JP2000255680A - 輸送袋 - Google Patents
輸送袋Info
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- JP2000255680A JP2000255680A JP11056596A JP5659699A JP2000255680A JP 2000255680 A JP2000255680 A JP 2000255680A JP 11056596 A JP11056596 A JP 11056596A JP 5659699 A JP5659699 A JP 5659699A JP 2000255680 A JP2000255680 A JP 2000255680A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 粉粒体を充填する際に粉塵の発生が防止出来
るとともに、粉粒体が容易に排出される輸送袋を提供す
る。 【解決手段】 輸送袋の投入口5及び排出口6の近傍の
一部を二層構造とし、内層部1、1’を通気性可撓性
布、外層部2、2’を非通気性可撓性シートとし、外層
部のほぼ中央に空気吹込口3、3’を設け、空気吹込口
3より空気を脱気して粉塵の発生を防止するとともに、
空気吹込口3’より空気を吹き込むことによって輸送袋
内のブリッジを崩すとともに、粉粒体に流動性を与える
ことにより粉粒体の排出を容易にする。 【効果】 粉粒体の充填作業及び排出作業の安全性、簡
便性が向上する。
るとともに、粉粒体が容易に排出される輸送袋を提供す
る。 【解決手段】 輸送袋の投入口5及び排出口6の近傍の
一部を二層構造とし、内層部1、1’を通気性可撓性
布、外層部2、2’を非通気性可撓性シートとし、外層
部のほぼ中央に空気吹込口3、3’を設け、空気吹込口
3より空気を脱気して粉塵の発生を防止するとともに、
空気吹込口3’より空気を吹き込むことによって輸送袋
内のブリッジを崩すとともに、粉粒体に流動性を与える
ことにより粉粒体の排出を容易にする。 【効果】 粉粒体の充填作業及び排出作業の安全性、簡
便性が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体、粒体あるい
はこれらの混在物(以下、粉粒体という)の輸送又は貯
蔵に使用されている輸送袋に関する。
はこれらの混在物(以下、粉粒体という)の輸送又は貯
蔵に使用されている輸送袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粉粒体の輸送又は貯蔵に使用され
ている3m3 程度以下の充填容積である輸送袋は、通常
本体部が通気性可撓性布又は非通気性可撓性シートで製
造されており、上部中央に投入口を有し、下部中央に排
出口を有する形態のものであるが、該投入口から粉粒体
を充填する際に、粉粒体と共に袋外部より袋内に入った
空気及び輸送袋内に元々存在していた空気が全量通気性
可撓性布から外部に排出できないために、一部の空気が
投入口部より外部に排出し、そのため投入口部分より空
気とともに粉塵が舞い上がり作業環境を悪くしていた。
また、粉粒体を下部排出口より排出する際には、粉粒体
が輸送袋内でブリッジを形成した場合に、粉粒体の排出
が困難になることが多かった。このために、外部より輸
送袋を叩いたり、揺すったりして粉粒体のブリッジを崩
しながら排出をおこなっており手間がかかっていた。
ている3m3 程度以下の充填容積である輸送袋は、通常
本体部が通気性可撓性布又は非通気性可撓性シートで製
造されており、上部中央に投入口を有し、下部中央に排
出口を有する形態のものであるが、該投入口から粉粒体
を充填する際に、粉粒体と共に袋外部より袋内に入った
空気及び輸送袋内に元々存在していた空気が全量通気性
可撓性布から外部に排出できないために、一部の空気が
投入口部より外部に排出し、そのため投入口部分より空
気とともに粉塵が舞い上がり作業環境を悪くしていた。
また、粉粒体を下部排出口より排出する際には、粉粒体
が輸送袋内でブリッジを形成した場合に、粉粒体の排出
が困難になることが多かった。このために、外部より輸
送袋を叩いたり、揺すったりして粉粒体のブリッジを崩
しながら排出をおこなっており手間がかかっていた。
【0003】特に、輸送袋の本体部が非通気性可撓性シ
ートで製造されている場合には、粉粒体を充填する際
に、粉粒体と共に袋外部より袋内に入った空気及び輸送
袋内に元々存在していた空気の大部分が粉粒体の充填に
ともなって投入口部分より外部に排出されるため粉塵の
舞い上がりが更に増加して作業環境がいっそう悪くな
り、更に充填後に輸送袋を密封する際に輸送袋内に余分
な空気が残るために、輸送袋を2〜3段重ねて保管する
場合に安定性が悪くなるとともに輸送袋自体の破裂のお
それがあるため通常は重ねることが出来ずに広い保管ス
ペースを必要としていた。また、粉粒体の排出の際には
内部が負圧になり、輸送袋が収縮するため粉粒体の排出
が更に困難となり、排出に長時間を要するという問題が
あった。
ートで製造されている場合には、粉粒体を充填する際
に、粉粒体と共に袋外部より袋内に入った空気及び輸送
袋内に元々存在していた空気の大部分が粉粒体の充填に
ともなって投入口部分より外部に排出されるため粉塵の
舞い上がりが更に増加して作業環境がいっそう悪くな
り、更に充填後に輸送袋を密封する際に輸送袋内に余分
な空気が残るために、輸送袋を2〜3段重ねて保管する
場合に安定性が悪くなるとともに輸送袋自体の破裂のお
それがあるため通常は重ねることが出来ずに広い保管ス
ペースを必要としていた。また、粉粒体の排出の際には
内部が負圧になり、輸送袋が収縮するため粉粒体の排出
が更に困難となり、排出に長時間を要するという問題が
あった。
【0004】特に、フスマダスト、小麦澱粉、活性炭、
セメント等の微粉の粉粒体は、小麦粉等の比較的粒子の
大きい粉粒体に比較して粉塵の舞い上がりが多く、また
ブリッジを形成しやすく、更に外部より輸送袋を叩いた
り、揺すったりしただけでは粉粒体のブリッジが崩れに
くい場合には輸送袋の底部を切断して粉粒体を排出しな
ければならず、この輸送袋の切断作業は危険を伴い、作
業場に多量の粉塵が舞い上がるとともに粉粒体への異物
混入のおそれがあり、さらに輸送袋が再使用できないと
いう問題も生じる。
セメント等の微粉の粉粒体は、小麦粉等の比較的粒子の
大きい粉粒体に比較して粉塵の舞い上がりが多く、また
ブリッジを形成しやすく、更に外部より輸送袋を叩いた
り、揺すったりしただけでは粉粒体のブリッジが崩れに
くい場合には輸送袋の底部を切断して粉粒体を排出しな
ければならず、この輸送袋の切断作業は危険を伴い、作
業場に多量の粉塵が舞い上がるとともに粉粒体への異物
混入のおそれがあり、さらに輸送袋が再使用できないと
いう問題も生じる。
【0005】一方、下部に排出口のない輸送袋を用いた
場合には、粉粒体を排出するのに該輸送袋を逆さにして
上部の投入口より粉粒体を排出しなければならず、この
際に粉粒体がブリッジを形成していると更に排出作業が
やりずらく排出時間が多くかかっていた。
場合には、粉粒体を排出するのに該輸送袋を逆さにして
