した。滴定試薬には、「HYDRANAL
COMPOSITE 5K」(Riedel-deHa
en社製)を用いた。
【0038】表面OH基数は、上記の方法で測定された
シリカ表面の表面OH基量から下記式により計算によっ
て求めた。
【0039】表面OH基数(個/nm2)=668.9
×表面OH基量(wt%)/比表面積(m2/g) 4.凝集粒子量 疎水性煙霧シリカを5gはかり取り、まず、メタノール
50mlで湿潤し、純水50mlを加え湿潤させた。次
いで、目開き45μm、開口面積12.6cm2の篩を
用い、5l/分で水を流しながら、上記疎水性煙霧シリ
カ懸濁液を流し、5分後篩上に残ったシリカを乾燥後定
量した。
【0040】5.炭素含有量 疎水性煙霧シリカを、1100℃の温度下、酸素雰囲気
中で焼成し、シリカ表面に化学結合する疎水性基をCO
2に熱分解した後、微量炭素分析装置(堀場製作所社
製)により、シリカの含有する炭素量を求めた。
【0041】6.粘度 シリコーンオイル(粘度1000cs(センチストーク
ス)、SH200:東レ・ダウ・コーニング社製)17
0gに疎水性煙霧シリカ9.35gを添加し、常温にお
いて2分間分散(ホモミキサー;特殊機化工業社製)さ
せた後、25℃の恒温槽に2時間放置し、BL型回転粘
度計を用い60rpmでの粘度を測定した。
【0042】7.透明性 粘度測定で作成したサンプルを真空脱気し、700nm
の吸光度を測定し、この時の吸光度により透明性を評価
した。数値の小さい方が透明性は良い。
【0043】8.分散性 粘度測定で作成したサンプルを真空脱気し、700n
m、460nmの吸光度を測定し、その吸光度を下記の
式に代入し、得られた数値を分散性の指標とした。数値
の大きい方が分散性は良い。
【0044】分散性=2.382×ln〔(460nm
吸光度)/(700nm吸光度)〕 尚、吸光度をはかることによる透明性、分散性の評価の
正当性はJournal of theCeramic Society of Japan 101
[6] 707-712 (1993) に示されているとおりである。
【0045】実施例1 煙霧シリカ(トクヤマ社製:商品名QS102(比表面
積207m2/g、嵩密度40g/l、単位表面積あた
りのOH基が1.50個/nm2))5.0kgを内容
積300lのミキサー中にて撹拌混合し、窒素雰囲気に
置換を行なった。反応温度200℃において、ヘキサメ
チルジシラザンを200g/分で75分供給して1時間
疎水化を行なった。反応後40l/分で窒素を30分供
給し脱アンモニアを行なった。上記により、炭素含有量
が2.4重量%であり、単位表面積あたりのOH基が
0.50個/nm2の疎水性煙霧シリカが得られた。
【0046】この疎水性煙霧シリカを1m3の連続振動
ミル(100g/分、ボール充填量80%、振幅5m
m)にて粉砕した。粉砕後、嵩密度は135g/lであ
った。また、単位表面積あたりのOH基が0.85個/
nm2に増加していた。
【0047】このようにして高嵩密度化された疎水性煙
霧シリカを300lのミキサー内に投入し撹拌混合下、
ヘキサメチルジシラザンにより前記と同様にして再度疎
水化した。反応終了後、150℃で乾燥した。
【0048】以上により得られた疎水性煙霧シリカの物
性を表1に示した。
【0049】比較例1 実施例1において、再疎水化を行なわない以外は実施例
1と同様の方法に疎水性煙霧シリカを得た。この疎水性
煙霧シリカの物性を表1に示した。
【0050】比較例2 煙霧シリカ(トクヤマ社製:商品名QS102)5.0
kgを1m3の連続振動ミルにて粉砕(100g/分、
ボール充填量70%、振幅5mm)した。粉砕後、嵩密
度は125g/lであった。
【0051】得られた煙霧シリカを300lのミキサー
中に投入し、窒素雰囲気に置換を行なった。撹拌混合し
ながら反応温度200℃において、ヘキサメチルジシラ
ザンを200g/分で75分供給して、シリカの疎水化
を行なった。反応後40l/分で窒素を30分供給し脱
アンモニアを行なった。この疎水性煙霧シリカの物性を
表1に示した。
【0052】実施例2 実施例1において、煙霧シリカとして比表面積:145
2/g、嵩密度40g/l、単位表面積あたりのOH
基が1.5個/nm2の性状を有するものを用いる以外
は、実施例1と同様の方法により疎水性煙霧シリカを製
造した。なお、一段目の疎水化終了後のシリカは、炭素