上部の投入口より粉粒体を排出しなければならず、この
際に粉粒体がブリッジを形成していると更に排出作業が
やりずらく排出時間が多くかかっていた。
【0006】また、粉塵の舞い上がりによる作業環境の
悪化を防止する装置として輸送袋を充填する場所に集塵
フード等を設置する方法があるが、周囲の空気とともに
発生した粉塵を一緒に吸い込むため集塵機が大型の装置
となり、又集塵部が粉塵ですぐ詰まってしまう問題があ
った。
悪化を防止する装置として輸送袋を充填する場所に集塵
フード等を設置する方法があるが、周囲の空気とともに
発生した粉塵を一緒に吸い込むため集塵機が大型の装置
となり、又集塵部が粉塵ですぐ詰まってしまう問題があ
った。
【0007 】
【発明が解決しょうとする課題】本発明は前記問題点に
鑑み、粉粒体を充填する際に粉塵の発生を防止するとと
もに、輸送袋の保管上の安定性を向上させて2〜3段重
ねによる保管を容易とし、さらに、粉粒体を排出する際
に粉粒体がブリッジを形成しても容易に排出できる安価
な小型の輸送袋を提供することを課題とする。
鑑み、粉粒体を充填する際に粉塵の発生を防止するとと
もに、輸送袋の保管上の安定性を向上させて2〜3段重
ねによる保管を容易とし、さらに、粉粒体を排出する際
に粉粒体がブリッジを形成しても容易に排出できる安価
な小型の輸送袋を提供することを課題とする。
【0008 】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に鋭意研究を重ねた結果、粉粒体を輸送又は貯蔵する輸
送袋における投入口兼排出口5’の近傍の一部或いは投
入口5、排出口6のいずれか又は両方の近傍の一部を、
内層部1、1’が通気性可撓性布で外層部2、2’が非
通気性可撓性シートからなる二層構造とし、外層部2、
2’の非通気性可撓性シートのほぼ中央に空気吹込口
3、3’を設け、粉粒体を充填する際に空気吹込口3又
は3’のいずれか或いは両方より輸送袋内の空気を脱気
して輸送袋内部を負圧にすることにより充填時における
粉粒体の粉塵の発生を防止し、また充填後に空気吹込口
3又は3’のいずれか或いは両方より輸送袋内の空気を
脱気することにより輸送袋の保管上の安定性を向上させ
て2〜3段重ねによる保管を容易とし、さらに粉粒体を
排出する際には空気吹込口3又は3’のいずれかより輸
送袋内に空気を吹き込んで輸送袋の内部を正圧にすると
ともに粉粒体を流動化させて粉粒体を容易に排出できる
ことを見い出し、本発明を完成した。
に鋭意研究を重ねた結果、粉粒体を輸送又は貯蔵する輸
送袋における投入口兼排出口5’の近傍の一部或いは投
入口5、排出口6のいずれか又は両方の近傍の一部を、
内層部1、1’が通気性可撓性布で外層部2、2’が非
通気性可撓性シートからなる二層構造とし、外層部2、
2’の非通気性可撓性シートのほぼ中央に空気吹込口
3、3’を設け、粉粒体を充填する際に空気吹込口3又
は3’のいずれか或いは両方より輸送袋内の空気を脱気
して輸送袋内部を負圧にすることにより充填時における
粉粒体の粉塵の発生を防止し、また充填後に空気吹込口
3又は3’のいずれか或いは両方より輸送袋内の空気を
脱気することにより輸送袋の保管上の安定性を向上させ
て2〜3段重ねによる保管を容易とし、さらに粉粒体を
排出する際には空気吹込口3又は3’のいずれかより輸
送袋内に空気を吹き込んで輸送袋の内部を正圧にすると
ともに粉粒体を流動化させて粉粒体を容易に排出できる
ことを見い出し、本発明を完成した。
【0009 】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明は、粉粒
体を輸送又は貯蔵する輸送袋における投入口兼排出口
5’の近傍の一部を、内層部1が通気性可撓性布で外層
部2が非通気性可撓性シートからなる二層構造とし、外
層部2の非通気性可撓性シートのほぼ中央に空気吹込口
3を設け、粉粒体を充填する時には空気吹込口3より輸
送袋内の空気を脱気して輸送袋内部を負圧にすることに
より充填時における粉粒体の粉塵の発生を防止し、また
充填後に空気吹込口3より輸送袋内の空気を脱気するこ
とにより輸送袋の保管上の安定性を向上させて2〜3段
重ねによる保管を容易とし、粉粒体を排出する時には輸
送袋を上下逆にして吊り下げ、空気吹込口3より輸送袋
内に空気を吹き込んで輸送袋の内部を正圧にし、輸送袋
内の粉粒体を流動化させて粉粒体の排出を促進させ得る
輸送袋である。
体を輸送又は貯蔵する輸送袋における投入口兼排出口
5’の近傍の一部を、内層部1が通気性可撓性布で外層
部2が非通気性可撓性シートからなる二層構造とし、外
層部2の非通気性可撓性シートのほぼ中央に空気吹込口
3を設け、粉粒体を充填する時には空気吹込口3より輸
送袋内の空気を脱気して輸送袋内部を負圧にすることに
より充填時における粉粒体の粉塵の発生を防止し、また
充填後に空気吹込口3より輸送袋内の空気を脱気するこ
とにより輸送袋の保管上の安定性を向上させて2〜3段
重ねによる保管を容易とし、粉粒体を排出する時には輸
送袋を上下逆にして吊り下げ、空気吹込口3より輸送袋
内に空気を吹き込んで輸送袋の内部を正圧にし、輸送袋
内の粉粒体を流動化させて粉粒体の排出を促進させ得る
輸送袋である。
【0010】(実施の形態2)また、本発明は粉粒体を
輸送又は貯蔵する輸送袋における投入口5又は排出口6
のいずれか又は両方の近傍の一部を、内層部1、1’が
通気性可撓性布で外層部2、2’が非通気性可撓性シー
トからなる二層構造とし、外層部2、2’の非通気性可
撓性シートのほぼ中央に空気吹込口3、3’を設け、粉
粒体を充填する際に空気吹込口3又は3’のいずれか或
いは両方より輸送袋内の空気を脱気して輸送袋内部を負
圧にすることにより充填時における粉粒体の粉塵の発生
を防止し、また充填後に空気吹込口3又は3’のいずれ
か或いは両方より輸送袋内の空気を脱気することにより
輸送袋の保管上の安定性を向上させて2〜3段重ねによ
る保管を容易とし、粉粒体を排出する際には二層構造部
の空気吹込口3又は3’のいずれかより輸送袋内に空気
を吹き込んで輸送袋の内部を正圧にし、輸送袋内の粉粒
体を流動化させて粉粒体の排出を促進させ得る輸送袋で
ある。
輸送又は貯蔵する輸送袋における投入口5又は排出口6
のいずれか又は両方の近傍の一部を、内層部1、1’が
通気性可撓性布で外層部2、2’が非通気性可撓性シー
トからなる二層構造とし、外層部2、2’の非通気性可
撓性シートのほぼ中央に空気吹込口3、3’を設け、粉
粒体を充填する際に空気吹込口3又は3’のいずれか或
いは両方より輸送袋内の空気を脱気して輸送袋内部を負
圧にすることにより充填時における粉粒体の粉塵の発生
を防止し、また充填後に空気吹込口3又は3’のいずれ
か或いは両方より輸送袋内の空気を脱気することにより
輸送袋の保管上の安定性を向上させて2〜3段重ねによ
る保管を容易とし、粉粒体を排出する際には二層構造部
の空気吹込口3又は3’のいずれかより輸送袋内に空気
を吹き込んで輸送袋の内部を正圧にし、輸送袋内の粉粒
体を流動化させて粉粒体の排出を促進させ得る輸送袋で
ある。
【0011】なお、前記二層構造部を投入口5の近傍の
みに設けた場合には、粉粒体を排出する際に実施の形態
1と同様に該輸送袋を上下逆にしてつり下げてから粉粒
体を排出させる必要がある。
みに設けた場合には、粉粒体を排出する際に実施の形態
1と同様に該輸送袋を上下逆にしてつり下げてから粉粒
体を排出させる必要がある。
【0012】本発明において、輸送袋とは粉粒体の輸送
又は貯蔵に使用されている3m3 程度以下の充填容積の
もので、本体部は一般的に円筒状、角筒状で、底部は平
面状、円錐状又は角錘状で、上部中央部に投入口5と下
部中央部に排出口6を有しているか又は、上部中央部に
投入口兼排出口5’を一つ有する形態のもので、本体部
が通気性可撓性布又は非通気性可撓性シートの材質で製
造されるものである。
又は貯蔵に使用されている3m3 程度以下の充填容積の
もので、本体部は一般的に円筒状、角筒状で、底部は平
面状、円錐状又は角錘状で、上部中央部に投入口5と下
部中央部に排出口6を有しているか又は、上部中央部に
投入口兼排出口5’を一つ有する形態のもので、本体部
が通気性可撓性布又は非通気性可撓性シートの材質で製
造されるものである。
【0013】本発明において、二層構造の外層部2の非
通気性可撓性シートは、非通気性であるとともに輸送袋
として積載、懸吊などに耐え得る強靱性、耐久性、可撓
性を有し、且つ、粉粒体を通過せしめないものであれ
ば、いかなる素材を用いたものでも差し支えない。
通気性可撓性シートは、非通気性であるとともに輸送袋
として積載、懸吊などに耐え得る強靱性、耐久性、可撓
性を有し、且つ、粉粒体を通過せしめないものであれ
ば、いかなる素材を用いたものでも差し支えない。
【0014】本発明において、二層構造の内層部1の通
気性可撓性布は、通気性であるとともに、輸送袋として
必要な強靱性、耐久性、可撓性を有し、且つ、粉粒体を
通過せしめないものであればいかなる素材を用いたもの
でも差し支えない。
気性可撓性布は、通気性であるとともに、輸送袋として
必要な強靱性、耐久性、可撓性を有し、且つ、粉粒体を
通過せしめないものであればいかなる素材を用いたもの
でも差し支えない。
【0015】本発明において、粉粒体の粒子が小さく粉
塵が特に舞いやすくまたブリッジが崩れにくい原料であ
る場合に、必要に応じて二層構造の内層部1の通気性可
撓性布と外層部2の非通気性可撓性シートとの間に薄層
状の通気性を有する空隙形成媒体8を介在せしめること
により、空気吹込み口3から輸送袋内の空気を脱気する
際に、この薄層状の通気性を有する空隙形成媒体8によ
って空気が分散されて二層構造の内層部1の通気性可撓
性布全面より空気が均一に脱気されるため更に好適なも
のとなり、同様にして、空気吹込み口3、3’より輸送
袋内に空気を吹き込む際にもこの薄層状の通気性を有す
る空隙形成媒体8によって空気が分散されて二層構造の
内層部1の通気性可撓性布全面より空気が均一に吹き込
まれるため更に好適なものとなる。
塵が特に舞いやすくまたブリッジが崩れにくい原料であ
る場合に、必要に応じて二層構造の内層部1の通気性可
撓性布と外層部2の非通気性可撓性シートとの間に薄層
状の通気性を有する空隙形成媒体8を介在せしめること
により、空気吹込み口3から輸送袋内の空気を脱気する
際に、この薄層状の通気性を有する空隙形成媒体8によ
って空気が分散されて二層構造の内層部1の通気性可撓
性布全面より空気が均一に脱気されるため更に好適なも
のとなり、同様にして、空気吹込み口3、3’より輸送
袋内に空気を吹き込む際にもこの薄層状の通気性を有す
る空隙形成媒体8によって空気が分散されて二層構造の
内層部1の通気性可撓性布全面より空気が均一に吹き込
まれるため更に好適なものとなる。
【0016】本発明において、空隙形成用媒体8の材質
及び形態としては、例えば、グラスウール、獣毛等のウ
ール材、或いはプラスチックシート等のスポンジ材が挙
げられるが、通気性であるとともに、薄層状になすこと
が出来、輸送袋として必要な強靱性、耐久性、可撓性を
有するものであればいかなる材質及び形態でも差し支え
ない。
及び形態としては、例えば、グラスウール、獣毛等のウ
ール材、或いはプラスチックシート等のスポンジ材が挙
げられるが、通気性であるとともに、薄層状になすこと
が出来、輸送袋として必要な強靱性、耐久性、可撓性を
有するものであればいかなる材質及び形態でも差し支え
ない。
【0017】本発明において、二層構造部の形状として
は扇形状、台形状、楕円形状等いかなる形状でもかまわ
ない。また、二層構造部は輸送袋の投入口5及び排出口
6のいずれか又は両方の近傍部の一部に一カ所以上設置
すればよいが、粉粒体の粒子が細かく粉塵が発生しやす
い場合又は粉粒体のブリッジが崩れにくい場合には2か
ら4カ所に設置することが望ましい。
は扇形状、台形状、楕円形状等いかなる形状でもかまわ
ない。また、二層構造部は輸送袋の投入口5及び排出口
6のいずれか又は両方の近傍部の一部に一カ所以上設置
すればよいが、粉粒体の粒子が細かく粉塵が発生しやす
い場合又は粉粒体のブリッジが崩れにくい場合には2か
ら4カ所に設置することが望ましい。
【0018】本発明において、二層構造部外面のほぼ中
央部に設ける空気吹込口3としては、ブロアー等から供
給される加圧空気を二層構造部に供給するのに充分な強
度を有し、粉粒体を充填後に輸送袋を床に置いたときに
二層構造部等を破いたりすることのないように柔軟なも
のであれば形状、材質はいかなるものであってもかまわ
ない。
央部に設ける空気吹込口3としては、ブロアー等から供
給される加圧空気を二層構造部に供給するのに充分な強
度を有し、粉粒体を充填後に輸送袋を床に置いたときに
二層構造部等を破いたりすることのないように柔軟なも
のであれば形状、材質はいかなるものであってもかまわ
ない。
【0019】特に二層構造部外面に使用している材質と
同じ材質のもので作製すれば袋の加工性並びに経済性か
ら好都合である。
同じ材質のもので作製すれば袋の加工性並びに経済性か
ら好都合である。
【0020】本発明において、二重構造部から空気を脱
気する方法としては、各種ブロアー並びに真空ポンプ等
の装置を用いた減圧方法が利用でき、二重構造部に空気
を吹き込む装置としては各種ブロアー、コンプレッサー
等を用いることができる。
気する方法としては、各種ブロアー並びに真空ポンプ等
の装置を用いた減圧方法が利用でき、二重構造部に空気
を吹き込む装置としては各種ブロアー、コンプレッサー
等を用いることができる。
【0021】なお、具体的に二重構造部に空気を吹き込
む場合には、連続して加圧空気を吹き込む方法と、間欠
的或いは断続的に吹き込む方法があり、エアーパルス状
に加圧空気を脈動して供給する方法も有効である。
む場合には、連続して加圧空気を吹き込む方法と、間欠
的或いは断続的に吹き込む方法があり、エアーパルス状
に加圧空気を脈動して供給する方法も有効である。
【0022】本発明において、二層構造部を輸送袋に設
置する方法として、輸送袋本体部7が非通気性可撓性シ
ートからなる場合には、図3(A)、(B)、(C)に
示す様に本体内側より通気性可撓性布の縁部を直接又は
あて布9を用いて本体部7に縫着又は貼着することによ
り二層構造とすることが出来る。