含有量が1.6重量%であり、単位表面積あたりのOH
基が0.5個/nm2であった。また、振動ミルによる
粉砕後、シリカの嵩密度は150g/lであり、単位表
面積あたりのOH基は0.80個/nm2であった。
【0053】得られた疎水性煙霧シリカの物性を表1に
示した。
【0054】実施例3 内容積20lのオートクレーブ中に煙霧シリカ(トクヤ
マ社製:商品名QS102)800gを投入し窒素置換
した後、トリメチルエトキシシランを200g供給し、
反応温度70℃において3時間疎水化を行なった。反応
後、窒素(2l/分、30分で供給)にて置換を行なっ
た。上記により炭素含有量が2.4重量%であり、単位
表面積あたりのOH基が0.50個/nm2の疎水性煙
霧シリカが得られた。
【0055】この疎水性煙霧シリカ200gを7lボー
ルミルにて粉砕(ボール径φ10、ボール充填30%、
50rpm)した。粉砕後、嵩密度は155g/lであ
った。また、単位表面積あたりのOH基は0.80個/
nm2に増加していた。
【0056】このようにして高嵩密度化された疎水性煙
霧シリカを、内容積2lのミキサーに投入し撹拌混合
下、トリメチルエトキシシラン50gにより前記と同様
にして再度疎水化した。尚、反応の前後で0.8l/分
の流量で30分間窒素置換を行った。反応終了後、15
0℃で乾燥した。
【0057】以上により得られた疎水性煙霧シリカの物
性を表1に示した。
【0058】比較例3 煙霧シリカ(トクヤマ社製:商品名QS102)200
gとトリメチルエトキシシラン50gを、7lボールミ
ル(ボール径φ10、ボール充填30%、50rpm)
に投入し、70℃で3時間粉砕を行った。粉砕後、内容
物を窒素雰囲気にして150℃で乾燥し、未反応物、反
応副生物を除去した。
【0059】得られた疎水性煙霧シリカの物性を表1に
示した。
【0060】実施例4 内容積20lのオートクレーブ中に煙霧シリカ(トクヤ
マ社製:商品名CP102(比表面積207m2/g、
嵩密度90g/l、単位表面積あたりのOH基が1.5
0個/nm2)))800gを投入し窒素置換した後、
オクタメチルシクロテトラシロキサンを240g供給
し、反応温度300℃において1時間疎水化を行なっ
た。反応後、窒素(2l/分、30分で供給)にて置換
を行なった。上記により炭素含有量が2.1重量%であ
り、単位表面積あたりのOH基が0.50個/nm2
疎水性煙霧シリカが得られた。
【0061】この疎水性煙霧シリカ200gを7lボー
ルミルにて粉砕(ボール径φ10、ボール充填30%、
50rpm)した。粉砕後、嵩密度は175g/lであ
った。また、単位表面積あたりのOH基は1.00個/
nm2に増加していた。
【0062】このようにして高嵩密度化された疎水性煙
霧シリカを、内容積2lのミキサーに投入し混合撹拌
下、オクタメチルシクロテトラシロキサン30gにより
前記と同様にして再度疎水化した。反応終了後、シリカ
は、150℃で乾燥した。
【0063】以上により、得られた疎水性煙霧シリカの
物性を表1に示した。
【0064】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 美谷 芳雄 山口県徳山市御影町1番1号 株式会社ト クヤマ内 Fターム(参考) 4G072 AA25 BB05 BB13 CC16 DD02 DD03 DD04 DD05 DD06 DD07 GG03 HH19 JJ47 TT01 TT04 TT30 UU09 4J002 CP001 DJ016 FB096 FB116 FB146 FB266 FD016

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面が有機珪素化合物により疎水化されて
    なり、80〜300g/lの嵩密度を有し、単位表面積
    あたりのOH基が0.5個/nm2以下であり、且つ粒
    子径45μm以上の凝集粒子が2000ppm以下であ
    ることを特徴とする疎水性煙霧シリカ。
  2. 【請求項2】煙霧シリカを有機珪素化合物によって疎水
    化し、次いで機械的粉砕した後又は機械的粉砕と同時
    に、該煙霧シリカを再度疎水化することを特徴とする疎
    水性煙霧シリカの製造方法。
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