置する方法として、輸送袋本体部7が非通気性可撓性シ
ートからなる場合には、図3(A)、(B)、(C)に
示す様に本体内側より通気性可撓性布の縁部を直接又は
あて布9を用いて本体部7に縫着又は貼着することによ
り二層構造とすることが出来る。
【0023】また、輸送袋本体7が通気性可撓布からな
る場合には、図2(D)に示す様に本体外側より非通気
性可撓性シートの縁部を縫着又は貼着することにより二
層構造とすることが出来る。
る場合には、図2(D)に示す様に本体外側より非通気
性可撓性シートの縁部を縫着又は貼着することにより二
層構造とすることが出来る。
【0024】さらに、図4(A)、(B)、(C)に示
す様に非通気性可撓性シートと通気性可撓性布とからな
る二層構造部を、輸送袋本体7に二層構造部に相当する
大きさの穴10を開けてからこの輸送袋本体部7に前記
穴10を塞ぐように内又は外からそれぞれ二層構造部の
淵部を縫着又は貼着してもよい。
す様に非通気性可撓性シートと通気性可撓性布とからな
る二層構造部を、輸送袋本体7に二層構造部に相当する
大きさの穴10を開けてからこの輸送袋本体部7に前記
穴10を塞ぐように内又は外からそれぞれ二層構造部の
淵部を縫着又は貼着してもよい。
【0025】この場合には、輸送袋本体部7は通気性可
撓布又は非通気性可撓性シートいずれの材質でもかまわ
ない。
撓布又は非通気性可撓性シートいずれの材質でもかまわ
ない。
【0026】また、いずれの場合においても、二層構造
部内層部1と外層部2との間に必要に応じて空隙形成媒
体8を入れてもかまわない。
部内層部1と外層部2との間に必要に応じて空隙形成媒
体8を入れてもかまわない。
【0027】
【作用】粉粒体の充填時にブロア−を使用して、輸送袋
上部投入口5又は下部排出口6の近傍に設置した二層構
造部の空気吹込口3又は3’のいずれか或いは両方より
空気を脱気することにより粉粒体の粉塵が舞い上がるの
を防止でき、充填後に空気吹込口3又は3’のいずれか
或いは両方より輸送袋内の空気を脱気することにより輸
送袋の保管上の安定性を向上させて2〜3段重ねの保管
も可能となる。
上部投入口5又は下部排出口6の近傍に設置した二層構
造部の空気吹込口3又は3’のいずれか或いは両方より
空気を脱気することにより粉粒体の粉塵が舞い上がるの
を防止でき、充填後に空気吹込口3又は3’のいずれか
或いは両方より輸送袋内の空気を脱気することにより輸
送袋の保管上の安定性を向上させて2〜3段重ねの保管
も可能となる。
【0028】また、粉粒体の排出作業時にブロア−を使
用して二層構造部の空気吹込口3又は3’のいずれかよ
り空気を吹込むことによって、二層構造部が膨れて内部
の粉粒体のブリッジを破壊する力が加わるとともに二層
構造内層部1より輸送袋内に空気が供給されるためブリ
ッジが崩れて粉粒体が流動化し粉粒体が容易に排出され
る。
用して二層構造部の空気吹込口3又は3’のいずれかよ
り空気を吹込むことによって、二層構造部が膨れて内部
の粉粒体のブリッジを破壊する力が加わるとともに二層
構造内層部1より輸送袋内に空気が供給されるためブリ
ッジが崩れて粉粒体が流動化し粉粒体が容易に排出され
る。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (実施例1) <本体部の材質;非通気性の可撓性シート、二層構造
部;投入口及び排出口に各一カ所設置>図1及び図2
は、本発明に係る輸送袋の上部の投入口5及び下部の排
出口6の近傍部内面にそれぞれ二層構造部を一カ所設置
した例を示す縦断面図及び斜視図である。
する。 (実施例1) <本体部の材質;非通気性の可撓性シート、二層構造
部;投入口及び排出口に各一カ所設置>図1及び図2
は、本発明に係る輸送袋の上部の投入口5及び下部の排
出口6の近傍部内面にそれぞれ二層構造部を一カ所設置
した例を示す縦断面図及び斜視図である。
【0030】図中、1、1’は二層構造の内層部を形成
する通気性の可撓性布((厚さ0.5mmのポリエステ
ル織布・NBSレギラーポリエステルシート(商品名:
株式会社クラレ製))、2、2’は二層構造の外層部を
形成する非通気性の可撓性シート(厚さ0. 75mmの
エチレンビニルアセテートシート・EVA−ZT760
0(商品名:日本ウエーブロック(株)製))、3、
3’は空気吹込口、4は吊り紐、5は投入口(直径30
0mm)、6は排出口(直径260mm)、7は非通気
性可撓性シート(厚さ0. 75mmのエチレンビニルア
セテートシート・EVA−ZT7600(商品名:日本
ウエーブロック(株)製))からなる本体部、9、9’
はあて布(厚さ0. 75mmのエチレンビニルアセテー
トシート・EVA−ZT7600(商品名:日本ウエー
ブロック(株)製))である。
する通気性の可撓性布((厚さ0.5mmのポリエステ
ル織布・NBSレギラーポリエステルシート(商品名:
株式会社クラレ製))、2、2’は二層構造の外層部を
形成する非通気性の可撓性シート(厚さ0. 75mmの
エチレンビニルアセテートシート・EVA−ZT760
0(商品名:日本ウエーブロック(株)製))、3、
3’は空気吹込口、4は吊り紐、5は投入口(直径30
0mm)、6は排出口(直径260mm)、7は非通気
性可撓性シート(厚さ0. 75mmのエチレンビニルア
セテートシート・EVA−ZT7600(商品名:日本
ウエーブロック(株)製))からなる本体部、9、9’
はあて布(厚さ0. 75mmのエチレンビニルアセテー
トシート・EVA−ZT7600(商品名:日本ウエー
ブロック(株)製))である。
【0031】該輸送袋の充填容量は約1m3 で、二層構
造部の形状はそれぞれ扇形で面積は約0.2m2 であ
る。
造部の形状はそれぞれ扇形で面積は約0.2m2 であ
る。
【0032】実施例1において、該輸送袋にフスマのダ
スト(見かけ比重0. 21)300kgを上部の投入口
5より毎時1100kgで投入する時に、同時にブロア
ーを使用して、空気吹込口3より空気を毎分0.5m3
で脱気することにより、フスマのダストの粉塵が舞い上
がるのを防止できた。
スト(見かけ比重0. 21)300kgを上部の投入口
5より毎時1100kgで投入する時に、同時にブロア
ーを使用して、空気吹込口3より空気を毎分0.5m3
で脱気することにより、フスマのダストの粉塵が舞い上
がるのを防止できた。
【0033】次に、フスマのダストを充填後、該輸送袋
の上部の投入口5を密封したのちブロアーを使用して、
空気吹込口3より空気を真空度16.7kpaまで約2
分間脱気することにより該輸送袋の容量は約82%にな
るとともに床に置いた時の安定性が向上した。
の上部の投入口5を密封したのちブロアーを使用して、
空気吹込口3より空気を真空度16.7kpaまで約2
分間脱気することにより該輸送袋の容量は約82%にな
るとともに床に置いた時の安定性が向上した。
【0034】また、同様にして同粉粒体を充填した別の
輸送袋を先の輸送袋の上に重ねて置いても特に問題は生
じなかった。
輸送袋を先の輸送袋の上に重ねて置いても特に問題は生
じなかった。
【0035】次に、該粉粒体の排出作業時にブロアーを
使用して空気吹込口3’より空気を毎分0.5m3 で、
間欠的(3秒吹き込み、2秒停止)に吹込むことによっ
て、二層構造部が膨れて内部の粉粒体のブリッジを破壊
する力が加わるとともに二層構造内層部より輸送袋内に
空気が供給され粉粒体が流動化し粉粒体が約2. 5分で
全量排出出来た。
使用して空気吹込口3’より空気を毎分0.5m3 で、
間欠的(3秒吹き込み、2秒停止)に吹込むことによっ
て、二層構造部が膨れて内部の粉粒体のブリッジを破壊
する力が加わるとともに二層構造内層部より輸送袋内に
空気が供給され粉粒体が流動化し粉粒体が約2. 5分で
全量排出出来た。
【0036】比較例1 として、前記実施例1に用いた輸
送袋を使用して、空気の脱気操作を行わずに前記と同様
にフスマのダスト(見かけ比重0.21)300kgを
投入したところ、投入と同時にフスマのダストの粉塵が
舞い上がると共に、フスマのダストを全量投入した後に
袋外部に飛散したフスマのダストを集塵機で補集して計
量したところ、約3. 0kg飛散していた。
送袋を使用して、空気の脱気操作を行わずに前記と同様
にフスマのダスト(見かけ比重0.21)300kgを
投入したところ、投入と同時にフスマのダストの粉塵が
舞い上がると共に、フスマのダストを全量投入した後に
袋外部に飛散したフスマのダストを集塵機で補集して計
量したところ、約3. 0kg飛散していた。
【0037】次に、同輸送袋の投入口5を密封した後に
同輸送袋を他の場所にパレットに乗せて移動させる際に
非常に不安定であった。
同輸送袋を他の場所にパレットに乗せて移動させる際に
非常に不安定であった。
【0038】また、同輸送袋を二段重ねすることは崩れ
落ちる危険があり安全性の面から不可能であった。
落ちる危険があり安全性の面から不可能であった。
【0039】次に、前記した実施例1のフスマのダスト
を充填した輸送袋から、空気を吹き込む操作をせずに排
出しようとしたところ、該輸送袋内でフスマのダストが
ブリッジを形成したために該輸送袋の外部を強く叩かな
ければ排出出来ず、排出時間は約15分要した。
を充填した輸送袋から、空気を吹き込む操作をせずに排
出しようとしたところ、該輸送袋内でフスマのダストが
ブリッジを形成したために該輸送袋の外部を強く叩かな
ければ排出出来ず、排出時間は約15分要した。
【0040】(実施例2) <本体部の材質;非通気性の可撓性シート、二層構造
部;投入口兼排出口に二カ所設置>図4及び図5は、本
発明に係る輸送袋の二層構造部を上部投入口兼排出口
5’の近傍部内面に二層構造部を二カ所設置した例を示
す縦断面図及び斜視図である。
部;投入口兼排出口に二カ所設置>図4及び図5は、本
発明に係る輸送袋の二層構造部を上部投入口兼排出口
5’の近傍部内面に二層構造部を二カ所設置した例を示
す縦断面図及び斜視図である。
【0041】図中、1は二層構造の内層部を形成する通
気性の可撓性布((厚さ0. 5mmのポリエステル織布
・NBSレギラーポリエステルシート(商品名:株式会
社クラレ製))、2は二層構造の外層部を形成する非通
気性の可撓性シート(厚さ0. 85mmのポリ塩化ビニ
ルシート・PVC−AKR8000(商品名:弘進ゴム
(株)製)、3は空気吹込口、4は吊り紐、5’は投入
口兼排出口(直径300mm)、7は非通気性可撓性シ
ート(厚さ0. 85mmのポリ塩化ビニルシート・PV
C−AKR8000(商品名:弘進ゴム(株)製))か
らなる本体部、9はあて布(厚さ0. 85mmのポリ塩
化ビニルシート・PVC−AKR8000(商品名:弘
進ゴム(株)製)である。
気性の可撓性布((厚さ0. 5mmのポリエステル織布
・NBSレギラーポリエステルシート(商品名:株式会
社クラレ製))、2は二層構造の外層部を形成する非通
気性の可撓性シート(厚さ0. 85mmのポリ塩化ビニ
ルシート・PVC−AKR8000(商品名:弘進ゴム
(株)製)、3は空気吹込口、4は吊り紐、5’は投入
口兼排出口(直径300mm)、7は非通気性可撓性シ
ート(厚さ0. 85mmのポリ塩化ビニルシート・PV
C−AKR8000(商品名:弘進ゴム(株)製))か
らなる本体部、9はあて布(厚さ0. 85mmのポリ塩
化ビニルシート・PVC−AKR8000(商品名:弘
進ゴム(株)製)である。
【0042】該輸送袋の充填容量は約1m3 で、二層構
造部の形状はそれぞれ台形状で面積は約0.2m2 であ
る。
造部の形状はそれぞれ台形状で面積は約0.2m2 であ
る。
【0043】実施例2において、該輸送袋にフスマのダ
スト(見かけ比重0. 30)300kgを上部の投入口
5’より毎分560kgで投入する時に、同時にブロア
ーを使用して、二カ所の二層構造部の空気吹込口3より
それぞれ空気を毎分0.5m 3 で脱気することにより、
フスマのダストの粉塵が舞い上がるのを防止できた。
スト(見かけ比重0. 30)300kgを上部の投入口
5’より毎分560kgで投入する時に、同時にブロア
ーを使用して、二カ所の二層構造部の空気吹込口3より
それぞれ空気を毎分0.5m 3 で脱気することにより、
フスマのダストの粉塵が舞い上がるのを防止できた。
【0044】次にフスマのダストを充填後、該輸送袋の
上部の投入口兼排出口5’を密封したのちブロア−を使
用して、二カ所の二層構造部の空気吹込口3より空気を
真空度16.7kpaまで約2分間脱気することにより
該輸送袋の容量は約80%になるとともに床に置いた時
の安定性が向上した。
上部の投入口兼排出口5’を密封したのちブロア−を使
用して、二カ所の二層構造部の空気吹込口3より空気を
真空度16.7kpaまで約2分間脱気することにより
該輸送袋の容量は約80%になるとともに床に置いた時
の安定性が向上した。
【0045】また、同様にして同粉粒体を充填した別の
輸送袋を先の輸送袋の上に二段に重ねて置いても特に問
題は生じなかった。
輸送袋を先の輸送袋の上に二段に重ねて置いても特に問
題は生じなかった。
【0046】次に、該粉粒体の排出作業時に該輸送袋を
上下逆にして吊り下げ、それぞれの二層構造部の空気吹
込口3より空気を毎分0.5m3 で連続的に吹込むこと
によって、二層構造部が膨れて内部の粉粒体のブリッジ
を破壊する力が加わり、二層構造内面より輸送袋内に空
気が供給されるためブリッジが崩れて粉粒体が流動化
し、粉粒体は約2分間で全量排出された。
上下逆にして吊り下げ、それぞれの二層構造部の空気吹
込口3より空気を毎分0.5m3 で連続的に吹込むこと
によって、二層構造部が膨れて内部の粉粒体のブリッジ
を破壊する力が加わり、二層構造内面より輸送袋内に空
気が供給されるためブリッジが崩れて粉粒体が流動化
し、粉粒体は約2分間で全量排出された。
【0047】比較例2として、前記実施例2に用いた輸
送袋を使用して、空気の脱気操作を行わずに前記と同様
にフスマのダスト(見かけ比重0. 30)300kgを
投入したところ、投入と同時にフスマのダストの粉塵が
舞い上がると共に、フスマのダストを全量投入した後に
袋外部に飛散したフスマのダストを集塵機で補集して計
量したところ、約2. 8kg飛散していた。
送袋を使用して、空気の脱気操作を行わずに前記と同様
にフスマのダスト(見かけ比重0. 30)300kgを
投入したところ、投入と同時にフスマのダストの粉塵が
舞い上がると共に、フスマのダストを全量投入した後に
袋外部に飛散したフスマのダストを集塵機で補集して計
量したところ、約2. 8kg飛散していた。
【0048】次に、同輸送袋の投入口兼排出口5を密封
した後に同輸送袋を他の場所にパレット移動させる際に
非常に不安定であった。
した後に同輸送袋を他の場所にパレット移動させる際に
非常に不安定であった。
【0049】また、同輸送袋を二段重ねすることは崩れ
落ちる危険があり安全性の面から不可能であった。
落ちる危険があり安全性の面から不可能であった。
【0050】次に、前記した実施例2のフスマのダスト
を充填した輸送袋から、空気を吹き込む操作をせずに排
出しようとしたところ、該輸送袋内でフスマのダストが
ブリッジを形成したために該輸送袋の外部を強く叩かな
ければ排出出来ず、排出時間は約20分要した。
を充填した輸送袋から、空気を吹き込む操作をせずに排
出しようとしたところ、該輸送袋内でフスマのダストが
ブリッジを形成したために該輸送袋の外部を強く叩かな
ければ排出出来ず、排出時間は約20分要した。
【0051】(実施例3) <本体部の材質;通気性の可撓性シート、二層構造部;
投入口及び排出口に各一カ所設置>図6及び図7は、本
発明に係る輸送袋の上部の投入口5及び下部の排出口6
の近傍部外面にそれぞれ二層構造部を一カ所設置した例
を示す縦断面図及び斜視図である。
投入口及び排出口に各一カ所設置>図6及び図7は、本
発明に係る輸送袋の上部の投入口5及び下部の排出口6
の近傍部外面にそれぞれ二層構造部を一カ所設置した例
を示す縦断面図及び斜視図である。
【0052】図中、1、1’は二層構造の内層部を形成
する通気性の可撓性布((厚さ0.5mmのポリエステ
ル織布・NBSレギラーポリエステルシート(商品名:
株式会社クラレ製))、2、2’は二層構造の外層部を
形成する非通気性の可撓性シート(厚さ0. 75mmの
エチレンビニルアセテートシート・EVA−ZT760
0(商品名:日本ウエーブロック(株)製))、3、
3’は空気吹込口、4は吊り紐、5は投入口(直径30
0mm)、6は排出口(直径260mm)、7は通気性
可撓性シート((厚さ0. 5mmのポリエステル織布・
NBSレギラーポリエステルシート(商品名:株式会社
クラレ製))からなる本体部である。
する通気性の可撓性布((厚さ0.5mmのポリエステ
ル織布・NBSレギラーポリエステルシート(商品名:
株式会社クラレ製))、2、2’は二層構造の外層部を
形成する非通気性の可撓性シート(厚さ0. 75mmの
エチレンビニルアセテートシート・EVA−ZT760
0(商品名:日本ウエーブロック(株)製))、3、
3’は空気吹込口、4は吊り紐、5は投入口(直径30
0mm)、6は排出口(直径260mm)、7は通気性
可撓性シート((厚さ0. 5mmのポリエステル織布・
NBSレギラーポリエステルシート(商品名:株式会社
クラレ製))からなる本体部である。
【0053】該輸送袋の充填容量は約1m3 で、二層構
造部の形状はそれぞれ台形状で面積は約0.2m2 であ
る。
造部の形状はそれぞれ台形状で面積は約0.2m2 であ
る。
【0054】実施例3において、該輸送袋に小麦澱粉
(見かけ比重0. 60)500kgを上部の投入口5よ
り毎時1300kgで投入する時に、同時にブロアーを
使用して、空気吹込口3より空気を毎分0.5m3 で脱
気することにより、小麦澱粉の粉末が舞い上がるのを防
止できた。
(見かけ比重0. 60)500kgを上部の投入口5よ
り毎時1300kgで投入する時に、同時にブロアーを
使用して、空気吹込口3より空気を毎分0.5m3 で脱
気することにより、小麦澱粉の粉末が舞い上がるのを防
止できた。
【0055】次に、小麦澱粉を充填後、該輸送袋の上部
の投入口5を密封したのちブロアーを使用して、空気吹
込口3より空気を真空度9.8kpaまで約3分間脱気
することにより該輸送袋の容量は約85%になるととも
に床に置いた時の安定性が向上した。
の投入口5を密封したのちブロアーを使用して、空気吹
込口3より空気を真空度9.8kpaまで約3分間脱気
することにより該輸送袋の容量は約85%になるととも
に床に置いた時の安定性が向上した。
【0056】また、同様にして同粉粒体を充填した別の
輸送袋を先の輸送袋の上に重ねて置いても特に問題は生
じなかった。
輸送袋を先の輸送袋の上に重ねて置いても特に問題は生
じなかった。
【0057】次に、該粉粒体の排出作業時にブロアーを
使用して空気吹込口3’より空気を毎分0.5m3 で、
間欠的(3秒吹き込み、2秒停止)に吹込むことによっ
て、二層構造部が膨れて内部の粉粒体のブリッジを破壊
する力が加わるとともに二層構造内層部より輸送袋内に
空気が供給され粉粒体が流動化し粉粒体が約2. 5分で
全量排出出来た。
使用して空気吹込口3’より空気を毎分0.5m3 で、
間欠的(3秒吹き込み、2秒停止)に吹込むことによっ
て、二層構造部が膨れて内部の粉粒体のブリッジを破壊
する力が加わるとともに二層構造内層部より輸送袋内に
空気が供給され粉粒体が流動化し粉粒体が約2. 5分で
全量排出出来た。
【0058】比較例3として、前記実施例3に用いた輸
送袋を使用して、空気の脱気操作を行わずに前記と同様
に小麦澱粉(見かけ比重0. 60)500kgを投入し
たところ、投入と同時に小麦澱粉の粉末が舞い上がると
共に、小麦澱粉を全量投入した後に袋外部に飛散した小
麦澱粉を集塵機で補集してして計量したところ、約1.
2kg飛散していた。
送袋を使用して、空気の脱気操作を行わずに前記と同様
に小麦澱粉(見かけ比重0. 60)500kgを投入し
たところ、投入と同時に小麦澱粉の粉末が舞い上がると
共に、小麦澱粉を全量投入した後に袋外部に飛散した小
麦澱粉を集塵機で補集してして計量したところ、約1.
2kg飛散していた。
【0059】次に、同輸送袋の投入口5を密封した直後
に同輸送袋を他の場所にパレット移動させる際に非常に
不安定であった。
に同輸送袋を他の場所にパレット移動させる際に非常に
不安定であった。
【0060】次に、前記した実施例3の小麦澱粉を充填
した輸送袋から、空気を吹き込む操作をせずに排出しよ
うとしたところ、該輸送袋内で小麦澱粉が部分的にブリ
ッジを形成し、順調な排出ができずに排出時間は約10
分要した。
した輸送袋から、空気を吹き込む操作をせずに排出しよ
うとしたところ、該輸送袋内で小麦澱粉が部分的にブリ
ッジを形成し、順調な排出ができずに排出時間は約10
分要した。
【0061】(実施例4)図5、図6に示す実施例2と
同じ輸送袋にセメント(見かけ比重1. 00)1000
kgを上部の投入口兼排出口5’より毎時1500kg
で投入する時に、同時にブロアーを使用して、二カ所の
二層構造部の空気吹込口3よりそれぞれ空気を毎分0.
5m3 で脱気することにより、セメントの粉末が舞い上
がるのを防止できた。
同じ輸送袋にセメント(見かけ比重1. 00)1000
kgを上部の投入口兼排出口5’より毎時1500kg
で投入する時に、同時にブロアーを使用して、二カ所の
二層構造部の空気吹込口3よりそれぞれ空気を毎分0.
5m3 で脱気することにより、セメントの粉末が舞い上
がるのを防止できた。
【0062】次に、セメントを充填後、該輸送袋の上部
の投入口兼排出口5’を密封したのちブロアーを使用し
て、それぞれの空気吹込口3より空気を真空度16.7
kpaまで約2分間脱気することにより該輸送袋の容量
は約85%になるとともに床に置いた時の安定性が向上
した。
の投入口兼排出口5’を密封したのちブロアーを使用し
て、それぞれの空気吹込口3より空気を真空度16.7
kpaまで約2分間脱気することにより該輸送袋の容量
は約85%になるとともに床に置いた時の安定性が向上
した。
【0063】また、同様にして同セメントを充填した別
の輸送袋を先の輸送袋の上に重ねて置いても特に問題は
生じなかった。
の輸送袋を先の輸送袋の上に重ねて置いても特に問題は
生じなかった。
【0064】次に、該粉粒体の排出作業時に輸送袋を反
転して吊り下げ、それぞれの二層構造部の空気吹込口3
より空気を毎分0.5m3 で、3秒毎に交互に吹込むこ
とによって、二層構造部が膨れて内部の粉粒体のブリッ
ジに力が加わり、同時に二層構造内層部より輸送袋内に
空気が供給されるためブリッジが崩れて粉粒体が流動化
し、粉粒体は約2分間で全量排出出来た。
転して吊り下げ、それぞれの二層構造部の空気吹込口3
より空気を毎分0.5m3 で、3秒毎に交互に吹込むこ
とによって、二層構造部が膨れて内部の粉粒体のブリッ
ジに力が加わり、同時に二層構造内層部より輸送袋内に
空気が供給されるためブリッジが崩れて粉粒体が流動化
し、粉粒体は約2分間で全量排出出来た。
【0065】比較例4として、前記実施例2に用いた輸
送袋を使用して、空気の脱気操作を行わずに前記と同様
に実施例4で用いたセメント(見かけ比重1. 00)1
000kgを投入したところ、投入と同時にセメントの
粉末が舞い上がると共に、セメントを全量投入した後に
袋外部に飛散したセメントの粉末を集塵機で補集して計
量したところ、約4. 8kg飛散していた。
送袋を使用して、空気の脱気操作を行わずに前記と同様
に実施例4で用いたセメント(見かけ比重1. 00)1
000kgを投入したところ、投入と同時にセメントの
粉末が舞い上がると共に、セメントを全量投入した後に
袋外部に飛散したセメントの粉末を集塵機で補集して計
量したところ、約4. 8kg飛散していた。
【0066】次に、同輸送袋の投入口兼排出口5を密封
した後に同輸送袋を他の場所にパレット移動させる際に
非常に不安定であった。
した後に同輸送袋を他の場所にパレット移動させる際に
非常に不安定であった。
【0067】また、同輸送袋を二段重ねすることは崩れ
落ちる危険があり安全性の面から不可能であった。
落ちる危険があり安全性の面から不可能であった。
【0068】次に、前記した実施例4と同様にしてセメ
ントを充填した輸送袋を上下逆にして吊り下げ、空気を
吹き込む操作をせずに排出しようとしたところ、該輸送
袋内でセメントがブリッジを形成し輸送袋の外部を強く
叩たいてもブリッジが崩れなかったために排出出来なか
った。
ントを充填した輸送袋を上下逆にして吊り下げ、空気を
吹き込む操作をせずに排出しようとしたところ、該輸送
袋内でセメントがブリッジを形成し輸送袋の外部を強く
叩たいてもブリッジが崩れなかったために排出出来なか
った。
【0069】(実施例5) <本体部の材質;非通気性の可撓性シート、二層構造
部;排出口に一カ所設置>図8及び図9は、本発明に係
る輸送袋の下部の排出口6の近傍部内面に二層構造部を
一カ所設置した例を示す縦断面図及び斜視図である。
部;排出口に一カ所設置>図8及び図9は、本発明に係
る輸送袋の下部の排出口6の近傍部内面に二層構造部を
一カ所設置した例を示す縦断面図及び斜視図である。
【0070】図中、1’は二層構造の内層部を形成する
通気性の可撓性布((厚さ0. 5mmのポリエステル織
布・NBSレギラーポリエステルシート(商品名:株式
会社クラレ製))、2’は二層構造の外層部を形成する
非通気性の可撓性シート(厚さ0. 75mmのエチレン
ビニルアセテートシート・EVA−ZT7600(商品
名:日本ウエーブロック(株) 製))、3’は空気吹込
口、4は吊り紐、5は投入口(直径300mm)、6は
排出口(直径260mm)、7は非通気性可撓性シート
(厚さ0. 75mmのエチレンビニルアセテートシート
・EVA−ZT7600(商品名:日本ウエーブロック
(株) 製))からなる本体部である。
通気性の可撓性布((厚さ0. 5mmのポリエステル織
布・NBSレギラーポリエステルシート(商品名:株式
会社クラレ製))、2’は二層構造の外層部を形成する
非通気性の可撓性シート(厚さ0. 75mmのエチレン
ビニルアセテートシート・EVA−ZT7600(商品
名:日本ウエーブロック(株) 製))、3’は空気吹込
口、4は吊り紐、5は投入口(直径300mm)、6は
排出口(直径260mm)、7は非通気性可撓性シート
(厚さ0. 75mmのエチレンビニルアセテートシート
・EVA−ZT7600(商品名:日本ウエーブロック
(株) 製))からなる本体部である。
【0071】該輸送袋の充填容量は約1m3 で、二層構
造部の形状は台形状で面積は約0.2m2 である。
造部の形状は台形状で面積は約0.2m2 である。
【0072】実施例5において、該輸送袋にフスマのダ
スト(見かけ比重0. 21)300kgを上部の投入口
5より毎時1100kgで投入する時に、同時にブロア
ーを使用して、空気吹込口3’より空気を毎分0.5m
3 で脱気することにより、実施例1と同様にフスマのダ
ストの粉塵が舞い上がるのを防止できた。
スト(見かけ比重0. 21)300kgを上部の投入口
5より毎時1100kgで投入する時に、同時にブロア
ーを使用して、空気吹込口3’より空気を毎分0.5m
3 で脱気することにより、実施例1と同様にフスマのダ
ストの粉塵が舞い上がるのを防止できた。
【0073】次に、フスマのダストを充填後、該輸送袋
の上部の投入口5を密封したのちブロアーを使用して、
空気吹込口3’より空気を真空度16.7kpaまで脱
気することにより該輸送袋の容量は約83%になるとと
もに床に置いた時の安定性が向上した。
の上部の投入口5を密封したのちブロアーを使用して、
空気吹込口3’より空気を真空度16.7kpaまで脱
気することにより該輸送袋の容量は約83%になるとと
もに床に置いた時の安定性が向上した。
【0074】また、同様にして同粉粒体を充填した別の
輸送袋を先の輸送袋の上に重ねて置いても特に問題は生
じなかった。
輸送袋を先の輸送袋の上に重ねて置いても特に問題は生
じなかった。
【0075】次に、該粉粒体の排出作業時にブロアーを
使用して空気吹込口3’より空気を毎分0.5m3 、間
欠的(3秒吹き込み、2秒停止)に吹込むことによっ
て、二層構造部が膨れて内部の粉粒体のブリッジを破壊
する力が加わるとともに二層構造内層部より輸送袋内に
空気が供給され粉粒体が流動化し粉粒体が約2. 5分で
全量排出出来た。
使用して空気吹込口3’より空気を毎分0.5m3 、間
欠的(3秒吹き込み、2秒停止)に吹込むことによっ
て、二層構造部が膨れて内部の粉粒体のブリッジを破壊
する力が加わるとともに二層構造内層部より輸送袋内に
空気が供給され粉粒体が流動化し粉粒体が約2. 5分で
全量排出出来た。
【0076】比較例5として、前記実施例5に用いた輸
送袋を使用して、空気の脱気操作を行わずに前記と同様
にフスマのダスト(見かけ比重0.21)300kgを
投入したところ、投入と同時にフスマのダストの粉塵が
舞い上がると共に、フスマのダストを全量投入した後に
袋外部に飛散したフスマのダストを集塵機で補集してし
て計量したところ、約3. 0kg飛散していた。
送袋を使用して、空気の脱気操作を行わずに前記と同様
にフスマのダスト(見かけ比重0.21)300kgを
投入したところ、投入と同時にフスマのダストの粉塵が
舞い上がると共に、フスマのダストを全量投入した後に
袋外部に飛散したフスマのダストを集塵機で補集してし
て計量したところ、約3. 0kg飛散していた。
【0077】次に、同輸送袋の投入口5を密封した後に
同輸送袋を他の場所にパレットに乗せて移動させる際に
非常に不安定であった。
同輸送袋を他の場所にパレットに乗せて移動させる際に
非常に不安定であった。
【0078】また、同輸送袋を二段重ねすることは崩れ
落ちる危険があり安全性の面から不可能であった。
落ちる危険があり安全性の面から不可能であった。
【0079】次に、前記した実施例5のフスマのダスト
を充填した輸送袋から、空気を吹き込む操作をせずに排
出しようとしたところ、該輸送袋内でフスマのダストが
ブリッジを形成したために該輸送袋の外部を強く叩かな
ければ排出出来ず、排出時間は約15分要した。
を充填した輸送袋から、空気を吹き込む操作をせずに排
出しようとしたところ、該輸送袋内でフスマのダストが
ブリッジを形成したために該輸送袋の外部を強く叩かな
ければ排出出来ず、排出時間は約15分要した。
【0080】
【発明の効果】本発明は以上の構成に基づくものであっ
て、非通気性可撓性シートと通気性可撓性布からなる二
層構造部を輸送袋の投入口又/及び排出口の近傍或いは
投入口兼排出口の近傍に設置することにより、粉粒体の
投入時に該二層構造部より空気を脱気することによって
粉粒体の粉塵が舞い上がるのを防止できるとともに輸送
袋の保管上の安定性を向上させて2〜3段重ねの安定的
な保管も可能となり、また,粉粒体の排出時に,排出口
の近傍に設置した二層構造部に空気を吹込むことによっ
て粉粒体を容易に排出でき、また、大掛かりな集塵装置
及び排出装置を設置する必要がないことより製造コスト
も安価な小型の輸送袋を提供できるので、極めて有用な
発明である。
て、非通気性可撓性シートと通気性可撓性布からなる二
層構造部を輸送袋の投入口又/及び排出口の近傍或いは
投入口兼排出口の近傍に設置することにより、粉粒体の
投入時に該二層構造部より空気を脱気することによって
粉粒体の粉塵が舞い上がるのを防止できるとともに輸送
袋の保管上の安定性を向上させて2〜3段重ねの安定的
な保管も可能となり、また,粉粒体の排出時に,排出口
の近傍に設置した二層構造部に空気を吹込むことによっ
て粉粒体を容易に排出でき、また、大掛かりな集塵装置
及び排出装置を設置する必要がないことより製造コスト
も安価な小型の輸送袋を提供できるので、極めて有用な
発明である。
【0081】
【図1】本発明に係る輸送袋の一例を示す縦断面図であ
る。
る。
【図2】図1の斜視図である。
【図3】本発明に係る輸送袋の各種二重構造部を示す部
分縦断面図である。
分縦断面図である。
【図4】本発明に係る輸送袋の各種二重構造部を示す部
分縦断面図である。
分縦断面図である。
【図5】本発明に係る輸送袋の他例を示す縦断面図であ
る。
る。
【図6】図4の斜視図である。
【図7】本発明に係る輸送袋の他例を示す縦断面図であ
る。
る。
【図8】図6の斜視図である。
【図9】本発明に係る輸送袋の他例を示す縦断面図であ
る。
る。
【図10】図8の斜視図である。
1、1’.内層部 2、2’.外層部 3、3’.空気吹込口 4.吊り紐 5.投入口 5’.投入口兼排出口 6.排出口 7.本体部 8.空隙形成用媒体 9.あて布 10.穴
フロントページの続き Fターム(参考) 3E070 AA31 AB11 AB12 DA11 GB09 VA17 VA18 WK01 WK20
Claims (2)
- 【請求項1】 粉粒体を輸送又は貯蔵する輸送袋におけ
る投入口兼排出口5’の近傍の一部を、内層部1が通気
性可撓性布で外層部2が非通気性可撓性シートからなる
二層構造とし、外層部2の非通気性可撓性シートのほぼ
中央に空気吹込口3を設け、粉粒体を充填する際に空気
吹込口3より輸送袋内の空気を脱気して輸送袋内部を負
圧にすることにより充填時における粉粒体の粉塵の発生
を防止するとともに、粉粒体を排出する際には、輸送袋
を上下逆にして吊り下げ空気吹込口3より輸送袋内に空
気を吹き込んで輸送袋内部を正圧にし、輸送袋内の粉粒
体を流動化させて粉粒体の排出を促進させ得る輸送袋。 - 【請求項2】 粉粒体を輸送又は貯蔵する輸送袋におけ
る投入口5又は排出口6のいずれか又は両方の近傍の一
部を、内層部1、1’が通気性可撓性布で外層部2、
2’が非通気性可撓性シートからなる二層構造とし、外
層部2、2’の非通気性可撓性シートのほぼ中央に空気
吹込口3、3’を設け、粉粒体を充填する際に空気吹込
口3又は3’のいずれか或いは両方より輸送袋内の空気
を脱気して輸送袋内部を負圧にすることにより充填時に
おける粉粒体の粉塵の発生を防止するとともに、粉粒体
を排出する際には二層構造部の空気吹込口3又は3’の
いずれかより輸送袋内に空気を吹き込んで輸送袋の内部
を正圧にし、輸送袋内の粉粒体を流動化させて粉粒体の
排出を促進させ得る輸送袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11056596A JP2000255680A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | 輸送袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11056596A JP2000255680A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | 輸送袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000255680A true JP2000255680A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13031596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11056596A Pending JP2000255680A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | 輸送袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000255680A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013060235A (ja) * | 2011-08-22 | 2013-04-04 | Chiba Flour Milling Co Ltd | アーチング防止用貯蔵容器、アーチング防止装置、及び、それを用いた貯蔵物の処理方法 |
CN108058929A (zh) * | 2017-12-18 | 2018-05-22 | 无锡昌至盛机械制造有限公司 | 压送罐 |
CN113427824A (zh) * | 2021-06-22 | 2021-09-24 | 广东东岛新能源股份有限公司 | 一种石墨坩埚无尘自动装料装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5345137U (ja) * | 1976-09-18 | 1978-04-18 | ||
JPH0826384A (ja) * | 1994-07-12 | 1996-01-30 | Nippon Aerojiru Kk | 微粉体の輸送方法及び輸送具 |
-
1999
- 1999-03-04 JP JP11056596A patent/JP2000255680A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5345137U (ja) * | 1976-09-18 | 1978-04-18 | ||
JPH0826384A (ja) * | 1994-07-12 | 1996-01-30 | Nippon Aerojiru Kk | 微粉体の輸送方法及び輸送具 |
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JP2013060235A (ja) * | 2011-08-22 | 2013-04-04 | Chiba Flour Milling Co Ltd | アーチング防止用貯蔵容器、アーチング防止装置、及び、それを用いた貯蔵物の処理方法 |
CN108058929A (zh) * | 2017-12-18 | 2018-05-22 | 无锡昌至盛机械制造有限公司 | 压送罐 |
CN113427824A (zh) * | 2021-06-22 | 2021-09-24 | 广东东岛新能源股份有限公司 | 一种石墨坩埚无尘自动装料装置 |
CN113427824B (zh) * | 2021-06-22 | 2022-07-15 | 广东东岛新能源股份有限公司 | 一种石墨坩埚无尘自动装料装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20031105 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040109 |